黒井文太郎に悪口する(2022年8月27日分)

黒井文太郎
さてインテリジェンスのお薦め書籍が続々!
皆様、インテリジェンスは面白いです!
#日本インテリジェンス史*1(小谷賢*2
#インテリジェンスで読む日中戦争*3山内智恵子・著/江崎道朗*4・監修)
#謀略の昭和裏面史*5(黒井文太郎)

 前も批判しましたが「ガチで江崎支持か」「(さすがに本心では江崎を『デマ右翼』としてバカにしているが)何らかの思惑でのへつらいか」はともかく「WGIP*6」などの陰謀論を放言する「日本会議系列のデマ右翼」江崎なぞよくも褒められるもんです(呆)。小谷某氏がどんな人物か知りませんがまともな人間なら「江崎と一緒に並べるな」と黒井に激怒でしょう。

黒井文太郎がリツイート
◆平野高志
 日本は宇同様、法の支配に基づいた国際秩序から恩恵を受ける国であり、岸田首相の言う通り、この侵略戦争は全くもって人ごとではないのだけど、政府内でその理解が必ずしも共有されてないのではと思える場面が出てきている。

 「ウクライナ関係者の平野(ウクルインフォルム通信)」がこう言いたがるのはよく分かりますが、はっきり言って「日本にとっては他人事」です。ウクライナがどうなろうと日本とは別に関係ない。とはいえ、「他人事だからどうでもいい」と言う態度を取ることは道徳的問題はひとまず置くとしても、「ウクライナウクライナ支持国(米英仏独など)」の反感を買って国益を阻害する事は十分あり得ます。いずれにせよ「法の支配に基づいた国際秩序から恩恵を受ける国」というきれい事ではない。というか「ホワイト国除外」なんて無法を韓国相手に働いたり、モリカケ桜という不祥事をやらかしたり、法的根拠なしで安倍国葬を行おうとしたり国際社会でも国内社会でも「法の支配」に挑戦してる「無法者」が日本政府なんですが(呆)。つうか「国連決議もないままイラク戦争を強行した米国」と「それを容認した日本」のどこが「法の支配に基づいた国際秩序」なのか?。ロシアの酷さを認めた上での話ですが、こういう「事実に反するきれい事をほざくバカ=平野や黒井」には全く反吐が出ます。

黒井文太郎がリツイート*7
 理不尽に苦しめられてる人々を救う一助になる良いことなのに、やるべきとの声がほとんどないですよね
◆KimK/ふるくらむ
 ロシアのウクライナ侵略を受けて、日本からの武器移転に関する議論はもっとやっていいのかなと思います。

 「黒井と類友ウヨ」なら予想の範囲内ですが、産経や自民、国民民主、維新など「日本の主要ウヨ」が「将来はともかく」現時点ではそこまで公言してないのに随分と躊躇なく「ウクライナへの武器輸出」を公言できるもんです。憲法九条の観点から俺は勿論反対ですが、それ以前に「そうした制約がない米国などNATO諸国」のウクライナへの武器支援をどう考えてるのか。
 「NATO諸国などの支援」が既に必要十分であるなら日本が支援する必要はないし「支援が不十分な場合」も「何故不十分なのか」を考える問題がある。
 もし「ウクライナが軍事強国化して地域の不安材料になること」「武器がウクライナ以外に不正流出すること」などを「危惧してる」等の理由で「あえて支援をウクライナの言うがままにはしてない(あえて不十分にしている)場合」、「ウクライナが軍事支援を求めてるなら日本が支援します」で済む話ではない。
 NATO諸国との調整が必要になるし、そもそも「日本(まあ日本でなくてもいいですが)がNATOにもっと軍事支援するように働きかければそれで済むのでは?」と言う話でもある。

黒井文太郎
 ロシアと中国がいるということは全てこういうこと
NPT会議、再び決裂 ロシアが不合意で最終文書を採択できず:朝日新聞デジタル
 「核不拡散条約」(NPT)の再検討会議は26日午後(日本時間27日未明)、米ニューヨークの国連本部で最終日を迎えた。「最終文書」の採択をめざしていたが、ロシアが同意せず、決裂した。

 ロシアしか関係ない話(ロシアの反対で合意不成立)で中国に悪口するのは意味不明です。黒井の「異常な反中国」が露呈されています。

*1:2022年、中公新書

*2:日大教授。著書『日本軍のインテリジェンス』(2007年、講談社選書メチエ)、『インテリジェンス』(2012年、ちくま学芸文庫)、『インテリジェンスの世界史』(2015年、岩波現代全書)、『モサド』(2018年、ハヤカワ文庫NF)、『日英インテリジェンス戦史:チャーチルと太平洋戦争』(2019年、ハヤカワ文庫NF)など

*3:2022年、ワニブックス

*4:日本青年協議会月刊誌『祖国と青年』編集長など歴任。アパ日本再興大賞(2018年)、正論新風賞(2019年)を受賞。著書『アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄』(2016年、祥伝社新書)、『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』(2017年、PHP新書)、『日本占領と「敗戦革命」の危機』(2018年、PHP新書)、『朝鮮戦争と日本・台湾「侵略」工作』(2019年、PHP新書)、『日本は誰と戦ったのか:コミンテルンの秘密工作を追及するアメリカ』(2019年、ワニブックスPLUS新書)、『緒方竹虎と日本のインテリジェンス』(2021年、PHP新書)など

*5:2007年、宝島社文庫→復刻版、2022年、宝島社新書

*6:これについては以前新刊紹介:「歴史評論」2021年5月号(追記あり) - bogus-simotukareのブログで紹介しました。

*7:なお、この黒井ツイートに常岡がリツイートしてるのには「常岡はやはり、そういうウヨ路線か」ですね。「ガチで右翼」らしい黒井と違い、常岡の場合、本気と言うよりは「自分の支持層(常岡にとって黒井もその一人なのでしょうが)」をウヨと判断した上でのウケ狙いの気がしますが。まあ、高世仁が常岡を見捨てるのもある意味当然でしょう。高世も知人友人との関係を考えればウヨの常岡とは付き合いたくないでしょう。