黒井文太郎に突っ込む(2022年1月3日分)(追記あり)

◆黒井文太郎ツイート

黒井文太郎がリツイート
細野豪志*1
 NHKが東電福島第一原発の処理水放出、国内外の理解得られるかが課題と報道。「汚染水」と「処理水」を分けているが、安全性に問題がないこと、海洋放出以外の現実的選択肢がないことには触れていない。この二つの事実をスルーする報道は無責任だと私は思う。
福島第一原発の「処理水放出」 国内外の理解得られるかが課題 | 福島第一原発 処理水 | NHKニュース

 実際には「アルプスで、トリチウム以外の放射性物質が全て取り切れたかどうか(賛成派が取り切れたとするのに対し反対派は疑義を指摘)」「仮にトリチウムだけだとしても、それなら安全といえるのかどうか(賛成派が安全とするのに対し反対派は疑義を指摘)」自体について海洋放出賛成派と反対派の間で「意見の争い」があり、「自民党に鞍替えした変節者」細野が放言するほど「処理水は間違いなく安全」とはいえません。
 そうしたことに触れない細野の方がよほど「無責任」でしょう。

黒井文太郎
 母校が駅伝に関係ないので寂しかったところ、娘が進学した大学*2が出場して気分が上がってるのだけど、肝心の娘が興味なし。正午なのにまだ寝てる

 黒井の母校は黒井文太郎 - Wikipediaに寄れば横浜市立大です。箱根駅伝は「関東圏の大学限定*3」ですが、「横浜市立大は関東圏内」なので、ここでいう黒井の「関係ない」とは、「箱根駅伝に出れるほど現在、強くない(予選会で敗退)」つう話です。ただし過去には本大会(1954~1958年、1964年)に出たこともある。なお、小生の母校*4「中央大」は「古豪(1959~1964年まで6連覇*5し、その後も1996年に総合優勝。今後、「現在の王者」青山学院大がこの連覇記録を破る可能性があるが現時点ではこれが最多連覇記録。また優勝できない年も、長年10位以内に入りシード権は獲得していた)」と言われながらも近年、「創価大(2015年に本大会初出場、2021年に往路優勝、総合2位)」「東京国際大(2016年に本大会初出場)」など新興勢力に敗北して「上位入賞どころか、シード権が獲得できず予選会から」が多かったのですが今回は「優勝には残念ながら絡めそうにない(2位や3位という上位にいけそうにない)」ものの、「シード権はとれそう」で素直に喜んでいます。まあ往年と比べると「優勝に絡めない」のは寂しいですが高望みはしません(以上は、箱根駅伝の記録一覧 - Wikipedia参照)。
【追記】
箱根駅伝、中央大総合6位 10年ぶりシード権獲得、名門復活へ | 毎日新聞
 ということで予想通り「シード権はとれたが、上位にはいけなかった」つう成績でした。
 「シード権をとった」だけで「10年ぶりのシード権獲得、ついに古豪復活の兆し」云々と書かれるのは「何だかなあ」と言う思いを感じますが、ひとまず来年、再来年とシード権を獲得するとともにいずれは「2位、3位という上位に行ってほしい」とは思います。
 なお、「古豪復活の兆し」といえば順大2位、名門復活の礎 15年ぶりトップ3 - 産経ニュースという記事もあります(順天堂大学は1986~1989年まで4連覇*6し、その後も1999年、2001年に総合優勝している)。

黒井文太郎
 日本では元首相*7が「ロシアと仲良くして中国に対抗」などという空想的世界観を信じていたというのは、政治以前に国家のインテリジェンス的にかなりまずい*8

 もちろん「ロシアにとって中国が重要な貿易相手国であること」「工業力が強い中国(例:スマホのファーウェイ、パソコンのレノボ、家電のハイアールなど)に比べれば、ソ連崩壊後に工業力が衰退し、天然資源(LNGや石油)に頼るロシアの方が経済力が弱いこと」を無視して「ロシアと仲良くして中国に対抗*9」などと主張する安倍は論外ですが、一方で「中露が独裁的国家のリーダーとして、米国をリーダーとする民主主義陣営に対抗している」と描き出す黒井も論外です。
 中露は別に「独裁的国家のリーダー」ではない。独裁的国家(例:中露が支援する北朝鮮、ロシアが支援するシリア)が「中国やロシアと共闘すること」が時にあってもそれは「あくまでも国益判断による行為」で「同盟国として常に共闘する関係」にあるわけではない。
 また、中国とロシアが時に共闘することがあっても、それは「あくまでも国益判断による行為」で「中国とロシアが同盟国として常に共闘する関係」にあるわけではない。
 そして「王政のサウジ」など「中露よりも米国と親密な国」の中にもいくらでも「独裁的国家」は存在する。

黒井文太郎
 昨年、不確かな状況証拠で「コロナ研究所流出説・人工説」の中心的役割を果たしてきたWSJ紙。
 専門家たちが全ての可能性を追求すべきと考えてるものの、大勢は現時点では自然説優勢だということを認めつつ、起源の議論よりも今度は中国の隠蔽体質批判。まあそれは当然の話

 WSJ(ウォールストリートジャーナル)の話のすり替えに随分と甘い黒井です。
 「隠蔽体質*10が問題」と言いたいのなら最初からそう言えばいいのであって「流出説」などという陰謀論を流してきたメディアがそんなことを今更言っても説得力がありません。
 今回の件は「反中国ウヨ」のWSJが「メディアに求められる中立性、客観性」を投げ捨てて、怪しいネタで中国叩きを始めたものの、逃げ切れなくなって言い訳しているに過ぎません。
 なお、当初から「流出説」は「根拠薄弱」と見なされており、それを垂れ流したWSJが「中国報道」については新型コロナに限らず「眉唾」であることは否めないでしょう。

*1:野田内閣環境相民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)、希望の党憲法調査会長など歴任

*2:今回初出場の駿河台大学でしょうか?。黒井が「自分(横浜市立大学)や娘(駿河台大学?)の大学の名前」を書かないところが「書こうが書くまいが当人の自由」とはいえ「何だかなあ」ですね。「東京六大学(東大、慶応、早稲田、立教、法政、中央)などに比べれば知名度が低い」などの劣等感でもあるのか。

*3:ただし1928、1931、1932年大会では関西大学が、1964年大会では立命館大学福岡大学が招待出場している(関西大学は正式記録扱いされたが、立命館大学福岡大学関東学連選抜と同じ参考記録扱い(箱根駅伝の記録一覧 - Wikipedia参照))。

*4:実はそんなに愛校心もありませんが

*5:ただし総合優勝6連覇であって「完全優勝(往路、復路ともに優勝)6連覇」ではない

*6:ただし総合優勝4連覇であって「完全優勝(往路、復路ともに優勝)4連覇」ではない

*7:安倍のこと

*8:安倍の場合勿論一番まずいのはそういうことではなく「モリカケ、桜疑惑」などの行政私物化ですが。

*9:そもそも米国を除けば「大国・中国」と事を構えたい国は少ないでしょう。

*10:中国は「隠蔽などしていない」と反論していますがそれはひとまず論じません。