今日の産経ニュース(2020年12月30、31日分)

首相、閣僚協議も緊急事態宣言再発令に言及せず 都内感染1300人超え - 産経ニュース
 患者数だけ見れば「東京で1日の感染者1000人越え」の現状は「緊急事態宣言発令時(1000人越えなど無かった)」より深刻な状態です。
 にもかかわらず「何故緊急事態宣言を発令しないのか」「今発令しないと言うことは(当時はともかく)過去の緊急事態宣言は現在の目で見れば結果的には過剰反応で発動する必要は無かったのか」「事態がどうなれば発令するのか」を語らなければ
1)政府は何が起ころうとコロナにまともに対応する気が無いという不安や
2)それとは逆に、1000人越えでも緊急事態宣言が発令されないなら、政府があれこれいっても現状は危機的状況ではないという楽観論
を助長しかねません。その点、菅政権は「緊急事態宣言は経済に悪影響を与えるから絶対に発動したくない(だから、どう言う事態になったら発動するか言いたくない)」「過去の緊急事態宣言について間違っていたと言いたくない(一方で、正しかったと上手く説明も出来ない)」ので「説明を逃げている」様にしか見えません。全く困った物です。


「首都厳戒」も、街には多くの人で賑わう 感染千人超に驚きも - 産経ニュース
 緊急事態宣言を発令しろとは言いません。しかし「緊急事態宣言は発令しない」「最近までGOTOをやめる気も無かった」では「三密を避けて、マスク、手洗い、うがいさえ、きちんとすれば東京の繁華街に出ても問題ない」と「東京や東京近隣自治体(神奈川県横浜市、埼玉県川口市、千葉県浦安市など)」の住民が思っても仕方が無いでしょう。


共産・清水衆院議員が新型コロナ感染 - 産経ニュース
 共産支持者として早期の回復を願います。不幸にも亡くなられた羽田雄一郎*1参院議員もそうですが、こうなると、もはや「感染要望に全力を尽くすべき」ですが「感染は確実に予防できる」と思うのは無理な気がします。何せ東京ではついに「感染者1000人越え」ですし。


「刑事コロンボ」原作者、W・リンク氏死去 - 産経ニュース

 米メディアによると27日、「刑事コロンボ」の原作者、ウィリアム・リンク氏が心臓疾患のためロサンゼルスで死去した。87歳。1960年代以降、人気テレビシリーズとなった「刑事コロンボ」の原作者の一人。
 10代から友人だったリチャード・レビンソン氏(1987年死去)と推理小説などを執筆。犯人を先に明かす「倒叙」と呼ばれるスタイルを駆使、鋭い推理で相手を追い詰めるコロンボのキャラクターを生み出した。
 他にも「ジェシカおばさんの事件簿」など、数多くの犯罪ドラマで原作者やプロデューサーを務めた。

 刑事コロンボファンの小生ですが「そういえば作者の名前なんて今まで気にしてなかったな」と言うことに気づきメモしておきます。


【正論】日米安保同盟の鍵は犠牲の共有 東京国際大学特命教授・村井友秀 - 産経ニュース
 日本を侵略する外国軍に「日米共同で立ち向かう」という事態が「ほぼ可能性がないこと」を考えれば「犠牲の共有」とは「ベトナム戦争での韓国軍派兵」「イラク戦争での英国軍派兵」のような「専守防衛ではない共同軍事作戦(集団的自衛権行使)」としか理解できません(その点について産経は曖昧な言葉でごまかしますが)。
 その場合の「可能性の高い場所」は既に米国が派兵しているアフガンやイラク、シリア辺りでしょうか。いかに自民党支持層でも「PKOならまだしも」そうしたことを容認する人間は少ないかと思いますが今後の警戒は必要でしょう。


指紋にとらわれた初動、絞れぬ犯人像 世田谷一家殺害 - 産経ニュース
宮沢みきおさんの母 募る焦り「真実知りたい」 世田谷一家殺害 - 産経ニュース
《独自》世田谷一家殺害 最新DNA型鑑定で容姿推定へ - 産経ニュース
 12/30に起きた未解決凶悪事件としてこの時期、取り上げられるこの事件ですがもはや解決は望み薄でしょう。何せ犯行は20年前です。現在は「殺人など死刑対象犯罪の時効は廃止されましたが」昔なら「15年の時効が成立していた事件」です。

*1:野田内閣国交相民主党参院幹事長、民進党参院幹事長などを経て立憲民主党参院幹事長。羽田孜元首相の息子