英国のジョンソン首相が辞任の意向 ロイター報道 | 毎日新聞
【速報】ジョンソン首相が辞任表明へ 英メディア｜テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト
ジョンソン首相なぜ“窮地”に？英与党党首辞任へ | NHK国際ニュースナビ
「最近の常岡ツイートが非常識で酷い」ので今日も常岡に悪口します（常岡が高世仁に見捨てられた理由がよく分かります）。
まずは前振りです。
今日のTBSラジオ「森本毅郎スタンバイ」の「日本全国8時です」は「一時はサッチャー（1979～1990年）、ブレア（1997～2007年）のような長期政権の可能性も言われていた」が「財務相という重要閣僚が、ジョンソンの不祥事を理由に抗議辞任するなど、ジョンソン*1（2019年から首相）が政治的に追い詰められてる。近々に辞任するかもしれない」とは言っていたもののまさか「今日、辞意表明する（ただし与党党首は即時辞任するが首相については、後任が決まるまでは続けるとしておりすぐの首相辞任では残念ながらないですが）」とは思ってなかったでしょう。
さてジョンソンの辞任理由ですがTBS「森本毅郎スタンバイ」などによれば「モリカケ桜」のような「不祥事」、具体的には
【1】コロナ禍で国民に『飲酒パーティー自粛』を呼びかけたくせに自らが自粛期間中に飲酒パーティー（自民の議員でもそういうバカがいましたが）
【2、首相官邸のリフォームに多額の金をかけた上、その費用をジョンソン支持者からの献金でまかなおうとする（批判を受けて結局自腹だったようですが）
などのようです。
最近「下院補欠選挙で保守党が2連敗」したことも『ジョンソン辞任論』に拍車をかけたようです。
安倍をジョンソンのような形で辞任に追い込めなかったことには改めて屈辱を感じますがそれはさておき。
常岡浩介がリツイート
◆Ikuo Gonoï
ブレグジットはロシアによるEU弱体化との見方も可能に*2。
ジョンソン英首相、ロシア財閥と単独会談認める 政府関係者なしで - BBCニュース
という常岡ツイートには吹き出しました。「ジョンソンの主たる辞任理由はそうしたロシア云々ではない」のに「ロシアといかがわしい付き合いがあるジョンソンが辞めて良かった」と言う話に「ねじまげたい」ようです。もはや常岡はこれじゃあ「ジャーナリスト」でなくて「反北朝鮮活動家」だ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)をもじればこれじゃあ「ジャーナリスト」でなくて「反ロシア活動家」だでしょう（とはいえ失業状態の常岡には大して影響力はありませんが）。
実際には
イギリス、ウクライナに軍事訓練の提供を提案 ジョンソン首相がキーウ再訪 - BBCニュース2022年6月18日
英首相官邸によると、イギリスは120日ごとに最大1万人のウクライナ兵を訓練する計画を提示。
パフォーマンス批判もウクライナでは大人気 英ジョンソン氏の後は [ウクライナ情勢]：朝日新聞デジタル2022年7月7日
ジョンソン首相の辞意を、ウクライナの多くの市民は驚きと悲しみをもって受け止めた。この国で、ジョンソン氏は絶大なる人気を誇るからだ。
英機関が6月に公表したウクライナでの世論調査によると、政治家としての人気は、ゼレンスキー大統領の93%に次いで、ジョンソン氏が90%の支持を得た。バイデン米大統領の90%、マクロン仏大統領の42%を上回った。オデーサ市は今月1日、ジョンソン氏に名誉市民の称号を授与すると表明した。
でわかるように「首相就任以前（ロンドン市長時代など）はともかく」少なくとも「首相就任以降のジョンソン」は反ロシアを鮮明にして「プーチンと外交交渉しようとしたマクロン仏大統領（欧米では恐らくプーチンに最も宥和的）を『プーチンに甘い』と激しく非難していた」のですが。ジョンソンが辞任したからと言って「後任首相（まだ誰になるかは未定）はマクロン的な宥和方向には行かないだろう」とは見られていますが、「ジョンソンほど反ロシアの方向で動くかどうか」は疑問視されています。
「森本毅郎スタンバイ」も「ジョンソンが辞任すれば、『ロシア強硬派』英国のウクライナ対応に一時的にであれ、空白が生じる可能性があり、ロシアにとっては結果的に朗報になるかもしれない」と指摘していました。
まあ、「ジョンソンの不祥事」を考えれば辞任は当然で「ウクライナ世論（ジョンソンに好意的）ガー」「ロシアを利する可能性ガー」でかばえる話ではないですが。
