黒坂真&黒井文太郎に突っ込む(2020年6月27日分)

黒坂真
 日本共産党本部の皆さん。宇都宮けんじさんは、被拉致日本人*1をどうやって救出するかという政策を持っていますか。

 呆れて二の句が継げませんね。「拉致被害者の救出」は国が動くべき話であって、都知事が何かできる話じゃ無いでしょう(そもそも宇都宮氏は共産党も支援してるとは言え、立民や社民など共産党以外も支援してるのに、呼びかけが『宇都宮陣営の皆さん』ではないのも意味不明ですが)。
 衆院選参院選で『政権公約与野党拉致問題を掲げろ』と訴えるならまだしも、あるいは拉致問題で「安倍、福田、麻生、鳩山、菅、野田」といった「小泉訪朝後の歴代首相」を「小泉訪朝での5人の拉致被害者帰国の後に、彼らは拉致問題で新たな成果を何も上げられなかった」と批判するならまだしも、黒坂もどれほど非常識なのか。
 そもそも「石原、猪瀬、舛添、小池」という「小泉訪朝後の歴代知事」の中で『被拉致日本人をどうやって救出するかという政策』を実行した人間など一人もいない。もちろん、宇都宮氏に限らず、現職・小池にせよ、山本太郎にせよ、他の誰にせよ、都知事選候補で拉致関係の公約なんぞ掲げてる候補はいないでしょう。
 ならば黒坂的には「石原、猪瀬、舛添、小池」も「拉致で動かなかった無能」として非難の対象なのか。小池や山本など、宇都宮氏以外の候補も「拉致を公約に掲げない無能」として非難の対象なのか。
 もちろん「宇都宮だけ非難」であっても「石原、猪瀬、舛添、小池(歴代知事)も非難」「山本太郎(今回の都知事選候補)も非難」であっても黒坂がバカで非常識であることには違いはありませんが。

黒坂真
 吉岡正史さん。中国共産党としては、中国ですでに施行されて久しい法を香港にも適用する、だけの事です。外国との約束や条約に中国共産党は拘束されない。香港の住民は中国の法に従うべきです。条約や宣言を持ち出して外国が中国に何か言うなら覇権主義
◆吉岡正史
国家安全法案概要を民主派批判/「一国二制度」「司法の独立」壊す
「若者政党『香港衆志』の黄之鋒事務局長はツイッターで、同法で『人権保護は消えてなくなる』とし、『国際社会が香港を支持し、中国にこの悪法を撤回するよう促してほしい』と訴えました」。

 まさか「アンチ中国のウヨ」黒坂が中国の香港政策を支持する気も無いでしょうから、黒坂的には吉岡氏への皮肉のつもりなのでしょうが、「黒坂が何が言いたいのかさっぱり分からない」「そもそも皮肉になってないがな」ですね。
 黒坂に対して、「非常に善意に理解すれば」、

 過去において日本共産党は中国の香港政策を全面的に支持し、海外の批判を内政干渉として中国を擁護してきたのに、今回掌返しで中国批判に転じた(それはおかしい)

というならこうした黒坂ツイートも「皮肉として一応成り立つ」でしょうがその場合だって

過去において日本共産党は中国の香港政策を全面的に支持し、海外の批判を内政干渉として中国を擁護してきたのに、今回掌返しで中国批判に転じた

という根拠を提出する必要があります。黒坂のツイートは結局何ら皮肉になっていません。字面だけ見れば「ただの中国擁護」でしかない。

黒坂真リツイート
◆黒井文太郎
 自分は「中国軍の日本攻撃」より「北朝鮮核ミサイル飛来」を、よりリアルな脅威とみなしてます。

 「アホか」「馬鹿は黙れ」ですね。
 あえて言えば、「中国軍の日本攻撃」の方がリアルな脅威でしょう。理由は簡単で「中国は軍事強国であり、軍事弱国の北朝鮮に比べ日本攻撃のハードルは低い」からです。とはいえ中国の日本攻撃だってまず無いでしょうが。
 むしろ「北朝鮮核ミサイル」よりも「米軍の北朝鮮侵攻」の方がリアルな脅威でしょう。理由は簡単で「米国は軍事強国であり、軍事弱国の北朝鮮に比べ外国への攻撃のハードルは低い」からです。とはいえ米国の北朝鮮侵攻だってまず無いでしょうが。
 まあ「米国が北朝鮮に侵攻すれば」、北朝鮮の反撃として在日米軍北朝鮮がミサイルで攻撃するかもしれませんが、そんなケースを想定するのはおかしな話です。「米国の北朝鮮侵攻」なんて容認すべき行為じゃありません。
 想定すべきはあくまでも「北朝鮮の先制ミサイル攻撃」に限定すべきでしょう。そしてその場合、「在日米軍の反撃などで国が滅びてしまう」ので北朝鮮の先制ミサイル攻撃などまずあり得ない話です。
 とはいえ、ウヨの黒井&黒坂だと「冗談で無く」、米国の北朝鮮侵攻を容認し、その場合の「北朝鮮核ミサイル飛来」に備えるという無茶苦茶な認識なのかもしれません。
 もちろん「繰り返しますが」、「米国の北朝鮮侵攻」なんて容認すべき行為じゃありません。

*1:日本人拉致被害者と黒坂が言わないのが謎です。