「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(5/30分:島田洋一の巻:その1)(追記・訂正あり)

■介入(intervention)と侵略(invasion)
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3155239/

日本が居留民の生命・財産を守るため行った「軍事介入」(military intervention)を、中国側がすべて「侵略」(invasion)と呼ぶ*1のは勝手だが、日本の政治家や「有識者」が相手の用語法を無批判に受け入れるのは不見識という他ない。

 「戦前日本による侵略の全面肯定」「村山談話否定論」ですね。主張の是非以前にこんな主張は国際社会に通用しません。戦前日本の中国への軍事介入は明らかに侵略であって、「在中日本人の生命を守るため」で正当化出来る代物じゃない。
 しかも島田は「戦前も今も反日の嵐が吹いてる」という趣旨の文章を書くのだから「反日デモを理由に『在中日本人の生命を守る』と言って戦前のような軍事介入をする気か」と中国に警戒されても文句は言えません。
 一応断っておけば、「島田は中国へ戦前的な軍事介入をすることに何のためらいもない、常軌を逸したキチガイ(ただしその島田でもそれを明言することには多少、躊躇するらしい)」だと俺は思いますが、さすがに荒木や西岡、櫻井よしこといった島田の右翼仲間はそこまでキチガイではないんじゃないか。安倍政権がそこまでキチガイではないのは言うまでもないでしょう。安倍が中国との軍事衝突を「やむなし」と思ってるケースが仮にあるとしてもそれはせいぜい「尖閣問題」でしょう(正直な話、尖閣での衝突もやる気はないんじゃないかと思います。)。
 まあ、安倍が「反日デモ自衛隊で鎮圧する、中国に出兵する」と島田並みのバカ発言を言いだしたらさすがに自公幹部も財界も米国も「バカは辞めろ」というでしょう(「中国に自衛隊が出兵していい」と思える島田ほどのバカはそうそういません)。
 こんな非常識なことを言う男が「巣くう会副会長」では拉致敗戦も当然です。
 そしてこの男が「巣くう会の平会員」に過ぎないのなら「島田の個人的意見」と弁明も出来るでしょうが「巣くう会副会長(巣くう会ナンバー2)」ですからね。
 「政権ナンバー2」麻生副総理・財務相ナチス発言が安倍政権の公式見解と非難されても仕方ないように、 「この島田意見は巣くう会の公式見解」と理解され非難されても文句は言えないでしょう。
 正直、島田ほど非常識な男はいないでしょうがよくこんな男を巣くう会のナンバー2にできるもんです。
 大体、島田のブログは「荒木や西岡と違い」拉致ネタはほとんどありません。この男が拉致に無関心であることは明らかです。本来巣くう会副会長にふさわしい男じゃない。
 そしてこんな男がナンバー2の巣くう会と家族会はよくつきあえるもんです。家族会も「侵略戦争を肯定する極右歴史捏造主義」と誤解されても文句は言えないでしょう。
 島田が紹介する産経記事にも突っ込んでみましょう。なお、産経記事の書き手・勝岡寛次が所属する明星大学には、元つくる会副会長の高橋史朗もいます。要するに「産経文化人の渡辺利夫や荒木和博がいる拓殖大」みたいなもんで、明星大とはそういう大学の訳です。

教科書検定で高校用日本史教科書の記述が「華北へ侵略」から「華北へ進出」に変更されたと日本のマスコミが報じたが、これは誤報だった。

確かに誤報ではあるんですが「場所が華北ではなかった」というだけです。「侵略→進出」という書き換えがなかった訳では全くない。だからこそ「誤報だ」で片付けられなかったわけです。それで片付くわけがない。片付けようとしたら日中、日韓関係は最悪の事態になったでしょう。
 そして当時の自民党鈴木善幸内閣は「誤報だ」で片付けるほど非常識ではなかった(極右の安倍と違って鈴木はいわゆる保守本流ですのでね)。結果、鈴木内閣は「宮沢官房長官談話」を出すとともに、この談話に基づくいわゆる「歴史教科書検定における近隣諸国条項」を制定します。
 産経もそのこと(産経が「誤報で突っぱねろ、宮沢談話や近隣諸国条項など出すな」と騒いだところで鈴木内閣は無視して出すであろう事)を良く理解していたらこそ当時(2013年の今から、約30年前の1982年)は「こんな談話や条項は認めない」とはほとんど騒がなかったわけです。多分最近まで、宮沢談話や近隣諸国条項について知らなかった方が多い*2でしょうが、それは産経が最近までこの問題で「河野談話村山談話ほどには」、撤回しろなどとは騒がなかったからです。
 産経が「宮沢談話、近隣諸国条項の方が、河野談話村山談話よりも先に出た」のに、この件を「宮沢談話と近隣諸国条項も撤回しろ、村山談話河野談話撤回だけじゃ足りない」と騒ぐようになったのは第二次安倍政権誕生後(つまり問題発生から約30年後)であり、そのことが「安倍が総理の今ならどんな言いがかりでも通用する」と産経が考えていること、つまりは産経ですら「宮沢談話、近隣諸国条項撤回は河野談話村山談話撤回以上に無理筋」と理解してることを証明しています。ただし、こんなこと(宮沢談話、近隣諸国条項)を今更蒸し返してチャラにしようとしても中韓が飲むわけがないでしょう。全く筋の通らない話ですから。

このことで味をしめた中国政府は以後、教科書問題を事ある毎に政治利用するようになった。

ろくでもないつくる会教科書を検定合格させるとか馬鹿な事を日本側がしない限り、問題は発生しないんですが、もちろんバカの勝岡にはそんな認識はありません。

1894年に起きた日清戦争は、朝鮮に対する宗主権を主張する清国と朝鮮の独立を望む日本との戦いだった。

冗談も大概にして欲しいですね。その後の日韓併合が「朝鮮の独立」と言うのが口から出任せを証明してるでしょうに。日本としては「清国の主張する宗主権」を否定する目的は、朝鮮独立などではなく、当初から「日本による朝鮮植民地化」だったがさすがに本心をもろだしで語ることは躊躇しただけです。旧ソ連バルト三国エストニアラトビアリトアニア)併合であれ、何であれ正直に「これは侵略だ、侵略して何が悪い」という馬鹿正直な国はありません。バルト三国併合も建前は「バルト三国の自由意思」だったわけです。

〈日本侵略軍は旅順でわが同胞を狂ったように虐殺し、死者、被害者は一万八千人余りにも達した〉

死傷者の数はともかく旅順での虐殺自体は事実でしょうよ(ウィキペにも「旅順虐殺事件」の項目がある)。何の問題があるのか?

〈日本の侵略者の赴くところ、焼・殺・淫・奪が行なわれた〉〈南京で平和に暮らしていた市民は、ある者は射撃の的にされ、またある者は生き埋めにされた〉

事実じゃないですか。何が問題なのやら。

当時の南京の人口が約20万人だということを考えれば、この教科書のデタラメさがわかる。

この主張の方が嘘です。詳しくは「南京大虐殺否定論13のウソ」(柏書房)を参照して欲しいですが、小生が持ってるこの本を元に批判してみましょう。
1)20万人というのは、ドイツ人ジョン・ラーベが日記に書いた「南京安全区」の「推定」人口数に過ぎません。
2)当然ながら、「推定」ですから正確な保障はどこにもありません。また「南京安全区」よりも「南京市」の方が大きいわけですから、ラーベの推定が正しいとしても「南京市の人口が20万人」のわけはないわけです。もっと多い。
 以上より南京の人口は20万人とは断定できませんから、「30万人説を支持するかどうか」はともかく、産経のような理屈で「30万人説はあり得ない」とは言えません。
 これについてはゆうの日記『二十万都市で三十万虐殺?』(http://www.geocities.jp/yu77799/jinkou.html)も参照して下さい。


■地村保志、富貴恵夫妻と懇談―(付録)拉致現場の写真
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3154284/
 島田ブログでは、久しぶりの拉致ネタである。

 地村夫妻は、北の思惑に反し「子供たちを日本で待つ」決断をする。もちろん不安もあったが、「子供たちは必ず取り戻すという安倍さんの言葉が決め手になった」(地村保志氏)という。

・地村氏らが本心、そういってるのか、政治的配慮で安倍に媚びてるのか知らないが、安倍信者の島田らが最大限この言葉を「安倍は正しい、安倍に反対する奴は北朝鮮の手先」といった形で悪用するのかと思うとうんざりする。実際、このエントリでも「ほら見ろ、田中均は間違っていたんだ」という趣旨のことを言い出している。俺が思うに根拠もないのに無責任に「絶対取り戻す」と言う安倍よりも「帰国約束を破ったら、取り戻せるか正直自信がない」という田中氏の方がずっと誠実だと思うのだが。
 大体子どもを取り戻したのは「第二次小泉訪朝」であり、そのとき、小泉氏は「約束を破ったことについて北朝鮮側にわびを入れたらしい」と言う報道も一部にはある。帰国しなかったことが良かったと言えるかははなはだ疑問である。
・一方、蓮池透氏はツイッターなどで「帰国する、しないは我々(帰国拉致被害者とその家族)の判断で決めたこと。安倍氏が自分が最大の功労者みたいに言うのはやめてほしい」と安倍批判してる訳だ。
・安倍に媚びるかのような言葉を吐いたとはいえ、地村夫妻はどう見ても明らかに家族会に距離を置いてるわけでその点は横田夫妻だの、「母ミヨシ氏が行方不明で、今も家族会とつきあってるらしい」曽我さんなどとは違うわけだ(ただし曽我さんの場合、「夫や娘は運動に巻き込む気はない」としているわけだ)。
・地村夫妻よりも家族会、巣くう会相手のつきあいが悪いのが、「荒木が送った手紙に返事も出さない(荒木が自ブログでその事実を認めている)」蓮池薫さんだろう(奥さんもたぶん似たような考えであろう)。まあ、実の兄があんな不当な除名処分を受けたら普通、怒りを覚えるだろう。


アメリカにおける原爆投下是非論と慰安婦問題の連動
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3153227/

安倍首相が広島の式典で、米国の原爆投下を「非道」と表現し、「歴史問題でやんわりと米国を牽制した」という。

というのはもちろん安倍信者・阿比留の妄想です。「広島の式典」で原爆を投下した米国への批判なんて普通の行為でしょう。歴代首相、歴代広島市長(現市長を含む)だって同じ事をやってると思いますが。
 それが阿比留や島田の手にかかると「靖国問題慰安婦問題での対抗措置」に成るんだから恐れ入ります。どういう意味で対抗措置なんでしょうか?
 「原爆で大量虐殺した国が慰安婦靖国で『日本は反省すべきだ』とか偉そうなこと抜かしてるんじゃねえよ。原爆のことを我が国に正式にわびてからそういうことは言え」という挑発行為ですか?
 まあ、安倍の広島演説はそういう趣旨じゃないでしょう。仮にそういう趣旨だとしても、まともな人なら、たとえ「米国の原爆投下に否定的な人(例:阿比留が紹介するオリバー・ストーン氏)」でも、誰も「そうだ、そうだ」なんて「日本の起こした戦争の被害者(例:慰安婦)に対して大変失礼な暴言」は言いません。米国も完全に激怒するでしょう。被爆者もまともな人は「慰安婦靖国での態度正当化に俺達を使うんじゃない!」と怒り心頭でしょう。


自民党拉致問題対策本部の会合に出席
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3153017/
 島田なんか呼ぶなよと言いたいですね。で何が話されたかというと、島田曰く「猪木氏への悪口雑言」。猪木氏が「日朝の二国間交渉で一気に片をつけるべき」「国際連携云々という人(巣くう会のこと)がいるが北朝鮮が日本以外の第三国を巻き込むことは嫌ってるので交渉の支障になるし、巻き込んでも成果があると思えない」と言う趣旨の発言をしたことを「北朝鮮の手先だ」と悪口雑言です。他にやることはないのか。
 大体猪木氏の言うように「国際連携」云々なんて成果なんかでてないじゃないですか。
・しかし島田の紹介する「自民党幹部の習字」で溝手氏のものが「塞翁が馬」と言うのには吹き出してしまいました。
 単なる偶然でしょうが谷垣執行部時代に安倍を「過去の人」とまで言った溝手氏が今や安倍の子分とはまさに「塞翁が馬」です。


■国基研【自著自賛】 第2回目「歴史に消えた参謀 吉田茂の軍事顧問 辰巳栄一」(国基研企画委員 湯浅博)
http://jinf.jp/books
 「企画委員」湯浅ってのは産経の記者で、この本も「産経の連載」がもとになっています。
 他にも

http://jinf.jp/about/officer
客員研究員
野口東秀 元産経新聞中国特派員

ですからね。如何に国基研と産経が近いかと言うことです。
個人的に驚いたのが

客員研究員
田村重信 自由民主党政務調査会調査役

ですね。政務調査会調査役というポストがどんな物か知りませんが、自民党がまともな党だったら、職員がこんな極右団体の「客員研究員」になったり、ましてや、「自民党政務調査会調査役」の肩書き使用をしたりすることを許したりはしないでしょう。
・ちなみにこの辰巳栄一についてはこんな記事があります。

http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100301000210.html
 吉田茂元首相の再軍備問題のブレーンだった辰巳栄一元陸軍中将(1895〜1988年)が、米中央情報局(CIA)に「POLESTAR-5」のコードネーム(暗号名)で呼ばれ、自衛隊や内閣調査室の創設にかかわる内部情報を提供していたことを示す資料を3日までに、有馬哲夫*3早大教授(メディア研究)が米国立公文書館で発見した。
(中略)
 有馬教授は同館で発見したCIAのコードネーム表、辰巳氏ら旧軍人に関する文書などを総合的に分析。「より強力な軍隊と情報機関の創設を願っていた旧軍人の辰巳氏は、外交交渉で日本に再軍備を迫っていた米国にCIAを通じて情報を流すことで、米国が吉田首相に軽武装路線からの転換を迫ることを期待していた」と指摘している。

 要するに動機が何でアレ、辰巳は「CIAと内通するスパイの一人」だったわけですがこの辺り、国基研や湯浅はどう思っているのか、そもそも湯浅本はこの事実を指摘しているのか、気になるところです。 


■島田が紹介する田久保の文章に突っ込む

国家基本問題研究所のHPに【自著自賛】というコーナーが出来た。第1回は『国民の憲法』の起草委員長の田久保忠衛副理事長である。

と島田がツィートで紹介する「杏林大学名誉教授、国際政治学者」田久保の文章(http://jinf.jp/books)を見てみましょう。ちなみに田久保「国家基本問題研究所副理事長・民間憲法臨調代表委員」以外の起草委員の経歴は次の通りです(ウィキペディアを参照)。経歴を見るだけでウヨ揃いであることがわかります。一応、西と百地が憲法学者です(佐瀬が国際政治学者、大原が神道学者)。起草委員が全員「民間憲法臨調メンバー」であることには思わず吹き出してしまいました。

大原康男
 國學院大学名誉教授。2007年7月13日に米大使館に手渡された日本文化チャンネル桜主導の慰安婦問題に関する米下院決議案の全面撤回を求める要望書に賛同者として名を連ねた。 また映画「南京の真実」にも賛同している。改憲の立場に立つ民間憲法臨調(『21世紀の日本と憲法有識者懇談会)代表委員。なお、民間憲法臨調はあの櫻井よしこ「国家基本問題研究所理事長」が代表を務める右翼組織(サイトはhttp://www.k3.dion.ne.jp/~keporin/)。民間憲法臨調の役員は他にも、石井公一郎日本会議副代表」、伊藤憲一日本国際フォーラム(右翼シンクタンク)理事長」、伊藤哲夫日本政策研究センター(右翼シンクタンク)代表」、椛島有三日本会議事務総長」、中静敬一郎「産経新聞論説委員長」、中西輝政「元つくる会理事」、西尾幹二「元つくる会会長」などと右翼揃いである。


佐瀬昌盛
 拓殖大学客員教授防衛大学校名誉教授。2007年4月に設置された日本の集団的自衛権に関する憲法解釈の見直しを検討する首相・安倍晋三の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会有識者委員。2009年に産経新聞主催の第25回正論大賞を受賞。民間憲法臨調代表委員。


西修
 駒澤大学名誉教授。2007年4月に設置された日本の集団的自衛権に関する憲法解釈の見直しを検討する首相・安倍晋三の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会有識者委員。民間憲法臨調副代表・運営委員長。


百地章
 日本大学教授。学生時代から右翼運動に参加し、1969年に京都商工会議所大ホールで開催された右翼結社・全日本学生文化会議の第1回全国大会「日本の文化と伝統を護る学生の集い」では大会実行委員長を務めた。民社協会系の「創憲会議」が2005年2月14日に発表した『「創憲」を考えるための提言書』の内容は百地や西修らの案を元にしている。日本会議政策委員、「日本を守る愛媛県民会議」運営委員長、民間憲法臨調事務局長、国家基本問題研究所客員研究員、英霊にこたえる会副委員長。

 私は憲法がらみで、次の三点に異常を感じている。第一は、党首全員のテレビ討論で、各人が同じ持ち時間を与えられている*4せいか、改憲論は極く少数論であるか*5のような画面になってしまう。第二は、書店で憲法のコーナーには圧倒的に多数の護憲論が並び、改憲論が極く少ない。第三は、改憲の手続きを改めて国民が主権を行使し易くしようとする*6自民党憲法第96条改正問題で反対論が賛成論を上回っている。

 異常も何も
1)「改憲政党の数が少ない」
2)「改憲論の本が少ない」
3)「96条先行改正論賛成派の数が世論調査では少ない」
 そこから出てくる結論は「国民が改憲(特に9条改憲)を希望してない」ってことでしょう(ただ2)はちょっと違うかも知れませんが。田久保の主張は「本屋がおいてくれない(要するに売れない)」と言う意味*7だと思いますが、もし「改憲派の立場に立つ本を書く人間が少ない」と言う意味だったらそれは別に本屋の責任ではなく、書き手、つまり田久保のような改憲派の責任でしょう)。
 「改憲を希望しない国民は異常、頭がおかしいバカ」と田久保たちが言いたいのなら話は別ですがそうでないなら、せいぜい「俺達の努力不足で改憲論が支持されてないんだ!。頑張ろう、エイエイオー」って話でしかありません。どこにも異常性はない。
 まあ、多分本心では田久保も島田も「国民はバカだ」と思ってることでしょうが。で、そのバカな国民でも「『国民の憲法』を読めばたちどころに改憲論の正しさがわかる」とでも言いたいようです。どれほど自信過剰なんでしょうか。


毎日新聞『安倍首相:終戦記念日靖国参拝見送りへ 中韓に配慮』
http://mainichi.jp/select/news/20130725k0000m010141000c.html

複数の政府関係者が明らかにした

というのは、安倍本人が「見送り」を公言した場合の極右支持層(島田洋一や産経など)の非難が怖いからでしょう。とはいえ参拝した場合の中韓や米国などの批判も怖い。
 その結果「政府関係者が明かした」という曖昧な形で「中韓への配慮」を示す一方で、公には参拝見送りを公言せず、極右支持層の顔を立てるわけです。毎日記事について「事実なのか?」など、何か聞かれれば「ノーコメント」「コメントすると政治的問題を生む」などといい毎日記事を肯定もしなければ否定もしないでごまかすのでしょう。
 小生は以前、「安倍批判派にとって不幸にして参院選で安倍自民が大勝しても安倍は国際社会や中国、韓国、米国などの批判が怖くて靖国参拝などしないだろう、できないだろう」と書きましたが予想通りですね。
 そして毎日記事の通りに安倍は「参拝を見送る」でしょうがそれについては産経も島田洋一も「何で参拝しない」など批判的なことは何も言わないでしょう。酒井信彦当たりは何か言うかも知れませんが。
 おそらく安倍は靖国参拝以外でも、「河野談話村山談話見直し」「尖閣への公務員(自衛官)常駐」「歴史教科書検定における近隣諸国条項の廃止」だの、「極右の支持者相手にさんざん吹きまくっていた右翼的な主張」のうち「米国、中国、韓国との関係が極端に悪化しかねないこと」は封印しつづけるでしょう。

【追記】
 マスコミ報道に寄れば、安倍が行かない代わりに、高市政務調査会長や稲田行革相を8/15に行かせる気らしいですが正気なんでしょうか。そう言う考えを撤回する事を願ってますが、安倍はバカだからなあ。
「俺が行かなければ反発は小さい」とか「俺が妥協してるのに中韓や米国は何だ!」「閣僚や党役員から誰も靖国に行かなかったら俺が支持者に非難されるんだ!」とか思ってそう。向こうは「閣僚や党役員の参拝など認めない」と言ってるんだから、当選1回のチンピラ代議士ならまだしも、稲田や高市が参拝して「安倍さんじゃないからOK」ですむわけがないんですが。


■健全な生活人たる在日韓国人のまともな声―本国の能天気な「反日」に警鐘
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3150751/
 まあ、ばかばかしいですね。
 第一に島田の紹介する産経記事の「在日韓国人」は「生野区の自営業の男性(36)」「飲食店従業員の女性」なんて名前も書いてなければ、「自営業とは何か」「飲食店とは何か(焼き肉屋?)」も書いてない、具体性がまるでない代物ですから「実は産経の捏造」と言う可能性もあるわけです。
 第二に「そういう産経的な価値観の人間が在日韓国人にいたとしてだから何なのか」?。「そういう人間が在日の大多数」なんてことはないでしょうし、ましてや正しいとは言えないでしょう。大体この記事に出てくる「産経的在日さん」は2人だけです。
 実際、この「産経的在日さん」の発言にはただただ絶句ですね。産経の捏造でないとして、何でこいつこんなに産経化してるの?、と。

韓国は『日本に構ってほしい』という不治の病にかかっている。

 そんなもんはねえよとしか言いようがないですね。日韓関係の悪化は安倍の首相再登板以降のことでしょうに。と突っ込んでもこういう人は「なら、『安倍を叩きたいという不治の病』に言い換える。安倍さんは悪くないのに叩くなんてかわいそう」としか言わないでしょうが。

日本がいないと韓国は経済的にやっていけない

そんなこたあない。「日本無しではやってけない癖にあの野郎」とでも思ってて、この種の「産経的価値観」の人間が韓国を舐めてるのは事実でしょうが。

もし日本が韓国を切り捨てて、ほかのアジア諸国と連携してやっていくという話になったらどうするのか

正気かとしか言いようがないですね。日本が韓国より圧倒的に上の立場なんてこたあない。切り捨てられるわけがない(まあ、これは韓国だって同じでいくら不愉快だからって日本切り捨てなんか無理ですが)。他のアジア諸国だってそんな韓国を敵に回す話に乗っかるわけもない。大体、そんな馬鹿なことをやろうとしたら米国から遺憾の意でも表明されるでしょうね。


■不当な非難を排しつつ麻生氏らの姿勢を問う―櫻井よしこ氏の論
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3150688/
 桜井の珍論は「麻生さんが非難されるのは朝日が捏造報道したから」という珍論です。
 朝日以外も勿論批判報道していますので、全く筋の通らない朝日への言いがかりです。まともな人間だったら恥ずかしくて書けないレベルの文章ですね。

現行憲法改正の急務は自明の理だ。それなのに「冷静な議論」を強調するのは、麻生氏を含む多くの自民党議員は憲法改正に消極的ということか。

 この桜井の主張もかなりの珍論ですよねえ。「冷静な議論=消極的」って常識人には思いつけない珍論ですね。
 そもそも麻生の「冷静な議論」って前後の文脈から見て「自民党改憲案批判は冷静じゃない」という決めつけがあるとしか思えない物言いだと思うんですけどね。つまり麻生の呼びかけ相手は桜井の主張とは違い、「自民党改憲案批判者」でしょうよ。


■日中「靖国」裏合意と中共の暴力的「反発」への対抗措置
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3150532/
 島田らウヨは「靖国参拝外交問題」と表現したがりますがそうではないことは以下の記事でも明白でしょう。「全日仏(全日本仏教会)」が問題にした「政教分離原則」という問題もあるわけです。そういう問題を表面化させたという意味で全日仏の要請を評価したいと思います。まあ、要請がなくてもこんなこと(外交問題だけが問題なのではない)は少し調べればわかることですが。他にも富田メモという問題があります。

産経新聞靖国参拝の自粛を要請 全日本仏教会、官邸に』
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130805/plc13080512200004-n1.htm

日本側にはこれまで、首相と外相、官房長官が参拝しなければ、中韓との関係への影響は限定的との見方もあったが、春季例大祭麻生太郎副総理兼財務相が参拝した際には両国が激しく反発した経緯がある。

 産経や島田は何、馬鹿な事言ってるんですかね。「副総理兼任財務相」ってポストはそんなに軽いんですか?。首相、外相、官房長官に匹敵する重要ポストじゃないんですかね。しかも麻生は元首相、元外相(第1次安倍内閣)ですよ?
 まさかとは思いますがこれが安倍政権の認識なんですか?

なお、「春季例大祭麻生太郎副総理兼財務相が参拝した際には両国が激しく反発した」とあるが、そんな経緯はない。せいぜい、多少「反発」して見せた程度だった。

そりゃ向こうだって大人なんだからいきなり「国交断絶」とか無茶苦茶な態度もとれないでしょうよ。最初は穏やかな抗議ですよ。でも島田みたいに「何だその程度の抗議か」と舐めた態度取れば向こうもどんどん抗議のトーンをあげていきますよ。それでいいんですか?

私の地元福井から中国に進出していた企業も、目立たぬよう静かに中国撤退を進めていると聞く。

 いつもの「中国や韓国が日本に抗議するようなら対抗措置として企業が撤退すりゃいいんだ」という寝言です。
 中小企業はそれが可能かも知れない。しかしトヨタのような大企業にそれが可能なんですか?
 可能だとしても経済的大打撃を受けるんじゃないんですか?。そんな思いを中国や韓国に進出した日本企業にさせてまで靖国参拝はしなきゃいけないことなんですか?


■「やってしまえばよい」が答―河野談話修正と日米関係
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3149488/
 「河野談話を撤回*8して問題が生まれたらどうするのか?。たとえば日米関係*9が悪化したら?」という問いに対する島田の答えは「とにかく撤回をやればいい」んだそうです。問題が起こったら起こったときに考えればいいと。恐ろしいですね。全くもって正気じゃない。「経済大国の日本を米国が見捨てることなんかないよ、所詮相手は韓国だし。韓国より日本を選ぶに決まってる」と思い上がってるんですかね?。それにしたって「これこれこういう理由で悪化しないと思います」とか「悪化してもこういう方法で改善します」とか言う能力も意思もないのかと呆れますが。こんな無責任なアドバイスに誰が従うというのか?
 「とにかくやればいい」*10という「ばくち的考え」でやったら取り返しがつかないことになることなんかたくさんあるわけです。たとえば「戦前日本」は「とにかくやればいい」と言う島田ほど無責任ではなく、「それなりの勝算」で米国相手の戦争を始めました。でも負けて沢山の人間が死んだ。このように「いったん始めたら取り返しがつかないこと」は山のようにあるわけです。

韓国の愚かな反日行動に対し、日本国民の憤りと侮蔑感が高まる*11中、「日韓関係が悪化するから河野談話の見直しはやめよう」という理屈は、さすがに事なかれ主義の外務官僚も使いにくくなっている。
 代わりに彼らや外務省OBが前面に出すのが、「アメリカでも反発が出て、日米関係がぎくしゃくする」である。

というより島田みたいな極右がごろごろしてる安倍政権では「日韓関係が悪くなる」といっても「韓国が悪い」「韓国なんかに舐められてたまるか」で済ませるバカが多いから、日米関係が持ち出されるだけでしょ。彼らウヨ政治家はアメリカには逆らえないアメリカポチですから。

安倍政権が集団的自衛権憲法解釈変更と同時並行的に河野談話修正を進めるなら、前者をきわめて重視するアーミテージらは、ますます後者の問題を「プレイダウンする」(小さな問題として扱う)よう動くだろう。

なんてことにはならないでしょうね(そもそも、現在は民主党政権であり、共和党政治家のアーミテージ*12にどれほどの政治力があるか疑問。島田は彼の政治力を過大評価しすぎだと思うが)。
仮にオバマ政権なりアーミテージなりが「前者を重視するとしても」、前者の妨げになるから後者で余計な動きをするなと安倍に圧力をかけるというのが一番あり得るシナリオでしょう。慰安婦問題で、河野談話撤回論なんぞに荷担する動機はアメリカにはありませんので。


■問うべきは枝葉の失言ではなく麻生氏の改憲姿勢
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3148490/
 まず第一に枝葉なら失言していいか、「ナチス礼賛していいか」と言ったらいいわけないでしょう。だからこそ島田と同じ極右でも三浦小太郎なんぞは『これは歴史に無知すぎる 麻生氏発言の全く間違ったナチス引用』(http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3148490/)として一定の麻生批判をやるわけです。三浦の批判は「ナチス認識が間違ってる」と指摘するだけで「こっそり改憲したい」という麻生の卑劣な反民主主義性を批判するものではなく、また麻生財務相辞任も求めないデタラメな批判ですが。
 第二に麻生の「静かな議論で変えたい」というのは「こっそり変えたい(議論無しで変えたい)」と同義であり、島田が紹介する又市社民党幹事長名の抗議声明も「憲法をこっそり変えたいとは何事か」と批判しています。全然枝葉の批判じゃないわけです。

麻生氏の言動に問題があるとすれば、憲法改正論議を、「喧噪」を巻き起こしても自らリードしていこうという気迫が充分見えなかったことだ。

 そりゃそういう気迫があるわけないでしょう。ないから麻生は「こっそり変えたい」というわけです。で「ナチス礼賛」だけではなく、そういう「卑劣な改憲姿勢」も麻生批判派の多くは問うてるわけです。
 全く島田は「社民党その他の麻生批判」に同意するんだか、同意しないんだかさっぱり訳がわかりません。麻生批判をそもそもまともに理解していないのかもしれない。


■国基研企画委員会―麻生発言、米レーガン保守、原発安全設計
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3148201/

論の本筋とは無関係な失言(意味不明なだけに、悪意がなかったことは間違いない)を針小棒大に煽り立てる反安倍メディアや野党の姿勢も非常に無責任だ。

改憲がテーマの集会」で「(改憲の方法を)ナチスの手口に学んだらどうか」というのが何で「話の本筋に無関係」なんでしょうか?
 「意味不明」って「ナチス政治を麻生が悪いとは全く思ってない」って事は明白でしょうよ。「悪意がなければ」失言していいのか?。島田の文章は何ら麻生擁護になっていません。

新潟の政治事情に詳しいある人によると、心ある県民は皆、知事の反原発ムードに迎合した(つもりの)パフォーマンスに憤りと羞恥を覚えており、次の選挙では間違いなく落選するだろうとのことだった。

 「落選して欲しい」ならともかく、「落選するだろう」と言いきるとは島田も良く吹きますね。


■逃げの反論の「ロビー活動」は振り込め詐欺の二重被害に通ずる
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3146478/
 また慰安婦ネタです。このところ慰安婦ネタが本当に多い。「巣くう会副会長」のくせに本当にこの男は拉致に興味がないのな。拉致問題について書いてる荒木(特定失踪者問題調査会代表、元巣くう会事務局長)や西岡(巣くう会会長)を見習えよ。
 島田の言う慰安婦問題での「攻めの反論」って「犯罪行為の居直り」でしかないですからね。
 例のワタミオーナー(渡辺美樹)が「過労自殺した女性社員の死」に「うちは悪くない」とばかりに居直って、まともな対応しないで完全に遺族を激怒させてるのと同じで、逆効果でしかない。反省の意を示せばあそこまで恨まれることはなかったでしょう。
 まあ、「ワタミオーナーと女性社員の遺族」の力関係ではそういう無法がまかり通るのかも知れない。ワタミは今も会社として存在するし、あの人は未だにワタミでの地位を失ってないし、恐ろしいことに参院議員にさえなった(まかり通っていいとは言いませんし、いずれこれらの無法が徹底的に批判され没落することを望んでますが)。
 しかし「中韓や日本」の力関係は今や「日本が圧倒的に上」なんて時代じゃない。かつ慰安婦違法性否定論者ってほとんど「戦前礼賛派」とイコールですからね。そんなもん慰安婦問題の当事者でない欧米諸国だって容認なんかできるわけないでしょう。結果、日本がこの問題で孤立するのは当たり前。島田らにはいい加減バカをほざくのもやめて欲しいですがまあ、無理なんでしょうね。

2006年の米下院「慰安婦日本非難決議」の際も、在米日本大使館は、二つの米大手ロビー会社と高額契約を結び決議阻止を図ったと聞く。結果はみすみす大金(我々の税金)を失うだけに終わった。

 何で失敗したかというと、安倍の首相就任で調子に乗った島田らが「攻めの反論」と抜かして、「the facts」なんかワシントンポストに出して日本大使館の足を引っ張るからなんですがそういう理解がないから恐ろしい。日本大使館からすれば「手前らのせいで可決されたんだろうが!。2006年以前は阻止できたんだ!。馬鹿野郎、ふざけんな」と怒るというか呆れるというか、でしょうね。なお、2006年以前にも同じ事(当時、マイク・ホンダ氏らによって提出された慰安婦決議案可決の阻止)をやって「島田らのような足を引っ張る人間がいなかった」ためか、こちらのロビーは成功しています。

客観的に見れば、振り込め詐欺に遭った被害者が、親切な弁護士を装って電話を掛けてきた詐欺集団の一員に、救済活動への協力金名目で二重にカネを取られるといった悲劇に似ている。

全然似てないですけどね。2006年以前にはこのロビー活動が成功して決議は可決されなかったので。
ロビー活動は「河野談話否定派は少数派」「日本政府は反省している」というものなので「the facts」なんかやられると「どこが反省してるんだ?。どこが『否定派は少数派』なんだ?。賛同者に与党議員もいるじゃないか?」と言われロビーが失敗するのも当然でしょう。
 島田の例でたとえるなら「弁護士(ロビー会社)が依頼人のために一生懸命頑張ってるのにアホな依頼人が馬鹿な言動で弁護士の努力を全て無駄にしたあげく、『俺が負けたのはお前のせいだ』『もうお前には頼まない、俺一人でやる』と弁護士に暴言を吐く」というのが島田のやってることです。
 もちろん『俺一人でやる』ともっと状況が悪くなることは言うまでもありません。
 「まともな近代医療」を捨てて、ホメオパシーに頼るくらい愚かな行為ですから。

逃げの反論をやめ、日本は慰安婦の強制連行などしていないという事実を打ち出す正攻法

「すべての慰安婦が強制連行」と言ったら嘘になりますが、慰安婦の強制連行自体はしているので島田の発言は大嘘ですがそれはさておき。
 島田が「日本(日本軍)は違法な管理買春などしていない」と言わない点が興味深いですね。韓国その他が問題にしてるのは「違法な管理買春の有無」なのでそこに反論しないで「強制連行がどうこう」いうのは全然正攻法じゃないですが、反論できないと自覚してるんでしょうか。

菅義偉官房長官は31日の記者会見で、米ロサンゼルス近郊のグレンデール市で慰安婦を象徴する少女像が設置されたことに対し「日本政府の考え方と相いれず、極めて残念だ」と述べた。

 慰安婦銅像を造られることに何でこんなに菅官房長官が発狂するのかわからない。「河野談話踏襲」の立場なら問題ないでしょうに。喜べとは言いませんが「遺憾の意」を示すような事じゃない。もちろん「踏襲が渋々」だから「遺憾の意」になるわけですが。「踏襲したのに銅像が出来たじゃないか、踏襲なんか辞めろ」と極右当たりから突き上げを食らって困惑というところですかね。まあ、そういうことだから「踏襲なんて本気じゃないから銅像を造ろう」って話になるわけですが。

日本政府が設置を阻止できなかったのは、ロビー活動の差とされている。

 ロビー活動すれば嘘でもまかり通ると思ってるんでしょうか。ロビー活動ってのは平たく言うと「売り込み」「宣伝活動」ですからね。
 「うちのタレントを使って下さい」と芸能プロがテレビ局に売り込んだり、メーカーが「うちの商品を売って下さい」と小売り店に売り込んだりするのと同じ事です。
 「ロビーは大事」ですが「タレントやメーカーの商品」がダメだったらいくら宣伝しても普通、ライバルにはかなわないでしょう。これはそういう話です。
 それを無理矢理にでもかなえるには「嘘でもつくか」「脅すか」「金で買収するか」、裏技でも使うしかないでしょうが、でも米国相手にそんなものが通用するわけもない。設置阻止なんか無理とあきらめたらどうなんでしょうか。大体、設置されたから何だと言うんでしょうか。


■安倍首相に「痛恨の極み」をアドバイスした人々
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3145496/
 安倍も本当にバカだなあと思いますね。この点、靖国参拝を実施したものの抗議されるとすぱっとやめて後でぐちゃぐちゃ言わない中曽根はある意味、偉大と言えるでしょう。

安倍首相は、第一次政権のとき靖国神社に行けなかった*13のは「痛恨の極み」と繰り返し述べている。
つまり、当時靖国に行くなとアドバイスし、今もしているような人々に、外交の技術的側面ではともかく、日本の命運や名誉が掛かる問題で、信を置いてはならないということだろう。

島田もバカだなあと思いますね。
先ず第一に安倍は「痛恨の極み」とは述べていますが一言も「ブレーンのせいだ」なんて言ってない。安倍の本心はともかくあくまでも建前は「自分の自己判断が誤っていた。痛恨の極みだ」という話の訳です。
ま、当たり前です。いい大人が「俺のせいじゃない、あいつのせいだ」なんて言えるわけがないでしょう。安倍だってその程度の常識はある。
ブレーンを選んだのも、「そのブレーンの意見を採用した」のも安倍本人なんですから。ブレーンの意見が信用できないと思えば採用しなければいいだけの話です。
これが「専門家と素人」の関係なら「医師の誤診で病気が悪化した」「証券会社の主張を信じたら株で大損した」とか「俺のせいじゃない、あいつのせいだ」といえるかも知れませんが「首相とブレーンの関係」はそういうものではない。
第二に今もそうですけど、当時だって参拝なんかしたら外交関係(日米、日中、日韓など)がぐちゃぐちゃになりますよ。それこそ参拝したら「痛恨の極み」でしょう(もちろん靖国には政教分離問題、富田メモ問題といった問題があり、外交問題が問題の全てではありませんがそれはひとまずおきます)。
 で、「外交関係をぐちゃぐちゃにしてまで靖国を参拝する必要性、価値」がどこにあるのか?。首相という立場は「俺は靖国を参拝したいんだ」というわがままが通用しない立場です。「国益」というものを考えないといけない。どうしても靖国を参拝したければ首相を辞めればいいでしょう。そうすれば中国、韓国などは文句言わないし、当然国益は害されない。
 なお、安倍は「靖国とアーリントンは同じ」と述べたそうですが詭弁にも程があります。中韓は勿論ですがアメリカだって「どこがうちのアーリントンと同じなんだ!」と大激怒でしょう。
 まず第一にアーリントンは南軍兵士を埋葬しているが奴隷制を擁護してるわけではありません。一方、靖国は明らかにあの戦争を擁護しているわけです。遊就館という附属博物館で「大東亜戦争聖戦論の立場に立った展示」をしているわけですから(赤旗『これが靖国神社遊就館」の実態だ、徹底ルポ――“靖国史観”の現場をゆく:A級戦犯を「神」と展示』(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-06-15/26_01_0.html)参照)。
 第二にアーリントンは「宗教の限定がない」。埋葬で一番多いのはもちろんキリスト教ですが、イスラムや仏教など他宗教の埋葬も出来る。一方、靖国はもちろん神社です。
 第三にアーリントンは「南軍兵士」を埋葬していますが、一方靖国は「南軍兵士に当たる存在」である「会津軍兵士」なんて合祀していません。今、大河ドラマで「八重の桜」をやっていますが、八重サイドの戦死者なんか合祀されてないわけです。


■国基研の月例研究会―麻生太郎*14西村眞悟笠浩史*15議員を招いて
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3145202/
 タイトルだけで絶句ですね。麻生という男は本当にバカだと思います。財務相・副総理の麻生が「日中・日韓関係が歴史認識問題で微妙な時期」に極右団体「国基研」の集会で「河野談話否定派」の極右政治家・西村や笠と同席することが中韓にどう受け止められるか、わかってないんでしょうか。国基研がこの集会に「大好きな安倍」を招かなかったってのはそういうことでしょうに(麻生なら招いていいと国基研が思うのもどうかと思いますが)。
 特に西村なんか「慰安婦暴言であの維新を除名された男」であり、中国、韓国側からすれば「麻生も良くそんな男と同席できるもんだ」と心底呆れてるでしょう。俺が麻生の立場だったら内心どう考えてるかはともかく大臣在任中はこういう行為は自重しますよ。「暴言による維新除名後の西村と同席」なんて中韓への挑発行為以外何物でもないでしょう。
 しかもこの集会で「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」と放言してマスコミ各社*16から「ナチスから学ぼうとは何事か!」「ワイマール憲法が変わってドイツはヒトラー独裁になったがそれがいいというのか?」「誰も気付かない間に憲法を変えようなんて卑怯ではないか。よくそんなことが公言できる」と非難されるんだから麻生も本当にどうしようもない男です。まともな人間は内心「こっそり変えたい」と思っててもそんな事は言わないし、ましてや「ナチスに学ぼう」なんて言わない。こんなことを財務相・副総理の麻生が言えば自民党改憲論が危険視されて、改憲の障害になるだけですし「歴史認識問題で中韓ともめてる今の時期」にこんなことを言えば「やはり安倍政権は極右政権だ。ナチスを褒めるんだから。戦前日本のこともきっと悪いとは思ってないに違いない」と世界から疑われるだけですから。
 安倍と言い麻生と言い常識がないにも程があります。
 夕刊フジですら

自身の政権も舌禍で短命に終わったが、このままでは安倍政権のアキレス腱となりかねない*17

と「ナチスから学ぼうとは何事か!」と麻生を批判しています。当然の話ですけど。
 もちろんこの「ナチス失言」を島田ら国基研が非難しないことは言うまでもありません。まともな改憲派なら「ナチスを見習ってこっそりと変えようとは何事か!」と非難しないといけませんよね。まあ、島田ら国基研はまともじゃないですけど。

麻生太郎財務相靖国神社参拝に関する発言は産経の記事の通りだが、「日露戦争戦勝記念日なども参拝にふさわしい日」との一句もあった。

 「日露戦争戦勝記念日なども参拝にふさわしい日」って麻生はロシアに喧嘩を売る気なんでしょうか?。どうすればここまで酷い脳みそができるのか。信じられないですね。


【追記】
朝鮮日報『韓国政府 麻生氏発言を非難=「多くの人を傷付けた」』

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/07/30/2013073002716.html
 韓国外交部の趙泰永(チョ・テヨン)報道官は30日の定例会見で、「(麻生氏の)発言が多くの人を傷付けるのは明らかだ」と非難。「ナチス政権に対する言及が今日の良識ある人にどのような意味があるか、日本帝国主義の侵略の被害を受けた周辺国の国民にどのように映るのかは明確だ」とした。
(中略)
 麻生氏は29日に都内で開かれた講演会で、(中略)憲法改正については、ドイツのナチス政権時代に言及し「ワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。あの手口を学んだらどうか」と述べ、「落ち着いた世論の上に成し遂げるべきものだ」とした。

 麻生発言に対する韓国側からの当然の批判です。
 それにしても「いつの間にか変わる」のがどうして「落ち着いた世論の上に成し遂げる」ことになるんですかね。「国民が騒がないこと=落ち着いた世論」なのか?。
 全く麻生とは訳のわからない男です。


■愚民の「恨」垂れ流しを抑制する国家責任の崩壊―韓国
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3143949/
 何で「恨」が生まれるかといったら「あの戦争に無反省な安倍が首相」で「河野談話見直し論などを唱えて韓国側の感情を逆撫でする」からなんですが。
 安倍の首相就任以前は「日韓関係は友好関係一色だった、問題点は皆無だった」とまでは言いませんが「今ほど酷くはなかった」「安倍が首相になってから極度に関係が悪化した」わけです。そりゃまあ河野談話見直し論なんて安倍以前の首相は誰も言ってないんだから当然です。
 しかし島田がそうした「安倍の問題点」を認めることはなく「韓国許さない」と逆ギレるんだから呆れます。

羞恥心のない愚民はどこの国にもいる。

自己紹介ですか、「羞恥心のない愚民」日本代表選手の島田さん。

朴槿恵政権下の韓国では、愚民の「恨」垂れ流しを抑制する国家や社会の機能が益々失われつつあるようだ。

「社会の抑制」というのは「社会からの健全な批判による抑制」ということでしょうが「国家による抑制」ってどういう意味なんでしょうか?。
 基本的に「違法行為でない限り」国家が「自分勝手な政治判断から」国民の行為に抑制なんか加えるべきじゃないでしょう。そんな抑制は独裁国家とどこが違うのか。島田には「政治活動の自由」という概念はないんでしょうか?

「歴史を忘却した民族に未来はない」と巨大横断幕で日本選手を威嚇しながら(そのつもりなのだろう)、ホーム・ゲームで敗北するといった恥

 あの幕はあくまでも「政治的アピール」でしょう。「日韓戦での政治的アピールが有効だと理解した」ということでしょう。政治的アピールとして有効なら日韓戦でなくてもいっこうに構わない。
 当然「試合の勝ち負け」なんか考慮しているわけもない。
 何で「日本選手を威嚇して勝つつもりだったのに敗北して恥をさらした」などという珍理解が出来るのか理解に苦しみます。なお、この行為は「FIFA規定違反」だそうですので支持はしませんが、「歴史を忘却した民族に未来はない」と言う言葉自体は安倍や島田のような歴史捏造主義極右への批判として全く正論だと思います。

日本人は少女拉致・集団レイプ民族といった誹謗中傷を続ける行為*18は放置できない。

仮に慰安婦が「集団レイプ(性奴隷)」に該当しない合法行為だったとしても*19、「何で慰安婦が生まれたか」と言えば「日本人が戦場で集団レイプしてたから、それをなくすため*20」なんですけどね。島田は「慰安婦が合法なら日本軍はレイプのような性犯罪とは無縁」とでも思ってるんでしょうか?。そんなことはない。

慰安婦問題に関し、安倍政権は早急に、常識と事実に適った新たな談話を出すべきだ。

 いい加減うんざりですね。国連からも「日本政府は学校教育や政府広報などで、河野談話否定論を撲滅せよ」という日本批判が出てるのに何を抜かしてるんでしょうか。


田中均氏の「楽しい世界」―安倍外交への隠微な忠告
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3142340/
 何が陰険なんだかさっぱりわかりません。むしろ「現状はいかがなものか」と言う言葉遣いは、相当、安倍に遠慮してますよね。はっきりと「靖国参拝をしないと明言すべきだ」とか、きついことを言ってないわけですから。
 そして「中国、韓国と首脳会談が出来ないような状態でいいのか」って田中氏の指摘は何ら問題ない正論でしょう。

田中氏の感覚では、独裁政権の人権抑圧など目をつぶり、エリート同士が共にワインを楽しめるデタント(緊張緩和)、平和共存状態を保つことが「楽しい世界」なのだろう。

 ワイン云々はともかく中国と敵対関係になれると本気で思ってるんでしょうか?。大体、田中氏が問題にしてるのは対中国(一党独裁国)だけじゃなくて、対韓国(民主国家)もあるんですけどね。


歴史認識で正論アワー氏を、日本の「逃げの反論」で孤立させるな
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3141437/
 最近の島田のエントリは「慰安婦は公娼、何ら違法性、不当性はない」「河野談話は間違ってる」というネタばかりです。救う会副会長なのに荒木や西岡と違って全然拉致をネタにしないのですから「島田って拉致に興味がないことを隠す気もないんだな」と呆れます。
 今日の島田曰く「ジム・アワー氏は我々の慰安婦理解に賛同してくれた」。だから何?、って話です。米国政府要人(例:ケリー国務長官)や米国国会議員で島田ら日本極右の慰安婦認識(河野談話否定論)に公然と賛同する人間なんかどこにもいないわけです。
 以前から「島田らとおつきあいしている」、そして「山田洋行事件で日米防衛利権に絡むフィクサーの一人ではないかと名前が出た米国人右翼」で、「米国の要人でも何でもない一民間人」のアワー氏が賛同したからと言って「マイク・ホンダ氏のような今まで島田らを否定していた人間、それも要人が180度考えを変えて、賛同したわけでなし」、何の意味もありません。「アワー氏を孤立させるな」って日本政府が仮にアワー氏や島田とともに「河野談話否定論」「慰安婦正当化論」に賛同したって「アワー氏や島田と一緒に孤立する」だけです。
アワー氏の暴論にも少し突っ込んでみましょう。

1998年に日本の小渕恵三*21首相と韓国の金大中大統領(いずれも当時)が、過去の問題に終止符を打って前に進むという合意をして共同声明を発表したときとは、彼らの意見が明らかに様変わりしたのはなぜかと問うた。

共同声明についてはhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/yojin/arc_98/k_sengen.htmlを参照。
韓国人からすれば「変わったのは日本だろ?」「小渕と安倍の主張が一緒だとでも思ってるのかよ?」とアワー氏の珍論にあきれ顔でしょう。

占領期の日本でも性サービス*22は米軍に提供されていた。

 この人はこれをアメリカ国内で言えるんでしょうか?。これと全く同じことを言って国際社会(米国、中国、韓国その他)から非難されたのが橋下だってわかってますか?

日本政府高官たちが靖国神社に参拝することに関しては、日本の指導者たちは、神社にその名を列せられているA級戦犯をたたえるために行くのではない、と私*23は言った

だったら戦犯を分祀しろって話です。分祀もしないでそんなことを言ったって説得力があるわけないでしょう。ナチ戦犯が埋葬されてる墓地にドイツ政府要人が行ってもイスラエルユダヤ人団体が抗議しないとでも思ってるんでしょうか?。政府閣僚の靖国参拝とはそういう代物です。

日本は反韓国ではなかったが、韓国が清国に支配されることを、あるいはロシアに支配されることを恐れたのである。

まるで韓国を支配下に治めないと日本が清朝やロシアの侵略をうけるとでも言いたげですが、もちろん日本の戦争理由は「韓国権益を独り占めする」という植民地主義以外の何物でもないわけです。

日本の勝利はとどのつまり、韓国を自由市場経済の民主主義国という今日の地位へ導いたのである。

 やれやれですね。
1)韓国の経済高度成長が本格化するのは「朴政権後」のことだから、日本の植民地支配はあまり関係ないし
2)この理屈だと北朝鮮の深刻な経済をどう説明するんですかね。
 そしてインド(BRICSの一つ)や「マレーシア、シンガポール」(いわゆるNIESの一つ)の経済成長は「イギリスの植民地支配」のおかげなんでしょうか?。少し考えるだけでぼろが見つかる暴論です。
 大体経済成長で全てが正当化出来ると思うのなら、「中国のチベット支配批判」を産経は2度とやらないで欲しいもんです。チベットは明らかに経済成長していますのでね。


■最重要ポイントを避けた「ロジック」の限界―ある外務省OB*24慰安婦
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3141000/
 産経に書かれたコラムに島田は因縁をつけるんだから呆れます。産経コラムなど朝日なんぞと比べるとかなり「島田寄り」「右寄り」なんですが。
 ちなみにコラム内容は「日本は河野談話アジア女性基金慰安婦問題に反省の意を示した」「村山談話侵略戦争と韓国植民地支配に反省の意を示した」と韓国や中国、その他の国に反論すべきだというもの。「河野談話村山談話アジア女性基金否定論」の阿比留や島田なんかと比べたらだいぶまともではあります。
 ただし問題は首相の安倍が「河野談話村山談話アジア女性基金の価値を否定し慰安婦など戦前日本の問題行為を合法行為として全面正当化しようとしていること」にあるのでこうした反論が有効とは俺は思いません。まあ、安倍が「戦前礼賛派」で問題だと言うことを理解しながら故意に宮家氏は「安倍の問題点を産経文化人としてネグってる」「『安倍政権も含めて、日本はきちんと戦前を反省している』と強弁している」のだと思いますが(ただそれでも「戦前礼賛派で何が悪い」と居直る島田や阿比留よりは、宮家氏は常識があるとは言えるでしょう)。
 一方、島田は「慰安婦は公娼だ、河野談話アジア女性基金も重大な間違いだったと安倍政権は言え。村山談話だって間違いだから撤回しろ。いずれ国際社会も韓国の安倍批判がデマだとわかるはずだ」というのだから話にならない。是非以前*25に、そんなことが可能なわけがないだろう。日中、日韓、日米関係が回復不可能なほどに悪化してしまうではないか。島田はどれほど常識がないのか。

「手前みそかもしれないが、ある米国政府関係者は『こんな説明を聞いたのは初めてだ』とまで言ってくれた」と氏は胸を張る。が、あえて言えばその「政府関係者」はよほど中韓の歴史カード問題に疎い人か、単なる外交辞令だろう。
 宮家氏の「ロジック」は、これまで外務省が用いてきたロジック(中略)と寸分変わらないからだ。

 島田の文章の中で「唯一正しい部分」です。確かに『こんな説明を聞いたのは初めてだ』なんて言う米国政府関係者はいないでしょう。いたら、よほどこの問題に疎い。
 なぜなら島田の言うとおり「河野談話村山談話アジア女性基金を反省の証拠として持ち出す」という宮家氏の行為は日本政府や外務省がずっとやってきたことだからです。

 フットボール(サッカー)に喩えるなら、慰安婦問題とは、コリアン選手*26が演技でグラウンドに倒れ込み、日本選手から集団でアキレス腱を踏みにじられ、股間も蹴り上げられたとペナルティ・キックを求めたようなものだ。
(中略)
この時、なすべきことは何か。
「日本選手はそもそも汚い反則などしていない。ビデオ(資料)で確認しよう」と事実関係を正すことだろう。

 島田のたとえで言うならば「ビデオ確認の結果、韓国チームの日本批判が大筋で正しいことが明らかになった」「日本チームが酷い反則をしてることがわかった」というのが慰安婦問題の現状なんですが。であるにもかかわらず「ビデオ確認の結果、日本が無罪だとわかった」と島田のようなバカなことを言えば「お前は何を言ってるんだ?」「ビデオをまともに見たのか?」「反則してるじゃないか!」と非難されて当然です。大体、観客(米国など第三国)も審判(国連人権委員会)も韓国チームを支持してるでしょうが。
 「日本は反則をやってない」とバカなことを言ってるのは日本側の一部(例:安倍や島田)にすぎません。日本側だってまともなサポーター(例:河野洋平*27)は「チームが反則して済まない」と韓国にわびるわけです。


■島田のツィート(2013.8/12)

昨年度、朝鮮学校補助金を出したのは19道府県、総額2億5667万円で、
うち兵庫県が1億2685万円と突出。2番は神奈川県で6374億円だったが、平成25年度は予算化を見送った。兵庫が一段と突出した形。(救う会ニュースより)

 勿論言うまでもなく兵庫がまともなのであり、神奈川ほかの補助金を出さない県が異常なわけです。
 兵庫が今後もこの姿勢を貫くとともに、神奈川などまともでない県がまともになることを願ってやみません。しかしこんな差別に荷担して、救う会や「救う会の傀儡と化した・家族会」は恥ずかしくないんでしょうか?


■島田のツィート(2013.8/10)

細部がどこまで正確か分からないが、いかにも中国らしいニュースだ。
傷害に集団レイプ…“国民的歌手の息子”の傍若無人「110番してみろ」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/675781/

 島田と言い、島田が紹介する産経記事と言い、中国を小馬鹿にするだけで、性犯罪被害者への同情の言葉が全く見いだせないことに唖然とする。さすが「性犯罪被害者・慰安婦」を誹謗中傷するゲス連中らしいと言うべきか。


■島田のツィート(2013.8/8)

(注:靖国問題での日本批判が)中韓台となってもおかしくないはずだが、台湾はしっかりした戦略的判断に基づき、大人の対応を取っている。

 一応断っておけば「台湾」も「李登輝のように完全に日本ウヨに媚びてる人物」以外は、「靖国参拝」には否定的です。単に現時点では政府や主要野党が「日本批判をそれほどしていない」に過ぎません(政府や主要野党でなければかなり厳しい批判をしている人はいますし、政府や主要野党も「厳しい批判をしない」だけで安倍の靖国参拝を熱烈支持しているわけでは全くありません)。あまり舐めた態度を取ると台湾でもそのうち日本批判が激化するかも知れません。


■島田のツィート(2013.8/7)

韓国側が(注:開城工業団地の再開に)応じるなら国連制裁決議違反

 ばかばかしいですね。「開城工業団地を再開すべきでない」なら「俺個人は支持はしませんが」、まだ理解できる。
 「再開は国連決議違反」ってのは明らかなデマじゃないですか。決議違反行為を公然と出来るわけがないでしょう。「デマをデマだと理解できないバカ」か「故意のデマ野郎」か知りませんが自称国際政治学者が「国際政治関係でデマを垂れ流す」んだから呆れて言葉もないですね。


■島田のツィート(2013.8/5)

一貫しているのは嫌日左翼的姿勢で、反米も従米*28も彼にとっては時々のカードに過ぎない。
100%なくなった安倍首相の靖国参拝(天木 直人) - Y!ニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/amakinaoto/20130804-00026983/

 島田が何が言いたいんだかさっぱりわかりません。まずは天木氏の分析「日米、日中、日韓関係が悪化するので、安倍の靖国参拝はほぼ100%ないと思う。第1次内閣でも安倍は参拝しなかった(俺もそう思うし多くの人はそう思ってるでしょうが)」について自分の意見を言ったらどうなのか。
おそらく
1)天木氏が「安倍の靖国参拝はほぼ100%ない」と言ったことにむかついた
2)反論したいが実際、「第1次安倍内閣」では安倍は参拝を見送ってるのでまた見送るかも知れない。「安倍さんは絶対参拝する」とは言えない
3)過去、靖国参拝しなかった「安倍以外の」首相に対し悪口雑言してきた手前、「安倍さんが参拝しなくても問題ないよ」とはさすがに言えない
4)でも天木氏に文句を言いたいので「天木なんかただの嫌日左翼なんだ!。基地問題は反米の癖に、嫌日(つうか靖国公式参拝反対)のためなら従米もOKなんだ!」と罵倒
という話なんでしょう。
 島田が「安倍は絶対に参拝する。天木は間違ってる」「もしこの予想が外れたら天木に謝罪した上で安倍を絶対に許さない。安倍内閣を打倒する」ぐらいの覚悟があれば、「デタラメな予想をするな」といえますが、内心島田も安倍を信用していないんでしょう。でも安倍を批判したくないし、安倍を批判しない自分の「安倍への甘さ」も認めたくないと。で、議論の本筋(安倍が参拝しないという天木予想の是非)から離れたところで天木非難を始めると。
 島田もお粗末な人間です。


■島田のツィート(2013.7/31)

斎木氏*29のレベルで「意思疎通の継続」があれば充分だ。目標は首脳会談ではなく、中国の政体変更である

 言ってることが「街宣右翼並みに」非常識すぎて絶句するしかないですね。何と言っていいか言葉もない。
『「中国の政体変更」なんて公言したら関係がさらに悪化する』とか
「安倍政権ですらそんなこと目指してない」とか言ってもこの男には馬耳東風なんでしょうし。
 おそらく島田は韓国に対しても「朴政権打倒」でも目指してるんでしょうねえ。気にくわない国に対して「俺のやること(例:閣僚の靖国参拝)に文句があるのか、ふざけるな!」「中国や韓国なんかぶっつぶしてやる」ですませれば確かに怖い物知らずでしょう。まあ、それで問題が済むわけないですけどね。現実問題として「ぶっつぶせない」んだから。


■島田のツィート(2013.7/30)

昨日の国基研シンポでは、櫻井よしこ氏が民主党を「あんな腐った党」と表現していた。的確な評だろう

 何がどう腐ってるんでしょうか?。まともな人間はこんな下品なことは言いません(もちろん桜井も島田も国基研も全て異常ですが)。そして島田に寄ればこのシンポには「民主党笠浩史(もちろん笠はごりごりの極右ですが)」がいたそうですが桜井発言にどんな顔してたんですかね。笠が桜井の暴言に怒りを覚えないようなら離党すればいいのに。極右なら極右らしく自民か維新にでも入党すればいい。


■島田のツィート(2013.7/28)

羞恥心のない連中に対する国家や社会の抑制装置が、朴槿恵政権下で、益々失われていっているようだ。
韓国サポが日本非難の横断幕/東アジア杯
http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/f-sc-tp2-20130728-1164643.html

FIFA規定違反だそうなのでやるべきではないと思うが、「人の情として」あちらの気持ちは少しはわかるつもりだ(別に「韓国通」や「他人の気持ちに敏感な人間」でなくても常識でわかる話だろう)。日本(というか安倍政権)が「閣僚の靖国参拝」だの「河野談話見直し論」だのによって歴史認識問題でもめ事を作ってることを無視して韓国批判など片手落ちも甚だしい。ましてや島田は「慰安婦は公娼」などとほざき、もめ事を作ってる「張本人の一人」なので、奴の「一方的韓国非難」には心底呆れる。羞恥心がないのは手前だろ。

共同幻想の中で、韓国メディアは、浅ましいことをもはや浅ましいと感じなくなっているようだ。
慰安婦象徴の少女像 米グレンデール市に建立(朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/07/28/2013072800500.html

島田の方こそ「日本右翼仲間でしか通用しない慰安婦公娼論」という「共同幻想」の中で「河野談話否定論主張」という「浅ましいこと」を「もはや浅ましいと感じなくなっている」ようだが、それはさておき。
島田がこの件で韓国だけ批判し、米国を批判できないことには「何、そのアメリカのポチぶり」と本当に呆れる。
 グレンデール市の件は朝鮮日報曰く

慰安婦問題に格別な関心を示してきたグレンデール市政府は市民の往来が多い市立中央図書館前にある公園の敷地一部を提供した。
グレンデール市長を3回歴任したフランク・キンテロ市議会議員は「建立に反対した日系市民は歴史教育を受けていない少数の極右民族主義者。グレンデール市民らは正しい歴史を知るチャンスを得ることになった」と話した。

なのだから「韓国系以外の米国人」も積極的に協力しているのだが。他の地方議会決議や記念碑建立ももちろん「韓国系以外の米国民」が協力しているのであり「韓国だけが悪い」という話ではそもそもない。


■島田のツィート(2013.7/27)

日本の親中派にこの問題での態度表明を迫りたい。
時事:活動家釈放要求、1200人超が署名=新たな「公民運動」に発展−中国
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201307/2013072700172&g=int

 親中派(誰のことを想定してるのか知りませんが)とやらより「安倍政権に態度表明を迫ったら」どうなんですかね。島田は「自称・安倍政権支持者」のわけなんだし。ま、今の情勢で中国相手に「靖国参拝などを棚上げして」非難したところで向こうが聞く耳持たない*30でしょうし、安倍にこれ以上日中関係を悪化させるような無茶をやる、そんな度胸はないでしょう。ま、安倍も「それなりの批判」はするでしょうが、島田が希望するような無茶苦茶な非難は出来るわけもないし、すべきでもない。はっきり言って「安倍が中国にやたら厳しく、親中派がやたら甘い」なんて事実はないでしょう。親中派だって「それなりの批判」はしてるわけです。
 しかし「中国民主派(政府批判派)」だって「島田のような日本右翼には厳しい点」では「中国共産党執行部」とは変わらないのによくもまあ、島田も「中国民主派の仲間面」ができますね。


■島田のツィート(2013.7/26)

犠牲が出る前の先制攻撃も必要だ。

 そんなものは必要じゃありませんよ。「犠牲が出る前」ってことは「攻撃がないのにあるとみなして攻撃」するわけですから「相手が攻撃意思がないのにあると誤認するケース」がありうるし、それどころか「相手に攻撃意思がないと知りながらあると強弁して攻撃」ということすらありうるわけです。
 憲法違反以前に国際法違反行為でしょう。

韓国の保守派も、自国民の海外での羞恥心なき行為について、声を上げるべき時だろう。
米・公園に慰安婦像、政府が見直し働きかけ(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130726-OYT1T00239.htm?from=tw

 島田は論外ですが、菅官房長官の行為はばかばかしいとしか言いようがないですね。他にやることはないのか?。そもそも安倍が「河野談話見直し」など言い出すからこうなるんですが。後に「踏襲する」と言った安倍ですが、「批判を受けて渋々」で「出来れば後で撤回したい」ことは見え見えなんだから、慰安婦記念碑設置運動がやむことはないでしょう。自業自得です。

高木氏は福井3区選出で、拉致議連事務局次長も務めてきた。頑張ってもらいたい。
時事:衆院議運委員長に高木氏
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201307/2013072501097&g=pol

 安倍らしい人事なのでしょうが重要ポストに極右を就けると後が大変なだけだと思いますが。失言の恐怖がありますので。


■島田のツィート(2013.7/25)

*31としては、もう少し粘れば海江田*32は泣き崩れて自分の勝利になると踏んでいるのだろう。

というより、菅氏からすれば「やれるもんならやってみろ」ってところでしょう。除名したければすればいい、外に出て行っても政治活動は出来る、執行部に一方的にバカにされてたまるかと開き直ってるんじゃないか。
 現執行部が菅氏をないがしろにしてることは外から見てもまるわかりです。かつ「有田芳生参議院議員」がツイッターで大河原支持を公言していたことでわかるように、何も大河原氏に好意的だったのは菅氏一人じゃないわけです。下手に菅斬りなんかすれば議員や支持者がどんどん離れて東京の民主党がさらに沈没しかねません。


■島田のツィート(2013.7/21)

今日の参院選、絶対に通さねばならぬ候補者の一人に、安倍首相の長年の同志、衛藤晟一議員がいる。国家基本問題研究所の活動にも、いつも熱心に関わってくれている。
衛藤晟一議員が語る「気合い注水」事件(ビデオレター)
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2309612/

 「こういう政策を唱えてるから支持する」ならともかく「安倍の同志」「国基研の協力者」で第三者への説得になると思ってる当たりがすごすぎる。それとも「登録が必要なフェイスブック」ではなくツイッターなのに、内輪向けの文章であって第三者へ向けての文章ではないのか?
 また衛藤の人間性を示すエピソードとして「外務省官僚に逆ギレした衛藤がコップの水をかけた」などという衛藤ですら自慢できないであろう話を批判目的に持ち出すのならまだしも「衛藤さんの熱い情熱がわかる」「やる気のない外務官僚に気合いを入れただけ(アントニオ猪木かよ?)」とまるで美談扱いだから呆れる。事件発生直後にかばうのならまだしも、「2年前の話をまた持ち出す」とは衛藤もありがた迷惑だろう。
 「水をかけられる外務省が悪い」と強弁する島田だが衛藤以外の例えばこの男が嫌ってる河野洋平氏当たりが同じ事をやっても「河野氏は悪くない」と島田がいえるかといったらいえないだろう。
 「下品な河野」と叩くのは見え透いている。島田は実にデタラメな男だ。

亡くなった17才の黒人男性も大人しかったわけではなく、自警団の男性を押し倒して殴りつけている。

おいおいだ。そんなことは無罪判決批判派もわかった上で「射殺は過剰防衛ではないのか」と批判しているのだが。

昨夜は福井の「文殊の会」に講師で呼ばれ、北朝鮮問題を中心に話した。
(中略)
この会は、県警OBの三嶋徹氏が幹事長役で、昨夜は児嶋眞平元福井大学長、堀博幸1等海佐自衛隊福井地方協力本部長)はじめ多士済々の面々が集まった。

島田のようなバカの講演はまともな人間なら恥ずかしくて聴いてられないだろうが、ここに名が出てくる連中は「島田並みのバカ」か「しがらみでしぶしぶ参加してる」かどっちにしろろくな人間ではないと思う。

*1:そもそも「あの戦争」を侵略と呼んでるのは中国だけじゃありません。だからこそ東京裁判東條英機らが裁かれ日本もその判決を受け入れたんですが、そのあたり島田らはどう理解してるんでしょうか?。「報復裁判だから違法無効」とでも理解してるんでしょうか?。もちろん日本政府はそんな見解じゃないですが。

*2:俺もその「最近まで」知らなかった一人ですが

*3:著書『日本テレビとCIA:発掘された「正力ファイル」』(2006年、新潮社)、『原発、正力、CIA』(2008年、新潮新書)、『昭和史を動かしたアメリカ情報機関』(2009年、平凡社新書)、『CIAと戦後日本:保守合同北方領土再軍備』(2010年、平凡社新書

*4:普通、そうじゃないんですかね。議席数が多いから多い時間ってのはおかしいでしょう。島田と田久保はどうやら「議席数を時間に反映しろ」と思ってるようですが。

*5:「あるか」も何も「政党党首としては」少数でしょうよ?

*6:言うまでもないですが「改憲しやすくする=主権を行使しやすくする」ではありません

*7:ライプツィヒの夏『国家基本問題研究所というのもどうかと思う組織だ』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/e7dd681c5a9311a52cad3820fb4730e3)も小生と同様「売れないからではないのか」と指摘しています。

*8:さすがの島田も「修正」と言い訳していますがもちろん実質は撤回です

*9:日米関係悪化論については詭弁とは言え応答する島田が日韓関係悪化論についてはまともに答えないのは言うまでもなく、スネ夫の島田がジャイアン扱いしている米国は恐れているがのび太扱いしている韓国は舐めているというふざけた話です。

*10:悩んで悩んでそれでも結論が出ずにやむを得ず、ばくちに打って出ると言うことも時にはあるでしょうがこの問題はそういう話じゃありません

*11:高まってないと思うぞ

*12:ブッシュ政権国務副長官

*13:確かに「首相辞任を覚悟しないと、政治的には行けない」でしょうが「物理的にはいくらでも行ける」んですが。「行かなかった」と書かない島田は本当に安倍に甘い

*14:小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相などを経て首相。現在、第二次安倍内閣財務相

*15:菅内閣文科大臣政務官、野田内閣文科副大臣

*16:もちろん産経は除く

*17:「成りかねない」も何もこのナチス失言で既になってると思いますが

*18:島田の「韓国は嘘つき」呼ばわりの方が誹謗中傷です

*19:合法じゃないですけど

*20:なくなりませんでしたが

*21:竹下内閣官房長官、橋本内閣外相などを経て首相

*22:RAAのこと

*23:アワー氏のこと

*24:島田が非難する産経コラム筆者で、外交評論家の宮家邦彦氏のこと

*25:勿論俺は島田の主張を「非」としますが

*26:なお「コリアンの慰安婦」が一番数が多いだけでフィリピン人やインドネシア人の慰安婦もいるし、アジア女性基金はそうした慰安婦も対象にしていることに注意が必要

*27:宮沢内閣官房長官自民党総裁、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*28:天木氏は「従米(特に基地問題での従米)は嫌だが、この靖国の件について言えば従米の結果が日中関係、日韓関係をよくしているので結果それ自体がいいことは認めざるを得ない」と言っています。で、それを「その時々のカード」と島田のように呼ぶのはおかしいと思いますね。

*29:外務事務次官

*30:靖国問題などなくても聞く耳持つか疑問ですが、靖国問題などがあればなおさら聞く耳なんか持たないでしょう

*31:鳩山内閣財務相を経て首相

*32:菅内閣経産相を経て現在、民主党代表