今日の産経ニュース(5/27分)

■【伊勢志摩サミット】G7首脳が伊勢神宮訪問を称賛「素晴らしい経験をした」「悠久の歴史に感動」
http://www.sankei.com/politics/news/160527/plt1605270004-n1.html
 神道大好き右翼産経らしい記事です。もちろんこんなんはリップサービスでしかないわけです。


■【竹島を考える】中韓つけ上がらせた無策日本外交のツケ 「憲法栄えて国滅ぶ」かの隣国に法律論は通じない 下條正男拓殖大教授
http://www.sankei.com/west/news/161224/wst1612240005-n1.html
 法律論(法的に竹島は日本領だという主張)が通用しないというならどうするのか。「とりあえず法的な問題は脇に置いて何らかのバーター取引で竹島を取り戻す」のか、はたまた軍事力で奪還するのか。下條の考えはさっぱり分かりません。

今日、日本が直面しているのは、現代版「元寇」を夢みる中華人民共和国政府が、尖閣諸島を狙い続ける現状である。

 現代版「元寇」とは「モンゴル(元)が軍事侵攻したように尖閣に軍事侵攻する」としか読めませんが正気なんでしょうか?。もはや全国紙と言うより極右機関紙ですね。

 元の時代に国際法は存在せず、その流れを受け継ぐ今の中国も、国際法を盾にした日本の主張には納得がいかないのだ。

 中華人民共和国と元と「流れを受け継ぐ」というような「直接のつながりなんかない*1」し、そもそも中国も「実質的な問題はともかく」、少なくとも建前では国際法遵守です。当たり前でしょう。国際法違反行為を公言する国なんかどこにもない。アメリカだって旧ソ連だって建前では「自国の軍事行動(例:ベトナム戦争、アフガン侵攻など)は全て合法」のわけです。
 中国の国際法解釈においては「尖閣は中国領だ」という話です。

尖閣諸島を虎視眈々(たんたん)と狙っていた中国政府は、船長の逮捕を奇貨として攻勢に転じたのである。

というよりは「今まで逮捕しないで済ませてた日本政府(鳩山内閣)が逮捕に方針変更したこと」に「中国国内タカ派」が「日本に舐められてていいのか」「最低限船長釈放だけは勝ち取れ」と騒ぎだし、仕方なくそう言う方向で中国政府指導部が動いたようにしか見えませんが。

こんな中国政府に対し、法律で対抗すればどうなるか、結果は見えている。安保法制を整備し、日米同盟を強調して集団的自衛権行使の容認に走るということは、元寇の時がそうであったように「遠征」を常套(じょうとう)手段とする中国側にとって、版図拡大の口実が与えられたのも同然だからだ。

 とはいえ「集団的自衛権行使に反対する意志はない」ようだし、下條が何が言いたいんだかさっぱり分かりません。もしかしたら下條も自分で何が言いたいのか、わかってないのかもしれません。

ヘイトスピーチの標的にされるのは、ほぼ在日韓国・朝鮮人に限られ、外国人全てではない。

 そんな事もないと思いますけどね。「白人、欧米人はともかく」アジア、アフリカ人、有色人種に対しては差別意識の強い日本人は多いでしょう。

在日韓国・朝鮮人と李ラインとの関係

 つまりは「李ラインで日本漁船を韓国が拿捕するから悪い、だから嫌韓国感情が生まれた」として在日差別を正当化しようという暴論です。この理屈なら日本の外交政策に問題があれば「中国や韓国の国民は自国内の在留日本人を差別していい、文句があるなら在留日本人は自国政府に文句を言え」という話になることを産経や下條はわかってないんでしょうか。
 大体、今時、「李ラインの恨みを晴らす」なんて嫌韓国ウヨなんかいるのか。

 2008(平成20)年10月、韓国系の出版社*2内藤正中・島根大名誉教授の『竹島=独島問題入門−日本外務省「竹島」批判』を刊行し、同省の『竹島問題を理解する10のポイント』を批判したが、日本政府はそれに対する反論をしていない。
(中略)
 韓国政府は2011(平成23)年4月、日本の外務省批判のため『日本が知らない独島の真実』を新たに公開した。外務省は、これに対しても「具体的な反応」をしていない。

 つまりは「自重してる」んでしょう。一方では安倍政権は竹島問題で

島根県主催の「竹島の日」式典に内閣府大臣政務官を送っている
・学校教科書に竹島問題を書くように教科書会社を指導してる

ので明らかにねじれ、矛盾がありますが。で、そう言う自重を否定して「竹島は日本領だ」と騒いで意味があるのかって話です。つうか「竹島日本領」と主張するならせめて慰安婦問題での非は認めて欲しいですね。「竹島日本領」の説得力がなくなりますから。


■【主張】日米首脳会談 支持される同盟に努めよ
http://www.sankei.com/column/news/160527/clm1605270003-n1.html

 翁長雄志*3(おなが・たけし)知事は、首脳会談で日米地位協定の改定を求める言及がなかったと批判したが、今回の事件は公務外の犯行だ。日本側が容疑者を拘束しており、日本の国内法で裁くことができる。地位協定は直接関係がない

 つまりは公務だと米国が言えば「地位協定の弊害」が出たわけです。なんで産経は地位協定改正をこんなに嫌がるのか。米国の立場に立つとは、どこの国の新聞なのか。


■【日本共産党研究】彼らは「普通の野党」ではない 「シロアリ」呼ばわりした前原誠司までがなぜ民共連携に同調するのか?
http://www.sankei.com/premium/news/160527/prm1605270002-n1.html
 産経って本当に日本共産党が嫌いなんだなと思います。滑稽なのはこうした記事は「ウヨ読者には喜ばれても」世間にはおそらく全く相手にされないことでしょう。また、ほとんどの共産支持者(小生もそうですが)は「共産が百点満点とは言わないが、違憲の戦争法を制定するわ、中韓との関係を破壊(しかもその原因の一つは南京事件否定論河野談話否定論というデマ)を破壊するわ、福祉に金を使わないわ、言論抑圧体質(報ステニュース23への態度)だわ、景気が悪いのに消費税増税したいと言うわ、では自民なんか評価できるか」「今きちんと自民評価してるそれなりの規模の野党は共産ぐらいしかない*4やん、民進は自民上がりの極右議員がごろごろいるし、社民、生活はそう言うことないけど共産を下回る議席やん」ですね。

この記事は5月27日発売の「日本共産党研究−絶対に誤りを認めない政党」(産経新聞出版)から抜粋しました。

 過ちを犯したこと(デマ記事)が裁判所に認定された男・阿比留を処分どころか出世させる新聞がよくもまあ他人に「過ちを認めない」なんて非難ができるもんです。なお、小生は「共産が絶対に過ちを認めないかどうか」知りませんが、「そもそも共産以外の他の党ってそんなに過ちを認めてるか」て話ですよねえ。「新銀行東京に賛成して多額の税金を浪費した上、その新銀行を民間銀行に救済合併してもらう羽目になって、申し訳ありませんでした(自公、民主(現・民進))」とか何か「謝罪例」を産経は上げられるのか。俺は思いつきませんけどね。
 自民党やおおさか維新、日ころにいたっては「南京事件否定論河野談話否定論を唱える人間がごろごろいる」ほど過ちを認めないレベルが常軌を逸していますし。公明党が「創価学会言論弾圧事件についてわびた」なんてこともないでしょう。

日本共産党を「シロアリ」と呼んだ民進党前原誠司*5元外相が、その「シロアリ」とともに、札幌市で街頭演説に立った。一緒に演説した共産党小池晃書記局長は、ツイッターで「事件」と発信した。
・前原氏と一緒に札幌入りした細野豪志*6民主党政調会長のとき、「憲法の議論について共産党と一緒に護憲を掲げるような政党にはなるべきではない」と言い切っていた。その2人までもが共産党議員とともに選挙応援に駆け付けた

 つまりは前原、細野という人間もそれだけ「このままでは自分の政治生命が終わりかねない」という危機意識が強いわけです。
 もちろん「安倍を倒すため」前原、細野と手を組む*7共産側も危機意識は強いでしょう。
 でそれを前原・細野支持者の右派なり、共産支持者なりが「野合だ」と非難*8するならともかく「自民支持」産経には全く関係ない話です。
 なお、自民党だって過去に「陸前高田市長選(反小沢一郎系候補擁立)」「堺市長選、大阪都構想住民投票(反おおさか維新)」で共産党とは共闘してるんですけどね。共産と保守の共闘はもはや珍しいもんでもない。それは裏返せばいかに保守でも「安倍や橋下のような危ない極右人間と手を組むくらいなら共産と手を組む」「大体共産党って将来はともかく今言ってる事(当面は社会主義ではなく、内政では福祉国家、外交では軍縮平和外交を目指す)って英国労働党やフランス社会党、ドイツ社民党や米国のサンダースとかと大して変わらんやん、今すぐ政権穫れる政治勢力でもないし、支持しても問題ないやろ」という人間が少なくないと言う事です。その程度には共産も「一部保守層」にそれなりに評価されるようになった。
 一方共産も「安倍や橋下を有利にするくらいなら相手が保守でも手を組む」というソフト路線をアピールしている。
 まあ、それは安倍や橋下があまりにもやばすぎる(共産も、「安倍、橋下に批判的な一部保守層」も贅沢言ってられない)とか、自民党内に安倍や橋下を非難する人間が全然いない(「安倍、橋下に批判的な一部保守層」は共産を頼るしかない)という要素が大きいですが。共産支持者として「素直には喜べない」話です。

 1990年に35歳の若さで共産党書記局長に抜擢された志位氏も、今や当選8回のベテラン議員となった。志位氏が就任したころは旧ソ連共産党崩壊*9の余波を受けていた。92年秋には(ボーガス注:ソ連崩壊後、表に出るようになった機密文書を元にした)週刊誌報道をきっかけに、長く共産党の象徴的存在だった野坂参三*10名誉議長が、(ボーガス注:スターリン粛清から身を守るため、当時ソ連にいた野坂が)同志*11をスパイ容疑で密告していたことや、戦前戦後を通じて旧ソ連共産党と内通していたことが発覚。共産党は野坂氏を名誉議長から解任し、12月には除名に踏み切った。

 当時はある意味共産党にとって厳しい時代だったわけですが、皮肉にも当時、
1)社会党が「安保反対」などの公約を撤回して、非自民政権入り(1993〜1994年)、自社さ政権(1994〜1996年)入りしたものの、大して成果を上げられずかえって「公約違反が許せない」と支持者の離反を招いた
2)「共産以外の非自民系のほぼ全政党が参加した」非自民政権(細川、羽田政権)が「細川首相の佐川疑惑」「細川政権での国民福祉税騒動」などで国民の批判を浴びたこと
3)非共産系の政党が集まってできた新進党が選挙の敗北で1997年に解散。「自由党小沢一郎*12グループ)」「太陽党(羽田孜*13グループ)」「フロムファイブ細川護煕グループ)」「新党平和(公明)」「新党友愛(旧民社)」などに四分五裂*14してしまったこと
などから「自民も嫌だが細川政権に参加した政党も支持したくない」という有権者の一部が「ひとまず共産に投票してみるか」と「一時避難的投票」をしたこと*15で共産が息を吹き返すことになります。
 共産党が支持する吉田足立区長(1996〜1999年)、矢野狛江市長(1996〜2012年)もこの頃の話です。なお、勿論彼らの当選も「保守層との共闘抜きではあり得ない」わけです。共産は足立や狛江ではそれなりに強いのでしょうが共産単独の力で当選するほどの力はないでしょう。そう言う意味でも「共産と保守層の共闘」は「何を今さら」の話です。

共産党がこうした構想を出すのは初めてではない。1973年にも「民主連合政府綱領」を発表し、柔軟で現実的な路線を世論に印象づけようとした。

であるのなら、今さら「共産と保守層の共闘」をあげつらう必要もないでしょう。

このとき、綱領を徹底的に批判したのが保守系知識人の匿名グループ「グループ一九八四」だった。

 匿名であること自体「怪しい」話です。結局、自民党応援団の反共雑文にすぎないわけです。「グループ1984*16」についてはそう言う意味で共産以外の人間も「匿名で恥ずかしくないのか」「ただの反共右翼雑文」などと批判的だったわけです(そもそもグループ1984は共産だけでなく朝日、岩波、社会党などの批判もしていた)。
 もちろん「1984」とは「オーウェルの例の小説」から取ってるのでしょうが「バカも休み休み言え」ですね。当時の共産にそんなこと(スターリン的独裁)をやる意思も能力もないでしょう。
 安倍ですらいかに独裁体質とは言えそこまで酷いことは出来ない訳です。

共産党員と接するとまじめで、地域の問題などで「熱心に活動してくれる人たち」との印象を持つ。

 本気でそう思ってる*17のか、「俺達が批判してるのは党中央だけだ、末端の人間はまじめな人たちの集まりで、党中央にだまされてるかわいそうな人だと思ってる*18」として「党中央と党員、支持者の離反を狙ってる」のか知りませんが思わず吹き出しました。

 公安調査庁が半世紀以上にわたって監視を続ける彼らは決して「普通の野党」ではありません。

 火焔瓶闘争時代はともかく今時「公安庁が監視してる」なんて「ただの惰性」か「自民の命令による嫌がらせ」か、とにかくろくな理由での監視じゃないでしょう。大体監視したところで破防法(公安庁による共産党の監視根拠法)が想定するような犯罪事実は何も出てこないわけです。つうか「普通の野党じゃない」呼ばわりされては

共産党員と接するとまじめで、地域の問題などで「熱心に活動してくれる人たち」との印象を持つ。

といったところで党員諸氏は「産経はふざけんな」としか思わないでしょう。

平和憲法を守る」「先の大戦に唯一反対した」「暴力革命を目指したことは一度もない」…。本書ではこれらのウソをすべて論破します!

何が嘘なのかを俺なりに一寸考えて見ましょう。
平和憲法を守る」
 まあたぶん憲法制定議会で「専守防衛も否定すると読める文章は問題だ」として共産が9条に反対したことでしょう。ただそれ言えば当時の吉田内閣は「共産の主張に賛同しなかった(9条を擁護した)」ので「自民*19も今言ってることと昔と全然違うジャン。それで共産だけ非難て産経、お前何いってるんだよ?」て話になりますが。
 「共産の意見変更(9条批判から9条擁護)は汚い変更、自民の意見変更(9条擁護から9条批判)はきれいな変更」と強弁する気でしょうか。
 また憲法制定議会のときですら共産が問題にしていたのは「専守防衛」であって日米同盟だの集団的自衛権だのを認めてるわけではありません。
先の大戦に唯一反対した」
 事実だと思いますけど?。「自民党の前身(立憲政友会、立憲民政党)」は勿論「社会党の前身(社会大衆党)」だってほとんどの人間は大政翼賛会に参加したわけです。「国会に議席がないから共産が反対しても無意味」とでも言うんでしょうか。
 それとも「共産主義者ゾルゲ、尾崎秀実の陰謀で日本は日米戦争に突入した」とデマでも言い出すのか(まあ彼らはそもそも日本共産党員じゃありませんが)。これは一寸産経の考えが分かりません。
「暴力革命を目指したことは一度もない」
 こういう発言をした人が共産党にいるのか知りませんが、まあこれはちょっと嘘というか事実に反するでしょうね(産経と同意見なのはなんか不快ですが)。
 火焔瓶闘争をすすめた、いわゆる徳田球一*20グループは当時の主流ですし、その後、非主流派の宮本顕治*21が「徳田批判を行い、暴力革命路線を廃棄し、党執行部の中心になっても」それを理由に「なかった」とは言えないでしょう。
 ただし敢えて言えば「事実に反するからよろしくない」程度の話でしかない。今時「今も共産党は暴力革命路線を目指してる」なんて誰も思ってないでしょう。

*1:元と中華人民共和国の間には「明→清→中華民国」があります。大体この下條の理屈なら「鎌倉幕府と今の日本」にも直接のつながりがある事になるでしょう。

*2:新幹社のこと。http://shinkansha.exblog.jp/17057083/によれば創業者は在日韓国人

*3:那覇市議、沖縄県議、那覇市長を経て沖縄県知事

*4:なんでそうなってしまったのかについては「非共産系の左派(旧社会党や労組、市民運動)」の反省が必要でしょう。

*5:鳩山内閣国交相菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、野田内閣国家戦略担当相など歴任

*6:野田内閣環境相民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長岡田代表時代)を歴任

*7:まあ民進党と手を組み、その結果、前原と細野が応援演説に来たという話(別に共産が彼らを希望したわけでもないでしょう)ではありますが

*8:そう言う人間は「ゼロではない」にしろ少ないんじゃないかと思いますが

*9:それプラス1989年の天安門事件でしょうか?

*10:共産党第一書記、議長、名誉議長、参院議員など歴任

*11:1939年に処刑された山本懸蔵のこと。なお、ウィキペ「山本懸蔵」によれば「加藤哲郎一橋大学名誉教授(著書『モスクワで粛清された日本人:30年代共産党と国崎定洞・山本懸蔵の悲劇』(1994年、青木書店)など)の調査によれば、山本自身も、国崎定洞(1937年に処刑)ら、同時期にソ連に亡命していた日本人をスパイとしてソ連秘密警察へ密告していた。また和田春樹・東京大学名誉教授(著書『歴史としての野坂参三』(1996年、平凡社)など)の調査によれば、野坂による山本密告とほぼ同時期に、山本自身も野坂を密告する準備を進めていた事が判明している」ということで残念ながら山本は「一方的な粛清の被害者」とは言えないようです。

*12:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、自由党党首、民主党幹事長(鳩山代表時代)などを経て現在生活の党代表。

*13:中曽根、竹下内閣農水相、宮沢内閣蔵相、細川内閣外相などを経て首相

*14:なお、これらの政党のほとんどは後に旧民主党新党さきがけの鳩山、菅を中心とするグループ)と合併して民主党入りします

*15:勿論共産の努力を否定はしませんが「社会党や細川、羽田政権への失望」が共産に有利に働いたことは確かでしょう。

*16:ウィキペ「グループ1984年」によれば中心人物は中曽根首相ブレーン(臨教審委員など)を務めた香山健一・学習院大学教授。

*17:普段の産経の反共言動にはそんなものは何一つ感じませんが。

*18:普段の産経の反共言動にはそんなものは何一つ感じませんが。

*19:吉田内閣時代は「自民そのもの」でなく「自民の前身」ですが

*20:日本共産党書記長、衆院議員

*21:日本共産党書記長、委員長、議長、参院議員を歴任