今日もkojitakenに悪口する(2024年2/14日分)(追記あり)

「民衆が政府に対して申し立てする」動きが維新や新選組に回収されてしまっていることが問題。2000年代末には結構強かった社民主義的な主張が現在はほとんど見られなくなった - kojitakenの日記
【追記】
政党支持率「支持政党ない」44% “政党離れ”も NHK世論調査 | NHK | 選挙2024.2.13

 「自民党」が30.5%、「立憲民主党」が6.7%、「公明党」が3.2%、「日本維新の会」が3.1%、「共産党」が2.1%、「国民民主党」が1.3%、「れいわ新選組」が1.1%、「社民党」が0.2%、「参政党」が0.7%、「みんなでつくる党」が0.1%、「特に支持している政党はない」が44.0%でした。
 野党第一党立憲民主党と第二党の日本維新の会のこの1年の推移を見ると、日本維新の会統一地方選挙後の去年5月の調査では6.7%で、立憲民主党の4.2%を上回っていましたが、その後低下傾向が続いて2月調査では3.1%となり、立憲民主党の6.7%のほうが高くなっています。

 「裏金疑惑発覚」で支持率が前回調査より減っても自民支持率が3割もあること(これが何があっても自民支持の「いわゆる岩盤支持層?」)、野党では最も支持率が高い立民党(6%)でも自民とは「4~5倍もの差」があること、支持政党無しが44%もあること、小生が支持する共産の支持率が「微増したとは言え公明や維新を下回ること」等にはいつもながらげんなりさせられますがそれはさておき。
 このNHK調査を信じるならばkojitakenの主張「維新、れいわの好調」はやはり「信憑性が怪しい」でしょう(NHKも書いていますが特に維新について)。
1)「立民(プラス1.4)、共産(プラス0.2)が微増(恐らく誤差の範囲内)とは言え前回より増加」「維新(マイナス0.8)、れいわ(マイナス0.7)は微減(恐らく誤差の範囲内)とは言え前回調査より減少」、2)維新に至っては一時6%程度(立民とほぼ同率)あった支持率が3%ほどに半減し、一方、立民は6%(横ばいないし微増)であり立民との差が開いている(立民6%、維新3%で差はほぼダブルスコア)うえに、今回調査ではついに「僅かな差(誤差の範囲内)」とはいえ公明党に支持率で抜かれたからです。この調査を信じる限り、維新は「増えたり減ったりでほぼ横ばい*1ではない(傾向としては減る一方)」ので、明らかに衰退、没落過程にあります。事実ならアンチ維新として嬉しい限りです。巻き返すことなく、維新にはこのままどんどん没落して欲しい。
【追記終わり】
 「入管法改定反対」など「多様な政府批判運動」と野党各党の様々な共闘(多くの場合はれいわが参加しても、維新は不参加)を考えれば、そうした見方は明らかに不適切でしょう。
 というか、「過大評価は禁物」ですが共産が未だ一定の政治力を有する理由の一つは「共産主義政党」というより「政府批判政党」として多くの人間が同党を支持し、それに同党が一定程度対応してるからでしょうにねえ。今時「共産支持=共産主義支持」では必ずしもない。党員や後援会員、サポーターはともかく、党外のソフトな支持者はそうでしょう。「共産支持者」の俺も共産主義支持ではないですし。いや今や党員や後援会員、サポーターだってどれほど「共産主義」を支持してることやら。

 00年代末には結構強かった社民主義的な主張が現在はほとんど見られないように思われる

 そりゃ最大野党の立民が泉代表以降に露骨に右転向したことが大きいでしょうね。泉批判は少なくとも表向きは全く表面化していない。立民党の体たらくには呆れます。とはいえ「共産」「社民」などはそうした主張をし続けていますが。

 2009年に成立した民主党政権で直ちに思い出されるのは「事業仕分け」でしかなかった。もちろん「子ども手当」のように、のちに自公政権の復活で潰された先進的な政策もあったとはいえ、民主党政権新自由主義者である高橋洋一の「埋蔵金理論」を当てにするなど、小沢一郎の「国民の生活が第一」とのスローガンとは裏腹の鵺的な政権だったことが痛恨だった。そもそも小沢はもともと自民党でも有数の新自由主義的性格が強い政治家だったのが権力闘争の都合で転向した人だったから、彼が幹事長として事実上独裁した民主党政治にはどうしても付け焼き刃的な限界があり、何かにつけて新自由主義的な地金が現れがちだったのだ。当時「小澤征爾はえらいが小沢政治はろくでもない」という笑い話でネットのごく一部で盛り上がったことを覚えている。

 おいおいですね。鳩山政権当時は幹事長だったとは言え、幹事長を退任して、菅政権以降は「無役」でずっと干され続け、反小沢の「岡田克也民主党政権において鳩山内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相と要職を歴任)」が政権を仕切り、小沢がそれに耐えきれなくなって野田政権時代に民主党離党(国民の生活が第一)に追い込まれたのに何が「小沢の独裁政権」なのか(呆)。「小沢の独裁政権」なら小沢が離党することは無かったでしょう。
 そもそも「事業仕分け」を問題にするならむしろ「幹事長」小沢ではなく「事業仕分け担当大臣である歴代の行政刷新担当相」を批判すべきではないのか。
 kojitakenの主張はマイナンバーカード問題についてデジタル相の河野ではなく茂木幹事長を批判するくらい意味不明です。
 なお、「事業仕分け担当大臣である歴代の行政刷新担当相」は仙谷由人*2枝野幸男*3鳩山内閣)、蓮舫(菅、野田内閣)、岡田克也(野田内閣)」です。故人である仙谷はともかく「現役政治家」である枝野、蓮舫、岡田(特に立民党幹事長としてかなりの政治力を未だ持つ岡田)を批判しないのはどういうことなのか、といえば「枝野信者(エダシン)・kojitakenが枝野を批判したくない」のでしょう(蓮舫や岡田を批判して枝野だけ批判しないわけにも行かないので、全員批判しない)。
 事業仕分けを「新自由主義的で有害だった」と批判しながら歴代の事業仕分け担当大臣(行政刷新担当相)を誰一人批判しない。kojitakenも呆れたバカです。もしkojitakenが「エダシン」でなければ躊躇なく歴代の事業仕分け担当大臣(行政刷新担当相)を全員批判したのでしょうが。

 共産党は2021年衆院選の総括を当時委員長だった志位和夫が拒否して以来、権威主義的性格をむき出しにするようになった。現状が続くようだと社民党の後を追うことになりそうだ。

 既に拙記事で何度も指摘していますが、以下の通り「総括=敗戦責任の表明」なら当然、志位氏はしています(その表明をどう評価するにせよ)。

今日も「反共分子」阿部治平&「反党裏切り分子」松竹伸幸に悪口する(2023年2/9日分)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ

新春対談/東京大学教授 本田由紀さん/日本共産党委員長 志位和夫さん(2022.1.1)から一部引用
 新年恒例の新春対談、ことしのゲストは、教育社会学者の本田由紀さん(東京大学教授)です。総選挙では日本共産党野党共闘を応援、また選挙直前には『「日本」ってどんな国?』(ちくまプリマー新書)を出版、この国の政治や社会のあり方を鋭く問いました。志位和夫委員長と縦横に語り合いました。
本田
 共産党が総選挙で訴えた平和、暮らし、ジェンダー、気候はどれもすごく大事だと思っています。私は賛成します。
 でも、その訴えが響かない人々、違うところに関心があったり、そういった訴えがきれいごとに思えるような層というのが、どっかり存在していることは確かです。
 たとえば、30代、40代ぐらいの働き盛りの男性にとっては、賃金も上がらない、家族もいるなか、“とにかく食っていかなきゃいけない”“とにかくもうちょっと金を稼ぎたい”“とにかくもうちょっとゆとりがほしい”みたいな切実な思いがあります。
 ツイッターには、「野党は苦しい人たちには非常に優しいような政策を提言とかするけれども、そこまで苦しくはない自分たちに対して一体何をやってくれるんだ」みたいな声がありました。改めて総選挙の各党の政策を読み比べてみた時に、自民党は経済政策にたくさんの項目が挙げられていて、しかもなんかカタカナ用語みたいのをいっぱい使いながら、キラッキラな素晴らしい将来がすぐそこにあるかのような、マニフェストを掲げていました。「もう一度、力強い日本を」とか、「強い経済と素晴らしいテクノロジーを」とか、こうしたキラキラした雰囲気を渇望している有権者が、先ほど話した30代、40代の男性を中心にいると思います。
 私は、自民党の政策は空疎だとは思います。一方で野党側の政策は、理想としてはとても本当に素晴らしいのですが、表現の仕方、言葉遣いも含めて、(ボーガス注:改革に後ろ向きという誤解を招く恐れがある)「守る(ボーガス注:例としては憲法九条を守る、平和を守る、生活弱者を守るなど)」って言葉が多いのが気になりました。
志位
 (ボーガス注:残念ながら議席が後退した以上)そのご指摘は大事だと思います。30代、40代の男性の働き手にも響くような訴えをどうやればできるかということは、本当に考えなければいけないなと思いました。
本田
 私が申し上げたことを率直に受け止めてくださって本当にうれしいです。

 志位氏が拒否(?)してるのは1)敗戦を理由にした野党共闘否定論(連合会長の芳野らが主張)、2)敗戦を理由にした委員長辞任論*4でしかない。というか俺が「敗戦の総括を志位氏は拒否してない」と具体的事実を挙げてるのに対し、kojitakenは何の事実も挙げずに放言だから呆れます。
 「kojitaken」のいう「敗戦総括の拒否」が何を意味するのかさえ意味不明です。
 なお、「権威主義的性格」とは恐らく「松竹、鈴木除名」でしょうが、あれは「連中の反党行為衆院選後の2023年に行われた」から除名が「衆院選後になった」だけで、勿論「2021年の衆院選結果」やそれについての「志位執行部の総括」と除名は全く無関係です。
 まあ、「衆院選敗戦で志位執行部は苦境にある、俺たちの主張が受け入れられる」と勘違いした松竹らが反党行為に及んだ、2021年衆院戦で共産が躍進してれば、松竹らは躊躇して反党行為にを及ばなかったかもしれませんが。
 なお、社民党共産党に仮に問題があろうが「社民主義を支持する層」が幅広く存在してれば何の問題も無いでしょう。
 つまりは「社民主義の不振」を両党の責任呼ばわりするkojitakenは不当な責任転嫁をしています。
 「社民主義の不振」はあくまでも「kojitakenを含む社民主義者」の力不足であって、両党に責任転嫁して済む話ではない。

 相対的に見て中道的な政党と位置づけられる立民は、2021年の衆院選敗北に対する間違った総括から泉健太体制を生み出してしまったが、現在は組織防衛志向の強い支持者たちが泉体制を守ろうと必死になっているので、非常に魅力のない政党になっている。

 支持者の責任にする前に「枝野幸男」など幹部政治家を批判したらどうなのか。枝野は絶対に批判できない枝野信者「kojitaken」には心底呆れます。

*1:維新以外の他党は「裏金疑惑等で支持率減少傾向の自民を除き」概ね横ばいはないか?

*2:菅内閣官房長官

*3:菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)、立憲民主党代表など歴任

*4:但し「敗戦しても委員長を辞めない」のは「宮本、不破委員長時代も同じ」であり、何も「志位氏だけがそういうわけでは全くない」(勿論「総括」が「敗戦に対する反省の弁」を意味するなら宮本、不破氏もそうしたことは当然しています)。