今日の産経ニュース(2024年4/24日分)

世界最高齢TVプロデューサー石井ふく子(97)、橋田作品語る動画を精力的に配信中 - 産経ニュース

 石井*1は、ギネスブックの世界記録(世界最高齢の現役TVプロデューサー)に認定*2された。今も記録更新中で、「年内に新作ドラマにできれば」と、介護士をテーマにした作品の取材を進めている。来年6月には、東京・三越劇場で舞台作品を演出する予定だ。
 昨年4月、石井は相葉雅紀主演のドラマ「ひとりぼっち 人と人をつなぐ愛の物語」(TBS)を制作した。

 97歳(1926年*39月生まれ)でその活動力とは絶句しますね。名誉役員に退いた*4とは言え、不破哲三閣下(1930年1月生まれ、94歳)にも石井のように今後も「共産のご意見番、重鎮」としてご活躍することを切に祈念しています。


自民王国に異変、漂流する保守票 岸田政権の命運かかる衆院島根1区補選ルポ - 産経ニュース

 (ボーガス注:亀井*5陣営に寄れば)自民を批判しつつも「やはり自民に入れようかな」と話す有権者もおり、理由を聞くと「それが習慣ですから」との答えが返ってきたという。
 業界団体の推薦状が壁一面に貼り出された錦織(にしこり)氏の事務所とは異なり、亀井氏の事務所の推薦状は数えるほど。陣営幹部は「(ボーガス注:マスコミ調査では先行と報じられるが)リードしているという手応えはない」と語る。

 こういう「長年のしがらみや癒着で投票する」選挙民がいるから自民が好き勝手やっても当選できるわけで何ともげんなりします。いずれにせよこうした発言をする亀井陣営はいささかも油断してないでしょう。何とか勝利して欲しい。


「消滅可能性」脱却の東京・豊島区 人口増…多くは外国人 低い出生率流入頼み - 産経ニュース

 東京都豊島区は24日に民間組織「人口戦略会議」が公表した報告書で、「ブラックホール自治体」に定義付けられた。10年前、東京23区の中で唯一、(ボーガス注:「人口戦略会議」に)「消滅可能性都市」の指摘を受けた同区は、危機感から対策を次々に講じて、この10年で人口は2万人余り増加。ただ、そのうちの多くは外国人が占め、出生率も23区中最下位。

 朝日新聞記事での

豊島区、「消滅可能性」から「ブラックホール」へ 10年の対策とは:朝日新聞デジタル
 「池袋にこれだけ大勢の若者や観光客が来てにぎわっているのに、と思いますよね。当時は本当に驚いた」。
 区の担当者は(ボーガス注:「消滅可能性都市」と指摘された)10年前の調査報告を振り返ってそう話す。

と言う指摘の通り、「池袋のある豊島区がそうなの?」と驚きですが「昼間に豊島区内に通勤、通学するだけのいわゆる埼玉都民などが多く定住者が少ない」ということのようです。
 ちなみに「我が埼玉」においては

埼玉:神川、松伏町「消滅可能性」 新たに指摘:地域ニュース : 読売新聞
◆消滅可能性自治体(近年、人口が減少の一途)
 行田市秩父市入間郡越生町比企郡(小川町、川島町、吉見町、鳩山町ときがわ町)、秩父郡横瀬町皆野町長瀞町小鹿野町東秩父村*6)、大里郡寄居町児玉郡神川町北葛飾郡松伏町
ブラックホール自治体(人口が増えてるが、「外部からの流入(例えば蕨市には近年、クルド人が増えてると言われる)」と言う要素が大きく、それを除くと減少している)
 蕨市入間郡毛呂山町

とのこと。


教員「特別免許状」指針の改定案 ハードル下げ、積極的活用促す 文科省 - 産経ニュース
 教員不足への対応の一環でしょうが「教員不足=志望者の減少」で「志望者減少は待遇が悪いから(長時間労働や低賃金)」なので、そこを変えるべきで「免許不要の特例措置」を広げるなど邪道もいいところです。大体そんなことをしても待遇が悪いのだから教員になりたがる人間も少ないでしょう。


女性患者の治療、女性医師が有益 東京大、死亡率など低く 治療経過改善にも期待 - 産経ニュース

 男性医師の場合より(ボーガス注:女性患者の)死亡率や再入院率が低かった。女性医師が増えれば、女性患者の治療経過の改善につながる可能性がある
 女性同士だと(ボーガス注:女性)患者が(ボーガス注:女性医師に)気兼ねなく症状を打ち明けやすいことなどが背景にあるのではないか

 感覚的には「そうしたことがありそうな気もします」が「死刑は感覚的には犯罪抑止効果があるように思われがちだが統計データ上はそうした効果は認められない(感覚と実態は違うことが多い)」ので、「本当にそんなに違いが出るのか」と思いますが「興味深い話」として紹介しておきます。


女性中傷、維新・足立議員に賠償命令 国会質疑に写真加え「免責対象外」に 東京地裁 - 産経ニュース
 維新の足立が控訴し、控訴審で足立が逆転勝訴する可能性はありますが、維新批判派の俺にとって嬉しいニュースなので紹介しておきます。


立民と国民民主「対共産」で温度差大きく 東京15区補選で顕在化、衆院選連携にも影 - 産経ニュース
 そもそも共産が酒井支持を表明する前から、国民民主は「都民ファ乙武」に相乗りしようとしていたのでこの件は「共産」云々という話では全くない。


<正論>特攻への理解深める特別の日を ノンフィクション作家・早坂隆 - 産経ニュース
 勿論産経なので「国のために命を捨てた行為に感動した!」と言う特攻美化ですが、「感動」とは安全に優先するものではないと思う(そもそも「組み体操」で「感動」なんか私はしない)(1) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)をもじれば「「感動」とは「人命」に優先するものではないと思う(そもそも「特攻」で「感動」なんか私はしない)」ですね。
 そもそも組み体操なら「事故の危険性が高い」とはいえ「事故の発生を当然の前提としてない(それなりの安全対策を取ってきた)」し、成功すれば確かに「感動的ではある」でしょう(とはいえあまりに事故が多いために廃止傾向ですが)。
 特攻など「死亡が当然の前提」「戦果はほとんどない(戦果があればやっていいわけではないが)」のだから組み体操以上に「邪悪で醜悪」です。
 大体、産経や早坂だって「ならば、今後、自衛隊が特攻作戦しても認めるのか?(その可能性はさすがにないでしょうが)」「ロシアがウクライナ戦争で特攻作戦しても、アンチロシアのあなた方はロシアを非難しないのか?」と聞かれて「その通りだ」とは答えないでしょうに。
 旧日本軍だって特攻開始は「まともなパイロットがいなくなった戦争末期(力量が劣るから簡単に撃墜されることが多い。それならいっそ最初から特攻させよう)」であって、戦争初期からやっていたわけではないこと一つとっても美化は非常識です。

*1:代表作にTBSドラマ『肝っ玉かあさん』(1968~1972年、第1~第3シリーズ)、『ありがとう』(1970~1975年、第1~第4シリーズ)、『渡る世間は鬼ばかり』(1990~2011年、第1~第10シリーズ)

*2:2014年に87歳342日で「世界最高齢の現役TVプロデューサー」に認定(石井ふく子 - Wikipedia参照)

*3:1926年生まれの著名人としてはカストロキューバ首相(2016年死去)、エリザベス2世女王(英国)、江沢民元中国国家主席(いずれも2022年死去)などがいる。

*4:例えば共産・不破哲三前議長、93歳で中央委員を退任へ 名誉役員に - 産経ニュース(2024.1.17)参照

*5:国民新党政調会長みどりの風幹事長等を経て、立民等島根県連代表(前衆院議員)。橋本内閣国土庁長官国民新党幹事長を歴任した亀井久興の娘

*6:市町村合併により、現在では埼玉唯一の村