ペマ・ギャルポのトンデモぶりが笑える・パート19(追記・訂正あり)

  新たにエントリを書くのが厄介なので、ペマ以外のチベットネタ、中国ネタ(主としてI濱Y子*1水谷尚子*2福島香織*3の反中国3バカ批判)及び「リベラル21(主として阿部治平*4や田畑光永*5の批判)&ちきゅう座」ネタなども書いています。
日本李登輝友の会鈴木馨祐*6議員が台湾のシンポジウムで「日本版・台湾関係法」に言及』
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20171216/

 このシンポジウムにおいて、自民党の青年局長をつとめる鈴木議員は日本版・台湾関係法に言及し「今後2〜3年以内に進展の可能性があると明らかにした」という。
(中略)
 ちなみに、鈴木議員は岸信夫衆院議員(前外務副大臣)が会長をつとめる自民党議員連盟「日台議連」(日本・台湾 経済文化交流を促進する議員の会)の幹事もつとめ、台湾への造詣が深く、日台関係の強化に力をそそぐ親台湾派議員と目されている。
 本年(2017年)3月18日から20日まで自民党青年局で訪台して蔡英文総統に面会しているが、蔡総統は直後の21日、日本語で「鈴木けいすけ衆議員が率いる日本自民党青年局の皆さまと総統府で会合を行いました。彼らがいつも台日交流を積極的に図り、台湾訪問を国際交流の『起点』にすること、大変感銘しています」とツイートして驚かせた。
 また、鈴木議員らが安倍晋三総理に訪台について報告した際には、安倍総理から「台湾は価値と利害を共有している大事なパートナーだ。青年局を中心に関係をしっかりと強化してほしい」と激励されている。

 自民党の一部極右議員が暴走し、それを安倍が大目に見ているだけの話でしょう。
 中国から「ああいうことは控えてほしい」とダメ出しが入れば今の安倍なら簡単に掌返しでしょう。この鈴木某に対しても安倍は「当分台湾がどうこういうのはやめろ。やりたいなら青年局長は首だ」とでも言い出すでしょうね。
 もちろん「日本版・台湾関係法」なんてもんもできるわけもないでしょう。


■リベラル21『人権に国情ありや! 南南人権論壇の茶番』田畑光永
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4207.html

 去る7日、北京で第一回「南南人権論壇」なる国際会議が開かれた。
(中略)
 8日付け『人民日報』によれば、この論壇(フォーラム)は国務院(内閣)の新聞弁公室(報道担当室)と外交部との共催で70を超える国と国際組織の代表、学者ら300人以上が出席したとのことである

 「中国もそんな会議が主催できるような大国になったんだ」と思うと感慨深い物があります。
 この会議で「発展途上国の意見として先進国に要求する」みたいなそれなりの要求や提案が出せるようになればいいとは思います。実際どうなるかわかりませんが、第1回だそうだし、そこは「しばらくは長い目で見守りたい」と俺個人は思うのですが、所詮、田畑は「ただのアンチ中国」なので「劉暁波を不当に投獄し、一党独裁の中国が人権とかふざけてる」云々的な悪口しかしないわけです。本当に建設的じゃないし馬鹿馬鹿しい。むしろ田畑の駄文を掲載するリベラル21の方が茶番じゃないか。

 習近平総書記が祝辞を寄せており、それがこのニュースの目玉である。
 その祝辞の内容―「中国共産党と中国政府は人民を中心とする発展の思想を堅持し、常に人民の利益を最上位に置き、人民のよりよい生活に対する熱望を戦闘目標とし、中国人民の各種の基本的権利のレベルを絶え間なく向上させ、尊重してきた。・・・
現在、世界の人口の80%以上は発展途上国が占めている。地球的な人権事業の発展は途上国の共同努力と切り離せない。人権事業は各国の国情と人民の必要に依拠することによってのみ推進することができる。発展途上国は人権の普遍性と特殊性を結合する原則を堅持して、不断に人権保障のレベルを高めるべきである」

 で「各国の国情」「特殊性」という言葉にかみつく田畑です。確かに田畑がかみつくような要素(国情を理由に人権面の遅れを正当化する)はこの祝辞にはあるでしょう。ただ一方で「現実を考えたらすぐさま人権向上できない」つう現実もあるわけです。
 たとえば「中国や北朝鮮ベトナムキューバはすぐさま複数政党制にすべきだ」といって実現するのか。
 あるいは「サウジなど中東の国はすぐさま女性に参政権を与えろ」と言ったら実現するのか。
 あるいは「そもそも日米安保があるから基地被害が起こる、日米安保をなくそう」といって無くなるのか。俺個人はなくすべきだと思いますが、これも当面は相当困難でしょう。
 あるいは「男女平等の観点から女帝を日本で導入しよう」といって導入できるのか。これも当面は困難でしょう。この女帝の件なんか日本ウヨが公然と「日本の国情に反する」「日本の特殊性を認めろ」と公言してますからね。
 結局「理想も大事だし現実追認ではだめ」だが「現実も無視できない」わけです。そういう意味ではこの祝辞は「習主席の意図に関係なく」一面の真実を指摘しています。習主席にかみつくだけの田畑は実にくだらない。こんなことにかみつくより、むしろ「日本の国情、特殊性」を持ち出して「女性導入や死刑廃止」に反対する日本ウヨでも批判したらどうなんですかねえ。

 「習近平新時代」の中国は何事につけても、他国の批判には耳を貸さず、自国流を押し通す傾向が顕著になってきた。

 「えー、どこが」ですね。例えば「天安門事件に対する批判」には別に習主席以前から中国は耳なんか傾けてないわけです。習主席になってからそうした傾向が顕著になったとは俺は全く思いません。
 例えば南シナ海問題だって、対立それ自体は習主席以前からあったし、フィリピンとの間では「フィリピンに中国が経済支援すること」で丸く収めようとしてるわけです。
 つうか田畑は「リベラル21に巣くう反中国右翼分子一味」は根拠もろくにあげず街宣右翼なみの反中国放言するのも大概にしたらどうなのか。
 という以上のコメントを投稿しようとしたら、まーた阿部治平の時同様「書き込み制限があります」だって。投稿できません。これが「俺狙い撃ちの書き込み制限」なのか、「誰も投稿できない」のか知りませんが、民主主義を論じる文章が「コメント書き込み制限」ですか。悪い冗談です。俺のリベラル21への評価は大幅に落ちています。まあ、前から大して評価もしていませんでしたが。


■海峡両岸論『「一帯一路」を改善の切り札に孤立回避へ安倍政権が転換』岡田充*7
http://chikyuza.net/archives/79143

 安倍政権が対中政策を転換している。中国が進めるシルクロード経済圏構想「一帯一路」への支持と支援を鮮明にし、冷却化している日中関係の改善の「切り札」にする狙いである。
(中略)
 安倍晋三首相は11月11日、ベトナム戦争の激戦地の港湾都市ダナンで習近平中国国家主席に「第三国でも中国と協力してビジネスを展開したい。日中両国だけでなく、現地国にとっても意義がある」と述べた。「一帯一路」を支持し支援する意向を7月のドイツでの首脳会談に続き自ら伝えた。
 続いて12月4日、東京で開かれた日本と中国の主要企業トップが一堂に会した「日中CEOサミット」で安倍は「アジアの旺盛なインフラ需要に日中が協力して応えることは、両国の発展だけでなくアジアの人々の繁栄にも貢献できる」「日中の互恵的な経済関係は2国間にとどまらず大きな可能性がある」と述べ、両国が共同してインフラ開発に関わることは、国際貢献にもつながると強調した。
 「一帯一路」支持への転換は、この春に始まる。5月、北京で開かれた同構想の国際会議に、二階俊博*8自民党幹事長と首相腹心の今井尚哉*9秘書官を派遣、習主席に親書を渡し支持への転換姿勢を伝えた。6月には安倍自身が、講演で「ポテンシャルを持った構想だ」と高く評価した。
(中略)
 中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)は「意思決定過程が不透明」と批判してきただけに、参加ハードルは高いが「一帯一路」なら加盟手続きはなく、民間が進めればそれで済む。
 安倍の「ゴーサイン」を受け、官民ともに流れは変わった。河野太郎外相は神奈川県平塚市の講演(11月18日)で、「一帯一路」が世界の利益になる可能性に言及、中国が国外で整備する港湾施設について「オープンに誰でも使える形でやれば、世界経済に非常にメリットがある」と賛意を示した。
 経団連などの財界訪中団は11月21日、北京で李克強首相と会談。榊原定征会長は「『一帯一路』を含めたグローバルな産業協力は両国だけでなく世界の繁栄につながる」と、日本企業の関与に前向きな姿勢を表明し、日中間の呼吸が合ってきた。
 日本側が思い描くシナリオはこうだ。来年早期に延期されていた日中韓3国首脳会談を東京で開催し、まず李克強*10首相の来日を実現。その答礼で、安倍が全人代終了後の4月ごろに訪中し、平和友好条約締結40周年を迎える18年中の習の初来日につなげる。
(中略)
 河野外相は「BS朝日」番組の収録(11月10日)で、「(インド太平洋戦略に)中国封じ込めの意図はあるか」と聞かれ「大きな誤解だ」と否定した。そして航行の自由と法の支配を守る戦略が実を結べば、世界経済の活性化につながるとした。つまり「一帯一路」と連動させ、中国との「共存共栄」は可能だという趣旨だ。牽強付会と見る向きもあるだろう。だが、関係改善に向けて中国側に配慮し始めたのは間違いない。

 まあそういうことでしょう。
■『これも完全な尖閣諸島棚上げじゃん』
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/376138f120278546150a365871b20c04
id:Bill_McCreary氏が指摘するとおりです。
 しかし

http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/376138f120278546150a365871b20c04
・安倍の発言を支持しているであろう世の中の安倍信者の連中は、今回のこれらの報道をどう考えるんですかね。また例によって「中国が一方的に頭を下げた」「安倍さんは悪くない、側近、官僚ほかが悪い」「マスコミ報道が間違っている」とかデマ飛ばして安倍をかばうんでしょうね(苦笑)。
水谷尚子女史やI濱教授、拙ブログへのコメンテイター、記事には出しませんでしたけど、やたら安倍の無責任発言を絶賛していたネット論客のnoharra氏なんていう人たちに「どうなんだよ」って聞いたらどうお答えいただけるんですかね。過去のこの人たち行状からして、たぶんお答えなしでしょうね。だったら自分の安倍絶賛なんかさっさと撤回すればいいじゃないですか。そうでもなければ「安倍さんおかしいじゃないですか」とでも批判すべきでしょう。まったく自分の発言にろくに責任を持たない人たちです。

なんでしょうね。


ニューズウィーク日本版『中国の「虎の尾」を踏んだ、ムガベ大統領の哀れな末路』(楊海英)
http://www.newsweekjapan.jp/youkaiei/2017/12/post-7.php

 かつて「孔子平和賞」にも選ばれた国家元首が中国の謀略によって失脚に追い込まれた。

 のっけから「根拠あるのか?」ですね。

 今回の辞任劇は軍部のクーデターから始まるが、その軍の高官が直前に中国の首都・北京を訪問し、常万全(チャン・ワンチュアン)国防相と会談していた。折しも、中国がジンバブエで巨額の資金を投じて運営してきたダイヤモンド採掘企業が国有化される危険にさらされたことから、ムガベ排除に動いたのではないか、との報道も欧米から出ている。
(中略)
 中国の利権を損なう行動に出れば、(ボーガス注:新大統領)ムナンガグワ*11も捨てられる運命にあるかもしれない。

 もちろんその程度の報道で

中国の謀略によって失脚に追い込まれた

と断言していい訳もない。楊も着実に劣化してるようです。

 注目に値するのは、アフリカや中東で社会主義運動を率いてきた「中国の老朋友」がいずれも悲惨な最期を遂げている事実だ。イラクフセイン*12大統領が06年末に首都バグダッドで、アメリカの意向に沿って死刑に処せられたのは記憶に新しい。
 エジプトのムバラク*13元大統領もおよそ30年間君臨してきたが11年に失脚し、6年間もの軟禁状態に置かれた。「大リビア・アラブ社会主義民共和国」の「最高指導者兼革命指導者」カダフィ*14大佐も11年に動乱で敵対する武装勢力に殺害された。

 単に付き合いがあっただけで「中国と特に親密な関係」なんて事実はどこにもないでしょう。
 特に反米のカダフィはともかくフセインムバラクは一時は米国の軍事支援を受けていたんですけどね。つうかカダフィはともかくフセインムバラクって社会主義ではない*15でしょうよ。楊の社会主義定義って何なんでしょうか。

 中国は60年代初期からアフリカや中東に積極的に革命思想を「輸出」。

 旧ソ連ならともかく中国にそんな力は無いと思いますが。


■リベラル21『中国こそ世界最大の民主国家である?』阿部治平
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4197.html

 中国共産党の理論誌「求是」の最新号に、「中国こそ世界最大の民主国家である」と題する論文が載りました。著者は北京外国語大学党委書記の韓震。
(中略)
 さて韓氏は次のように厳しく欧米型民主主義を批判します。
①欧米人民は投票のとき動員されるだけで、投票後は忘れ去られる。普通選挙は形式上は有権だが、実際は無権の政治的遊戯である。
②欧米側の判断基準は、選挙の結果が独占資本の覇権体系の利益に符合しているかどうかである。たとえば、欧米はパレスチナの2006年選挙でのハマス組織の勝利や、普通選挙を実施するイランを「民主国家」とは認めない。チリのアジェンデ政権をクーデターで打倒した例を見よ。
米大統領選挙では普通選挙の得票数では勝ったのに、選挙人による選挙では負けた候補者が歴史上3人いる。バーニー・サンダースのような下層人民の支持を受けた候補者の登場は妨害される。アメリカの政治は、ケネディ*16、ブッシュ家*17クリントン*18を見ればわかるように、門閥化、家族化、貴族化している。

 いくつか韓氏の指摘についてコメントしておきましょう。

②欧米側の(ボーガス注:非西欧諸国の民主主義に対する)判断基準は、選挙の結果が独占資本の覇権体系の利益に符合しているかどうかである。

 おっしゃるとおりでいろいろ問題はあるにせよ、選挙で大統領を選ぶイランを敵視する一方でそんなもんがない、王政のサウジやカタールオマーンを敵視しないつうのは民主主義的観点からいえばでたらめです。

チリのアジェンデ政権をクーデターで打倒した例を見よ。

 ピノチェト政権を容認しただけでなく、ピノチェトのクーデター自体をCIAが支援し、クーデター後の政権運営についても米国がエコノミストを送り込むなどし、支援を続けたことは有名な話です。

米大統領選挙では普通選挙の得票数では勝ったのに、選挙人による選挙では負けた候補者が歴史上3人*19いる。

これは民主主義「それ自体」の問題というより
1)得票の差が「59対41」だろうと「90対10」だろうと関係なく「勝利した州の選挙人が総取りできる制度」、あるいは
2)普通選挙の得票数で比較*20せずに選挙人というワンクッションを置く制度
の問題ですけれど「米国民主主義に問題がある」つう指摘自体は正しいでしょう。
 ちなみにこうした事態は何も米国大統領選だけではありません。死票が多い小選挙区制でも起こることで、五十嵐仁先生が指摘していましたが、英国でも「野党が総得票数では勝利したのに議席数では負ける」つうことが確か過去にあります(五十嵐先生の指摘は英国についてですが、米国や日本などでももしかしたらあったかもしれません)。

アメリカの政治は、ケネディ家、ブッシュ家、クリントン家を見ればわかるように、門閥化、家族化、貴族化している。

 これは米国に限った話ではなく「我が国の安倍*21首相(祖父が岸*22元首相、父が安倍*23元外相)」「韓国の朴家(父チョンヒ、娘クネが大統領)」「インドのガンジー家(父ネールと娘インディラ、孫ラジブが首相)」「フィリピンのアキノ家(母と息子が大統領)」「インドネシアスハルト家(父と娘が大統領)」などなど、俺が知ってるだけでもいろいろあります。
 つうか我が国なんか「小泉*24首相(小泉防衛庁長官の息子)」以降は「安倍、福田*25(福田*26元首相の息子)、麻生(吉田元首相の孫)」と自民党総理は見事までに全員世襲です。
 一方で中国は習主席は「習仲勲元副首相の息子」という二世政治家ですが、江沢民*27胡錦濤*28はそうした二世政治家ではありません。
 つうことで「だから中国の政治に問題などない」とはいえませんが「中国批判できるほど欧米とか日本とか立派なのか」つう指摘自体は正論です。
 で、この韓論文を紹介した「アンチ中国」阿部治平が「泥棒にも三分の理というけど、ここでの中国の主張には一理はあるね」というかといったら予想通りいわない。
 「そんなこといったって中国の政治に問題がないことにはならない」というだけです。だーかーら、あんたも含めて、「リベラル21」つうのは米国のトランプだの我が国の安倍だのを批判していたんじゃなかったのか?。民主的に選ばれれば問題ないなら、安倍やトランプに限らずフィリピンのドゥテルテ*29も、トルコのエルドアン*30も、ロシアのプーチン*31も、韓国の朴クネも皆問題じゃなくなる(まあプーチンの場合は少し微妙な気がしますが)。
 もちろん王政であれ共産党一党独裁であれ、軍政であれ、なんであれ、独裁がいい訳ではありませんが「民主主義」は「民がバカなら安倍やトランプのようなろくでもない政治家が選ばれる」つうシステムなので手放しで評価できるもんでもありません。
 そんなに「中国の言い分にも一理あります」つうのがいやか?。けつの穴の狭いことですね(苦笑)。
 つうか今更「中国は民主主義の観点から問題があります」なんて文章書いてもある意味何の意味もないんですけどね。当たり前のことですから。しかもそのネタが「韓論文は間違ってる!」。
 いやあなたがそんなこといわなくても「中国の欧米民主主義批判それ自体は正しいし、そういう批判は当の欧米でもあるけど、でもだからといって中国の一党独裁が正しいことにはならないよ」位皆思いますから、阿部さん。
 という以上のコメントを阿部記事に投稿しようとしました。
 しかし「書き込み制限があります」だって。投稿できません。これが「俺狙い撃ちの書き込み制限」なのか、「誰も投稿できない」のか知りませんが、民主主義を論じる文章が「コメント書き込み制限」ですか。悪い冗談です。


■I濱Y子エントリ『法王のいない秋』
 リンクを張るとストーカーだ何だと言い出すのが女史ですのでリンクは張りません。

 キャンセルされなければ11月15日は法王が熊本で復興祈念の講演をされるはずの日であった。この講演はsamaya projectの企画であり、非常に士気の高い方たちが準備をされていたので、前日にはチベットを知る講演会をやり、翌日、法王の本講演を聞くという段取りになっていた。そしてその前座の講演に呼ばれたのが私である。
 そういうわけで今回法王様の来日がキャンセルされると、実行委員会の方々の落胆は一通りではなく、せめて前座の講演だけでもやろうという流れが生まれた。私はそれを聞いた時、ちいさなホールでひっそりと実行委員会の方たちだけ集めて行うのかと思っていたら、何か熊本県医師会館でやるという。
(中略)
 ちなみに熊本の地方紙はダライラマ法王を右翼か何かと勘違いしていて、アンチの記事はのせてくれたものの、一切協力はしてくれなかったので今回の講演も宣伝なし。

 最後の一文が「トンデモ人間」「奇人変人」の女史らしくて思わず吹き出しました。
(1)「熊本の地方紙」とはどこでしょうか?。熊本日日新聞?。そのくらい書いてもいいでしょうに。
(2)「アンチの記事」とはどんな記事でしょうか?。そのくらい書いても(以下略)。まさか「日中友好的な文化行事の紹介記事だ」なんて言い出さないでしょうね?。いやあの女史だから言い出すのか。
 だって
A)「ダライラマの講演が行われるがくだらない」つう記事(アンチといえば普通こういう記事ですが)もある種の「宣伝」ですが、女史曰く「宣伝はなかった」
B)よほど酷い講演でもない限りダライの講演に限らず「くだらない講演だ」などという批判記事は載らない
ですからねえ。
 どっちにしろこの意味不明な文章では「アンチの記事」とやらが何かさっぱり解りません。
(3)「一切協力はしてくれなかった」て「こういう行事をやるので是非記事で宣伝してください」などという働きかけをしなければ新聞社の主催事業でもなければ「ダライの講演に限らず」普通協力も何もしませんよ。女史らはそういう働きかけをしたんですかねえ。まさかとは思いますが「我々が働きかけなくても宣伝するのが当然だ、ダライ猊下は偉大だから」とか言い出すのか。


■産経上がりの札付きウヨ・福島香織ですらぼやく台湾独立派の愚行

福島香織
 (ボーガス注:台湾の独立派である)公民力量主催の人権問題の勉強会のゲストスピーカーが、(ボーガス注:排外主義者、白人至上主義者、デマ右翼などとして評判の悪い)バノンさんと言うカオス。まあ、独立派グループにとっては中国脅威論者は、仲間なんだけどね

 いやーそういう「敵の敵は仲間」はやめてほしいですね。バノンなんて民主党どころか共和党内からも批判が出て事実上、お払い箱、首になった男ですからね。
 ダライラマラビア・カーディル、楊海英など日本ウヨにこびる連中もとってる路線が「敵の敵は仲間」ですけどね。バノンなんぞとつるむ輩と俺はつきあいたくないですね。


■安倍政権の圧力は中国が原因だった?

I濱Y子‏ @okamesaiko
「スピーチをやめていただけないか」平和大使の演説に圧力かけた国、中国だった 外務省の公電には黒塗り(西日本新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171116-00010013-nishinpc-soci

 「安倍が圧力に応じたんだからその大国(おそらく核保有国)とは英仏や中露じゃなくて当然米国だろう。間違いなく中国はないよ」「だって南京事件資料ユネスコ記憶遺産登録なんて日本に100パー勝ち目のない話ですら中国にけんか売る奴らだぜ」といわれていた話ですが、西日本の報道を信じれば中国だそうです(まあ安倍は核武装論が地金なのでこうした圧力はむしろ『もっけの幸い』『ありがとう、ありがとう、感謝しよう(中国に)』かもしれませんが)。
 さてこの記事を「中国ってひどい、日本外務省ってひどい」という意味でツイートしたらしいI浜ですが、やはり安倍を批判する気はないようです。もちろんこの一件、安倍が了解した話なのですが。

http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/62b7e9774aa7812f21b9a2e9b80d4a7f
 しつこいということは重々承知で書きますと、前に安倍晋三が中国国家主席に対して発した無責任発言を絶賛した人たちがいましたが、こういう連中はこのような安倍の不始末をどう考えるんですかね。たぶんよほどの安倍狂信者以外は「この件には全く問題はない」とは言わないでしょうから、また「側近や官僚が悪い」「安倍さんは知らなかった」とかで逃げるんですかね。それで逃げられなかったら、お答えなしか過去の自分の安倍絶賛を「なかったこと」にするんでしょうね。あまりの無様さと無残さとクズさにこれまた絶句します。救いのない馬鹿でクズとはこういう連中です。もちろん安倍ほからのうそつきぶりと馬鹿さとクズぶりは、なにをいまさらながらこんな連中をはるかに上回るひどさです。どうしようもないとはこういう人間のことです。

の指摘がもろにヒットする話でしょう。

常岡浩介がリツイート
Satoshi Ikeuchi 池内恵
「アベに忖度して言論弾圧」といった風説*32に基づいて騒いだ作家・思想家・記者*33は反省してほしい。
こういった一つ一つの「あれ?」が、言葉を信用しない市民*34を作っていく。
「平和大使演説、圧力は中国 日本の被害強調嫌う? 政府、他国の同調恐れ見送り」
https://www.nishinippon.co.jp/sp/nnp/national/article/373857/

 池内といい、常岡といいどれほど馬鹿でくずなのか。こいつらには安倍をかばわないといけない義理(安倍信者とかアンチ野党とか)でもあるのか。それとも内心では高校生の反核演説を敵視してるのか。あるいは何でもかんでも全て中国が悪いことにしたがる病的な反中国極右か。
 圧力をかけた国(米国であれ中国であれ、どこであれ)があるにせよその圧力に安倍が応じた以上、安倍が批判されるのは当たり前です。「圧力をかけた国だけが悪い」なんてことはない。
 安倍が悪くないと言えるのは
1)この抗議は不当な圧力ではなく正当な抗議であり、安倍首相が従ったのは正当な行為だ(ただしそうなればその国をI浜や池内、常岡のように批判することはできなくなります)
2)この圧力に刃向かった場合、「日本の国益経済的利益?)が深刻に害される」のでたとえ不当でも従うしかないのだ(id:Mukkeの名言風にいえば『反核演説のために霞を食うわけにはいかない場合』)
のどちらかだけでしょう(ただし、2)とはとてもいえないでしょうが)。
 こいつらは全くどういう脳みそをしているのか。
 まあ西日本自体は「単に事実報道しただけ」で、さすがに池内や常岡、I浜のような「中国が悪い、外務省が悪い、安倍さん悪くない」なんて考えでこうした報道をしているわけではないでしょうが。まあ西日本に限らずまともな人間は「中国や日本外務省だけでなく」安倍だって批判するでしょう。当たり前の話です。
 

ニューズウィーク日本版『米中の太平洋東西分割で、日本が「中国ヤマト自治区」になる日』(楊海英)
http://www.newsweekjapan.jp/youkaiei/2017/11/post-6.php
 タイトルだけで読む気をなくすデマ記事です。「ヤマト自治区」なんてあるわけがない。楊もついにここまで落ちぶれたわけです。
 さすがに楊も本文では

 日本は「中華人民共和国ヤマト自治区」になるかもしれない。

とややトーンダウンしていますがどっちにしろ酷いデマ屋ぶりです。


ニューズウィーク日本版『カタルーニャクルドウイグル 独立運動が世界を包囲する』(楊海英*35
http://www.newsweekjapan.jp/youkaiei/2017/11/post-5.php
 吹き出しました。カタルーニャ(スペイン)もクルドイラクやシリアなど)もウイグルチベット内モンゴル*36(中国)もそれぞれ政治状況は違いますので「少数民族運動つながり」で一緒くたにすることなどとても無理でしょう。
 もちろんこの中で一番実現可能性が低いのが現時点では中国少数民族独立運動の訳です。
 まあとはいえ、「中国のウイグルチベット内モンゴル支配」は非難してもほかの国の少数民族問題では外国(カタルーニャ問題のスペインやクルド問題のシリア)を非難しない「ただの反中国」の日本ウヨに比べたら「中央が地方を踏みにじってるのは、中国のウイグルチベット内モンゴル支配だけやない。スペインのカタルーニャ支配やイランやイラク、トルコやシリアのクルド支配かて同じや」という楊の方が「少数民族運動支持という意味」では筋が通っているとは思います。


■リベラル21『習近平思想とは何か』阿部治平
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4160.html
 タイトルからすると産経のように「習氏の独裁がー」と非難一辺倒のようですが実はそうでもありません。いや「それ中国批判としておかしいだろ」つう部分もいくつかありますし、そこは批判しますが。

 党大会報告からすると、習氏の統治は毛沢東の治政*37から農民的平等主義を除き、それに新自由主義を接木した強権政治である。内政がこうだとすれば、国際的には、アジアインフラ投資銀行AIIBを核に「一帯一路」政策を一層拡大し、隣国には高圧的に臨むだろう。東シナ海南シナ海中印国境は荒れる。

 やれやれですね。国内政治と国際政治は別物ですし、「アジアインフラ投資銀行AIIBを核に「一帯一路」政策を一層拡大」するのであればそれこそ「隣国には高圧的に望まない」のではないか。
 つうか、すでに南シナ海紛争にして「フィリピンに多額の経済援助をして抱き込むこと」で片をつけようとしており、阿部氏のいう「高圧的態度」で片付けようとはしていません。

北朝鮮はおれの生きているうちに崩壊するだろうが、中共*38独裁はいつ危なくなるだろうか」と聞いてきた友人がいた。

 いや北朝鮮だってそう簡単に体制崩壊はしないでしょうね。

日本は中国を必要としているが、中国はすでに日本がなくてもやってゆけるレベルにある。

 そんなこともないでしょうが安倍が中国相手に無茶苦茶やることを「黙認しないで批判する程度」には中国も力をつけてるわけです。
 つうか中国とどう付き合うにせよ、「櫻井よしこ(安倍政権で中教審委員)」「百田尚樹(安倍政権でNHK経営委員)」など、南京事件否定論者に好意的態度を示すとか、安倍の言動はあまりにも常識を逸脱していて日本人として恥ずかしい限りです。


■I濱Y子『アジャ・リンポチェの『回想録』を読んで』

 1989年にパンチェンラマ10世が不審死をとげ

 おいおいですね。確かにパンチェン10世は60代で早死にですし、ウィキペ「パンチェンラマ10世」によれば

 1989年、公の場において「チベットは過去30年間、その発展のために記録した進歩よりも大きな代価を支払った。二度と繰り返してはならない一つの過ち」と自説を述べた。これは中国政府の用意した演説原稿を無視した演説であった。その発言のわずか5日後、寝室で「心筋梗塞」で倒れ、約15時間後に死去したとされる(チベット亡命政府は中国政府に暗殺されたと主張している)。

だそうですが、いかにチベット亡命政府支持者とはいえ「客観的立場でものが見れるはず」の日本人・I濱女史が「早死にだし、亡命政府は暗殺説とってるから」レベルで「不審死」と言っちゃうのはまずすぎでしょう。つうかいくら何でもパンチェンほどの大物を中国がそう簡単に暗殺するとも思えませんし、パンチェン側もそう簡単に暗殺を許すとも思えませんが。
 まあ、何もパンチェンに限らず、アウンサンスーチー(現ミャンマー外相)だってマンデラ(後に南ア大統領)だって金大中(後に韓国大統領)だってそうですが、大物であればそう簡単に殺害することなんか、体制の側も「周囲の反発が怖くて」できるもんではありません。

 共産党はそれまで転生僧の認定を行う際には「ダライラマの意見を打診する」というまっとうな政策をとっていたのが、天安門事件で硬化し、ダライラマが指名したパンチェンラマ11世を否定するため、パンチェンラマは籤できめると言い出したのだ。そして、ダライラマの選んだ子供ぬきで候補者をあつめ、共産党員の子供が選ばれるように籤に細工をした。アジャ・リンポチェはこの詐欺っぷりについても回想録の中で具体的に暴露している。

 イヤーそのあたりはダライ一味も「ダライのお気に入りの子ども*39を選出するため」いろいろとインチキを仕組んでるでしょうから「お互い様」でしょう。結局、公正な形でやりたいのなら「転成霊童なんてインチキはやめてローマ法王みたいな形で高僧の中から選出」するつう形をとるしかないでしょう。

 1957年、ダライラマが亡命を迷っていることを察した周恩来は「仏像は仏壇があるから拝まれる。チベットという仏壇からでたらあなたはただの人だ」みたいなことをいって暗に釘を刺した。
(中略)
 こういうことをいっている時点でいかに仏教について無知・無理解かがよくわかる。
(中略)
 ダライラマにせよ、アジャ・リンポチェにせよ彼らがなぜ尊敬されるのかといえば、なぜ尊敬されるのかといえば、彼らがりっぱな僧院の中で多くの信者に囲まれているからではない。彼らの学び身につけている仏教自体が普遍的であり、それを体現しているから尊敬されているのである。

 「いや奴らを尊敬してるとかいってるのはあんたみたいなチベット仏教ファンだけやん。言葉を選ばずにいえば周恩来のいってること100パー正しいヤン。」「ローマ法王なんぞと比べたらダライなんぞろくに知名度も政治力もないし、信者もめちゃ少ないヤン」「I濱ちゃんみたいな無名人(チベット界隈でのみ有名)がダライはすごい、すごい自慢しても社会的影響力まるでないヤン」「ぶっちゃけた話、文革で四人組に打倒されるかもしれないつうストレスを感じながら、しかも晩年は膀胱がんを患いながら、日中国交正常化とか政治的業績成し遂げた周恩来の方がダライよりよほど偉いと思うで」とかいったらまあ女史みたいな人間は怒り出すんでしょうねえ。
 俺は安倍晋三や「オウム麻原」なんぞと面談して恥じない(しかも麻原からは1億円を受領した)ダライなんぞをまるきり尊敬してませんし、奴が身につけてるというチベット仏教とやらが「普遍的」とは少しも思いませんけど。チベット仏教信じてるのに、ダライの馬鹿が安倍や麻原と会うような馬鹿なことしちゃうなら、そんな教えはクソの役にも立たないと思いますね。
 うーん、こんなことを書いちゃう俺はid:Bill_McCrearyさんがhttp://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/76f6e536d28dec93cb916910358dd247で紹介するねずみ男のような存在かもしれません(苦笑)。

 共産党の高級官僚なら金や地位がなくなればそれこそただの人

 イヤーそんなことはないと思いますけど。まあ特殊なケースですけど、毛沢東に憎まれて、文革で役職を解任されて迫害された劉少奇国家主席)や彭徳懐(国防相)、あるいは天安門事件で失脚した趙紫陽(党総書記)が「失脚したらただの人か」といったらそんなこともないでしょう。まあ、劉少奇彭徳懐の場合は後にトウ小平によって名誉回復されてはいますが。


■人民日報『2017中日女性科学者会議が北京で開催』
http://j.people.com.cn/n3/2017/1106/c95952-9289179.html

 中日両国の女性科学者の交流を強化し、両国の科学研究交流と連携を促進しようと、中国科学院(CAS)と日本の科学技術振興機構JST)が共同で開催する2017中日女性科学者会議が3日、北京で開幕した。
(中略)
 日本の自由民主党参議院議員、元科学技術庁長官の山東昭子*40理化学研究所の小谷元子*41理事、JSTの沖村憲樹*42特別顧問などのゲストが開幕式と歓迎パーティーに参加した。
(中略)
 山東氏は、「中国は近年、科学技術革命の分野で大きな事を成し遂げてきた。科学技術革新で最も重要な人材的要素である女性の科学者は大きな貢献をしており、中国の女性科学者の参加度は日本を大きく上回っている。これは本当に羨ましい限り。日中両国は高齢化社会に突入しており、今回の会議のテーマ『生命科学と医学』は、国民の健康に直接影響する。日中両国の女性科学者が積極的に意思疎通を図り、交流することで、同分野の科学研究の現状を一層よく理解し、社会の実際の問題を解決し、社会の発展を促進するために貢献することを願っている」と語った。

 山東ら日本政官界要人の「2017中日女性科学者会議」出席により、「常識人には分かっていること」ですが、産経的な反中国極右路線が非現実的であることがまた改めて明らかになりました。

【参考】
■人民日報『沖村憲樹氏の中国国際科学技術協力賞受賞、日本政府が祝賀会』

http://j.people.com.cn/n3/2016/0309/c94473-9027453.html
 日本政府は一橋如水会館で8日、科学技術振興機構JST)特別顧問の沖村憲樹氏の中国国際科学技術協力賞授賞を祝う盛大な祝賀会を催した。自民党高村正彦*43副総裁、尾身幸次*44財務大臣、科学者の有馬朗人*45ら日本各界から約300人が出席した。環球時報が伝えた。
 今年1月、沖村氏は中国政府が授与する国際科学技術協力賞を受賞、この賞を受賞した外国人7人のうちの1人で、今年の受賞者で唯一の日本人でもあった。自民党高村正彦副総裁は式辞において、「沖村憲樹氏は行動を以って日中両国の科学技術交流に全力を尽くした。中国国際科学技術協力賞の受賞は、沖村氏の貢献に対する中国政府の積極的評価である」と述べた。

■月刊FACTA『「旧科技庁のドン」が血税ばらまく「中国詣で」』
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170803-00000001-facta-soci
 タイトルからして「ああ産経的な反中国ウヨ雑誌なんだろうな(失笑)」つうことがひしひしと感じられます。

 本誌は、今年3月号の「旧科技庁天下りのドン『沖村』」という特集記事で、沖村氏が中央大学法学部時代の後輩の高村正彦自民党副総裁らを後ろ盾に、文部科学省内の旧科学技術庁ルートの天下り人事を差配している実態を暴露した。

 「高村を後ろ盾に云々」が本当かどうか知りませんが
■人民日報『沖村憲樹氏の中国国際科学技術協力賞受賞、日本政府が祝賀会』
http://j.people.com.cn/n3/2016/0309/c94473-9027453.html
でも高村の名前が出てきますし、「中央大学OB」の関係もあって親しい仲であること自体は事実なんでしょう。しかし「本誌は暴露した」と自慢したところで「マイナー雑誌」なので「朝日が追及した」加計森友と違ってまるで騒がれないのが哀れなところです。まあこの種のウヨ雑誌は「騒がれないこと」を「中国タブー」とか「自民党&旧科技庁(それプラス財界?)の利権構造がタブー」とか言い出すんでしょうけど。
 まあ、この記事「天下り云々」が事実なら同じ文科省でも「旧科技庁と旧文部省の天下りルート」は別モンで、前川氏が事務次官引責辞任したのは旧文部省ルート限定なんでしょう。

 沖村氏には「日中戦争で迷惑をかけた」という中国への負い目があるという。中国関係のイベントで沖村氏は「5千年の歴史のある中国には、さんざんお世話になったにもかかわらず、先の戦争で日本は大変なご迷惑をおかけした」と謝罪することが多い。私的な会合では、昭和天皇の戦争責任に言及することもあるようだ。

 天下り云々や「沖村氏の関与した様々な事業に対する評価」はともかく「あの戦争に対する贖罪の念」はあって当然でしょう。そういうのがないらしい安倍だの産経だのの方がおかしい。
 「昭和天皇の戦争責任」だって普通に考えてあるに決まってるでしょう。彼は国家元首、日本軍最高司令官の訳ですから。本島長崎市長(当時)など保守派だってそう主張する人間は何ら珍しくないわけです。

 2014年には、中国総合研究交流センターの中に、中国人を主な対象にした「日本・アジア青少年サイエンス交流事業(「さくらサイエンスプラン」=以下「さくら」)推進室を立ち上げ、自ら室長に就任している。
 「さくら」の目的は、40歳以下のアジアの青少年を1週間程度、日本に招待し、日本の科学技術を体験してもらうこと。一般公募コース、高校生コースなどがあり、昨年度までの3年間で1万2690人を受け入れている。
 この「さくら」が沖村氏の「中国国際科学技術協力賞」受賞の主な理由である。
(中略)
 関係者の話を総合すると、沖村氏は2013年6月、「毎年1万人の中国人を日本に招く」との計画を立て、2014年度の予算獲得を目指した。
(中略)
 最初のターゲットは安倍政権の重鎮の麻生太郎副総理兼財務相だった。沖村氏は、麻生氏と懇意の有馬センター長とともに麻生氏を訪問。「予算が認められず苦労している」と沖村氏が嘆くと、麻生氏は自らが関わった「JETプログラム」(語学指導等を行う外国青年招致事業)を持ち出し「同じように苦労した」と同情し、会合は大いに盛り上がったという。
 沖村氏は大学の後輩の高村副総裁にも「予算化に力を貸してほしい」と助力を要請。高村氏は、沖村氏の勧めで政界入りした経緯*46があり、予算化に尽力した。
(中略)
 その一方、沖村氏は、有馬氏とともに下村博文文科相(当時)を訪問。各省庁の予算に目を光らせる財務省トップの麻生氏のお墨付きを得たためか、安倍首相の側近で、中国への警戒感の強い下村氏も予算化を了承した。
「下村氏としても、高村副総裁らがバックにいるプランをむげに潰すわけにいかなかった」(文科省関係者)
(中略)
 麻生氏らの尽力については自民党機関紙『自由民主』(17年7月4日号)で沖村氏も、こう認めている。
「事業の立ち上げには、当時の下村博文文部科学大臣有馬朗人東京大学総長のご支援を頂き、麻生太郎副総理と高村正彦自由民主党副総裁のご指導を頂きました」

 まあこの記事が事実だとしての話ですが、下村なんざ「安倍のお陰でやっと入閣(第二次安倍内閣文科相が初入閣)できるような奴」でしかないですからねえ。「麻生さんと高村さんの了承は得たので是非賛同して欲しい」と沖村氏、有馬氏に言われて「麻生さんや高村さんに憎まれて大臣を首になっても断る」なんて言える度胸はないでしょう。安倍だってそうなったら下村なんかためらいなく切って捨てるでしょうし。

 だが、立派なお題目と異なり、招聘の実態が単なる物見遊山に過ぎないことが、本誌が入手した今年の中国行政官招聘プログラム案(6月26日時点)で明らかになった。

 とりあえず「ふーん(棒読み)」とだけ書いておきます。まあ「税金使ってる」わけですし、小生も「単なる物見遊山」を支持する気はないですが「事業の是非はともかく」、「今時そんな事が可能なのかよ」「反中国ウヨの与太じゃね?」的な疑問を感じますので鵜呑みにはとてもできません。まあ、「反中国デマ新聞・産経ではなく」朝日や読売、毎日などそれなりに信用できるメディアが後追い報道でもすれば別ですけど。


■人民日報『オーディション「ミスiD」のグランプリに中国とインドネシアのハーフ美少女』
http://j.people.com.cn/n3/2017/1106/c94473-9289193.html

 講談社主催のオーディション「ミスiD」グランプリが11月3日、 明らかになり、圧倒的なかわいさで審査員を魅了した「中国とインドネシアのハーフである兎遊(うゆ)さん」と、ろるらりさんがダブルグランプリに決まった。

 「兎遊(うゆ)さん」が魅力的でないなどと言う気は全くありません*47が、彼女のグランプリ受賞の背景に「中国市場への進出」という講談社の思惑があることもまた事実でしょう。
 「常識人には分かっていること」ですが、産経的な反中国極右路線が非現実的であることがまた改めて明らかになりました。


■リベラル21『日本への恨み考:「満州事変を忘れるな」の補遺』阿部治平
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4146.html

 産経新聞に概略次のような記事があった。
 9月22日、河南省鄭州大学で行われた就職説明会で、通信機器メーカーの小米科技(シャオミ)の幹部社員が、「英語やアラビア語を勉強している学生は歓迎するが、日本語専攻の人はお帰りいただきたい」と発言し、さらには「日本語専攻者はアダルトビデオにでも就職すれば?」ともいったことがわかった。
 侮蔑を感じた日本語専攻の女子学生が、問題発言の詳細をインターネット上で暴露し、小米科技の雷軍・最高経営責任者に謝罪を要求した。結局雷氏は、24日に発言者の譴責処分を発表。発言者も公式に陳謝した。

 つまりは中国においても大多数の人間は常識人の訳です。当たり前ですが。

 ところが新浪など中国の大手ポータルサイトでは、この騒ぎをめぐる書き込みに女子学生への同情があまりみられず、むしろ「日本語学習者なら日本に行け」など、不当な発言を支持する意見が圧倒的に多い展開となった。

 日本にもネトウヨという人種がいてネット上で排外主義や歴史修正主義を放言してます。また、「米国にはオルトライト」「ヨーロッパにはネオナチ」という人種がいて、日本のネトウヨ同様、排外主義や歴史修正主義をネット上で放言してる「らしい」ので何もこうした「ネット上のゴロツキ右翼」は中国限定の話ではありません。「トランプや安倍が最高指導者になった日米」に比べればネット上はともかく「排外主義が政権中枢や国民多数には蔓延してないらしい」と言う意味では、ある意味、中国の方がマシかも知れません。

 中国のテレビでは、旧日本軍の残虐性を強調する抗日ドラマが連日放映されてきた。

 こんなんはあくまでも娯楽ドラマでしょう。実際の日本と同一視してる国民がいるとも思えません。
 例えば、以前、小生は拙エントリ(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20170724/7640158321)で
■人民日報『声優の柿原徹也八代拓、「イケメンボイス」で中国ファンを鷲掴み「MYC2017」』
http://j.people.com.cn/n3/2017/0724/c94473-9245656.html
を紹介しました。
 あるいは別のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20171023/5640158721)で
■人民日報『河森正治監督の新アニメ「重神機パンドーラ」は中国がテーマ』
http://j.people.com.cn/n3/2017/1023/c94473-9283689.html
と言う記事を紹介しました。
 また中国においてドラえもんが人気であることは有名な話です。
 そう言った事態(日本アニメが中国でかなり普及している)を考えれば「日中関係」を「反日の中国」と見なすことは不適切でしょう。
 まあ、阿部は

 過去日本の侵略は、現在の中国の人々に悲憤の種を残した。そして中国からご先祖の悪行を指摘されるたび、心からのお詫びをいい続けなければならないのである。

としているからまだいくらかまともですが、正直、安倍晋三のような無反省バカが戦前の中国侵略を正当化するようなことをしなければ中国側も別に反発はしないでしょう。


■AFP『「通い婚」 廃れる中国少数民族の婚姻習俗』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171029-00000008-jij_afp-int
 I濱女史がリツイートしていたので気付きました。女史が何を考えてるのかはよく分かりません。もしかしたら伝統文化愛好家として「通い婚(一夫多妻制)が減少して残念だ」かもしれませんがまあ時代が変われば慣習は変化します。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171029-00000008-jij_afp-int
 ザバ社会では一夫一妻制は浸透していない。ここで一般的にみられるのは「通い婚」だ。男たちが女性の家まで歩き、そして窓から室内へと入り込むことからそのように呼ばれている。
 しかし、ノーブさんや仲間の男性たちは、チベット高原のはずれにあるこの地域の伝統が失われつつあると嘆く。
(中略)
 インターネットやスマートフォンライブストリーミングの普及などに加え、交通網や教育の機会が峡谷の向こう側にまで届くようになったことから、かつては隔絶状態にあった(ボーガス注:中国四川省カンゼ・チベット族自治州)ザバの人々も、最近では外の世界のライフスタイルに触れることができるようになったのだ。韓国のテレビ番組もとりわけ人気があるという。
「今では女性たちが外部の人々と同じものを欲しがるようになった。安定した結婚生活や、家や車といった財産だよ」とノーブさんは語る。
 ある別の男性(30)は、かつて女性の家を訪れるために10キロの道のりを歩いたことがあると話す。日没後に出発し、到着したのは午前0時を回った頃だったという。当時は自動車があまり普及していなかったためだが、今では人々の多くがオートバイで移動するようになったと話す。
 さらに最近では、「デート」の約束がスマホのアプリを使って行われるようになり、伝統的に行われていた相手の意思を確かめるための男女間のゲームもすっかり廃れてしまったという。
 通い婚は1980年代に、中国政府による厳格な家族計画政策の推進とともに減少し始めた。この政策は、法律上の父親がいない状態で子どもが生まれた場合に重い罰金を科すものだったため、ザバの人々も、少なくとも紙の上では一夫一妻制による、政府の結婚証明書が必要になった。
 青海師範大学(Qinghai Normal University)の人類学者、フェン・ミン(Feng Min)氏の論文によると、この変化によってザバ社会に人を所有物とみる考え方が広まり、以前は明白に表現されることがまれだった嫉妬という概念が生じるようになった*48という。フェン氏が2004年に行った調査では、通い婚の伝統を今も実践していると答えたのはザバ社会全体の49%にとどまった。


■リベラル21『チベット族社会、一夫一妻が基本です:チベット高原の一隅にて』阿部治平
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-1183.html
 かなり昔の記事ですが紹介します。
 I濱女史の紹介した
■AFP『「通い婚」 廃れる中国少数民族の婚姻習俗』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171029-00000008-jij_afp-int
などを読むと「そうかー、チベットって一夫多妻(あるいは逆に一妻多夫)が伝統のところもあるんだー(チベット全土がそうでないにせよ)」「そういうのを伝統として好意的に評価してるチベット人もいるんだー(そしてたぶんI濱女史も同意見)」と思いますが、阿部治平氏にとってそう思われることはどうも相当の屈辱のようです。
 「チベット人て性的に乱れてる」「(一夫多妻の場合)チベット人女性差別」とか思われてたまるか、と考えてるんでしょうか?

 日本に帰国してチベット人学生を教えることがあるというと、しばしばチベットの結婚制度に話が及ぶ。聞いてくる方が面白半分のこともあってこの頃は少々うんざりしている。
(中略)
 4月19日「産経新聞」ネットに「『チベット族の秘境を行く』(上)」という記事があった。
(中略)
 同紙矢板記者は中国西南の雲南省最北部の迪慶蔵族(デチェン・チベット族自治州梅里雪山の山麓、標高3300メートルの徳欽県開谷村の一妻多夫家族を訪ねたのである。
 以下引用。

 4月2日、主婦のアパウさん(48)は、3人の夫に朝食を用意するため、午前6時前から厨房に入って忙しく立ち働いていた。7時までにトラクター運転手をしている最年長の夫(51)を村の寄合に、2番目の夫(50)をヤクの放牧に、三番目の夫(43)を工事現場にそれぞれ送り出さなければならなかったからだ。
 嫁いで来て31年この方、アパウさんの毎日は、3人兄弟でもある夫たちの朝食作りから始まっている。
 「3人の夫を同じように愛している」と言うアパウさんは一妻多夫の家族構成について、「先祖代々、同じ暮らし方だから、何の違和感もない」と語り、「夫が3人もいると、毎日、いろんなことが起きて、話題が尽きない。夫婦げんかする暇もない」と笑った。
 2男2女計4人の子供をもうけ、戸籍上は全員、最年長の夫の子にした。「長男は彼の子であるのは間違いないが、下の3人はどの夫の子か分からない」と言って少し顔を赤らめた。

(中略)
 矢板記者の記事で興味深いのは、徳欽県外事招商局の幹部は「一妻多夫婚は古い習慣で、解放(1949年)以前はあったかもしれないが、一夫一妻と定められた法律がある今ではないはずだ」と答え、記者(矢板)がチベット人村に入ることも阻止しようとしたこと*49である。
 役所の人から見れば、一妻多夫だの一夫多妻だのは一夫一妻制以前の旧時代の遺物だ、これは格好悪い、国家社会の恥だということであろう。人に見られていやなことは誰だって隠したい。まして外国紙の記者なんかに見せられない。この気持は私には理解できる。

参考

https://blogs.yahoo.co.jp/socalc21/2303421.html
■【チベット族の秘境を行く】(上)一妻多夫の伝統 当局は否定
 この風習は、チベット族が住む3000メートル超という高山の厳しい自然環境と深い関係があるとされる。耕作、放牧可能地に限りがあり、農耕と牧畜を兼業せざるを得ないから、男性労働力が複数、必要になった。相続による財産分与で土地が細分割されて、兄弟全員が生活を維持できなくなる事態を避けるため、分家せずに一人の妻を持つようになったともいわれている。
(中略)
 チベット族は一妻多夫婚を伝統的風習と当然視しているものの、地元当局はタブー視しているようだ。
 徳欽県外事招商局の幹部は産経新聞に、「一妻多夫婚は古い習慣で、解放(1949年)以前はあったかもしれないが、一夫一妻と定められた法律がある今ではないはずだ」と答え、記者(矢板)がチベット人村に入ることも阻止しようとした。
 中国メディア関係者によると、一妻多夫の話題の報道は国内では厳しく禁じられており、これを取り上げたある北京の雑誌は、編集長が更迭された*50という。
 チベット事情に詳しいある中国人女性ジャーナリストはメディア規制の理由について、「女性の貞操観念が強い漢族のモラルでは、一夫多妻は容認しても、一妻多夫は不道徳だと見る傾向がある。報道でチベット人への差別が増え、民族対立が深まることも当局は警戒している」と説明。「当局は今のところ、一妻多夫婚を実質、黙認しているが、本音ではこの風習を異質なものと思っている。漢化教育などを通じてやめさせようとしているのは事実で、なくなるのは時間の問題だろう」とも話している。


■AFP『終わり迎えるブータンの複婚制度』
http://www.afpbb.com/articles/-/2835402

 ブータンでは男性が数人の姉妹を妻にする一夫多妻や、女性が数人の兄弟を夫にする一妻多夫が続いてきたが、王国が近代化するにつれてこの複婚制はなくなりつつある。
(中略)
 31歳のジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク(Jigme Khesar Namgyel Wangchuck)国王は13日、民間出身の航空機パイロットの娘、ジェツン・ペマ(Jetsun Pema)さん(21)と、古都プナカ(Punakha)で仏教式の華やかな結婚式を挙げた。
ワンチュク国王は5月の結婚発表の際、ペマさんが唯一の妻になると明言した。ワンチュク国王の父が1979年に4人姉妹と同時に結婚式を挙げたのとは大きく異なる発表だった。
(中略)
 テレビとインターネットが普及し、留学が身近になったことから、若者たちは、地元文化の特に奇異な部分に対して背を向け始めている。
シンクタンクブータン研究センター(Centre for Bhutan Studies)」の研究員ダショー・カルマ・ウラ(Dasho Karma Ura)氏は、複婚制がいまだに残っているのは、ヒマラヤ山脈で1年の大半を過ごす遊牧民たちの間くらい、と述べる。

 まあ近代化すればやっぱ「一夫一妻制が一般的」になるんですかね。


台湾独立建国聯盟『台湾行政院長(首相)交代の報に接して(台湾建国は、今が絶好のチャンスだ)』
http://www.wufi-japan.org/archives/502
 もちろん「事実上今独立してる」のでここでの「独立のチャンス」とは「正式に独立宣言しよう」つう話です。
 「独立宣言したら武力行使も選択肢にある」と中国が言ってる事を考えれば危険な挑発でしかかありません。
 まあだからこそ「独立宣言路線」は台湾で支持が低いし、欧米も支持していませんが。

 米国の台湾関係法がある限り、中国が台湾に対して攻撃をしかけてくることはないと確信する。

 もちろん「台湾関係法」、つまり米国の台湾への経済、軍事支援の存在は中国が台湾侵攻をしない理由の一つでしょう。
 ただ極端な話、「台湾関係法」がなくても、米国が中国の台湾侵攻を認める事はないでしょうしEU諸国もそんなことは認めないでしょう。


台湾独立建国聯盟『頼清徳行政院長に期待する』
http://www.wufi-japan.org/archives/500

 9月8日に、(ボーガス注:台南市長の)頼清徳(らい・せいとく)氏が林全(りん・ぜん)氏*51に代わって行政院長(首相に当たる)に就任した。昨年5月に国民の大きな期待の中、発足した蔡英文政権だったが、肝腎の行政院長に国民党系の林全氏を任命したこと、他の重要ポストにも国民党系の議員を付けたことで、国民から不満の声が出ていた。

 まあその辺りは蔡も現実主義の訳です。
 「私に刃向かう恐れがなく有能な人間なら、国民党系でも、国民党の反感を買ってまで無理して更迭する必要もない。後釜を誰にするかも厄介な問題だし」と。ただ林氏は人気が今ひとつだったようでそこで政権のてこ入れとして「民進党での人気がそこそこ高い」頼が登用されたようです。

 一つ疑問に思うのは、今年7月7日に頼氏が述べた「親中愛台(中国大陸と親交を持ちつつ台湾を愛する)」発言である。頼氏は「独立派である自分の立場に変わりはない」と弁明したが、中央政府の重職に就いた以上、今後このような発言は控えてほしい。
 「中国を怒らせる発言より、中国が歓迎する発言をするほうが台湾は安泰だ」という発想は全く間違いであることを、台湾人はしっかり認識してほしい。

 いやいや頼だって一市長ならともかく首相となればその辺り、中国に配慮せざるを得ないでしょう。

それが、中国の侵略を防ぐ一番の防衛手段になるのだ。

 そもそも「独立宣言しない限り軍事行使しない」と中国が主張してるのに「独立宣言しよう」とは正気じゃないですね。それ客観的に見れば危険な挑発でしかないんですが。

 中国政府が「台湾を自国の一部として組み入れる」と公言している限り、決して「親中」などと表明してはならない。

 「組み入れる」たってそれ「平和統一(ただし台湾が独立宣言したときは軍事力行使もあり得る)」ですからねえ。
 「近々、中国政府によって平和統一路線が正式に廃棄される、台湾が独立宣言しなくてもいつでも軍事力行使がありうることになる」とか「独立宣言しない限り軍事力行使しないというのはウソで、近々軍事力が行使される」とかいう見込みでもない限り、こんな反中国態度はバカバカしいだけです。
 大体、中国と完全に敵対したらそれこそ台湾経済が崩壊するでしょう。


台湾独立建国聯盟『日本本部委員長再任の挨拶』王明理
http://www.wufi-japan.org/archives/498

 「台湾は中国の一部」を公言してはばからない中国が大国となってしまった今、国際世論が中国の野望を阻止してくれるであろうという他力本願はアテにならなくなりました。

 おいおいですね。中国の野望とやらが「軍事力による台湾統一」ならそんな野蛮なもんはさすがに欧米も認めないでしょう。中国も「台湾が独立宣言しない限り軍事侵攻なんかしない」と公約してるし。
 いくら中国が大国だからって欧米も阻止するに決まってる*52。まあそれ以前に米国も台湾にそれなりに軍事支援してるのでそうそう侵攻もできませんが。
 一方、中国の野望が「当面絶対に台湾に独立を許さない事(そして長期プランで中台統一を目指すこと)」なら台湾が国連から追放され、欧米など国際社会のほとんどの国が中国と国交樹立し、台湾と断交したことで既に実現しています。まあ、この王の文章は反中国派によるただの煽りですよね。

日本と台湾は運命共同体です。

 台湾がどうなろうと日本には全く関係ない話です。まあ何度も言うように「中国の台湾への軍事侵攻」などまずあり得ない話ですが。


■リベラル21『選挙が終わって日が暮れて』阿部治平
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4145.html
 反共主義者・阿部によるいつもの「共産党への悪口」です。
 何せ都議選で共産が2議席増やしても「たった2議席だけか」と、「たった5人しか帰ってこないのか(小泉訪朝時の家族会)」並みの暴言を吐く男です。今回は不幸にも議席減ですからなおさら悪口が酷い。

 選挙をひかえた村の市民会議では、わが4区では護憲派の候補者がほかにいないのだからと、共産党毛利栄子氏*53を推すことになった。ところが私が友人たちに聞くと、2,3の人が「選挙区は共産党に入れるしかないが、比例区立憲民主党でいく」という。この話を共産党の人にすると、「そういう人が多くて困る」といった。

 逆じゃねえのか、と「比例は共産に入れた」俺なんか思いますけどねえ。

選挙運動中盤になって希望の党の寺島氏*54は、党の路線とはまったく逆の「安保法制反対、憲法9条を守る」といいだした。

 俺の選挙区の希望の野郎もそうだし、他にもそういう希望の野郎はいるので「是非はともかく*55」別に不思議とも思いません。まあ「口先だけでもそう言うなら自民よりマシだろ、共産は小選挙区は厳しいし。でも比例は共産だな」つうのが俺の考えで小選挙区は希望、比例は共産にしました。

 藤野氏は党政策委員長として自衛隊予算を「人殺し」と発言して批判を浴びた人だが、自己批判の弁はなかった。

 阿部は未だにそんな事蒸し返す気かよ、ですね。
 しかも「人殺し」云々はいい発言とは言いませんが前後の文脈を読めば「安保法による自衛隊海外派兵」を意味してるのであって国内の災害救援を意味してないことぐらいは分かる。
 たとえば麻生*56副総理・財務相の弁護しようがない暴言「ナチス発言」などとは意味が違います。
 このように「かなり昔の件」、「一応藤野氏もそれなりにわびた件」でも悪口するくせに、「ダライラマがオウム麻原から多額の金銭をもらったこと(しかもダライはそれについて一度もまともにわびたことがない)」には何もいわないのだからまあ阿部もいつもながらいい加減な野郎です。
 愛着も何もない共産党には悪口できるが、「大好きなダライラマには何一つ批判ができない馬鹿野郎」が阿部です。で俺のこういうコメント投稿も平気で掲載拒否する。

 わが村の農業の担い手は65〜70歳だ。大都市からの移住者の大半がこれまた定年退職の高齢者だ。日本では金融資産の7割は高齢者が保有*57している。マイナス金利の今日、定期預金などの利息はあてにならない。そこで高齢の新来村民はもちろん、原住村民も意外に多くが投資信託株式投資をやる。
かなり古い話だが、専業農家の友人は3000万円だかを投資信託に回した。

 だから「アベノミクスで株価が高ければいいんだ、俺は自民支持だ。加計森友とか憲法問題とか関係ねえ」などとその「3000万円投資信託にぶっ込んだ友人」は阿部にいったそうですが「おいおい」ですね。
 「兼業ならまだしも」何で専業農家でそんなに儲かるのか、よくわかりませんが「数少ない成功者」なんでしょうか。まあほとんどの専業農家はそこまで儲からないでしょう。それとも阿部が勘違いしてるだけで本当は兼業(サラリーマンの傍ら農業)なのか。
 ただ「3000万円投資信託にぶっ込む」なんて人間は当人がどういう価値観だろうが、相当の金持ちですよねえ。当然「3000万以上金を持ってる」からそういうことができるわけですし。ワーキングプアなんかとは全然生活が違う。
 「金持ちは株式投資するから株価が高くて累進課税が弱い方がいい。だから自民党だ」「別に金持ちだから福祉予算がカットされても構わない」ていわれても「はあ?」ですね。
 そりゃそうかもしれない。ただそんなん古今東西そうですし、日本共産党に限らず何処の国の左派政党もその種の金持ちは最初からあまりターゲットにしてないでしょう。その種の金持ちに「安倍政権は金持ちのことしか考えてない」つうてもアピールしませんし。まあその種の金持ちでも「俺もいつ大病を患って貧乏になるか知れない」「自分の事ばかり考えてちゃいかん、ワーキングプアのこととか天下国家のことを考えねばいかん」「カネが全てじゃない、民主主義の観点とか大事なことは他にもある」「カネのことだけ考えても、株価は高いが、賃金が上がらないで景気は悪いとか日中、日韓関係が良くないとか言うのはまずい。株価が景気の全てじゃない」とか言う考えなら野党支持、自民批判もあり得ますけどね。つうかこんな事言ったらその批判*58が該当するのは共産限定じゃないですけど。立憲民主や社民だって同じ話です。
 つうかこの阿部の理屈だと「なんだかんだ言っても習主席は、中国共産党はすごい。経済的には中国は発展してるんだ!。ダライラマの亡命政府なんざそんな経済運営能力は何もねえ(まあ阿部が悪口する志位委員長と比べても何一つないでしょうね)」「ダライがチベットからいなくなってからのチベットも発展してる。チベット鉄道がとおって多くの観光客が来るようになった」「そういう情況でダライが自治権がどうこう言っても意味なんかねえよ。あと一党独裁とか劉暁波の獄死とかも正直どうでもいい。下手に今の情況が崩れて混乱するよりマシだ。今が一番、中国経済がいいんだ」ともいえるわけです。
 まあ、実際そういう中国人は「チベット人」含めて多いでしょう。欧米も日本も企業は「中国の経済発展てすごいわあ、魅力的だわあ」と思うからどんどん中国に進出する。だから欧米や日本の政府も阿部のような反中国分子ほどには中国を糞味噌に非難しない。
 つうか「ここで阿部が共産党に向かって言ってること」を中国にスライドさせれば俺がここに書いたような話になるでしょう。
 ところがそういうと怒り出すのが阿部でしょうねえ。
 たぶん「カネが全てか」「チベット統治には問題がある」「格差問題がある」「ダライラマに失礼だ」「欧米や日本の政府は中国に甘くてチベットに冷たい」とか言い出す。挙げ句の果てには「他の連中が冷たいからダライ猊下チベット亡命政府関係者が安倍晋三のようなウヨとつきあっても仕方がない」とか言い出す。まあid:Mukkeなんかも似たようなこと言ってダライかばってましたけど。
 ただそういうこと言って中国政府批判するなら、安倍政権だって「沖縄基地問題」「格差問題」なんかがあるわけです。阿部の物言いはそれこそ「沖縄県民やワーキングプア」にしたら「阿部は俺達を馬鹿にしてるのか」でしょう。
 日本での共産党の活動には「俺の財テクに3000万突っ込んだ友人は自民党支持だ、加計森友なんかどうでもいいと言ってました。そういう人間にどうアピールするか共産党は考えた方がいい」とか言い出してそれが共産党批判になると思ってるらしい。いやそういう「俺がカネが儲かりさえすればいい、株価が高ければそれでいい」つう人間にはアピールしようがないんじゃないですかね。
 どうせ「貴方のカネが全てなんですか」といったってそういう奴は「そうだ」と言い出すでしょうし、「これこれこういう理由でいずれ株価は落ちると思う」といったところで「株価が本当に落ちない限り」こういう人間は安倍支持でしょう。いや落ちても「今まである程度儲かったからいいや」で安倍支持し続けるかも知れない。
 一方で阿部は中国について経済発展を無視して「民主主義ガー」「格差問題ガー」とか言い出す。
 「そんな事言っても中国は経済発展してるんですよ、そういう理由で中国現体制支持してる人間にはそんな貴方の言葉なんか届きませんよ」と言うと「カネが全てか」とか言って阿部は反発する。
 それ人としてスタンスがデタラメ過ぎないですかね。

 共産党のイメージを好転させるにはどうすればよいか。とりあえずは党名変更を検討してほしい。

 支持者ですが、党員ではないこともあり俺個人は党名変更には抵抗はありません。
 ただ「社民党」「維新」が「議席的な意味で共産以上に苦戦していること」や「社民連新党さきがけが今はないこと*59」などを考えれば「党名変えればそれでいい」つう話でもないでしょう。
 大体、自民支持するような輩は「共産党という党名だから」つう話でもないでしょう。だったらなんで前原が「民進党解党なんて馬鹿な事したのか」てことになる。それは民進党の支持率が今ひとつであることを「前原のバカが小池で何とかしようとした」つうことですがそれ一つとっても「党名で何とかしよう」つうのは考えが安易すぎます。
 むしろ「共産党について我々思い入れがあるからそう簡単には変えられないが、できる限り野党共闘はしていきます」「もちろん既存の共産国家(中国、ベトナム)とか過去の共産国家(旧ソ連)とかを無条件で模範にしてるわけではない」でいいんじゃないか。それでも「党名変えろ」つう人間は少ないんじゃないかと思うし、まあそれでも変えろつう人間の多くは単に因縁つけてるだけじゃないか。
 つうかどんなにくだらないことでも伝統つうのはそうは簡単にはかえられません(俺個人は共産党共産主義つう伝統がくだらないとは思いませんが)。
 たとえばこんな事言ってる阿部も「チベット亡命政府も、転生霊童なんて非科学的なことは辞めればいいのに、アレでチベット支持者が増えないつう面はあると思う」といったら激怒するでしょうにねえ。

 習近平*60は思想弾圧をし、競争相手を蹴落として、強権政治の頂点に登ろうとしている。

 と習氏に対しては悪口しかしない阿部です。AIIBとか一帯一路とか少しは評価したらどうなのか。
 つうか「日本共産党は中国を模範にしてる」とは「ある程度まともな人間」は誰も思ってないでしょうし「中国やベトナムラオスキューバは一応共産主義目指してるby日本共産党」つうのは社交辞令でしょうよ(ただしあまりにも国際的、国内*61的評判が悪いせいか北朝鮮はこの社交辞令の対象外)。一応国会に議席をもつ党として日本が一応国交をもつ「中国やベトナムラオスキューバ」に対して「あんなん共産主義じゃねえ」と悪口もしづらい。

私が「志位和夫氏は辞任するんでしょうね」と聞いたら、驚いたようだった。

 そりゃあ驚くでしょうね。俺も彼が辞任するとは思ってませんし、そもそも「辞任すればどうにかなる」つう話でもない。まあ、「絶対に辞めないで」つうほどの志位氏への思い入れは失礼ながらないですが、「やめて欲しい」とは全く思わない。
 まあ、党支持者も「ああいつもの阿部の悪口か、あいつもためらいなく共産支持者にそう言う事が言えるようになったか。まさかとは思うけどもしかして喧嘩売ってるのかしら?」「志位辞任を主張するにしても、もう少しいい方があるだろうに」としか思わなかったでしょうけど。
 つうかそんなんで志位委員長に辞任求めるのなら「いつまで経ってもチベット問題やウイグル問題に展望が見いだせない無能で無力なダライ一味、ラビア・カーディル一味」なんかどうなるんでしょうか。まあ、その場合は「ダライ氏、ラビア氏は悪くない」「彼らは余人に代えがたい」という都合のいい屁理屈がでるのでしょうけど。

*1:著書『ダライ・ラマと転生』(2016年、扶桑社新書)など

*2:著書『中国を追われたウイグル人:亡命者が語る政治弾圧』(2007年、文春新書)など

*3:近年は『赤い帝国・中国が滅びる日』(2016年、KKベストセラーズ)、『暴走する中国が世界を終わらせる』(共著、2016年、ビジネス社)、『日本は再びアジアの盟主になる:トランプvs.習近平! 米中激突で漁夫の利を得る日本』(共著、2016年、宝島社)、『アメリカと中国が世界をぶっ壊す』(共著、2017年、徳間書店)、『米中の危険なゲームが始まった』(2017年、ビジネス社)といったバカウヨ著書を執筆。産経退社後、着実に劣化している。

*4:著書『もうひとつのチベット現代史:プンツォク・ワンギェルの夢と革命の生涯』(2006年、明石書店)、『チベット高原の片隅で』(2012年、連合出版)など

*5:著書『中国を知る』(1990年、岩波ジュニア新書)、『トウ小平の遺産』(1995年、岩波新書)など

*6:第3次安倍内閣で国交大臣政務官

*7:著書『中国と台湾』(2003年、講談社現代新書)など

*8:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て幹事長

*9:元・資源エネルギー庁次長

*10:共青団中国共産主義青年団)中央書記処第一書記、河南省長・党委員会書記、遼寧省党委員会書記、第一副首相などを経て、首相(党中央政治局常務委員兼務)

*11:ムガベ政権で法相、国防相、副大統領を歴任

*12:副大統領などを経て大統領(首相兼務)

*13:空軍司令官(国防次官兼務)、副大統領などを経て大統領

*14:首相、革命指導評議会議長、全国人民会議書記長など歴任

*15:スエズ運河国有化で英仏と対立し」、また「ソ連の援助でアスワンハイダムを建設した」ナセル大統領時代のエジプトは親社会主義かもしれませんが、ポストナセルのサダト大統領以降のエジプトはとてもそうはいえないでしょう。

*16:兄が大統領、弟がケネディ兄政権の司法長官

*17:父が大統領、息子が大統領とフロリダ州知事

*18:夫が大統領、妻がオバマ政権国務長官

*19:ググったところ、現職クリーブランドに勝利したハリソン(1888年選挙)、ゴア(クリントン政権副大統領)に勝利したブッシュ子(2001年選挙)、ヒラリー(クリントン元大統領の妻、オバマ政権で国務長官)に勝利したトランプ(2017年選挙)。

*20:フランス大統領選など多くの大統領選は今や「選挙人」なんてワンクッションはおきません。

*21:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*22:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相。戦後、自民党幹事長、石橋内閣外相を経て首相

*23:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*24:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*25:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*26:岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣外相、田中内閣蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相

*27:電子工業大臣、上海市長・党委員会書記などを経て、党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*28:共青団中国共産主義青年団)中央書記処第一書記、貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記などを経て、党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*29:ダバオ市長を経て大統領

*30:イスタンブル市長、首相を経て大統領

*31:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領

*32:風説も何も安倍の指示で外務省は当然こうしたんでしょうし何ら風説ではないでしょう。これでは池内や常岡はそのうち「加計森友疑惑も安倍御用記者・山口敬之のレイプもみ消し疑惑も風説で,安倍氏は少しも悪くない」「NHK国谷キャスターやテレ朝古館キャスターの降板も安倍氏のせいではない」「甘利氏のUR疑惑も風説」などといい出しかねないですね。それとも既にそう言ってるんでしょうか?

*33:具体的に誰のことでしょうか?

*34:やれやれですね。むしろまともな市民はこうした詭弁をはく池内や常岡を「お前らは安倍の飼い犬かよ?」と信用しないでしょう。まあ常岡や池内は安倍にこびること(あるいは中国に悪口することか?)で商売をしていければそれでいいんでしょうけど(つまり最初からまともな市民に評価されようとは思ってない)。全く見下げ果てた連中です。まあ池内はともかく常岡に至っては「俺が安田純平を救えなかったのは西谷文和のせい」とデマ飛ばす馬鹿者ですが。

*35:著書『墓標なき草原(上)(下):内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2009年、岩波書店)、『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年、岩波現代全書)、『狂暴国家中国の正体』(2014年、扶桑社新書)、『日本陸軍とモンゴル:興安軍官学校の知られざる戦い』(2015年、中公新書)など

*36:もちろん楊的に一番関心があるのは内モンゴルでしょう。

*37:いちいち「毛沢東の治世から」つう必要ないでしょうし、是非はともかく「平等主義を犠牲にしてでも高度成長を目指すこと(ただし平等主義を全否定しているわけではもちろんない)」は「トウ小平の改革開放時代」からそうです。習氏が言われるほど「強権的」か小生は知りませんが、民主主義の点で多々問題があることは江沢民胡錦濤時代からそうです。あまり習氏をくそみそに罵倒するのもどうかと思いますね。

*38:今時、「中共」ですか(呆)

*39:産経のようなウヨだと思われたくないので「子ども表記」にしています。これについては■kojitakenの日記『下村博文が「言葉狩り」? 「子ども」はダメ、「子供」と書けって?』(http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20130726/1374846825)や■拙記事『「下村の政治介入」という事情も分からない癖に文科省「子供表記」統一を「当然」と放言するMukke(追記あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20141122/5234241756)参照

*40:海部内閣科学技術庁長官、参院副議長など歴任

*41:東北大学大学院理学研究科教授を経て理化学研究所理事。

*42:科学技術庁科学審議官、JST独立行政法人科学技術振興機構)理事長、JST中国総合研究交流センター上席フェローなどを経てJST特別顧問。沖村氏については人民日報『沖村憲樹氏が中国国際科学技術協力賞を受賞』(http://j.people.com.cn/n3/2016/0311/c95952-9028735.html)、『【独占インタビュー】沖村憲樹氏「一帯一路は中国の開放的な姿勢の表れ」』(http://j.people.com.cn/n3/2017/0930/c94473-9275973.html)参照

*43:村山内閣経済企画庁長官、小渕、福田内閣外相、森内閣法相、第一次安倍内閣防衛相、自民党副総裁(第二次安倍総裁時代)など歴任

*44:橋本内閣経済企画庁長官、小泉内閣沖縄・北方等担当相(科学技術担当相兼務)、第一次安倍内閣財務相など歴任

*45:東大理学部長、東大総長、理化学研究所理事長、小渕内閣文相(科学技術庁長官兼務)、財団法人日本科学技術振興財団会長など歴任

*46:高村のオヤジ高村坂彦は代議士だから当然のように二世議員として地盤を引き継いだと思っていましたが「沖村氏の勧めで政界入り」て何のことでしょう?

*47:人民日報掲載の写真を見る限りやはり美人だとは思います。それ以上のことはググってもよく分かりません。

*48:「嫉妬という概念が生じた」のではなく「一夫多妻制が常識化していた」ので「女性が複数の妻をもつ夫に対して嫉妬を表明することがタブーになっていた」が「一夫一妻制が逆に新しい常識となったため」、嫉妬の表明がタブーではなくなっただけ、じゃないですかねえ。

*49:まあでも「悪徳徳僚が暴力で人権侵害」とか言う話とはまた違うので、結局「ま、いいか。別に俺が悪事働いてるつう話とも違うし」「まあ、最近は一夫多妻、一妻多夫は大分減ってるし」「法律文書上は全部一夫一妻制だし」で矢板の取材を一応容認はするんでしょう。

*50:ただし阿部治平氏は「自分の知る限り一妻多夫については情報統制はされてない」として疑義を呈しています。

*51:台北市財政局長、台湾政府財政部長(財務相)などを経て首相

*52:勿論、台湾が独立宣言した場合は話が厄介ですが、だからこそ欧米は台湾に圧力をかけて独立宣言を躊躇させてるわけです。

*53:共産党長野県議

*54:長野県議を経て衆院議員(今回落選)

*55:勿論俺は是としませんが

*56:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二次、第三次安倍内閣副総理・財務相

*57:とは言えほとんど高齢者はそんなに金は持ってないでしょう。「資産の7割は高齢者が保有」といってもそれは「高齢者の7割がそれだけの資産を保有」してることを意味しません。一部の高齢者が「金融資産の7割」を持っているに過ぎない。もし阿部が「高齢者は金持ちだから自民支持」と思ってたら大きな間違いです。そもそも「アンチ自民の俺にとっては残念なこと」ですが、「勿論世代間による増減はありますが」、マスコミの報じてる出口調査のデータを信じればどの世代でも支持1位は自民です。

*58:批判と言えるか疑問ですけど。因縁といった方がいいかもしれない。

*59:まあ民主党内の旧さきがけグループなどとしてはありますが

*60:福州市党員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*61:勿論日本国内