今日の産経ニュース(2024年4/11~16日分)

自民・野田聖子氏が造反 共同親権導入の民法改正案「賛成できず」 - 産経ニュース
 野田も積極的に「共同親権反対」で動いてるわけではなく、「夫婦別姓支持で『女性の味方』アピール」「医療ケア児支援で『母親の味方』アピール(野田自身が医療ケア児の母ですが)」している彼女としては「賛成して女性層の支持を減らしたくなかった」と言うことにすぎないでしょう。この程度で野田*1を高評価する気は全くありませんが、改めて「自民の野田ですら批判的な法律」について「野党共闘相手の共産が反対したのに、立民党は賛成して良かったのか」が問われる話だと思います。
 いずれにせよ、共産支持者としては「自民の野田だって反対してる」と言えるという意味では「野田の反対」は「悪い話ではない」。
参考

道産子ナオ
◆羽鳥だいすけ・中野区議会議員(日本共産党)
 あんなに共同親権をゴリ押ししている自民党公明党が賛成討論に立たないというのは驚きです。賛成討論で堂々と「これでもっと良くなるんだ」という立場を示すことは、将来に対する責任でしょう。
◆宮本徹・共産党衆院議員
 民法改正案の本会議。反対討論にたったのは、残念ながら、(ボーガス注:共産の)本村伸子議員だけでした。
 裁判所の判断で不本意な「共同親権」が強制され、一方の親、子どもの利益が害される懸念があります。懸念の声がいよいよ広がっており、参議院での闘いが重要です。


米、イラン報復に備え駆逐艦を再配置 「攻撃すぐにも」情勢緊迫 - 産経ニュース
 イスラエルをまともに批判せず、「イランが現実に軍事報復する前*2」から、この対応では「イスラエルの無法を助長してる」としか評価できないでしょう(呆)。


イラン、イスラエル攻撃は「正当な防衛」、報復攻撃で「問題は終結」言明 - 産経ニュース
 イランの行為の是非はともかく、「(イラン国内の保守強硬派をなだめるために?)やられたらやり返す(やられた以上にはやり返さない:イラン)」であって、イランが「どこまでも対立をエスカレートさせる気が無いらしいこと」は幸いです。


国民民主・玉木雄一郎代表が〝立憲共産党〟に苦言「基本政策の議論から逃げてはだめだ」 今週の野党 - 産経ニュース
 反共ウヨの玉木なら予想の範囲内ですが、別記事でも書いたように「経済安保法に賛成する今の立民」はむしろ共産には敵対的でしょう。野党共闘は共産が「自民を利したくない」として「かなり我慢してる面があること」は否定できません。


新生「笑点」 55年ぶり立川流からのレギュラー入りで得たもの、失ったもの - 産経ニュース
 「立川流独立騒動(1983年)」で落語協会*3といざこざがあったせいか、今まで笑点への参加の無かった立川流から「いざこざの当事者(立川談志など)」が死去*4し、騒動が風化したせいか、「立川晴の輔」の参加があった物の「笑点・初の女性落語家」「笑点・初の上方落語協会」ということで参加が噂された「蝶花楼桃花(過去に正月の笑点大喜利では参加)」の参加が無かったことが指摘されています。笑点がそもそも「上方落語協会や女性落語家(蝶花楼桃花に限らない)」にオファーしなかったのか、オファーしたが辞退されたのかはともかく、「初の女性落語家」「初の上方落語協会」のハードルは高いと言うことなのでしょう。

 
トランスジェンダー本脅迫事件 「日本型リベラル」は個人の自由を尊重しない 田中秀臣 ニュース裏表 - 産経ニュース
 勿論ほとんどの人間はこのトンデモ本に対して「合法な形での抗議」はしても「違法な恫喝」などしてないので言いがかりも大概にしろと言う話です。
 というか、田中(一応、経済学者)は「当初は経済政策限定での自民支持」だったはずが、完全にただの「自民党支持の右翼」に転落していますね(呆)


<主張>大谷の元通訳訴追 違法賭博の恐怖を物語る 社説 - 産経ニュース*5
 「詐欺」ということは「大谷に無断で送金した」と言う判断なのでしょう。「銀行が無断送金を避けるための何らかのセキュリティを設定しているであろうこと」を考えれば、そんなことが可能なのか非常に疑問ですが、マスコミ報道を信じれば、大谷が水原を信用して「完全に銀行口座の管理を任せ、ノーチェック」だったようです。それが事実だとして、そうした大谷の「ずさんな金銭管理」は批判されてしかるべきだと思います。


大阪維新の吉村代表、玉川徹氏を「出禁」と発言→撤回し謝罪 万博批判めぐり - 産経ニュース
 辞意表明に追い込まれた静岡県知事に比べ、マスコミの批判が明らかに弱く「弱い物いじめしかできないマスコミの軟弱さ」が改めて明白です。


<主張>デジタル教材 偏向内容が入らぬ対応を 社説 - 産経ニュース
 「デジタル教材で保護者の経済的負担が大幅に増えないようにして欲しい」等ではなく「偏向云々」とは産経らしいアホさです。

*1:小渕内閣郵政相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣総務相、岸田内閣少子化等担当相等を歴任

*2:勿論報復しない可能性もありますが。【追記】イラン国内の保守強硬派をなだめるための「必要最低限の反撃」かもしれませんが、残念ながらその後、イランがイスラエルを攻撃しました。

*3:笑点メンバーでは、「林家木久扇立川晴の輔の前任)」「林家たい平」「春風亭一之輔」が落語協会所属

*4:談志は2011年に死去

*5:違法賭博の胴元が「大谷の金を盗む」よう示唆したというならともかく、そうでないなら「合法、違法」は水原の横領行為とは関係ないでしょう。