高世仁に悪口する(2024年7/5日分)

なぜ?「左翼のダブルスタンダード」 - 高世仁のジャーナルな日々

 昨年4月、G7広島サミットを前に、ウクライナの停戦を訴えアジアで戦争の火種を広げないことを求める声明「Ceasefire Now! 今こそ停戦を」「No War in Our Region! 私たちの地域の平和を」(発起人32名)を出した、和田春樹*1・東大名誉教授を中心とする人々が寄稿している。
 4月の声明文発起人には、和田氏のほか、伊勢崎賢治*2上野千鶴子*3内田樹*4内海愛子*5、岡本厚*6加藤登紀子*7金平茂紀*8姜尚中*9酒井啓子*10高村薫*11田中優子*12田原総一朗*13、暉峻淑子*14西谷修*15水島朝穂*16、吉岡忍*17など、いわゆるリベラル派、左翼あるいは平和主義者とされる錚々たる顔ぶれが並ぶ。その中には私の尊敬する方もいて複雑な気持ちになるが、遠慮せずに批判させていただく。

 私の尊敬する方もいて複雑な気持ちになるが、遠慮せずに批判と格好つける高世ですが、

◆しがらみがあるから救う会拉致被害者家族会(特に横田早紀江)が批判できず、「北朝鮮早期崩壊」報道に固執し、あげくジンネットを倒産させたお前が良く言うぜ!(呆)
→これについては例えば
北朝鮮が崩壊する前に自分の会社を倒産させた無様で無残な話 - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2021.4.28
けっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2021.5.25
巣食う会とか家族会系の連中とかかわった北朝鮮関係の言論人は、その後ろくな状況でないと思う(関川夏央や高世仁、恵谷治、李英和ほか) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2021.7.24
家族会と巣食う会の見解と違う報道ができずに高世仁の北朝鮮報道は自滅した(関川夏央もたぶん同じ) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2022.6.3
◆例えば、お前は統一協会を批判しても絶対に「西岡力救う会会長」や「西岡を容認する家族会(特に横田早紀江)」を
この期に及んで統一協会解散請求を批判するのだから、どれだけ非常識なのか(西岡力―さすがに拉致被害者家族会もいつまでこのような人物についていくつもりなのか) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)のようには批判しないよな!

ですね。前も別記事で書きましたが、この件で高世が悪口するのは「中心人物の一人が和田春樹氏だから」そして「呼びかけ人の中に横田早紀江有田芳生*18のようなしがらみがある人間が一人もいないから」でしょう。拉致問題」では「明らかに当初から『日朝交渉路線』の和田氏が高世に勝利したこと(高世が当初、主張した制裁路線では解決の見込みが無く、高世ですら今や交渉路線を主張しだしている)」を自覚してるが故に「でもウクライナ問題では和田はロシア贔屓で不当だ」と非難せずにはいられないのでしょう(ちなみに『増補版・日朝関係の克服:最後の冷戦地帯と六者協議』(2007年、集英社新書)の著者である姜尚中も同様の日朝交渉路線)。この件での和田批判が「仮に正しい」としても、そんなことは拉致問題」では「明らかに当初から『日朝交渉路線』の和田氏が高世に勝利したこと(高世が当初、主張した制裁路線では解決の見込みが無く、高世ですら今や交渉路線を主張しだしている)」は何ら変わらないんですが。
 なお、確かに呼びかけ人には「左派、リベラル派」が多いようには思いますが、とはいえ「社民党共産党」は、党支持者個人はともかく、少なくとも党としてはこうした「早期終戦(停戦)論」ではないでしょう。また、日本において左翼やリベラル全てがこうした「早期終戦(停戦)論」でもない。
 また、田原総一朗氏は明らかに左派ではないでしょう。田原氏の場合、極右ではないもののリベラルとも言えないのでは無いか。その意味で記事タイトルの「左翼」云々は明らかに不適切です。
 なお、
1)高世にとって批判したくない人間が「名前を出さない人間達」の中にいるのか
2)「名前を出した人間達」に対して高世が特に深い憎悪を抱いているのか
3)特に深い意味は無いのか
はともかく
高世が何故か名前を出さない「など」は以下の通りです。

声明など - 今こそ停戦を参照
◆市野川容孝*19東京大学教授)
◆内田雅敏*20(弁護士)
◆梅林宏道*21NPOピースデポ特別顧問)
◆古関彰一*22獨協大学名誉教授)
小森陽一*23東京大学名誉教授)
◆桜井国俊(沖縄大学名誉教授)
◆鈴木国夫(「市民と野党をつなぐ会@東京」共同代表)
◆高橋さきの(翻訳者)
田中宏*24一橋大学名誉教授)
◆千葉真*25国際基督教大学名誉教授)
◆羽場久美子*26(世界国際関係学会アジア太平洋会長、青山学院大学名誉教授)
◆藤本和貴夫*27大阪経済法科大学元学長)
星野英一琉球大学名誉教授)
◆マエキタミヤコ(環境広告サステナ代表)
毛里和子*28早稲田大学名誉教授〉


沖縄米兵の性犯罪隠蔽事件から - 高世仁のジャーナルな日々

 ウクライナ戦争について「犠牲者を増やさないためには、はやくウクライナが降参して戦争が終ればよい」と考える日本人が少なくないことを指摘し、その一因は、日本人が世界でも稀な降伏・被占領に対して「良い」イメージをもっている国民であることだと記した。

 おいおいですね。
 「少なくない」かどうかはともかく、戦争が膠着状態にあることから、早期停戦、終戦を主張する日本人はいる(と言うか俺もそうした方向に傾いていますが)でしょうが、それは「ウクライナの降参(降伏)」とは違います。よほどの親ロシアでもない限り「ロシアの言い分を全て呑んで降伏しろ」なんて人間はどこにもいないでしょう。
 そんな親ロシアの日本人がどこにいるというのか。いるにしても鈴木宗男など超少数でしょう。
 というか、2022年2月の開戦から既に2年が経ち、にもかかわらず終戦の兆しが見えない中「継戦し続けていいのか」という考えが出てくるのはむしろ当然でしょう。それは高世の言う「日本の降伏」について「良いイメージ」云々と言うこととは全く関係ないでしょう。

 3月末に放送された『NHKスペシャル未解明事件・下山事件』では、制作チームは、他殺説に立って最後まで捜査を続けた布施博検事が保管していた膨大な捜査資料や、東京神奈川CIC(米陸軍対敵諜報部隊)の日系2世工作員アーサー・フジナミが最晩年に娘に口述した、下山*29総裁暗殺に触れる記録を入手した。そこから、アメリカが要求する国鉄の10万人解雇に抵抗姿勢を見せた下山をアメリカが殺害した構図、そして日米支配層が反共で連携するという今日まで続く両国関係の源流が浮かび上がる。この番組は4年がかりの調査・解析で、制作者自らが「シリーズ史上最も真相に肉薄した」と自負し、第61回ギャラクシー賞の力作となった。

 下山事件を、松本清張「下山国鉄総裁謀殺論」(松本『日本の黒い霧』(文春文庫)*30収録)等と同様に、自殺説ではなく「他殺説」それも「米国犯行説」と見るのがNHKスペシャル及び高世のようですが、果たしてそう断言していいのか?
 米国批判したいならそんな「真偽不明な話」より「レッドパージ」「米兵不起訴密約」など「明らかに米国に非がある話」を持ち出すべきでしょう。

*1:著書『血の日曜日ロシア革命の発端』(共著、1970年、中公新書)、『農民革命の世界:エセーニンとマフノ』(1978年、東京大学出版会)、『私の見たペレストロイカゴルバチョフ時代のモスクワ』(1987年、岩波新書)、『北方領土問題を考える』(1990年、岩波書店)、『ペレストロイカ:成果と危機』(1990年、岩波新書)、『開国:日露国境交渉』(1991年、NHKブックス)、『歴史としての社会主義』(1992年、岩波新書)、『金日成満州抗日戦争』(1992年、平凡社)、『歴史としての野坂参三』(1996年、平凡社)、『北朝鮮:遊撃隊国家の現在』(1998年、岩波書店)、『北方領土問題』(1999年、朝日選書)、『日朝国交交渉と緊張緩和』(編著、1999年、岩波ブックレット)、『朝鮮戦争全史』(2002年、岩波書店)、『朝鮮有事を望むのか:不審船・拉致疑惑・有事立法を考える』(2002年、彩流社)、『東北アジア共同の家:新地域主義宣言』(2003年、平凡社)、『同時代批評:日朝関係と拉致問題 2002年9月~2005年1月』(2005年、彩流社)、『テロルと改革:アレクサンドル二世暗殺前後』(2005年、山川出版社)、『ある戦後精神の形成:1938〜1965』(2006年、岩波書店)、『日露戦争 起源と開戦(上)(下)』(2010年、岩波書店)、『これだけは知っておきたい日本と朝鮮の一〇〇年史』(2010年、平凡社新書)、『北朝鮮現代史』(2012年、岩波新書)、『領土問題をどう解決するか』(2012年、平凡社新書)、『「平和国家」の誕生:戦後日本の原点と変容』(2015年、岩波書店)、『慰安婦問題の解決のために』(2015年、平凡社新書)、『アジア女性基金慰安婦問題:回想と検証』(2016年、明石書店)、『米朝戦争をふせぐ:平和国家日本の責任』(2017年、 青灯社)、『レーニン:二十世紀共産主義運動の父』(2017年、山川出版社世界史リブレット人)、『ロシア革命』、『スターリン批判・1953〜56年:一人の独裁者の死が、いかに20世紀世界を揺り動かしたか』(以上、2018年、作品社)、『安倍首相は拉致問題を解決できない』(2018年、青灯社)、『韓国併合110年後の真実:条約による併合という欺瞞』(2019年、岩波ブックレット)、『朝鮮戦争70年』(共著、2020年、かもがわ出版)、『慰安婦問題の解決に何が必要か』(2020年、青灯社)、『日朝交渉30年史』(2022年、ちくま新書)、『回想・市民運動の時代と歴史家:1967~1980』(2023年、作品社)、『ウクライナ戦争即時停戦論』(2023年、平凡社新書)、『北朝鮮拉致問題の解決』(共著、2024年、岩波書店)等

*2:東京外国語大学名誉教授。著書『武装解除』(2004年、講談社現代新書)、『国際貢献のウソ』(2010年、ちくまプリマー新書)、『紛争屋の外交論』(2011年、NHK出版新書)、『日本人は人を殺しに行くのか:戦場からの集団的自衛権入門』(2014年、朝日新書)、『テロリストは日本の「何」を見ているのか』(2016年、幻冬舎新書)、『非戦の安全保障論:ウクライナ戦争以後の日本の戦略』(共著、2022年、集英社新書)、『戦争はどうすれば終わるか?:ウクライナ、ガザと非戦の安全保障論』(共著、2024年、集英社新書)、『14歳からの非戦入門』(2024年、ビジネス社)等

*3:東大名誉教授。著書『上野千鶴子が文学を社会学する』(2003年、朝日文庫)、『老いる準備』(2008年、朝日文庫)、『「女縁」を生きた女たち』(2008年、岩波現代文庫)、『家父長制と資本制:マルクス主義フェミニズムの地平』、『セクシィ・ギャルの大研究』(以上、2009年、岩波現代文庫)、『不惑フェミニズム』(2011年、岩波現代文庫)、『おひとりさまの老後』(2011年、文春文庫)、『生き延びるための思想・新版』、『ナショナリズムジェンダー・新版』(以上、2012年、岩波現代文庫)、『女たちのサバイバル作戦』(2013年、文春新書)、『差異の政治学・新版』、『発情装置・新版』(以上、2015年、岩波現代文庫)、『〈おんな〉の思想』(2016年、集英社文庫)、『女ぎらい:ニッポンのミソジニー』(2018年、朝日文庫)、『情報生産者になる』(2018年、ちくま新書)、『おひとりさまの最期』(2019年、朝日文庫)、『スカートの下の劇場』(2019年、河出文庫)、『近代家族の成立と終焉・新版』(2020年、岩波現代文庫)、『女の子はどう生きるか:教えて、上野先生!』(2021年、岩波ジュニア新書)、『在宅ひとり死のススメ』(2021年、文春新書)、『こんな世の中に誰がした?:ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために』(2024年、光文社)等

*4:神戸女学院大名誉教授。著書『寝ながら学べる構造主義』(2002年、文春新書)、『ためらいの倫理学』(2003年、角川文庫)、『私家版・ユダヤ文化論』(2006年、文春新書)、『街場の現代思想』(2008年、文春文庫)、『日本辺境論』(2009年、新潮新書)、『武道的思考』(2010年、筑摩選書→2019年、ちくま文庫)、『街場の大学論』(2010年、角川文庫) 、『街場のメディア論』(2010年、光文社新書)、『街場のアメリカ論』(2010年、文春文庫)、『映画の構造分析:ハリウッド映画で学べる現代思想』、『他者と死者:ラカンによるレヴィナス』、『レヴィナスと愛の現象学』(以上、2011年、文春文庫)、『修業論』(2013年、光文社新書)、『街場のマンガ論』(2014年、小学館文庫)、『街場の共同体論』(2016年、潮新書)、『街場の文体論』(2016年、文春文庫)、『街場の読書論』(2018年、潮新書) 、『街場の天皇論』(2020年、文春文庫)、『戦後民主主義に僕から一票』(2021年、SB新書)、『街場の米中論』(2023年、東洋経済新報社)、『街場の成熟論』(2023年、文藝春秋)、『生きづらさについて考える』(2023年、毎日文庫)、『小田嶋隆と対話する』(2024年、イースト・プレス)、『コモンの再生』(2024年、文春文庫)等。個人サイト内田樹の研究室

*5:恵泉女学園大学名誉教授。著書『朝鮮人皇軍」兵士たちの戦争』(1991年、岩波ブックレット)、『戦後補償から考える日本とアジア』(2002年、山川出版社日本史リブレット)、『スガモプリズン:戦犯たちの平和運動』(2004年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『日本軍の捕虜政策』(2005年、青木書店)、『キムはなぜ裁かれたのか:朝鮮人BC級戦犯の軌跡』(2008年、朝日選書)、『朝鮮人BC級戦犯の記録』(2015年、岩波現代文庫)等

*6:『世界』編集長、岩波書店社長など歴任。著書『北朝鮮とどう向きあうか』(2003年、かもがわブックレット)

*7:歌手。1966年、「赤い風船」で、日本レコード大賞新人賞を、1969年 、「ひとり寝の子守唄」で、1971年、「知床旅情」で日本レコード大賞歌唱賞受賞。著書『日本語の響きで歌いたい』(1990年、NHKブックス)、『青い月のバラード:獄中結婚から永訣まで』(2007年、小学館文庫)、『百万本のバラ物語』(2022年、光文社)等

*8:TBSモスクワ支局長、『筑紫哲也 NEWS23』編集長、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、『報道特集』メインキャスターなど歴任。著書『ロシアより愛をこめて:モスクワ特派員滞在日誌』(1995年、筑摩書房)、『テレビニュースは終わらない』(2007年、集英社新書)、『報道局長業務外日誌』(2009年、青林工藝舎)、『抗うニュースキャスター』(2016年、かもがわ出版)、『漂流キャスター日誌』(2018年、七つ森書館)、『筑紫哲也NEWS23』とその時代』(2021年、講談社)、『ロシアより愛をこめて・あれから30年の絶望と希望』(2023年、集英社文庫)等

*9:東大名誉教授。著書『アジアから日本を問う』(1994年、岩波ブックレット)、『暮らしから考える政治』(2002年、岩波ブックレット)、『マックス・ウェーバーと近代』(2003年、岩波現代文庫)、『オリエンタリズムの彼方へ』(2004年、岩波現代文庫)、『反ナショナリズム』(2005年、講談社+α文庫)、『姜尚中政治学入門』(2006年、集英社新書)、『増補版・日朝関係の克服:最後の冷戦地帯と六者協議』(2007年、集英社新書)、『漱石のことば』(2016年、集英社新書)、『姜尚中と読む 夏目漱石』(2017年、岩波ジュニア新書)、『ナショナリズム』(2018年、講談社学術文庫)、『朝鮮半島と日本の未来』(2020年、集英社新書)等

*10:千葉大学特任教授。著書『イラクアメリカ』(2002年、岩波新書)、『フセインイラク政権の支配構造』(2003年、岩波書店)、『イラク 戦争と占領』(2004年、岩波新書)、『イラクはどこへ行くのか』(2005年、岩波ブックレット)、『イラクは食べる』(2008年、岩波新書)、『<中東>の考え方』(2010年、講談社現代新書)、『中東から世界が見える:イラク戦争から「アラブの春」へ』(2014年、岩波ジュニア新書)、『移ろう中東、変わる日本』(2016年、みすず書房)、『9.11後の現代史』(2018年、講談社現代新書)、『「春」はどこにいった』(2022年、みすず書房)等

*11:1990年、『黄金を抱いて翔べ』(現在、新潮文庫)で日本推理サスペンス大賞を、1993年、『リヴィエラを撃て』(現在、新潮文庫)で日本推理作家協会賞長編部門を、『マークスの山』(現在、新潮文庫)で直木賞日本冒険小説協会大賞を、1997年、『レディ・ジョーカー』(現在、新潮文庫)で毎日出版文化賞を、2010年、『太陽を曳く馬』(新潮社)で読売文学賞を、2018年、『土の記』(新潮社)で大佛次郎賞毎日芸術賞を受賞。2014年9月以来、世界平和アピール七人委員会(但し、武者小路公秀氏死去後、欠員補充されてないので現状のメンバーは6名)のメンバー

*12:法政大学名誉教授。週刊金曜日編集委員。著書『江戸の想像力』(1992年、ちくま学芸文庫)、『江戸の音』(1997年、河出文庫)、『江戸の恋』(2002年、集英社新書)、『樋口一葉「いやだ!」と云ふ』(2004年、集英社新書)、『江戸の懐古』(2006年、講談社学術文庫)、『江戸はネットワーク』(2008年、平凡社ライブラリー)、『未来のための江戸学』(2009年、小学館101新書)、『春画のからくり』(2009年、ちくま文庫)、『江戸っ子はなぜ宵越しの銭を持たないのか?』(2010年、小学館101新書)、 『江戸百夢:近世図像学の楽しみ』、『きもの草子』(以上、2010年、ちくま文庫)、『グローバリゼーションの中の江戸』(2012年、岩波ジュニア新書)、『張形と江戸女』(2013年、ちくま文庫)、『芸者と遊び』(2016年、角川ソフィア文庫)、『布のちから:江戸から現在へ』(2020年、朝日文庫)、『苦海・浄土・日本:石牟礼道子・もだえ神の精神』(2020年、集英社新書)、『遊廓と日本人』(2021年、講談社現代新書)等

*13:1964年、東京12チャンネル(現:テレビ東京)に入社し、ディレクターとして、『ドキュメンタリー青春』、『ドキュメンタリーナウ!』等の番組を手がける。1977年に東京12チャンネルを退社してフリー。1987年よりテレビ朝日朝まで生テレビ!」、1989年よりテレビ朝日サンデープロジェクト」(2010年3月終了)の司会を務める。著書『ジャーナリズムの陥し穴』(2011年、ちくま新書)、『私が伝えたい日本現代史1934-1960』、『私が伝えたい日本現代史1960-2014』(以上、2014年、ポプラ新書)、『自民党政権はいつまで続くのか』(2021年、河出新書)、『創価学会』(2022年、毎日文庫)、『全身ジャーナリスト』(2024年、集英社新書)等

*14:埼玉大学名誉教授。著書『豊かさとは何か』(1989年、岩波新書)、『ほんとうの豊かさとは』(1995年、岩波ブックレット)、『豊かさの条件』(2003年、岩波新書)、『格差社会をこえて』(2005年、岩波ブックレット)、『社会人の生き方』(2012年、岩波新書)、『対話する社会へ』(2017年、岩波新書)、『承認をひらく:新・人権宣言』(2024年、岩波書店)等

*15:東京外国語大学名誉教授。著書『不死のワンダーランド:戦争の世紀を超えて』(1996年、講談社学術文庫)、『戦争論』(1998年、講談社学術文庫)、『夜の鼓動にふれる:戦争論講義』(2015年、ちくま学芸文庫)、『アメリカ 異形の制度空間』(2016年、講談社選書メチエ)、『戦争とは何だろうか』(2016年、ちくまプリマー新書)、『私たちはどんな世界を生きているか』(2020年、講談社現代新書)等

*16:早稲田大学名誉教授。著書『現代軍事法制の研究』(1995年、日本評論社)、『武力なき平和:日本国憲法の構想力』(1997年、岩波書店)、『この国は「国連の戦争」に参加するのか:新ガイドライン・周辺事態法批判』(1999年、高文研)、『戦争とたたかう:憲法学者・久田栄正のルソン戦体験』(2013年、岩波現代文庫)、『はじめての憲法教室』(2013年、集英社新書)、『ライブ講義 徹底分析! 集団的自衛権』(2015年、岩波書店)、『平和の憲法政策論』(2017年、日本評論社)等。個人サイト平和憲法のメッセージ

*17:著書『墜落の夏:日航123便事故全記録』(1989年、新潮文庫)、『ルポ・学校の力』、『ルポ・教師の休日』(以上、1992年、朝日文庫)、『死よりも遠くへ』(1992年、新潮文庫)、『「事件」を見にゆく』(1992年、文春文庫)、『ルポ・もう学校にはいられない:聖職を去る教師たちの証言』(1993年、朝日文庫)、『技術街道をゆく:ニッポン国新産業事情』、『放熱の行方:尾崎豊の3600日』(以上、1993年、講談社文庫)、『日本人ごっこ』(1993年、文春文庫)、『M/世界の、憂鬱な先端』(2003年、文春文庫)、『ある漂流者のはなし』、『奇跡を起こした村のはなし』(以上、2005年、ちくまプリマー新書)、『ニッポンの心意気:現代仕事カタログ』(2007年、ちくまプリマー新書)等

*18:著書『歌屋・都はるみ』(1997年、文春文庫)、『テレサ・テン十年目の真実』(2007年、文春文庫)、『ヘイトスピーチとたたかう!:日本版排外主義批判』(2013年、岩波書店)、『改訂新版・統一教会とは何か』(2022年、大月書店)、『北朝鮮拉致問題』(2022年、集英社新書)、『誰も書かなかった統一教会』(2024年、集英社新書)等

*19:著書『身体/生命』(2000年、岩波書店)、『社会』(2006年、岩波書店)、『社会学』(2012年、岩波書店)等

*20:著書『弁護士』(1989年、講談社現代新書)、『「戦後補償」を考える』(1994年、講談社現代新書)、『<戦後>の思考:人権・憲法・戦後補償』(1994年、れんが書房新社)、『憲法第九条の復権』(1998年、樹花舎)、『敗戦の年に生まれて :ヴェトナム反戦世代の現在』(2001年、太田出版)、『これが犯罪?「ビラ配りで逮捕」を考える』(2005年、岩波ブックレット)、『乗っ取り弁護士』(2005年、ちくま文庫)、『靖国には行かない。戦争にも行かない』(2006年、梨の木舎)、『靖国問題Q&A:「特攻記念館」で涙を流すだけでよいのでしょうか』(2007年、スペース伽耶)、『ここがロードス島だ、ここで跳べ:憲法・人権・靖国歴史認識』(2011年、梨の木舎)、『天皇を戴く国家:歴史認識の欠如した改憲はアジアの緊張を高める』(2013年、スペース伽耶)、『想像力と複眼的思考:沖縄・戦後補償・植民地未清算・靖國』(2014年、スペース伽耶)、『靖国参拝の何が問題か』(2014年、平凡社新書)、『和解は可能か:日本政府の歴史認識を問う』(2015年、岩波ブックレット)、『戦後が若かった頃に思いを馳せよう:憲法・沖縄・アジア・戦後補償・靖国』(2019年、三一書房)、『元徴用工和解への道:戦時被害と個人請求権』(2020年、ちくま新書)等

*21:著書『米軍再編』(2006年、岩波ブックレット)、『非核兵器地帯』(2011年、岩波書店)、『在日米軍:変貌する日米安保体制』(2017年、岩波新書)等

*22:著書『憲法九条はなぜ制定されたか』(2006年、岩波ブックレット)、『「平和国家」日本の再検討』(2013年、岩波現代文庫)、『平和憲法の深層』(2015年、ちくま新書)、『日本国憲法の誕生(増補改訂版)』(2017年、岩波現代文庫)、『対米従属の構造』(2020年、みすず書房)等

*23:著書『夏目漱石をよむ』(1993年、岩波ブックレット)、『漱石を読みなおす』(1995年、ちくま新書→2016年、岩波現代文庫)、『最新宮沢賢治講義』(1996年、朝日選書)、『「ゆらぎ」の日本文学』(1998年、NHKブックス)、『心脳コントロール社会』(2006年、ちくま新書)、『村上春樹論:『海辺のカフカ』を精読する』(2006年、平凡社新書)、『天皇玉音放送』(2008年、朝日文庫)、『大人のための国語教科書』(2009年、角川oneテーマ21)、『漱石を読みなおす』(2016年、岩波現代文庫)、『子規と漱石』(2016年、集英社新書)等

*24:著書『在日コリアン権利宣言』(2002年、岩波ブックレット)、『戦後60年を考える:補償裁判・国籍差別・歴史認識』(2005年、創史社)、『在日外国人(第三版)』(2012年、岩波新書)等

*25:著書『現代プロテスタンティズムの政治思想:R・ニーバーとJ・モルトマンの比較研究』(1998年、新教出版社)、『ラディカル・デモクラシーの地平』(1995年、新評論)、『アーレントと現代』(1996年、岩波書店)、『デモクラシー』(2000年、岩波書店)、『「未完の革命」としての平和憲法』(2009年、岩波書店)、『連邦主義とコスモポリタニズム』(2014年、風行社)、『資本主義・デモクラシー・エコロジー』(2022年、筑摩選書)等

*26:著書『統合ヨーロッパの民族問題』(1994年、講談社現代新書)、『拡大するヨーロッパ・中欧の模索』(1998年、岩波書店)、『グローバル時代のアジア地域統合:日米中関係とTPPのゆくえ』(2012年、岩波ブックレット)、『拡大ヨーロッパの挑戦(増補版)』(2014年、中公新書)、『ヨーロッパの分断と統合』(2016年、中央公論新社)等

*27:著書『ソヴェト国家形成期の研究 1917-1921』(1987年、ミネルヴァ書房

*28:著書『中国とソ連』(1989年、岩波新書)、『周縁からの中国:民族問題と国家』(1998年、東京大学出版会)、『現代中国政治を読む』(1999年、山川出版社世界史リブレット)、『日中関係:戦後から新時代へ』(2006年、岩波新書)、『日中漂流』(2017年、岩波新書)等

*29:運輸次官、国鉄総裁など歴任

*30:『日本の黒い霧』収録論文の初出は月刊誌『文藝春秋』1960年1月号~12月号(日本の黒い霧 - Wikipedia参照)。ということで「米国による下山暗殺」説自体は昔からある説です。果たして、NHK番組は「他殺説(それも米国暗殺説)で決まり」といえるほどの堅い証拠があるのかどうか?