「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート152(追記・訂正あり)

■エルドリッジ・クリーヴァ―没後20周年、彼の「転向声明」から一部紹介します。(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4809

 1975年の「転向声明」は、作家の船戸与一*1から、これほど無残な言葉はない、と批判されたものですが、ちょっとここで紹介いたします。いや、無残というより結構当たっているような気もするので

 極左活動家(ブラックパンサー党幹部)が極右(レーガン*2支持)に転向し、今まで批判していた極右をべた褒めすればそりゃあ「無残」といわれるのは当然でしょう。もちろんこれは「極右から極左」でも同じ話です。
 「お前、まともに政治問題を考えてるのか?」て話です。
 これが「極左から穏健左派や穏健右派」、「極右から穏健右派や穏健左派」なら話は別でしょうがね。まあ、無残とは思わないのは三浦のような極右だけでしょう。船戸氏の方が普通の感覚でしょうね。 
 日本だって例えば「安保闘争支持、岸政権批判→日本核武装支持、中曽根政権支持」の転向右翼・清水幾太郎なんて右派からも左派からも評価されてはいないでしょう。
 あるいは「過去に赤旗日曜版や岩波世界にコラムを持ちリベラルぶっていたくせに」、自民党から政界入りし、第2次安倍内閣文科大臣政務官、第3次安倍内閣文科副大臣として「ウヨ発言にいそしみ、共産や岩波に悪口する」変節野郎・義家弘介とか。まあ左派が今の義家を評価しないのはもちろん、安倍自民や産経など右派だって内心では義家なんざ「恥知らずの裏切り者」「いつでも切って捨てられるよそ者、外様」「所詮ヤンキー上がり」としか思ってないでしょう。まあ例は清水や義家でなくてもいいですが。


■沖縄知事選挙、デニー候補当選、保守派は敗因の分析が重要(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4806
 翁長氏*3自民党出身)もデニー*4自由党出身)も保守政治家であること、デニー氏を支援した野党陣営も社民、共産、沖縄社会大衆党はともかく自由党立憲民主党、国民民主党保守政党であることを考えれば三浦の「保守派の敗北」というのは「事実誤認(事実わい曲)」も甚だしく「国政与党敗北」「自民、公明敗北」「翁長後継候補勝利」などと書けと思いますがそれはさておき。
 普通に考えて敗因は「基地問題」ですが三浦も含めてウヨ連中がその結論に達することはないでしょう。
 それどころか選挙期間中に「国政野党側(デニー陣営側)の一部から出た沖縄経済特区論(ある種の一国二制度)」をアジア自由民主連帯協議会(三浦が事務局長)などウヨ連中が
■アジア自由民主連帯協議会『「八重山日報」紙(沖縄県)に意見広告を出しました。』
http://freeasia2011.org/japan/archives/5513
などで「一国二制度は中国の罠」「沖縄が香港、マカオ化する」とデマったことすらわびないし、「敗因の一つ」とも認めないでしょう。
 何で沖縄を経済特区(本土より法人税を安くするなど)にすると「香港、マカオ化」すんのか、て話です。
 勝ち負け関係なくこういうデマは許されませんが、こういうデマが「デニー陣営を誹謗するデマは許せない」とデニー支持を助長し、佐喜真敗北の一因となったことは間違いないと思うのですがねえ。
 しかし「佐喜真*5支持」はまあ「政治的価値観の違い」として許容するとしても、「デニー陣営が主張する一国二制度(沖縄・経済特区論)は中国の罠」とデマ飛ばしてデニー陣営を誹謗する行為は許されるもんではない。そんなデマに加担した男・三浦を「守る会の役員」にしていて恥ずかしくないですか、自称「沖縄基地問題ではデニー支持」の「守る会会員」id:noharraこと八木孝三さん?

 当たり前のことを言っておきますが、この結果をもって沖縄の人たちを見下すような、非難するような言動は百害あって一利なしです。

 あんな酷いデマ広告でデニー陣営を誹謗しながらよくもこんな「心にもないこと」が言えたもんです。沖縄県民を見下していなければ、あんな酷いデマ広告はしないでしょう。

 お名前は控えますが、沖縄出身の保守派、愛国者の知識人とお会いしていました。その方は明言はしませんでしたが、この結果はありうると思っておられるようでした。
 そして、本土の私のような保守派が、沖縄の心情や事情をもっと理解すべきだし、下手な応援はかえってマイナスだということもおっしゃっておられました。

 これ、菅官房長官の応援や、あるいは三浦らアジア自由民主連帯協議会のデマ広告のことを言ってるのかもしれませんね。とはいえ、この「沖縄の保守派」とやらの忠告を三浦ら本土右翼がきちんと受け止めることは今後もないでしょうが。

 当選したデニー新知事も、これから現実の沖縄の問題を解決するために尽力くださることを期待しますし、その際は現実に物事を進めるために何をすればいいかを党派を乗り越えて取り組んでくださるようお願いします。

 あんな酷いデマ広告でデニー陣営を誹謗しながらよくもこんな「心にもないこと」が言えたもんです。三浦という男には「人として最低限の」良識とか倫理観とか誠実さとかは皆無ですね。思想的に右だの左だの言う以前の話で俺は「デマゴーグ」三浦を評価しません。そうは思いませんか、id:noharraさん?


朝鮮学校無償化についての下村文科相の発言(平成25年当時)これは正論。(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4803
 いつもの朝鮮学校差別です。もちろん「小池の韓国学校・都有地貸与方針(桝添前知事が決定)白紙撤回」を容認してることでわかるように三浦らウヨが差別してるのは韓国学校も同じですが。
 「韓国学校も差別するが、朝鮮学校よりは寛大に扱ってやるよ」程度の話でしかない。
 正直、「何度も突っ込んでる」上に当事者ではないので、「反共&在日差別」三浦にこの件で突っ込む気すら失せます。
 かつ「俺は頭がよろしくない」のでうまい突っ込みも難しいのですが、最低限、「朝鮮学校についての前川元文科次官の発言(差別は許されない)こそが正論、下村など論外」と改めて書いておきたいと思います。
 正直「天下り引責辞任」を批判した上での話ですが、俺は前川氏を大いに尊敬しています。
 加計告発だの「退官後の夜間学校への取り組み」も尊敬理由ですがこの朝鮮学校の件でも大いに尊敬している。
 彼にとって正直「無償化除外なんかおかしい」ということは損得で考えれば別に得はないでしょう。
 実際、彼は役人時代は「できれば事務次官まで出世したい」という思いからそれが言えなかった*6が、退官した今は「もう出世できないんだから良心に従いたい」という態度をとってるわけです。俺が前川氏の立場だとして同じことができるか。正直できないと思います。俺はそういう意味では全然正義漢ではない。自分が「人並みの正義漢しかない、人並みの卑怯者」で「佐川国税庁長官には呆れ怒ってる」が自分が佐川の立場になってああいう保身に走らない自信がない。
 前も書きましたが、彼が文科事務次官で本当によかった、そう思います。
 そういう意味では前川氏は次官になったとは言え、城山三郎*7官僚たちの夏』(新潮文庫)のモデルになった元通産事務次官・佐橋滋のような異色官僚じゃないか。
 必要以上に前川氏を持ち上げる気もないですが、彼は一般の官僚人に比べたら「官僚とは思えない位、純真で正義漢にあふれてる人」だろうと思います。彼も「人並みに出世を考えて保身もする」がそれでも保身に徹しきれないところがある。
 だから「前も別記事で紹介しましたが」事務次官になる前の、審議官時代に彼は

http://chosonsinbo.com/jp/2010/08/kkm-2/
「適用可否がはっきりしない状態が続き、生徒たちを不安な気持ちにさせて申し訳ないと思っている。生徒たちの力でこんなに多くの署名を集めたことを評価したい。日本人にも理解が広がっているということは良いこと。生徒たちの気持ちと署名は、必ず文科大臣に伝える」

といってしまう(後に保身から「覚えてない」ととぼけますが、「嘘だ」といいきれないあたりも彼の人の良さを示してる気がします)。
 まあ、彼は「いずれ、無償化は認められる」と思っていたのだろうし、「朝鮮学校生の不安な気持ちを少しでも和らげたい」とも思ったのでしょう。純真な人でないとなかなかそうは思わないでしょう。
 俺が彼の立場だとしてこう言うか。その自信は全くないですね。

 「ご意見は確かに承りました。ただし審議官である私の上司には役人では局長や事務次官がいるし、その上には政治家が、政務三役(大臣、副大臣大臣政務官)がいる。私の立場では今はなんとも言えない」

と完全に保身に走るんじゃないかと思います。いや実際、審議官の上にはそれだけの上司がいるわけですし。
 俺はそういう意味では全然正義漢ではない。俺はそういう意味では「前川氏よりも佐川長官に近い人間」です。それは自分でも自覚してる。だからこういうことを実名ではなく匿名のブログで書くわけです。今の日本ではこういうことを実名で言うと冗談抜きでひどい目に遭う恐れがある。
 しかし、だからこそ佐川を批判するし前川氏を尊敬すると匿名のブログで書く。実名での言論が怖くてできないにしても、それぐらいのことはしなければいけないと思ってる。まあ俺も「完全に自画自賛になりますが」、前川氏ほどではないとは言えそれなりの正義感も誇りもありますし。


■アジア自由民主連帯協議会『「八重山日報」紙(沖縄県)に意見広告を出しました。』
http://freeasia2011.org/japan/archives/5513
 正気じゃないですね。一部のデニー支持者に「沖縄の経済特区化(ある種の一国二制度)」を主張する人間がいるからと言って何でそれが「中国の罠」なのか。
 一国二制度と言ったって香港やマカオと全然話が違う。


■10月6日(土) 北朝鮮帰国事業60周年プレ*8シンポジウム! 「予期される日朝首脳会談を前に在日帰国者らの帰国・里帰りを求める」 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01257
 そういうものを「本気で求める」のならそれこそ「日朝交渉」すべきでしょうが、まあ、こいつらウヨは「在日帰国者が帰国できないのは北朝鮮がすべて悪い」と悪口したいだけの反共右翼に過ぎませんからね。馬鹿馬鹿しい限りです。
 まあ、それはともかく俺は「日朝首脳会談」なんて全く予期しませんけどねえ。小泉内閣官房副長官時代から北朝鮮制裁論の提唱者で「日朝首脳会談してもお土産を出すとは思えない安倍」と会談する動機がないでしょう。


黒坂真*9ブログ
飯山陽「イスラム教の論理」(新潮新書)を読みました。「『イスラム国』の掲げる理想は、世界に18億人いるとされるイスラム教徒全員にとっての理想」(同書の前書きより抜粋、p5)。
http://blueribbonasiya.blogspot.com/2018/09/18p5.html
 いや、さすがに「『イスラム国』の掲げる理想は、世界に18億人いるとされるイスラム教徒全員にとっての理想」なんてことはないでしょうね。そもそもすべてのイスラム教徒がイスラム国を支持してるわけでもないですし。イスラム国と戦ってる連中(イラク政府軍、シリア・アサド政府軍、シリア反体制派、クルド勢力)もイスラム教徒ですし。
 というかすでにイスラム国は軍事的に敗北し、明らかに衰退過程に入っていますが。
 まあ「理想とする人間も一応いる」のでしょうが。

「テロをおこすのがイスラム教徒でないならば、なぜ彼らはコーランを唱え、神を讃え、イスラム教のなのもとに攻撃を行うのでしょうか?彼らをイスラム教徒ではないと判断する根拠は何でしょう?」(同書まえがき、p8より抜粋)。
 衝撃の書である。飯山陽氏は、昭和51年生まれの新進気鋭のイスラム思想研究者である。
 飯山氏によれば、日本のテレビや新聞、雑誌で目にするイスラム教解説のほとんどは、次の疑問に殆どまともな回答を与えていない。
 なぜイスラム教徒はテロを起こすのか。
 なぜ「イスラム国」のようなイスラム過激派に共鳴する人があとをたたないのか。
 なぜイスラム教徒は自爆などという暴挙に及ぶのか。

 確かに「非常識すぎて衝撃の書」ですね。黒坂の紹介が事実なら、単にイスラム差別を垂れ流してるだけじゃないですか。しかもそれが「単なる個人的感想」を自称するならまだしも学問を自称するとは。
 そもそも「宗教の名の下」に戦争やテロやるのはイスラムの専売特許じゃないですけどねえ。
 「キリスト教の十字軍」、「キリスト教過激派による妊娠中絶をする医師への暗殺行為」、「一向一揆」「明治時代の廃仏毀釈」「神道国家日本による東南アジア侵略」などなど歴史上そんなもんはいくらでもあるわけです。
 あるいは「チベット仏教ダライラマ」による中国相手のゲリラ戦はどうなるのか。
 だからといって「キリスト教や仏教、神道の本質はテロや戦争を肯定してる」といったら人間性を疑われるでしょう。イスラムだって同じ話です。まあ神道ではなく「国家神道」なら「戦争やテロを国家神道は肯定してる」といってもいいかもしれませんが。
 結局「どんな宗教であれ、テロや戦争を肯定してると読める文章が存在する、それを悪用(?)するやつがいる」つうだけの話です。
 まあイスラムの場合「イスラムの普及してる中東」は「長いこと戦争やテロが横行していた」ので、そうした戦争やテロを「イスラムを口実に正当化する輩も多かった*10」つうだけの話でしょう。
 まあ「どんな宗教であれ、テロや戦争を肯定してると読める文章が存在する」つうのはある意味仕方がないでしょう。キリスト教(聖書)、イスラムコーラン)や仏教(仏典)の誕生した時代は「戦争やテロが横行した時代」ですから。聖書などの経典に「絶対に暴力は不可です」と書いてなくて「限定条件付きでならOK」と書いてあったとしてもある意味仕方がない。
 ただそんなもんを未だに振り回してテロや戦争をやる馬鹿がいたとして悪いのはそういう馬鹿であって宗教じゃないでしょう。まともな宗教者は「宗教の中で価値ある部分を生かし、時代にそぐわない部分は修正する」つうことを当然やってるわけです。たとえば今時「天地創造は正しい」として進化論を否定するキリスト教徒なんてまともな人間ではいない。
 大体、このイスラム非難の理屈だと「ウイグルイスラム過激派がテロしてるのは、イスラム教がやばい宗教だから。中国全然悪くない」つうことになりかねないんですが「自称ウイグル独立派支持」の黒坂的にはそのあたりどう整合性をとる気なのか。
 「ウイグルのテロはやむを得ないが中東のテロは不可」「ウイグルのテロはイスラム教のせいじゃない」なんてのはただのご都合主義でしょう。まあ、たぶん黒坂はそう言うご都合主義の出任せを言うのでしょうが。

 飯山氏によるイスラム教解釈で、私にとって特に衝撃的だった部分を以下、書き留めておこう。
コーランに立脚してさえいれば、そこから導かれる解釈がたとえ敵意をあおり戦争をけしかけるような過激なものであっても「正しい」というのがイスラム教の教義です(p17)。

 普通に考えてまともなイスラム教徒はそう言う馬鹿なことは言わないでしょうねえ。
 そしてまともでない人間なら、例えば「キリスト教徒だって」、『俺の行為は聖書にかなってるから問題ない』として『中絶を実施する医師への暗殺』などを正当化するでしょう。

 イスラム教の最終目標は、全世界をイスラム法の統治下におくことです。

 それは単に「日蓮宗における国立戒壇日蓮宗を国教にしたい)」的な話に過ぎないでしょう。
 「無理に暴力とか使ってそういうことをする気はありません」「そういうことが皆の自由意志で自然にできればいいね、でも価値観が多様化してるから多分無理だろう」「昔の人(ムハンマドとか日蓮とか)が言ったことだから現代にそのまま通用するとそもそも思ってません」と。

 エジプト・アズハル大学の女性教授スアード・サーリフは2014年9月に放送されたテレビ講座で次のように述べた(p151)。
イスラム教徒が異教徒と戦争をして敵側の女を獲得したならば、その女はイスラム教徒の所有する奴隷となり、その女奴隷を所有した人は彼女と性交をすることができる。それは彼が自分の妻と性交をできるのと同様である」。
 彼女の主張は特殊でも過激でもなく、どのイスラム法規範の著作にも掲載されている極めてスタンダードで正統な規定そのものです(p152)。

 それキリスト教における「天地創造」みたいな話じゃないんですかね。
 まともなキリスト教徒で今時「進化論否定」する人がいないように、まともな人間でそんな女性差別支持する人間はいないんじゃないか。
 この女性教授は相当おかしい人じゃないか。
 あるいはこの女性教授発言は「過去においてイスラム教はそういう行動をしてきたことがある」つう単なる過去の事実指摘じゃないのか。まあ仮に「そうした差別的な見解が未だにイスラムに深く根付いてる」としてもそこでやるべきことはイスラム全否定ではないと思いますが。さすがにまともなイスラムはそんなもん支持しないで「改革しようとしてる」でしょうしね。

 イスラム教は西側の論理、民主主義とは相いれない、と本書は述べている。十分な説得力があると思うのは私だけだろうか。

 いや全然説得力があるとは思いませんね。ならば「イスラム教信者が多いインドネシアパキスタン、トルコ*11」で民主主義が成立してることはどう理解するのか。
 あるいは、「様々な制約があるとはいえ」イランにおいて公選大統領や公選議会が存在することはどう理解するのか、て話です。
 あるいは逆にナチ・ドイツ、ムソリーニ・イタリアなどキリスト教国での独裁はどう理解されるのか。
 そもそも全世界に多数の信者がいる宗教イスラムを勝手な決めつけで「反民主主義」つうのもひどい話です。
 単に黒坂と飯山某が中東なりイスラムなりに偏見や差別意識があるだけでしょう。


■漫画家の国友やすゆきさん、天国へ。「カネが泣いている」ぜひ読んでほしい名作(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4800
 「国友やすゆき、てなくなったんだ、まだ65歳では早死にだなあ」という感想しかないですね。
 特にファンでもないのでそれ以上の思い入れもない。
 ちなみにウィキペディアによれば

手塚治虫:60歳(胃がん
石ノ森章太郎:60歳(心不全
藤子・F・不二雄:62歳(肝臓がん)

ということで結構早死にの漫画家は他にもいます。手塚や石ノ森、藤子Fというと作品数が多いので、もっと年かと思っていましたが、国友より早死にの訳です。
 なお、サラ金漫画として有名な「ナニワ金融道」の週刊モーニング連載が1990〜1996年。この国友作品のモーニング連載が2004年ですから明らかに「ナニワ金融道の二番煎じ狙い」でしょうね。

https://www.asahi.com/articles/ASL9Q5S0WL9QUCVL00G.html
 週刊ポストで連載中の「愛にチェックイン」を8月31日号から休載していた。

つうことはおそらく病死で、休載もそれが原因でしょう。おそらく休載する前から「(がんか何かで)余命は長くないこと」は当人も周囲(家族や出版社の担当編集者、親しい知人友人など)も知っていたんでしょう。そのあたり、遺族の意思で現時点では死因については全く公表されてないようですが。
 休載直後1ヶ月程度(9月20日)で死去ですから、最後の最後まで仕事をしていたんでしょう。

 この漫画では、サラ金を弱みに付け込んで高利でお金を貸し、人々を破滅させる社会の癌だと批判する女性弁護士に対し、主人公が自分の金貸しとしての信念をはっきりと語る所で終わります。
「あなたは、自分の(正義感の)満足のために人々を扇動して操っているに過ぎない、あなたのやっていることは誰も救ってはいない。」
 主人公のこの言葉は、正義を振りかざして人を一方的に裁こうとする姿勢(私も含め、「運動家」にはしばしば見かけます)への批判として本質を突くものです。

 サラ金支店長が主人公なんだからそういう落ちにしたがるでしょうね。支店長がサラ金を辞めて批判派に転じるという話にでもしない限り。主人公を「どうしようもない悪人」として描く漫画は普通ないですから。やはり「主人公にそれなりに共感できる漫画」の方が描きやすいでしょう。その方が通常ヒットしますし。
 実際にはその後、サラ金規制が強まったことを考えると「あなたのやっていることは誰も救ってはいない」なんてことはとても言えないでしょうし「サラ金広告のバーターでモーニングにこの漫画載ったんじゃねえの?」と疑いますが。マスコミ懐柔目的で一時期サラ金は様々な雑誌に広告を載せていましたから。
 別に三浦が言うほど深い話じゃないでしょう。だからこそこの作品は「サラ金漫画どころか」、国友作品としてもあまり有名じゃないわけです。著名な国友作品『ジャンクボーイ』*12、『100億の男*13、『幸せの時間*14、『新・幸せの時間*15などとちがって大して売れなかったし、ドラマ化もされなかった。
 連載も短期間で終了したわけで、正直、国友にもこの作品についてはそれほどの思い入れはないんじゃないか。そもそも「後で紹介する国友インタビュー」を信じれば彼は「これがどうしてもやりたい」つうほどの強い作家性のある漫画家ではない(単なる事実の指摘であってそれがいいとか悪いとか言う話ではありません)。
 「自分にはそれほど才能はない、それでもとにかく漫画家を続けていきたい。そのためには持ち込まれた仕事は基本何でもやるし、編集者の意見もできる限り反映します。とにかく売れる漫画でないと話にならない」つう人のようですからねえ。そういう意味でも「失敗した作品」への思い入れは少ないんじゃないか。
 それにしても「正義を振りかざして人を一方的に裁こうとする姿勢は私も含め、「運動家」にはしばしば見かけます」ねえ(苦笑)。三浦も心にもないことをよく言うもんです。
 三浦の中国や北朝鮮に対する態度なんか

「あなたは、自分の(反共主義の)満足のために人々を扇動して操っているに過ぎない、あなたのやっていることは誰も救ってはいない。」

じゃないんですかねえ。三浦の場合「正義感」とはとても言えないでしょう(苦笑)。id:noharra(野原燐こと八木孝三)など他の「反北朝鮮、反中国」の連中も多くは「ただの反共主義によるくだらない自己満足」じゃないか。
 ちなみに一帯一路について三浦は

 弱みに付け込んで(ボーガス注:発展途上国に)高利でお金を貸し

ていると中国を批判していた気がするのですが、この「サラ金擁護」漫画への三浦の好意的評価と、そのあたりの整合性はどうなってるんでしょうか?。
 これからでも

「あなた方反中国右翼は、自分の(反共主義の)満足のために人々を扇動して操っているに過ぎない、あなたのやっている一帯一路非難は中国も、中国から金を借りる発展途上国も誰も救ってはいない。」

産経新聞批判でもいうんでしょうか?(皮肉のつもり)

【国友について参考】

https://hbol.jp/151193
■漫画家・国友やすゆき「『ジャンクボーイ』はバブルと寝た漫画だった」、から一部引用
インタビュアー
 『ジャンクボーイ』って、出版社の編集部を舞台とした、広い意味でのサラリーマン漫画だと思うんですけど、この着想ってどうやって生まれたんですか?
国友:
 『ジャンクボーイ』って、僕が作ったというより、優秀なスーパー編集と出会ったから出来たんですよ。実はね、「劇団☆新感線」に中島かずきという脚本家がいるんだけど、中島君が当時『漫画アクション』の編集部にいて、彼が担当だったんですよ。『ジャンクボーイ』は彼と一緒に作ったんです。
 彼がもうコンセプトを持ってた。僕はほとんど彼に踊らされただけだったんですよ。それで500万部のヒットになっちゃった。ただね、彼とはめちゃくちゃ打ち合わせをしました。毎回7〜8時間とか当たり前で。この時、改めて物語の作り方を再勉強しました。
 節目節目で優秀な編集と出会ってるんだよね。僕は一人で作るタイプではなく打ち合わせを重視している。だから足を向けて寝られないっていう編集者が何人かいる。一人で全部できる人って少ないと思うんですよ。僕みたいなレベルの人間をもう1レベル上げてくれるのは他人の力だと思ってるしね。だから人の言うことを聞く力も大切だなって思う。
インタビュアー:
 『100億の男』も、テレビ化にもなったくらい大ヒットしましたが、普通はヒットの後にすぐまたヒットを出すって難しいと思います。
国友:
 いや、僕は意外と粗製乱造タイプなので(笑)。下手な鉄砲系なんですよ。打率1割くらいじゃないかな。投資ファンドに近いかもしれない(笑)。何年かに1本ヒットが出て、ヒットが出ればまた次しばらく描かせてもらえるので、綱渡りでもう40年経っちゃった。『100億の男』がヒットして、その後またふにゃふにゃになっちゃうんですよ。作家として使い勝手が悪いな、と自分でも気づき始めたのね。自分はどうすべきか考えてた。そうしたら、また出会いがあるんですよ。『漫画アクション』で相原コージ君を担当していた編集者がやってきて、彼が「またアクションでやろうよ」と言うんですよ。国友やすゆきを今後どう使うか考えてくれて。年相応の話を描こう、でもやっぱりエロも抜けない、と。そうしたらね……。ところで山田太一という脚本家をご存知ですか?。その編集に「国友流の『岸辺のアルバム』を描かないか?」と言われた時に、「あ、そうだよね」って、一発で話が決まった。それ描きたい、それでやろう、ということになって。しかもこの時、実際に担当した若手の編集も打ち合わせができる奴で、いい感じで描けたんです。不倫と家庭崩壊。実際に描いたら、実は僕の漫画はあれが一番ウケたんですよね。

https://hbol.jp/151501
■漫画家・国友やすゆき「編集者に『だから大卒の漫画家は使えねえんだ』と吐き捨てられたこともある」、から一部引用
インタビュアー:
 ヒットした人ほど作風を変えられなくて苦しむことが多いはずなんですけど、国友先生は柔軟ですよね。
国友:
 NHKのドキュメンタリーで、セブン―イレブンの会長だかが言っていた「過去に成功体験がある奴ほど変われない」という言葉が印象的で。漫画家も一緒で、ある方式が上手くいったから、その後もそのままいこうとしちゃう。柔軟になれない。変わっちゃいけない部分と変わらなきゃいけない部分を見極められないんだよね。天才的な人は変わらなくてもいいんですけどね(笑)。そういうレベルじゃない人は考えながら自分を変えないと、もたないよね。
インタビュアー:
 やはり、どう生き残るかっていうことを強く意識されますか?
国友:
 僕は理屈で考えるタイプなんですよ。才能がない人間が、才能のある人と戦うにはどうするか、というのが僕の前提なんです。自分は才能がないと思ってる。そうすると、考えるしかないんですよね。物語って、理屈やセオリーがあるんですよ。西欧ではそれをちゃんとメソッドとして教えるんだけど、日本ではそういう体系がないので、なんとなく直感でやろうとする。直感でやると、いいとこいって一発屋。その方法論しかないから、ヒットしても次行こうとすると困るんだよね。体系的な理論を抽出できないから。使う側は次見つけりゃいいだろうけど、こっちは生活があるので、細々でもいいから長く続けたいわけなんだよね。時代の空気とセオリー、それを組み合わせてる。よく言われるんだよ、色っぽい漫画を描いてるわりには、あまりエッチじゃないんだねって(笑)。冷めてるって。本気で描いてる人のは、臭ってくるものがあるじゃないですか(笑)。僕にはそれがない。たとえば、いつもサラリーマンが主人公だけど、サラリーマンなんてやったことないから分からない。弘兼憲史さんは自分がもともとエリート社員で、そういうのを下地に描いてるから、ある種リアルなんだよね。でも漫画って、嘘でもいいわけだから(笑)。僕のは思いっきり嘘。(ボーガス注:サラリーマン経験がないから)知らないんだからしょうがないよね。物語に必要なのは<リアル>ではなく<リアリティ>なんだよ。<らしさ>なんだよ。らしさって、らしけりゃいいわけですよ。大嘘ついてても「ありえるかもしれない」とか「そうだよね、面白いよね」と思わせたら勝ちなんですよね。(ボーガス注:ゴルゴ13の)さいとう・たかを先生だって、(ボーガス注:ゴルゴ13のような)スナイパーになったことはないと思うんですよ(笑)。それと同じで、サラリーマンをやらなくても描けるよねと思って。
インタビュアー:
 サラリーマンって、人口的にはマジョリティなのに、サラリーマンを主人公にした漫画ってすごく少ないんですよ。
国友:
 意外と描けないらしいの。描いてみたら、(ボーガス注:課長島耕作の)弘兼大先生と、『男一匹(ボーガス注:ガキ大将)』を(ボーガス注:「サラリーマン金太郎」という形でサラリーマン漫画に)変換した本宮先生くらい*16で、意外と競合がいないんだなと。出てこない。他にいないから、たとえば「M&Aを舞台に描いてほしい」とか、そういうオファーが来る。
インタビュアー:
 『社買い人 岬悟』ですね。あの作品は、描くにあたって取材とかしたんですか?
国友:
 取材はほとんどしないんですよ。面倒くさがり屋なので、ひたすらネットで調べる。ただ、企業買収とか興味はあるから、調べることは嫌じゃなかった。でも理解はできなかったけど(笑)。調べたことをベースに、一応それっぽく。でも僕が描くと、話は男と女がメインになる。M&Aは背景としてあって、突っ込んでいかない。しかも読者も僕にそれを求めていない(笑)。ハリウッドの映画のパターンもそうなんだよ。企業買収の話であっても、冷静に見ると主人公の確執とかが中心に描かれていて、企業買収は背景でしかない。でも後から見ると、それを描いているように見える。そうするとエンターテイメントとして成立する。企業の話を真面目に描いていると、セリフも膨大になって、地味なおっさんの会話ばっかりになっちゃうんですよ。
 『幸せの時間』は、欠陥住宅が社会問題化して騒がれた時代だったので、これ使おうぜ、という話になって。主人公のサラリーマンが、不動産会社の中でのし上がっていくために、悪いことを始めちゃうのね。それで欠陥住宅を作り、出入り業者を締め上げて裏金をもらい、自殺まで追い込んで。最後はバレて、にっちもさっちもいかなくなる。
 だからエロを切り離せば、そっち側の話があるんですよ。その軸がないと、ドロドロした色恋沙汰だけだと、持たなくなっちゃう。愛憎劇って、同じことを繰り返すだけになっちゃうので。
インタビュアー:
 サラリーマンドラマとエロの2軸なんですね。
国友:
 僕の漫画って大体そうなってる。縦軸があって横軸があって、話を進める。
インタビュアー:
 結局『ジャンクボーイ』から『幸せの時間』シリーズ、そして現在に至るまで、連載が途切れたことってないですよね。
国友:
 ないね。ずーっと描いてる。仕事がなくて休んだこともない。僕は、爆発的ヒットはないんだけど、そこそこのヒットが繋がってて、連載が途切れたことがない。
インタビュアー:
 国友さんの現在の年齢を考えると、サラリーマンだったら同世代はほとんど引退する年齢ですよね。
国友:
 僕、少なくとも10年前くらいまでは月120枚とか描いてたんですよ。ずっと描き続けていて、さすがに身体がぼろぼろになったので、少しずつ量を減らしていって、今ようやく週10ページしか描かなくてよくなった。実はもう辞めようかと思ってたんです。また描けと言われたので描いてますけど、ちょっとバーンアウト気味なところもあって。
インタビュアー:
 それが今連載中の『愛にチェックイン』ですね。
国友:
 これぞまさしく僕が培ったサラリーマンエッチ漫画の極み、という感じで描いてマス(笑)。ホテルマンが仕事する中に女性といろんなことがある、っていう。コテコテのお色気漫画なので、反響もよさそうで(笑)。でも、これが最後なんじゃないかなって思ってるんですよ。週に10ページって、いい感じなんですよ 3〜4日仕事したらたらあとは休める。むしろ何もないよりはいいかなっていうのもあって。『週刊ポスト』だし、やっぱり主人公はサラリーマンでないとウケないんですよ。しかも役職は課長がベスト。部長はダメなんですよ(笑)。上から目線になっちゃうので。中間管理職の悲哀ってやつ。そこでシンパシーを得るというのが鉄板みたいですね。
インタビュアー:
 個人的には島耕作も課長時代が一番面白いんですよね。
国友:
 偉くなっちゃうと共感できないんですよ。部下に向かって命令するしかないので。取締役とかになっちゃうと、もう僕なんか全然わからないし(笑)。
インタビュアー:
 弘兼先生と交流はあるんですか?
国友:
 ありますよ。漫研の6年先輩で、在学中は縁がなかったんですけど。
インタビュアー:
 サラリーマン漫画の描き手として、ライバル視したりしますか?
国友:
 全然(笑)。レベル違うし!! ライバルとか全然考えない。そういうのに全く興味がないんだよね。そもそも漫画家になったのも、競争しようとかそういうのではないので。


id:noharraに突っ込む(主に批判)

 戦前戦中の日本人は「真面目に天皇を崇拝していた」が、ネトウヨはそうでない。ネトウヨは本来の右翼性は皆無に近い

 こういうことを言うid:noharraこと八木孝三の考える「本来の右翼性」って何でしょうか?。「右翼=天皇崇拝」ですか?。そうすると現天皇の「退位意思」に反対した産経や安倍などの連中は右翼ではないと。そんなあほな。
 そもそも、戦前右翼だって「本当の意味で」そんなに天皇に対する崇拝の念があったとは思いませんけどね。
 つうかid:noharraにとって都合の悪いこと(ウヨの天皇に対する態度)を「あいつらは本当の右翼じゃないんだ」と言い訳してるだけですよねえ。
 安倍だの産経だのの「日本のメジャーな右翼」が「戦前賛美の歴史修正主義南京事件否定論など)」「排外主義」などネトウヨと何一つ主張が変わらないのに全く何を言ってるのか?。まあこういうことを言うid:noharraの自己認識は当然右翼なんでしょう。右翼でもなければ「ネトウヨは本物右翼じゃない」なんて言い訳する動機なんかありませんから。
 id:noharraが中国や北朝鮮を非難するのも何のことはない、人権でも何でもなく「id:noharraが反共右翼だから」にすぎないわけです。
 つうかid:noharraが「守る会」を通じてお付き合いしてる「新しい歴史教科書をつくる会理事」三浦小太郎こそがそうしたネトウヨなんですけどね。id:noharraも「ネトウヨ」三浦を何一つ批判できない「三浦の子分、飼い犬」のくせに「ネトウヨは本物右翼じゃない」とはよくもいったもんです。少しは恥を知れと言いたい。

野原がリツイート
異邦人
・菅官房長官「(柴山文科相の発言は)承知しておらず、コメントは控えたい」

 さすがに組閣直後の今、柴山の教育勅語美化を正当化したらまずいと思ったようですが、批判はしないのだから本音は見え透いています。

野原燐
‏ あなたは対話に対して開かれていない、みたいな指摘を友人から受けた。ここは一つ性格を変えていきたい。(ボーガス注:ただし)自分が長い間やっていた立ち居振る舞いや喋り方など、死にものぐるいにならなければ、変えることなどできない。

 吹き出しました。確かに野原先生って「俺みたいな野原批判派」相手には対話意思ゼロだよね。

野原燐がリツイート
池内恵*17
 学会の「教祖様」と絶縁できない研究者は結局は大成しない。ある言説が学問であって価値がある、ということの根拠が世間の曖昧な「東大教授信仰」に依存した教祖様のお墨付きである場合、そこへの依存を断ち切って先に進めるかどうかは研究者の分かれ道。大抵は絶縁できず、ウダウダ言って一生を送る。

 池内の主張については特にコメントしません。興味深いのは「三浦小太郎という教祖様」を非難できず「何で俺が三浦批判しないといけない、そんな義務はない」とウダウダ言って恥をさらしてるid:noharraこと八木孝三がよくこんなリツイートができるもんだということです。

野原燐がリツイート
なっちゃん
 昨晩、吉田寮で京大生の発達障害率の高さについて数人で話した。
 元吉田寮生の一人曰く、京大全体なら5%、しかし吉田寮なら10%くらい迄跳ね上がるのではないかと(あくまで推測)
 それ程吉田寮発達障害持ち、又はそれに類する者にとって生きやすいのだと。
 つらいなあと言い合って解散した。
 このような場所を無くしてもらっては困る。大変困る。我々は死ぬしかなくなる。大層に聞こえるかもしれないが、居場所の確保は本当に死活問題なのだ
内からも外からも迫害されずに済む場所が必要なのだ。吉田寮の他にも沢山あるならいい、国が作ってくれるならいい、しかしそうではない。本当に困る。

 「寮にお前が死ぬまで住むわけじゃなかろうに、大学卒業したら出るだろうに、馬鹿言うなよ。お前そんなこと言っても寮がなくなっても絶対死なないだろ」「大体統計データならまだしもただの推測で話しても説得力ねえだろ」と思いますがそれはさておき(なお、俺は吉田寮廃止については何の興味もないのでコメントしません。京大当局の方針で早晩廃止されることが確実なようですが)。

 このような場所を無くしてもらっては困る。大変困る。大層に聞こえるかもしれないが、居場所の確保は本当に死活問題なのだ
 民族教育の場所が必要なのだ。朝鮮学校の他にも沢山あるならいい、国が作ってくれるならいい、しかしそうではない。本当に困る。

と思って無償化除外国賠訴訟に乗り出した朝鮮学校関係者に対して冷酷無比の野原がよくもこんなリツイートができるもんです。呆れて二の句が継げない。

野原燐
 国会が機能せず、安倍独裁体制になっている。私はこの国家を不信任していると意志表示する。そのような意志表示する人をふやし、別のシステム(国家権力の否定ではなく国家内で小さな別の権力を作る)を作っていこう。

 いろいろな意味で「野原はあほで無責任」ということがわかるツイートです。
 第一に過去に「安倍さんのおかげでウイグル政治犯が解放された」と安倍絶賛した男が過去の自らの安倍絶賛発言を撤回もせず、よく安倍批判できるもんです。
 第二に「国家不信任」「別のシステム」「国家内で小さな別の権力」とは何のことなのか?
 「国家を不信任する」が「国家権力を否定しない」とはどういう意味なのか。さっぱりわかりません。意味不明なことを書いてどや顔して終わりとはずいぶんと無責任なことです。
 なお、「別の権力」と呼ぶべきかどうかはともかく「大学」「スポーツ団体」「企業」「地方自治体」など「別の社会」なら今でもありますし、そうしたものには一定の自主性もあるし、当然それなりの存在意義もある。ただそうしたものをいくらつくろうとも「国政のゆがみ」が是正できるわけではないし、国政のゆがみがそうしたものの「自治を侵害することがあり得る」ことは「沖縄県民や大学自治の自主性」を侵害してる安倍政権の振る舞いで明白でしょう。結局のところ国政のゆがみは国会など国政システムでしかただせません。これは何も日本に限らない。どこの国でも同じです。
 「国政システム以外の運動(例えばNPO活動や裁判闘争、デモなど)」が無意味なわけではないですがそれらを完全に国政システムに代替することはできることでも、すべきことでもないでしょう。
 なお、安倍の無法で国会がかなり空洞化してることは否定できないでしょうが「全く機能してない」かのように言うことは不適切でしょう。

野原燐がリツイート
・エミコヤマ
 男性が「あの人は男性なのに女性差別についてよく理解している、反セクシズムの立場に立ってくれている」くらいの評価を受けるのはそれほど難しくないけど、自分から「自分はフェミニストだ」と自称しちゃうと一気にハードルが跳ね上がるからよいこのみんなは注意してね!

 まあフェミニスト自称の男性だって「たいていの場合」は「自分は女性差別の立場ではない」「女性差別に反対する立場でありたい」程度の意味であって、コヤマ氏ら「マジのフェミニスト」が「当事者でもない人間(男性)がフェミニスト自称するんじゃないわよ!。それは、ただのダライラマ支持者がチベット仏教信者自称するくらいふざけてるわ(とコヤマ氏は言いたいのだと俺は理解しています)」と憤慨するほど「俺は女性のことが隅々までわかってるぜ」とは思い上がってないでしょう。コヤマ氏の物言いにびっくりし、中には「何で俺があんたのフェミニスト定義に従わんとあかんのや」「俺にとって『フェミニスト』=『反セクシズム(女性差別)の立場』」なんやけど?」と憤慨する方もいるかもしれません。
 何せ、フジテレビアニメ『サザエさん』で単にマスオさんや波平、カツオが、家族の女性陣(サザエさん、舟、ワカメ)に対して思いやりを示しただけの話が『うちのフェミニスト』というタイトルがつく日本ですから日本人はコヤマ氏ほど厳密な意味でフェミニストという言葉を使ってない。
 まあ、マスオさんたちが女性差別者でないことは確かですが「コヤマ氏定義のフェミニスト」のわけもない。しかしコヤマ氏のような批判を受けたら製作サイドは「え、そういう受け止めなんですか?」と目を丸くするでしょう(さすがにコヤマ氏もアニメにまでは目くじら立てないでしょうが)。
 しかし、それはさておき。
 まあコヤマ氏が言ってることは「部外者(コヤマ氏の場合は男性)が安易に当事者(コヤマ氏の場合は女性)の代弁者面することはやめましょうね」つうことです。一方id:noharraこと八木孝三は「朝鮮学校の生徒や保護者に頼まれたわけでもない」のに勝手に「朝鮮学校のためだ」として朝鮮学校の生徒や保護者などの代弁者面して「守る会の一員」として「無償化除外を事実上支持する(ご本人は意見保留と強弁しますが)」男です。id:noharraは自分の「朝鮮学校差別」行為がコヤマ氏の主張に「思い切り矛盾してる」とは思わないんでしょうか?。思わないんでしょうねえ、馬鹿だから。ちなみに俺の理解では「朝鮮学校無償化除外反対の立場でそうした運動(裁判闘争など)に深くコミットはしてない」とはいえコヤマ氏は除外反対の立場だったと思います。

【追記】
 あれから足りない頭を使って考え直したんですがコヤマ氏のツイートをネタに野原批判するのなら、「朝鮮学校無償化除外」よりいい突っ込みネタがあることに気づきました。
 俺も「無償化除外に反対するボーガスは北朝鮮シンパか」と誹謗されたことにマジで切れてるのでどうしても頭がそういう方向にいってしまって恐縮です。
 まあ、それはともかく「よりいい突っ込みネタ」、それは「配偶者控除」。野原の配偶者控除理解については拙記事『共産党の女性政策から「配偶者控除支持だけあげつらう」八木孝三(noharra)(追記あり)』http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20160624/5640158919を紹介しておきます。
 コヤマ氏のこのツイートって野原(本名:八木孝三)みたいな野郎に「当事者である女性ならともかく、男性の手前が女性の代弁者面して『配偶者控除は廃止すべきだ!。そう思わない女性はおかしい』とかぬかしてんじゃねえよ、こら!。何様だ、手前!。仮に控除廃止に賛成しない女性の考えが間違ってるとしてもそう思う女性はそう思う事情があるんだよ!。」つう批判を意味してると思うんですがねえ。
 まあコヤマ氏が「配偶者控除」についてどう思ってるかは知りません。廃止賛成かもしれないし、廃止反対かもしれないし、意見保留かもしれないし、興味ないかもしれない。ただそう言うことに関係なく、野原のような振る舞いにはコヤマ氏は否定的だと思いますね。「正しい主張なら部外者が居丈高に当事者無視して好き勝手言っていい」わけじゃないですから。
 「フェミニストを名乗ってるかどうか」だけを問題にしてるんじゃない。まあ、野原には「京大卒でも」そういう「文脈を読む能力がない」わけです。まあ、当事者でもない人間が偉そうなこと抜かすなんてコヤマ氏が批判するしない以前の話だと思うんですけどね。
 そういう意味ではid:Mukkeが「沖縄は独立すべきだ」なんてのも「部外者は黙ってろ、大体そんなん沖縄の多数意見と違うやん」で終わる話。
 えーと、そうすると部外者の俺が「ダライはウヨと付き合ってるんじゃねえよ」つうのも、越権行為?。いやでもそれは別にいいと思うね、俺は。だって明らかに反社会的で不道徳ヤン。明らかにダライの評判を落としてるし。
 さすがにコヤマ氏もそういうケースまでは「部外者は黙れ」とは言わないのと違うか。

野原燐
小倉紀蔵*18の『朱子学化する日本近代』はなかなか感心してしまった

 なるほど、で、「あなたが入っておられる守る会の幹部」の三浦小太郎先生が「守る会公式サイト」http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00901において「守る会の公式見解(?)」としてさんざん悪口していた小倉編著『新聞・テレビが伝えなかった北朝鮮』(2012年、角川書店)についてはどう思うのか、すでに読んだのか、今後読まれるのか、是非教えていただきたいですね。

野原燐
慰安婦像のどこが不都合なのか?」https://togetter.com/li/1269983 にコメントしました。

 うん、で「駐韓日本大使館前の慰安婦銅像を撤去する必要などない」つうのは俺もその通りだと思います。
 でも、そういうあなたが、「慰安婦銅像を撤去しろ」と主張する「新しい歴史教科書をつくる会理事」三浦小太郎が「あなたが入っている『北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会(以下、守る会)』」なる団体の「事務局長、副代表、代表など役員を歴任しても」いつまでたっても三浦への批判もせず、しかも会も抗議退会しないのはどういうことなんですか?
 俺に「何で三浦を批判しないの?」と聞かれて「三浦批判する義務はない。俺は三浦とは別人格だ*19」「三浦、三浦言うな、やかましい、しつこいぞ」と居直るのはどういうことなんですか?。そんなに三浦批判したときの三浦や「三浦の仲間」のあなたへの反撃が怖いですか?
 そんな人間が「朝鮮総連メンバーは北朝鮮を非難すべきだ」というのはどういうことなんですか?
 「守る会会員」のあなたが「守る会幹部・三浦の反発を恐れるのは卑怯ではないが、総連メンバーが総連幹部の反発を恐れるのは卑怯だ」とでも言う気ですか?
 「守る会メンバー」のあなたに「守る会幹部」三浦を批判する義務がないなら朝鮮総連メンバーにだって総連幹部を批判する義務はないでしょうよ。
 つうか総連をどうこう言えるほど「守る会」てのは内部で討論がきちんとされてる、民主主義が貫徹してる組織なんですか?。あなたの三浦に対するおびえぶり(何があっても三浦批判しない)を見るにとてもそうは思えませんが。
 そしてあんたが俺に「なぜ中国を批判しないでダライラマばかり批判する*20」と絡んできたのはどういうコトなんですか?。あんたの理屈なら俺に中国批判する義務なんかないと思いますが?
 俺は「日本人であって」中国人ではありませんのでね。
 まあ、「慰安婦銅像撤去を主張する」ウヨの皆さんは今後は「id:noharra相手」には「あなたの反北朝鮮活動の同志である『守る会』幹部・三浦小太郎先生と同じ主張をしているだけですが?。あなたが三浦先生を批判しないで我々を批判するのはどういうことなんですか?。あなたが三浦先生を批判しない限り『他の方はともかく』あなたの主張なんて聞く気ありません」といえばいいのではないですかね(id:noharraへの皮肉のつもり)

■野原燐がリツイート
・ノリオちゃん(大石規雄)
 自由往来を、北朝鮮の「全ての」人に認めよ。

 やれやれですね。こう主張する大石やid:noharraこと八木孝三は「日本政府が北朝鮮への自由往来」を「朝鮮総連幹部」に対しては「再入国拒否処分をちらつかせること」で、そして一般日本人に対しては「渡航自粛」を要請することで「阻害してること」をどう思ってるんですかね?。
 「日本政府は北朝鮮への自由往来を認めよ」とは言わないのか。言わないんでしょうねえ。
 まあ所詮こいつらは単に「人権をネタに北朝鮮に悪口したいだけのただの反共右翼」ですから。本当の意味で人権に興味や関心があるわけでは全くない。


黒坂真のツイート

黒坂真
 ところで、村上龍の半島を出よ*21、は北朝鮮工作員が福岡を占領する話です。ご参考まで。

 吹き出しました。小説なんぞが北朝鮮情勢の分析に使えるわけがないでしょう。
 そんなんは007シリーズ(ジェームズ・ボンド)やゴルゴ13で国際政治を語るようなもんです。
 あるいは手塚「ブラックジャック」で医療を語るようなもんか。
 村上が「007やゴルゴのようなエンタメとして書いてる*22」のか、「救う会レベルのモノホン極右としてガチでマジに書いてる*23」のかはともかくそんな設定には何の現実性もありません。まあ「シュリ」なんぞと違って大して話題にもならなかったんだから駄作なんでしょう。つうか正直、村上龍って『限りなく透明に近いブルー』で芥川賞を取ってるとは言え、世間の扱いは小説家と言うよりは、「カンブリア宮殿の司会やってる、無駄に態度でかい、偉そうな謎のおっさん(何で経済評論家でもないのに経済番組の司会なの?)」ですよね。小池栄子があの番組で村上のアシスタントってのも意味不明ですが。村上が小池ファンだからか?

黒坂がリツイート
 香西さんは、日清、日露戦争は日本の朝鮮や中国に対する侵略とお考えですか。

香西かつ介(共産党ジャイアン
‏ 日本がアジアを侵略していったことを正当化したらダメですよ。 きちんと過去を直視しなければ、日本を愛する心なんて生まれないですよ

 別に香西さんでなくたってそうした認識こそが歴史学界の通説でしょうに(苦笑)。黒坂は「日露戦争に負ければよかったのか、そうなったら日本はロシアの植民地になってた」なんて無茶苦茶言ってますがそんなこと*24は当然ながら「日露戦争の侵略性」を否定しません。
 「韓国を日露どちらが植民地にするか争った戦争=日露戦争」ですから。

 この解決策*25自衛隊が徹底的な敵基地反撃力を保持することです。

 「憲法九条を改正して、自衛隊が国軍化すれば、自衛隊単独で国防できるので在日米軍はいらない、沖縄基地問題も解決する」と公然とデマをほざく黒坂です。
 いつ自民党産経新聞など「黒坂のお仲間ウヨ」がそんなことを言ったのか。そもそも憲法九条の制約がない国(EU諸国や韓国など)に米軍基地があることでわかるように黒坂の主張は明らかなデマです。
 そもそもベトナム戦争やアフガン戦争、イラク戦争在日米軍が出撃したことでわかるように、在日米軍は日本国防のためにあるわけではない。
 そして黒坂当人もそのことは自覚してるでしょう。

 日本共産党員の皆さん。日本国家存亡の危機の際には、天皇陛下のため、日本のため、と念じて外敵と戦う日本人をつくる教育をすると軍国主義*26ですか。

 予想の範囲内ですが「安倍政権が教育勅語を美化して何が悪い」「教育勅語の何が悪い」「(戦前日本政府が)天皇陛下のために国民を死なせて何が悪い」と公言する黒坂です。呆れて二の句が継げませんね。そんな暴論は何も「日本共産党員の皆さん」だけでなく、保守派でも河野洋平氏のような穏健保守、保守リベラルも批判していることは黒坂だって理解してるでしょうにねえ。
 大体、黒坂らウヨは「スターリン崇拝」「毛沢東崇拝」「金日成崇拝」を批判しながら天皇崇拝万歳てのも無茶苦茶な話です。

日本共産党がAkiKenyoをリツイート
‏ こんな荒唐無稽なデマを信じる人が、僅かでもいることが驚きです。

・AkiKenyo
 これで沖縄県は完全に日本共産党に支配されました。
 これから日本共産党は沖縄独立→中国への編入と確実に計画を進めていきます。

 さてこれについた黒坂リツイートがこちら。

 黒坂真日本共産党リツイート
 日本共産党の皆さん。中国共産党尖閣を中国領と明言しています。

 黒坂が「中国は尖閣を狙ってるんだ、だからデマじゃない(いやもちろんそれだって『武力併合』という意味ならデマですけどね)」としか言えない点が滑稽です。
 つまりは黒坂だって「デニー勝利が沖縄の共産党支配とは言えないこと(デニー氏は自由党所属の前代議士で、共産党員ではなく、かつ野党統一候補だから当たり前ですが。これが共産支配なら美濃部知事時代は東京の共産支配でしょう。なお、こうしたデマは自民出身の翁長前知事の時ですら、ありました)」「共産党が沖縄独立→中国への編入など目指してないこと」は事実上認めざるを得ないわけです。

黒坂真がすちーぶをリツイート
 すちーぶさん。日本共産党昭和36年7月の第8回大会で、「敵の出方論」を定式化し採択しています。日本革命の最終的な形態は、敵の出方により決まる。従って敵の出方によっては、暴力革命もありえる。

 個人的には「敵の出方論」は正式に党規約(でしたっけ?)から削除*27した方がいいのではないかと思いますがそれはさておき。
 「敵の出方論」で想定されてるのは「秘密警察や軍で政治活動を徹底的に弾圧し、不可能にする」ようなケースでしょう。で過去の自民政権はもちろん今の安倍ですらそこまでひどくはない。
 「敵の出方論」は「自民党がよほど凶悪化しない限り」発動されない代物だと言うことです。大体、「暴力革命」を本気で考えてたら野党共闘なんかするわけもない。まあ、黒坂も本気ではないでしょうが言ってること無茶苦茶ですね。
 しかも一方では黒坂は「ウイグル過激派のテロに同情的態度を示す」など「中国版『敵の出方論』」なのだから心底呆れます。

増子典男
 「加計学園の車利用に『厳重注意』」「藤原審議官に大甘処分」と「赤旗」報道。本来なら減給か戒告、出世に影響する処分のはずが、影響しない「厳重注意」になったという。これは問題だ。だがもう1つ大問題!。私の見た限り「赤旗」しか報じていないこと。
 1人でも多くの人に「赤旗」購読を願いたい。

 これに対する黒井のリツイートがこれです。

黒坂真
 増子典男さん。不破哲三氏は神奈川県の邸宅から代々木の中央本部まで来るとき、車で来るのでしょうね。かなりの経費がかかりそうです。

 呆れて二の句が継げませんね。さすがの黒坂も「藤原審議官への処分は甘くない」とも「赤旗以外報じなくても問題ない」とも、言えなかったようです*28が、その結果が「藤原審議官と何一つ関係ない」不破氏への悪口ですか?。こんな馬鹿なことをするくらいなら黙ってればいいのに。
 俺が「三流とは言え、一応、大学(大阪経済大)の教授」黒坂ならこんな「街宣右翼並みの恥ずかしい行為」は「大学教授の誇りにかけて」頼まれてもやりませんが、黒坂にはそんな常識はないようです。

黒坂真
 日本共産党員の皆さん。日本政府が権力を総動員して、沖縄の民意を押しつぶそうとしているとの事ですが、ありえない。殆どの国家公務員は、沖縄県民ではないので沖縄県知事選に無関心です。

 こういうのを詭弁と言います。この場合の「権力総動員」が「すべての国家公務員」を意味しないことなど、常識の範囲内でしょう。
 黒坂が別の場所で「中国政府は権力を総動員して、香港の民意を押しつぶそうとしている」などと言ってなければいいのですが(苦笑)。まあ言っていても詭弁で居直るんでしょうけどね。
 つうか沖縄基地問題はそういう揚げ足取りでごまかせる話じゃないでしょうに。

日本共産党
・党員票で石破氏*29が45%を獲得したことは、森友加計問題などで安倍*30首相に対する不信と批判が自民党内でも強いことを示しました。安倍首相支持の関係者は「6、7割は取りたかった。55%対45%だと5%でひっくり返る。ここまで迫られるとは」とショックを隠しませんでした

 さてこのツイートに黒坂がつけたリツイートがこれです。

黒坂真
 日本共産党員の皆さん。皆さんも、党首を党員が直接選挙で選ぶようにしたら、候補者間で多少の論争が行われ、政策と理論に厚みができますよ。

 吹き出しました。「石破が45%とったことなどたいしたことではない、安倍陣営がショックを受けてる事実などない」とはいえず単なる共産党支持者への嫌がらせ(?)に走るとはまあ、いつもながら「学者の端くれとは思えない」くだらない男です。
 石破が善戦したと認識してるのは何も「石破本人や石破の取り巻き連」や、黒坂が紹介する共産党だけではなく、立民、社民、自由など他の野党や、マスコミ各社(ただし産経など安倍応援団を除く)も指摘してるし、安倍や「安倍の取り巻き連(麻生*31財務相、二階*32幹事長など)」ですら本心では自覚してるでしょうにねえ。
 なお、ウヨの中には石平のように「とにかく55%の方が45%より上だ。1%でも上なら勝ちは勝ちだ。勝ったんだ、石破が何を言おうと勝ったんだ!。安倍総理は石破に勝ったんだ!(映画版・犬神家の一族の『勝ったんだ!、俺は犬神家に勝ったんだ!』的な感じで)」「前回は、石破がトータルの党員票で安倍総理に勝ったのに今回は負けてるからむしろ後退してる」と強弁するやつもいますが、黒坂にはそこまでの度胸はないようです。
 とはいえ「石破の45%などたいしたことではない」などという石平らの強弁に比べ、黒坂の「共産党は党首選挙がー」云々がまともかと言えば正直「どっちも詭弁でくだらない」ですが。

黒坂真志位和夫リツイート
 日本共産党員の皆さん。私も平和と朝鮮半島非核化を願っていると心中で念じると、その思いが金正恩に通じるのですか。金正恩は私たち日本人の、平和と非核化の願いに感動し核ミサイルを廃棄しますか。
志位和夫
‏「米、北朝鮮と交渉再開の用意 ニューヨークで外相会談要請」
https://this.kiji.is/415260893561881697?c=39546741839462401
 良いニュースです。南北首脳会談に力を得て、米朝交渉も動きだしました。平和と非核化は世界の諸国民が切実に願っていることです。曲折や困難があっても必ず前進すると確信します。世界の世論による後押しを!

 ばかばかしい。ここでの「世界の世論で後押し」とは「一応民主国家である米国や韓国」が想定されてることなど容易にわかるでしょうに。
 なお、金正恩は「感動で廃棄はしない」でしょうね。そもそも「志位氏も含めて」そんなことを誰も言ってないし。
 ただし「非核化しても体制は保障される」と思えば廃棄するでしょう。彼にとって大事なことは「核保有でも非核化でもなく体制保障」でしょう。彼にとって核は目的ではなく手段でしかない。
 つうか志位氏にくだらない因縁つける前に黒坂は「米、北朝鮮と交渉再開の用意 ニューヨークで外相会談要請」についてどう思うか自分の考えを言ったらどうなのか。
 いずれにせよトランプ政権は「少なくとも現時点では」黒坂のような打倒北朝鮮でないことだけは確かです。

小池晃
・「正直、公正」は個人攻撃だからやめろって(ボーガス注:石破さんに)言ったのは、どこの党の方でしたっけ。
■「正直、公正。それが安倍晋三」自民・菅原元財務副大臣朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL9K5WG0L9KUTFK007.html

 さてこの小池ツイートに黒坂がつけたリツイートがこれです。

黒坂真
‏ 黒坂真小池晃リツイート
小池晃さん。袴田氏がいうように小畑達夫氏が宮本氏により抑えつけられたなら、かなり胸や喉が圧迫されると思えてならないのです。小池医師はどうお考えですか。

 あまりにも非常識なので、俺のねつ造と思う方もいるでしょうがマジです。信じられないと思う方は是非、黒坂のツイートを調べてみてください。俺にはこんな非常識なツイートは思いつくことすらできません。
 仮にも大学教授がこれとは「悪い意味で」すごいですねえ。その辺の街宣右翼と大して変わりません。

「石破さんが『正直、公正、それが私』といったら『安倍への個人攻撃はやめろ』と言った安倍陣営の人間が、総裁選演説で『正直、公正、それが安倍候補です』って何ですか、それ?。呆れて二の句が継げません。過去の石破批判は撤回するんですか?」

と小池氏が言ったら、それにつけたリツイートが「菅原演説に問題などない」ではなく、「宮本顕治の小畑殺害疑惑がー」て何一つ関係ねえじゃん。
 「国会で共産党に『浜田議員はテレビ番組で政府は新左翼を泳がせていると発言したがそれは事実か。事実なら重大な政府の疑惑ではないのか。事実でないなら仮にも国会議員がデマを公共の電波に流したということで別の意味で問題ではないか』と追及されたら、まともに反論できずに逆ギレして宮本顕治の殺人云々といいだしたハマコー浜田幸一)並みのくだらなさ」です。

参考

浜田幸一ウィキペディア参照)
 1988年(昭和63年)の通常国会衆議院予算委員長に就任。2月6日、予算委員会で質疑に立った日本共産党の正森成二議員が、「過激派への政府の対応は、泳がせ政策ではないか」との趣旨の発言をし、竹下登*33首相が「泳がせ政策などをとったことはない」と答弁した。これに対し正森が、過激派による自民党本部放火事件後に日本テレビのワイドショーで浜田が述べた発言「(自民党本部放火事件の)責任はだれにあるというかというと、泳がしていた我々にもあると思いますよ。『中核派』を泳がしていた。やっぱり法律違反で破壊するものを泳がした。そういう一つの政策の誤りがあるんじゃないですか」を引用したところ、浜田はその発言を認めたうえで「我が党は旧来より、終戦直後より、殺人者である宮本顕治君を国政の中に参加せしめるような状況をつくり出したときから、日本共産党に対しては最大の懸念を持ち、最大の闘争理念を持ってまいりました」と放言した。正森は激昂したが、浜田が正森の言う「泳がせ政策」発言を肯定したこともあり、正森は浜田とのやり取りを打ち切り、他の質問に移った。
 しかし委員会終了間際、円ドル為替問題についての質疑中であった正森に、唐突に浜田が、「昭和八年十二月二十四日、宮本顕治ほか数名により、当時の財政部長小畑達夫を(中略)針金で絞め、リンチで殺した。このことだけは的確に申し上げておきますからね。私が言っているのは、ミヤザワケンジ君(宮本顕治の誤り)が人を殺したと言っただけじゃないですか。」と放言。正森が発言の撤回を求めて抗議し、委員会室は一時騒然となった。
 この時、浜田を予算委員長に推薦した金丸信*34の妻・悦子は「バカ!あんたなんか死んじゃえばいいんだ」と号泣したという。浜田は、結局予算委員長を辞任した。NHKはこの模様を時間の関係上途中で打ち切って、ドラマ「大草原の小さな家」を再放送したことに対し、NHKには苦情の電話が殺到した。

 そのときは自民ですら「テレビでの暴言と宮本顕治云々と関係ねえだろ」「そもそも受け狙いでテレビで暴言吐くハマコーが悪いんだろ」とハマコーに冷たかったわけですが。
 いや別に「まともな理由で」そういうこと(小畑云々)を議論したいのならすればいい。しかし「小池氏の安倍批判」と「小畑云々」と何一つ関係ないでしょうよ。誰がどう見ても黒坂の行為は「ハマコー同様」ただの嫌がらせでしかありません。つうか、そもそもネット上でこういう安倍批判してるのはもちろん小池氏のような共産党員、支持者だけじゃねえし。
 「菅原の応援演説はおかしい」なんてのは共産主義と全く関係ないからです。立憲民主や国民民主などの党員、支持者がそういう批判してもおかしくないし、実際、そういう批判をしているでしょう。
 安倍擁護が行き着くところまで行き着くと、ここまであほになるわけです。

https://twitter.com/MasikoMm1nn1/status/1041854761010712576
増子典男
‏・「恋に恋する」忠義青年。ロマンチズムは市田さんの真骨頂。共産党にこんなリーダーのいることか、嬉しいかぎり。長く長く健康で、新しい時代のためにご尽力を。
■「毎日」(18日朝刊)の「蔵書拝見」で共産党市田参議院議員・副委員長。石川啄木を語る

 なお、この増子氏ツイートにつけた黒坂のツイートがこれです。

黒坂真
‏ 黒坂真が増子典男をリツイート
 増子典男さん。市田忠義議員は文学好きなのでしょうか。それならば、プロレタリア文学運動には詳しいでしょうね。私見では、日本共産党が主導してきたプロレタリア文学運動には内紛が多かった。30数年前、小田実氏が寄せてくれた文章の内容をめぐって日本共産党所属の作家たちが、中央幹部と大喧嘩。

 あまりにも非常識なので、俺のねつ造と思う方もいるでしょうがマジです。信じられないと思う方は是非、黒坂のツイートを調べてみてください。俺にはこんな非常識なツイートは思いつくことすらできません。
 仮にも大学教授がこれとは「悪い意味で」すごいですねえ。その辺の街宣右翼と大して変わりません。
 共産党員である増子氏が「市田氏が石川啄木好きとして毎日新聞で取り上げられたことがうれしい」とツイートしたら、リツイートが「小田実の件をどう思うか」て全然関係ない。ただの嫌がらせでしかない。
 そもそも小田の件についていえば
1)小田が九条の会呼びかけ人を務め、それを共産党も好意的に扱ったこと
2)晩年の小田が「上田耕一郎日本共産党副委員長」と対談し、その対談が上田『人生の同行者:上田耕一郎×小柴昌俊鶴見俊輔小田実対談』(2006年、新日本出版社)として出版されたこと
などで既に小田と共産党が和解した話でしょうにね。
 つうか内紛云々つうなら黒坂がかかわる救う会方面でも「佐藤勝巳や兵本達吉の救う会からの事実上の追放(なお、荒木和博の救う会事務局長辞任も、佐藤と近すぎたがゆえの粛清みたいなもんでしょう、佐藤と違い完全な追放にはなりませんでしたが)」があるわけですが、それいきなり「何の関係もない話」で持ち出されたら、黒坂らも怒り出すでしょうにねえ。反共右翼が行き着くところまで行き着くと、ここまであほになるわけです。
 なお、「大阪経済大教授」黒坂のツイートもいつもこんなんばっかです。「福井県立大教授」島田洋一や「拓殖大教授」荒木和博と同レベルです。
 「黒坂さんよ、あんた、仮にも学者の端くれが左派への悪口しかツイートしなくて空しくない?。しかも一部は明らかな因縁つけや言いがかりだし」ですね。
 ちなみに黒坂のこうした行為には

杉本志津雄
 杉本志津雄が黒坂真リツイート
・議論の刷り替えにのみ存在感を見いだす自己満足のいいがかり。

という適切なツイートをしています。
 これに対し、黒坂が「議論の刷り替えにのみ存在感を見いだす自己満足のいいがかり」を続行して恥をさらすのはいうまでもないでしょう。まあ、黒坂も常識がなさ過ぎますよね。


樹木希林さんと内田裕也さん(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4797
 何を紹介しようと三浦の自由ですが、彼女の最新出演作『万引き家族』に三浦が触れないのは、一部のウヨが「自虐反日映画だ」などと抜かしてるからでしょうか?

 樹木希林が最後まで内田裕也と別れなかったのは、やっぱりこの人の中にある純粋さが好きだったんじゃないかと勝手に思ってしまいました。

 夫婦間の関係なんぞ部外者にはわからないわけで、私見ではこういう物言いは実にかっこ悪いですね。
 ちなみに俺的には

・コカイン事件後の勝新太郎中村玉緒
・妻の脱税事件も理由に阪神監督を解任された後の野村克也野村沙知代

なんかもよく別れないもんだと思います。
【追記】
高世仁の「諸悪莫作」日記『ロケンローだった樹木希林
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180921

 樹木希林という人は、歳をとってもみずみずしい感性を持っていたようで、3年前には沖縄について勉強不足で恥ずかしいと言いつつ辺野古の反基地闘争を激励したりしている。芸能人にとって政治的発言はご法度。まして運動を激励なんて決してやらないものだが、彼女はそんなことは気にしない*35
 『リテラ』の記事《樹木希林辺野古に現れた日! 米軍基地反対の座り込みをするおばあの手を握って…》
https://lite-ra.com/2018/09/post-4258.html
がおもしろい。「日本的な同調圧力に屈せずに自分のペースをつらぬく生き様や語り口が私たちに勇気を与えてくれていた」という評価に同意する。

という樹木希林の面白い一面が紹介されているので紹介しておきます。三浦がこうした樹木希林の一面を知らないのか、知った上で「触れるとウヨとして非難しないわけにいかないので故意に無視したのか」が気になるところです。


■「時事評論石川」(北潮社)平成30年9月20日号に「陛下30年のお姿を顧みて」(堀井純二氏)という素晴らしい原稿が掲載されています
http://miura.trycomp.net/?p=4794
 「時事評論石川」つうのは三浦によれば、「月曜評論」つう「ウヨの世界では有名な極右・ミニコミ雑誌(今は休刊)」の編集者だった人物が故郷・石川県にかえって始めたウヨミニコミです。
 もちろん「月曜評論」「時事評論石川」は内容的には「産経新聞や月刊正論」「統一協会世界日報」「文春の諸君(今は休刊)」「PHPのボイス」「小学館サピオ」「ウィル」「月刊Hanada」なんかを想像すればよろしい。
 そんなもんを宣伝するのだから、まあいつもながら三浦の右翼性も半端じゃありません。id:noharraこと八木孝三もよくこんな極右男が役員を務める右翼団体「守る会」に加入しながら「僕は河野談話支持者」など心にもない虚言が吐けるもんです。

 この文章では、今上陛下の自然災害へのご対応や戦没者への慰霊の御心を、御製によってたどる形でつづられています。

 御製を作らなきゃいけない皇室も大変だなとは思います。どう見ても「和歌が好きだからやってる、嫌ならやらなくていい」つう話じゃないですからね。
 もしかしたら「本当に好きなのかもしれません」が、仮に嫌いでも「嫌いだから和歌なんかしません」つうことはおそらく事実上無理なわけです。「俺、和歌なんか好きじゃないから新年の歌会始なんかしないから」つうわけにはいかない。

 この最後の御製で歌われているシベリア抑留を、私たちはソ連共産主義の犯罪行為として、やはり歴史の教訓として認識しておくことは必要でしょう。そのことをなにも、今、外交の場に持ち出せというのではありません。ただ、そのような歴史的事実があったことを、対ロシア外交の際は常に心にとどめておく姿勢が、政治家や外交官にはあるべきと思います。

 イヤー、少なくとも「対ロシア外交の際は常に心にとどめておく」必要はないでしょうね。
 現在のロシア政権与党は共産党ではないですし、プーチン政権もシベリア抑留に対する直接の責任はないからです。
 独裁的政治などプーチン政権の問題点も「シベリア抑留」と直接に関係しているわけでもない。
 北方領土返還を求めるにおいてシベリア抑留を持ち出す必要もあまりない。
 まあ「未だに遺骨が返還されてないシベリア抑留者がいる」らしいのでそういうのはもちろん「対ロシア外交の場で持ち出すべき」ですが。
 つうかこんなこと言い出す三浦ってのはやはり「島の返還は脇に置いてとにかく年内に日露で平和条約結びたい」発言(プーチン大統領)と「それに対し安倍政権が明確に抗議などしないこと」についてウヨとして憤激してるんですかね?。だったらはっきりそう書けよ、て話です。
 「でもそういうことをいうと

『なぜ安倍政権はプーチンにもっとはっきり抗議しないのか?。島の返還に片がつかない限り平和条約は結ばないのが安倍政権を含む歴代自民政権の方針ではないのか』
『我々野党が「島の返還に片がつかなくても平和条約を結ぶべき」といったら安倍政権は賛同するのか?』

などと安倍批判する石破や野党を応援することになっちゃうからー」「この程度のことしかかけないのは仕方がない」とかそういう話を三浦は安倍信者として、やるのでしょうけど、全く馬鹿げてます。

*1:豊浦志朗名義で著書『叛アメリカ史』(1989年、ちくま文庫)など

*2:カリフォルニア州知事を経て大統領

*3:那覇市議、沖縄県議、那覇市長を経て沖縄県知事

*4:沖縄市議、衆院議員(自由党幹事長)を経て沖縄県知事

*5:宜野湾市議、沖縄県議、宜野湾市長を歴任

*6:実際「除外はおかしい」といったら安倍政権下では事務次官にはなれなかったでしょう。

*7:著書『辛酸:田中正造足尾鉱毒事件』(角川文庫)、『ビッグボーイの生涯:五島昇その人』(講談社文庫)、『運を天に任すなんて:人間・中山素平』、『指揮官たちの特攻』、『わしの眼は十年先が見える:大原孫三郎の生涯』(新潮文庫)、『粗にして野だが卑ではない:石田礼助の生涯』、『鼠:鈴木商店焼打ち事件』、『秀吉と武吉』、『もう、きみには頼まない:石坂泰三の世界』(文春文庫)など

*8:「プレ」って一体、何の「プレ」なんでしょうか?

*9:著書『独裁体制の経済理論』(2008年、八千代出版

*10:とはいえイスラエルの無法に対するパレスチナ人のテロなどは「テロは悪」で処理していいもんではないでしょう。「独裁的な権力が中東では多く、それに対する抗議手段はもはやテロぐらいしかない。平和的抗議しても弾圧されるだけ」つうケースが少なくない点には配慮が必要でしょう。

*11:エルドアンは独裁色を強めていますが、それでも一応トルコは民主主義国でしょう。

*12:『週刊漫画アクション』(双葉社)で1985年から1989年まで連載。500万部を超えるヒットとなったと言われる。また、これを原作としてOVAが1987年に製作された(ウィキペディア『ジャンクボーイ』参照)。

*13:『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で1994年から1996年まで連載。また、これを原作としたテレビドラマが1995年にフジテレビ(毎週月曜22:00〜22:54)で放送された(ウィキペディア100億の男』参照)。

*14:漫画アクション』(双葉社)で1997年から2001年まで連載。また、これを原作としたテレビドラマが2012年にフジテレビ(平日13:30〜14:00)で放送された。ドラマでは原作漫画で描かれていた濡れ場シーンについては、地上波テレビドラマの放送コードに合わせてデフォルメしつつも原作に忠実かつ具体的な演出が試みられた。その結果、平日の昼間ながら10%を超える高い視聴率を得た回もあった。しかしその反動も大きく、「平日の昼間に放送すべき内容ではない」との視聴者からの苦情が殺到し、放送倫理・番組向上機構BPO)の審査対象となったことで再編集が行われ、中期以降の回からは性描写がトーンダウンし、それまでの高視聴率も一気に下がることとなった。2013年3月4日BPO青少年委員会は、「番組制作者は国民の教養形成という公共善実現の仕事をしているとの自覚を持ってほしい」という委員長談話を発表した。ドラマに対して委員長談話が発表された初めてのケースとなった。談話を受けて同日、ドラマを製作した東海テレビ(フジテレビ系列)は編成制作担当の取締役と制作局局員の4人に対し減給などの処分を行った(ウィキペディア幸せの時間』参照)。

*15:幸せの時間』の続編。『漫画アクション』(双葉社)で2005年から2014年まで連載。

*16:まあ他にも俺が知ってるサラリーマン漫画では「釣りバカ日誌(連載中)」「総務部総務課山口六平太(漫画家・高井研一郎の死去により打ち切り)」「特命係長 只野仁」があります。「特命係長 只野仁」はともかく、もちろん釣りバカや六平太は「エロ描写がほとんどない」などの点で国友や弘兼とは芸風が違いますが。

*17:著書『現代アラブの社会思想』(2002年、講談社現代新書)、『中東 危機の震源を読む』(2009年、新潮選書)、『イスラーム国の衝撃』(2015年、文春新書)、『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』(2016年、新潮選書)、『シーア派スンニ派』(2018年、新潮選書)など

*18:著書『韓国語はじめの一歩』(2000年、ちくま新書)、『韓国人のしくみ:<理>と<気>で読み解く文化と社会』(2001年、講談社現代新書)、『韓国は一個の哲学である』(2011年、講談社学術文庫)、『朱子学化する日本近代』(2012年、藤原書店)、『現代韓国を学ぶ』(2012年、有斐閣選書)、『心で知る、韓国』(2012年、岩波現代文庫)、『入門 朱子学陽明学』(2012年、ちくま新書)、『新しい論語』(2013年、ちくま新書)、『朝鮮思想全史』(2017年、ちくま新書)など

*19:そんなことは言われなくてもわかってますが?。自分の入ってる会の役員・三浦が「自分が常日頃主張してる主張とは真逆の主張(例:慰安婦銅像撤去論)」をしていて「それも明らかなデマや誹謗」でも批判一つしないとはまったくid:noharraもでたらめな男です。

*20:実際には俺は中国を批判してますし、俺がしてるダライ批判は「中国がダライより正しい」ではなく「日本右翼との野合」「オウム麻原からの金銭受領」といったダライやその周辺の不祥事批判ですが。

*21:2007年、幻冬舎文庫

*22:まあエンタメだとしても俺個人はそういう非常識な設定には全く共感できませんが。黒坂ら日本ウヨが「北朝鮮の日本侵攻」といった与太を飛ばしてるからなおさらです。

*23:幻冬舎は例の小川栄太郎の本を出すようなところなので、村上ががちの疑いが否定できません。

*24:そもそも負けたとしても本当に植民地になったか疑問ですが。

*25:沖縄基地問題解決のこと

*26:日本のためはともかく「天皇陛下のため」は明らかに「全体主義」でしょう。まあ、昭和天皇ならまだしも現天皇は、そもそも、そんなことを希望してないでしょうが

*27:「死文化してるが規約等に残ってる」と認識していますが、すでに削除してるのならお詫びして訂正します。なおすでに削除済みなら黒坂は「すでに否定された文書」で因縁つけてることになります。

*28:また「いや、赤旗以外も報じてます」とも言えなかったようですね。まあ、「反共右翼」黒坂だとそういうことを何一つ確かめないでこういう悪口をしてる疑いもありますが。

*29:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*30:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*31:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相。現在、第二次〜四次安倍内閣副総理・財務相

*32:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て幹事長

*33:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)を経て首相

*34:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)を歴任

*35:まあ若手の売れないころならともかく、晩年においてはそういうことを気にしないでもある程度やっていける立場を確立したということも大きいでしょう。