珍右翼・黒坂真に突っ込む(2022年4月11日分)

◆黒坂のツイートほか

かばさわ洋平*1
 映画「わが青春つきるとも伊藤千代子の生涯」
 戦争にNOが言えない時代に生きた日本共産党員だった伊藤千代子さん。
 5月8日には千葉市緑区でも上映会を開催します。ご期待ください。

 黒坂がリツイートしていたので気づきました。「劇映画 伊藤千代子の生涯」制作を支援する会ホームページによればテレビなどにも出演する比較的有名な俳優としては「窪塚俊介*2竹下景子*3金田明夫*4石丸謙二郎津嘉山正種」がこの映画に出演していますね。千代子役が井上百合子氏とのこと。
 なお、伊藤千代子については
伊藤千代子 - Wikipedia
ワタナベ・コウ『漫画 伊藤千代子の青春』 - 紙屋研究所2021.11.30
赤旗
伊藤千代子を詠んだ歌とは?2004.5.5
「こころざし生かして」/伊藤千代子生誕100年 澤地さんが講演/長野2005.7.21
田村副委員長とワタナベ・コウ氏対談/伊藤千代子 力の源は/田村氏「ジェンダー平等の原点」/ワタナベ氏「歴史の前進を確信」2022.1.10
きょうの潮流 2022年3月23日(水)
を紹介しておきます。

黒坂真リツイート
 清水ただしさん。他国との戦争にいっさい参加しなかった、という呟きですが、米軍が参戦したとき日本は後方支援を行ってきましたよ。
清水ただし*5
 憲法9条をファンタジーというなかれ。現に戦後の日本は他国との戦争にいっさい参加してきませんでした。

 別記事「反党右翼分子」松竹伸幸の「志位同志閣下」への酷い言いがかりに呆れる(2022年3月4日記載)(追記あり) - bogus-simotukareのブログウクライナ問題で志位閣下に因縁をつける阿部治平とリベラル21に呆れる(2022年3月30日分)(追記あり) - bogus-simotukareのブログでも書きましたが「九条があるので自衛隊の海外武力行使はなかった」という意味での「戦争参加はなかった」にこんなことを言うのは言いがかりでしかありません。
 しかし阿部治平(リベラル21 ウクライナ戦争と護憲運動のありかたについて)や松竹伸幸志位さんのウクライナと絡めた9条論で一言 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba)は「自分と全く同じ内容」の「共産党への悪口」を黒坂が言ってることについてどう思うんですかね?
 「この件では黒坂に同意見だ」と堂々と言うのか。それともさすがに「ウヨの黒坂」を褒めるのは都合が悪いから黙りか。
 まあ、「黒坂のツイート」を契機に自らの間違いを認める(共産党への不当な言いがかりを謝罪)ことだけはないのでしょうが。

中野顕
【赤い闇 スターリンの冷たい大地】「赤旗」の映画欄で大きく紹介されていたので見た。1930年代にウクライナで起きた「ホロドモール(Голoдоmoр 飢餓)」を扱った作品。この映画のもう一つのテーマは報道の自由だ。イギリスの政府もマスコミも、対ソ融和の都合から、この重大犯罪を見て見ぬふりした。記者にウソの報道を強いる場面、質問を認めない記者会見の場面などは、日本のマスコミの報道姿勢とダブる。
ヨーロッパの映画人の良心と力量を感じる作品。

 以前高世仁が、ホロコーストとホロドモール - 高世仁の「諸悪莫作」日記で取り上げていた映画です。
 さて、黒坂のツイートの紹介は省略しますが予想通り、映画への感想はそっちのけで「1930年代の日本共産党ソ連批判などしておらず」「むしろジイド『ソヴィエト紀行』(1936年)などのソ連批判に否定的で」(要約)云々だそうです(呆)。

黒坂真リツイート
 宮本徹議員。ありえないですが、日本共産党が政権を取ったらという想定は、総選挙で日本共産党が300議席以上とったらどうなるという話です。そんなことになったら、日本共産党自衛隊を解散するでしょう。

 呆れて二の句が継げませんね。「例は何でもいい」のですが、例えば1986年衆院選挙で当時の中曽根自民はまさに「300議席の大勝」をしました(第38回衆議院議員総選挙 - Wikipedia参照)。
 とはいえ勿論「何でもできた」わけではない。中曽根が導入しようとした大型間接税は当時、国民の批判が強く、結局、導入は「次の竹下内閣(消費税)」に持ち越されました。
 また、1986年選挙での大勝は「リクルート疑惑」で竹下内閣が短命に終わった時点で「チャラになった」といえるでしょう。
 何が言いたいかと言えば、多数議席だろうと国民の反発が強いことはできるものではないということです。そんなことをやれば後でしっぺ返しが来る。
 「共産党の多数議席」が「自衛隊解散を是とする」ものでなければ、そんなことはできるものではない。
 まあ、よほどの反共ウヨでもない限り、自民党支持層でもこんな黒坂の与太には呆れるだけでしょうが。

*1:千葉市議(日本共産党

*2:映画では千代子の元夫である「浅野晃(後に立正大学名誉教授)」

*3:映画では千代子の母校「東京女子大学」の学長を務めた「安井てつ」

*4:映画では千代子の母校「諏訪高等女学校(現・長野県諏訪二葉高等学校)」の恩師である歌人土屋文明

*5:衆院議員(2期8年)。党中央委員、党大阪府委員会副委員長。公式サイト清水ただし – 日本共産党 衆議院議員 – 党中央委員 元大阪市会議員清水忠史 - Wikipedia参照)