今日の産経ニュース(9/8分)(追記あり)

■亡き坂口良子さんは何を思う…娘、坂口杏里がAV転身へ その理由は? 
http://www.sankei.com/entertainments/news/160908/ent1609080006-n1.html
 芸能音痴なので、坂口良子の娘が芸能界入りしていたとは知りませんでしたが、まあ、「何ともかんとも」ですね。実際どうなのかは知りませんが産経に寄れば女性週刊誌に「ホストクラブに入り浸り多額の借金をして、にっちもさっちもいかなくなってAVデビュー」と書き立てられているそうです。正直、これでは先行き厳しいでしょう。こうなる前に何とかならなかったんかいなあ、とは思います。いや正直、AV転進なり、多額の借金なりが事実だとして、彼女が「どんな結果が出ようとも」生き抜いていく覚悟があるなら、別に彼女のファンでもないし、正直小生のような他人に取ってはどーでもいい話ではあります。極論すればAVに出たからと言って人生が終わるわけでもない。
 が、記事を読む限りではその点どうしても「彼女にはどれだけの覚悟があるのか」と危うさを感じますね。

【追記】
 ちなみに坂口がデビューすると噂されるAVメーカー「MUTEKI」は

「芸能人しかキャスティングしません」というキャッチフレーズのもと、グラビアアイドルや女優などの芸能人が出演するアダルトビデオをリリースしているが、大半が無名(ウィキペ「MUTEKI」参照)

だそうです。まあそりゃあそうでしょう。有名芸能人がAVに転進したがるわけもない。坂口だって母親は有名でも本人は有名とは言い難いでしょう。
 ただ、2009年には「数少ない元有名芸能人」として「元ウィンク*1鈴木早智子」がここからAVを出したそうで、まあ何というか「元紅白出場歌手がAV出演*2」とは芸能界も厳しい世界だとは思います。
 ただその後も鈴木は「全盛期に比べれば売れているとは言い難いでしょうが」

・2010年11月、初の自叙伝『負けじ魂』(光文社)を出版。現在は舞台、ラジオ、テレビ番組・映画に出演しつつ、写真集を発表するといった芸能活動を行っている(ウィキペ「鈴木早智子」参照)

そうですからね。鈴木のような覚悟が坂口にあれば、繰り返しますが、坂口のAV出演も

別に彼女のファンでもないし、正直小生のような他人に取ってはどーでもいい話

のわけです。


■【石平*3のChina Watch】「女排精神」まるで“救世主”のように崇拝…背後に現代中国の精神的貧困
http://www.sankei.com/world/news/160908/wor1609080037-n1.html
 日本の「女子バレー・東洋の魔女*4ブーム」や「サッカーなでしこジャパン*5ブーム」などと中国の「女排精神*6」と別に違いはないでしょう。
 日本だってたとえば「ヤクルトや西武の監督を務め両球団でチームを優勝に導いた広岡達朗*7のいわゆる管理野球」がビジネスにも通用するかのように語られたことはあったし、あるいは将棋の羽生善治*8の著書『決断力』(2005年、角川oneテーマ21)、『大局観:自分と闘って負けない心』(2011年、角川oneテーマ21)も題名からしてただの将棋本ではないでしょう(羽生本を読む気は全くないですし、正直、羽生にも将棋にも元女優の羽生の奥さん(芸名:畠田理恵*9)にも何の興味もないですが)。
 つまりは正直この程度の事で中国を小馬鹿にするのなら、日本も同様に小馬鹿にされることになるのですが(苦笑)。
 「たかが棋士の羽生やプロ野球監督の広岡を崇拝する日本の精神的貧困」といわれて「ごもっとも」と産経や石平が納得するのなら筋は通っていますけどね。まあ納得はしないでしょうね。

【追記】
■【編集者のおすすめ】弱体化する習近平政権、2017年までにクーデターが起きる… 石平、陳破空*10著『習近平中国共産党を殺す時』
http://www.sankei.com/life/news/160910/lif1609100023-n1.html 
「2017年12月末までにクーデターが起きる高い可能性がある」とは石平もデタラメがよくも吹けるもんです。
「2016年9月の今から、1年数ヶ月後には嘘がバレる(クーデターなど起きるわけもないから)」、つうか「現時点ですら信用する人間などほとんどいない嘘がはける」神経には絶句ですね。
 まあ、「2017年末までにクーデターなど起こらなくても」アンチ中国の極右はいつまでもこうした石平の与太本を買い続けるのでしょうが。


■【主張】比大統領 南シナ海の「要」自覚せよ
http://www.sankei.com/column/news/160908/clm1609080002-n1.html
 「大統領の立場自覚せよ」でない辺りが実に産経らしい。またドゥテルテ氏の暴言原因は「自らの麻薬犯罪者撲滅作戦が人権無視と米国に批判されたこと」ですが「米国の批判に賛同するのか」はたまた「ドゥテルテ氏の反発に賛同するのか」はっきり書かないのも実に産経らしい。

*1:1989年、フジテレビ系ドラマ「追いかけたいの!」の主題歌に使われた「愛が止まらない」が大ブレイク、同曲で第22回全日本有線放送大賞グランプリ(上期)を受賞。同年「淋しい熱帯魚」で第22回全日本有線放送大賞グランプリ(年間)、第31回日本レコード大賞を受賞し、同曲で第40回NHK紅白歌合戦への出場も果たした(ウィキペ「鈴木早智子」参照)。

*2:さすがに男性AV俳優との激しい絡みがあるようなハードコア作品ではなくいわゆるソフトポルノのようですが。

*3:『なぜ、日本人は日本をおとしめ中国に媚びるのか』(2009年、ワック文庫)、『【中国版】サブプライム・ローンの恐怖』(2011年、幻冬舎新書)、『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(2013年、PHP新書)、『中国はもう終わっている』(共著、2013年、徳間書店)、『中国を捨てよ』(共著、2014年、イースト新書)、『世界征服を夢見る嫌われ者国家・中国の狂気』(2014年、ビジネス社)、『日本に敗れ世界から排除される中国』(共著、2014年、徳間書店)、『自壊する中国・反撃する日本』(共著、2014年、ビジネス社)、『中国「歴史認識」の正体:繰り返される歴史改ざんの大罪』(2015年、宝島社)、『習近平にはなぜもう100%未来がないのか』(2015年、徳間書店)、『リベラルの中国認識が日本を滅ぼす:日中関係プロパガンダ』(共著、2015年、産経新聞出版)、『私たちの予測した通り、いよいよ自壊する中国!』(共著、2015年、ワック文庫)、『これから始まる中国の本当の悪夢:習近平に迫る経済壊滅、政権分裂、国内大乱』(共著、2015年、徳間書店)、『日本・インドの戦略包囲網で憤死する中国』(共著、2016年、徳間書店)、『最後は孤立して自壊する中国:2017年習近平の中国』(共著、2016年、ワック文庫)、『習近平中国共産党を殺す時:日本と米国から見えた「2017年のクーデター」』(共著、2016年、ビジネス社)などの著書がある常軌を逸した反中国バカウヨ

*4:1964年東京五輪で金メダル。その後も1968年メキシコシティ五輪銀メダル、1972年ミュンヘン五輪銀メダル、1976年モントリオール五輪金メダル、1984年ロス五輪銅メダルと、1964〜1984年まで「ボイコットした1980年モスクワ五輪」を除いてメダルに輝いた。しかし近年は2012年ロンドン五輪銅メダルなど一部の好成績を除けば昔ほどの成績を上げていない。

*5:2011年ドイツW杯金メダル、2012年ロンドン五輪銀メダル、2015年カナダW杯銀メダル。しかし2016年リオ五輪では予選敗退し佐々木監督が退任。チームの立て直しが急務。

*6:リオ五輪で中国女子バレーチームが金メダルを取ったことによるある種のブーム

*7:著書『監督論』(2004年、集英社インターナショナル)、『野球再生』(2007年、集英社インターナショナル)など

*8:現在、王位・王座・棋聖の三冠。永世名人永世王位名誉王座永世棋王、永世棋聖永世王将の資格保持者。

*9:1990〜91年に放送されたNHKの朝の連続テレビ小説「京、ふたり」で、ダブルヒロイン(主人公)の一人(もう一人は畠田の母親役の山本陽子)として漬物屋の若女将役を務めた。1996年、棋士羽生善治と結婚し、芸能活動を引退(ウィキペ「畠田理恵」参照)。

*10:『赤い中国消滅:張子の虎の内幕』(2013年、扶桑社新書)、『品性下劣な中国人』(2014年、扶桑社新書)などの著書がある常軌を逸した反中国バカウヨ(つまり石平の類友