今日の朝鮮・韓国ニュース(2025年9/24日分)

◆拉致でググる北朝鮮以外もヒットする
EU、ウクライナで拉致の子供帰還へ首脳会議 ロシアへの新制裁準備 - 日本経済新聞2025.9.11
兵庫・尼崎の路上で20代男性が拉致され不明、死亡か 組関係者ら数人を殺人容疑で逮捕へ - 産経ニュース2025.9.24
 拉致という言葉が「普通名詞化」したとともに「北朝鮮拉致」が風化したと言うことでしょう。


拉致問題の解決へ「圧力」か「交渉」か…新政権がするべきことは 正反対な2人の見解を一問一答で詳報:東京新聞デジタル
 「圧力か交渉か」と言う記事タイトルですが少なくとも建前では西岡ら救う会は「交渉のための圧力」であって交渉を否定してない(勿論俺は西岡ら救う会の主張「交渉のための圧力」は嘘で「交渉を否定してる」と思いますが)のですがそれはさておき。
 また、なぜ、東京新聞が例えば

和田春樹 - Wikipedia参照
・『金日成満州抗日戦争』(1992年、平凡社
・『朝鮮戦争』(1995年、岩波書店
・『北朝鮮:遊撃隊国家の現在』(1998年、岩波書店)
・『日朝国交交渉と緊張緩和』(編著、1999年、岩波ブックレット)
・『朝鮮戦争全史』(2002年、岩波書店
・『朝鮮有事を望むのか:不審船・拉致疑惑・有事立法を考える』(2002年、彩流社
・『検証・日朝関係60年史』(編著、2005年、明石書店
・『同時代批評:日朝関係と拉致問題 2002年9月~05年1月』(2005年、彩流社
・『拉致問題を考えなおす』(共著、2010年、青灯社)
・『北朝鮮現代史』(2012年、岩波新書)
・『米朝戦争をふせぐ:平和国家日本の責任』(2017年、青灯社)
・『安倍首相は拉致問題を解決できない』(2018年、青灯社)
・『日朝交渉30年史』(2022年、ちくま新書)
・『北朝鮮拉致問題の解決』(編著、2024年、岩波書店

などの北朝鮮関係著書がある、そして西岡の制裁路線に否定的な和田春樹東大名誉教授(勿論例は和田氏でなくてもいいですが)ではなく、マスロー氏を選んだのかも謎ですが、それはさておき。

 支援団体*1救う会」の西岡力(つとむ)*2会長、日朝関係に詳しい東京大のマスロー・セバスティアン准教授に傾聴した。対照的な2人の見解を詳報する。(西田直晃)

 無料部分には西岡の言い分(全部ではなく一部ではありますが)しか載っておらず、マスロー氏の言い分は有料部分でしか読めないというのは明らかに不当でしょう。
 どちらも無料で読めるようにするか、どちらも有料でないと読めないようにするか、すべきです。
 まあ俺は西岡の主張「即時一括全員帰国(部分帰国の否定)」、「平壌への常駐事務所設置の否定」などには「2万%反対」ですし、マスロー氏の主張(有料記事なので読めませんが)が、東京新聞が言うように「西岡の意見と対照的*3」なら「2万%賛成」ですが。つうか俺的には「西岡のくだらない意見なんか聞かなくていい」「マスロー氏のまともな意見だけ聞けばいい」「東京新聞救う会や家族会に脅えてるのか?。東京新聞びびってる、ヘイ!ヘイ!ヘイ!、救う会(家族会)にびびってる(草野球のヤジ風に)」ですが。
 とはいえ「西岡の意見しか報じない」のよりはマシです。正直、小泉訪朝直後なら「西岡の意見だけ報道」ではなかったか。
 なお、マスロー氏の名前でググってヒットした以下の「18年前(2007年)の赤旗記事」の「東北大学院生のセバスティアン・マスローさん」は「同姓同名の別人」ではなく同一人物なのでしょう。幸いにも研究者になれたわけです。優秀な人間だったのでしょう。

赤旗ゆうPress/民主主義の党 日本に発見!/ドイツからの留学生/セバスティアン・マスローさん(24)2007.3.5
 ドイツからの留学生、セバスティアン・マスローさん(24)は、東北大学の大学院で日本の政治や経済について研究をしています。将来は研究者になりたいと考えているセバスティアンさん。昨年の九月、文部科学省奨学金留学生として東北大学の院に。

 「東北大院生のマスロー氏が東大准教授になる(2007年から2025年までの約18年)」以上の時間が拉致では「小泉訪朝(2002年から2025年までの約23年)から経ってる」わけで、その間には「有本嘉代子(2020年死去、政府認定拉致被害者有本恵子の母)」「横田滋(2020年死去、政府認定拉致被害者横田めぐみの父)」「有本明弘(2025年死去、政府認定拉致被害者有本恵子の父)」などが死去してるわけで、何とも絶句しますね。よくもまあ家族会も「即時一括全員帰国」なんて無茶苦茶なことを言い続けられるもんです。
 「お前(拉致被害者家族)はアホか?(横山ホットブラザーズ)」と心底呆れます。
 なお、マスロー氏の名前でググったところ以下がヒットしました。

マスロー セバスティアン (MASLOW SEBASTIAN) - マイポータル - researchmap参照
北朝鮮関係】
◆日朝交渉の停滞と「平和国家」をめぐる葛藤 (現代韓国朝鮮研究(現代韓国朝鮮学会) (24) (特集『日朝関係を考える』)15-28、2024年12月)
第24号 | 現代韓国朝鮮学会によればマスロー氏以外の現代韓国朝鮮研究(現代韓国朝鮮学会) (24) の掲載論文は
・日朝関係を俯瞰する:冷戦終焉後日朝関係の構造と課題(平岩俊司*4
・「戦後」日朝関係における「経済の論理」:日朝貿易の史的展開とその背景を手掛かりに(谷京*5
朝鮮民主主義人民共和国芸術団の対日文化外交:平壌学生少年芸術団日本公演の事例研究(森類臣(もり・ともおみ)*6
・1980年代韓国のクロス承認構想の変遷と日本の対朝鮮半島外交:多国間の緊張緩和の枠組みと日朝二国間関係の交錯(崔智喜)
◆安倍政権の対北朝鮮政策 :「国難」言説の政治学仙台白百合女子大学紀要*7(28)1-26、2024年3月)
◆『日朝国交正常化交渉と拉致問題』(佐藤史郎*8、川名晋史*9、齊藤孝祐*10、上野友也*11編『日本外交の論点』(2018年、法律文化社) pp. 67-77)

存在感薄い「リベラル政党」 受け皿となる政策示せ 独出身の研究者に聞く | 毎日新聞2021.9.27
 衆院選が迫るなかで告示された(ボーガス注:2021年)自民党総裁*12。事実上の次期首相選びに注目が集まり、野党の存在感が薄れている。自民党の戦略勝ちと言ってしまえばそれまでだが、これでいいのだろうか。ドイツ出身で現代日本政治を研究するマスロー・セバスティアンさんに、どうしたらリベラル政党*13も存在感を示すことができるのか聞いた。
(以下有料記事のため省略)

*1:建前では「支援団体」ですが実質的には「救う会が、家族会よりも上の立場」でしょう。完全に関係が逆転、転倒しています。

*2:麗澤大学客員教授(麗澤大の母体は右翼宗教「モラロジー」)。西岡以外にも「兼原信克(第二~四次安倍内閣国家安全保障局次長)」「古森義久(元産経新聞ワシントン支局長)」「佐々木類(元産経新聞論説副委員長)」「高橋史朗(元『新しい歴史教科書をつくる会』副会長)」「八木秀次日本教育再生機構理事長)」などの右翼が麗澤大学教員として所属。西岡は『朝日新聞「日本人への大罪」:「慰安婦捏造報道」徹底追及』(2014年、悟空出版)、『でっちあげの徴用工問題(増補新版)』(2022年、草思社文庫)などの著書がある嫌韓国・歴史修正主義極右

*3:ということは「部分帰国の肯定」「平壌への常駐事務所設置の肯定」などであり、蓮池透拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(2015年、講談社)、和田春樹『安倍首相は拉致問題を解決できない』(2018年、青灯社)などと同様の意見なんですかね?

*4:南山大学教授。著書『朝鮮民主主義人民共和国中華人民共和国』(2010年、世織書房)、『北朝鮮』(2013年、中公新書)、『北朝鮮は何を考えているのか』(2017年、NHK出版新書)等

*5:大和総研金融調査部研究員

*6:摂南大学准教授。著書『韓国ジャーナリズムと言論民主化運動:『ハンギョレ新聞』をめぐる歴史社会学』(2019年、日本経済評論社

*7:この時期、マスロー氏は仙台白百合女子大学専任講師

*8:大阪国際大学准教授、東京農業大学教授等を経て広島市立大学教授。著書『核と被爆者の国際政治学』(2022年、明石書店

*9:大東文化大学教授。著書『基地の政治学』(2012年、白桃書房)、『基地の消長 1968-1973: 日本本土の米軍基地「撤退」政策』(2020年、勁草書房)、『基地はなぜ沖縄でなければいけないのか』(2022年、筑摩選書)、『在日米軍基地』(2024年、中公新書)等

*10:上智大学教授。著書『軍備の政治学』(2017年、白桃書房

*11:岐阜大学准教授。著書『戦争と人道支援』(2012年、東北大学出版会)、『膨張する安全保障:冷戦終結後の国連安全保障理事会と人道的統治』(2021年、明石書店

*12:岸田自民党政調会長(第1回投票1位)、河野元外相(第1回投票2位)、高市自民党政調会長(第1回投票3位)、野田元自民党総務会長(第1回投票4位)が出馬し、決選投票で岸田が河野を破り総裁に当選

*13:無料部分だけでは毎日新聞にとって「リベラル政党とは何処なのか、不明(立民?)」ですが「野党」でない点が興味深い。野党ではなく、わざわざリベラル政党と書いてるし、「左派の社民、共産が入るかどうか」はともかく、「極右の維新、国民民主」は恐らく入らないのでしょう。