「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年7/15日分:荒木和博の巻)

大森勝久氏の新しい論文です: 荒木和博BLOG
憲法9条は自衛権行使の軍隊の保持を認めている!閣議決定で一日で軍隊を持てる! | 新・大森勝久評論集
 「芦田修正論」云々という大森氏のいつもの寝言です。是非以前に現実性が全くない。あげく、芦田修正論を採用しないというだけで改憲派の岸、中曽根、安倍も含めて歴代自民党首相を反日呼ばわりです(呆)。


米国・西側はプーチンに小型核兵器を使わせないために,直接介入し核抑止力を公言せよ! | 新・大森勝久評論集
 プーチンが核を使用する可能性は全くないでしょう。
 そしてNATO軍直接介入*1ならまだしも「核の恫喝をしろ」とは正気ではない。

 これ*2は,ゴルバチョフソ連共産党書記長がシナリオを書いて,8人組*3エリツィンらに演技をさせていった,西側を騙す大謀略であったのだ。

 そんなわけねえだろ、ですね。「ロシア大統領になったエリツィン」はともかくそんなことをして政治的に失脚したゴルビーや、刑事責任を追及された8人組*4(但し、プーゴ内相はクーデター失敗後、将来を悲観して自殺したので結果的に処罰を受けず)に何の利益があるのか。

 ロシアで反プーチンの革命運動が起こるのではないかと思ってしまっている。

 勿論「大森氏に言われるまでもなく」そんなことが起こるかは多くの人間が疑問に思ってるでしょう。「ソ連末期のクーデター失敗」と今では政治情勢が違うので単純比較は勿論できません。


私的鉄道雑談(SLの話): 荒木和博BLOG
 5分41秒の動画です。勿論拉致とは何一つ関係ありません。


やはり男は男らしくないといけないという話(R4.7.16): 荒木和博BLOG
 7分39秒の動画です。呆れて二の句が継げません。そんなことが荒木が建前とする「拉致被害者の帰国」と何の関係があるのか?
 何の関係もない。「男が男らしい」と拉致が解決するのか?
 そもそも「男らしい」とは何か?。「勇敢である」「不正を許さない*5」等というのならまあいい(それらは女性だって持つべき価値観でしょうがそれはひとまず置きます)。
 例えば「男ならマッチョであるべきだ。毎日筋トレに励むべきだ」というなら「余計なお世話」つう話です。
 それにしても荒木が「今回の安倍暗殺犯」を「背後から撃つのは男らしくない*6」「その情熱を違法行為ではなく、他の問題に使うべきだった」「男らしく育ってこなかったのではないか」「戦後教育に問題があったのではないか?」と言いだしたのには呆れました。青字部分だけは正論ですが、他は「はあ?」です。「男らしい犯罪、テロ」なんてもんはどこにもありません。
 そして今回に限らず、何か問題が起こると「戦後教育ガー」と言い出すのは荒木ら「戦前礼賛ウヨ」の十八番ですが、戦後教育も何も今回と同様の狙撃なら、戦前に「浜口首相狙撃(1931年:狙撃それ自体では死亡しなかったがその傷が元で1932年に病死)」「犬養首相射殺(1932年)」があります。それらは荒木にとって「男らしい」のかどうなのか。濱口狙撃なども「女々しい」として何が問題なのか?(戦前教育の問題?)。「濱口狙撃などは山上とは違う」というなら何が違うのか?
 しかもこんなことをいって「山上容疑者の個人的性格」に全てを解消しようとする荒木は「安倍の統一教会との関係」について完全にネグっています。どれほど『恥知らずのクズ』なのか?
 なお、荒木は山上を

◆京都アニメ放火殺人(2019年)(36人殺害、現在裁判中だが判例から考えれば死刑判決が予想される)
◆大阪北新地ビル放火殺人(2021年)(27人殺害、犯人も現場で重度の火傷を負い死亡)

と動画において同列に語っていますが、これは山上に失礼ですね。「殺人は許されない」とはいえ、彼が「安倍に憎悪」を抱くのは「逆恨みではなく当然」ですし、彼は「放火殺人」のような無差別殺人をしたわけではない。爆弾も作ったそうですが、最終的には安倍のみを冷静(?)に射殺しているわけです。
 「逆恨み」で殺人した犯人とはまるで違う(まあ不幸な子ども時代を過ごしたらしいという点では共通する面もあるのでしょうが)。まあ、安倍信者ウヨの一人である荒木としては必死に山上をおとしめたいのでしょうが。


文在寅政権の亡命者送還とレーダー照射事件(R4.7.15): 荒木和博BLOG
 7分47秒の動画です。呆れて二の句が継げません。そんなことが荒木が建前とする「拉致被害者の帰国」と何の関係があるのか?
 何の関係もない。
 「北方領土返還の話を目的とする団体」の人間が「ロシアつながりだから」と強弁してウクライナ戦争やサハリン2開発の話をするくらい馬鹿げている。

*1:是非はともかく「ウクライナの惨状」を考えれば、そうした主張の気持ちはよく分かりますし、「非常識」とまではいえないでしょう(とはいえNATO加盟国の国民がそこまで深入りすることを望んでないので介入しないでしょうが)。

*2:ソ連のクーデター未遂のこと

*3:ヤナーエフ副大統領、クリュチコフKGB議長、プーゴ内相、ヤゾフ国防相、パヴロフ首相、バクラーノフ国防会議第一副議長、スタロドゥプツェフ・ソ連農民同盟リーダー、チジャコフ国営企業・産業施設連合会会長のこと。副大統領、首相、国防相、内相、KGB議長(政府、軍、治安機関の主要幹部)が共謀してもクーデターが失敗したのだからソ連の屋台骨が完全に終わっていたと言うことなのでしょう。

*4:但し、その後、エリツィンから恩赦を受け、「ヤゾフ国防相エリツィン政権下でロシア国防省軍事顧問)」など政治的に復権した人間もいるようですが、それは当然ながら「クーデターがやらせだ」と言う話ではありません。

*5:そういう意味では荒木ら救う会ほど「男らしくない、卑怯なデマ集団」もいませんが。何せ「特定失踪者デマ」ですからね。

*6:暗殺に「男らしい」も卑怯もないでしょう。警護の隙を突くのはある意味「当たり前の話」です。