「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート153(追記・訂正あり)

マリー・アントワネットの遺言書(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4826

 フランス革命の研究家、安達正勝氏の著書「マリー・アントワネット」(中公新書)が、彼女についての最も優れた、かつ公正な本だと思います。

 メモ書きすると安達氏の著書は三浦紹介の「マリー・アントワネット」(2014年、中公新書)の他には

・『マラーを殺した女:暗殺の天使シャルロット・コルデ*1』(1996年、中公文庫)
・『ナポレオンを創った女たち』(2001年、集英社新書)
・『死刑執行人サンソン*2:国王ルイ十六世の首を刎ねた男』(2003年、集英社新書)
・『物語フランス革命:バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで』(2008年、中公新書)
・『フランス革命の志士たち』(2012年、筑摩選書)

といった本があります。
 『マリー・アントワネット』ですが、ググったところ、安達本以外では

窪田般弥『物語マリー・アントワネット』(1991年、白水Uブックス)

なんて本がありますが、あまりヒットしません。
 「フランス革命の一部」としてなら彼女を描いた本は多々あるのでしょうが。
 「フランス革命」「ナポレオン」でググったところ、

フランス革命
・松浦義弘『フランス革命の社会史』(1997年、山川出版社世界史リブレット)
・遅塚忠躬『フランス革命』(1997年、岩波ジュニア新書)、『フランス革命を生きた「テロリスト」:ルカルパンティエの生涯』(2011年、NHKブックス)
柴田三千雄フランス革命』(2007年、岩波現代文庫)
【ナポレオン】
杉本淑彦『ナポレオン:最後の専制君主、最初の近代政治家』(2018年、岩波新書)

なんて本がヒットしました。


■アジア自由民主連帯協議会『第8回 アジアの民主化を促進する東京集会 決議文』
http://freeasia2011.org/japan/archives/5521
 アジアの民主化と言いながら「ミャンマーロヒンギャ問題」「タイの軍事独裁」「サウジの王政(最近反体制派ジャーナリストを暗殺した疑惑が浮上)」「独裁色を強めるトルコやカンボジアの政府」「ベトナムラオス共産党一党独裁」といった中国以外のアジアの問題には何一つ触れないのだからいい度胸です。
 せめて「アジア自由民主連帯協議会」「アジアの民主化を促進する東京集会」を名乗るのはやめて「中国自由民主連帯協議会」「中国の民主化を促進する東京集会」を名乗ったらどうなのか。

 国連の人種差別撤廃委員会は、中国政府が東トルキスタン(新疆ウイグル)で行っている人権弾圧、特に、「再教育センター」という名のもとでの政治犯収容所に、何の罪もない人々を拘留していることに対し、深刻な人権問題として改善を勧告した。他にも、チベット南モンゴルにおける人権弾圧、さらには法輪功をはじめとする臓器売買など、中国政府が現在行っている残酷な行為が明らかにされている。

 国連人種差別撤廃委員会は「法輪功信者の臓器売買」なんて認定してないのにそう誤読させようとするやり方が本当に卑怯でせこい。
 それにしてもこの委員会の「沖縄基地問題琉球民族差別だ」「朝鮮学校無償化除外は在日朝鮮人差別だ」という勧告はガン無視する右翼連中が「委員会がー」とはよくもいったもんです。

 かって世界各国は、中国に対し経済支援を通じて友好関係を深めることが、民主化と平和な中国を生み出すと信じていた。

 別にそういう理由で中国に経済進出したわけではなく単に金儲けのためです。

 しかし現実には、中国政府は経済発展を遂げると同時に、外に対しては軍拡による覇権主義、国内においては人権弾圧を強化し、今や世界の平和を脅かす存在となっている。

 国内問題はさておき、国外についてはこうした物言いは完全にデマです。一帯一路がわかりやすいですが、ああいうものは「軍拡による覇権主義」で推進できるもんではない。
 「中国と付き合うことで金儲けができる」という「利益」によって推進されるわけです。
 そして中国は「国力的な問題」もあるでしょうが、イラクやアフガンに軍事介入した米国、シリアに軍事介入したロシアのような対外軍事介入など全くしていません。当然ながら「世界の平和」を脅かしようがない。

 中国政府は公然と台湾への軍事侵攻をほのめかし

 「台湾が独立宣言すれば軍事侵攻もあり得る」という話なので、台湾が「現状維持」を続ける限り侵攻などあり得ません。

 尖閣列島における我が国の主権を侵害し続けている。

 領有権を主張し続けてるだけです。そして領有権なら台湾も主張しています。

北朝鮮をはじめとするアジアの独裁体制を陰で支え続けてきたのが中国政府である。

 「北朝鮮」以外には具体的にどこなのか?。
 一党独裁ベトナムラオス?。王政のサウジやカタール?。独裁色を強めるトルコやカンボジア?。軍事政権のタイ?。いずれにせよ「中国だけが支えてる」なんてケースはなくたいていの場合「欧米や日本、ASEAN諸国」なども経済的に支えています。
 そして、基本的には「支えてる国」云々以前に、例えばカンボジアのフン・セン政権、トルコのエルドアン政権の独裁的政治はまず「フン・センやエルドアンの責任」であるわけです。

 一時的な経済利権を求めて、中国政府の主張する一帯一路政策に協力するならば、わが日本は、独裁体制の犯罪と覇権主義に、自ら手を貸したことになってしまうだろう。

 といったところですでに安倍は日本財界の要望もあって「一帯一路支持」に舵を切っています。この状況は三浦らウヨ連中が何を言おうとも変わらないでしょう。大体、三浦らウヨが人権問題で非難するのは中国と北朝鮮限定です。
 先日発覚したサウジの「ジャーナリスト暗殺疑惑」など中国や北朝鮮がやらかせば悪口で「中国と商売すべきではない」と言い出すでしょうが、サウジ相手には何一つ言わないのが三浦らウヨ連中です。
 「当分の間は日本はサウジの石油を買うべきではない」なんて一言も言わない。


id:noharra(野原燐)こと八木孝三に突っ込む

野原燐
 アジア太平洋戦争になだれこみ、815まで止められなかった責任は、皇道派以外にむしろある。

 「お前はあほか(横山ホットブラザーズ風に)」です。
 例えば満州事変を起こした「関東軍参謀」石原莞爾*3板垣征四郎*4皇道派ではない。
 東京裁判で裁かれた陸軍軍人連中の中で皇道派荒木貞夫だけです。東条英機*5武藤章*6に至っては皇道派どころか統制派です。つまり「陸軍限定」ですら、「戦争の責任は皇道派だけにある」なんて言ってる人間は「ある程度まともな歴史学者やジャーナリスト」ならどこにもいない。むしろ226事件の失敗で壊滅的打撃を受けたのが皇道派です。荒木貞夫*7や真崎甚三郎*8山下奉文皇道派は軒並み予備役(真崎や荒木)か左遷(山下*9)です。その結果、陸軍の主導権を東条や武藤ら統制派が握ることになった。当然ながら「226以前」はともかくそれ以降は、失脚した皇道派よりも、陸軍の実権を握った統制派により直接的な責任があるわけです。
 そして東京裁判では「賀屋興宣*10(大蔵官僚)」「嶋田繁太郎*11(海軍軍人)」「平沼騏一郎*12(司法官僚)」「広田弘毅*13(外務官僚)」といった非陸軍軍人も裁かれたわけです。
 なんでこういうバカなことをid:noharraはどや顔で言えるのか。バカだからでしょうけど。
 

・野原燐がリツイート
石丸次郎
 南北間の諸懸案を前に進めるために、人権問題はそろーりと迫らねばというのならわかる*14。だが「金正恩委員長と北側の同胞たちが、どのような国を造ろうとしているのか胸が熱くなる思いで拝見しました」などという(ボーガス注:訪朝した文大統領の)発言は、この20年間の膨大な民の犠牲に心寄せる気があれば、出て来ようがないはず。

 石丸や野原と同じことは自由韓国党朝鮮日報も言ってますが、たかがリップサービスに悪口雑言とは実にくだらない。「じゃあお前らはどう発言すれば満足なの?」「つうか訪朝すること自体がお前らは気にくわないのであって発言内容は正直どうでもいいだろ?」ですね。
 しかし石丸も「朝鮮学校無償化除外に反対です」と口先で言うだけで「前川元次官と違って」まともな朝鮮学校支援活動はしない上に、ただただアンチ北朝鮮の立場から文氏に悪口雑言ですか?
 石丸とアジアプレスには心底呆れます。 


黒坂真のツイートに突っ込む

黒坂真
 日本共産党員の皆さん。志位委員長は、日清、日露戦争以来日本は帝国主義への道を歩んだという見解です。

 志位氏云々ではなく、それが歴史学の通説でしょう。もちろんそうした「帝国主義への道(侵略と植民地支配の道)」をどう評価するかは人それぞれの価値観ですが、「伊藤博文など当時の日本支配層」ならともかく今の価値観では「侵略と植民地支配は悪」ですよね。

黒坂真
 吉良よし子議員。1ヶ月80時間以上の違法残業をさせる企業は黒い企業だ、という呟きですが、お尋ねしたい。日本共産党や民青同盟の職員で、1ヶ月80時間以上の残業をしている方は珍しくない*15はずです。

 反共右翼・黒坂らしいですがそういう茶々入れをする前に「1ヶ月80時間以上の残業を黒坂は問題だと思うのか、思わないのか」「思わないとしたらその理由は何なのか」「思うのならばどうやって是正すべきだと思うのか」語ったらどうなのか。
 「こんな茶々入れしかしない」のは単に共産党への嫌がらせでしかない。全然建設的ではない。
 もちろん何もしないで長時間残業を是正できないことは言うまでもありません。労働法規制強化なり、裁判闘争なり、労組の使用者との交渉(場合によってはストライキ)なり、何らかの運動が必要なわけです(もちろんそうした運動を主張してる団体の一つが共産党の訳ですが)。

吉岡正史
 「水は人間の生存にとって不可欠であり、基本的で普遍的な人権の行使の条件であるがゆえに、安全な飲料水の入手は基本的で普遍的な人権だ」。「ローマ法王メッセージ/水の民営化は人権侵害」。

 さてこれについた黒坂のツイートが以下の通り。

黒坂真
 吉岡正史さん。安全な飲料水の入手は基本的で普遍的な人権だ、というローマ法王のメッセージですが、中国共産党にきかせたいですね。

 呆れて二の句が継げませんね。何も「水の安全」は中国限定の話じゃないでしょうに。法王ももちろん中国限定の話なんかしてないわけです。
 そもそも「化学物質による地下水汚染」などの問題を考えれば、「欧米(もちろんローマのあるイタリア含む)や日本」においても「水の安全」は決して過去の問題ではありません。発展途上国に限った話ではない。

増子典男
10月20日(土)曇
 今日は、初代共産党埼玉県委員長・須永甫(すなが・はじめ)さんの「顕彰と墓参のつどい」。埼玉県委員会は、終戦間もない1945年11月に発足した。

 さてこれについた黒坂のツイートが以下の通り。

黒坂真
 増子典男さん。昭和30年まで、在日の共産主義者日本共産党員だったことを御存知ですね。

 呆れて二の句が継げませんね。増子ツイートと何の関係があるのか。黒坂が何が言いたいのかもよくわかりませんが、北朝鮮がらみでの因縁付けでしょうか?

黒坂真
 石川康*16先生。明治以降の全ての戦争は正しかったと主張すると、北東アジアの平和はひらけないという呟きですが、お尋ねしたい。石川康宏先生は明治以降に日本が参戦した戦争は全て間違いとお考えですか。日清、日露戦争で日本は敗退すべきですか

 「戦争当時はともかく、少なくとも現代の視点では明治以降の日本の対外戦争(日清戦争日露戦争日中戦争など)はすべて不当な侵略戦争であり、問題のない戦争と居直るようでは被害国である中国、韓国との間に友好関係は築けない」つう石川氏の指摘に「いや不当な侵略戦争ではない、大義ある戦争だった」「問題のない戦争と主張しても、中国、韓国との間に友好関係は築ける」というならともかく「日本が負ければよかったのか。負けて清朝やロシアに賠償金を払ったり領土を割譲すればよかったのか」つうのは完全に詭弁ですね。
 そもそも石川氏の立場は「戦争を回避すべきだった」であって「日本が負けるべきだった」ではないことくらい黒坂もわかるでしょうに。
 まあここで「いや不当な侵略戦争ではない、大義ある戦争だった」「問題のない戦争と主張しても、中国、韓国との間に友好関係は築ける」と黒坂が言わないこと自体「語るに落ちてる」わけですが。

黒坂真
 宮城さん。中国共産党は伝統的な中華思想の継承者です。中国共産党の世界観*17では鄭和の大艦隊が行った所は本来、中国領です。明の永楽帝の時期。鄭和はアフリカ*18に行っています

 おいおいですね。「鄭和が遠征(?)したところは中国領だと中国が主張してる文献でもあるんですか?」「アフリカのどこでもいいのでアフリカの国について中国領だと(以下略)」と聞かれたら「三流大学とは言え一応大学教授」の黒坂はなんと答える気でしょうか?
 大体、ウィキペ「鄭和」によれば彼の遠征(?)場所は「アフリカのケニアソマリア」以外には「イエメン」「インド」「インドネシア」「スリランカ」「タイ」「ベトナム」「マレーシア」「モルジブ」などですが黒坂はそれらすべてが「中国共産党の世界観では中国領」というのか。よくもまあこんなデマが飛ばせるもんです。

黒坂真
 吉岡正史さん。金正恩核兵器を廃棄すると思い込んでいる左翼知識人は少なくない。

 「思い込んでる」も何も「米国の軍事侵攻の危険がなくなった」と思えば「リビアカダフィ政権が廃棄したように」廃棄するでしょうね。ただし、そのためには最低限「米国は朝鮮戦争終戦宣言くらいしてくれ」つうのが北朝鮮の立場です。そして米国はそうした北朝鮮に対して終戦宣言をしておらず「それじゃ体制保障の確約が何もないじゃん、非核化なんかとてもできないね。俺は無条件で非核化するなんて言ってない(北朝鮮)」つうのが今の状況です。

黒坂真
 宮城さん、原始共産制でできたことが今の人間にできないはずがない、というお話ですね。人間は動物と違うそうですが、原始共産制の頃の人類の体力を想像できますか。毎日薄着で野宿。森林や草原に生き、狩猟により主に食べ物を得る。木の実も食べる。河川や水たまりの水を直接飲む。今、できますか。

 完全な詭弁ですね。「知名度の低い(そしてレベルも低い?)地方私大(大阪経済大)」とはいえ、大学教授の肩書きを持つ人間がよくもまあこんなことができるもんです。
 宮城氏の主張に俺は賛同はしません(共産主義社会に賛同しないのではなく、「願望としてならわからないでもないが」、原始共産制を理由に「現代にも共産社会建設は可能だと思う」つうのはちょっと論理飛躍かと思うつう話です)。しかし「原始共産制の時代に共産社会が実現できたのなら、現代においても共産社会を実現することは不可能ではないと思う(宮城)」つう主張に対して、黒坂のツイートはただの言いがかりにしかなってません。
 誰も「農業や工業を辞めて狩猟社会に戻りたい」とは一言も言ってないわけですから。
 「朝鮮通信使の時代は日韓友好だったのだから日韓友好は現代でも可能だと思う」つう主張に「江戸時代の生活に戻りたいのか」というレベルの言いがかりをしてるのが黒坂です。

黒坂真
 吉岡正史さん。日本ペンクラブはなぜ、習近平中国共産党に直ちに核兵器を廃棄せよ、と迫らないのでしょうか。
■国際ペン決議により核のない世界を:日本ペンクラブ声明
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-10-18/2018101804_04_1.html

 吉岡氏の紹介する赤旗記事によれば日本ペンクラブは「(もちろん中国を含む)すべての核保有国に核廃棄を求めている」のですがね。
 そこで「中国だけに即時核廃棄を求めよ」という黒坂の価値観は理解困難ですね。米国、英国、フランス、ロシアに対してはなぜ「即時核廃棄」を要求しなくていいのか。
 そして中国に限らず「即時核廃棄」なんか要求してすぐさま実施されると本気で思ってるのか。
 たぶん

 昨年12月に実施された米国による未臨界核実験が、核なき世界を求める世論の高まりに逆行するとして、強く抗議しています。

という日本ペンのトランプ政権批判と、赤旗記事であることが黒坂の因縁付けの理由でしょうが。

黒坂真
 吉岡正史さん。沖縄が日本の植民地のように扱われているという話ですが、米軍基地は(ボーガス注:横田や厚木と行った)東京や神奈川県にもあります。

 黒坂のような野郎がよくやる詭弁です。問題は「沖縄に基地が集中してる」つうことなのですが。こんなことを言ったところで「共産支持者の吉岡氏に限らず」翁長氏のような保守派とて黒坂に激怒でしょう。まあ、そもそも「翁長氏のような保守派も含む」沖縄の基地反対派を見下してなければこういう発言は出ません。
 安倍や佐喜真ですらこんな黒坂のような暴言は公の場では放言できないでしょう。
 まあ、高世のような「本土の基地引き取り運動」に対しては「高世さんたちは横田や厚木の基地をどう思ってるんですか?」という必要、意味はあるでしょう。しかし黒坂のような物言いは単に沖縄の基地反対運動に失礼なだけです。

黒坂真
 吉岡正史さん。日本共産党の沖縄政策の大前提は、中国共産党尖閣の領有から沖縄侵攻を策していることなどありえない、ですね。吉岡さんら日本共産党員は、人民解放軍ベトナム侵攻と高野「赤旗」記者射殺をどうお考えですか。

 呆れて二の句が継げません。
 「沖縄に米軍基地がなかったら中国が沖縄に侵攻する」というI濱Y子女史(W大学教授、チベット研究)並みのデマを放言する黒坂です。
 共産党や吉岡氏がどうこうではなく、自民党員(議員含む)、支持者ですらある程度まともな人間は中国が沖縄侵攻するとは思ってないでしょう。そもそも沖縄の米軍基地は沖縄防衛が目的じゃない。そしてさすがに黒坂も「I濱Y子」じゃあるまいし「中国が沖縄侵攻することがあり得る」とは本気では思ってないでしょう。自分ですら信じてない明らかなデマを強弁するのだから黒坂も呆れたバカです。
 「どうお考えですか」て、中越戦争も高野記者の不慮の死も1970年代後半(当時の日本は大平内閣?)ですからね。当時の中国政府責任者(例:トウ小平)はほとんど皆死んでるでしょう。そして当時の中央政府には習近平氏、李克強氏ら今の人間は当然、所属していない。まだまだ彼らは地方幹部に過ぎなかったわけです。
 「40年前のことで何言ってるの?」で終わる話です。少なくとも今の中国外交を考える上で参考になる話ではない。大体、中越戦争と「沖縄侵攻(?)」と何の関係があるのか。
 そもそも「40年前のことで今を語っていい」のなら、「中曽根政権時代(1980年代)」に「1940年代の日本のアジア侵略」をネタに「日本は昔から侵略国家で、今も侵略国家です」といっても何の問題もないわけです。そういったら「40年前のことで非難するのか!」と言い出すのが黒坂でしょう。黒坂も少しは恥とか常識とか言うものを知ったらどうなんでしょうか。

黒坂真
 吉岡正史さん。ベトナム共産党と対話をするなら、中国共産党覇権主義にどう対抗するべきか、をテーマにすべきではないでしょうか。

 おいおいですね。そもそもベトナム共産党がそんなことを要望してないのでしょうに(苦笑)。
 正直、「日本共産党相手」でなくてもそんな「中国を挑発するようなまね」を誰かと一緒にする気はベトナム側にはないでしょう。

黒坂真
 吉岡正史さん。引用なさっている赤旗記事は、自治体が朝鮮学校補助金を出さない事が差別だ、と主張していますね。お尋ねしたい。子供たちを金日成民族、金正日朝鮮の一員に育てる教育に公金を支出すべきですか。首領への絶対性、無条件性の忠誠を培う教育に公金を支出すべきですか。

 すでに何度か書いてることですが、そもそも朝鮮学校は「朝鮮語教育」「朝鮮の歴史」など様々なことを教えてるのであって、「金日成とその一族万歳」だけやってるわけじゃありませんのでね。このようなことを言うのならば黒坂らは最低限「朝鮮学校とは別の民族教育の場」を築くことに力を入れるべき*19でしょうが、もちろん連中はそんなことはしません。小池が「韓国学校への都有地貸与方針(桝添前知事)」を白紙撤回しても小池に「桝添氏の都有地貸与方針を継承しろ!」と抗議もしなければ、「俺たちの力で韓国学校用地を措置しよう!」という運動を起こすわけでもありません。連中のやってることは、連中がどう言い訳しようとも「民族教育の場の否定」でしかありません。
 大体この理屈なら「大川隆法万歳」の幸福の科学学園高校への無償化はどうなるのか。

黒坂真
 日本共産党員の皆さん。日本共産党は野党で政権を作れるようになったとき、(ボーガス注:安倍政権が行使できるとした)集団的自衛権行使は認めないがそれまでの日米安保は当面認めるのでしたね。それならば、(ボーガス注:小渕*20政権によって1999年に成立した)周辺事態法や(ボーガス注:森*21政権によって2000年に成立した)船舶検査法(ボーガス注:による米軍への協力)は良いのですか。周辺事態法による(ボーガス注:周辺事態認定を前提とした)自衛隊による、米軍の戦争への協力を容認するのですか。

 先日の沖縄県知事選にとどまらず、今後も「国会での与党追及」「地方首長選挙、国会議員選挙」で可能な限り野党共闘を進めたいとする志位和夫氏のツイートへの黒坂の因縁付けです。
 もちろん「保守系野党(立憲民主、国民民主、自由)はともかく」、共産党の立場では、「それもだめ」でしょうね。「それはOK」となるはずがない。
 「野党共闘に配慮し、日米安保即時廃止を要求しない(志位和夫)」とは「そういうことをOKする」つう意味ではない。
 そういった行為は共産党社民党が軍事行動として容認できるとする「専守防衛」とはおよそ言えないでしょう。そういった行為は「専守防衛とは言いがたい米軍への軍事協力(違憲の疑いが濃厚)」という意味では安倍の「集団的自衛権行使」と大して変わらないわけです。
 つうかそんなん黒坂もわかった上での共産への因縁付けでしょうが。
 黒坂が「安倍政権批判では野党は一致しているが、安倍政権以前については曖昧なところがあるからそこに因縁つけて野党共闘をぶち壊したい」などと思ってるらしいことが垣間見えて興味深い。
 黒坂もこんなことをいうとはまあ、「右翼としての共産党嫌い」も当然あるのでしょうが、黒坂なりの「共産党への脅威の思い(もちろん暴力革命とか一党独裁とかいう意味ではなく野党共闘において共産党が存在感を発揮すること)」があるのでしょう。共産党をなんとかして封じ込めたいと。黒坂がもっぱら共産への悪口ばかりツイートし、他野党(立憲民主、国民民主、社民、自由)についてはそれほどでもないのもそういうことでしょう。
 まあ、「反共分子」黒坂もそういう意味では「たまには多少頭を使ってる」「『共産党は暴力革命狙ってる』など、手垢のついた反共デマを垂れ流す箸にも棒にもかからない類の反共右翼よりは知恵がある」ようです。「共産党は過去に火炎瓶闘争してた」「宮本顕治は人殺しだ」だのといった手垢のついた非難ネタと違って、ある程度の脳みそがないとこういうマイナーな因縁付けは思いつかないでしょうからねえ。正直、この因縁付けを見たのは、俺は黒坂が初めてです。
 とはいえ頭はそんなことより別のところに使えよ、つう気もしますが。
 なお、俺の認識では未だ「周辺事態認定」がされたことがないので、その認定を前提とする「周辺事態法」や「船舶検査法」は過去、発動されたことがありません。周辺事態認定なんておいそれとできるもんでも、すべきもんでもないので、まあ、仮に今後、政権交代があって、共産党が閣内協力なり閣外協力なりしたところで、「周辺事態法」「船舶検査法」の発動が問題になることはまずないでしょう。
 仮になったとしても「発動する必要はない」と共産党は反対するでしょうが。
 「周辺事態法」「船舶検査法」の廃止について言えば共産党の立場的にはこれらの法を「廃止したい」でしょうが、そのあたり、野党の政権奪還が現実的になった段階でどうなるかはまあ、今後の課題でしょう。「廃止が野党間で確約できないなら共産としては閣外協力にとどめる」とか今後詰める話になるでしょうね。
 なお、「小渕政権での周辺事態法、森政権での船舶検査法」からは「安倍の改憲論、集団的自衛権行使論は安倍が極右だから」という点は、もちろん大きいが、「安倍以前」においても米国の圧力もあって、「集団的自衛権行使」に親和的な政治路線が自民党政権によってとられてきたことがうかがえるわけです。


■影山正治の維新陣営批判(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4821

 昭和13(1938)年、当時はムソリーニ政権だったイタリアから特派国民使節が来日しました。ムソリーニ政権は満州国を承認しており、また1937年には日独伊防共協定が結ばれていたこともあり、日本でもいわゆる右翼維新陣営もこの来日を歓迎する声が殆どでした。
 しかし、もっとも純粋な右翼思想家の一人、影山正治*22は断固これに反対しました。その理由は、ムソリーニ政権が、エチオピアに対する侵略戦争を行っていたことでした。

 影山は言ってること無茶苦茶ですね。確かにイタリアはエチオピア侵略をやっていた。
 しかし当時の日本は中国侵略をやっていたわけです。
 当然ながら影山においては「日本の中国侵略はよい侵略(あるいは『そもそも侵略ではない』)、イタリアのエチオピア侵略は悪い侵略」という詭弁が発動されます。バカバカしいことこの上ない。
 これだったらまだ影山が批判する連中の方が「政治的、道徳的是非」はともかく、「エチオピア侵略は我々にとって悪ではない。国益になれば侵略は容認しイタリアと付き合う。我々日本だって中国侵略してるのだから」で筋は通っています。
 そもそも「エチオピア侵略を助長したのが日本の中国侵略」でしょう。満州国という傀儡国家を一つ作り上げ、中華民国が抗議しても国際社会は日本の行為を事実上容認している。
 それを見たイタリアが「国際連盟なんて怖くねえ。既成事実をつくればいいんだ。それなりに近代化に努めてきた中華民国に比べたらエチオピアなんて大して近代化もされてない。軍事的に打倒して植民地にするのはもっと簡単だし、それを国際社会も事実上黙認するだろう」と思うのは当然です。実際、そうなったわけですが。
 ウィキペディア「第二次エチオピア戦争」によれば「イタリアと対立してまでエチオピア侵略に反対するメリットはない(イタリアが米英仏のエチオピア権益を守るならば別に容認してもいい)と判断した米英仏」はエチオピアを見捨てます。それは「日本と対立してまで韓国侵略に反対するメリットはないと判断した韓国併合時の米英仏」と同じと言っていいでしょう。
 もちろん「日本の中国侵略」がなくてもイタリアはエチオピア侵略したかもしれない。しかし「エチオピア侵略を助長したのが日本の中国侵略」であることは確かでしょう。 
 単に影山が「エチオピアびいきである」にすぎないでしょう。
 影山のエチオピアびいきの理由については以下を引用紹介しておきます。

ウィキペディア『日本とエチオピアの関係』
・1931年にエチオピア皇帝ハイレ・セラシエ1世は外相ヘルイ・ウォルデ・セラシエを団長にした使節団を日本に派遣した。
・両国貿易は活発化し、1933年にエチオピアに於ける日本製品(主に綿製品)の市場占有率は70%に達した。1933年、ヘルイ外相はイタリアの新聞に答えて、エチオピアは日本に綿花の耕作地などの土地貸与や、日本の商工業施設の設置を許可するつもりであることを示唆した。
・また、ヘルイ使節団に随行したエチオピア皇室の縁戚者アラヤ・アババが日本人の華族との結婚を求めたため、アババと黒田広志子爵(旧久留里藩黒田家当主)の次女黒田雅子との縁談の話が持ち上がったものの、1934年にイタリアの干渉によって破談となっている。
・ヘルイ外相は帰国後、アムハラ語で日本滞在経験を基にした日本についての紀行書を刊行し、1934年に同書は『大日本』の書題で日本語訳刊行されている他、日本でも伊藤久男歌唱の『エチオピアの唄』と題されたレコードが日本コロムビアから1934年に発売されるなど、この時期はエチオピア、日本の両国間で相互に関心が高まった時期であった。山本七平によると、この頃小学生の間でも「万世一系は日本だけでなくエチオピアもそうらしい」ということが噂になっていたという。
■第二次イタリア・エチオピア戦争と日本
ハイレ・セラシエ1世は日本政府に支援を求めるも、日本は政府レベルではエチオピア、イタリア両国に対し中立を保った。
・一方では黒龍会などの大アジア主義団体がエチオピア支持を表明し、1935年6月には日比谷の「東洋軒」で黒龍会頭山満を代表に「エチオピア問題懇談会」を開き、エチオピアのヘルイ外相と駐日イタリア大使にエチオピア支持の決議文を送付した他、7月以後は大アジア主義協会、愛国青年連盟、愛国婦人会などがエチオピアを支持し、日本刀や医薬品をエチオピアに送っている。
 高知県で「エチオピア饅頭」が発売されるなど日本の世論はエチオピア支持の論調に傾いたが、日本政府は中立を標榜した。しかし、日本のエチオピアにおける権益保護の為、日本政府は戦争中の1936年1月に駐アディスアベバ日本公使館を開設している。右翼の大アジア主義者のみならず、左翼の共産主義者からも1936年1月20日付の日本共産党機関紙『赤旗』附録『国際ニュース』第四号にはイタリア帝国主義を非難する記事が掲載されたが、同時期のスペイン人民戦線に対して行われたジャック白井の義勇軍参戦のような日本の共産主義者による具体的なエチオピア支援運動は行われなかったとされる。
 第二次エチオピア戦争がエチオピアの敗戦に終わる(皇帝ハイレ・セラシエ1世は英国に亡命する)と、日本世論のエチオピアへの関心は急速に萎み、日本政府も1935年6月にイタリアによるエチオピア領有を承認し、1937年11月に日独伊防共協定を結ぶなど急速にイタリアに接近した。エチオピア戦争以前にエチオピアを支持していた大アジア主義者やラース・ビハーリー・ボース(いわゆる『中村屋のボース』)も反ソ連反共主義などを理由に、エチオピアの敗戦後はナチス・ドイツを介してムッソリーニのイタリアと日本の接近を歓迎した。
 エチオピア敗戦までエチオピアを支持していた日本の政治家や財界人も、綿製品を中心としたエチオピアにおける日本の経済的な権益を考慮し、イタリアとの政治的取引を選んだ。1939年に第二次世界大戦が勃発し、枢軸国イタリアと連合国イギリスが東アフリカ戦線で衝突した後、イタリア軍を破った1941年5月5日にイギリス軍と共にハイレ・セラシエ1世が首都アディスアベバに凱旋した後、同年12月の真珠湾攻撃による日本の対米英宣戦布告後、翌1942年にエチオピアはイギリスとの協定に基づき、日本に宣戦布告し、両国は交戦状態に突入した。しかし1945年9月2日の日本の降伏まで両国正規軍間で実質的な交戦が行われることはなかった。
■参考文献
岡倉登志*23、北川勝彦*24「第2章 日本とエチオピア」『日本・アフリカ交流史:明治期から第二次世界大戦まで』(1993年、同文館
岡倉登志エチオピアの歴史』(1999年、明石書店
・古川哲史*25「第43章 結びつく二つの「帝国」:大正期から昭和初期にかけて」、「第44章 「第二の満洲事変」をめぐって:第二次イタリア・エチオピア戦争」岡倉登志編著『エチオピアを知るための50章』(2007年、明石書店

ウィキペディアエチオピア饅頭」
 高知県香南市にあった菓子店「近森大正堂」が製造販売していた饅頭。1930年代のエチオピア戦争で、侵攻するイタリア軍に応戦するエチオピア軍の姿に感動した初代店主が命名した。皮の部分に小麦粉と黒砂糖を、餡にこし餡を用いた一口サイズの饅頭であった。2013年4月17日に三代目店主が死去したことに伴い、近森大正堂は同年5月31日をもって閉店し、エチオピア饅頭も消滅した。
■概要
 香南市周辺は、昔より黒砂糖の産地であった。
 1919年(大正8年)に初代店主が地元の黒糖を使ってまんじゅうの製造・販売を始めた。当初の商品名は店の所在地から「のいち饅頭」と名付けられた。
 1935年から1936年にかけてイタリアがエチオピアを侵略した(第二次エチオピア戦争)。その際にエチオピア軍兵士が、武装と兵力に勝るイタリア軍に対し、粗末な武器をもって勇敢に戦っているという新聞記事を読んで感動した初代店主が、先述の「のいち饅頭」を「エチオピア饅頭」と改名した。つまり製法も原料もエチオピアとは縁も所縁もない。
 高知県の銘菓であったが、TBS系で放送されていた情報番組『はなまるマーケット』に出演した嘉門達夫が紹介したり、広末涼子高知県出身)が好物と公言したことをきっかけとして、全国的に名前が知られるようになった。
 1996年、『はなまるマーケット』で「エチオピア大使にエチオピア饅頭を食べて貰おう!」という企画が放送された。当時の駐日エチオピア大使アーメット・マハディーが、「実際に製造元に行って食べてみたい」と要望したため、同店は大使夫妻の訪問を受けることになった。命名の由来を聞いた大使は「日本人が、エチオピアを応援してくれたことは非常に嬉しい」と述べ、さらにその味を堪能した後「日本の一地方で作られているエチオピアの名前のついた菓子が、両国友好の架け橋になって欲しい」との文章を色紙に書いて店側に送り、同時に在日エチオピア大使館公認菓子とした。この模様は番組内で放送された。

 トランプ大統領が、いわゆる偽善的な建前政治(その陰にはしっかり利権が根付いている)を批判し、主権国家の回復こそが国際秩序を安定させるという一つの理念*26を提示していること、対中国において一定の成果*27を出していることなどは、確かに評価すべきことでしょう。
 しかし、自国民をさらわれた日本国の立場として、首相も外務省も、トランプが金正恩を、外交上のリップサービスとはいえ、信頼できるパートナーだの恋人だのと言ったことに対して、ちょっとは抗議、せめて、遺憾である、くらいは言っておいてもいいと思います。

 やれやれですね。トランプは「中間選挙を有利にする」「自分の支持層に利益を配分する」などの「利権政治」として中国攻撃をしているにすぎません。別に理念がどうこう言う話ではない。
 理念というならば「支持する支持しないはともかく」、太陽政策金大中盧武鉉文在寅氏がむしろそれに当たるでしょう。
 そんなことは三浦もわかってるでしょうに。
 むしろ「中国と仲良くやっていくことが利益になる」と思えば、トランプは今やってる中国への報復関税などすぐ打ち切るでしょう。
 そのトランプが「利権政治」の観点から北朝鮮と仲良くやっていこうとする(少なくとも現時点では)も何ら不思議ではありません。
 そしてだからこそ「米朝首脳合意の行く末には一抹の不安がある」。トランプだといつ「やっぱ、米朝交渉やーめた」になるかわかりません。
 何せイランが核合意を遵守し、EU諸国(英仏独伊など)や中ロが合意破棄やイラン制裁に反対しても「そもそもオバマのした合意が間違っていた」としてイラン相手に制裁する男がトランプです。
 まあ「不幸にして米朝首脳交渉が挫折する場合」でもさすがに軍事侵攻はないでしょうが。

 外交面で可能性が開けるまでは刺激したくないし交渉の駒を持っておきたいから朝鮮総連にも手を出しません(そうはっきり言っているわけではないけどそう感じるので)という姿勢を日本政府が撮り続けるなら、逆に、金正恩としては、交渉はアメリカとすればいい、日本はその後でどうにでもなると思わせかねません。

 「交渉の駒」つうか交渉パイプですね。交渉するならそうしたパイプは必要ですし、その場合「北朝鮮公認の在日親睦組織・朝鮮総連」よりも使える、信用できるパイプなんかないでしょう。まあ、三浦らウヨに交渉意欲はないし、だからこそ総連を敵視するわけですが。
 なお、トランプべったりの安倍の態度を見れば北朝鮮でなくたって「アメリカと話をつければ安倍なんざ、すべて『アメリカ様の言う通りです』でオールOKだろ」と思うのはむしろ自然です。本気で三浦がこんなこというならむしろ「移民問題パレスチナ問題でもっと日本はEU諸国並みにトランプ批判したらどうか」というべきでしょうが無論言いません。

 これは他の国の政治家に対しても同様で、プーチン大統領に対しては様々な評価があっていいでしょうが、ロシアがチェチェンに対してやったことは、どう考えても正当化されてはならないはず。

 まあ、チェチェン云々は「他の人間はともかく」少なくとも三浦においては本心ではないでしょうね。単に「北方領土問題」で敵視してるに過ぎないでしょう。中国相手の「チベット云々」が本心ではないのと同じです。
 だから例えばロヒンギャ問題でミャンマー批判なんかしない(例はロヒンギャでなくてもいいですが)。

 影山は1960年の安保闘争の時亡くなった樺美智子氏に対し、現状では安保体制は必要であることは認めざるを得ないが「樺美智子さんの死に対しては、心から哀悼の言葉を述べたい。彼女こそ日本のために亡くなった愛国者だ」と述べました。敵陣営の心情も理解し共感できる点は認める、という姿勢、これは難しいんだけど、少なくとも影山はその精神を生涯持ち続けようとしたのでした。

 で、そういう精神がかけらもなく、沖縄県知事選でもデニー候補(現知事)誹謗のデマ広告「デニー陣営の主張する沖縄経済特区で沖縄が中国に併呑される」に加担したくずが三浦です。三浦が本気で「影山の精神に共感する」のならデニー陣営の政策批判ならまだしもあんなデマ広告には加担しないでしょう。


小川榮太郎氏とこれまで一緒にやってきた人が、今、石を投げるのはあんまりだと思う。(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4813
 小川の屑ぶりについては
id:Bill_McCrearyさん記事『実に馬鹿で非常識だ』
https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/0da3a2930c252bfdc1b3fad1380b3d92
inti-solさんの記事『こんなんでも「文芸評論家」になれる?!』
https://plaza.rakuten.co.jp/intisol/diary/201809280000/
を紹介しておきます。
 興味深いのは三浦ですら小川に対し「小川さんは間違ってない」とは言えないことですね。
 まあ週刊文春が暴露した「ネットワークビジネスマルチ商法、ある種のネズミ講)への関与」や、ウヨ方面でも「当初はともかく新潮45休刊以降は」あまり擁護者がいない「新潮45に小川が寄稿した杉田のLGBT差別暴言擁護駄文」、あるいは「真偽不明だが事実なら犯罪行為に当たる小川の寄付金私的流用疑惑」なんて、三浦ですらさすがに擁護できないわけです。
 しかしそれでも小川を擁護したいが故に「昔の仲間に冷たいじゃないか」「小川の敵(安倍批判派)が悪口するならともかく」と言い出すわけですね。
 ただし三浦も「本気で小川をかばう気はない」のでしょう。何せ「小川榮太郎氏とこれまで一緒にやってきた人」なんて曖昧な書き方であって後で紹介するリテラのように「百田尚樹」「上念司」のような具体的名前を挙げてませんから。それにしても、この三浦の行為、自分が小川のように切って捨てられたら嫌だと言うアピールか、はたまた「俺だけは小川をかばったんだ」と善人(?)アピールしたいのか?。籠池が手のひら返しでたたかれたときは三浦はこんなこと言ってなかったが気がしますが。
 他にも三浦に突っ込みを入れておきます。

 小川氏同様安倍首相を支持してきた人

 完全に語るに落ちてますね。小川が役員を務めていた『放送法遵守を求める視聴者の会』はあくまでも建前は「放送法遵守を求める会」であって『安倍総理サポータークラブ』ではないわけです(もちろん本音が安倍応援団であることはモロバレでしたが)。
 建前では「安倍批判者がいてもおかしくない会」なのにためらいなくこういう発言ができる三浦はぶっちゃけバカです(安倍支持してることもバカですが、『建前が嘘であること』を公然と放言してるのは別の意味でバカです)。三浦みたいなバカが「守る会の役員」で恥ずかしくありませんか?。抗議退会したいとか思いませんか、「自称・守る会会員」で「自称・安倍批判者」のid:noharra(野原燐)こと八木孝三さん?。まだ、あなた、退会してないし、三浦批判もしてませんよねえ?

 小川氏に対し、今の段階で、社会常識がない、経歴が不明でよくわからない、お金にだらしない、という人たちがいる。はっきり言えば、この3点、みんな私に当てはまる。ある時期までは平然とTシャツとサンダル履きで国会議員事務所やら出版社やらにいっていたし(スーツって今でもめったに着ることはない)お金は入れば直ちに酒と本と音楽に消えていくし無駄遣いはする

 いやいや小川に対する「社会常識がない」「お金にだらしない」は「ネットワークビジネス関与」「寄付金私的流用(業務上横領)」ですからねえ。そのレベルのことを三浦はしてるのか(さすがにしてないでしょうが)。
 正直、俺が守る会会員なら、三浦に「小川みたいな会の金の私的流用をやってるんですか?」と問いただしたくなりますが、あなたはどうですか、「自称・守る会会員」のid:noharra(野原燐)こと八木孝三さん?。三浦が怖くてそんなことはできませんか?

 放送法遵守を求める視聴者の会では、彼がある時期までは事務局をやっていたはずだ。もちろん、それは任意団体時代の話で、今は新しい組織に再編されたんだから、以前の問題を引きずる義務はないし、小川氏の時期に起きたトラブルの責任は社会的、組織的にはないと言われればその通り。
 ただこういう時に、人情の問題として、これまで小川氏と一時的にでもやってきた人ならば「最初の段階で彼がやってくれた意義は大きかった。このような事態になってしまったのは悲しい。」という思いが、もうちょっとあってもいいのではないか。

 おいおいですね。その三浦の理屈なら「徳田執行部時代のこと(火焔瓶闘争とか)は今の日本共産党には関係ない」「毛沢東時代のこと(文革とか)は今の中国共産党には関係ない」「金日成時代のこと(ラングーン事件など)は今の北朝鮮には関係ない」ことにならないか。でも三浦はそんな立場じゃありませんよねえ?
 大体、小川がやめたことについて当初は「通常の辞任であるかのようにごまかしてた」くせにそんないいわけが通用するわけがないでしょう。
 新組織と言ったところで小川など一部の人間がやめただけで、いったん解散して新たに結成したわけでも何でもない。ほとんど居抜きも同然のわけです。
 「徳田執行部→宮本執行部」「毛沢東時代→トウ小平時代」ほどの変化もない。
 社会的、組織的責任はない、なんていえはしない。場合によっては法的責任も生じるでしょう。
 「この会に限らず」法的責任逃れの偽装解散などされては相手も迷惑だからです。

 雑誌Hanadaの2018年3月号に、朝日新聞が小川氏を訴えたことを批判する文章を寄せたことがある。そこでは言論を裁判という形で裁くことについてだけ書いた。今でもあの文章は一字一句訂正するつもりはない。

 「朝日のモリカケ報道は安倍首相に対する誹謗ででっち上げだ」というデマ本を小川が書いて、朝日に名誉毀損民事訴訟に訴えられたら、訴えた朝日の方が悪いというのが三浦の考えだそうです。この期に及んで三浦を批判しないid:noharraこと八木孝三には心底呆れます。
 大体「言論には言論で」つうなら、例えばウヨが大江健三郎沖縄ノート」を名誉毀損民事訴訟に訴えたり、NHK「ジャパンデビュー」を名誉毀損民事訴訟に訴えたりしたことは一体どうなるのか。三浦らウヨには論理整合性も誠実性も全くありません。

 政治運動の現場に一般の人が来たがらないのは、意識が低いからでも臆病だからでもない。自分たちが生活者として生きていくうえでのモラル、友人であれば守る、共に仕事をしてきたら連帯で責任を持つ、極端に言えば、犯罪者であれ友人は友人、こういった庶民の心情が、運動の場では全く認められず、平然と人間を切り捨てる論理がまかり通るのが政治運動の場だということがわかっているからこそ参加しないのだと私は確信している。

 いやいや、政治活動家の三浦がこういうこと公然と語るのには絶句ですね。
 建前では「平然と人間を切り捨てる論理がまかり通る」なんてことを正当化しちゃだめでしょう。
 こういうことを公然と言えば「三浦ってそういう冷たい人間なんだ」「三浦が役員を務める組織(例:守る会)ってそういう冷たい組織なんだ」と思われるだけです。俺が守る会会員なら「三浦はバカなこと言うな!」といってると思いますが、あなたはどうですか、「自称・守る会会員」のid:noharra(野原燐)こと八木孝三さん?。三浦が怖くてそんなことはできませんか?
 ついでに書いておけば、俺がリアルの政治活動に参加しないのは「どうやって参加したらいいかわからない(敷居が高い)」「小心者、臆病者なので参加した場合の周囲の反応が怖い」ですね。三浦の言うような理由ではない。
 まあ俺の住む埼玉の田舎なんか親兄弟にせよ、会社の同僚にせよ、地域住民にせよ、自民党万歳が多いわけです。そういう中で野党支持(特に共産党)を公然と表明つうのはなかなか精神的にきついものがあって難しい。朝鮮学校だの慰安婦だのについても、ここにいろいろ駄文を書いても、正直、リアルな政治活動など何もしてないので「政治活動してる人たちに申し訳ないなあ」感はあります(まあそれでもここに書くだけでもましだと思うので書いてますが)。
 最近は学生運動も昔ほど活発ではない、労組の加入率も低い*28ので、「学生運動から」「労組から」つう政治運動に自然に入るルートも昔ほど強くはない。
 それはともかく

 共に仕事をしてきたら連帯で責任を持つ、極端に言えば、犯罪者であれ友人は友人、こういった庶民の心情が、運動の場では全く認められず、平然と人間を切り捨てる論理がまかり通るのが政治運動の場だ

て別に問題を起こした人間が処分されるのは「平然と人間を切り捨てる論理がまかり通るのが政治運動の場」つう話ではないでしょう。
 小川の公金横領、ネットワークビジネス関与のような犯罪行為ないし、(犯罪ではないが不道徳な)不祥事をすれば批判され処分されるのは何も「政治団体」だけではない。小生はもちろん「そんなに偉くない」ですし「仮に偉くてもそんなことおそらくしません」が、仮に小生が会社の常務で「会社の金を1億ぐらい横領し、それが発覚した場合」、まともな人間なら誰も三浦の言うような「連帯で責任を持つ(仲間なんだからとなあなあの処分をする)」なんてことはしないでしょう。
 もちろん社長、副社長などが「管理監督責任を認め引責辞任すること」はあるかもしれない。ただそれ三浦がいうような意味での「連帯責任」ではないし「情でもない」わけです。
 大体、「会社の上司、同僚、部下はもちろん必ずしも友人ではない」ですが、政治活動を一緒に行うことは「友人」なのか。違うでしょうよ。
 いや、「友人の集まり」と言っていいだろう「趣味の会(釣りでも陶芸でも何でもいいですが)」だって「会の公費を会長が横領」なんかしたら何らかの処分*29は不可避でしょう。
 まあ、小川を評価していた時代をなかったことにして小川に悪口するウヨ連中には俺も疑問を感じますが、それは「小川という男を過去に評価していたことは私の落ち度だ、申し訳ない」位のわびの言葉があるべきじゃねえの、つう話であって三浦の主張「小川には世話になったんだからあまり非難するなよ」とは違います。

 私の友人で、今獄中にある人がいる。政治犯でもなんでもない、犯罪を犯し捕まっただけの人だ。彼を法が裁くのは当然、そして罪に服するのも当然。たとえ釈放されても、罪を犯したという事実はしょい続けるしかないし、そういう人間として見られることに堪えねばならないだろう。しかし、それでも友人は友人である。彼について語る時はいい思い出しか語りたくない。

 「え、友人なのに思い出しか語らないの?」ですね。それ、犯罪を機会に縁を切った「元友人」じゃないのか?
 つうか、別に「悪いこと」を語ってもいいとは思いますがねえ。「服役後の社会復帰」を考えたら、友人として犯罪を直視しないわけにもいかないでしょう。つうかたぶん「元友人」なんでしょうが。

 これまで小川氏に対し何も言ってこなかった私は、今の段階で彼に石を投げる気にはなれないし、その必要も感じない。

 なら三浦はそれでいいんじゃないですかね。ただし、小川が本当に犯罪や不祥事に手を染めたのなら非難されて当然ですが(小川のウヨ仲間が手のひら返しで小川たたきしてる醜態はひとまずおきます)。

参考

https://lite-ra.com/2018/10/post-4298.html
■リテラ『安倍応援団の小川榮太郎切りが醜悪! 百田、上念、有本、「WiLL」が「アウト」「ダメ」「関係ない」「よくわからない」』
 自民党杉田水脈衆院議員の“LGBTには生産性がない”という差別言説を“LGBTを認めるなら痴漢の触る権利も保障せよ”なるヘイトの上塗りで擁護した、自称文芸評論家の小川榮太郎氏。その小川氏をめぐって、極右文化人・安倍応援団界隈がいま、まるで“糞の押し付けあい”のような醜態を次々にさらしている。
 たとえば、昨日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が「『新潮45』を休刊させた“安倍応援団長”を直撃150分」という記事のなかで、例の「放送法遵守を求める視聴者の会」(以下、「視聴者の会」)における小川氏の“寄付金私的流用疑惑”を追及。
 「視聴者の会」といえば、2015年に小川氏が事務局長となり、初代よびかけ人のすぎやまこういち氏や、上念司氏、ケント・ギルバート氏などの安倍応援団を中心に発足された民間団体だ。周知の通り、安倍政権に批判的なニュース番組に圧力をかけ、結果、当時『NEWS23』(TBS)で安保法案の危険性を指摘していたアンカー・岸井成格氏を番組降板に追いやった。
 ところが、その「視聴者の会」で、昨年からカネをめぐる“内紛”が起きていた。記事によると、同会に「数千万円単位の寄付」をしていたというすぎやま氏の妻が「視聴者の会」の経理がおかしいのではないかと気付き、会計処理を担当していた小川氏に「寄付金を私的に流用しているという疑惑が持ち上がった」(同会関係者)というのだ。
 たしかに、すぎやま氏は昨年3月に代表呼びかけ人を辞任し、小川氏も同年7月に事務局長を退任、新代表を百田尚樹氏、事務局長を上念氏とする新体制に移行(2018年4月から一般社団法人化)していたが、その背景に、この小川氏らの金銭トラブルがあったということらしい。
 「週刊文春」の取材に対してすぎやま氏側は「寄付金の管理と使途につき、小川氏と紛議を生じていることは事実」「未だ解決していないという認識」などと回答。一方の小川氏は「全くの事実無根」などと疑惑を否定しているが、いずれにせよ、あの“安倍政権を守る言論圧力団体”でカネ絡みの醜い“内ゲバ”が起こっていることは間違いない。
 しかし、本サイトとしてより興味深いのは、これまで小川氏とよろしくやってきた連中による、見事なまでの“小川切り”と“手のひら返し”のほうだ。
 たとえば、この「文春砲」に慌てふためいたのが、事務局長を引き継いだ「視聴者の会」設立時からの“盟友”上念氏と、現在、理事を務める自称ジャーナリストの有本香氏、そして同会代表理事である作家の百田尚樹氏の3人。百田氏は、10月1日、ニコニコチャンネルの「百田尚樹チャンネル」での生放送に上念氏と有本氏を招き、文春報道に先んじて小川氏の「私的流用」疑惑について釈明したのだが、そこで連発したのは見苦しい責任逃れだった。
 たとえば上念氏は、小川氏から事務局長を引き継いだ際、「数十万の預金と、数百万円のリース債務があった」「230〜240万円くらいの債務があった」といい、百田氏も「月何十万もかかる、めっちゃ高いコピー機」の利用があったことを認め、「ちょっと金の使い方は乱暴ではありました」「これはほぼ私的利用じゃないかとすぎやまさんが思う帳簿だった」と言及した。一方で3人は、この問題について「1年以上前の話」(上念氏)「前時代の話」(有本氏)であり、あくまで“小川さんとすぎやまさんのトラブル”だと繰り返し強調。「現在の『視聴者の会』と小川榮太郎さんは一切なんの関係もありません」(百田氏)などと言って、金銭問題とは無関係だと主張したのだ。
 いや、「一切関係ない」なんて、とてもじゃないが言えないだろう。百田氏が同会の代表理事に就任したのは昨年3月末であり、事実、同年3月28日におこなわれた記者会見では、百田氏の新代表就任とすぎやま氏の退任を同時に発表、すぎやま氏の退任を同会は「高齢と多忙が理由」とした。しかも、この会見の場には、事務局長として小川氏も出席している。
 だいたい、小川氏の「寄付金私的流用」疑惑がトラブルとなってすぎやま氏は退任したのだから、新代表の百田氏や、呼びかけ人として設立時からかかわってきた上念氏はそれを知っていたはずだ。実際、上念氏は「(すぎやま氏が代表を降りたあと)小川さんが事務局長に留まりながら、そのトラブルがつづきそうだったんで、『一旦辞めたほうがいいですよ』と周りで言った」と語っていた。つまり、彼らは小川氏の疑惑を把握しながら、公表しないまま数カ月間も事務局長の座に留まらせていたのではないか。
 にもかかわらず、金銭トラブルの事実を「週刊文春」に嗅ぎつけられ慌てて公表したばかりか、一般社団法人の代表理事だというのに、自分には何の責任もないとばかりにシラを切る。
 挙げ句、「スポンサーになってくれている人とお金のトラブルを起こすというのは、これはダメですよ」(有本氏)、「社会人常識としてアウトです(笑)」(上念氏)、「あってはならないこと」(百田氏)などと他人事のように小川氏を責め立て、百田氏にいたっては「小川さんがどういう人かっていうのは、僕らもよくわからないんですよ、じつは」とまで言い出す始末。
 これまで極右界隈では、「新しい歴史教科書をつくる会」の主導権争いによる分裂騒動や、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」(救う会)での金銭トラブルによる仲間割れ、そして、「日本文化チャンネル桜」の水島聡社長が告発した田母神俊雄氏による政治資金横領疑惑など、ゲスな内輪揉めが絶えなかった。そう考えてみると、金や利権絡みの内ゲバは極右界隈の“お家芸”とも言えるわけだが、今回の「視聴者の会」と小川氏の場合はそれだけではないだろう。
 ようするに、これまでは疑惑に目を瞑ってきた“お仲間”だったくせに、今回の「新潮45」(新潮社)の差別論文問題でスポットがあたり、「視聴者の会」内部のトラブルが報じられたことで、連中は慌てて小川氏をスケープゴートにし、一目散に逃げ出した。そういうふうにしか見えないのだ。
 実際、露骨な“小川切り”を始めたのは「視聴者の会」だけではない。小川氏を支えた“安倍応援団”の出版界隈、そして安倍首相周辺も同じだ。
 たとえば、これまで小川氏が多数寄稿してきた極右月刊誌「WiLL」(ワック)は、3日、編集部のTwitterアカウントに〈『週刊文春』(10/11)も指摘していますが、小川榮太郎氏の論文が『新潮45』の休刊を招いたことはご承知の通りです。弊誌は、現編集体制に移行した2016年4月以降、小川氏を起用しておりません。論壇誌として「本件につきコメントを」と取材依頼がございますが、受ける立場にないことを申し上げます〉と投稿。流れ弾を避けようと躍起になっている。
あの幻冬舎見城徹社長もそうだ。見城氏といえば、小川氏のデビュー作『約束の日 安倍晋三試論』を世に出した “恩人”だが、前述の「週刊文春」の取材に対し、こんなコメントをしているのである。
「出版の二カ月半ほど前、小川氏から原稿が郵送されてきた。当時、私は彼の存在を知らなかったのですが、安倍さんから電話で『小川氏が出版を希望している。読んでみてくれないか』と頼まれたのです」
 本サイトではこれまで、小川氏と安倍首相の濃密な関係を詳細に渡ってレポートし、そのなかで、安倍氏から持ちかけて『約束の日』が出版されたことをすっぱ抜いていた。今回、それがあらためて証明されたかたちだが、それにしても、見城氏自身が影響力のある「週刊文春」に対して、安倍氏からの“依頼”をこうもあけすけに暴露するとは。まるで「文芸評論家・小川榮太郎の製造責任は自分にはない」と言い逃れしているみたいではないか。
 他方、これまた興味深いことに、同じ「週刊文春」の記事では、「首相の知人」なる意味深な肩書きの人物が、小川氏が前述の金銭トラブルによって「視聴者の会の事務局長を辞めた頃、安倍事務所から出禁になった時期がありました」とのコメントをしている。
 ようするに、安倍晋三の権力奪還に“尽力”し、首相の座に返り咲いて以降も徹底擁護の論陣を牽引、批判・スキャンダル潰しの別働隊として身を粉にしてきた小川氏が、一旦、安倍政権のウイークポイントになるや否や、その応援団から一斉にパージされかけようとしているのだ。いやはや、血も涙もない話ではないか(笑)。
 小川氏による杉田水脈擁護・差別上塗りトンデモ論文によって露見した、安倍応援団界隈の世にも醜い内紛。とりわけ、小川氏という“ババ”を押し付けあう見城社長と安倍周辺の無様は見るに耐えない

 「寄付金私的流用疑惑」ねえ。佐藤勝巳が巣くう会会長を解任されたのもその疑惑でしたね。
 それにしても、さんざん持ち上げていたくせに都合が悪くなると切り捨てるとは完全に籠池と同じ扱いですね。


■アジア自由民主連帯協議会『【講演録】藤井厳喜先生講演会報告「米中対決とアジア情勢を読む」』
http://freeasia2011.org/japan/archives/5518

 講演会の模様は記録として録画しましたが、一般公開は今回は致しませんので、講演会報告を事務局三浦の文責にて行います。

 一般公開できないようなやばい発言でもあったのか、はたまた藤井自身が「理由はともかく」一般公開を拒否したのか。

 アメリカも反トランプとトランプ政権との間に、事実上の「内戦」というべき状況が起きている、これは、日本で言えば、安倍首相がその信念を本気で言い始めた時にマスコミと対決せざるを得ない状況がくることと同じ

 吹き出しました。藤井が発言し、三浦も共感してるらしい「安倍首相がその信念を本気で言い始めた時にマスコミと対決せざるを得ない状況がくること(つまり今の安倍は信念を隠してる?)」とは何のことでしょうか?。まあ、なんとなく予想はつきますが。
 つまりは三浦や藤井は安倍が「連中が期待するほど右翼的でないこと(例えば河野談話を公然と撤回したりはしないこと)」に不満を感じてるわけです。つうか、そんなんアジアの民主化と何の関係があるのか。

 現在言われているロシアゲートにおけるトランプ批判は根拠が薄弱であることはすでに判明しつつある

 とはとても言えないでしょうが、さすがに藤井や三浦も「トランプゲートが事実でも何が悪い」とは言えないわけです。
 その結果「親中国派ガー、トランプの対中国関税に反対して、でっちあげでー」とでたらめ言い出す。「トランプ当選直後から、ロシアゲートが云々されていたこと」「当選直後のトランプは親中国ではないにせよ反中国的な態度を示したりしていなかったこと」を考えればデマも甚だしいですが。

 もしも、先のアメリカ大統領選挙ヒラリー・クリントンが勝利していたら、アジアにおける民主化運動は下手をしたら壊滅していたかもしれないことだと藤井氏は指摘しました。

 言ってる意味がさっぱりわからないですね。

 ヒラリーは国務長官時代、彼女の個人メールはほぼすべてチャイナに流れており、中国共産党に情報が筒抜けだった危険性が高く、一つの事例として、リビアベンガジ事件※において、アメリカの臨時大使が殺害されたのは、彼の行動予定が漏れていた可能性があると指摘しました。

 そもそも「ヒラリーの個人メールが中国にほぼすべて流れていた」と藤井が決めつける根拠は何でしょうか?
 そして仮にそうだと仮定しても何でそれと「いわゆるベンガジ事件」とつながるのかさっぱりわかりません。
 まさかとは思いますが、「当時の駐リビア臨時大使殺害の黒幕は中国だ」とでも言う気でしょうか?。中国にそんなことを画策する動機がどこにあるのか?。


■沖縄知事選への私的な反省(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4811

 この投稿に関しては、皆様方のコメントが仮にあっても、私からはお答えすることは今回は控えさせていただきます。

 三浦も内心では自分の書いてることがでたらめだと自覚しており、しかし「どうも三浦より格上の立場らしい西村幸祐(あのデマ広告の仕掛け人)」に「気を遣わざるを得ない」ということでしょうか?。

 沖縄知事選、西村幸祐*30のアイデアで、八重山日報に意見広告を出させていただきました。これは書いていいのかどうかわかりませんが、安価な値段で、しかもかなり大きなスペースを頂きました。その意味で、八重山日報社のご協力と西村氏のご尽力には深く感謝します。
 ただ、今思えば、出すのなら沖縄全紙に出すくらいのことをしなければいけなかった。依頼して断られたならそれは仕方がない。しかし、沖縄タイムズを読む人、琉球新報を読む人にも届ける努力をしなければいけなかった。

 これが三浦の「沖縄県知事選の反省」だそうです。呆れて二の句が継げませんね。
 本気で「デニー陣営の言う沖縄経済特区論(ある種の一国二制度)で沖縄が中国に併呑される」なんて酷いデマを流布させることが「選挙に有利だ」と思ってるのか。むしろあれこそが「敗因の一つ」ではないのか。
 そもそも選挙に有利ならあんな酷いデマを垂れ流していいと思ってるのか?。
 三浦が本気でこんなことを書いてるなら正気を疑います。
 そもそも本気で三浦らウヨ連中が「佐喜真を勝たせたい」ならあんな馬鹿げたデマによるデニー中傷ではなく「佐喜真ならこういういいことがある」アピールすべきだったでしょう。
 「携帯電話料金を安くする」などという見え透いたデマまで飛び出したとは言え、その点は菅官房長官の方がまだ三浦らよりましだったわけです。
 反省するならあんな「デニーが当選したら沖縄が中国に併呑される」などというデマを流布しようとしたこと、そして、デマによるデニーへのネガキャンばかりをし、佐喜真のプラス面を宣伝しなかったことでしょう。まあ三浦たち阿呆ウヨには「佐喜真のプラス面を宣伝する能力」など皆無でしょうが。
 「あいつじゃだめだ」つう「ネガキャン」「批判」だけでは選挙はアピールしないでしょう。ましてやその批判が「安倍は戦前礼賛のデマ極右だ」「安倍はモリカケの疑惑政治家だ」「トランプは移民差別者だ」などのような「正当な批判」ならまだしもあんなデニー誹謗のデマが選挙に有利になるわけがないでしょう。
 沖縄県民をなめるにもほどがある。
 大体、三浦らがあのデマ広告を「沖縄タイムズや琉球新報に載せようとしなかった」のは掲載拒否が確実だからでしょう。そりゃ当たり前です。八重山日報のようなデマウヨ新聞ならともかく「まともな政策論争ならともかく」あんなデマを掲載する新聞は沖縄タイムス琉球新報に限らずまともな新聞ではあり得ません。「まずあり得ないこと」ですが、仮に掲載したところで読者も相手にしない。大体、あんなデマは三浦や西村のようなバカウヨはともかくさすがに自民、公明は公然と流したりはしません。
 そもそも沖縄の米軍は沖縄防衛のためにあるわけではない。そして中国が沖縄に侵攻するわけもない。
 「W大学のI濱Y子じゃあるまいし」、「チベットウイグルの悲劇がー、沖縄にもー」なんてデマもいいところです。id:noharraこと八木孝三もよく三浦のようなデマ右翼が幹部を務める極右団体「守る会」に入会し続けながら、翁長支持者、デニー支持者面できるもんです。恥を知れと言いたい。まずはid:noharraこと八木は「翁長やデニーを誹謗するデマ右翼三浦」を「幹部とする守る会」を「抗議退会すべき」でしょう。それができないなら翁長やデニーの支持者面するな、黙ってろと言いたい。
 しかし八木の周囲って八木の下劣さやでたらめさに怒りを感じて批判する人間って一人もいないんでしょうか?。やはり八木の周囲には「類友のバカ」しかいないのか。

・沖縄には4回行ったことがあり、いずれもいい思い出しか残っていない。
 今回の選挙の結果が私の意見とは違うとしても、それによって沖縄への思いは全く変わることはない。あの島には、日本の原点がある。いや、日本国が誕生する前の、もっとも純粋な日本精神のようなものが今も息づいていると、私は本気で思っている

 あんなデマ広告に加担するバカ「三浦」がこんなことを言ったところで誰も信用などしないでしょう。
 なお、三浦らのデマ「デニーが知事になれば沖縄が中国に侵略される」についてはウヨの古谷経衡ですら

http://rsmp.seesaa.net/article/461996215.html
■荒唐無稽な在沖縄ネット右翼活動家の蠢動
 今回、敗北を喫した佐喜眞氏の敗因は何だったのだろうか。佐喜眞氏は「対決から対話へ」を掲げ、辺野古移設については立場を明確にせず、むしろ経済振興や子育て政策を重点的に主張した。
 前述した2月の名護市長選挙に於ける渡具知武豊氏の勝利の方程式を踏襲した格好である。中でも「県民所得300万円目標」など、なるほど具体的とも言える政策もあった。
 しかしながら私は、佐喜眞氏の敗因は、佐喜眞氏自身は当然のこと、その「外野」にこそあると分析している。
ネット右翼が佐喜眞氏の印象を悪くしたのか?
 彼らは口々にこう絶叫した。
玉城デニーが知事になったら、沖縄は中国にのっとられます」
玉城デニーが知事になったら、中国の工作員が沖縄を破壊します」
 このような、トンデモ陰謀論とも思える連呼とセットに佐喜眞氏を応援することで、常識的な感覚を持った有権者の多くは、むしろ佐喜眞氏へのネガティブイメージを持つに至ったかもしれない。
 沖縄に中国の工作員などいないし、彼らの破壊工作を沖縄二紙が隠蔽しているはずが無いことは、他でもない沖縄県民が一番よく知っているからだ。
■争点にすらならない「中国沖縄侵略説」
 沖縄に中国の工作員が忍び込んでいる、というのは「大阪にスリーパーセルなどと呼ばれる北朝鮮の特殊潜伏工作員が存在する」という「工作員妄想」にも通底する陰謀論だ。
 少し考えれば常識で分かるデマである。沖縄の有権者は、こういったデマを一蹴した。
 今回の知事選挙でNHKが行なった出口調査の中に、「投票で重視した争点」を有権者に聴いた項目がある。それによると1位が「普天間辺野古)移設」で34%、2位が「地域振興」の31%、3位が「教育・子育て」の21%、4位に「医療・福祉」14%と続く。
 このことからも分かるように、「中国の沖縄侵略」とか「沖縄二紙の問題」は、有権者の中で争点にすらなっていないのである。
 こういったネット右翼が叫ぶトンデモ陰謀論的世界観は、中央(東京)から放送される一部の極端に偏向したCS番組や保守系論壇誌、あるいはネットニュースの中で俎上にあがるだけで、実際には「保守」「ネット右翼」という自閉した巨大なサークルの中でしか通用しないジャーゴン(組織内言語)に他ならない。 だから、在沖縄の街頭で行なわれたこのような叫びやSNSでの拡散は、沖縄の有権者にとってノイズとしてしか認識されなかった。

と批判しています(三浦らとのもめ事を恐れてか古谷は具体的な個人名や番組名、雑誌名を出しませんが)。今の時点で、ウヨの古谷ですら批判してること「中国の沖縄侵略デマ」を未だに主張し続ける。三浦も呆れたバカです。なお、この「事実上の三浦批判」について「古谷が実名を挙げて三浦を批判しない限り」三浦が古谷に反論することはないでしょう(たぶん古屋は名前を挙げて三浦批判はしないでしょうが)。
 古谷は結局三浦のウヨ仲間だからです。
 なお、古谷について言えば書いてることは間違いではないでしょうが「ネトウヨに責任転嫁しすぎ」でしょう。ネトウヨのデマがなければ、佐喜真は勝てたのか。たぶんそうはならなかったでしょう。
 最大の敗戦理由は「基地問題で沖縄を馬鹿にした態度を安倍政権がとり続けたことへの怒りが、がん死した翁長氏への追悼感情もあって爆発した。選挙応援によりによって『翁長氏に敵対的態度をとり続けた』菅官房長官を送り込んだこと(かつ菅が携帯電話料金値下げという明らかなデマを放言したこと)も怒りを助長した」ということではないのか。
 かつ佐喜真がそうしたデマを選挙戦中、はっきりとは批判せず、「被害者面できる立場にないこと」に古谷が触れないのも問題です。佐喜真が「こんなデマは許せない!」といっていればデマの悪影響も小さかったでしょう。そしてこんなことを「選挙戦中にはかけず」後出しじゃんけんで書く古谷も問題です。
 結局「佐喜真が負けたからこそこうしたことがかける」のでしょう。古谷は三浦や西村幸祐ネトウヨとガチンコで戦う気などおそらくはない。
 なお、古谷の記事を紹介した御仁は

http://rsmp.seesaa.net/article/461996215.html
・仮にネトウヨの現状認識が正しく、「中国の沖縄侵略が迫っており、そのさなかでの沖縄県知事選挙の意味は大きい」としましょう(あくまでも仮の話ですよ)。
・そうであるならば、「中国の侵略」に対抗するには、なによりも「日本国内の結束」が重要となるでしょう。
・しかし、ネトウヨのやっていることといえば、同胞の中に「中国側の内通者」を見出すことに終始しています。そして、いったん「内通者」認定しようものなら、「なぜ彼らが中国側に魂を売ったのか」という経緯に関心を寄せず、彼らを排斥することにのみ注力します。もしかすると、「内通者」の不満の根源を解きほぐせば、彼らを中国側から奪還して祖国の隊列に復帰させることが出来るかもしれないのにも関わらず! 
・しかし、ネトウヨにはそのような発想は浮かびさえもしません。
・中国との対決において沖縄が地政学的に重要だと言うのであれば、沖縄を日本側に繋ぎ止める必要がありますが、そのためには沖縄県民の声を聞いて、ひとつひとつ丁寧に合意を形成してゆくこと以外に方法はあり得ません。「中国側の内通者さえ排除すれば、残るのは『沖縄県の日本国民』だ」などというのは粗雑な理屈です。なぜ同胞の中から「中国側の内通者」が生まれるのかといえば、それは祖国に対して何らかの不満があるからに他ならず、それは「中国の侵略」に対抗するに当たっては事前に解決しておかなければならない弱点です。しかし、ネトウヨは愚かにもそういう発想には至らず、不満意見の表明に罵声を浴びせかけて黙らせようとし、団結上の弱点を見逃しています。不満の原因は解消されず、次から次へと祖国からの離反者を生んでいます。

と書いていますが俺も同感です。いかに在日米軍やそれを容認する日本政府に不満があろうとも「沖縄への中国侵攻(そもそも現実的にあり得ませんが)」を歓迎する沖縄県民は皆無でしょうが、仮にいるとしても、それは「そこまでの反感を生み出した日米両国政府の不徳」であり、すべきことは「中国シンパを打倒する」と叫ぶことではなく、中国シンパを生み出してる基地問題を解決することです。

*1:ジロンド派に所属し、ジャコバン派のマラーを暗殺したことで死刑となった。

*2:死刑執行人を勤めたサンソン家の4代目当主。ルイ16世マリー・アントワネット、エベール、デムーラン、ダントン、ラヴォアジエ、ロベスピエールサン=ジュストクートンといったフランス革命期の著名人の処刑のほとんどに関わったことで知られる(ウィキペディア『シャルル=アンリ・サンソン』参照)。

*3:関東軍作戦主任参謀、関東軍作戦課長、参謀本部作戦課長、参謀本部第一部長、関東軍参謀副長、舞鶴要塞司令官など歴任

*4:関東軍高級参謀、関東軍参謀副長、参謀長、第一次近衛、平沼内閣陸軍大臣朝鮮軍司令官、第7方面軍(シンガポール)司令官など歴任。戦後死刑判決。後に昭和殉難者として靖国合祀

*5:関東憲兵隊司令官、関東軍参謀長、陸軍次官、第二次、第三次近衛内閣陸軍大臣を経て首相。戦後死刑判決。後に昭和殉難者として靖国合祀

*6:参謀本部作戦課長、中支那方面軍参謀副長、北支那方面軍参謀副長、陸軍省軍務局長兼調査部長、近衛師団長、第14方面軍(フィリピン)参謀長など歴任。戦後死刑判決。後に昭和殉難者として靖国合祀

*7:犬養内閣陸軍大臣、第一次近衛、平沼内閣文部大臣を歴任。戦後終身刑判決となるが後に仮釈放。

*8:台湾軍司令官、参謀次長、陸軍教育総監を歴任

*9:226事件当時、陸軍省軍事調査部長だったが皇道派だったため、事件後、陸軍の実権を握った東条、武藤ら統制派によって歩兵第40旅団長に左遷。その後も支那駐屯混成旅団長、北支那方面軍参謀長、第25軍司令官(マレーシア)、 第14方面軍司令官(フィリピン)などをつとめついに陸軍中央には戻れなかった。戦後、戦犯裁判で死刑判決

*10:第一次近衛、東条内閣蔵相。戦後終身刑判決となるが後に仮釈放。公職追放も解除され政界に復帰。池田内閣法相、自民党政調会長(池田総裁時代)など歴任

*11:東条内閣海軍大臣軍令部総長を歴任。戦後終身刑判決となるが後に仮釈放。

*12:検事総長大審院長、第二次山本内閣司法大臣、枢密院議長、首相、第二次近衛内閣内務大臣など歴任。戦後終身刑判決で服役中に病死。後に昭和殉難者として靖国合祀

*13:斎藤、岡田、第一次近衛内閣外相、首相を歴任。戦後死刑判決。後に昭和殉難者として靖国合祀

*14:いや石丸が本気でそういう考えだとはとても思えません。人権問題を口実に南北首脳会談を潰したい極右がこいつでしょう。一方「南北間の諸懸案を前に進めるために、人権問題はそろーりと迫らねば」つうのが文大統領でしょう。

*15:と黒坂が決めつける根拠は何でしょうか?。なお、俺個人は共産党職員の労働環境について無知なので特にその点にはコメントしません。

*16:神戸女学院大学教授。全国革新懇平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)代表世話人。個人サイト(http://walumono.typepad.jp/)。著書『現代を探究する経済学』(2004年、新日本出版社)、『いまこそ、憲法どおりの日本をつくろう!』(2007年、日本機関紙出版センター)、『覇権なき世界を求めて』(2008年、新日本出版社)、『マルクスのかじり方』(2011年、新日本出版社)、『人間の復興か、資本の論理か 3・11後の日本』(2011年、自治体研究社)、『橋下「維新の会」がやりたいこと:何のための国政進出?』(2012年、新日本出版社)、『「おこぼれ経済」という神話』(2014年、新日本出版社)、『社会のしくみのかじり方』(2015年、新日本出版社)など

*17:鄭和が仕えた明朝の世界観ならともかく中国共産党がそんな世界観の訳がないでしょう。

*18:ウィキペディア鄭和」によれば今のケニアソマリアに行っている。

*19:俺個人は別にそういうことに力を入れているからと言って「不当な朝鮮学校差別」を容認する気はありませんが。

*20:竹下内閣官房長官自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相を経て首相

*21:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)を経て首相

*22:日本の右翼活動家。1939年(昭和14年)4月、國學院大学生を中心とする「大東塾」と創設、塾長に就任する。1940年(昭和15年)、米内光政首相の暗殺を計画し、禁固5年の実刑判決を受ける。しかし「再生不能性貧血症」のため翌1941年(昭和16年)、刑の執行が免除された。終戦後、大東塾の解散を命ぜられた。その後、不二歌道会を設立し主宰。同時に不二出版を設立した。1954年(昭和29年)、大東塾を再建し東京都青梅市に大東農場を開いた。戦後右翼の重鎮として論評や作歌活動を続けた。日米安保体制には反対する姿勢を示し、多くの右翼団体が「反共」を名目に安保改定を支持していたが、影山は安保闘争に理解を示していた。警官隊との衝突で女学生の樺美智子が死亡すると、「樺美智子さんの死に対しては、心から哀悼の言葉を述べたい。彼女こそ日本のために亡くなった愛国者だ」と追悼の言葉を述べ、樺のような人物が右翼側から出なかったことを批判している。1979年(昭和54年)5月25日、最後の活動として元号法制化を訴え大東農場にて割腹の後、影山は散弾銃により自決した。68歳没。

*23:著書『「野蛮」の発見:西欧近代のみたアフリカ』(1990年、講談社現代新書)、『エチオピアの歴史』(1999年、明石書店)、『ボーア戦争』(2003年、山川出版社)、『世界史の中の日本:岡倉天心とその時代』(2006年、明石書店)、『アフリカの植民地化と抵抗運動』(2010年、山川出版社世界史リブレット)、『曾祖父覚三:岡倉天心の実像』(2013年、宮帯出版社)など

*24:著書『南部アフリカ社会経済史研究』(2001年、関西大学出版部)など

*25:著書『日本人とアフリカ系アメリカ人』(共著、2004年、明石書店)など

*26:国連やNATOを敵視したり軽視したりすることの何が「主権国家の回復」なんでしょうか?。むしろそうした態度は「国際社会での中ロの立場を有利にしてる」つう批判もあるのですが。たとえば中国が一帯一路をしてアフリカ諸国などを経済支援してるときに「アメリカファースト」なんていって海外支援を軽視すればどうなるかバカでもわかる話です。

*27:単に中国に報復関税してることの何が成果なんでしょうか?。しかもそうした報復関税は日本やEU諸国、カナダに対してもされています。

*28:あまり個人情報を明かしたくないので詳しくは言いませんが俺も学生時代に学生運動はやっていませんし、今現在労組には入っていません。なお、中小企業なんかそうですが場合によって労組がないところもありますね。

*29:といっても額が少なければ所詮趣味の会なので除名止まりで、刑事告発民事訴訟まではないかもしれませんが額が多ければそうもいかないでしょう

*30:著書『「反日」の構造:中国、韓国、北朝鮮を煽っているのは誰か』(2012年、文芸社文庫)、『21世紀の「脱亜論」:中国・韓国との訣別』(2015年、祥伝社新書)など