「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年3/15分:巣くう会集会の巻)(副題:「飯塚繁雄・お別れの会」批判、ほか)

救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2022.04.04)家族会・救う会の今後の運動方針と情勢報告8

西岡力救う会会長)
「ロシアが計画通り戦争で成功すれば、中国が台湾を攻めるという計画を持っていた」。
 中国は早ければ今年末か来年に台湾侵攻を計画していた。
 その時に中国から北朝鮮に、アメリカをかく乱するために、「(ボーガス注:ヨンビョン島砲撃のような)局地戦をやってくれないか」という依頼が来ていた。

 「お前がそう主張する根拠は何だよ?」ですね。そもそも中国の言動(侵攻前はロシア、ウクライナ双方に対話外交を主張。侵攻後もロシア非難決議について賛成はしないが棄権)から見て「ロシアの行為はウクライナから譲歩を引き出すための瀬戸際外交。米国は『羮に懲りて膾を吹く』というか、最悪の事態を危惧して、『ウクライナ全面侵攻は絶対に許さない』とロシアを牽制するが、ウクライナ全面侵攻なんかするわけがない(第二のアフガンになりかねない)。ウクライナがロシアの面子を立てて穏便に片をつけて欲しい」と見ていたとみるのが自然でしょう。「中国や北朝鮮は事前にロシアにウクライナ侵攻を知らされていた」という西岡の決めつけに反し、中国や北朝鮮はロシアに侵攻計画なんか知らされてないし、そんな侵攻があるとも思ってなかったでしょう。
 どっちにしろ、「台湾が独立宣言しない限り」中国がそんなリスキーな行為(そもそも台湾軍に勝てる保証がないし、欧米の制裁が危惧される*1)をするわけがない。
 香港デモですら「欧米の制裁」を危惧したのでしょう、最後まで軍の投入をしなかった中国がさらにハードルが高い台湾侵攻なんかするわけがない。
 そんなリスキーな行為ができないからこそ例えば「いわゆる断交ドミノ」のわけです。侵攻して手っ取り早く片をつける気なら、断交ドミノなんかしない。
 また「北朝鮮が中国の言いなりに動く」という決めつけも事実に反する。今回のウクライナ侵攻でも「ロシア非難決議で棄権した中国」に対して北朝鮮は反対票を投じました。

 ウクライナには北朝鮮大使館があり、北朝鮮のミサイルエンジンがウクライナ製だったりする

 つまりは救う会の「北朝鮮は孤立している」は事実に反すると言うことです。拉致被害を受けてる日本などと違い、その種の被害がなければ北朝鮮に「無関心」だったり、場合によっては貿易したりもする。当たり前の話ではあります。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2022.03.31)家族会・救う会の今後の運動方針と情勢報告5

西岡力救う会会長)
 我々の主張に対して、「家族会・救う会は硬直している。何人かだけまず取り戻してきっかけを作ればいいじゃないか」という人たちがいます。

 俺ももちろんそう思っています。「即時一括全員帰国」といって、それが実現する保証がどこにあるのか?。まあ巣くう会の場合、真の目的は「日朝国交正常化の妨害」なので実現しない方がいいのでしょうが。
 「求婚者の誰とも結婚したくないかぐや姫が求婚者たちに出した難題」みたいなもんです。

 嬉しい知らせがありました。「産経新聞」が去年の総選挙の時、各党にアンケートをしました。「家族会と救う会は「全拉致被害者の即時一括帰国」を基本方針に掲げています。数人の被害者の返還など、いわゆる「部分帰国」を北朝鮮側が示した場合、容認しますか。あるいは「即時一括帰国」にこだわりますか」という質問に対して、自民、公明、立憲、維新、国民、共産の6党が〈「即時一括帰国」にこだわる〉と回答しました。
 こだわらないと回答したのは社民党NHK党と、れいわ新選組だけです。

 「消去法での消極的支持(右翼政党の自公、国民民主、維新は論外。社民、れいわは党勢が弱い。立民は連合言いなりでどうしようもない)」とはいえ、「共産支持」の俺にとっては悲しいニュースですね(少数派とはいえ「まともな回答をした政党」があったという意味では嬉しいですが)。この件では「社民党NHK*2と、れいわ新選組」こそが正しい。「自公、維新、立民、国民民主」は評価してないのでどうでもいいのですが、共産党がこんな愚劣な回答をしたのかと思うと、支持政党とは言え「怒りと悲しみ」を禁じ得ません。正直、俺が「共産を社民よりも支持する主な理由」は「共産の方が党勢が強いこと(議席数、党員数、世論調査での支持率、機関紙の発行部数など)」「共産は吉良よし子氏(参院議員)、山添拓氏(参院議員、党政策副委員長)など次世代の育成がある程度進んでいるが社民はそうでなく、福島党首への依存度が強すぎること」でしかない(政策評価ではない)ので、「社民の党勢が共産よりも強ければ」「共産の吉良氏、山添氏に当たる若手の育成に、社民が成功すれば*3」この件だけで「共産にあきれ果て社民支持に鞍替えしてる」と思います。
 れいわについては、id:kojitaken氏同様に「プーチン擁護」に呆れてるので党勢が今後どうなろうとも支持しませんが。
 「即時一括全員帰国」などというのは「今すぐ日本共産党が最大野党になって単独政権を目指す」位無茶ではないのか。
 過去には「打倒・大阪維新」「大阪都構想反対」のために大阪自民とすら手を組んだ共産ならば、拉致問題での「妥協の重要性」を訴えるべきではないのか。そんなに家族会や巣くう会に攻撃されるのが嫌なのか。獄死(野呂栄太郎)したり虐殺(小林多喜二)されたりした先達に対してそんなことで志位執行部は恥ずかしくないのか。
 まあ、俺も「巣くう会言いなりで、批判意見には逆ギレしかしないアホの家族会」には「適当なこと言ってあしらっておいた方が気が楽」つう気持ちはわからないではないのですが、支持者として共産党にそういうせこい、姑息なことをしてほしくない。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2022.03.28)家族会・救う会の今後の運動方針と情勢報告2

西岡力救う会会長)
「親の世代の家族会メンバーと被害者が抱き合うことなしに日朝関係改善はあり得ない」

 要するに「親の世代の家族会メンバー(横田早紀江など)」が皆、老衰で死んだらためらいなく日朝国交正常化を妨害すると言うことでしょう。
 無茶苦茶にもほどがありますね。
 あえて「冷たいこと(?)」を言えばそもそも「国交正常化」は「そうすることが日本の国益に資するかどうか」で決めるべき事であって「拉致被害者やその家族の個人的事情」で決める話ではないですが「拉致被害者やその家族の個人的事情」に配慮しても西岡の主張は無茶苦茶です。
 親(例:横田早紀江)と会えなかろうと「仮に生存拉致被害者(例:横田めぐみ)がいる」のならその人物が帰国することには勿論意味がある。そもそもめぐみ氏を例に取れば「早紀江が死んでも弟(家族会会長の横田拓也)は存命」ですからね。「弟と姉が会うこと」が救う会にとってはそんなにどうでもいいことなのか(呆)


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2022.03.25)家族会・救う会の今後の運動方針と情勢報告1

横田拓也(横田めぐみさん弟、家族会代表)
 14日にエマニュエル*4駐日米国大使の公邸を訪問させていただきました。1時間の時間をいただいて、家族の思いを伝えました。
 エマニュエル大使からは、「拉致問題が解決するまでアメリカは継続して努力をし続ける」という暖かい言葉を頂きました。

 内容のない「駐日米国大使のリップサービス」をよくも過大評価できるもんです。
 むしろ米国のキューバへの対応から、日本の北朝鮮への対応を考えてみる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が紹介する「小泉訪朝を成功に導いた一因」である「金大中政権関係者(金大統領や側近の林東源氏*5)」に感謝すべきでしょうに「感謝しない」のだから拉致被害者家族会のバカさには心底呆れます。
 「感謝すべき人間(例えば金大中氏)に感謝しない」で「リップサービスしかしない人間に感謝する」。家族会がそんなバカだから拉致敗戦の訳です。
 俺は拉致被害者家族会には何一つ同情も共感もしません。むしろ軽蔑し憎悪し憤激しています。横田滋が死んでも何一つ同情や追悼の念はわきませんでした。

 私たちの方針は「拉致被害者の即時一括帰国」で、ハードルは下げないということを、直接お伝えしました。

 何故「段階的帰国」ではいけないのかさっぱりわかりません。邪推すれば「段階的帰国」によって「何故あいつの家族は帰国して俺の家族は帰国できないか」という嫉妬などで「家族会が内紛を起こし崩壊すること」を恐れてるのか。しかし「内紛を恐れて段階的帰国を否定」という俺の邪推が正しいのならば「おぞましい」としか言い様がありませんね。家族会には信頼関係などかけらもないわけです。
 繰り返しますが「段階的帰国で一人でも幸せになる人がいればいい」ではなく「段階的帰国で俺の家族だけが帰国できず、俺だけ不幸になるくらいなら、即時一括全員帰国主張で皆が不幸になるべきだ」なんて「おぞましい」としか言い様がありませんね。まあ人間、「聖人君子」でもない限り、大なり小なりそういう「隣の貧乏、雁の味(あるいは『鴨の味』)」「人の不幸は蜜の味(あるいは『鯛の味』)」「隣で倉が建てばこちらは腹が立つ」(いずれもことわざ)的なところはありますが(シャーデンフロイデ - Wikipedia参照)。
 「隣で倉が建てばこちらは腹が立つ」をもじれば「隣の家族(例:実弟が帰国した蓮池透氏)だけ帰国すればこちら(例:姉が帰国しない増元照明)は腹が立つ」「横田夫妻だけ孫と会えばこちらは腹が立つ」という薄汚い感情によって主張されてるのが「即時一括全員帰国」ではないのか。
【参考:シャーデンフロイデ

芸能人の謝罪会見見るとスッキリ、なぜ? カギは「シャーデンフロイデ」にある:朝日新聞GLOBE+2020.2.10
 不祥事が発覚した芸能人が「このたびはご迷惑をおかけいたしました」と謝罪する光景。自分は何の迷惑も被っていないのに、テレビの前ですっきりとした気持ちになることがあるのは何なのか。(ボーガス注: リチャード・H・スミス著、澤田匡人訳『シャーデンフロイデ:人の不幸を喜ぶ私たちの闇』(2018年、勁草書房)、中野信子シャーデンフロイデ:他人を引きずり下ろす快感』(2018年、幻冬舎新書) など)近年注目されている「シャーデンフロイデ」という感情に、それを知るカギがあるという。日本における研究の第一人者で、学習院女子大学准教授(感情心理学)の澤田匡人氏(45)に聞いた。
◆記者
 シャーデンフロイデとは、そもそもどういった感情なのでしょうか。
◆澤田氏
 シャーデンフロイデは「Schaden(害)」と「Freude(喜び)」を合体させたドイツ語で、簡単に言えば「人の不幸を見聞きして生じる喜び」という意味です。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2022.03.16)あきらめない 飯塚繁雄さんお別れ会2

松田良昭*6拉致問題地方議会全国協議会会長)
 地元の神奈川県では、全議員がバッジをつける、神奈川県庁の職員もつける、「アニメめぐみ」の視聴100%を達成できました。

 呆れて二の句が継げません。そんな事が拉致の解決と何の関係があるのか。

菅義偉(前内閣総理大臣
安倍晋三(元内閣総理大臣

 現役の首相である岸田ならまだしも「首相として拉致問題で成果を上げたわけでもない元首相」安倍や菅を呼んで挨拶させる意味がわかりません。
 あえて言えば「一番呼ぶべき元首相」は「小泉訪朝の小泉氏」でしょう。「呼んだのに断られた」のならまだしも、呼ばなかったのなら呆れて物も言えません。おそらく呼ばなかったのでしょうが。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2022.03.14)あきらめない 飯塚繁雄さんお別れ会1
 「お別れの会」というなら「お別れだけやるべき」なのに「故人(飯塚)の遺志だ」というへりくつで「全拉致被害者の即時一括帰国」などという政治的主張西岡力が公言するあたりが全く巣くう会らしい下劣さです。
 当然、これでは「蓮池透氏」などはとても出席できません。いや蓮池氏ももはや「家族会が除名を撤回し、正式にわびない限り」出席する気は全くないかもしれませんが。

*1:何もこんなことはウクライナ侵攻による「ロシア軍の苦戦」「対ロシア経済制裁」を見なくても常識でわかる話です。

*2:NHKに無茶苦茶な因縁をつける」NHK党がこの件ではまともな回答をしたことには正直驚きました。単なる逆張りの可能性もありますが。

*3:とはいえ社民には失礼ながら当面そうはなりそうもないですが

*4:クリントン政権大統領上級顧問、オバマ政権大統領首席補佐官、シカゴ市長などを経て駐日大使

*5:金大中政権で大統領外交安保首席秘書官、統一相、国家情報院長など歴任

*6:神奈川県議(自民)