今日の中国ニュース(2021年11月27日分)

浅井基文ブログ『中国共産党の統治:党の領導と人民の当家作主
 なかなか興味深い文章だと思うので「オレ流」に紹介しておきます(詳しく知りたい方はリンク先を見て下さい。おそらく阿部治平などは浅井先生を『中国シンパ』と罵倒するだけでしょうが)。
 まず「領導」。これは日本では一般に「指導」と訳されますが、浅井先生は「それでは『領』のニュアンスが出ない」とします。
 「領」とは「領解」「領承」の意味です。つまり「国民に党や国家の方針を説明し、領解、領承してもらった上で指導する」のが「領導」です。「命令」ではあるものの、「一方的な命令」ではない。
 次に「人民の当家作主」。「当家作主」とは「家の主人」という意味でこの場合は「家」は「国家」のたとえで要するに「国民主権」の意味です。
 というと阿部などは「そんなのは建前に過ぎない」といって浅井先生に悪口でしょうが重要なのは「建前であっても、中国は公然と国民主権を否定しているわけではない」つうことですね。
 だからこそ「民主的機関」として全人代や政治協商会議が設置されている。
 その点は浅井先生が言うように「きちんと押さえておくべきこと」ではあるでしょう。


安倍元総理が台湾主催イベントで講演へ 台湾報道|テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト
 首相時代は「対中関係」に配慮してこの種のことは自重していたのに、辞めたら「これ」とは「悪い意味」で「わかりやすい男」です。


ニトリが道産米を中国輸出へ 来月末に小樽港から54トン|NHK 北海道のニュース
 「ニトリ(家具の小売り)って今そんなこともしてるんだ?」「中国市場が日本の米農家にとって重要になりつつあるのか?」つう意味で俺的に興味深いので紹介しておきます。
 なお、今が「コロナによる外食需要の減少のせいもあって米余りで価格が下落傾向」にあることがこうした輸出の背景にはあります。
 「米価格の下落」については、赤旗米価下落 営農の危機/前年比2~4割減/農民連・共産党「過剰在庫は隔離を」(2021.9.3)を紹介しておきます。
 中国へのコメ輸出については以下の記事も紹介しておきます。
コメ輸出過去最高、10年で10倍 中国販売カギ: 日本経済新聞2019.2.13

福井米のパックご飯、中国ターゲット 北京で試食開始、福井県など需要見込む | 経済 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE2021.3.31
 福井米の消費拡大を狙い、福井県などは3月30日、中国・北京市でパックご飯の試食を始めた。コメの国内需要が縮小する中、人口14億人を抱える巨大市場での販売への足掛かりにしたい考え。担当者は「大きな需要が見込め、チャレンジする価値はある」と期待を寄せている。
 政府もコメの輸出拡大に向け中国を「戦略的輸出ターゲット国」に特定し、市場の開拓を後押しする方針。パックご飯の輸出は富山の企業などが中国向けに生産規模を拡大させるなど、全国各地で活発化している現状だ。

全農、中糧集団に日本産コメ供給 輸出拡大に弾み: 日本経済新聞2021.4.20
三信新潟、中国向けコメ輸出倍増 贈答用需要見込む: 日本経済新聞2021.10,19
県産米を中国に初輸出 販路拡大に期待 国内では需要低下 <岩手県>2021.11.2


変異株命名、中国に配慮か? 「XI」=「習」で、米FOX:東京新聞 TOKYO Web
 何の根拠もない与太話でしょう。もはや「一部のアンチ中国の言動」はまともな中国批判と呼べる物ではないでしょう。WHOの反論については中国に配慮してオミクロン株に? WHOが2文字飛ばしの理由を説明 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタルを紹介しておきます。


「台湾の次は尖閣」 中国動向を警戒―豪国防相:時事ドットコム
 言ってることがでたらめすぎて絶句です。もはや豪州は「頭のおかしい反中国右翼が牛耳る国」に落ちぶれてしまったのか。
 そもそも「台湾が独立宣言しない限り」侵攻の可能性が低い。また「台湾侵攻」と「尖閣侵攻」には「台湾侵攻が成功したら当然に尖閣侵攻もやる」などという因果関係には勿論全くありません。


【産経の本】『なぜ日本は中国のカモなのか』 中国の理不尽さを〝抱腹解説〟 - 産経ニュース
 日本が中国に一方的にかもにされてるなどという事実はどこにもないので馬鹿馬鹿しい限りです。