島田洋一
反原発原理主義の行き着く先がこういうことだ。侵略国にすがる他ない。
独首相「ロシアからのエネルギー調達は継続」 原油禁輸に慎重姿勢 - 産経ニュース
ドイツのショルツ*1首相は7日、ロシアからのエネルギー調達を「今後も継続したい」との声明を出し、米国が欧州と検討しているロシア産原油の輸入禁止措置に慎重な姿勢を示した。ドイツは天然ガス輸入量の約5割をロシアに依存しており、早急な決断に待ったをかけた。
ショルツ氏は、ウクライナを侵攻したロシアへのエネルギー依存度を引き下げるとしており、声明で「ロシアに代わるエネルギー開発は一朝一夕にできない」と強調。リントナー財務相も、輸入禁止措置は原油価格の急騰を招くとして慎重な見方を示していた。
ショルツ氏はロシアのウクライナ侵攻直前の2月22日、ロシア産天然ガスをドイツに送る海底パイプライン「ノルドストリーム2」の稼働手続き停止を発表し、対ロ経済関係を転換していた。
侵攻後の27日にはロシアへのエネルギー依存度引き下げの一環として、国内にはない液化天然ガス(LNG)ターミナルを2カ所に建設すると発表した。
対ロ禁輸に後ろ向き 「電気なくなる」―ドイツ:時事ドットコム
ウクライナ侵攻を受けたロシアからの石油や天然ガスといったエネルギー禁輸について、ドイツの閣僚からは6日、相次ぎ否定的見解が示された。ベーアボック*2外相は公共放送に対し「禁輸開始から3週間で残り数日で電気がなくなると自覚することになる。制裁破りしか道はなくなる」と断言した。
リントナー*3財務相も独紙ビルトに、エネルギー禁輸よりも「プーチン体制で利益を得てきた人々、ロシア国民の富を盗んできた人々が欧米の繁栄を享受できないようにすることだ」と主張。(ボーガス注:石油禁輸とは別の形で)先進7カ国(G7)で協調しロシア新興財閥(オリガルヒ)を追い詰めるよう呼び掛けた。
ロシアの原発攻撃のニュースを見ながらよくもバカなことが言えたもんです。むしろロシアのウクライナ侵攻は「原発リスク」を改めて証明したと言っていいでしょう。ロシアのように「故意に原発に攻撃をする」のは論外ですが「戦争の際に絶対に原発が被害を受けない」なんて保障はどこにもない。「在ユーゴ中国大使館誤爆*4」のような「原発への誤爆」という危険性は当然あります。
そもそも局地戦ならともかく今回のウクライナ侵攻のような全面戦争なら「原発に被害を絶対を出さない」なんてそんな配慮が「常に十分される」と思う方が間違ってる。
そもそも「原発推進国のフランス」が「侵攻ではなくロシアの軍事的恫喝にとどまった」当初の段階では、「プーチン批判を強める米国」から距離を置き「プーチン・マクロン会談」で「事態打開を図ったこと」でわかるように原発推進国ならロシアに厳しいという事実はどこにもありません。
島田洋一
テレビに出続けるため、中国やロシアで商売しているスポンサーにおもねるワイドショー・コメンテーターがいる。橋下徹氏もその一人
日本政府による「ロシア経済制裁」が始まった今「ロシアのウクライナ侵攻を是とするスポンサー」なんかどこにいるのか。
なお、橋下(維新初代代表)の「親ロシア言動」は
1)ロシア批判する人々(岸田首相、山口公明党代表、泉立民党代表、志位共産党委員長など)への逆張り(天邪鬼)
2)鈴木宗男(維新所属、未だにロシアに好意的)や安倍(過去にプーチンに好意的)への忖度
3)目的のためならロシアのように軍事力行使して構わないというゆがんだ考えの表れ(橋下の場合「北方領土や竹島の軍事力による奪還」か?)
といったところでしょうか?。いずれにせよ、むしろ橋下が今の親ロシア言動を続ければ逆に「テレビに出られなくなる」可能性の方が強いでしょう。
それにしても島田が橋下を批判しても「菅元首相の橋下氏への誹謗を許さない!」と菅攻撃したほど「未だに橋下とべったりの維新」を「維新が改憲右翼だからか」批判しないのには心底呆れます。維新には橋下同様に「ロシアに甘い鈴木宗男」が所属しているのに。
島田洋一
プーチンはあくまでウクライナの非武装中立化*5と一部領土*6の放棄、要するにロシアの衛星国になることを求めている。
福島瑞穂氏や橋下徹氏なら喜んで受け入れるのだろうが、論外であり、逆にプーチンを倒すしかない。
橋下はそう評価されても仕方のないツイート*7をしていますが、一体いつ福島氏なり、「彼女が党首を務める社民党」なりがそんな言動をしたのか。デマ中傷としか言い様がない。
トランプ政権国務長官時代にそんなことはやってないくせにポンペオもよくも放言できたもんです。
首相時代には「核共有」など言ってないのに今回言い出した安倍並の無責任さです。
なお、中国は「独立宣言しない限り、侵攻しない(但し独立宣言すれば侵攻の可能性がある)」と日頃から公言してるのでこんなことを米国がやれば「挑発行為」と認定されて中国が台湾をマジで侵攻しかねません。その場合「中国が悪い」というのはよほどのアンチ中国だけでしょう。
その点は「ウクライナ侵攻の意思はない」と言いながら前言撤回して侵攻したプーチンと「中国の態度」は全く違います。中国が立派と言うよりプーチンが非常識すぎるのですが。
島田洋一
1962年10月のキューバ危機。
米ソ核戦争まで取り沙汰された緊張状態の中、毛沢東中国は東西二か所でインドに侵攻した。中共にはそうした過去がある。
米国が欧州情勢に気を取られるほどに、特に北京パラリンピックが終わる13日以降、中共が東アジアを含む他地域で既成事実を作りに来る可能性は高まる
「台湾侵攻」か、それとも別のことか、何を島田が想定してるのかわかりませんが、当然ながら「政治情勢が違う」のでそういうことはないでしょう。
島田洋一がリツイート
バイデンがどこの国に核攻撃を示唆したというのか。
◆鳩山友紀夫(由紀夫)
ロシアのウクライナに対する核の威嚇は非難されなければならない。岸田首相は首脳電話会談で、被爆地広島出身の総理として「核による威嚇も使用もあってはならない」と強調した。その通りだ。岸田首相、それはアメリカに対しても、ですね。核に関して露はダメ、米国はいいという二重基準はいけません。
その島田の理屈なら「中国も他国に対して核攻撃を示唆したことはない」ので「核保有しても問題ないこと」になる(しかし島田はそういう立場では無論ない)。
鳩山氏の主張は「米国の核に甘く、ロシアの核に厳しいのは二重基準で不当だ。核全廃を目指すべきだ」という話であり何ら非難される話ではない。