「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(6/10分:荒木和博の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり)

 荒木への批判以外にも色々書いています。
NHK北朝鮮ICBMに備え 米ハワイ州が対応の指針策定』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170721/k10011068311000.html
 正気とは思えませんね。本当にそんな恐れがあるなら観光客はハワイに行かないでしょう。
 ただNHK記事に寄れば冷戦時代にソ連対応のそうした計画があったそうですが。ただソ連はともかく北朝鮮はそんな可能性はほとんどない。


BBC北朝鮮経済が17年ぶりの高成長=韓国銀行』
http://www.bbc.com/japanese/40680062
BBC北朝鮮で2001年以来最悪の干ばつ 子供に危険=国連』
http://www.bbc.com/japanese/40678351
 干ばつ問題を抱える一方で、経済成長もそれなりにしているという複雑(?)な経済状況のようです。


日経新聞『米、北朝鮮への渡航禁止へ 旅行会社に通知』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM21H4J_R20C17A7000000/
 まあワームビア君の死去を考えればやむを得ない措置なんでしょうね。


毎日新聞社説『朝鮮学校の無償化で初判断 制度の理念に反しないか』
https://mainichi.jp/articles/20170720/ddm/005/070/038000c

 今回の裁判所の判断は、無償化制度の趣旨に合っているのだろうか。
 無償化は、高校段階の個々の生徒に対し、国として学びの機会を経済的に支援するのが基本理念だ。学校自体への支援制度ではない。
(中略)
 朝鮮語で授業し、朝鮮史など民族教育に特徴があるが、数学や化学などは日本の学習指導要領に沿った内容だ。日本の大学の大半は、卒業生に日本の高校生と同様、受験資格を認めている。
 インターナショナルスクールなどと同じ「各種学校」にあたるが、これらは無償化の対象になっている。
 生徒は日本で生まれ育ち、日本社会の中で生活している。子供に責任のない理由で、無償化の対象から外すのは制度の理念に整合しない。

 有田芳生氏が賛同ツィートしていたので気付きました。毎日がこうした社説を書いたことや有田氏のような国会議員がいる事ははせめてもの救いではあるでしょう。
 ただし社説の

 学校側にも改善する点はあるだろう。
 判決は、無償化で生徒に支援金を支給しても授業料に充てられない恐れを指摘する国の主張を認めている。学校側も反論するのであれば、そうした懸念を拭う努力を重ねていくべきだ。
(中略)
 教育内容や財務状況を広く社会に開示し、情報公開を進めていくこと*1で、理解を深めていく必要がある。

というのは明らかに不適切です。そうした疑念は他の学校にはないのか。そんなことはないでしょう。
 朝鮮学校のみにそんな事を言い出し、朝鮮学校のみに特殊な行為を求める点では毎日新聞社説には限界がありますがそれでも判決を批判したことは評価したいと思います。


■メルマガ・アクセスジャーナル『北朝鮮ICBM開発に国内上場企業が関与?「名指し批判」怪文書の中身』山岡俊介
http://www.mag2.com/p/money/266056
 山岡氏曰く「具体的根拠が提示されてない」のでまさしく怪文書ですね。
 この怪文書
1)日本や韓国の公安などアンチ北朝鮮関係なのか
2)「国内上場企業*2」に対する攻撃ネタに北朝鮮が使われてるだけ。上場企業を巡る御家騒動や仕手戦などが怪文書の理由で公安などは関係ない。
のか気になるところです。
 しかし「根拠がないのに『こんな怪文書が送られてきた』として記事にしていい」んですかね。山岡氏のやってることは「デマの流布行為」ではないのか。


■国基研『日本の海峡侵入繰り返す中国の狙い』太田文雄(元防衛庁情報本部長)
http://jinf.jp/feedback/archives/21010

 中国側は、「国際法にのっとって航行している」と主張。日本側も、「無害航行ではないという確定的な情報がない」として正式な抗議は見送った

というなら
1)実際に中国が言うように「無害航行=合法行為」なのか
2)「無害航行ではない」とは実は言えず、「日本政府=安倍政権」は抗議すべきだったが、日中友好の観点から中国との対立を避けたのか
はともかくこれで終わる話です。外野がギャーギャー騒ぐ話じゃない。

アイスランドの土地を相当買い占めている。
日本海沿岸では、中国人が佐渡島を含めた新潟県や、北海道の奥尻島岩内町の土地を買い占めている。

 だからなんだって話です。何か脅威だとでも言うのか(なお、実際には産経らウヨが言うほどの大規模買い占めではないという指摘もあります)。


■国基研『75万の中国海上民兵、対策は急務だ』太田文雄(元防衛庁情報本部長)
http://jinf.jp/feedback/archives/21006

 中国が「無実の民間漁船が海軍艦艇に攻撃された」と国際社会にプロパガンダを発信し、便衣兵(民間人に変装した軍人)を処断した「南京大虐殺」の海上版となりかねないことである。

 南京事件において「ゲリラ兵という意味での便衣兵」など存在しないので「便衣兵の処断ガー」というのははっきりいってデマです。
 なお、「便衣兵自体はいた」のですがそれは「日本軍は捕虜は皆殺しにする方針」と中国側が思っていたからです。だから民間人の服に着替えた。もちろんそう言う便衣兵はゲリラ行為なんかしません*3
 実際日本軍は捕虜を虐殺していますので、こうした「着替え」は何ら非難に値しません。もちろん「違法な捕虜虐殺」も南京事件の一部です。
 今時こんな馬鹿な事を言うのはよほど不勉強なバカか、悪質なデマ屋かどっちかしかいません。
 大田が元防衛官僚とはさすが田母神を航空幕僚長にしただけのことはあります(呆)。
 この件については
東中野修道氏 「再現 南京戦」を読む(8):「敗残兵狩り」は「合法」か?:「国際法」をめぐる吉田*4東中野論争①
http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/saigen8.html
東中野修道氏 「再現 南京戦」を読む(8):「敗残兵狩り」は「合法」か?:「国際法」をめぐる吉田・東中野論争②
http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/saigen9.html
を紹介しておきます。
 ちなみに「河野談話否定論のあの秦郁彦」ですらこの件では「便衣兵の処断ガー」などとは言いません。
 なお、「現在の国際法*5はともかく」日中戦争当時の国際法においてゲリラ戦は違法行為のようですが、その場合でも軍事裁判の手続きが必要であり、そして当時の日本軍はそうした手続きを何一つとっていません。日本軍の「便衣兵殺害=敗残兵狩り」が違法行為であることには争う余地などありません。


■【主張】朝鮮学校判決 独裁者崇拝に公金出せぬ
http://www.sankei.com/column/news/170721/clm1707210002-n1.html
「そんな事が本気で朝鮮学校差別の正当化理由になると思ってるのか」
「なら大川隆法個人崇拝の幸福の科学学園高校はどうなんだよ?」
「そもそもお前らが敵視してるのは朝鮮学校と言うより在日民族教育だろ。舛添の韓国学校への都有地貸与論にも因縁つけたあげく、小池が白紙撤回したら大喜びしてたしな」と心底呆れます。


■【朝鮮学校・無償化適用外訴訟】拉致被害者家族「極めて妥当な判断」
http://www.sankei.com/world/news/170719/wor1707190040-n1.html
 蓮池氏家族会除名と言い、田中均氏を外務省退職に追い込んだことと言い、今回の「朝鮮学校差別礼賛」といいもはや俺にとって家族会とは憎悪、怒り、軽蔑などの対象でしかありません。
 家族会連中は「存在自体が社会悪」「ゴキブリやダニみたいなもん」としか俺は思っていません。正直、家族会連中が高齢化で死のうと俺は何一つ同情しません。
 とはいえ家族会メンバーとして産経記事に名前が出てくるのは増元照明、横田母といういつもの非常識極右面子ですから正直家族会メンバーの中には「無償化除外なんておかしい、むしろ早急に無償化すべきだ」なんて人がいるかどうかはともかく「拉致に関係ないジャン。何で意見聞くのよ?」つう人も結構いるのかも知れません。
 しかしこういう不当判決を見て思いますが、文在寅大統領も「太陽政策」というならそれこそ不当な差別を受ける朝鮮学校への支援を行ったらどうなんですかねえ。もちろん「この問題の一義的責任は日本人にあること」を認めた上での話ですが、そうしたことをしない文氏について今ひとつ信用や評価が俺にはできません。


■産経【朝鮮学校・無償化適用外訴訟】「差別認めた不当判決」主張ことごとく退けた全面敗訴に朝鮮学校、怒りと抗議のシュプレヒコール
http://www.sankei.com/west/news/170719/wst1707190067-n1.html
・大阪地裁で朝鮮学校無償化訴訟について既に不当判決が出ていること
・「朝鮮学校とは関係ないですが」菅元首相(安倍相手の名誉毀損訴訟)や吉見義明氏(維新のチンピラ議員相手の名誉毀損訴訟)の裁判でも「権力(安倍政権)にへつらったとしか思えない」およそ信じがたい不当判決が地裁、高裁どころか確定判決として最高裁で出ていること
を考えれば「予想の範囲内」ですがそれにしても怒りと悲しみを禁じ得ません。無能な小生ごときには何もできませんが朝鮮学校関係者諸氏には「頑張って欲しい」と思わざるを得ません。日本人として全く深い屈辱感と申し訳なさを感じます。
 しかしこういうふざけた判決を下すバカ判事共は「法治主義」「法の支配」「三権分立」「人権擁護」を何だと思ってるのか。


■大森勝久ブログ『日本国家の安全保障その2』
http://ameblo.jp/omorikatsuhisa/entry-12292561094.html

 安倍総裁・首相に従う自民党員や支持者は、思想も倫理道徳もなく、単なる「親分子分」の関係で動いていることになる。
(中略)
 アメリカでは、解任されたコミーFBI前長官がトランプ大統領と戦っている。司法省が任命した特別検察官のロバート・モラー元FBI長官もトランプ大統領と戦い、彼のロシア疑惑(反米行動)と司法妨害の捜査をしている。トランプ大統領を批判する共和党議員も多くいる。「法の支配」が実行されているのである。日本人には「法の支配」を否定した「法治主義」(人の支配の一種)しかなく、国民は最高権力者(安倍氏)や政府から自立した政治主体になりえていないのである。

 「森友・加計疑惑」に対する自民党議員、自民党支持者の立場(安倍の無法を容認)について言えば明らかに「法の支配に反する態度」「コミー前FBI長官らを見習え」と言えるでしょう。もちろん、大森氏の言ってることはそう言う意味ではないのですが。


■産経【めぐみへの手紙】あなたの大好きな日本の夏 普通の日々が幸せでした 横田滋さん、早紀江さん
http://www.sankei.com/premium/news/170717/prm1707170010-n1.html
 率直に言ってくだらないお涙頂戴ですね。こんな事をしても拉致の解決に繋がるわけでは全くない。

 最近でも、米国の青年が北朝鮮から重症となって帰国し、間もなく亡くなられることがありました。ご家族の心境を思うと、本当にやりきれません。拉致された日本の子供たちも一つ間違えば同じ状況になるのではないかと、胸が締め付けられます。

 そう言いながら、「特定失踪者なんて救う会の与太」を黙認したり、「拉致解決のためなら経済支援とバーター取引してもいいと思う」と主張した蓮池透氏を敵視したあげく、家族会から除名したりするのは「明らかにおかしい」ので、横田母は頭が狂っててまともな認識能力がないか、嘘ついてるかどっちかとしか思えません。どっちにしろ横田母はもはや拉致解決を阻害する「困ったお婆さん」でしかありません。

国会の中でももっと拉致問題を大きく取り上げ、解決に知恵を絞っていただきたい。

 国会で野党が質問しても「北朝鮮と交渉中のデリケートな問題なので話せない」という政府答弁で終わってしまうのに何をどうしろと言うのか。


■産経『政府、中国に対北石油制限を要求 楊潔チ*6国務委員ら複数の外交部幹部に』
http://www.sankei.com/politics/news/170716/plt1707160022-n1.html
 それ要求するなら「中国が制限を実行したらAIIBに加入します」とかそれなりのバーターが必要でしょうよ。もう何というか本気でやる気はなくて「中国に要請したけど断られた、中国が悪い」としてアリバイづくりしたいだけにしか見えませんね。


■デモ
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/07/news250529716-b.html

昨日は新宿で日韓両国の国旗を掲げた北朝鮮糾弾のデモが行われました。

 まあ日韓の反共バカウヨのくだらないアホデモですね。世間的な影響力は皆無です。

予想を上回る200人のデモ

 数が多ければいい、てもんでもないんですが「200人」で「予想を上回るデモ」ねえ(苦笑)。

歴史問題だ何だで日韓関係には色々トラブルがあるのですが、そのトラブルの元を作っているのはかなりの部分が北朝鮮及び日韓の親北勢力です。

 ばかばかしい。なら、「いわゆる李承晩ライン*7で日本ウヨの憤激を産んだ李承晩大統領」「韓国併合政党化発言に反発し、藤尾文相の更迭を中曽根首相に求めた全斗煥大統領」「大統領として始めて竹島に上陸し、日本ウヨの憤激を産んだ李明博大統領」は「日本との間にトラブルを産んだから」親北朝鮮なのか、て話です。
 あるいは

・在任中、
1)「日韓共同宣言 21世紀に向けた新たな日韓パートナーシップ」を小渕首相との間で成立させ
2)2002年日韓共催ワールドカップを実現させ
3)愛子内親王の誕生に際しては「皇室と日本国民が待ちこがれた皇孫が誕生した事を、韓国国民とともに心よりお祝いします。皇室がこの度の慶事を機に、一層繁栄することを確信します」との祝電を送り
4)公式には禁止されていた*8日本文化の解禁をすすめた
金大中大統領(ウィキペ「金大中」参照)

・在任中、韓国に芸能進出していた草磲剛との対談を行い、対談中、草磲に「日本文化全面解禁の方針」を明言、実際に大統領在任中に全面解禁を行った盧武鉉大統領(ウィキペ「盧武鉉」参照)

は「明らかに親日*9だから」親北朝鮮ではないのか。しかし荒木らはもちろん太陽政策を理由に金氏、盧氏を「親北朝鮮呼ばわりしてきた」わけです。
 あるいは

河野談話河野洋平官房長官
慰安婦研究の第一人者である吉見義明・中央大学名誉教授
アジア女性基金初代理事長を務めた原文兵衛*10参院議長
・「クマラスワミ、マクドガル報告書」のクマラスワミ氏やマクドガル氏
・米国下院慰安婦決議採択で活躍したマイク・ホンダ元下院議員

などは全て「親北朝鮮勢力」なのか(荒木だと真顔で「そうだ」と言いそうですが)。
 領土問題にせよ、歴史認識問題(靖国慰安婦)にせよ、北朝鮮は何一つ関係ない。つうか安倍政権以前から「李明博竹島上陸」などでトラブっていた*11領土問題はともかく、歴史認識問題について言えば明らかに「安倍政権以降に悪化していること」は明白ですが。靖国問題なんて安倍以前に首相として公式参拝した人間は中曽根、小泉しかいないわけですし。
 大体「河野談話否定派」櫻井よしこ中教審委員にしたり、百田尚樹NHK経営委員にしたり、稲田朋美自民党政調会長にしたりして反発されないと思ったらその方がおかしい。


■置き去りにされた本質の議論 摩訶不思議な「加計学園」問題(桜井よしこ
http://yoshiko-sakurai.jp/2017/07/15/6934
 摩訶不思議なのは未だに「加計学園獣医学部新設には不正などない、前川の言ってることはウソだ」「出会い系バー通いの前川なんか信用できない」「加戸前県知事や今治市長など地元は獣医学部新設を歓迎している」などと強弁するよしこの方でしょう。どれほど自分が恥ずかしいことをしているか自覚がないんでしょうか。


■産経【北朝鮮拉致】北が拘束のカナダ人牧師と面会 駐北スウェーデン臨時代理大使
http://www.sankei.com/world/news/170715/wor1707150022-n1.html 
 米国のワームビア君もそうですが、結局外交交渉しか問題解決の道はないわけです。拉致問題での本格的外交交渉を強く希望しますね。


劉暁波
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/07/news250329714-4.html
 荒木が個人ブログに劉のことを書くのは荒木の勝手です。
 しかし「特定失踪者調査会メルマガ」という媒体にそんな「関係ない事」を買うのは無茶苦茶というモンでしょう。


■産経【北朝鮮拉致拉致問題 薄れる関心…バイオリニストの五嶋龍氏が啓発訴え大学生とコンサート 「政治色強い」「怖い」と二の足の大学も
http://www.sankei.com/affairs/news/170714/afr1707140004-n1.html

 昨年末、五嶋氏はフェイスブックで共演を呼びかけた。約40校が関心を示し、2月の打ち合わせには18校が集まった。ところが、コンサートが拉致問題の啓発目的だと伝えると、ほとんどの学校が手を引いた。
「政治色が強いからやりたくない」「怖い」などが理由だったという。日本人の拉致は政治的立場とは無関係な問題であるにもかかわらずだ。
(中略)
 ある大学のOBらからは「拉致問題に関わって大丈夫か」と懸念する声があるという。

 産経や五嶋には「おいおい」ですね。拉致議連救う会も完全に極右団体なのに何が「拉致は政治的立場とは無関係」なんでしょうか。
 今や「拉致=右翼」という固定観念は「日本の常識」となったと言っていいでしょう。
 つうか「障害者のために車いすを」とか「交通事故遺児に奨学金を」とかならわかりますが「拉致チャリティー」て意味がわからないんですが。コンサートの収益を一体何に使うというのか。


■スーパーゲームズワークショップエンターテイメント『「成功的に進行」』
http://roodevil.blog.shinobi.jp/Date/20170713/

【ありがたい文在寅*12語録】
「北が(抑留されている)アメリカ人3人を釈放したら対話に応じてやる」
「北の核は不法*13、我々の韓米軍事訓練は合法。だから(ボーガス注:核廃棄を要求するなら米韓は合同演習を当面中止せよという北朝鮮や中国、ロシアの主張を認め)この二つを交換する事は出来ない」
(中略) 
 何でアメリカ人を釈放したら南北対話に応じる訳?。抑留されてるアメリカ人と韓国が一体何の関係がある訳よ?。普通は抑留されてる韓国人を釈放しろって言うんじゃないの?。それが何でアメリカ人よ?。文在寅は引き渡されたアメリカ人が死んだ時もわざわざ大袈裟に哀悼の意を表してたけど、この人は一体どこの国の大統領なんだ?。アメリカ人の安全と人権ばかり大事にしてそこまで平身低頭媚びへつらうザマ、韓国大統領というより駐韓アメリカ大使のセリフかと思ったよ。さすがの安倍だってここまでは言わなかったぜ。安倍の場合「拉致被害者を帰さなければ対話に応じない」ぐらいは言う(言った)かもしれないが、さすがに「アメリカ人を帰さなければ対話に応じない」とまでは言わなかっただろう。
(中略)
 見逃せないのは文在寅が「韓米合同軍事訓練は合法」とまで言っている事だろう。
(中略)
 朝鮮戦争の停戦協定では何と書かれているか? 
 停戦協定第2条13項
「韓国国境外部から増員する軍事人員と作戦飛行機、装甲車両、武器及び弾薬を持ち込む事を中止する」
 韓米合同軍事訓練は明らかに「韓国国境外部」から大量の米軍兵士・空母・戦闘機などの兵器を持ち込んで行われている。どう見ても停戦協定違反ではないか。
(中略)
 韓米合同訓練が今に始まったものではないにしても、こんな停戦協定違反を堂々と自慢する文在寅という大統領が朝鮮半島の平和など全く考えていない事はこの事だけでも歴然としているではないか。文在寅の頭にあるのは「アメリカや日本などの外勢の力にすがって北の政権を転覆し、南主導の吸収統一」という身勝手な野望と欲望だけであり、その点では李明博朴槿恵と何らの違いもないという事だ。
(中略)
 筆者はとうに腹をくくっているが、韓国や日本の米軍基地に反対する者達は腹をくくるべきであろう。文在寅に対する幻想はさっさと打ち捨てねばならない。
(中略)
 日本で言えば自民党民進党政権交代、あるいは自民党内の派閥抗争による政権たらい回し程度の権力交代に過ぎない。

 まあそもそも「合法かどうか」と「バーター取引に応じるかどうか」は全く関係ないですけどね。
 何というか文氏には「李や朴よりはマシだけど所詮この程度か」感が否定できません。


銃口
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/07/news250229713-8.html
 銃口を向けていいとは勿論言いませんが発砲したわけではないですからね。荒木のようなバカ騒ぎするほどのことでもないでしょう。


■ゆがめられた行政
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/07/news250129712-2.html

 もりかけがどうの忖度がどうのと膨大な時間と費用を費やしている国会もまたゆがめられていると思います。

 やれやれですね。安倍信者の荒木が森友・加計疑惑(いわゆるもりかけ疑惑)の追及を嫌ってることは分かりますが個人ブログならまだしも「特定失踪者調査会メールマガジン」という「少なくとも建前では安倍支持者の集まりではない集団のメルマガ」にこうした安倍擁護文章が書ける神経には恐れ入ります。
 もちろん荒木のような馬鹿者を野放しにしたが故に家族会は世間からドンビキされ拉致敗戦になったわけです。自業自得であり小生は家族会の連中には何一つ同情しません。


■産経【北ミサイル】専門家に聞く 「トランプ氏は北と直接取引へ」武貞秀士*14拓殖大特任教授 「弾頭小型化はめどついた」香田洋二*15・元海上自衛隊自衛艦隊司令官 
http://www.sankei.com/world/news/170711/wor1707110051-n1.html

 核兵器を持てば統一できるのだろうか。三代にわたる金王朝は、それが可能だと考えてきた。米首都に届くミサイルを開発すれば、米国は朝鮮半島への軍事介入を回避する。米朝不可侵協定を締結して在韓米軍を撤退させ、核保有国として有利な立場で韓国との統一交渉に臨むことができる、というのが北朝鮮の計算だ。

 統一と言っても武貞説は「軍事侵攻ではなく外交交渉」のようですがいくら何でも「北朝鮮優位の統一」ができるとは北朝鮮も思ってないでしょう。

 米朝不可侵協定を締結して在韓米軍を撤退させ

たいのはあくまでも「米軍の北朝鮮侵攻を防ぐため」でしょう。

トランプ米大統領は早晩、北朝鮮と直接の「ディール(取引)」を始めるだろう。

 強硬論が成功しないのであればそうなってもおかしくはないでしょう。

 ロフテッドについて、北朝鮮は「周辺諸国の安全を考慮した」と説明し、日本でも「米国を刺激しない目的だった」などと報じられている。

 もちろん「ロフテッドというそれなりに高度な技術が使用できることをアピールした」「ロフテッド技術の開発それ自体に軍事技術的意義があった」など色々な思惑はあるでしょうが「ロフテッドではなく本当に米国めがけてハワイの方向にでも撃ったら、米国の反発で、米軍の北朝鮮攻撃など恐ろしいことになりかねないから自重した」という面も当然あるでしょう。
 「ロフテッドというそれなりに高度な技術が使用できることをアピールした」「ロフテッド技術の開発それ自体に軍事技術的意義があった」などを理由に「北朝鮮は米国相手に自重などしてない」という香田氏は無茶苦茶すぎます。


国基研
■劉氏と夫人の日本受け入れも選択肢に(上)阿古智子*16東京大学大学院准教授)
http://jinf.jp/feedback/archives/20961
■劉氏と夫人の日本受け入れも選択肢に(下)阿古智子(東京大学大学院准教授)
http://jinf.jp/feedback/archives/20964
 まあ寄稿場所は国基研ですし、この阿古女史も「水谷尚子*17 女史」「I濱Y子*18女史」「id:noharraこと八木孝三」のような「安倍総理なら劉暁波氏を受け入れてくれるはず!」つう妄想の持ち主なんでしょうね(苦笑)。
 まあ、あの安倍が「中国ビジネスを犠牲にしてまで」そんな事するわけないし、安倍がそんな事するまでもなく欧米諸国から「受け入れる用意がある」との声がでてます。日本での受入が欧米に比べてベターとも言えないでしょう。無意味でくだらない妄想も大概にしてほしいですね。
 まあ善意に理解すれば「どうせできないだろ!」という安倍らウヨへの皮肉かも知れませんが。まあでもそれは善意に理解しすぎで本当は「安倍さんならやってくれる」と妄想してるのでしょうが。

 日本では、中国人が土地を買い占めているだの、東南アジア、中東、アフリカにまで積極的にプロジェクトを展開しているだの、中国の進出を否定的に報道し、それを「脅威」と捉えることが少なくない。
 しかし、中国の国として規模、経済力を考えれば、こうした趨勢に抗うことなど不可能だ。もっとそれを、当たり前としてとらえるべきだし、さらに言えば、中国のインパクトが及ぶこと自体を悪いと考える必要などないと、私は考えている。

 阿古氏曰く「劉暁波*19の投獄など不当な点は批判すべきだが、中国人のビジネスを敵視するのは非常識で不当だ」とのことです。珍しく正論ですね。ただその非常識を今後も国基研など日本極右は続けていくでしょうが。
 とはいえ

 価値観を共有できないような中国の勢力が海外の隅々にまで及び、それが実際に「脅威」となるのであれば、我々(日本の多くの人が平和や立憲主義において価値観を共有できると考えて「我々」と表現しています)は、自らが信じてきたものを、あきらめなければならなくなる。平和や立憲主義が侵されていく。学問の自由がなくなり、弁護士やジャーナリストが、弱者の立場から活動し、発信しなくなるだろう。

というあたりは所詮「ああ、阿古氏って所詮反中国バカウヨなんだな、国基研に寄稿する人だもんな」と実感します。
 日本において「立憲主義*20や学問の自由」を問題にするのなら中国の影響などより「安倍の独裁的かつ謀略的な政治(例:多方面から批判のあった共謀罪法案の強行採決、読売新聞を使った前川氏への個人攻撃)」「産経など右翼の歴史修正主義南京事件否定論河野談話否定論)」でも問題にすべきでしょうにねえ。
 「中国の脅威」なんてもんよりその方が日本においてはよほど「立憲主義や学問の自由」に対する脅威でしょう。いや日本だけでなく海外だって「中国国民ならともかく」、米国人にとってはトランプの脅威、フランス人にとってはルペンの脅威の方が深刻でしょう。
 正直、阿古氏や水谷氏、I濱女子のような「日本ウヨと野合して恥じない輩」「常識を逸脱した中国批判をやる輩」が中国批判しても全く賛同できませんね。


日経ビジネス『「劉暁波、危篤」の報に“日本無策”の無念』(福島香織*21
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/218009/071000109/?n_cid=nbpnbo_twbn

 個人的な感想をいえば、安倍晋三が、習近平に対して直接、劉暁波の治療を日本で引き受けたい、とストレートに言えばよかった。
(中略)
 ドイツ首相のメルケル習近平劉暁波のドイツ治療受け入れを数度にわたって直接伝えた。安倍はなぜ、ドイツよりも日本の方が飛行機の搭乗時間が短く、劉暁波の体力的にも日本での治療が最適だといわなかったのだろう。

 福島だけでなく、上で取り上げた阿古女史もそうですが全く彼女らは安倍をどれほど過大評価してるんですかね?。「何故言わなかったのだろう」て「財界の支援を受ける安倍にとって中国ビジネスが大事だから」「劉暁波が死のうと知った事じゃないから」「欧米が引き受ければいいと思ってるから」ですよ。簡単な話です。
 まあ、安倍の名誉(?)の為に断っておけば安倍以外の総理でも「日本で引き受けます」というかは疑問ですが。
 まあ、それはともかく安倍が愚かなのはこうしたことでは中国批判しない癖に誰*22が考えても勝ち目がない「南京事件資料のユネスコ記憶遺産登録」などで中国に因縁をつけることですね。


シンクタンク戦略大学
http://www.japandebate.com/

 白鵬横綱失格である。
 勝つことが横綱ではない。
 もう引退の時だ。引退を勧告せよ。

 よほどモンゴル人横綱がウヨとして気にくわないようですが白鵬以外に客を呼べる力士が何処にいるのかつう話です。

 横綱が張手をするな。

 そんなルールは何処にもありません。自分勝手な俺様ルールを人に押しつけるなって話です。
 「球界の盟主巨人軍は盗塁や敬遠、隠し球などと言う汚い行為をしてはいけない」というレベルの与太です。そう言う価値観を持つことはそいつの勝手ですし「だから俺は今の巨人が嫌いだ、白鵬が嫌いだ」つうのも勝手ですがそんなんは他人に押しつけることができる代物じゃない。

 後進に道を譲ることで、次代の力士が育つように振る舞うのが横綱である。双葉山大鵬北の湖千代の富士貴乃花は、たった数回の敗戦で引退した。

 別に後進に道を譲りたいからではなく、「もはや横綱がつとまらないと思ったから辞めた」だけでしょう。

白鵬が勝てば勝つほど、日本人はしらけてくる。

 勿論そんな事はなくテレビのスポーツコーナーは「千代の富士に並んで勝ち数が歴代2位だ」「ついに魁皇に並んで歴代1位だ」「ついに魁皇も抜いて単独1位だ」「これから何処まで勝ち数を伸ばすか」と報じてたわけです。

それみたことか、藤井クンがテレビから消えた。KY棋士佐々木のバカタレめが。

 吹き出しました。藤井君も神様ではないし対局相手も「いつまでも連勝記録を伸ばされてたまるか」と思ってるでしょうからこうなることは何ら不思議なことではない。遅かれ早かれ「藤井敗戦」はいずれ来た話です。むしろ連勝記録を更新できたことだけでもすごいことです。最多タイ記録で終わっても何らおかしくない。
 もちろん佐々木氏が非難されることでもない。このバカウヨは「佐々木は片八百長しろ」とでもいうのか。双葉山を破った安藝ノ海を誹謗するのと同レベルの愚行です。
 なお、ウィキペ「双葉山」によれば

当時の相撲ファン達の間では、双葉山の連勝がどこまで続くかという話題で大いに盛り上がっていた一方、誰が双葉山の連勝を止めるかという点にも注目が集まるようになり、「双葉よ負けるな双葉を倒せ」という相矛盾する流行語が生まれた

そうです。
 まともな人間ならそうなるでしょう。藤井君の話だって同じです。
 「将来有望な若手として連勝記録を伸ばして欲しい」反面、「そろそろ藤井君を誰かが破って欲しい。プロの厳しい洗礼を先輩として与えて欲しい」という思いも出る。
 つうか連勝記録にしか興味がないなんて佐々木氏は勿論、むしろ藤井君や将棋というモノをバカにしています。藤井君も迷惑でしょう。そんなもんにしか興味のないバカは将棋なんか見るなと言いたい。

 安倍さん、ゴルフはやめろ。
 今やゴルフは特権階級の贅沢な遊びとなった。

 「今や」ではなく昔からゴルフは贅沢な遊びですが。ただ現在においては「とてつもなく贅沢」てほどでもない。
 「毎日ゴルフする」のならともかく、月1回レベルなら、「中流階級」なら十分できる程度の贅沢でしょう。最近はゴルフの料金も不景気の影響でかなり下がったと聞きます(ゴルフをしないのでよく知りませんが)。
 従ってゴルフなんぞで安倍への反感は出ないでしょう。つうか安倍に対する反感のメインって「独裁的」「森友・加計学園疑惑」「極右政治」「稲田重用など身びいき人事」などであって、ゴルフじゃないし。

 二階*23幹事長よ、テメエは何の権限があって日韓友好などという幻想をふりまくのだ

 安倍の特使として訪韓してることは明白なんですがねえ(苦笑)。


■兄弟か友人か
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/07/news249929710-8.html

 「日本と韓国は兄弟か、友人か」
 答えは兄弟なのだそうです。理由は友人は選べるが兄弟は選べないから。

 荒木も随分と無礼な男です。なおこのジョークの元ネタは「ソ連と東欧は兄弟か友人か」ですね。

 いつの時代でも朝鮮半島の混乱は日本の安全に直結します。日清戦争日露戦争も、だからこそ日本は戦ったわけで、それだけ重要な地域だということです。

 おいおいですね。日清戦争日露戦争も「日本が韓国を植民地化するための戦争」であり日本の国防のための戦争ではありません。
 「日本による韓国植民地化」が国益に反すると思った清朝やロシアとの対立の結果、戦争になったわけです。日本が「韓国植民地化」を計画しなければ起こらなかった戦争です。

 歴史問題ではなかなかかみ合いませんが、かみ合わなくしているかなり大きな部分には親北勢力による工作も功を奏しており

 ばかばかしい。かみ合わないのは日本の韓国侵略を美化正当化しようとする荒木らウヨだけですし、かみ合わない理由に「親北朝鮮勢力の工作」なんつうもんはありません。何処の世界に植民地支配を美化する旧宗主国国民に好意的な「旧植民地国民」がいるのか。何もこれは日韓だけではなく「米国・フィリピン」「英国・インド」「フランス・ベトナム」「オランダ・インドネシア」なども同じではないのか。

 もし韓国人が反日で凝り固まっているなら、韓国の街中に日本風居酒屋が堂々と営業して繁盛することもないでしょう

 ばかばかしい。日本文化「居酒屋」を愛好することと「安倍政権の慰安婦に対する態度を批判すること」は何ら矛盾なく両立します。政治と文化は違う。
 荒木の認識なら、「荒木のような反中国、嫌韓国右翼」は中華料理や韓国料理は食べないし、カンフー映画も見ないのでしょう。
 あるいは荒木の認識なら、米軍基地問題で米国を批判する人々は「ジャズであれ、ハリウッド映画であれ、ハンバーガー&コカコーラであれ」米国文化を全て否定するのでしょうがそんなことはありえない。


■国基研『北のICBM成功は米国以上に日本の脅威だ』太田文雄(元防衛庁情報本部長)
http://jinf.jp/feedback/archives/20941
 いや脅威じゃないですね。つうのはICBMは米国など遠く離れた国を攻撃するのに使う武器だからです。
 日本を攻撃するならそんなモンではなくノドンなどの中距離ミサイルで充分です。ICBMが成功しようとすまいと「中距離ミサイルで日本攻撃出来る」以上、日本にとっての北朝鮮の脅威は別に増したりはしません。

 ロフテッド軌道で高速に落下してくる弾道ミサイルはマッハ10にもなる。

 わざわざ日本めがけてロフテッド軌道ICBMで攻撃するわけがないでしょう。そんなん着弾に時間がかかるだけですし。ノドンなどの中距離ミサイルで攻撃してくるに決まってる。


■七夕
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/07/news24982977-bd.html

 警察がよく言う「法と証拠に基づいて」であれば寺越武志さん本人が北朝鮮にいることが分かっているのだから本人が何と言おうと家族が何と言おうと認定するのが当然です。

 おいおいですね。本人が否定してるのに拉致だと認定できる証拠なんか何処にあるのか。


■中国に影響力はあるのか
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/07/news24972976-1a.html

 巨大な自転車操業の中国

 ばかばかしい。小生も中国に何の問題点もないとは言いませんが少なくとも自転車操業と言うほどの危機的状況ではないでしょう。
 むしろ荒木ら巣くう会一味の方が拉致の風化で自転車操業ではないのか。

 もともと中国の王朝は朝鮮半島に介入したことで衰亡する例があります。

 「朝鮮戦争に介入した毛沢東中国はひっくり返らなかったよね?」で終わる与太話です。
 大体、朝鮮半島介入で衰亡て
1)高句麗遠征で国力を衰退させた隋
2)秀吉の朝鮮侵略との戦いで国力を衰退させた明
3)日清戦争の敗北で半植民地化が侵攻した清、ぐらいではないのか。全ての中国王朝に該当する話ではないでしょう。

 この際日本も米国も中国に頼まないで、例えば北朝鮮問題の国際協議をやるにしても北京を外して東京やワシントンでやるとか、自分たちで解決する姿勢をもった方が良いと思います。

 中国の影響力を過大評価するのも間違いですが、荒木のように無視するのはもっと論外でしょう。またロシアの影響力も無視できないでしょう。


■特別重大報道
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/07/news24942974-b7.html

 そのうちミサイルが日本の領土領海に落ちて被害が出ることも考えられます。

 「漁船などのいない排他的経済水域に落とす」つもりが「漁船などのいる領海」に落ちて犠牲が出る可能性はゼロではないでしょう(あくまで北朝鮮の行為は牽制であり、かつ過去の実験で犠牲が出てないこと*24を考えればその可能性は低いかと思いますが)。ただしその場合でも故意の軍事攻撃ではないでしょう。ましてや「領土なんて可能性」はまずありません。

「話し合いで」と思っている人はぜひ北朝鮮に渡って行って話し合ってきてもらいたいものです。

 やれやれですね。小生も「話し合い解決」を望んでますがさすがに「俺が話し合いで解決する」つう度胸はありません。当たり前でしょう。「カーター*25クリントン*26元米国大統領、金大中*27韓国大統領、金丸信*28自民党副総裁、小泉純一郎首相」などと違い、政治交渉能力も「政府を代表する肩書き」も何もない一般民間人なんか北朝鮮に限らず誰も相手をしません。そしてカーターらは「その業績をどう評価するかはともかく」米朝核合意(カーター)、第18富士山丸乗組員解放(金丸)、日朝平壌宣言(小泉)などの成果を上げました。


■ファースト
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/07/news24942973-1d.html

 自分の経験した最初の「風」は土井たか子委員長時代の社会党「おたかさん」ブーム。

 土井氏の場合
1)「駄目なモノは駄目*29」といういわゆる「国対政治」否定アピール
2)市民運動との連携を模索し、労組からの自立を目指したこと
が評価されたのでただのポピュリズムとはやはり違うでしょう。

 一旦「風」が起きれば理屈も何も関係ありません。その選挙区で候補者が決まっていなくても当選確実になり、あとは誰が候補者でも(極論すればポチでもミケでも)、選挙運動をほとんどしなくても当選できます。

とぼやく荒木にとって小池党は「風にのっただけのろくでもない政治家の集まり」なのでしょう(ちなみにこの種の風が吹いたことがないのが荒木の所属していた旧民社です)。もちろん荒木がこういうのは「小池党の面子」と荒木につながりがないからですが。今後どうなるかは分かりませんが「つながりがない状態」が継続すれば荒木の悪口は続くでしょう。
 なお、今回「小池党躍進」という風が吹きましたが、ささやかながら「共産議席増」という風も吹いたことも指摘しておきます。「小池の風」が一時的あだ花で終わる可能性が強いのに対し「俺の願望込み」ですが、「共産の風」は当面は続くでしょう。小池のようなポピュリズムではないからです。


延坪島にて
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/06/news249129627-3.html

 民間人がお二人、軍人がお二人犠牲になられています。

 まあ誤解を恐れず言えばその程度の死者しか出ない局地戦だったわけです。民間人も軍属(基地労働者)であり純粋な民間人ではありません。


■特別検証(宮崎)報告
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/06/news248929625-6.html
 延々長い文章ですが結論をいえば
1)断言できることは何も分かってない(ホニャララの可能性がある、程度の事しか荒木は言ってない)
2)拉致被害者救出に役立つことは何も分かってない
ですね。そんな調査には何の意味もないわけです。まあ、これで終わらせてもいいんですがいくつか突っ込んでみます。

(2)林田さん・水居さん失踪関連事案(一ツ瀬川河口付近)
 昭和63年(1988)7月17日日曜早朝、高鍋町の建設会社社長・林田幸男さん(当時53歳)と宮崎市の不動産会社社長・水居明さん(当時51歳)の2人は、宮崎市赤江の通称タンボリに停泊させていた林田さん所有のプレジャーボート「共擁丸」1t(ヤンマー製・マリン・ハンターFZ25)で海釣りのため午前4時頃出港したが夜になっても帰港せず行方不明となった。
(中略)
 林田さんは、弟さんに「一か月後に自分がいなくなったら…」と言ったことがあった。

 やれやれですね。林田氏の弟さんへの発言が事実として「失踪に事件性のある可能性」は当然あるでしょうが、そんなことは当時の警察も調べてるでしょう。でも何もでなかったわけです。
 いずれにせよ「事件性のある失踪=北朝鮮の拉致」では全くありません。

(3)岩本美代子さん失踪関連(石崎浜)
 平成7年(1995)11月5日(日曜日)、佐土原町(現宮崎市)に居住していた岩本美代子さん(当時36歳・建設会社勤務)が自身の私有車で交際していた男性A氏と出かけたまま一人行方不明となり、その後私有車だけが石崎浜(佐土原)の海岸で斜面に乗り上げるようにして放置されているのが発見されている。
 平成26年(2014)6月22日付朝日新聞宮崎版の記事によれば当日の朝、家を私有車で出た美代子さんは宮崎市フェニックス自然動物園の駐車場に私有車を置き、A氏の車に乗り換えて北に向かったが途中で喧嘩となり、引き返して正午ごろ動物園の駐車場でA氏と別れたとされている。
(中略)
 なおA氏は当時警察に事情聴取を受けたが、アリバイがあったとされている。
(中略)
 従来の「失踪当日の経緯」の殆どはA氏の供述が基になっているが、(中略)岩本美代子さんの失踪の経緯については今一度ゼロベースで考える必要を感じる。

 失踪時期から考えて北朝鮮拉致ではないでしょうがそれはさておき。
 おいおいですね。正当な根拠がなければA氏の供述を無視することなんかできるわけがないでしょう。

 失踪のおよそ4年前に岩本さんは周囲に「向かいのアパートから覗かれて…」と話していた。これが失踪(拉致)と関連しているとすれば、かなり早い時期に目をつけられていたことになる。

 おいおいですね。普通に考えて「若い女性に対する、ただののぞき犯罪」で説明のつくことを根拠レスでよくもデタラメなことがほざけるモンです。

(4)原敕晁さん拉致現場及び田口八重子さん拉致関連(青島)

 「原さんの拉致犯罪者のシンガンスは逮捕されてるし、田口さんの拉致については北朝鮮も認めてる。今さら何調査するの?」ですよねえ。

 本件で警察は拉致犯罪として立件をしようとしたが韓国の捜査当局の書類の不備などを理由に検察が起訴をしなかったと言われている。

1)当時の韓国政府から「捜査資料なら提供する。ただ手の内を外部にさらしたくないんで、日本での起訴は遠慮して欲しい。シンガンスはウチの国で処罰するから納得して欲しい」といわれて了解したつう話か、
あるいは
2)韓国捜査当局の捜査手法が「日本の刑訴法に反する違法捜査」なんで法廷に出せなかった(違法捜査で得た証拠に証拠能力はありません)つう話
でしょうね。


■ワームビア氏
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/06/news248729621-3.html

死因はご家族が解剖を拒否したことから不明

 こういうのは本当に建設的じゃないですよね。解剖されたくないつう気持ちは分からないでもないですが、それじゃ死因は分からないわけです(解剖しても分からない可能性はおそらくありますが)。
 死因が分かれば「ボツリヌス菌中毒じゃないじゃないか」とか北朝鮮相手に言えるかも知れない。死因が分からない状況で「酷い国だ」とか言ってもあまり意味はないでしょう。

恐らく拘束されてからそれほど経たないうちに何らかの拷問によって脳に障害を来したもの

だから根拠レスでそんな事言ってもしようがないだろ、ですね。

 トランプ大統領は「残忍な北朝鮮政権を非難する」と言っていますが、今のところ特に報復するとかいうことでもない

 そりゃ言えるわけないでしょう。身柄拘束されてる米国人はまだあの国にいます。そうした米国人の身を危険にさらしてどうするのか。

私がこのニュースを受けて感じたのは、「拉致被害者でこうなっている人はいないのだろうか」ということでした。正直ご家族とともにやっている身としては考えたくないのですが、北朝鮮に身柄がある限りその心配はぬぐえません。今そうでなくても明日そういう仕打ちを受ける可能性もあります。

 嘘つくな、て話です。
 本気でそう思ってるなら何で「小泉訪朝後も拉致被害者がいる」なんて与太飛ばすのか。何で「金正恩が暗殺されればいい」なんて与太飛ばすのか、て話です。「暗殺」は荒木はいってなかったかも知れませんが巣くう会副会長の島田洋一はそう何度も放言しています。
 拉致被害者の身の安全が気になるなら、必要以上に北朝鮮を挑発するような行為を普通の人間はしません。
 荒木ら救う会北朝鮮に対する挑発行為からは
1)生存する日本人拉致被害者はあの国にもはやいない
2)生存する日本人拉致被害者がどんな目にあっても構わない
3)どんなに北朝鮮を挑発しても北朝鮮は生存する日本人拉致被害者に危害を加えられない、日本が怖いから
のどれかの考えを荒木ら救う会がしているとしか理解できないでしょう。1)〜3)のどれであれ、荒木らは拉致被害者の身の安全なんか気にしてないわけです。
 つうか「身柄拘束されてるわけではない」ですが、そこまで荒木が北朝鮮を野蛮な国扱いするなら「寺越武志さんやウンギョンさんの身の安全」だって考えてしかるべきです。しかし横田夫妻も孫があの国にいて最悪の場合*30北朝鮮が孫に危害を加える恐れがあるのに北朝鮮に対して無茶苦茶な悪口する荒木や島田ら救う会と良くつきあえるモンです。

 ワームビア氏のご逝去を悼み、せめてその教訓を活かさなければと思っている次第です。

 どう活かすんだって話です。当然ながら「今まで通りの対応です」では全然生かしたことには成りません。


■情報機関の調査機能の一掃を目論む韓国の現状を日本は注視すべき(櫻井よしこ
http://yoshiko-sakurai.jp/2017/06/17/6891
 何故国家情報院の改革が唱えられるのか。それは建前のきれいごとはともかく実際には情報院が市民運動弾圧などの問題を抱えているからであり、文氏本人や文氏の支持層がそうした情報院の弾圧の被害者だからです*31。つまり文政権の目指す改革が適切かどうかはともかく何らかの改革はしないといけない。
 しかしそう言う話(情報院の民主的改革)をよしこがしないのは勿論よしこが市民運動(特に左派系)を敵視しているからです。


■大森勝久ブログ『日本国家の安全保障―タブーを設けたら思考は停止し歪み現実が見えなくなる』
http://ameblo.jp/omorikatsuhisa/entry-12284148603.html

 安倍首相は2015年6月1日の衆院平和安全法制特別委員会で、民主党(当時)の玄葉氏*32が「南シナ海で中国とフィリピンが武力衝突を起こし、中国が機雷を敷設した場合、存立危機事態や重要影響事態になり得るか」と質問したのに対して、「南シナ海には様々な迂回路が存在し、広い海なので、あまり(両事態)は想定し得ない*33」と答弁したのである。

 さすがの安倍も下手な答弁をして
1)安保法への反対意見が強まっては困る&
2)中国の日本への反発が強まっては困る
と認識したのでしょう。1)はともかく2)は総理として当然の認識です。
 しかしこれを「安倍は中国に媚びてる」と認識し産経などが安倍批判しないことを憤激するのが我らが大森氏です。


■痛快
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/06/news248329616-3.html

守らせたいなら武力でねじ伏せて無理矢理守らせるしかないでしょう。

 こんな暴言を北朝鮮相手にする男・荒木をちやほやするのが家族会です。
 拉致が解決しないのも全く当然と言っていいでしょう。


■国基研「中国経済の行方〜中長期的な問題を中心に〜」 齋藤尚登・大和総研主席研究員
http://jinf.jp/news/archives/20796

 中国経済は、36年間続いた一人っ子政策の弊害が色濃くなる中で、投資効率が低下、企業債務など負債率の上昇、生産能力の過剰、住宅バブル崩壊のリスクなどの問題が噴出すると予想した。
 特に「一人っ子政策」の弊害について、中国の若年層における女児に対する男児の割合が極端に多くなっていることを指摘。今後人口減少問題が激しくなるとのこと。すなわち、生産年齢人口が2011年をピークに減少するとともに、社会保障関連費が増大し、政府の歳出に占める割合も増えるという。
 最後に、4月1日に発表された中国が設立を予定する新たな特区である「雄安新区」(河北省保定市)について、日本で言えば「つくば研究学園都市」に近いイメージで、「国家の大事」と位置付けられているが、深圳経済特区のように政府からの自由が保証されないかぎり、その成功に疑問の目を向けた。

 「全て根拠のないデマ」「中国経済に不安材料はない」とまでは言いませんが、結局「中国は駄目なんだ」と思いたい国基研に媚びてるだけなんでしょうね。ここまで中国経済をネガティブに描き出すエコノミストというのもあまりいないでしょう。「だったらAIIBや一帯一路に世界各国が乗り気なのはどうなんだ」つう話になる。
 ただ「雄安新区=つくば研究学園都市みたいなもん」つうのは勉強になりました。


固定観念 
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/06/news248129612-d.html

 拉致問題を「1970年代から80年代」という固定観念で捉えていたことが拉致問題の全体像を長い間つかめなかった大きな理由の一つです。

 正当な根拠があるものは「誤った固定観念」ではありません。
 たとえば「張作霖暗殺・日本軍犯行説」に対して「固定観念だ」等と抜かして「コミンテルン犯行説」を唱えても根拠がないのだから話になりません。
 拉致が「1950年代にもあった」だの「2000年代にもあった」だのいう荒木の主張には何の根拠もありません。
 まあ、それはともかく。
 問題は「拉致被害者をどう救出するか」であり「拉致の全体像を掴むこと」などではありません。
 荒木の寝言は論外として「拉致の全体像」なんてもんは、北朝鮮が調査に協力的でない以上、わかりようがないでしょう。いや北朝鮮政権が崩壊してもどれほどわかるかどうか。例えば「ソ連・東欧の共産党体制崩壊後」「韓国民主化後」「チリ民主化後」政府による暗殺や弾圧などについて全ての問題がきれいに解明されたかと言えばおそらくそうではないでしょう。
 大事なことは「できる限り拉致被害者を過不足なく、過大評価も過小評価もなく、正確にカウントし、そのカウントした被害者をできる限り救出すること」であってそのために必要なことをするだけの話です。
 たとえば「慰安婦制度の全体像が分からなければ慰安婦経済支援に意味はないのか」といったらそう言う話じゃないでしょう。

 岩本さんは平成7年(1995)11月5日、「朝、男性と日向近辺に美代子さんの運転でドライブに出かけたが、日向大橋までで計画中止して住吉の動物園の駐車場で昼12時頃別れた。石崎浜海岸に本人所有の車が鍵がついたまま発見される。その後一切連絡なし」となっています。

 こんなんは失踪時期から考えて北朝鮮拉致の可能性はほとんど皆無でしょう。

横田早紀江(ウィキペ参照)
・1996年(平成8年)10月号で石高健次の書いた記事が「現代コリア」に掲載された。このことが発端になり、1997年(平成9年)2月号で「アエラ」「産経新聞」などで「横田めぐみ」拉致疑惑がとりあげられた。3月25日に「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」が結成される。

ですからねえ。まあ、荒木だと「拉致被害者家族会結成後も北朝鮮拉致がある」「小泉訪朝後も北朝鮮拉致がある」「今後も北朝鮮拉致があるかも知れない」と平然と言いますから話になりませんが。
 いずれにせよこの失踪を拉致などの犯罪に巻き込まれたと考えるなら「失礼ながら」怪しいのは「ドライブに一緒に出かけたという男性」ですよね。少なくともこれは北朝鮮拉致ではないでしょう。
 荒木も

男性には警察も取り調べをしたもののアリバイがあったということになっています。

と書いています。

 しかし、当日祖母から投函を頼まれた葉書ははるか南の日南市宮浦に所在する鵜戸郵便局の消印があり、一方で岩本さん愛用のカメラはその後、今度は北の日向市方面の質屋で発見されたと言います。
 これまで男性の証言を基本に様々な状況を考えていたのですが、議論の中でもしこの証言部分を外したらどうなのだろうということになりました。

 「日南市の郵便局の消印」も「日向市の質屋」も男性証言を前提にしても不思議ではないですね。

住吉の動物園の駐車場で昼12時頃別れた。

という住吉の動物園があるのは日向市ですから。一方、日南市というのは日向市からは遠いですが「車が発見された石崎浜海岸」からは近い。
 つまり男性証言を前提にしても「男性と別れた後、日向市の質屋にカメラを入れた→日向市から日南市に『何らかの用事』で出かけ、ついでにハガキを日南市の郵便局から出した→その後、石崎浜海岸に車を残し失踪」と考えれば何の矛盾もないでしょう。
 仮に矛盾があったとしてもそれだけで男性証言を勝手に無視して自分に都合の良いストーリーをつくろうとすることは適切ではないでしょう。いやもちろん、男性証言と矛盾しないし、男性証言を無視したところで「何故日向市で投函しなかったのだろうか」等の疑問は出ると思いますが。
 まあ質屋にせよ、郵便局にせよ既に警察が「日南市で岩本さんを見た人がいないか聞き込み」「質屋に誰がカメラを持ち込んだか聞き込み*34」してるでしょうね。それでも岩本さん失踪に繋がる情報が出なかったわけでご家族はかわいそうですが、「信じられないくらいのよほどの僥倖」がない限り、今さらどうにもならないでしょう。


■日の丸と太極旗
http://araki.way-nifty.com/araki/2017/06/news248029611-6.html

日韓の間は例えば国交断絶したところで、お互い目の前にいるという位置関係は変わりません。

 というのは何も韓国だけでなく、中国、北朝鮮も同じなので、荒木らウヨには不当な敵視は辞めてもらいたいモンです。
 特に「正式な国交がなく、また経済交流が日本の経済制裁のためにほとんど皆無の北朝鮮」はともかく「経済交流が大変深い中国」を敵視するなど経済的な意味で馬鹿げています。

 韓国のマスコミや労働組合は日本より遥かに親北左傾化

 労組はともかく、韓国マスコミの何処が左傾、親北朝鮮なんでしょうか?
 韓国を代表する三大紙「朝鮮日報」「中央日報」「東亜日報」は「サード配備を支持する」など、どう見ても保守派、反北朝鮮です。もちろんハンギョレなど左派メディア*35もありますが、左派がメディアを牛耳ってなどいない。

 韓国の街中には日本語で「おでん」とか書いた居酒屋が盛業しています。

 「おでんが好き」なのと「慰安婦問題その他で安倍批判する」のと矛盾しませんからねえ。
 「アメリカ文化(例:ディズニー映画)が好きなのとトランプ政権批判すること」「中華料理が好きなのと中国共産党批判すること」が矛盾しないのと同じ事です。
 あるいは「イタリア料理(パスタやピザ)やイタリアオペラが好きなことはムソリーニ支持を意味しない」「ドイツビールが好きなことはナチ支持を意味しない」「ロシア料理(ボルシチピロシキなど)が好きなことはレーニンスターリン*36プーチン*37といったロシア(旧ソ連含む)の政治家支持を意味しない」といってもいい。
 「その国の文化」と「その国の政治」は必ずしも関係ありません。

 言論空間では日本の肩を持っているように見られただけでマスコミなどから「弾圧」とも言える攻撃を受けます。

 まともな言論ならそんなことはないんじゃないですかね。「安倍の靖国参拝支持」「慰安婦問題で安倍政権支持」とかすれば批判されるでしょうけど。

 これまでは「だから韓国の言うことを聞いておこう」「とりあえず謝っておこう」ということできてしまいました。

 そんなことはないですね。「中曽根*38内閣における藤尾*39文相更迭」「村山内閣の江藤*40総務庁長官引責辞任」にせよ何にせよ「韓国併合は問題ない」とか暴言吐くからわびる羽目になるわけです。

「日本の官房長官が言ったではないか」とか言われればそれまでだからです。

 河野談話のことでしょうか?。まあ、あの談話は「河野氏の個人的談話ではなく宮沢*41政権の公的見解」の上に、河野氏*42官房長官を務めた宮沢内閣だけではなく、細川*43、羽田*44、村山、橋本*45、小渕*46、森*47、小泉*48、安倍*49、福田*50、麻生*51、鳩山*52、菅*53、野田*54と歴代政権が踏襲しているので「官房長官が言った」ではなく「歴代政権が踏襲している」というレベルになっていますが。

日本は大国だから怒らせない方が良い

なんていう荒木ですがそんな態度とったら喧嘩になるだけです。
 大体、北朝鮮ならまだしも韓国も中国ももはや大国であり、日本がそう言う舐めた態度穫れる相手ではない。

 昨日は大阪で日韓両国の国旗を掲げて「北朝鮮金正恩を許すな!日の丸・太極旗デモ行進」が行われました。私は参加できず賛同人に名前を連ねただけですが、画期的なことだったと思います。
(中略)
「日の丸と太極旗」というのは意外と大きな影響を及ぼすかもしれません。

 参加者は日韓のウヨだけなんだから何の影響もないでしょう。
 ソ連大使館職員が、志賀義雄ら「日本のこえ」メンバーとソ連国旗と日の丸で街頭行進するような話と大して変わりません。大半の日本人や韓国人にとってはどうでもいい話です。


■国基研『「パリ協定」に見る科学と政治の混同』赤祖父俊一*55(米アラスカ大学名誉教授)
http://jinf.jp/feedback/archives/20752

 米国が「パリ協定」から離脱した。私の率直な意見は、「これでやっと地球温暖化、気候変動の問題を学問として研究できるかもしれない」ということである。

 冒頭のこの一文だけで赤祖父や国基研が「温暖化CO2原因否定論」であることがわかります。もう、後の赤祖父の文章は読まなくていいでしょう。「学問として研究できるかも知れない」どころか「学問として研究した結果」が「パリ協定」などの温室効果ガス(主としてCO2)削減政策の訳です。そしてトランプの行為で起こったのは赤祖父の主張とは逆に国際的なトランプ批判です。
 まあ、南京事件否定論河野談話否定論をかます国基研がエセ科学「温暖化CO2原因否定論」を支持するのは不思議ではありませんが、こんなん安倍も支持するわけがない。
 安倍が「私はCO2排出削減は無意味だと思いますからパリ協定を離脱します」つうことはまずあり得ないでしょうね。さすがにそこまで安倍も非常識じゃないでしょう。
 しかしまあネットをググって今回知りましたが
・赤祖父『正しく知る地球温暖化:誤った地球温暖化論に惑わされないために』(2008年、誠文堂新光社)以外にも

・桜井邦朋*56『眠りにつく太陽:地球は寒冷化する』(2010年、祥伝社新書)
武田邦彦*57『暴走する「地球温暖化」論:洗脳・煽動・歪曲の数々』(薬師院仁志渡辺正らとの共著、2007年、文藝春秋)、『「地球温暖化」論で日本人が殺される! 』(丸山茂徳との共著、2008年、講談社)、『温暖化謀略論』(2010年、ビジネス社)
槌田敦*58『CO2温暖化説は間違っている』(2006年、ほたる出版
広瀬隆*59二酸化炭素温暖化説の崩壊』(2010年、集英社新書)
・深井有*60『地球はもう温暖化していない:科学と政治の大転換へ』(2015年、平凡社新書)
丸山茂徳『科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている』(2008年、宝島社新書)、『「地球温暖化」論に騙されるな!』(2008年、講談社)、『地球温暖化対策が日本を滅ぼす』(2008年、PHP研究所)、『今そこに迫る「地球寒冷化」』(2009年、ベストセラーズ)、『21世紀地球寒冷化と国際変動予測』(2015年、東信堂
薬師院仁志*61地球温暖化論への挑戦』(2002年、八千代出版
渡辺正地球温暖化論のウソとワナ』(共著、2008年、ベストセラーズ)、『「地球温暖化」神話』(2012年、丸善出版

なんてトンデモ本があるんですね。もちろん一方で明日香壽川『地球温暖化:ほぼすべての質問に答えます!』(2009年、岩波ブックレット)のようなまともな本もあります。
 「ネトウヨ本の版元・祥伝社、文春、ビジネス社、宝島社、PHP研究所ベストセラーズ」には何一つ期待してませんが「集英社平凡社講談社丸善出版」にはちょっとがっかりです(ほたる出版東信堂八千代出版はよく分かりません)。
 まあ、「集英社平凡社講談社丸善出版」の名誉のために断っておけば、これらの出版社はまともな本も勿論出しています。
 温暖化に話を限定しても

独立行政法人国立環境研究所地球環境研究センター編集『地球温暖化の事典』(2016年、丸善出版

なんて本があるわけです。
  まあこういうのは科学的に議論、批判するのがもちろん「本道」ですが別に科学的な議論ができない俺のような科学音痴でも常識があれば「何処の誰が何のためにそんなデマ流布するん?。そんなデマに何でほとんど全ての世界中の国が協力するん?。お前の言ってることは常識で考えてありえへんやろ?」つう話です。まあこれ(常識があればウソだと分かる)は「温暖化CO2原因否定論」に限らず「ほとんど全ての陰謀論張作霖暗殺コミンテルン犯行説、ホロコースト否定論、南京事件否定論911テロ・アメリ陰謀論など)」に共通することですが。
 まあこういう陰謀論ってのは理屈じゃないわけです。「陰謀論を唱えれば」、自分は悪くないと言えるという完全な感情論ですよね。

【追記】
 コメ欄で指摘がある伊藤真氏は

・資格試験予備校「伊藤塾」の塾長。弁護士
・一人一票実現国民会議の発起人の一人
・著書『泣き寝入りしないための民法相談室』(2003年、平凡社新書)、『会社コンプライアンス』(2007年、講談社現代新書)、『憲法の力』(2007年、集英社新書)、『なりたくない人のための裁判員入門』(2009年、幻冬舎新書)、『中高生のための憲法教室』(2009年、岩波ジュニア新書)、『憲法問題:なぜいま改憲なのか』(2013年、PHP新書)、『現代語訳 日本国憲法』(2014年、ちくま新書)、『選び抜く力』(2014年、角川oneテーマ21) など

という御仁です。

*1:一般論としては情報公開は悪い事ではないでしょうがこの言い方では「差別される方にも問題がある」といってるのも同然ではないのか。

*2:会社名は山岡記事を読めば分かります。

*3:むしろ日本軍の方が「組織的なゲリラ戦ではない」にせよ、「投降を禁じた戦陣訓」によって、軍が崩壊しても、ゲリラ戦を事実上強制されていました。

*4:著書『天皇の軍隊と南京事件』(1985年、青木書店)、『昭和天皇終戦史』(1992年、岩波新書)、『現代歴史学と戦争責任』(1997年、青木書店)、『日本の軍隊:兵士たちの近代史』(2002年、岩波新書)、『日本人の戦争観』(2005年、岩波現代文庫)、『アジア・太平洋戦争』(2007年、岩波新書)、『兵士たちの戦後史』(2011年、岩波書店)、『現代歴史学軍事史研究』(2012年、校倉書房)など

*5:現在の国際法について俺は無知ですので。ただPLOなど「ゲリラが国際社会に認知されている現状」を考えたら「ゲリラ=違法行為」とは単純には言いがたいでしょう

*6:駐米大使、外相を経て国務委員(外交担当)

*7:竹島=韓国領が前提のラインです

*8:ただし海賊版などに寄って有名無実化してはいました

*9:ただしその金氏、盧氏にしても河野談話否定論のような暴論を許したりはしないわけです。

*10:元警視総監。鈴木内閣環境庁長官自民党参院議員会長、参院議長など歴任

*11:とはいえそのトラブルを安倍が更に悪化させていますが。

*12:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*13:浅井基文氏が指摘していますがNPTを北朝鮮が脱退した今「違法と言えるかどうかは疑問」です。NPTに加盟してなインドやパキスタンの核開発は米国によって事実上黙認されていますし。

*14:著書『東アジア動乱 :地政学が明かす日本の役割』(2015年、角川oneテーマ21

*15:著書『賛成・反対を言う前の集団的自衛権入門』(2014年、幻冬舎新書

*16:著書『貧者を喰らう国:中国格差社会からの警告【増補新版】』(2014年、新潮選書)

*17:著書『中国を追われたウイグル人:亡命者が語る政治弾圧』(2007年、文春新書)など

*18:著書『ダライ・ラマと転生』(2016年、扶桑社新書)など

*19:2010年ノーベル平和賞受賞者。著書『現代中国知識人批判』(1992年、徳間書店)、『天安門事件から「08憲章」へ』(2009年、藤原書店)、『「私には敵はいない」の思想』(2011年、藤原書店)、『最後の審判を生き延びて』(2011年、岩波書店

*20:そもそも憲法学者の多くによって安倍のいわゆる戦争法が「立憲主義に反する」と批判されてることを阿古氏はどう思っているのか?

*21:著書『中国「反日デモ」の深層』(2012年、扶桑社新書)、『中国食品工場のブラックホール』(2014年、扶桑社新書)、『SEALDsと東アジア若者デモってなんだ!』(2016年、イースト新書)など

*22:安倍の支持層である反中国極右は除きます。

*23:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て幹事長

*24:勿論犠牲が出ないように北朝鮮も計算しているのでしょう。

*25:ジョージア州知事を経て大統領。2002年ノーベル平和賞受賞者

*26:アーカンソー州知事を経て大統領。クリントン国務長官の夫。

*27:2000年6月に訪朝し金正日国防委員長と首脳会談を実施、6.15南北共同宣言を締結した。これが評価されて、2000年のノーベル平和賞を受賞した。

*28:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)など歴任

*29:よく「教条主義」であるかのように誤解されますが、土井委員長就任前の社会党がいわゆる国対政治(裏で自民と手打ち)で批判されていたことを忘れてはいけません。土井氏の発言は「国対政治否定」という意味合いが大きかったわけです。また当時の土井氏にとって中曽根首相はウヨであり「駄目なモノは駄目」といわざるを得ない政策(スパイ防止法案、靖国参拝、防衛費GNP1%枠突破、「明らかに国労潰しも目的の一つだった国鉄分割民営化」など)も多かったわけです。これがハト派三木武夫首相などだったらまた彼女の発言も変わってきたでしょう。

*30:あくまでも「最悪の場合」ですが

*31:そもそも「朴チョンヒ時代のKCIA(韓国中央情報部)→全斗煥時代の国家安全企画部」を改革してできたのが情報院ですが未だ改革が不十分と言う事でしょう。

*32:菅内閣少子化等担当相(民主党政調会長兼務)、野田内閣外相など歴任

*33:仮定の質問に「その仮定は想定し得ない」というのは回答になっていませんが、実際想定し得ないし、下手な答弁をすれば日中関係が悪くなりかねないのも事実です。

*34:正直、これで何か有力な情報がでなかったのかという気はしますが。岩本さん本人が持ち込んで異常なところが何もなかったのか、はたまた別人が持ち込んだがその別人にたどりつくことができなかったのか。

*35:なお、左派メディアは右派メディアに比べて、北朝鮮に対して融和的とは言えてもシンパとは言えないでしょう。

*36:ソ連共産党書記長

*37:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相を経て大統領

*38:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官を経て首相

*39:鈴木内閣労働相、中曽根内閣文相、自民党政調会長(中曽根総裁時代)を歴任

*40:中曽根内閣建設相、海部内閣運輸相、村山内閣総務庁長官を歴任

*41:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相。

*42:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長など歴任

*43:熊本県知事、日本新党代表を経て首相

*44:中曽根、竹下内閣農水相、宮沢内閣蔵相、細川内閣副総理・外相を経て首相

*45:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、海部内閣蔵相、自民党幹事長(宇野総裁時代)、村山内閣通産相などを経て首相

*46:竹下内閣官房長官、橋本内閣外相を経て首相

*47:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*48:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*49:小泉内閣官房副長官官房長官自民党幹事長(小泉総裁時代)を経て首相

*50:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*51:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二次、第三次安倍内閣副総理・財務相

*52:新党さきがけ代表幹事、細川内閣官房副長官民主党幹事長などを経て首相

*53:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相などを経て首相。現在、民進党最高顧問

*54:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相を経て首相。現在、民進党幹事長

*55:著書『オーロラへの招待』(1995年、中公新書)、『オーロラ:その謎と魅力』(2002年、岩波新書)、『正しく知る地球温暖化:誤った地球温暖化論に惑わされないために』(2008年、誠文堂新光社

*56:著書『宇宙物理学入門』(2007年、講談社ブルーバックス)、『天文学をつくった巨人たち:宇宙像の革新史』(2011年、中公新書)、『数式なしでわかる物理学入門』(2011年、祥伝社新書)など

*57:『環境にやさしい生活をするために「リサイクル」してはいけない』(2000年、青春出版社)、『早死にしたくなければ、タバコはやめないほうがいい』(2014年、竹書房新書)などトンデモ著書多数

*58:著書『エントロピーエコロジー』(1986年、ダイヤモンド社)、『エネルギーと環境』(1993年、学陽書房)、『新石油文明論』(2002年、農山漁村文化協会)、『環境保護運動はどこが間違っているのか?』(2007年、宝島社新書)、『原子力に未来はなかった』(2011年、亜紀書房)など

*59:著書『アメリカの経済支配者たち』(1999年、集英社新書)、『アメリカの巨大軍需産業』(2001年、集英社新書)、『アメリカの保守本流』(2003年、集英社新書)など

*60:著書『気候変動とエネルギー問題』(2011年、中公新書)など

*61:著書『日本とフランス 二つの民主主義』(2006年、光文社新書)、『社会主義の誤解を解く』(2011年、光文社新書)、『ポピュリズム』(2017年、新潮新書)など