「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年5/21分:荒木和博の巻)

戻ってきた人【調査会NEWS2985】(R01.5.21): 荒木和博BLOG

 昨日のニュースに関して「特定失踪者で日本で見つかったとされる方で、実は北朝鮮に拉致されていたけれども、日本にいたという形での決着にしたという可能性は全くないのでしょうか」というご質問を受けました。

 こんな質問はおそらくは存在などせず、「質問を口実にした」荒木の居直りでしょうね。おそらく森元首相の「第三国で発見」発言から思いついた話でしょう。まあこんな質問があるにせよないにせよ、どっちにしろ馬鹿げてる。そんなこというのは「日本で発見された失踪者への侮辱」ですし、そんなもんはまともな人間は信じる話じゃない。
 「北朝鮮が解放した」にせよ「独力で脱出した」にせよあり得る話ではありません。

A氏のケース
 昭和60年(1985)8月に職場の同僚と新潟の海岸に海水浴に行った関東地方の地方公務員A氏は海水浴場で失踪し、その後の捜索で遺体も見つからなかったため役所も分限退職になったのですが、失踪から2年2ヶ月後に突然自宅に「沖縄にいる」と本人から電話がかかってきました。驚いたご家族が沖縄に飛んでいくと確かに本人でした。しかしその間のことは何も覚えていないとのことで、A氏は一切語りませんでした。

 「何も覚えてない」のではなく「話したくないだけ」でしょう。
 いずれにせよこんなんはどう見ても北朝鮮拉致どころか犯罪に巻き込まれたとすら言えません。

B氏のケース
 名の通った芸能人B氏は静岡県に釣りに行って拉致をされましたが、移送される途中本国の方針が変わったのか、解放されたと言います。しかしそのときのことについてはその後も一切語っていません。

 誰のことかと言えば「1991年に静岡県熱海の海岸で失踪した」若人あきらのことでしょうね。今は我修院達也と芸名を変えていますが。ジブリ映画「ハウルの動く城」に彼が声優として出てたことをご存じの方も居るかもしれません。
 小生はおっさんなので若人失踪を騒いだワイドショーのことをリアルタイムで知っていますが最近の若者はそんなん知らないでしょう。何せ28年前ですからね。なお、若人って「名の通った芸能人」ていうほどの有名人じゃないですよね(苦笑)。
 いずれにせよ我修院(若人)の失踪だって、どう見ても北朝鮮拉致どころか犯罪に巻き込まれたとすら言えません。まあ当時は東スポだの週刊誌だのは「北朝鮮拉致かも」と騒いだようですが。

 高沢皓司著『宿命』(新潮文庫)の中に著者の高沢氏が平壌よど号グループのリーダー田宮高麿から次のような言葉を聞いた話が出ています。
 「色々な人間がいるんや、われわれと一緒に活動しようかと言っても、赤軍派のようなこわい人たちとは一緒にやっていけない、と、別な仕事を希望してわれわれから離れていった人間だとか、日本に戻った人間もいる」

 この著書が出版された時点では田宮は既に故人であり、高沢の主張は裏のとりようがありません。高沢が嘘をついていたり、そこまで酷くなくても勘違いしたりしてないと言える根拠はどこにもない。
 また高沢の紹介する田宮の言葉が実際に田宮の言葉だとして「田宮が本当のことを言ってる」と見なす根拠もないでしょう。結局「ああ、そう(昭和天皇風に)」で済ませるしかない話です。
 どっちにしろこの程度の話で

「特定失踪者で日本で見つかったとされる方で、実は北朝鮮に拉致されていたけれども、日本にいたという形での決着にしたという可能性は全くないのでしょうか」

と強弁しようとは荒木も呆れた男です。

【参考:若人の失踪について】

NHKチコちゃん「若人あきらさんが失踪したのは…」 - 芸能社会 - SANSPO.COM(サンスポ)
 22日放送のNHKクイズバラエティーチコちゃんに叱られる!」(金曜後7・30)で、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とキレる5歳児の人気キャラクター、チコちゃんが、TOKIO国分太一(44)にクイズを出題した。
 出来事が昭和、平成のどちらかを当てるという内容で、チコちゃんは第1問で「若人あきらさんが失踪したのは昭和か?。平成か?。どっち」と質問。お笑いコンビ、ナインティナイン岡村隆史(48)が「チコちゃん、そんなところから行く?」と苦笑いを浮かべる中、国分は「意外と平成じゃないんですか?」と正解した。
 若人さんは平成3年、静岡・熱海で家族旅行中に失踪。1人で釣りに出かけ行方不明になってから3日後に、神奈川・小田原で発見された。現在は我修院達也の名義で活動している。

活気戻った静岡県・熱海……“あの廃墟”の復興と「若人あきら失踪事件」の記憶|日刊サイゾー
 我修院といえば、今年*14月に放送された長澤まさみ主演のフジテレビ月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』でドクター・デンジャラス役を演じたことも記憶に新しいが、若人あきらという芸名時代に、熱海の海岸で釣りをしている最中に突然行方不明となって、当時のワイドショーや女性週刊誌を賑わせたのだ。
 若人は、地方のキャバレー周りの芸人として下積みを重ねていたが、かくし芸として披露した郷ひろみの物まねが受けて、『オレたちひょうきん族』『笑ってる場合ですよ!』といったフジテレビの人気バラエティ番組をはじめ、NHKのバラエティ番組『ひるのプレゼント』にも出演して一躍ブレーク。物まねタレントして活躍し、年齢詐称までもが話題になるほどだった。
 結局、若人さんは3日後に小田原市内で発見されたが、一時的な記憶喪失状態で、真相はわからず。その後、一部週刊誌が北朝鮮による拉致説を報じたが、若人さんは一笑に付したという。

 「一時的な記憶喪失」てのも怪しい話ですが当人にそう言われてはそれ以上どうすることも出来ないわけです。

*1:2018年のこと

今日の北朝鮮・韓国ニュース(2019年5月21日分)

「日本国内には、北朝鮮への多数の協力者が存在する」 自民・中山泰秀氏が激白! 対北朝鮮サイバー戦実態 (1/3ページ) - zakzak
 ウヨ議員のただの放言でしょうが呆れて二の句が継げませんね。仮にも政治家が在特会のような馬鹿者の差別行為を助長する愚行とは全く腹立たしい。


十条駅前で、朝鮮学校の子どもたちを狙ったヘイトデモ - 日刊イオ
 こうしたウヨの犯罪的行為には怒りと「朝鮮学校関係者や、在日の方々への申し訳なさ」を禁じ得ません。一応コメントなしで紹介だけしておきます。


北朝鮮女性が中国で性奴隷、9歳児や500円売春も - 社会 : 日刊スポーツ

・英国を拠点に北朝鮮の人権問題などを追及する非営利団体が21日までに、数万人にも及ぶ北朝鮮女性が中国で売春や強制結婚を通じた「性奴隷」の被害に遭っている可能性を指摘する報告書を公表した。
・中には、9歳の少女が性被害の様子を撮影され、インターネットを通じて映像が中継されたケースもあるという。
・最低30元(約500円)で売春、千元で結婚を強要される。

 貧乏な女性をターゲットにした性的人身売買自体はあるのでしょうが、上の紹介部分「数万人にも及ぶ北朝鮮女性が売春や結婚を強要」「9歳の少女が性被害の様子を撮影され、インターネットを通じて映像が中継」「最低30元(約500円)で売春」はさすがに耳を疑う話で「ホンマかいな?」ですがそれはさておき。注意しないといけないのはこれは「貧乏な国ではどこでも大なり小なりあること」「北朝鮮が独裁だからこうなってるわけではない(まさか北朝鮮政府自らこうした人身売買はしてないでしょう)」つうことでしょう。
 裏返せば「北朝鮮が豊かになればこういうことは減っていく」し「豊かにならなければ、現体制が崩壊し民主化しようが、状況は当面変わらない」つうことです。

今日の中国ニュース(2019年5月20日分)

「突然連行、小部屋に40人」ウイグル族迫害の実態訴え:朝日新聞デジタル
 一部ウヨの「朝日は中国びいき」という嘘が分かる記事ではあります。

 トルコ政府は2月、自国でウイグル族への同情論が広がったこともあり、「中国の組織的な同化政策*1は人類の恥」とする声明を発表した。トルコはウイグル族と民族・宗教的に近く、1950年代以降、数万人規模の亡命ウイグル族を受け入れてきた歴史がある。
 それでも、近年は中国が進めるシルクロード経済圏構想「一帯一路」など対中経済関係の深化を背景に、批判は低調だ。2月の声明も、エルドアン*2大統領や外相ではなく、外務省報道官名義にとどまった。
 トルコの東アジア政策に詳しいコチ大学のアルタイ・アトル講師は、「トルコのメッセージは『ウイグル族すべてがテロリストではない』ということだ。政府はウイグル問題で中国との関係を悪化させることは望んでいない」と指摘する。
 人権を重視*3してきた欧州でも事情は同じだ。
 マクロン*4仏大統領が3月に訪仏した習近平*5(シーチンピン)国家主席と会談した際、パリ中心部ではチベットウイグルの人々が集まり、ウイグル族の救済を求めてデモ行進。首脳会談でウイグル問題を取り上げるよう迫った。
 マクロン氏は習氏との共同宣言で「中国での基本的人権の尊重に、フランスと欧州が懸念」を抱いていると指摘。一方で、ウイグルチベット問題には直接言及せず、「いくつかの個別の(人権問題の)事例を取り上げた」と述べるにとどめた。この会談では、中国側が仏エアバスの航空機300機を購入するなど、計400億ユーロ(約5兆円)以上の契約が締結された。
■中国による「経済的圧力」の主な例
2009年
 サルコジ*6仏大統領(当時)とチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世との会談に反発し、温家宝*7首相が欧州訪問で仏に寄らず、欧州企業との商談でも仏を除外
2010年
 尖閣諸島沖で中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突した事件後、事実上の対日レアアース禁輸を実施
 ノルウェーノーベル賞委員会が中国の人権活動家・劉暁波*8に平和賞を授与したことに反発し、ノルウェー産サーモンの通関規制を強化
2012年
 フィリピンが南シナ海の領有権をめぐって中国漁船を取り締まろうとしたことに反発し、フィリピン産バナナに「害虫が出た」として事実上の禁輸
2017年
 韓国が米軍の高高度迎撃ミサイルシステムを配備することに反発し、韓国の映画やドラマの流入、中国人旅行者の訪韓を制限

という事実をコメント抜きでひとまず紹介しておきます。Mukke風に言えば「霞を食えとは言えない」つう話です。


風刺の笑いに「国を侮辱」の声 中国漫才、ネットで炎上:朝日新聞デジタル
 最近の日本メディアを見てると「中国を非難することは無条件で良いことだ」「中国は問題だらけだが日本は立派だ」的なゆがみ、偏見を感じることが多いですがこの朝日記事も俺的にはその一つです。

 中国の伝統話芸「相声(シアンション)」(中国漫才)に逆風が吹いている。軽妙な掛け合いと風刺を織り交ぜた内容が売りだが、地震の被災地や抗日戦争に触れた内容がネット上で「国を侮辱している」と炎上したのをきっかけに、「道徳を学べ」と批判にさらされている。
 きっかけは、今月12日、ネット上に投稿された人気の若手、張雲雷さんの漫才動画だった。相方とテンポ良く自己紹介をする中で、張さんが2008年に発生した四川省地震震源地をネタに会場の笑いをとった。
 漫才自体は18年12月に上演したものだったが、5月12日は四川大地震から11年となる日で、この動画がネット上で一気に拡散。「死者に失礼だ」などの批判が相次ぎ、張さんは13日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で「同胞の死に対して考慮を欠いていた。社会の皆さまにおわびしたい」と謝罪した。
 この騒動を機に、批判は過去のベテランたちの漫才にも飛び火。日本公演の経験もあり、中国で最も人気があるとも言われる郭徳綱さんも、抗日戦争を戦った兵士らを登場させた過去の漫才が取り上げられ「英雄を嘲笑している」「祖国への敬意がない」などと問題視され、批判された。
 中国共産党機関紙・人民日報は13日、微博の公式アカウントで「国難をネタにする相声は喝采に値しない。芸の前に道徳を学べ」とする文章を掲載した。

 これだけでは「どのようなネタなのか」わからないので、批判が正当なのか、不当なのかはなんとも評価できませんね(朝日は不当だと言いたげな口ぶりですが)。
 たとえば日本だって、欧米だって「災害や戦争、犯罪被害」などというセンシティブな問題は下手な取り上げ方をすれば「被害者に失礼だ」と非難されるでしょう。
 日本において「日中戦争、太平洋戦争」「阪神大震災東日本大震災」などをお笑いネタにする芸人がどれほどいるのか(ほとんどいないだろう)という話です。


日米比印が南シナ海を航行 初の訓練、中国牽制 - 産経ニュース
 どんなもんなんですかね。この演習は中国に敵対的なものなのか。
 「敵対的なもの」だとして、未だに安倍は中国敵視が捨てられないのか。はたまた「安倍の考え」というより「近年、中国への対決姿勢を深める親分様・トランプの意向に従ってるだけ」なのか。
 まあ産経らウヨが「この演習は安倍総理のリーダーシップで実現した。安倍総理を国際社会が支持している。そしてこの演習は中国封じ込めが目的だ。訪中しようが、安倍総理は我々ウヨを裏切ってなど居ないし、中国封じ込めは世界の共通認識だ。我々の反中国こそが世界の常識なのだ」と強弁することだけは間違いないですが。


首相、豪首相続投に「祝意」 電話で協議 :日本経済新聞

 両首脳は「自由で開かれたインド太平洋」を実現するため、引き続き協力していくことでも一致した。

 まあ豪州も安倍に調子を合わせてるだけでしょう。「自由で開かれたインド太平洋構想(安倍流中国封じ込め)」なんてもんに実態があるとはとても思えません。


コロンボ港、日印などで共同開発 中国にらみ :日本経済新聞

・政府はインド、スリランカと共同で、スリランカにあるコロンボ港を共同開発する。夏までに3カ国で覚書を交わし、2019年度中にも工事に着手する方針だ。コンテナの取扱量を増やし、南アジア地域の物流拡大につなげる。広域経済圏構想「一帯一路」を進める中国の動きをにらみつつ、日本が唱える「自由で開かれたインド太平洋構想」を後押しする。
 スリランカ西部に位置するコロンボ港は同国の海運貨物の9割を扱う。欧州や中東、アフリカ地域とアジアを結ぶ海上物流の一大拠点だ。
・南西アジア地域の経済成長で取扱量は年々増えており、同港の処理能力は限界を迎えている。
・中国はインド洋やその周辺で影響力を強めている。中国からの巨額融資で整備されたスリランカ南部のハンバントタ港は融資返済の見通しが立たず、99年間にわたって港湾や周辺用地が中国に貸与されることが決まっている。日本政府関係者は「コロンボ港の整備が遅れると、その分の積み荷はハンバントタに移ることになりかねない」と指摘する。
 日本にとってシーレーン海上交通路)に位置するインド洋沿岸国の港湾機能が充実すれば海上保安能力も向上し、タンカーや商船の安全確保につながる。太平洋からインドにまたがる地域で経済や安全保障の協力を進める日本政府の「自由で開かれたインド太平洋構想」とも合致する。

 「赤字&太字強調」は俺がしました。吹き出しました。まあコロンボ港の開発でも何でも「やることが日本とスリランカ双方の国益につながるならば」やればいい。
 しかし「中国牽制」「一帯一路牽制」「自由で開かれたインド太平洋構想の一環」て(苦笑)。日経は安倍の東欧訪問の時も「中国牽制」「一帯一路への対抗」なんて言ってましたが本気なのか、安倍への忖度で嘘を垂れ流してるのか。
 はたまた「中国牽制って言えば政策が日本ウヨに受け入れられてメリットやから。嘘も方便や」なのか。
 どっちにしろ東欧諸国やスリランカは「安倍に調子を合わせて適当なことを言ってる」かもしれませんが、本音は「中国への牽制?。そんなことわしらがしたいわけないやろ。何のメリットもないやないか。中国の反発を買って実害が出ない程度で安倍総理に調子あわせてるだけやがな」でしょうね。


<自動車強国に挑む 豊田の中国戦略> (1)井戸を掘る:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)

・中国国家主席習近平(しゅうきんぺい)の母校として知られる清華大(北京市)の講堂。四月二十一日、トヨタ自動車社長の豊田章男*9は約六百人の学生らにこう語りかけた。
 「トヨタは百年近く*10の車づくりの経験を持っています。そして私たちは、中国の新たな発展の機会を手助けしたいと思っています」
 スマートフォンで学生と「自撮り」し、中国語も交えてざっくばらんに接した豊田。中国政府が最近、力を入れ、トヨタが得意とする燃料電池車(FCV)分野での貢献を念頭に「持続可能なエネルギー源を創出して、車だけでなく、中国の生活のあらゆる面に利用していく」と力を込めた。
 トヨタは、二〇二五年をめどに中国での現地生産を現状の二倍以上の二百八十万台に引き上げる計画だ。
・今回の講演のきっかけは昨年五月にさかのぼる。北海道にあるトヨタの拠点を訪れた中国首相の李克強*11(りこくきょう)は「究極のエコカー」と呼ばれるFCVに関心を示し、技術援助を要請。豊田は講演で、李の訪問を「光栄だった」と振り返った。
・積極姿勢の背景には、過去の教訓がある。トヨタは一九七〇年代後半、産業の育成を目指していた中国政府に進出を請われたが、貿易摩擦の渦中にあった米国での現地進出を優先。逆にいち早く要請に応じた独フォルクスワーゲンは優遇策で躍進し、中国での販売シェアは約14%で一位を誇る。トヨタは約5%にとどまり、副社長の小林耕士ら*12も「周回遅れ」と認める。
・FCVは構造が複雑で、短期間で技術力は向上できない。だからこそ、北京汽車集団傘下の商用車メーカー関係者は「燃料電池の安定性などトヨタの技術力は高い」と期待を寄せる。
「人口が十三億人の中国は、紆余(うよ)曲折はあるが、(今後も販売の)数は増えていく。こつこつとやっていく」。
 小林の言葉には、米中貿易摩擦で減速感が漂う中でも、中国にかけるトヨタの意欲が込められている。

 中国市場の重要性を示す話です。こうした状況で産経らウヨの中国敵視は全く非現実的です。

*1:一応、指摘しておけば「実態がどうかはともかく」中国は少なくとも建前では「同化政策などない」としています。

*2:イスタンブル市長、首相を経て大統領

*3:まあ欧州が過去において「世界中の反民主的国家」に厳しい態度をとってきたかと言えば明らかにそうではないですが。

*4:オランド政権経済相を経て大統領

*5:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席を経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*6:シラク政権財務相、内務相などを経て大統領

*7:共産主義青年団中央書記処第一書記、党中央弁公庁主任、党中央書記処書記、副首相などを経て首相(党中央政治局常務委員兼務)

*8:著書『現代中国知識人批判』(1992年、徳間書店)、『天安門事件から「08憲章」へ』(2009年、藤原書店)、『「私には敵はいない」の思想』(2011年、藤原書店)、『最後の審判を生き延びて』(2011年、岩波書店

*9:トヨタ自動車常務、専務、副社長を経て社長。トヨタグループ創業者(豊田紡織創業者)豊田佐吉のひ孫。トヨタ自動車創業者・豊田喜一郎の孫。

*10:ウィキペディアトヨタ自動車」によればトヨタ自動車の創業は1936年です。ただし「トヨタ自動車のルーツである」豊田紡織(現・トヨタ紡織)の創業は1918年なのでここから数えると約100年になります。

*11:共産主義青年団中央書記処第一書記、河南省長・党委員会書記、遼寧省党委員会書記、第一副首相などを経て首相(党中央政治局常務委員兼務)

*12:トヨタ自動車販売部長、デンソー常務、専務、副社長などを経てトヨタ自動車副社長

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年5/20分:島田洋一の巻)

島田洋一
 捕鯨敗訴やWTO敗訴の二の舞(三の舞)にならないか危惧される。二国間制裁を対応の基本とすべきだ。菅官房長官「韓国には仲裁付託に応じる義務」 - 産経ニュース

 苦笑しました。「二国間の外交交渉」ではなく「制裁で屈服させる」という当たりが島田らしいですが、島田ですら「勝てるか分からないのに!」「ICJ(捕鯨)やWTOで過去に負けてるだろ!(しかも豪州に提訴されたICJはともかく、WTOは日本から韓国を提訴)」と思う程度の脳みそはあるわけです。まあ、「日韓関係」を考えれば「勝てればいい」というものではないし、だからこそ韓国側もそうした対応を避けたわけですが、安倍の方からこうしてケンカを売るのだから頭痛がします。しかも自分からケンカを売りながら「韓国の方が悪い」と思える手前勝手な神経も常識外れです。
 まあ、安倍が馬鹿でも周囲がまともならこんなことにはならないですが、今の自民幹部(二階幹事長、岸田政調会長、菅官房長官など)には「安倍と同意見のバカ」か「安倍にへつらうヘタレ、腰抜けのクズ」しかいないわけです。
 その結果、外務官僚も「自民党の政治家も安倍首相と同意見だか、安倍首相に干されるのを恐れてだか、何も言わないのだから、何か言っても田中均さんみたいに粛清されかねないから黙っておこう」「むしろ安倍総理にへつらって出世しよう」となる。
 まあ、田中均氏退官は、彼個人も悲劇ですが、外務官僚があれを契機に自民党に変な忖度をするようになったという意味でも最悪です。そんな愚劣な事に加担した横田奥さんら拉致被害者家族会に対し、俺は「軽蔑」「怒り」「憎悪」といった負の感情しかないですね。
 横田パパが入院したと聞いても全然同情する気になれない。「もっと訪朝して孫やひ孫と沢山会えば良かったのに、馬鹿な男だ」「もはや家族の力なしでは生活もまともに出来ないし、今まで以上に奥さんの言いなりなんだろうな、死ぬまで奥さんの(以下略)」「少しかわいそうな気もするけど、もう寿命も長くないんだろうなあ。亡くなったら救う会や家族会が大喜びして政治利用するんだろうなあ」としか思わない。
 「拉致被害者」はともかくもはや「家族会連中」には俺は何一つ同情していません。まあ、「口には出さない」にせよ、マスコミ記者連中も家族会に対する同情の念なんかかけらもないでしょう。
 むしろ「触らぬ家族会に祟りなし」でしょう。
 だから拉致なんかもはやマスコミでほとんど取り上げられない。

「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年5/20分:荒木和博の巻)

公開失踪者の国内での所在確認について【調査会NEWS2984】(R01.5.20) : 荒木和博BLOG

 平成4年(1992)5月に失踪した森武史さんについて日本国内での所在が確認されました。本日千葉県警が非公開の拉致の可能性を排除できない失踪者を国内で所在確認した旨発表しましたが、これが森さんのことであると思われます。

 「また」日本国内で特定失踪者が見つかったそうです。「特定失踪者の国内での発見」はこれが初めてではなく、もはや「特定失踪者は北朝鮮拉致」という荒木の主張など何の信頼性もないのですが、「今回は違ったが他は北朝鮮拉致かもしれない」「北朝鮮拉致でないというならその証拠を出してみろ」と強弁する荒木はともかく「特定失踪者家族」だの「拉致被害者家族」だのはなぜ「荒木の与太」を容認するのか、何を考えてるのか心底呆れます。
 正直、荒木の与太「特定失踪者は北朝鮮拉致」が「救う会や家族会なんて狼少年」「そもそもあいつら本気で拉致を解決する意思があるの?」という見方を世間に広めてしまったことは間違いないでしょう(もちろん、俺も家族会や救う会にそうした否定的な見方をしている人間の一人です)。
 荒木の与太が「拉致を風化させた大きな理由の一つであること」は間違いありません。
 そして蓮池透さんが荒木ら救う会の批判を始めた理由の一つは明らかに「特定失踪者デマの表面化」でしょう。
 しかし「長く所在不明な失踪者」はもちろん「今後も所在不明」ということもありえますが「遺体で発見されるか、生存の形で発見されるか」「失踪理由が事故や犯罪、災害に巻き込まれたのか、自発的失踪か」はともかく、「発見される可能性」もあるわけです。
 そうした可能性を軽視して失踪者を勝手に100人単位で特定失踪者認定したあげく、「その後、所在が発見された失踪者が多数登場」とは荒木も全く馬鹿な男です(まあ国内で発見される前から1)まともな認定根拠がない、2)小泉訪朝後の失踪者まで北朝鮮拉致扱いしている、3)4歳の幼児・松岡伸矢君まで北朝鮮拉致扱いしている、などで荒木の主張「特定失踪者は北朝鮮拉致」は怪しいことこの上なかったのですが)。
 まあ、そんな荒木を容認する「特定失踪者家族」だの「拉致被害者家族」だのは「論外の存在」ですね。

【参考:森さん発見について】

失踪男性は53歳元自衛官 拉致問題調査会が発表 | 共同通信 ニュース | 沖縄タイムス+プラス
 千葉県警が20日、1992年に失踪して今年4月に国内で発見したと発表した男性は、53歳の元陸上自衛官だったことが分かった。北朝鮮による拉致問題に取り組む民間団体「特定失踪者問題調査会」が同日午後、明らかにした。
 調査会は男性について拉致の疑いを否定できない行方不明者として公開していた。男性は26歳だった92年5月、横浜市の実家から外出したまま行方が分からなくなり、家族が届け出ていた。

千葉県警が拉致疑いの男性を国内で発見 1992年に失踪、50代 - 毎日新聞
 千葉県警20日、「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない」行方不明者883人のうち、1992年に失踪した50代の男性を先月、国内で無事発見したと発表した。発見場所や失踪理由を明らかにしていないが、北朝鮮は絡んでいなかったと判断した。


【参考:森さんについての荒木らの過去のデマ】

【防衛施設周辺121人失踪】「9人は自衛隊勤務」の情報 背景に「自衛隊施設攪乱の準備の可能性」(1/2ページ) - 産経ニュース
・約470人に上る特定失踪者の中には防衛施設周辺で行方不明になった人のほか、自衛隊に勤務していたという情報のある人が9人含まれている。30日の検証で、特定失踪者問題調査会が元実家近くを調べた森武史さんもその一人だ。
・調査会の荒木和博代表は、9人の失踪が北朝鮮による拉致だと考えた場合、「自衛隊施設に忍び込むときに、怪しまれないように自衛官の基本的な動作を知るために連れていったということが考えられる」と指摘。
 「いざというときに自衛隊の駐屯地などを攪乱するための下準備だった可能性はある」と話す。

【防衛施設周辺121人失踪】横浜・戸塚で行方不明の2人に地域的共通点 - 産経ニュース
 横浜市戸塚区では、昭和54年に行方不明になった寺島佐津子さん(55)=失踪当時(19)=と、平成4年に戸塚区の実家を出て消息を絶った森武史さん(50)=同(26)=の自宅付近を調べた。調査会によると、寺島さんが通勤に使っていたバス停は米軍の通信施設(現在は跡地)のすぐ近くにあり、バス停から寺島さんの自宅までの途中には、森さんが通っていた中学校がある。
 さらに森さんは戸塚駅に出かけるといって失踪し、寺島さんは通勤のため戸塚駅を利用していた。調査会は通信施設近くに北朝鮮工作員の拠点があり、地域的な共通点のある2人が物色された可能性もあるとみている。

今日の産経ニュースほか(2019年5月20日分)

天皇陛下への「内奏」 野党が写真公表批判 「天皇の政治利用だ」 - 毎日新聞

 国民民主党玉木雄一郎代表は15日の記者会見で「民主党政権でも内奏の中身について極めて慎重に、外に出さない対応をしてきた。首相官邸の指示だったのかどうか、経緯と事実を明らかにしないといけない」と述べ、政府に説明を求める考えを示した。共産党穀田恵二国対委員長も「天皇が代わられた段階で、このように示すやり方は政治利用ではないか」と指摘した。

 もちろん批判自体は正論ですが、問題は玉木が民主党政権時代において「首相(鳩山、菅、野田?)の内奏」自体はあったと認めてることです。もちろんこうした安倍の写真公開が政治的に問題であることでは確かですが、一方で「国家元首でなくなった天皇」に戦後は内奏する必要性はどこにもないこと、内奏それ自体が「天皇の政治的中立性に反する疑いがあること」も確かです。内奏などやめるべきでしょう。


「前の天皇陛下はいつも座ったまま」 宮内庁、毎日報道の首相発言を否定 「上皇さまの尊厳傷つけ、極めて非礼」 - 産経ニュース

 宮内庁の西村泰彦*1次長は20日の定例記者会見で、今月14日に安倍晋三首相が天皇陛下に行った「内奏(ないそう)」について、毎日新聞が16日付朝刊で報じた「前の天皇陛下はいつも座ったままだったが、今の陛下は部屋のドアまで送ってくださって大変恐縮した」とする安倍首相の発言について、「官邸に確認したが、首相はそのような発言をしていないと聞いている」と否定した。
 西村次長は、上皇さまの日ごろの対応から、退出する首相を座ったまま見送られることは「あり得ない」と言及。報道内容が「上皇陛下の尊厳を傷つけ、極めて非礼で遺憾だ」とする宮内庁の認識を示した。

 真偽は不明ですが「前天皇への敬愛の念があるとは思えない」安倍ならこういう発言をしても全く不思議ではないし、毎日新聞もこんなことで嘘は書かないでしょう。おそらく発言は事実で安倍は「毎日新聞にこんなことを話した奴は誰だ!」と怒り心頭で、犯人(?)捜しじゃないか。
 「安倍総理は前天皇に無礼だ、不敬だとかウヨに騒がれたら俺が迷惑する」「俺の抗議だと説得力がないからお前らが毎日新聞に抗議しろ。抗議理由は上皇陛下に無礼だ、で頼む」と「安倍に恫喝された宮内庁」が動いたとしか見えませんね。「上皇陛下はそんな横柄な態度とらない」云々なんてのは西村次長の本心じゃないでしょう。つうか前天皇も正直こんな話、どうでもいいでしょうよ。
 大体、「ドアの所まで行って見送らないといけない」義理もないでしょうよ。大体彼も80歳を超えた高齢者で、体調も最近では「良くない」として退位したわけですし。記事が事実でも、全然横柄でも何でもない。むしろ高齢者にそんな見送りを要求する方がおかしい。
 むしろ問題があるとしたらそんなことより「憲法上の疑義がある内奏を未だにしてること」の方でしょう。

 内奏では首相が国内外の情勢を陛下に説明するが、内容は非公開。

 戦前ならともかく、戦後は内奏する必要はどこにもないわけです。しかも「内容は非公開」って、そこで天皇が政治的発言をしていたら非常に問題ですしね。まあ「沖縄メッセージ問題」「増原防衛庁長官辞任問題」などで「政治的発言していたことがモロバレ」の昭和天皇はともかく、前天皇や現天皇はそういうことはしないでしょうが「李下に冠を正さず」ということで疑われるようなことはしないのが一番です。


【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】政権2年で日韓関係を破壊した文在寅大統領 - 産経ニュース
 むしろ安倍や産経の方が破壊してるわけです。首相が安倍でなく石破元幹事長、石原元幹事長、岸田政調会長、谷垣元総裁らならばここまで日韓関係も悪化しないでしょう。小渕政権時には金大中大統領が訪日し、日韓共同の声明も発表していますし。
 そして文氏ではなく「他の大統領」であっても「程度の差」はあれ*2、安倍批判したでしょう。


カンヌ映画祭でアラン・ドロンさん表彰 主催者、批判に対し「ノーベル平和賞ではなく、俳優としての功績」 - 毎日新聞
アラン・ドロンさん、カンヌ映画祭で名誉賞 「女性蔑視」と反対運動も - 産経ニュース

カンヌ映画祭でアラン・ドロンさん表彰 主催者、批判に対し「ノーベル平和賞ではなく、俳優としての功績」 - 毎日新聞
 ドロンさんの受賞を巡っては、映画祭事務局が4月に授賞予定を発表した直後から、米国の女性人権擁護団体などが「過去に女性に暴力を振るったことを公言したり、同性愛に差別的な発言をしたりしている」などとして抗議。しかし主催者側は「ノーベル平和賞ではなく、俳優としての功績に与えるもの」と反論していた。

アラン・ドロンさん、カンヌ映画祭で名誉賞 「女性蔑視」と反対運動も - 産経ニュース
 開催中の第72回カンヌ国際映画祭で、映画「太陽がいっぱい」などで知られる俳優、アラン・ドロンさん(83)が19日、映画史への功績をたたえる「名誉パルムドール」を受賞した。
 ドロンさんを巡っては、米国などの女性活動家らが、ドロンさんは「同性愛者嫌いで女性を蔑視する」として、名誉パルムドールを授与しないよう求める署名運動をインターネット上で実施するなどした。
 これに対しドロンさんは19日付のフランス紙ジュルナル・デュ・ディマンシュのインタビューで「同性婚には反対しないが、同性カップルの養子縁組には反対*3だ。女性をたたいたことはあるが、女性にビンタを食らった方が多い。女性に付きまとったことは人生で一度もない」などと語った。

 「署名の是非はともかく」アラン・ドロンほどの有名俳優でもこういう運動が起こる時代だと思うと感慨深い。

*1:元警察官僚。沖縄県警本部長、警視庁警備部長、警察庁警備局長、警視総監などを経て宮内庁次長

*2:つまり文氏が一番安倍に厳しいかもしれませんが。

*3:どうしてそういう理屈になるのかよく分かりません。養子縁組の何が悪いのか。

今日の北朝鮮・韓国ニュース(2019年5月19日分)

「米が北朝鮮攻撃したら」2年前に検討 前統幕長が証言:朝日新聞デジタル
 少なくとも「米国政府に忖度した私の一存」「米国や安倍内閣が要望や命令があったわけじゃない」というのは嘘でしょうね。「米国の要請」にもとづく「安倍の命令」でしょうが、それを認めた場合の米国政府や、与党自民、公明や野党各党、マスコミや国民世論の反応を恐れての「虚言」でしょう。
 当然ながら、「安倍の命令だ」といえば、安倍政権批判派、戦争法批判派からの

・米国の命令で、米国の起こす戦争に協力するのが安倍政権か。
北朝鮮からの攻撃への反撃ならともかく、『北朝鮮に先制攻撃する場合に在日米軍支援として日本が何が出来るか検討してくれ。出来れば集団的自衛権の行使として自衛隊の出動も頼む』といわれて、『北朝鮮へ先制攻撃などすべきじゃない』『憲法上の疑義(違憲の疑い)があるからそんな支援、協力は出来ない』となぜ言えないんだ

という批判は避けられません。
 それにしても彼が今こうした発言をする意味は何でしょうか。
 「だから有事法が必要なんだ、野党などが批判しても安倍政権の戦争法は作って良かったんだ」といいたいのか。はたまた逆に「米国の先制攻撃による、北朝鮮との戦争の可能性はゼロじゃないんだ。北朝鮮からの攻撃に対する反撃ならまだしもそんなことになっていいのか。平和外交で行くしかないんだ。戦争になったら拉致被害者も救出なんか出来ない」という話*1か。このあたり「検討した」としか言っておらず、「なぜ今こうした証言をする気になったのか*2」などについては、前統幕幕僚長は全く語ってないので分かりませんが。
 いずれにせよ、こうした最悪の事態を回避できたという意味で「文在寅大統領が仕掛け人となった米朝首脳会談」はやはり「大変良かった」と思います。


「佐賀、北朝鮮のよう」自民・谷川議員が長崎新幹線めぐり発言 - 毎日新聞
 「対話が難しいことのたとえ」というなら、南北朝鮮でなくてもいいところ、こういうときに「北方領土問題のロシア」「貿易摩擦の米国」などがでないあたり、明らかに南北朝鮮への蔑視でしょう。
 もちろん佐賀県側も「要するに佐賀を馬鹿にしてるのか」と反発しています。


即時一括帰国「堅持を」 早期の具体成果に期待 拉致問題国民大集会(1/2ページ) - 産経ニュース
 早期の結果を出したければ「即時一括帰国」なんて考えは放棄すべきでしょう。
 一方「即時一括帰国」を堅持するなら、早期の結果なんか出るわけがないから、そんなことは諦めるしかない。何でそんなことも家族会には分からないのかと頭痛がします。


安倍首相「拉致問題は政権の最重要課題」 国民大集会あいさつ全文(1/2ページ) - 産経ニュース
 よくもまあ口から出任せがほざけるもんです。政権誕生から6年が経過して、それで何の進展もないのに何が「最重要課題」なのか。
 誰がどう見ても「特定秘密保護法」「戦争法」「改定入管法(移民増の方向)」など実際に何らかの成果が出たもんの方が、拉致より重要視してることは明白です。大体、つい最近まで「二島先行返還、日露平和協定締結を目指す」を拉致より大々的に宣伝していたくせに何を言っているのか。
 こんなデマカセを容認できる拉致被害者家族会も論外のバカです。

*1:朝日が記事にした理由はこちらでしょうか?

*2:もちろんこうした検討は正直「予想の範囲内(驚きはない)」ですが、とはいえ、自衛隊幹部が「こうした検討の事実を認めたこと」には大きな意味があります。