珍右翼・黒坂真に悪口する(2025年4月9日分)(追記あり)

◆黒坂ツイート

黒坂真
 志位さん。私もトランプ大統領の高関税政策は酷いと思いますが、日本政府がこれに猛抗議して撤回を求めたら大変です。さらに高い関税を課されてしまうでしょう。
志位和夫
 日米首脳電話協議で、首相、トランプ関税について「懸念」というだけで、撤回を求めず。
「日本は世界最大の対米投資国だから何とか見直してくれ」。
 こんな姿勢でいいのか。貿易協定*1を一方的に反故にした横暴・無法に対して、毅然と抗議、撤回を求めてこそ、経済と暮らしを守れる。

 黒坂には呆れて二の句が継げません。
 「中国のような報復関税やWTO提訴*2をするな」ならまだしも「抗議するな」。
 ならば黒坂はどうする気なのか。
 「抗議するな」とは「やんわりとした話し合い(交渉)」で何とか撤回させようという意味なのか。
 はたまた「撤回は無理」と諦めた上で、交渉もせず「米国以外の輸出先開拓」「(米国に工場移転できる企業限定だが)輸出ではなく、米国への工場移転に切り替える」「関税引き上げに対応したコストカット」(そしてそうした企業の対応を政府として支援する)等で「企業の苦境を克服する」と言う意味なのか。志位氏に悪口するだけで「こういう考えです」とは書かないから呆れます。
 そもそもこの程度の批判は共産以外もやってることです。
 それにしても「日本人拉致(北朝鮮)」「竹島問題(韓国)」「北方領土問題(ロシア)」等では外国に悪口するウヨ連中(黒坂に限らない)も米国相手には全く弱腰です。
 また日本共産党に「ロシアに甘い」等と「事実に反するデマ中傷(実際は志位議長がロシア入国禁止対象になっている、例えば、赤旗志位氏へのロシア入国禁止措置/事実無根の中傷 自ら孤立に導く愚かな決定(2022.5.6)参照)をする黒坂」が

「トランプ関税」からロシアを除外 トランプ氏、政治的な判断か | 毎日新聞2025.4.8
 ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、ロシアからの約30億ドルという輸入額は、相互関税の対象になったラオスやフィジーを上回っている。
 ロシアに詳しい専門家はNYTに対し、トランプ政権がロシアとウクライナの停戦交渉を巡り、関税をロシアとの取引材料として温存していると指摘。「これは政治的な判断だと思う。トランプ氏はプーチン露大統領との協議が続いている間は、(緊張関係を)エスカレートさせたくないのだろう」との見方を示した。
 また、米国はロシアから肥料を多く輸入しており、トランプ氏の支持基盤である農家に配慮したとの見方もある。

世界に混乱をもたらす「トランプ関税」をロシアが免れたワケ|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト2025.4.9
 ロシアに対する関税を引き上げなかった理由として、トランプ政権は「制裁が行われていること」と「すでに取引がほとんどないこと」をあげている。
 しかし、こうした説明は事実に反する*3
 ウクライナ侵攻後、アメリカはロシア産天然ガスなどの輸入を停止したが、肥料、木材、ウラン精鉱などの輸入は続けていて、その金額は2024年、約32億ドルだった。たとえばアメリカはイランを1979年以来「テロ支援国家」に指定しており、昨年の対イラン輸入額は(ボーガス注:ロシアを下回る)629万ドル程度に過ぎなかったが、それでも関税を10%引き上げられた。

という「思惑が何であれ」、「明らかにロシアに甘いトランプ」を批判しないのも全く醜悪です。
【追記】

「赤沢氏は一線越えた。朝貢外交か」立民・野田氏、関税交渉を批判 首相は自負 党首討論 - 産経ニュース2025.4.23
 野田氏は、赤沢亮正経済再生担当相がトランプ米大統領ホワイトハウスで会談した際に「メーク・アメリカ・グレート・アゲイン(MAGA、米国を再び偉大に)」と記された赤い帽子をかぶったことをやり玉に挙げた。「日本もメーク・ジャパン・グレート・アゲインという帽子を作って、相手にもかぶらせるぐらいのことをやった方がいい」と述べた。

「朝貢外交をやっている」「協定違反だと一刀両断すべき」 “トランプ関税”めぐる石破政権の対応に野党から批判相次ぐ【サンデーモーニング】 | TBS NEWS DIG2025.4.27
立憲民主党野田佳彦代表
「『朝貢外交』をやってるように見えてしまった」
立憲民主党・小沼巧議員
「この自動車に関する(追加関税)措置というのは、明らかに協定違反であると一刀両断してしかるべきだ」
 「協定違反」とは、トランプ政権の1期目に安倍政権が結んだ「日米貿易協定」のこと。
安倍晋三総理大臣(当時)
「日本の自動車や部品に対しては追加関税は課されないことを、直接トランプ大統領から確認しました」
 課されないはずの自動車への追加関税。しかし今回、日本の自動車は、25%の追加関税を課されています。なぜ政府は、安倍元総理が確認したはずの協定について、トランプ政権に突きつけないのでしょうか。

 ということでその後、野田立民党代表は「朝貢外交」と志位氏以上にきつい言葉で日本政府を批判しましたが、それについては何もコメントしないのが反共ウヨの黒坂らしい。

*1:日本政府は、「トランプ関税」に毅然と抗議し、撤回を求めよ/―対等・平等の日米関係への転換を 志位議長が訴えによれば日米貿易協定のこと

*2:個人的には提訴していいと思いますが。

*3:一方、同様に相互関税を免除された北朝鮮キューバベラルーシについては実際に「取引はほとんど無い」ようです。