高世仁に突っ込む(2022年7/18日分)

山上容疑者のツイートに見る統一教会と安倍氏 - 高世仁のジャーナルな日々 
 高世仁に突っ込む(2022年7/17日分) - bogus-simotukareのブログで取り上げた"ただの付き合い"ではない統一教会と安倍元総理 - 高世仁のジャーナルな日々の続きです。

 山上徹也容疑者のツイッターアカウントが判明したとのニュース。
 政治や経済、国際情勢のニュースをよくチェックしてひんぱんに投稿している。ネトウヨと自称する

 「本当に山上のアカウントなの?」「何で山上のアカウントと分かったの?(山上の自供?、それともツイッター*1の警察への通報?)。そう認定した、ちゃんとしたまともな根拠があるの?」とは思いますが、これが事実なら「政治的暗殺」とはとても言えないことが改めて分かります。
 「自称ネトウヨ」山上のツイッターは、「集団的自衛権容認の安保関連法支持」「安保関連法批判派の立憲民主党やシールズへの非難」などの「右翼的ツイート」をしており「政治的な面では安倍に好意的」だからです。
 ところが

高世仁リツイート
町山智浩
 日付を見てください。山上徹也容疑者のものと思われるアカウント silent hill 333 @333_hill は、2020年9月までは安倍政権を支持していましたが、2020年9月2日に安倍氏統一教会の関係に気づいてから、一変して安倍批判を始めるんです。

ということで途中から山上は「統一教会」ネタで安倍批判を始めます。
 「安倍が統一教会とズブズブなのは、赤旗統一協会の集団結婚・大会/安倍長官らが祝電/韓国「世界日報」報道(2006.6.13)などで官房長官当時から報道されとるやろ?。これ、本当に山上の本物ツイッターなんか?」「本物だとして何で最近まで山上は安倍と統一教会の関係を知らなかったんや?」と首をひねりますが。
 なお、高世が「統一教会とズブズブの政治家」として、猪口邦子*2の名前を挙げてるのには「(高世ではなく、猪口に対して)何だかなあ(呆)」ですね。
 猪口は元々「上智大学教授」ですからね。バカではないのだから統一教会の問題性など理解してるでしょうし、「そこまでして自民党の政治家になりたいのか?」「学者人生をもう捨てたのか?」ですね。
 「学者として三流、と自分でも自覚した」からそういう薄汚い道を歩いてるのか。
 過去に「学者出身の自民党議員」は「有馬朗人*3」「林健太郎*4」などいますが、さすがにここまで酷くないでしょう。
 「妻と夫は別人格」とはいえ、猪口の夫「猪口孝*5」も「妻の現状」について夫として恥ずかしくはないのか?
 それにしても

 昔はまともなことを言っていて可愛らしかった*6のに、政治家になってから面相も言動もおかしくなって、統一教会とズルズルの関係にまで・・

という「高世の猪口評価」には吹き出しました。「昔は顔がかわいい」云々を除けば*7、概ね間違いではないものの、「救う会、家族会」と付き合うようになっておかしな言動ばかりするようになった男が良くも言ったもんです。

 ご縁ある人の訃報があった。
 高沢皓司さん。7月6日、誤嚥*8性肺炎で亡くなった。75歳。
(中略)
 個人的にも高沢さんにはとても感謝している。「よど号」関連の番組ではインタビューと情報提供でご協力いただいたほか、福留貴美子さん*9取材では高知まで私たちの取材班が同行させていただいた。
 ご冥福をお祈りします。

 高沢についてはけっきょく高沢皓司も、高世仁や小林峻一らと同様、ネタに遭遇したから本を書けた一発屋だったのだろう - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)を紹介しておきます。

*1:利用するに当たっては本名で登録でしょうからね。

*2:小泉内閣少子化等担当相。著書『戦争と平和』(1989年、東京大学出版会)、『ポスト覇権システムと日本の選択』(1992年、ちくま文庫)、『戦略的平和思考』(2004年、NTT出版)、『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』(猪口が小泉内閣少子化担当相を2005~2006年に務めた後の著書、2007年、ディスカヴァー携書)、『東京WOMEN大作戦』(当時、自民党の同僚女性議員だった小池百合子佐藤ゆかりとの共著、2008年、小学館)、『女性議員が永田町の壁を砕く!』(自民党の同僚女性議員との共著、2020年、成甲書房)など。途中から学者の著書(猪口の専門は一応国際政治)と言うより完全に自民党政治家の著書ばかりになっています(苦笑)。

*3:1930~2020年。東大名誉教授。元東大総長。小渕内閣文相(科技庁長官兼務)。著書『物理学は何をめざしているのか』(1995年、ちくまプリマーブックス)、『大学貧乏物語』(1996年、東京大学出版会)など

*4:1913~2004年。東大名誉教授(ドイツ史)。元東大総長。著書『ワイマル共和国』(1963年、中公新書)、『両大戦間の世界』(1976年、講談社学術文庫)、『プロイセン・ドイツ史研究』(1977年、東京大学出版会)、『ドイツ革命史:1848・49年』(1990年、山川出版社)、『バイエルン革命史:1918・19年』(1997年、山川出版社)、『昭和史と私』(2002年、文春文庫→2018年、文春学藝ライブラリー)など

*5:東大名誉教授。元新潟県立大学長。著書『社会科学入門』(1985年、中公新書)、『現代国際政治と日本』(1991年、筑摩書房)、『現代日本外交』(1993年、筑摩書房)、『世界変動の見方』(1994年、ちくま新書)、『アメリカ大統領の正義』(2000年、NTT出版)、『現代日本政治の基層』、『地球政治の構想』(以上、2002年、NTT出版)、『日本政治の特異と普遍』(2003年、NTT出版)、『「国民」意識とグローバリズム:政治文化の国際分析』(2004年、NTT出版)、『国際政治の見方:9・11後の日本外交』(2005年、ちくま新書)、『実証政治学構築への道』(2011年、ミネルヴァ書房)、『データから読むアジアの幸福度:生活の質の国際比較』(2014年、岩波現代全書)、『実力大学をどう創るか:ある大学改革の試み』(2021年、桜美林大学出版会)など

*6:ここで「昔は顔がかわいい」云々というのはいいかげん家族会も、島田洋一に対して苦言くらいは呈したらどうか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が批判する島田洋一の「コルテス議員評価」並に非常識でしょう。

*7:勿論、「猪口は昔からかわいくない」と言う意味ではなく「美貌を売りにしている女優やモデルではない、学者相手(今の猪口はもはや学者の名に値しないでしょうが)、政治家相手にそんなことを言うのはおかしい」と言う意味です。

*8:ご縁」と「誤嚥」をかけたギャグですか?

*9:高知県出身。よど号グループ岡本武(テルアビブ空港乱射事件を起こした岡本公三の兄)の妻。北朝鮮政府は「夫の岡本とともに1988年に土砂崩れで事故死」としている。政府認定拉致被害者ではないが、救う会拉致被害者と認定、死亡情報は疑わしいとして救出を主張している(福留貴美子 - Wikipedia参照)。