自民党総裁選のポイントは、85歳の麻生太郎の思うがままにことが運んだということ - kojitakenの日記
「思うがまま」かどうかはともかく麻生*1が「高市*2支持」で動き、「麻生に対する恩返し、論功行賞」として、麻生が副総裁、麻生の義弟「鈴木*3前総務会長(鈴木*4元首相の息子、麻生派所属)」が幹事長なんて言われてますからね。
他にも「高市の同類極右・小林*5」が政調会長だの、裏金問題で干されていた萩生田*6を要職(幹事長代行)で登用などげんなりする予想報道がされてますね。
それにしても「麻生(1940年生まれ)」より若い「小泉*7元首相(1942年生まれ)」「菅直人*8元首相(1946年生まれ)」が国会議員を引退しているのに一体何時まで国会議員をやる気なのかと呆れます。
それにしても「選挙結果を麻生が牛耳ったこと」で松竹の「党首公選バラ色論」が完全に崩壊したと言っていいのではないか。
「麻生のようなキングメーカーが選挙結果を私物化できない制度」にしない限り「党首公選(自民、立民、維新など)の方が共産の選出方法より素晴らしい」などとは全く言えません。松竹には「麻生が牛耳った選挙結果」についてどう思うのか聞きたいところです。
日本維新の会、小泉氏敗北に落胆「今後は不安しかない」「高市氏と両てんびんにかけるべきだった」(読売)/高市早苗未成政権の連立相手がどうなるのか、想像がつかない - kojitakenの日記
仮に小泉*9が勝利したとしても「維新の政権入り」が確実だったわけでもなければ、「維新の政権入り」が
◆自民党が衆院過半数割れし、第2次中曽根内閣(1983年)に田川誠一代表が自治相で、第2次中曽根再改造内閣(1985年)に河野洋平*10代表が科技庁長官で入閣したが、その後、党勢が衰退して、1986年に消滅した新自由クラブ。河野洋平など多くの人間が自民党に復党
→意外と知られてない気がしますが、村山自社さ連立以前に自民党は新自由クラブと連立しています。
◆小渕政権と連立し、「自由党国対委員長を務めた二階俊博*11」が小渕内閣運輸相、「自由党幹事長を務めた野田毅*12」が小渕内閣自治相・国家公安委員長として入閣するなどしたが、二階、野田など幹部議員が自民党に移籍(?)し、党勢が衰退した小沢自由党
などのように「かえって維新の衰退を助長した可能性もある」と思いますが、それはさておき。
最近はすっかり低調になってしまった自由討論会の共用ブログ
まあ、id:kojitakenの「人望や能力」の無さの表れでしょう。「身の程を知れ」「最初からそんな共用ブログは作るべきではなかった」という話です。
立民が「給付付き税額控除」の一点で高市自民と連立を組むという案だった。これは立民代表が枝野幸男*13だったら絶対にあり得ない
今日も枝野を持ち上げる「枝野信者」id:kojitakenですが、残念ながら存在感が今や希薄な枝野です。
最近の枝野ツイートも勿論「政治ネタが全くないわけではない」のですが
枝野幸男 立憲民主党 埼玉5区 衆議院議員
◆ようやく朝晩は過ごしやすい気候となりました。あわせて、いつの間にか日が短くなっています。朝は6時くらいまで暗く、夜は6時にはもう真っ暗。日の短さを感じると、あっと言う間に今度は寒さが気になる季節ですね。
◆240手に及ぶ一進一退の大熱戦を制しての資格獲得でした。祝意と敬意を表します。女流のタイトル戦を戦いながらの編入試験は大変でしょうが、ファン心理としては挑戦してもらいたいと思います
福間香奈女流六冠、棋士編入試験の資格取得「現実になってから考える」受験の要否は保留 - スポーツ報知2025.10.6
福間香奈女流六冠=清麗、女王、女流王座、女流名人、女流王位、倉敷藤花=が6日、大阪・高槻市の関西将棋会館で第67期王位戦予選(7組3回戦)に挑み、浦野真彦八段に240手で勝利して、棋士編入試験の受験資格を取得した。
福間が勝利したことで、直近の一般公式戦は10勝5敗(2不戦敗含む)の勝率6割6分7厘となった。これにより「現在のプロ公式戦において、最も良いところから見て10勝以上、なおかつ6割5分以上の成績を収めたアマチュア、女流棋士の希望者」の受験資格取得条件を満たした。
福間は取得条件を満たしたことについては「編入試験のことはきょうはあまり考えてなかった。王位戦をひとつ勝てるようにと臨んでました。(編入試験は)現実になってから考えようかなと思います」と話すにとどめた。
資格取得後、棋士編入試験として棋士との五番勝負(試験官は新四段5名を棋士番号順に選出)を行い、3勝で合格。フリ―クラスへの編入資格を得る。
福間は2022年(当時は結婚前で里見姓)にも女性初となる受験資格を得たが、同年の棋士編入試験で0勝3敗となり、不合格となっている。今回、条件をクリアしたことで、アマチュア、女流棋士を通じて史上初となる2度目の資格取得となった。
枝野幸男 立憲民主党 埼玉5区 衆議院議員
現役のA級棋士に女流棋士が公式戦で勝ったのは3件目とのこと、女流棋士の活躍が続きます
◆中日新聞 東京新聞 将棋【公式】
王位戦予選、中村太地八段対伊藤沙恵女流四段の一戦は、伊藤女流四段が勝ちました
とはまあ、枝野も何とも暢気な野郎です(呆)。
「将棋ファンの一般人」ならともかく「福間さん、棋士編入試験受験資格の獲得おめでとう(俺の要約)」等とは、政治家が今すべきツイートなのか?(呆)。
まあ「閑職」の立場ではうかつなことを言って、野田執行部に敵視されたくない、今後、野田執行部が退陣して「枝野待望論」が出たらそれに乗っかって色々言おうという「情けない話」なんでしょうが。
枝野が将棋ファンだと言うことは大変良くわかりましたが(枝野や、id:kojitakenのような枝野信者への嫌みのつもり)。
俺は「立民党内のウヨ議員(将来、細野*14のように自民に移籍するかもしれない連中)」よりは枝野の方がましだと思っていますが「志位議長や田村委員長、小池書記局長、山添政策委員長ら共産幹部連>絶対に越えられない壁>凡人の枝野」と思ってるので枝野にはこのように悪口します。
志位和夫*15
「全員に馬車馬のように働いてもらう」にのけぞった。人間は馬ではない。公党の党首が使ってよい言葉とは思えない。
という「我らが志位議長(早速、高市批判)」とは偉い違いです。
万一、立民が高市自民と組んだりしたら、立民は支持者を大幅に失って選挙には惨敗確実、それどころか党分裂の可能性も高まる。しかしそういうことさえやりかねないのが野田*16や泉*17らではないかとの偏見を私は持っている。でもまあ自立連立政権の可能性もほとんどないだろうとは思う。
林*18や小泉*19ならまだしも、高市相手にそれは「やらないし、できない」でしょう。「国民民主や参政、維新の支持層」ならまだしも、立民支持層で、左派は勿論、右派も含めて「高市のような極右」を是とする人間がどれほどいるのか。一方で高市も「国民民主や参政、維新」に声をかけるでしょう。
高市が連立をどうするか、公明を含めた他党はどうするかは、ほぼ公明が連立にとどまるであろうことを除いて私は全く想像がつかない。
本当にいったいどうなるのだろうか。
いつもながら「政局バカ(政策にほとんど無関心)」のid:kojitakenには呆れます。
株式会社ワーク・ライフバランスのX「今、国民の多くは育児や介護や持病・不妊治療等で時間に制約を持っています。 一部の経営幹部(や政治家)だけが、誰かにその責任を押し付けられる強者です。」 - kojitakenの日記
「ガチでハードワーク経験してる人ほどワークライフバランス捨てます発言の深刻な弊害をリアルに想像できるから、昨日から批判や懸念の声をあげてる」(片岡正美氏) - kojitakenの日記
何のことかと言えば、以下のような話です。
高市の発言には「オッサンの俺」は
24時間戦えますか - Wikipedia参照
三共の栄養ドリンク『リゲイン』がかつて使用していたキャッチコピー。
この言葉は1989年(今から約36年前)の新語・流行語大賞で流行語部門・銅賞を受賞している。
という昔のCMコピーを思い出しました。
赤旗高市新総裁「ワークライフバランス捨てる」に波紋2025.10.6
自民党の高市早苗新総裁が4日、同党国会議員に対し行ったあいさつで、「ワークライフバランス(WLB)という言葉を捨てる。働いて、働いて、働いて、働いて、働いていく」「全員に働いていただく。馬車馬のように働いていただく」と発言したことが波紋を広げています。
WLBは、働く人の仕事と生活の両方を充実させるため、政府がその実現にむけ憲章まで策定し、推進しているものです。与党党首が、就任のあいさつでその方針を投げ捨てました。個人の意気込みと擁護する声もありますが、法律をつくる政治家のリーダーが軽々しく放つ言葉ではありません。過労死で命を落とした人々の家族らが異論を唱えるのは当然のことです。
高市氏の「WLB捨てる」発言 過労死遺族は驚き「影響力考えて」 [高市早苗総裁 自民党総裁][自由民主党(自民党)][自民党総裁選 自由民主党総裁選挙]:朝日新聞2025.10.4
この発言に、「全国過労死を考える家族の会」代表世話人の寺西笑子さん(76)は「国のトップに立とうとする人の発言とは思えない」と驚く。
「過労死防止法は国会の全会一致で成立し、国をあげてWLBを推進している。高市氏は『懸命に働く』という意図だったかもしれないが、法律をないがしろにする発言で問題だ。影響力をもっと重く考えてほしい」と話した。
労働法に詳しい脇田滋*20龍谷大名誉教授は「古い日本の価値観を引きずったような発言で、非常に残念だ」と話す。
馬車馬「国民には強いないで」 高市氏発言が波紋(共同通信) - Yahoo!ニュース
コンサルティング企業「ワーク・ライフバランス」(東京)の小室淑恵*21社長は「自身の決意としての言葉ではあるが、なぜワークライフバランスが社会にとって大切なのか分かった上での発言なのか疑問だ」と指摘する。「法定労働時間内でも両立が難しい現状を重視し、時間内で働いて評価され、生活できる給料が得られる日本をどうつくるのか尽力するのが優れたリーダーではないか」と訴えた。
高市新総裁の「ワークライフバランス捨てる」決意発言を一部メディアが批判「法律を軽視」 - 産経ニュース2025.10.5
高市氏は総裁に選出された後、壇上で自民党について「全員参加で頑張らなければ立て直せない」と述べたうえで、「人数少ないし、もう全員に働いていただきます。馬車馬のように働いていただきます。それぞれの専門分野でお仕事していただく」と党所属議員に訴えた。
自身に対しては「私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いてまいります」と決意を述べた。
高市氏の発言に、実業家の三崎優太氏*22はX(旧ツイッター)は「強い覚悟を感じた。僕たち経営者も、死ぬ気で働きましょう。」と共感するメッセージを寄せた。
一方、泉房穂*23参院議員はXで「政治家本人が内心で『ワークライフバランスを捨てる』との思いをもって、仕事に精いっぱい打ち込むことは自由だ」としたうえで、「それを口に出して、国民に対してメッセージとして発することについては賛同しがたい」と書き込んだ。
朝日新聞は、平成26年に施行された過労死防止法を持ち出し、夫を過労死で亡くし過労死防止に取り組む女性*24の「法律*25をないがしろにする発言で問題だ」とする声*26や、労働法に詳しい専門家*27による「古い日本の価値観を引きずったような発言」と指摘する声を記事*28で紹介し、高市氏の発言を「問題視」*29した。
共同通信社は、所属議員に向けた「馬車馬のように働いてもらう」との高市氏の発言を見出しに、「馬車馬『国民には強いないで』」とする記事*30を配信した。
共産党の志位和夫議長もXで、「馬車馬のように~」について「人間は馬ではない。公党の党首が使ってよい言葉とは思えない」と批判した。*31
元経済産業官僚で、(ボーガス注:自民から出馬し)昨年の衆院選に落選した門寛子氏はXで、(ボーガス注:朝日新聞、共同通信と言った)一部メディアの報道について「決意を述べたまでで、国民の皆さまに対して、過労を要求するつもりではないことくらいわかるでしょうが*32」と指摘し、「こうしたレッテル貼りはいかがなものかと思います」と苦言を呈した*33。
【動画】高市氏の「ワークライフバランス捨てる」発言に批判相次ぐ。「総裁の発言の重み、影響力わかっていない」の声 | ハフポスト 画像枠
TBSテレビ「サンデーモーニング」では、コメンテーターとして出演しているフォトジャーナリストの安田菜津紀さん*34が高市氏のコメントについて以下のようにコメントした。
「過労で身内が亡くなった1人として『ワークライフバランスを捨てて馬車馬のように働く、働いてもらう』ということを美徳のように扱うような語りには、非常に強い抵抗があるということも申し上げておきたいと思います」
高市氏の「WLB捨てる」発言、過労死弁護団が撤回求めて抗議の声明 [高市早苗総裁 自民党総裁]:朝日新聞2025.10.6
自民党の新総裁に選ばれた高市早苗氏が「私自身もワーク・ライフ・バランスという言葉を捨てる」などと発言したことを受け、過労死弁護団全国連絡会議は6日、「政府が進めてきた健康的な職場づくりを否定する」と抗議し、発言の撤回を求める声明を公表した。
高市氏の発言は「公務員など働く人々に過重労働・長時間労働を強要することにつながり、政府が進めてきた健康的な職場づくりを否定する」などと抗議し、発言の撤回を求めた。
まごころチャーハン
私も同感。馬車馬のようになんか働かんでよろしい
◆泉房穂
政治家本人が内心で「ワークライフバランスを捨てる」との思いをもって、仕事に精一杯打ち込むことは自由だが、それを口に出して、国民に対してメッセージとして発することについては賛同しがたい。「生活を犠牲にしてでも働くのがいいことだ」なんて私は思わない。
志位和夫*35
◆「全員に馬車馬のように働いてもらう」にのけぞった。人間は馬ではない。公党の党首が使ってよい言葉とは思えない。
◆「ワークライフバランス」「馬車馬」発言の深刻な問題は、これらの言葉にこの発言をした人物の「労働観」「人間観」が剥き出しの形で現れており、その人物が政権与党の党首であるところにある。
山添拓*36
「ワークライフバランスを捨てる」という高市新総裁の発言に賞賛や擁護のコメントが散見され、なかには「とことん働ける自由を」という者まで。
しかし、人は働き過ぎると心や身体を壊す。悲嘆に暮れる過労死遺族がどれだけの思いでたたかい、規制を求めてきたか。
悪しき精神論は美談にならない。
小松立騎
◆普通に「国民生活のために政治生命を賭して頑張ります」程度で良いところを、「自分はワークライフバランスを捨てる。自民党員は馬車馬のように働け」と言ったのだから「ええ、なんやこいつ」ってなる人も居るのは自然でしょ。
◆高市のは単なる自分自身の決意表明でなく自民党に対しても「馬車馬のように働け」言うてる。そこから官公庁、民間へと広がっていくのは自然の流れ。バカ呼ばわりされても当然。
小松立騎
このツイートに対するバカどもの反応で、志位さんもわかっただろう。
日本人(ボーガス注:の多く)は志位さんが思っているよりもずっとバカで、トップが唱える精神論が大好きで、その上、匿名では何を言ってもいいと考える卑怯者ばかりだということに。
◆志位和夫
「全員に馬車馬のように働いてもらう」にものけぞった。人間は馬ではない。公党の党首が使ってよい言葉とは思えない。
三崎優太(Yuta Misaki) 元青汁王子
なんで高市さんのワークライフバランスを捨てる発言が賛否を呼んでるの?国のトップが覚悟を表明しただけで、民間の人たちに過労を要求したわけじゃないでしょ。そもそも諸外国にも負けてる日本が、ぬるいこと言ってる場合じゃない。国民全員がもっと働かない限り、この国は確実に衰退するだけ。
高市を「やる気を感じた」と褒める人間(例:「青汁王子」こと三崎)もいる一方、「悪意はないにしても、『一所懸命頑張る』という決意表明に過ぎないにしてもワークライフバランスは捨てたとか、馬車馬のように働くとか、表現が酷すぎる。過労死問題を何だと思ってるのか?」「首相という立場を考えて欲しい。言葉が軽すぎる(軽率すぎる)」という批判も出ているという話です。
kojitakenは高市批判に同意していますが、俺も同感ですね。勿論「高市シンパの産経」は高市を擁護していますが。
勿論、高市を批判する泉、志位ツイートには予想通り「泉や志位氏に対する賛同コメント」もついている一方で「高市擁護のコメント(自民党支持者、アンチ野党、長時間労働容認派といったところか?)」もついています。
高市が極右とか、安倍に近いとか、そういうこととは関係ない話です。リベラル派、左派の野党議員(共産の田村委員長、社民の福島党首など)が言っても批判されて当然の発言でしょう。
かつ「極右なら当然にワークライフバランス否定」ということでもないのではないか。
それにしてもググれば、上で紹介した産経記事のように「高市発言への批判」は「ワークライフバランス社」や「片岡正美氏(失礼ながら無名人)」以外にもあるのに、ワークライフバランス社や片岡正美氏以外の批判コメント(例:「全国過労死を考える家族の会」代表世話人の寺西笑子氏、脇田龍谷大名誉教授(労働法)、共産の志位議長)について、全く紹介しないとはkojitakenはその手間を惜しんだのか?
まあ、「高市、ワークライフバランス、批判」「高市、馬車馬、批判」等、ググれば簡単に、高市批判がヒットするので手間なんか大してかからないんですが。
こういう場合「高市発言には多数の批判があること」を示すために出来る限り、多くの批判意見を紹介すべきでしょうに。
はたまた「ワークライフバランス社」や「片岡正美氏(失礼ながら無名人)」を特別扱いし、持ち上げたい「特別な事情」でもid:kojitakenにあるのか?
なお、「パワハラの泉」には「ワークライフバランスを重視する人権派ぶって、偉そうなことを言う前にパワハラを謝罪した上で議員辞職しろ」と思いますが主張自体は正論でしょう。
【参考:「全国過労死を考える家族の会」代表世話人の寺西笑子さん】
<「過労死ゼロ」へ 遺族たちの闘い>(下)労災認定率3割 新基準施行も「道半ば」:東京新聞デジタル2021.11.19
二〇一四年六月二十日、参院本会議。過労自殺で夫の彰さんを亡くした寺西笑子(えみこ)さん(72)=京都市=は、傍聴席で採決を見守った。
賛成二三九、反対〇。結果が映し出されると、他の遺族と握手し、泣いた。「過労死対策は国の責務」と明記した、日本で初めての法律「過労死等防止対策推進法」(過労死防止法)が成立した瞬間だった。
京都市の和食チェーンで店長をしていた彰さんがうつ病を発症し、自殺したのは一九九六年。四十九歳だった。一日十二時間を超える長時間労働、過大なノルマと社長からの度重なる叱責が理由、としか思えなかった。
ただ、当時、仕事を原因とする自殺の労災認定基準はなかった。わらにもすがる思いで、電話相談「過労死110番」に連絡したところ、応対した岩城穣(ゆたか)弁護士(65)が、力強く言ってくれた。「一緒に頑張りませんか」と。
二年がかりで内部資料や同僚の証言を集め、一九九九年に労災を申請。半年後、当時の労働省(現厚生労働省)が過労自殺の労災判断指針を出したことも助けとなり、二〇〇一年に労災は認定された。勤務先と当時の社長を相手に起こした民事訴訟も謝罪を引き出し、二〇〇六年、和解に至った。
過労死遺族の代表になった私 「お父さん、想像もつかんやろ?」:朝日新聞2024.6.20
「過労死等防止対策推進法」は、過労死のない社会を願う遺族の活動によって生まれました。2014年の成立から20日で丸10年。和食レストラン*37店長だった夫(当時49)を1996年に亡くし、2008年から「全国過労死を考える家族の会」の代表世話人として活動を引っ張ってきた寺西笑子さん(75)に「現在地」を聞きました。
*1:橋本内閣経企庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、外相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)、首相、第二~四次安倍内閣副総理・財務相、自民党副総裁(岸田総裁時代)、最高顧問(石破総裁時代)を歴任
*2:第一次安倍内閣沖縄・北方等担当相、第三次安倍内閣総務相、岸田内閣経済安保等担当相、自民党政調会長(第二次安倍、岸田総裁時代)等を経て自民党総裁
*3:小泉内閣環境相、第四次安倍内閣五輪等担当相、岸田内閣財務相、自民党総務会長(第二次安倍、石破総裁時代)を歴任
*4:池田内閣郵政相、官房長官、佐藤内閣厚生相、福田内閣農林相、自民党総務会長(佐藤、田中、大平総裁時代)等を経て首相
*5:岸田内閣で経済安保等担当相
*6:第四次安倍、菅内閣文科相、岸田内閣経産相、自民党政調会長(岸田総裁時代)等を歴任
*7:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相等を経て首相
*8:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、民主党幹事長(鳩山代表時代)、代表代行(小沢、鳩山代表時代)、鳩山内閣副総理・財務相、首相、立民党最高顧問等を歴任。著書『東電福島原発事故・総理大臣として考えたこと』(2012年、幻冬舎新書)、『民主党政権・未完の日本改革』(2021年、ちくま新書)、『市民政治50年:菅直人回顧録』(2024年、筑摩書房)等
*9:第四次安倍、菅内閣環境相、自民党選対委員長(石破総裁時代)、石破内閣農水相を歴任
*10:新自由クラブ代表、中曽根内閣科技庁長官、宮沢内閣官房長官、自民党総裁、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任
*11:自由党国対委員長、小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相、自民党総務会長、幹事長(第二次安倍総裁時代)等を歴任
*12:宇野内閣建設相、宮沢内閣経企庁長官、自由党幹事長、小渕内閣自治相・国家公安委員長等を歴任
*13:鳩山、菅内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相、民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)、立民党代表等を経て立民党最高顧問
*14:野田内閣環境相、民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長(岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)等の民主党、民進党幹部ポストを歴任しながら、現在では自民に所属
*16:民主党国対委員長(前原代表時代)、鳩山内閣財務副大臣、菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)、立民党最高顧問等を経て立民党代表
*17:国民民主党国対委員長、政調会長、立民党政調会長、代表等を経て立民党常任顧問
*18:福田内閣防衛相、麻生内閣経済財政担当相、第二次、第三次安倍内閣農水相、第四次安倍内閣文科相、岸田内閣外相、官房長官等を経て石破内閣官房長官
*19:第四次安倍、菅内閣環境相、自民党選対委員長(石破総裁時代)を経て石破内閣農水相
*20:著書『労働法の規制緩和と公正雇用保障』(1995年、法律文化社)、『これだけは知っておこう派遣社員の悩みQ&A』(1999年、学習の友社)、『派遣・契約社員働き方のルール』(2002年、旬報社)、『労働法を考える』(2007年、新日本出版社)等
*21:1975年生まれ。1999年、資生堂へ入社。2005年、資生堂を退職。2006年、株式会社ワーク・ライフバランスを設立。2008年4月、内閣府「仕事と生活の調和連携推進・評価部会」委員。2013年4月、内閣府「子ども子育て会議」委員。2020年9月、環境省「働き方改革」加速化有識者会議委員。著書『ほんとうの豊かさを手に入れる人生と仕事の段取り術』(2010年、PHPビジネス新書)、『労働時間革命』(2016年、毎日新聞出版)、『働き方改革』(2018年、毎日新聞出版)等(小室淑恵 - Wikipedia参照)
*22:2014年以降、青汁のネット通販で成功しマスコミなどに注目されたことから、青汁王子の名で知られる(三崎優太 - Wikipedia参照)
*23:衆院議員(2003~2005年)、明石市長(2011~2023年)を経て参院議員。著書『子どものまちのつくり方・明石市の挑戦』(2019年、明石書店)、『政治はケンカだ! 明石市長の12年』(2023年、講談社)、『日本が滅びる前に:明石モデルがひらく国家の未来』(2023年、集英社新書)、『10代からの政治塾』(2024年、KADOKAWA)『わが恩師石井紘基が見破った官僚国家日本の闇』(2024年、集英社新書)、『勝ちにいく覚悟』(2025年、講談社+α新書)、『公務員のすすめ:世の中を変える地方自治体の仕事』(2025年、小学館新書)等。「パワハラ泉」の著書を出し、泉を持ち上げる大手出版社(KADOKAWA、講談社、集英社、小学館)には怒りを禁じ得ません。
*24:「全国過労死を考える家族の会」代表世話人の寺西笑子さんのこと
*25:過労死防止法のこと
*26:寺西氏は過労死被害者家族(夫が過労死)であり「拉致被害者家族の横田早紀江」のような立場なので、「産経がアンチ高市の立場」であれば早紀江を使って、田中均氏を個人攻撃したように「過労死被害者遺族の気持ちを踏みにじってる」と高市を攻撃したでしょうが、逆に擁護するのだから、いつもながらデタラメな産経です。
*28:高市氏の「WLB捨てる」発言 過労死遺族は驚き「影響力考えて」 [高市早苗総裁 自民党総裁][自由民主党(自民党)][自民党総裁選 自由民主党総裁選挙]:朝日新聞のこと
*29:「カギ括弧付ける必要ないだろ?」ですね。要するに高市シンパ「産経」は問題視しないわけですが(問題視を『言いがかり』と言いたいらしい)
*30:馬車馬「国民には強いないで」 高市氏発言が波紋(共同通信) - Yahoo!ニュースのこと
*31:共産支持者なので赤字強調しました。
*32:そういう問題ではないですね。「首相ですらワークライフバランスを捨てると言ってる。我々国民がワークライフバランスを捨てるのは当然のことだ」という風潮(過労)を助長する危険性に気づかないのか?
*33:せめて「批判した」「反論した」と書いたらどうなのか。「苦言」では「高市批判は謬論」と産経が決めつけてる以外の何物でもない。それにしても「自民から2024年衆院選に出馬した人間(門寛子氏)」なんて「(次の衆院選でも自民からの出馬を考えてるだろうから)高市をかばって当然の人間」しか持ち出せないところが滑稽です。
*34:著書『君とまた、あの場所へ:シリア難民の明日』(2016年、新潮社)、『それでも、海へ:陸前高田に生きる』(2016年、ポプラ社)、『写真で伝える仕事』(2017年、日本写真企画)、『故郷の味は海をこえて:「難民」として日本に生きる』(2019年、ポプラ社)、『外国人差別の現場』(共著、2022年、朝日新書)、『隣人のあなた:「移民社会」日本でいま起きていること(2022年、岩波ブックレット)、『あなたのルーツを教えて下さい』(2022年、左右社)、『国籍と遺書、兄への手紙:ルーツを巡る旅の先に』(2023年、ヘウレーカ)、『それはわたしが外国人だから?:日本の入管で起こっていること』(2024年、ヘウレーカ)、『遺骨と祈り』(2025年、産業編集センター)等
*37:料理店店長の過労自殺に業務上の認定─寺西事件─ 弁護士 岩城穣(民主法律249号・2002年2月) | 勝利事例・取り組み等の紹介 | 過労死問題について知る | 大阪過労死問題連絡会によれば京都の外食企業「エージーフーズ社」が経営する、そば処『鷹匠』