10月5日は横田めぐみさんの誕生日だ。東京オリンピックの年、1964年に生まれためぐみさんは、生きていれば61歳になったはずである。
高世が「生きていれば」と書いてることに注意しましょう。早紀江や家族会、救う会が「間違いなく生きてる」と放言してもさすがに高世はそれには付き合わないわけです。
なお、単なる偶然でしかないですが、「1964年10月5日」は橋本聖子*1の誕生日であり、「五輪の聖火」にちなんで「聖子」のわけです。
また、これもただの偶然ですが、「1964年10月5日」は「2020年4月12日」にガンで死去した声優「藤原啓治氏*2」の誕生日です。
日本に住む藤原氏ですら病死しているのだから、「日本より医療レベルが落ちるであろう北朝鮮」でめぐみ氏が病死していたとしても全く不思議ではないでしょう。さすがに1964年生まれで死去してる著名人はそう多くはないですが(1964年 - Wikipedia参照)。
寺越武志さん本人が「拉致された」と言えないのはもちろんだが、母親の友枝さんら家族も、北朝鮮に忖度して拉致を否定した。しかし、「清丸事件」が拉致であることは疑いようがない。
当事者が拉致を否定しているのに何が「疑いようがない」のか。意味不明です。
日本政府は「清丸」事件を拉致と認定していないが、すぐにも認定すべきである。拉致認定は自己申告ではないのだから。
「何のための拉致認定なんだ?」ですね。寺越氏が拉致を否定している以上、彼の協力は得られないでしょうし、彼の協力が得られないのでは拉致認定しても仮に拉致だとしても「寺越氏拉致の真相解明」はできず何の意味もないでしょう。
何もこれは拉致に限らない。
多くの犯罪(傷害、強制性交*3、窃盗、詐欺、横領など)は「親告罪ではない」ですが、とはいえ、「被害届も出てない」のに捜査をやることは多くの場合無理でしょう。
被害者の協力なしで捜査などまず無理でしょう。まずは被害届を出させることが大事でしょう。寺越氏の場合もまずすべきことは「彼を説得して拉致と認めさせること」でしょう。
勿論
1)そもそも拉致ではない可能性もありますし
2)仮に拉致だとしても、恐らく寺越氏は「拉致認定してもらっても何のメリットもない(むしろデメリットがある)」として拉致だとは認めないでしょう。
そもそも繰り返しますが「何のための拉致認定なんだ?」ですが。
「拉致被害者(寺越氏)を飴(寺越氏は平壌市職業総同盟副委員長)と鞭でなだめすかして、拉致を否定させるなんて、北朝鮮は酷い国だ」と高世は「アンチ北朝鮮の政治活動家」として「北朝鮮へのネガキャン」がやりたいのか。しかしそんなことは拉致解決(拉致被害者帰国)に何らつながらないし、勿論、寺越氏にとって何の利益もない。
トランプ政権、ICC本体への制裁へ⑥ - 高世仁のジャーナルな日々
北朝鮮のキム・ソンギョン外務次官は先月29日の国連総会一般討論演説で、「非核化を要求することは、主権と生存権の放棄、憲法違反を迫るに等しい」とし、改めて非核化は不可能との立場を鮮明にした。
ロシアのウクライナへの全面侵攻以降、国際法や国際的取り決めなどわが国に関係ない!と大っぴらに言える雰囲気になっている。
北朝鮮の「わが国は核廃棄しない(なお、北朝鮮が公式に核保有を宣言したのは2013年)」は「2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻」以前からそうなので、北朝鮮の態度は「ウクライナ侵攻」とは全く関係ないでしょう。
ウクライナ侵攻がなくても同じことを言っていたでしょう。
かつ「高世がこの記事で批判したイスラエル(ガザ侵攻)やロシア(ウクライナ侵攻)、北朝鮮(核保有)」以外で国際法や国際的取り決めなどわが国に関係ない!と公然と主張してる国なんて何処にあるんですかね。
「クーデターで政権転覆し、軍部が独裁するエジプトやミャンマー」「反体制ジャーナリスト暗殺疑惑のサウジアラビア(ジャマル・カショギ - Wikipedia参照)」等だってそこまで放言はしてないんじゃないか。
そもそも「核廃棄したリビア・カダフィ政権」が「米国の軍事支援も受ける反体制派」によって政権転覆され、カダフィが内戦過程で反体制派に殺害されたことを考えれば「核廃棄しない」という北朝鮮の主張には「それなりの合理性」があります。
米国はインド、パキスタンの核保有は容認してるし「親米国家(インド、パキスタン)なら核保有は容認。反米国家(カダフィ時代のリビアや今のイラン、北朝鮮)なら否定なんて米国はふざけるな」「核廃棄して欲しいならせめて、米朝国交樹立と朝鮮戦争正式終戦ぐらいやれ。それもしないで核廃棄なんか出来るか」と思ってるのではないか。
「アンチ北朝鮮」高世は北朝鮮を一方的に批判するのではなく、せめて「インド、パキスタンの核保有は容認」という米国のご都合主義を批判したらどうなのか?