蓮舫さんはもしかすると国政だけでなく、立憲民主党に戻る気持ちもないのかもしれないなあ。そのくらい重い選択をした可能性がある中で、連合の芳野会長への発言が立憲民主党にとって有利か不利かを語ることに違和感を感じる。(政治おじいちゃんお化け氏のXより) - kojitakenの日記
蓮舫氏*1が連合の芳野に対して
1)「私を支持した団体(立民党、共産党、社民党)、個人」ならともかく、小池*2支持を表明したあなたに「敗戦理由」を云々される理由はない
2)そもそも何故小池支持したのか?、私より彼女の方が「労働政策」において正しいとでも言うのか?。私は「都庁非常勤職員の雇用条件改善」を主張したのだが?。
3)単に反共で「小池支持」では無いのか?、そういう態度がいわゆる組合離れを助長しているのでは無いか?
と言う主旨の批判ツイートをしたとのこと。
彼女が「知事選出馬のために国会議員を辞職し、また無党派の支持を得るため立民を離党したから」であって「今も立民党議員ならこうは言えなかった」どうかはともかく発言自体は全く正論であり、高く評価したい。
なお、これを
1)彼女に政界(国政等)復帰意思がない(あるいは政界復帰する場合でも立民党から出る意思がない)
あるいは
2)立民党側から政界復帰の可能性を否定された
と見るべきでは無いと思います(今後、結果として、残念ながら、1)や2)になる可能性があるとしても)。
そうではなく「立民党に所属しない今の立場」で、芳野批判をしなければ、
a)「都知事選での支持者」に対して礼を失するという思い
b)「都知事選での支持者」の支持を失う(今後、国政復帰を目指すにせよ、別の道を目指すにせよ、支持を失うことは不利益)という判断がある(そしてフリーの今の立場なら芳野批判を理由に「立民党から絶縁を言い渡される」ようなこともないと判断)
のではないか(aもbも似たようなもんですが、bの方が損得勘定の要素が強い)。
(ボーガス注:2016年)参院選の東京選挙区で大量得票し、最下位当選*3の小川敏夫*4の当選を危うくしたのが蓮舫で、当時の弊ブログはそんな蓮舫と蓮舫に投票した人たちを呪っていたことはつい最近書いた。
それ、蓮舫氏のせいじゃないでしょうよ。逆恨みも甚だしい。
第一に選挙に弱い小川のせいであり、第二に「蓮舫氏に票が集中しないようにして、小川を楽々当選させることができない立民党都連の力不足」でしょう。
岡田克也*5は参院選では一息ついたものの、その直後に行われた東京都知事選で共産党などとともに鳥越俊太郎を支援した責任を、長島昭久*6だの前原誠司*7だの細野豪志*8だのといった党内右派から追及されそうになっていたので、先手を打って党代表の座を投げ出す*9ことを発表した。
「岡田という人間」の無責任さを示す話でしょう。
確かに選挙予想では「投票日前日」時点で「敗戦の可能性が高かった」のですが、「選挙後に辞めるより選挙前に辞めた方が政治的打撃が少ない」と判断したのでしょうが、「選挙結果が出てもいない投票日前日」に「代表を辞める」など「非常識で無責任な敵前逃亡」極まりない。民進党の党員や支持者、鳥越候補や共闘相手(共産、社民など)に対して失礼極まりない。実際、岡田は辞任理由をまともに説明できませんでした。
選挙結果も出てないのに「敗戦前提」で辞めるなどという「民進党の党員や支持者、鳥越候補や共闘相手(共産、社民など)に対して無礼な行為」はまともに説明できる話では無いからです。
俺はあの時以来、岡田に対しては「憎悪や軽蔑」といった「負の感情」しかない。
しかし「民進党代表時代に小池にすり寄った*10」と蓮舫氏を批判するid:kojitakenは岡田を批判する気が無いようだから呆れます。「先手を打って」とは岡田非難の言葉ではないでしょう。
そして、ここまで蓮舫氏に悪口しながら「小池を支持した国民民主党の一員」として「小池にすり寄った井戸まさえ(国民民主党から次期衆院選出馬予定)」をまるで批判しないから呆れます(井戸批判については例えばそこまでして、国会議員なんぞになろうとするかと思う(井戸正枝(まさえ))(追記あり) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)。過去にさんざん井戸を「立民党内のリベラル派」として礼賛した手前、今更恥ずかしくて井戸を批判したくないのでしょうが。
それを受けて行われた代表選は、蓮舫、前原誠司、玉木雄一郎*11というすべて右派の3人によって争われたが、3人の中では一番中道寄りだった蓮舫が、党内リベラル派や岡田克也の支持を受けて大勝した。それにもかかわらず蓮舫は、都知事に就任した小池百合子にすり寄る路線をとったのだった。
蓮舫氏一人で党運営していたわけでも無いし「ポスト蓮舫」の前原代表に至っては「小池と一緒に希望の党」なのに全く何を言ってるのか?。彼女への責任転嫁が酷いと言うべきでしょう。
そもそも「岡田の辞任」が無責任なのは既に書きましたが、「代表選候補が全て右派」という時点で、「立民党内のリベラル派議員が無能」と言う話だし、自称「社民主義(社民党支持者)」のkojitakenにとって「立民党を支持する理由はない」のではないか。
本当にこの男は「社民主義者なのか?」と首をひねります。実際は「最大野党を支持すること」がこの男にとって一番大事なことでは無いのか?。この男の政治的立ち位置はせいぜい「中道右派(昔だと新党さきがけ)」か「中道左派(昔だと社民連)」ではないのか?。だから「左派の共産や社民」支持では無く「立民支持」ではないのか?
bogus-simotukare氏って、はてなブログで古寺多見さんへの罵詈雑言を書きまくってる人ですか?
suterakusoさんのコメントを拝見してかすかな記憶が蘇りましたんで、今後はコメントを載せないことにします。
今回も極端なことを書く人だな、私が枝野信者のわけないやん*12、とちょっと笑いながら掲載してしまってしくじりました。
古寺さん、申し訳ないです。
吹き出しました。「kojitakenに対する拙ブログでの批判」と「宮武ブログでの俺のコメント」と何の関係があるのか?。
まあ、掲載するとkojitakenが「何故、宮武はボーガスのコメントを載せた」「宮武は俺をバカにしてるのか」と恐らくうるさいし、それに対して宮武は「あなた(kojitaken)と彼(ボーガス)の対立は私には関係ない。宮武ブログでのボーガスコメント自体には何の問題も無い限り掲載拒否なんてことはしたくない」とは言えない関係なんでしょうね。
inti-sol氏(俺とは敵対関係にあり、コメント投稿を拒否されてる)もid:Bill_McCreary氏に向かって、さすがに「inti-solのブログ - 楽天ブログにコメントしたければ、ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)にボーガスのコメントは掲載するな」なんて言わないわけで、「コメント掲載拒否(kojitakenの要請に応じた?)」を行った宮武はある意味「常識を逸してる」と思いますね。それにしても宮武やkojitakenのような狭量な人間がリベラルを自称するとは全く「悪い冗談」です。
謝罪には全く及びません。
というkojitakenですが「kojitakenを怒らせたら後が怖い」という「支配と服従」の関係でも無ければそもそもこんなことを宮武も書かないと思うんですけどね。
あの人は2014年の都知事選の時に、宮武さんが尊敬しておられると認識している澤藤統一郎*13弁護士が知事選に立候補した*14時には、澤藤弁護士のブログのコメント欄に現れてずいぶんな罵詈雑言を発していたことをお伝えしておきます。理由は当時澤藤弁護士が宇都宮健児氏*15を批判したから*16です。あの人のブログは、現在の弊ブログに対してもそうですが、当時は澤藤弁護士のブログを批判する専用エントリを立てていました。最近では、広原盛明さん*17のはてなブログも攻撃対象になりました。要するにそういう人だってことです。
「はあ?」ですね。俺の「枝野評価」「澤藤氏評価」「広原評価」は全く別物であり、関連性はありませんが?
それにしても俺の批判は「不当な攻撃呼ばわり」、自分たちの批判は「正当な批判」なんだから全くいい度胸です。
それ単に消費税増税派「枝野」の価値観にすぎないでしょうよ。
私はいつだったかの「任期満了までは泉氏*19を支える」と言いつつ、「任期満了なのだから代表を選び直す」と言った時に、止むを得ない場合には自らが復帰への出馬をするしかないと考えてるんだなと思いました。
別に枝野に復帰して欲しいとは思いませんが「枝野が代表に復帰しても、恐らく立民党の状況は変わらないという厳しい現実」を「kojitakenや宮武のようなエダシン(枝野シンパ、信者)」に直視させると言う意味では「復帰してもらった方がいいかな」という気はします。
まあ、
1)枝野の復帰の可能性は低い(出馬するか疑問だし、出馬しても代表選挙に勝利できるか疑問)ので、エダシンの「枝野への高い評価」は変わらないのでしょうし
2)仮に枝野が復帰して、大して成果を上げなくても、「枝野は悪くない、悪いのは周囲(幹事長、政調会長など党役員、あるいは支持母体の連合など)だ」と枝野をかばうのがエダシンでしょうが。
枝野幸男自身が現在の立民を「党が追い込まれている状態」とみているのではないかと推測しています。また私自身も、今の立民はそういう状況だと考えています。
三補選で勝利したのにどこが「追い込まれてる」んですかね。勿論、都知事選敗戦が「痛くない」わけもないですが、それほどの話でもないでしょう。
単にエダシン「kojitaken」が「枝野代表復帰」の口実に都知事選敗北を持ち出してるだけの話です。
その意味では「方向性は違う」とはいえ、都知事選敗北を理由に「共産との縁切り(共産との共闘で敗戦したわけでは無く、言いがかりも甚だしいと思いますが)」を要求する「連合の芳野」「国民民主の玉木」とkojitakenの行為は全く同じでしょう。
東京都知事選では党執行部と東京都連との意思疎通がろくにとれていないことを露呈しました。これは、野田*20Gと泉Gという、リベラル側から見れば「右」同士の衝突ですし、(中略)リベラル側にとっては気づきにくい状況だったのですが、実は両者の間には非常に深刻な亀裂があったことが明らかになりつつあります。
そもそもそんな事実が本当にあるんですかね?
この状況は、残念ながら枝野幸男に取って代わるべきリベラル系の人たちの手にはおそらく負えませんし、放置しておけばまた2017年の「希望政局」の再現になってしまうと私はみています。
1)「kojitakenの枝野復帰論」のために随分と枝野も高く評価され、一方「枝野以外のいわゆるリベラル派(逢坂*21、西村*22、辻元*23代表代行など)」も低く評価されたもんです。
まあそれが事実とすると「枝野には人を育てる力が無い」ということになるんですが(苦笑)
2)「希望政局の再現」て、具体的には一体何ですかね?。立民を解散して、維新と一緒に新党でも作るのか?。大阪万博の体たらくで「落ち目の維新」では、立民はそんなことはしないと思いますけどね。
というか「枝野が代表になるか、ならないか」という「その程度のことでコロコロ方針が変わるような政党・立民」を良くも支持できるもんです。俺が共産支持する理由の一つは「方針が選挙の勝ち負けだの、党首の交代だのでコロコロ変わらないから」です。本来、それが「政党のあるべき姿」でしょう。
3)当時、「民進党代表代行」でありながら「民進党解散、希望の党誕生」を阻止しなかった枝野を俺はkojitakenや宮武ほど高く評価していません。立民党は小池、前原、細野ら「希望の党」中心メンバーに「希望入党を拒否された面子(枝野、辻元など)」が慌てて、新党を結成したところ、幸いにも結果として、「多くの支持」を得られたにすぎません。「民進党解散、希望結党」を枝野らは当初容認していたし、「希望入党を拒否されたから、立民党を慌てて結党した」のであって「解散に反対したが力及ばず解散となったわけではない」し、「最初から希望不参加を決めて立民党を結党したわけでは無い」ことは何度でも強調したい。
*1:菅、野田内閣行政刷新担当相、民主党代表代行(岡田代表時代)、民進党代表、立民党副代表を歴任
*2:小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)等を経て都知事
*3:なお、この時の当選者は当選順に蓮舫(民進党:2022年参院選挙でも再選、2024年都知事選出馬のため、議員辞職)、中川雅治(自民党:但し2022年参院選挙には出馬せず、後継として生稲晃子が出馬し、生稲が当選)、竹谷とし子(公明党:2022年参院選挙でも再選)、山添拓(共産党:2022年参院選挙でも再選)、朝日健太郎(自民党:2022年参院選挙でも再選)、小川敏夫(民進党:但し2022年参院選挙には出馬せず、後継として松尾明弘が出馬したが、松尾は落選。松尾は次の衆院選で東京7区から出馬予定。現在の東京選挙区の立民党参院議員は塩村文夏(2019年当選)のみ)
*4:弁護士。菅内閣法務副大臣、野田内閣法相、民主党参院幹事長、民進党参院議員会長、立民党常任顧問、参院副議長等を歴任。現在は政界引退
*5:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、民主党代表、民進党代表、立民党常任顧問等を経て立民党幹事長
*6:鳩山、菅内閣防衛大臣政務官、野田内閣防衛副大臣、希望の党政調会長等を歴任。現在は自民党二階派所属
*7:鳩山内閣国交相、菅内閣外相、野田内閣国家戦略担当相、民主党政調会長(野田代表時代)、民進党代表、国民民主党代表代行等を歴任。現在は無償会代表。
*8:野田内閣環境相、民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長(岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)、希望の党憲法調査会長等を歴任。現在は自民党二階派所属
*9:個人的には無責任感がより強い「党代表の座を逃げ出す、放り出す」と表現したい
*10:とはいえ、そんなkojitakenでも「都知事選出馬」や「芳野批判」等を評価し、蓮舫氏が何らかの形で政界復帰することは期待するそうですが
*11:民主党香川県連代表、民主党政調副会長、民進党幹事長代理、希望の党代表等を経て国民民主党代表
*12:毎度毎度、枝野万歳してるくせに「信者の自覚が無いのか?」と呆れました。
*13:著書『「日の丸・君が代」を強制してはならない:都教委通達違憲判決の意義』(2006年、岩波ブックレット)、『DHCスラップ訴訟:スラップされた弁護士の反撃そして全面勝利』(2022年、日本評論社)
*14:澤藤氏は「宇都宮氏の都知事選立候補」を批判したことはありますが、澤藤氏個人が立候補したことはありませんので明らかな間違い記述です。「宮武さんが尊敬しておられると認識している宇都宮健児弁護士」の誤記でしょうか?
*15:元日弁連会長。週刊金曜日編集委員、脱原発法制定全国ネットワーク代表世話人、のりこえねっと(ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク)共同代表等を歴任。著書『消費者金融・実態と救済』(2002年、岩波新書)、『弁護士、闘う:宇都宮健児の事件帖』(2009年、岩波書店)、『大丈夫、人生はやり直せる:サラ金・ヤミ金・貧困との闘い』(2009年、新日本出版社)、『わるいやつら』(2013年、集英社新書)、『「悪」と闘う』(2014年、朝日新書)、『希望社会の実現』(2014年、花伝社)、『自己責任論の嘘』(2014年、ベスト新書)、『天皇制ってなんだろう?:あなたと考えたい民主主義からみた天皇制』(2018年、平凡社)、『韓国市民運動に学ぶ:政権を交代させた強力な市民運動』(2020年、花伝社)等
*16:俺はそれ以外でも澤藤氏を批判した記事(例:澤藤統一郎の「常軌を逸したアンチ中国」を嗤う(2020年8/1日分) - bogus-simotukareのブログ、澤藤統一郎に突っ込む(2022年11/8日分)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ)を書いてるので認識として不適切です。
*17:京都府立大学名誉教授。著書『震災・神戸都市計画の検証』(1996年、自治体研究社)、『開発主義神戸の思想と経営』(2001年、日本経済評論社)、『日本型コミュニティ政策:東京・横浜・武蔵野の経験』(2011年、晃洋書房)、『観光立国政策と観光都市京都』(2020年、文理閣)、『評伝・西山夘三』(2023年、京都大学学術出版会)等
*18:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相、民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)、立民党代表等を経て、現在、立民党「つながる本部」特別参与
*19:希望の党、国民民主党国対委員長、国民民主党、立民党政調会長等を経て立民党代表
*20:鳩山内閣財務副大臣、菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)等を経て立民党最高顧問
*21:鳩山内閣総務大臣政務官、立民党政調会長等を経て、現在、立民党代表代行
*22:鳩山、菅内閣外務大臣政務官、野田内閣厚労副大臣、立民党幹事長等を経て、現在、立民党代表代行
*23:社民党政審会長、国対委員長、鳩山内閣国交副大臣、民主党政調副会長、民進党幹事長代行、立民党政調会長、国対委員長等を経て現在、立民党代表代行。著書『いま、「政治の質」を変える』(2012年、岩波書店)、『デマとデモクラシー』(2016年、イースト新書)、『国対委員長』(2020年、集英社新書)等