「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年10/14日分:島田洋一の巻)

◆島田ツイート

島田洋一
 今日の福井新聞1面トップ。LGBT利権法で愛想を尽かした理念的保守層は2度と自民党を支持する事はない。それなりの覚悟があって、越えてはならぬ一線を越えたのだろう。
世論調査・内閣支持率 過去最低に自民衝撃 「経済」「教団」で懸念/不支持最高 「解散どころでない」 | 全国のニュース | 福井新聞D刊

 支持率低下は福井新聞のタイトルに「経済」「教団(勿論統一協会のこと)」とあるようにどう見ても「物価高」「統一協会問題(解散請求した物の、時間がかかったことが『支持率が高いときは店ざらしにした癖に低くなったら人気取りで請求した』と否定的評価)」等であって「LGBT」なんて話ではないでしょう。福井新聞の記事を紹介しながら「記事内容を完全に無視する島田」もいい度胸です。
 しかしこうなると「解散どころでない」と福井新聞にあるように、とても岸田は解散できず「菅おろしのように岸田おろし」で解散があるとしても「ポスト岸田」で解散ではないか。

島田洋一
 本人の主張に基づき性別変更を認めよとした静岡家裁。それに対し、岸田官邸も自民党幹部も無音。
戸籍上性別変更に手術必要の規定「憲法違反で無効」静岡家裁 | NHK | LGBTQ

 「敗訴した国の控訴(今のところ正式な控訴はないようですが恐らく控訴するのでしょう)」以外に何をどうしろというのか。それこそ変なことを言ったら「司法への違法な政治介入」にしかなりません。

島田洋一
 今日の福井新聞。「諦めに近い疲れがあるが絶対に諦めない」と横田拓也氏。
 北の体制が揺らぎ混乱状態に陥った時でも、拉致被害者救出のため自衛隊を送るのは憲法違反、が今の日本政府の立場。論外。

 「諦めない」と拓也が言ったところで精神論で問題は解決しません。
 そして「自衛隊」云々とは「島田はアホか」ですね。
 北朝鮮が国家として存続してる場合は「勝手に自衛隊を送り込んでも」北朝鮮と戦争になるだけです。当然、外交交渉するしかない。
 北朝鮮で内戦状態になったら確かに「拉致被害者の居場所が分かる」のなら自衛隊を送り込むべきでしょう。とはいえ「わからない」のだから送りようがない。かつ北朝鮮で「リビア内戦カダフィ政権崩壊)」のような事態はまずないでしょう。

島田洋一
 「安倍さんに近い」とされてきた議員たちが、(ボーガス注:私(島田)がLGBT法などで批判する岸田政権をろくに批判せず、中には党三役や閣僚として支える人間までおり)実は何の信念もなかった事が次々明らかになっている。
 日本保守党が急速に台頭する以外、日本再生の道はない。

 具体的に議員の名前が出せないところが滑稽です。
 「他にもいる」とは思いますが、恐らくは

【安倍派5人衆(皆、岸田政権において閣僚や党役員、また全員、安倍派常任幹事*1
◆世耕参院幹事長(安倍派参院議員会長)
 第一次安倍内閣首相補佐官(広報担当)、第二次、第三次安倍内閣官房副長官、第四次安倍内閣経産相等を歴任
◆高木国対委員長(安倍派事務総長)
 第三次安倍内閣で復興相
◆西村経産相
 第四次安倍内閣官房副長官、第四次安倍、菅内閣経済財政担当相等を歴任
◆萩生田政調会長
 第三次安倍内閣官房副長官、第四次安倍、菅内閣文科相、岸田内閣経産相等を歴任
◆松野官房長官
 第三次安倍内閣文科相

◆安倍派「常任幹事会座長*2」塩谷
 1)下村*3の会長就任を嫌うが、2)(下村会長反対では一致しているが)5人衆の中から会長を擁立できない「安倍派5人衆」が座長(名称は会長ではないが事実上の会長)就任を支持。麻生内閣文科相自民党総務会長(谷垣総裁時代)、選対委員長(第二次安倍総裁時代)を歴任
◆総裁選で安倍が担いだ高市経済安保相
 第一次安倍内閣沖縄・北方等担当相、第三次安倍内閣総務相自民党政調会長(第二次安倍、岸田総裁時代)等を歴任

等だろう(主に安倍派幹部、特に岸田政権幹部の安倍派幹部)とは想像がつきますが。
 名前を出せない辺り、島田も自民党と全面対決する気はないのでしょうし、島田の「日本保守党への期待」もどれほど本気なのか?

*1:なお、5人衆以外の常任幹事は稲田朋美自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相)、岡田直樹(第四次安倍、菅内閣官房副長官、岸田内閣沖縄・北方等担当相)、柴山昌彦(第四次安倍内閣文科相)、末松信介(岸田内閣文科相)、西村明宏(第四次安倍内閣官房副長官、岸田内閣環境相)、野上浩太郎(第四次安倍内閣官房副長官菅内閣農水相)、橋本聖子(第四次安倍、菅内閣五輪相)、松島みどり(第二次安倍内閣法相)、山本順三(第四次安倍内閣国家公安委員長)。塩谷座長、5人衆を嫌う島田は恐らく彼らと手を組む常任幹事も嫌ってる。

*2:1)共産党の「常任幹部会」に名前が似ている点、2)「幹事会のトップ」なら「会長」名称でもいいところ、それを嫌って「座長」としている点が興味深い。

*3:第一次安倍内閣官房副長官、第二次、第三次安倍内閣文科相自民党選対委員長(第二次安倍総裁時代)、政調会長(菅総裁時代)等を歴任。現在、安倍派顧問だが座長や常任幹事と違い権限のない名誉職にすぎず、安倍派5人衆によって干されているとされる