常岡浩介に突っ込む(2021年12月8日分)(副題:猪口邦子の劣化に改めて呆れる)

常岡浩介がリツイート
◆東野篤子*1
 猪口先生の『戦争と平和*2』は国際政治学の名著。
 猪口先生の域にはどんなに頑張っても達しない*3と思っていたので、「劣化した」猪口先生という表現であれば十分褒め言葉。ありがとうございます!

 吹き出しました。「東野への非難(劣化版・猪口)」が正しいかどうかはひとまずおきます。
 猪口がその後、自民党参院議員として

猪口邦子 - Wikipedia参照
 猪口邦子議員からいきなり本が送られてきた――「歴史戦」と自民党の「対外発信」/山口智美 - SYNODOSによれば、『歴史戦:朝日新聞が世界にまいた「慰安婦」の嘘を討つ』(2013年、産経新聞社)、呉善花『なぜ「反日韓国に未来はない」のか』(2001年、小学館新書)の「英訳版」を「献本」と称して、2015年に山口智*4モンタナ州立大学准教授ら米国の学者に配布した

ことを考えれば、ここで言う「劣化版・猪口」が「『今や、歴史修正主義右翼に劣化した猪口』以下のクズ=東野」という意味だとわかるでしょうに。
 「猪口が恩師で批判できない」のか、「自民党に敵視されるのが怖い(2015年の猪口の愚行は明らかに当時の自民党総裁・安倍への追従なので)」のか、ここで「私は猪口氏のような学者にあるまじき愚行をしたことは一度も無い。侮辱するな!」とはいえず、話のすり替えに走るのだから、東野も呆れたバカです。そんな東野を批判しない常岡も呆れたバカです。おそらく、東野も常岡もこうした「猪口の愚行」を知りながら故意に「カマトトぶってる」のでしょう。こんなすり替えをやれば「人間性を疑われる」とは思わないのか。
 それにしても俺もさすがに猪口(上智大名誉教授)が本気でこんなバカをするとは思いません。「自民党参院議員ポスト」のために「学者としての信用をドブに捨てた」のでしょうが全く酷いもんです。楊海英静岡大学教授が、ツイッターを非公開にしていた - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が批判する楊海英といい勝負です。そこまでして政治家になりたいのか。「芸能人として限界を感じ、見切りをつけて自民党議員に転身した三原じゅん子(岸田内閣厚労副大臣)や今井絵理子」のように「学者として限界を感じて自民党国会議員に転身し、デマまで放言するようになった」のが今の猪口なのか。
 何せ「政界進出後」の猪口の著書は

猪口邦子 - Wikipedia参照
◆『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』(共著、2007年、ディスカヴァー携書)
 猪口は2005~2006年に小泉内閣少子化等担当相
◆『東京WOMEN大作戦』(2008年、小学館
 当時、自民党衆院議員だった小池百合子*5(現・都知事)との共著
◆『女性議員が永田町の壁を砕く!』(稲田朋美*6太田房江*7杉田水脈自民党女性議員との共著、2020年、成甲書房)
 2020年当時の猪口は自民党女性国会議員の一人

ですからね。「学者としての著者」じゃない(呆)。
 そして「妻と夫は別人格」とはいえ、猪口の夫・猪口孝*8は「夫として」、また「国際政治学者、大学教員として」妻の醜態(慰安婦違法性否定デマの流布)に何か思うことはないのか。
 猪口と同じ「国際政治学者で政治家に転じた人物」でも「舛添要一(元東大助教授。第一次安倍、福田、麻生内閣厚労相都知事を歴任)」はおそらく『ここまで酷くない』と思います。

常岡浩介がリツイート
前富士川町長を再逮捕 入札めぐり収賄容疑―山梨県警:時事ドットコム
 山梨県富士川町の官製談合事件で、県警は7日、特定の業者が受注できるよう便宜を図った見返りに現金を受け取ったなどとして、加重収賄などの疑いで前町長・志村学容疑者(71)を再逮捕した。贈賄などの疑いで建築設計事務所の元経営者・小林一容疑者(72)も再逮捕した。いずれも容疑を認めているという。

 常岡のリツイートを見ていて「頭痛がしてくる」のは「コメントがない」ために何が言いたいのか全くわからないことが多いことです。

1)常岡の出身:長崎
2)長崎放送時代の常岡の最大の「業績」:警察裏金疑惑報道*9
3)独立後の常岡の「業績」:『ロシア語られない戦争:チェチェンゲリラ従軍記』(2008年、アスキー新書)、『イスラム国とは何か』(2015年、旬報社

ですが、この「前町長の贈収賄」は1)~3)のどれとも関係ないので「?」ですね。常岡もかなり「迷走状態にある」気がします。そもそも今、奴が何の仕事をやってるのか、さっぱりわかりません。

*1:筑波大学准教授

*2:1989年、東京大学出版会

*3:勿論「今のデマ右翼に劣化した猪口」の域にも常識人はとても達することはできません。

*4:著書『海を渡る「慰安婦」問題:右派の「歴史戦」を問う』(共著、2016年、岩波書店)、『ネット右翼とは何か』(共著、2019年、青弓社

*5:小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)などを歴任

*6:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相など歴任

*7:大阪府知事。第三次安倍内閣で厚労大臣政務官

*8:東京大学名誉教授。著書『世界変動の見方』(1994年、ちくま新書)、『国際政治の見方』(2005年、ちくま新書)、『データから読むアジアの幸福度:生活の質の国際比較』(2014年、岩波現代全書)など(猪口孝 - Wikipedia参照)

*9:そのためか常岡ツイートには「警察不祥事を報じる記事」にリツイートが結構多い。