■セクハラ辞職の狛江市長選 新人2氏の一騎打
https://www.sankei.com/politics/news/180715/plt1807150019-n1.html
元副市長の松原俊雄氏(66)=自民、公明推薦=と元市議の田中智子氏(60)=共産、社民、自由、狛江生活者ネットワーク推薦=の新人2人がいずれも無所属で立候補した。
一応「国政最大野党」の立民の名前がないってことは自主投票で逃げてしまったんですかね?。全く情けない話です。なお、ググったところ、田中女史は市議時代は共産党所属だったようです。
これについては
赤旗
■東京・狛江市長選挙 15日告示 22日投票、人権守る街つくる、田中とも子氏に聞く
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-07-12/2018071204_01_1.html
■東京・狛江市長選 あす告示、田中さんで市民本位の市政再び、矢野裕 元市長に聞く
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-07-14/2018071404_03_1.html
も紹介しておきます。基本的に地方政治の問題ではありますが、野党共闘を進展させていくためにも勝利してほしいもんです。当選が楽だとはもちろん全く思いませんが、矢野市長(当時)は共産党市議出身だったわけですし、当選の可能性は十分にあるんじゃないか。
■内閣不信任案より豪雨対応を 公明・山口那津男*1代表が野党牽制
https://www.sankei.com/politics/news/180715/plt1807150016-n1.html
「そんなこと抜かすなら手前らもこの災害時に野党、市民団体などの批判があり、今国会で可決する緊急性にも乏しいカジノ法案採決なんか目指すんじゃねえよ!」ですね。
どう見てもパチンコ業界あたりと癒着してることがまるわかりです。
つうか東日本大震災時に菅*2内閣相手に不信任案提出しようとした輩が良くもこんなことが抜かせるもんです。
■【大相撲名古屋場所】御嶽が8戦全勝で単独首位 1敗に遠藤ら平幕2人
https://www.sankei.com/sports/news/180715/spo1807150038-n1.html
関脇・御嶽海が単独首位と言うことは横綱や大関が休場や「負けが込んでること」で責任を果たしてないと言うことになるわけでがっかりします。
■【書評】批評家・西村幸祐*3が読む『日本国史 世界最古の国の新しい*4物語』田中英道)著 無味乾燥な歴史観が一変、GHQの洗脳実態まで明らかに
https://www.sankei.com/life/news/180715/lif1807150022-n1.html
・なおこの田中氏、
・東北大学名誉教授(美術史家)
・美術史関係の著書として『ミケランジェロ』(1991年、講談社学術文庫)、『レオナルド・ダ・ヴィンチ 芸術と生涯』(1992年、講談社学術文庫)、『画家と自画像:描かれた西洋の精神』(2003年、講談社学術文庫)、『日本美術 傑作の見方・感じ方』(2004年、PHP新書)、『日本美術全史:世界から見た名作の系譜』(2012年、講談社学術文庫)
ですが、一方で
・元「新しい歴史教科書をつくる会」会長。「日本教育再生機構」顧問。「日本国史学会」発起人の1人。
・非常識右翼著書として『戦後日本を狂わせた左翼思想の正体:戦後レジーム「OSS*5空間」からの脱却』(2014年、展転社)、『戦後日本を狂わせた反日的歴史認識を撃つ』(編著、2016年、展転社)、『日本人にリベラリズムは必要ない:「リベラル」という破壊思想』(2017年、ベストセラーズ)、『天孫降臨とは何だったのか』(2018年、勉誠選書)。
ですからねえ。展転社から本を出すというのは相当の極右です。
彼の「美術史関係の著書がどれほど信用できるのか」は疑問符がつくでしょう。それともこれは「チベット研究はまともらしいが、一般常識が欠落してるI浜Y子」ケースなのか。
・それはともかく世界最古ってのは例の神武紀元(即位が紀元前660年)ですから、話にならないですね。まあそもそも「古ければ偉い」って訳でもないですが。
信用できる歴史記録があるつう意味では「古代ローマ(ジュリアス・シーザーなど)、ギリシャ(アテネの民主制など)、中国(秦王朝など)」などの方がよほど日本より「古い歴史」でしょう。
日本にはそんなもんありませんし。例えば「卑弥呼の邪馬台国」について「発掘された追跡」ならともかく、文書資料は日本にはないわけです。中国の有名な「魏志倭人伝」しか文字資料はない。
■【ニッポンの議論】性犯罪前歴者の情報公開「早急にシステムの整備を」「効果は疑問視されている」
https://www.sankei.com/premium/news/180715/prm1807150015-n1.html
「性犯罪者の社会復帰を妨げる恐れがある」という意味で「米国メーガン法的な公開に否定的、消極的な宮田桂子弁護士」の方がまともな意見であり、「常磐大(なお、「じょうばんだい」ではなく「ときわだい」です)の諸沢英道*6元学長」の主張は論外でしょう。
まあ話がずれますが
■常磐(ときわ)
「常磐大学(ときわだいがく)」
「常磐津節(ときわづぶし)」
■常磐(じょうばん)
「常磐自動車道(じょうばんじどうしゃどう)」
「常磐炭鉱(じょうばんたんこう)」
「常磐ハワイアンセンター(スパリゾートハワイアンズの旧称)」
ですから、日本語も実にややこしい。たいていの場合は「じょうばん」ですけど、人名、地名だと「ときわ」になることが多い。
また、「地名や人名のときわ」も「常磐」と「常盤」と両方あるからややこしい(大抵「常盤」だと思いますが)。
ちなみに
は「常盤」ですが、もちろん「常磐」と書く人名、地名の場合もあります。
まあ話を元に戻して。産経的には「先日のベトナム少女殺害事件(容疑を否認する被告人が真犯人かどうかはともかくどう見ても性犯罪者の犯行)」の件などで「極右安倍政権だし、最近、ベトナム少女事件とか、性犯罪者の凶悪犯罪がワイドショーでネタになってるし、今がチャンスだ」とでも思ってるのでしょうが冗談じゃありません。
とはいえ「メーガン法的な右翼的な手法」ですら安倍が「性犯罪被害者のこと」に理解なり認識なりあるか疑問ですが。
■諸沢
日本では犯罪者の人権が声高に主張され、犯罪被害者等基本法が平成16年に成立するまで、被害者の人権という考えはなかった
「宮田氏」には「敬称」をつけますが、人として評価してないので「諸沢」にはあえてつけません。
被害者支援の諸制度はもちろん平成16年以前からありますので「完全な大嘘」ですね。
「基本法がないから問題があった」ならまだしも。たとえば先日お亡くなりになった加藤剛氏が大谷実*8同志社大教授役で出演していた映画「衝動殺人 息子よ」のおかげもあって犯罪被害者給付金制度ができるのは昭和55年です。
この諸沢のへ理屈だとたとえば「少子化社会対策基本法ができる平成15年より前は国は少子化対策してなかったし、少子化は問題だという考えも全くなかった」のか。「自殺対策基本法、がん対策基本法ができる平成18年までは(以下略)」なのか。「スポーツ基本法ができる平成23年までは(以下略)」なのか。「文化芸術基本法ができる平成29年までは(以下略)」なのか。
そんなバカな話はないわけです。
おそらく「対策はしていたが基本法がないので各省庁バラバラな対策をしている。基本法でいわゆる竹串を一本通す」なんて話でしょう。これが元学長とは常磐大学て「拓殖大や国士舘大などと同類」のよほど酷いウヨ大学なんですかね?
■諸沢
ストーカーと認定された人や性犯罪を繰り返している人には、ほぼ全員GPSを着けるべきだと考える。
マスコミ報道(朝鮮日報日本語版など海外メディアも含む)だと米国とか韓国とかでやってるらしいですね。
徹頭徹尾、主張が産経文化人らしくて吹き出しました。
安易にGPSを認めることは、人権上相当に問題があるでしょうね。
特にGPSが「つけてることがほとんど目立たないミニサイズ」ならともかく「ジャンボな腕輪」だったりしたら「外観から一目で性犯罪やストーカーの前科者」だとモロバレで相当にまずい(そのあたりどうなのか無知なので知りませんが)。
そもそもGPSは万能じゃありません。
「GPSをつけてる→何かやったらすぐにばれる」という抑止力はあるにせよ、「どうせ警察はすぐには来られない→俺をストーカーだと警察に通報したあの野郎をぶっ殺してやる」つうケースにはもうどうしようもないでしょう。
つうか本当に気が狂ってる奴は、警察の尾行や護衛がついてようと襲ってくるでしょうし、警察へ相談に訪れた被害者を警察で待ち構えて襲うなんてことも平気でするでしょうしね。
■id:Bill_McCrearyさん記事『何回も同じことを書くが、重罰を(犯行時に)恐れない人間の犯罪はどうしようもない』
https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/60eda4deac183f9cb2c0dfbb0ef2e2d3
という話です。
まあ「屋根の上に長期間隠れて相手を待ち伏せ」みたいな異常なケースはGPSで防げるでしょうが、「居場所しかわからない」わけですからね。「GPSを見る限り普通の行動」ではどうしようもありません。
■産経
「米国では子供に対する性犯罪前歴者の個人情報の登録がメーガン法で義務づけられ、前歴者の氏名や顔写真、住所をネットで公開する州もある」
■宮田氏
「住民に恐怖感を与えるだけだ。米国では前歴者の自宅への銃撃・放火や、虚偽の犯罪事実を拡散され前歴者が自殺した事件もあった。自宅から離れた場所で犯行に及ぶ例もあり、地域住民が個人情報を知っても犯罪を防ぎ得ない。情報公開を恐れ、メーガン法の対象者の4分の1は行方不明だ。メーガン法で性犯罪が減ったデータもなく、効果は疑問視されている」
■産経
「日本での導入も検討すべきでは」
■宮田氏
「導入すべきではない。米国は『情報を公開するから自分の身は自分で守れ』。自衛のために銃器を持つ米国と日本とは社会的背景が違う。日本では平成26年、性犯罪で服役した人の6割が仮釈放となり、8割が家族の元に帰った。情報公開されれば家族を路頭に迷わせ、施設や病院も引き受けを躊躇(ちゅうちょ)し、かえって犯罪を増やしかねない」
■産経
「子供を性犯罪から守るためには」
■宮田氏
「前歴者情報を非公開で警察などに登録する制度を持つ国もある。まずは海外の制度について冷静に検証する必要がある。前歴者を『治す』視点だけでなく、どうすればよりよい生き方ができるかを提示することが大切だ」
概ね賛同できる意見ですね。
■【主張】中国海警の軍編入 「尖閣の守り」一層固めよ
https://www.sankei.com/column/news/180715/clm1807150003-n1.html
中国も尖閣を奪いに来るわけがないでしょう。「欧米の制裁発動」「中国進出日本企業の中国撤退」のリスクを冒してまでそんなことするメリットは何もない。
中国政府は軍の傘下に入っても海警の任務内容は変わらないとしているが、真に受けては危ない。単なる編成替えとみて油断してはならない。
あえて言えば「根拠もない悪口は日中関係を悪くするだけでメリットが何もない」ので「真に受けることが到底できないような問題が生じない限り」、「真に受けるべき」でしょうねえ。少なくとも産経の与太「尖閣が危ない」よりは中国の方が説得力があります。
中国は尖閣を奪おうとしていることを忘れてはならない。公船が尖閣周辺の日本の領海への侵入を繰り返し、接続水域を頻繁に航行するのは、その一環である。
「やっていい」とはいいませんが、単に「尖閣は中国の領土であり日本の主張は認めない」という政治的アピールに過ぎません。
中国だってそのあたりは落としどころは考えている。本気で奪う気ならとっくの昔にやってるでしょう。
産経が勝手にいってるだけでそんなもんが存在すると証明されたことは未だありません。
■【文科省汚職】東京医大、裏口入学毎年10人 東京地検特捜部がリスト入手
https://www.sankei.com/affairs/news/180715/afr1807150002-n1.html
大学関係者によると、同大の入試では、数年前まで政治家や中央省庁の幹部の子供らが受験した際、面接や小論文などが課される2次試験後に点数が足りなければ加算し、合格できるようにしていたという。
「小生の知り合いが」とかくと、完全に「id:Bill_McCrearyさん記事『荒木和博の頭の悪さを笑う→(訂正)でなくて精神に驚く』(https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/e07751fb597973002887740fa59b2a85)が批判する荒木和博みたい」「知り合いじゃなくてお前だろ!」という突っ込みを招くでしょうがそれはさておき。
小生の知り合いはこの報道について
「政治家ってのはほぼ間違いなく石破*9元幹事長、石原*10元幹事長や岸田*11政調会長本人*12か、連中の子飼い(石破派、石原派、岸田派)だろ。そうでなかったら、枝野*13立民党代表、玉木*14&大塚*15国民民主党共同代表、小沢*16自由党代表、岡田*17無所属の会代表といった野党幹部政治家だろ。今の検察に安倍や安倍に近い連中(例:二階*18幹事長、麻生*19副総理・財務相など)の不祥事なんか追及できないって。森友疑惑で政治家どころか財務官僚を起訴できない連中だもん」
「仮に安倍の取り巻き政治家の子ども*20の不正があっても絶対にマスコミに検察はそんなこと言わないから*21」
「安倍三選狙いor野党共闘破壊狙いの謀略だよ」
「検察も落ちたもんだなあ」
なんて「冗談半分の陰謀論」放言してましたがどんなもんですかね。
まあ、それはともかく。例の「森友では財務官僚は一人も起訴しません」なんてふざけた行為によって「俺の知り合い」みたいな検察不信(検察なんて非権力者の不正しか追及できない)が社会に浸透してるであろうことを日本検察は真剣に考えた方がいいでしょうね。まあ、そういうまともな連中がいない権力の走狗しかいないのが今の検察なんでしょうけど。
■自民・竹下亘*22総務会長、参院選敗北なら安倍晋三首相退陣
https://www.sankei.com/politics/news/180714/plt1807140020-n1.html
過去に橋本政権などがそれで退陣してるわけで「当たり前のことをどや顔で言うな」つう話です。つうか、「モリカケのような疑惑政治家でも選挙で惨敗しない限り支え続ける」と公言するとは無茶苦茶ですね。法治主義をなんだと思ってるんでしょうか?
とはいえ「べ、別に俺だって未来永劫安倍でいいなんて言ってない」「今のところ安倍で負けてないから*23」と言い訳する程度にはモリカケ批判に危機意識は持ってるのでしょう。
■【政界徒然草】藤波孝生*24元官房長官の手紙全文公開「国は病んではいけません」「つくづくと生きた政治のこわさ思う」 リクルート裁判の心境つづる
https://www.sankei.com/premium/news/180714/prm1807140008-n1.html
まあ正直「衝撃の新事実」があるわけでも何でもなく大して面白くもない手紙です。
産経も「人事の失敗」とは何なのか、解説くらいつけたらどうなんですかね?。まあ俺は「世論の批判を浴び、すぐに辞任に追い込まれたロッキード議員・佐藤孝行*26の総務庁長官就任か?」と想像がつきますが、当時を知らない若者はそんな想像は無理ですし、当時すでに生まれていた人間でも「すぐには思いつかない人間が多い」んじゃないか。
■【自民党総裁選】石破茂*27元幹事長「政策」を武器に劣勢挽回を狙う 新著「政策至上主義」を14日出版
憲法改正では、戦力不保持を定めた9条2項を維持したまま自衛隊を明記する安倍首相の改憲案を「本当に現実と向き合っているのだろうか*28」と批判。9条2項を削除して集団的自衛権行使を認め、具体的な行使の範囲は法律で制約する平成24年の自民党改憲草案を重視する考えを示した。
こうした「改憲という意味での」極右性*29は俺にとって「安倍と大して変わらず」到底支持できるものではありません。
したがって、そういう意味では「安倍内閣外相だったので過大評価はできない」とはいえ、ここまで極右ではないであろう岸田*30政調会長あたりに頑張ってほしいところです。
しかし、「モリカケ疑惑の発覚後」はもはや安倍批判派にとっては、モリカケのような不正がないだけ「石破でも安倍よりはまし」でしょう。
6月の産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査では、自民党支持層で「次期総裁にふさわしい人物」として石破氏を挙げたのは13・9%にとどまり、安倍首相の49・4%に大差をつけられている。
安倍の出身派閥・細田*31派はともかく、いかに派閥ボスが安倍に要職で優遇されてるとはいえ、未だに安倍を支持し続ける二階*32派や麻生*33派も理解に苦しみますが、もっと理解できないのは自民党支持層ですね。さすがに過半数割れしてるとはいえ、49%がモリカケ疑惑発覚後も安倍支持とはどういう神経なのか。
「俺が支持してるウチの選挙区選出の自民党の議員先生が安倍支持派閥(細田派、二階派、麻生派)所属だから。ウチの先生が岸田や石破の派閥所属なら岸田や石破を支持する」程度の理由か、はたまた「今の自民党総裁が石破や岸田であれば石破や岸田を支持する。総裁の個性など重視してない」のか。
俺にはそういう支持理由しか思いつきませんが、いずれにせよくだらない話です。
■【産経抄】7月14日
https://www.sankei.com/column/news/180714/clm1807140003-n1.html
「細川護煕政権が発足して首相官邸が自分のものになった気がしたよ」。
一昨年4月に亡くなった連合の初代会長、山岸章さんはかつて小紙インタビューで、自らが生みの親の一人である細川政権についてこう回想している。
もちろん連合の力だけで政権が取れたわけでもない。細川政権において連合(労組)とつながりがあるのは、「労組が支持基盤」の社会党(旧総評系)、民社党(旧同盟系)だけであって保守政党(小沢*34・新生党、武村*35・新党さきがけ、細川・日本新党)や創価学会が母体の公明党は連合とは関係ない。
そういう意味では「山岸は思い上がるのも大概にしろ」て話です。こうした山岸の思い上がりに反発した社会党、さきがけは政権離脱し、閣外協力に転じ、ついには羽田内閣不信任案に賛成した上、自社さ連立に動くわけです。
ただし、高揚感はわずか1カ月後には失望に変わった。
山岸さんは、やはり連合が政権樹立の立役者となった民主党政権に対しても辛辣(しんらつ)だった。
「理想論ばかりで政権担当能力がなく、国民に失望を与えただけだった。あんな政権ならとらない方がよかった」。
率直にして明快な感想である。
山岸といい、今の神津といい、本当に連合執行部てのは「能力はともかく」人格的には無責任なカスしかいねえんだな、つうのが感想ですね。一般労組員や一般国民がこう「失望」を語るならまだしもフィクサー気取りで細川政権、羽田*36政権、民主党政権構築にコミットした人間がよくもまあこんな他人事がいえるもんです。
労組員の方が「山岸や神津は偉そうにフィクサー気取りだが、細川政権や鳩山政権で何が良くなったのか言ってみろ!」「俺たちの納めた金で奴らもでかい顔ができるんじゃないか。」「あいつらいわゆる労働貴族じゃねえの?」と奴らをつるし上げたいくらいでしょう。
つうか小生に言わせればまだ理想論に殉じたのなら良かったんですがねえ。鳩山内閣での八ッ場ダム廃止公約、沖縄米軍基地県外移設公約の反故が典型ですが「自民党とどこが違うのか」という失望が、政権交代後の自民党批判派には少なくなかったわけです(とはいえ自社さ連立や橋本*37内閣ならまだしも安倍*38内閣をさすがに俺は支持しませんが)。
正直、小生は自民党が野党に比べ政権担当能力があるとは全く思ってません。単に「地域の利権構造」にのって出てきた政治家の集まりに過ぎない。日本の選挙民など大して政策に興味など持ってない、いわゆる箱物を立てるなど、地元に利益誘導すればそれで喜ぶ程度の連中だと、俺なりの人生経験から自信を持っていえます(そういう日本社会もどうかと思いますが)。
自民党にとって政策など基本「財界や米国、日本会議系ウヨなど自民党にとっての重要支持団体の要望に、地元選挙民の要望をブレンドして大枠を決めたら後は官僚に丸投げ」でしょう。
しかし「理想論」云々という旧民社・同盟系の連合執行部(山岸や今の神津に限らない)にはそうした考えはないんでしょうねえ。
加盟組合員数約700万人の日本最大の労組団体、連合が迷走している。民主党が民進党となり、さらに希望の党による「排除」を経て立憲民主党と国民民主党などに分裂したため、傘下の産別労組の支持政党も股裂き状態となった。これでは、3度目の政権奪取どころではない。
まあ、自社さ連立の時にも「社会党支持労組と旧民社支持労組の分裂」という形であった話ですね。
まあこれを機に連合が「旧民社同盟系の反共右派労組(国民民主に近く野党共闘、特に共産党に敵対的、高度プロについても全然批判意識がなく労組と呼べるかさえ疑問)」と「旧社会・総評系を中心とする容共労組(あえて左派とは言いませんが。立民に近く、共産を含む野党共闘に好意的。高度プロについても批判的)」に分かれればいいんじゃないですかね。
連合傘下の電機連合が12日公表したアンケート(約1万8千人回答)では、昨年10月の衆院選での組合員の投票先は小選挙区、比例代表ともに自民党がトップだった。
びっくり仰天ですね。すべての労組がこうではないでしょうし、電機連合とは旧同盟系の右派ですがそれにしてもびっくりです。
「アンケート回答で一番多いのは『特になし』で相対的な一位かもしれませんが」、それにしても自民党の何が「労働者にとって魅力的」と思ってるんですかね?
先日の高度プロでもわかるように自民党は労働者の味方どころか明らかに財界よりですが。
山岸さんが味わった幻滅を繰り返さないためにも、政治から距離を置いてはいかがか。
まあ産経にとってはそうしてもらった方がありがたいのでしょうねえ。
連合や所属組合員の大多数が自民支持になることなどさすがに期待できないでしょうし。かつ連合の政治力も「連合執行部がプッシュした希望の党が惨敗したこと」でわかるように「過大評価はできない」ものの、どうでもいいわけでもありません。
そもそも立民の躍進の一因の一つは「連合内左派労組の支援」であって労組の政治力はそれなりに今もあるわけです。
*2:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相などを経て首相
*3:『「反日」の構造:中国、韓国、北朝鮮を煽っているのは誰か』(2012年、文芸社文庫)、『マスコミ堕落論:反日マスコミが常識知らずで図々しく、愚行を繰り返すのはなぜか』(2014年、青林堂)、『NHK亡国論』(2014年、ベストセラーズ)、『21世紀の「脱亜論」:中国・韓国との訣別』(2015年、祥伝社新書)、『報道しない自由:なぜ、メディアは平気で嘘をつくのか』(2017年、イーストプレス)など非常識右翼著書多数
*4:もちろん全然新しくないわけです。
*5:CIAの前身組織
*6:著書『被害者支援を創る』(1999年、岩波ブックレット)など
*7:2000年冬に主演したTBS系ドラマ『ビューティフルライフ』は30%を超える平均視聴率(最高視聴率41.3%)を獲得し、当時「連ドラの女王」などと呼ばれた(ウィキペディア『常盤貴子』参照)。
*8:ただし映画での名前は中谷勝
*9:小泉内閣防衛庁長官、福田内閣防衛相、麻生内閣農水相、自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相を歴任
*10:小泉内閣国交相、自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相など歴任
*11:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方党担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て自民党政調会長
*12:石破氏、石原氏、岸田氏に子どもがいるかどうかは確かめてません。これは後で触れる枝野氏、玉木&大塚氏、小沢氏も同じです。
*13:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相、民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)を経て立憲民主党代表
*14:民主党政調副会長、民進党幹事長代理、希望の代表などを経て国民民主党共同代表
*15:菅内閣厚労副大臣、民進党代表などを経て国民民主党共同代表
*16:中曽根内閣自治相・国家公安委員長、自民党幹事長、新生党代表幹事、新進党党首、民主党幹事長などを経て自由党代表
*17:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行、民主党代表を歴任
*18:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て幹事長
*19:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長を経て首相。現在、第二〜四次安倍内閣副総理・財務相
*20:安倍本人には子どもはいなかったかと思います。
*21:そして「産経もこんな記事はかかない(これは知り合いではなく俺の感想ですが)」のではないか
*22:第三次安倍内閣復興相、自民党国対委員長を経て総務会長
*23:まあ世論調査を信じれば、安倍を未だに支持する人がいるというのには絶望的な気持ちになってきますが。
*24:大平内閣労働相、中曽根内閣官房長官、自民党国対委員長(中曽根総裁時代)など歴任。リクルート事件により起訴される前までは中曽根派のホープの一人扱いされていた。
*25:ただし橋本内閣の退陣の直接の理由「1998年参院選敗北」は消費税増税による景気悪化が原因とみられており、佐藤の件は関係ありません。また1998年参院選も当初は世論調査の数値より「自民党がなんとか勝利する(議席の減はない)」と見なされていたので「世論調査に不備があったのか、世論調査後、選挙当日までに急激な世論の変化があったのか」はともかく、議席減は橋本首相にとって衝撃でした。
*26:佐藤内閣運輸政務次官在職中の1972年に、全日空の若狭得治会長から、大型旅客機国内線導入の運輸大臣通達案で全日空に有利な内容を盛り込むよう請託を受け、その謝礼として現金200万円を受領したとして1976年8月に東京地検によって受託収賄罪で逮捕される。公判において佐藤は無罪を主張したが、1982年6月8日の東京地裁判決、1986年5月14日の東京高裁判決とも有罪。上告を断念したため、懲役2年執行猶予3年、追徴金200万円の有罪判決が確定。自民党を離党に追い込まれるが、執行猶予期間終了後の1989年に自民党に復党。1991年には、宮澤喜一首相(自民党総裁)のもと、閣僚未経験ながら中曽根元首相の側近ということで、総務会長として党三役入りを果たし、政治力は完全に復活した。1997年9月11日発足の第2次橋本改造内閣では、中曽根の強い後押しもあり、総務庁長官として念願の初入閣を果たしたが、ロッキード問題への世論の批判が収まらず、閣外協力をしていた社会民主党からも辞任要求され、わずか12日間で辞任した。
*27:小泉内閣防衛庁長官、福田内閣防衛相、麻生内閣農水相、自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相を歴任
*28:イヤー「9条2項は維持してるから大きな変更はない」として「国民をうまく丸め込めそうな、なんとか改憲できそうな案」という意味では安倍の方が「現実と向き合っている」でしょうね(本当に丸め込めるのはわかりませんし、丸め込めないとなったら安倍は石破的な案を出すかもしれませんが)。いかに安倍支持派、自民党支持者とはいえ、改憲派は決して多くはないでしょう。むしろ「現実と向き合ってない」のは石破の方でしょう。まあ、そういう意味では石破の方が護憲派にとっては批判しやすいですが。
*29:戦前日本をどう評価するか、日本会議のように全面正当化してしまうのか、という意味でなら石破の方が安倍よりましかもしれませんが
*30:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方党担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て自民党政調会長
*31:小泉内閣官房長官、自民党幹事長(麻生総裁時代)、総務会長(第二次安倍総裁時代)を歴任
*32:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)などを経て自民党幹事長
*33:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二〜四次安倍内閣副総理・財務相
*34:中曽根内閣自治相・国家公安委員長、自民党幹事長、新生党代表幹事、新進党代表、民主党幹事長などを経て自由党代表
*36:中曽根、竹下内閣農水相、宮沢内閣蔵相、細川内閣副総理・財務相などを経て首相
*37:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、自民党幹事長(宇野総裁時代)、海部内閣蔵相、自民党政調会長(河野総裁時代)、村山内閣通産相などを経て首相