珍右翼・黒坂真に突っ込む(2023年3月22日分)(追記あり)

◆黒坂ツイート

黒坂真
 日本共産党は、鈴木元さんを批判する論考を出せませんでした。37年前の伊里一智さん*1の事件の際には、伊里さんを批判する論考が沢山「赤旗」に掲載されましたが。今の日本共産党には理論幹部がいないと考えます

 勿論「出せなかった」のではなく「統一地方選の最中で、『泥仕合』と見なされる悪影響を恐れた」「既に鈴木の同盟者である松竹は赤旗等で批判しており、松竹批判と内容が大分かぶる」ということもあり「あえて出さなかった」だけでしょう。そうした判断の是非はともかく。

黒坂真
 志位さん、格差も貧困もない社会*2が、ソ連で実現できているはずでしたよ。
志位和夫
 15年*34月の国会議事録を読むと、「県営住宅の家賃減免がなぜされなかったか」「なぜ生活保護申請がされなかったか」「行政は救うことができなかったのか」を政府に問うたつみ議員の姿がある。
 弱者の声に常に寄り添い、救うために懸命に働く人こそ、大阪府知事にふさわしい

 黒坂らしい「全くかみ合わないリツイート」で脱力します。ここで「維新(あるいは現職・吉村)評価」「辰巳評価」「他の府知事候補(谷口候補など)への評価」ならともかく、「旧ソ連」云々言う必然性が何処にあるのか。ウヨでもここまでトンデモなのは黒坂ぐらいのもんです。

島田けい子
 鈴木氏はこの20年間の日本共産党の活動の現場に参加してない。凝り固まった頭で決めつけて、本の記述の中には事実と違う事も当事者から抗議があるなどして、第二版では削除したものも。いつから転落されたのでしょう

 「引用は省略します」が、黒坂が「鈴木氏に対して冷酷だ」と言う趣旨の悪口リツイートしていたので気づきました。しかし、島田氏(共産党京都府議)の指摘「鈴木は日本共産党の活動に近年全く参加してないのに、何が党改革論か?」が事実*4なら、鈴木や「鈴木の類友・松竹」が除名されたのも「当然」と言うべきでしょう。

黒坂真
 志位さんのお父さんも、市会議員をなさっていたはずですよ。

 黒坂ツイートは

◆岸元首相→安倍晋太郎元外相→安倍元首相
河野一郎元建設相→河野洋平自民党総裁河野太郎デジタル相

等といった自民の世襲議員を批判する志位氏への言いがかりですが、「親が政治家」ということだけで「世襲議員」と批判されてるわけではないので言いがかりも甚だしい。問題にされてるのは「利権構造(後援会、政治資金団体等)の継承」による「同じ選挙区からの出馬」です。
 「吉良佳子参院議員(父は吉良富彦高知県議だが、吉良氏の選挙区は参院東京:吉良佳子 (政治家) - Wikipedia参照)」のように「親とは別の選挙区」で出馬すれば問題は無いし、世襲議員扱いされないわけです。

黒坂真
 竹内よしのりさんは、大阪には兵士が全国から沢山来ていたので、米軍が大阪を無差別爆撃をすることは合理的だったとお考えですか。
◆竹内よしのり@日本共産党港区(大阪市
 港戦争展実行委員会の冊子には、78年前の3月13日、大阪大空襲の記録があります。大阪港は、全国各地から集結した軍隊がアジアに出征する一大基地となり、それ故港区はまっさきに米軍の標的となり、終戦まで6回もの空襲をうけたのです。再び戦場にしてはならない、港区でこそ声をあげねばならない。当時の新聞は大空襲をうけ「何をこれしき!これからだ」と、さらに戦意を煽りました。港区だけでも、21185戸が全焼の甚大な被害があったのに、です。これが戦争。被害にあうのは庶民です。軍事の拠点となった港区だからこそ、歴史に向き合い、何があっても戦争は反対だと言い続けなければなりません。

 やれやれですね。竹内氏は「大阪港は軍事基地だったため米軍の攻撃対象になった」という「事実を指摘しているだけ」であって無差別爆撃を正当化してるわけでは勿論ない。竹内氏のツイートを良くも曲解できたもんです。

*1:伊里一智 - Wikipediaによれば本名は石村多門(現在・東京電機大学教授)。伊里名義の著書に『気分はコミュニスト』(1986年、日中出版)、『1990年の共産党へ』(1990年、窓社)、石村名義の著書に『「無限」の快楽』(1998年、窓社)、『ウンコに学べ! 』(共著、2001年、ちくま新書

*2:予想がつくでしょうが「スターリン批判以前」など、まだソ連への評価が甘かった時代の『日本共産党ソ連認識』を持ち出して悪口する馬鹿話です。

*3:共産党なので勿論平成15年(2003年)ではなく2015年。

*4:事実かどうか部外者なので知りませんが、とはいえ京都府議ともあろう者が実名で全くのデマは飛ばさないと思います。