高世仁に突っ込む(2019年7/30分)(追記あり)

ウイグルで何が起きているのか―メヒルグル・トゥルスンさんの証言1 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 記事タイトルが「証言1」ですので当然、最低でも「2」があるわけでまだ続きます。
 なお、記事タイトルに出てくる「メヒルグル・トゥルスン」でググる
中国:強制収容、重度の精神病に 在日ウイグル族が証言集会 在米女性、ビデオで訴え - 毎日新聞
中国、説明なく拘束/ウイグル人収容所体験者証言/都内で集会
ウイグル収容所で多数の死者か=「文化消し、中国人に」と絶望感:時事ドットコム
「死刑か無期懲役と宣告」=3回強制収容のウイグル人証言:時事ドットコム
と言った記事がヒットします。当然、高世の記事内容とは一部内容がかぶります。

 立花孝志*1代表の「NHKから国民を守る党」(N国)が、「北方領土を戦争で奪い返す」発言の丸山穂高議員(元維新)の入党を発表。さらに秘書への暴力とパワハラで告発されている石崎徹議員(自民)など問題議員や渡辺喜美*2参院議員にまで入党勧誘しているという。その一方で、N国がトンデモ政党だということが明らかにされ、危険なその体質に警鐘が鳴らされている。立花代表自身が悪質なデマを振りまく人物である他、40人近い地方議員もネトウヨ、ヘイトの巣窟だという。「NHK問題の本質は、内部に朝鮮人が増えたことが原因」などというヘイトデマを流す者までいる。N国が5議席を超えれば、代表質問権を得て国会がメチャクチャになるとの危惧はもっともだ。ストップN国!
丸山穂高が入党!渡辺喜美も?「N国」立花孝志代表のヘイトデマ体質! NGT48山口真帆に対する性的中傷デマ動画まで拡散 |LITERA/リテラ

 まあN国なんぞが議席獲得とは酷いもんです。しかしこれでは「俺の願望込みですが」が、さすがにこれでは早晩行き詰まって「時代のあだ花」として消えるんじゃないか。維新や自民ですら、暴言(丸山)やパワハラ(石崎)で見放す連中を数稼ぎで引っ張り込むようではねえ。
 なお、石崎については「まだ正式には処分されていませんが」
1)新潟選挙区で塚田一郎が落選したことに「同じ新潟選出の石崎も大いに貢献した可能性がある」
 塚田には「第四次安倍内閣国交副大臣引責辞任に追い込まれた忖度発言」がありますので、石崎のパワハラが「選挙期間中に報道されなくても」落選したでしょう。かつ塚田が仮に当選したとしても石崎が処分から逃げられるとは思えませんが。
 それにしても「櫻井よしこが応援演説した極右の塚田」落選は素直に喜びたいと思います。当選してたら「あたしの力だ」くらい言ったであろうよしこも都合が悪いのでだんまりです。
2)パワハラの事実が否定できそうにない*3上、安倍がかばった「UR疑惑の甘利*4経済財政担当相(現・自民党選対委員長)」などと違い陣笠に過ぎない(しかも今は退会したとは言え、元石破*5派で安倍に近いわけでもない)
ので、同様にパワハラを理由に切って捨てられた豊田真由子(第3次安倍内閣で文科大臣政務官復興大臣政務官)のように自民が早晩見放すだろうとみられています。
【追記】
N国と渡辺喜美氏が新会派 参院で「みんなの党」 - 産経ニュース
 まさか「大臣経験者」が「会派にとどまる(入党は回避)」とはいえ「N国党」と手を組むとは思ってもみませんでした。自民や維新から冷たい扱いをされてるとは言え、暴言やパワハラといった不祥事が発覚したわけでもないですしね。まあ、これで渡辺も「完全に終わった」といっていいんでしょうね。
【追記終わり】

 イドリブで起きていることは、これまでアサド政権が行なってきた住民無差別殺戮の延長だ。米国がシリアから手を引く姿勢を見せるなか、ロシア、イランが支援するアサド政権主導の「安定」へと向かう趨勢だが、それは恐怖の平和を意味することになる。
 まずはとにかくアサド政権とロシア軍の爆撃をやめさせなければならない。

 さすがの高世ももはや「打倒アサド政権!」と言う元気はないようです。なお、「米国がシリアから手を引く姿勢を見せるなか」としか書かない高世ですが、「反体制派の後ろ盾の一つトルコ」がロシアやイラン、アサド政権と手打ちに動いてるらしいと言うのもアサド政権の強攻策の理由の一つでしょう。

戦闘機調達「別の選択」=F35代替、ロシア念頭か-トルコ大統領:時事ドットコム
 トルコのエルドアン*6大統領は26日、首都アンカラで開かれた与党・公正発展党(AKP)の会合で、米国が最新鋭ステルス戦闘機F35を供給しない場合、トルコは「別の方向に向かう」と述べた。アナトリア通信などが伝えた。
 今月に入って導入を開始したロシア製地対空ミサイルシステムS400に続き、戦闘機もロシアから調達する選択を念頭に置いた発言とみられる。

と言うことでトルコは米国から距離を置く一方で、ロシアとの関係を深めています。

 私は報道や人権団体の発表などで、ある程度はウイグル情勢を勉強し、このブログでも何度か触れた。また、去年秋に来日した「世界ウイグル会議」総裁のドルクン・エイサ氏に直接話を聞き、あまりの非道さに驚いた。
世界人権宣言70周年で池谷薫監督の上映会 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(後日報告すると書いてそのままになっている)

 後日報告すると書いてそのままになっている

てどんだけ無責任なんですかね。なお世界人権宣言70周年で池谷薫監督の上映会 - 高世仁の「諸悪莫作」日記については以前「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(10/11分:高世仁の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログで「高世個人の報告は後でするにしても、せめて、『今の時点ではこの集会についてのマスコミ記事だけでも紹介しておきます』とマスコミ記事にリンク張ったらどうなの?。この集会についてのマスコミ報道はあるんだからさ」と言う主旨のコメントをしましたが、まさかそのまんま放置プレイとはね。
 まあ、高世も「後日報告て書いたけど、忙しくてそれどころじゃないし、もうマスコミが別途、この集会について報じてるから俺が報告する意味もない」と書く意欲が薄れたんでしょうが、だったら最初からマスコミ記事にリンク張れよ、て話です。
 まあ前回そういう酷い態度だったことを反省しての「今回の報告記事」ではあるのでしょうが。
 なお、こうしたウイグルの件についての現時点での小生の考えは「細かいこと無視して大まかな話だけすれば」

 よく分からないが、仮にウイグル側の誇張がある*7としても、中国が100パー正しくてウイグルが100パー間違ってる(ウイグルの言ってることは全てウソ)、つう事もないんだろうな

ですね。
 こうしたウイグルの中国非難証言がどこまで事実か分からないので、安易に中国非難したくないが、一方で「中国を全面擁護するのは多分無理なんだろうな」とは思います。
 とりあえず一番よろしいのは「公正中立な立場の国連調査チームを自治区に入れて調べてもらうこと」でしょうね。まずは事実の確定が大事でしょう。
 それが中国の反対で無理ならば「人権侵害の疑惑(つまり断定は避ける)がある旨、中国に指摘した上」で「事態の改善を要望すること」ですかね。
 「事実が確定できなから何もしない」つうわけに行かない反面、ウイグルの証言をそのまま鵜呑みにするのもまずいでしょう。
 まあ現実問題として中国相手に制裁とか現実的じゃないし、なかなか難しい話ではあります。

*1:千葉県船橋市議、東京都葛飾区議を経て「NHKから国民を守る党」代表、参院議員(ウィキペディア「立花孝志」参照)。

*2:第1次安倍、福田内閣金融担当相、みんなの党代表を歴任

*3:最悪の場合刑事告発、民事告訴されて処罰や民事賠償の可能性があります。

*4:小渕内閣労働相、第一次安倍、福田内閣経産相麻生内閣行革等担当相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第二次、第三次安倍内閣経済財政担当相などを経て、現在、自民党選対委員長

*5:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相などを歴任

*6:イスタンブル市長、首相を経て大統領

*7:この種の証言が全て事実だと思うほど、俺もお人好しではありません。