黒坂真に突っ込む(2020年2月11日分)

◆黒坂ツイートにコメント

黒坂真
 日本共産党本部の皆さん。30年前、金丸氏は訪朝し、植民地支配だけでなく戦後も謝罪するという約束をして金日成と会いました。小沢一郎さんも一緒に訪朝。この前に、有本恵子さんのお父さんが訪朝する議員に恵子さんの件を依頼。しかし訪朝団は何もしなかった*1。なぜかを、小沢さんに聞いて頂きたい。

黒坂真
 日本共産党本部の皆さん。小沢さん*2から、金丸*3訪朝実現の経緯と平壌での金日成、金丸会談の実態について聞き出せたら面白い。金丸訪朝により、第十八富士山丸船員二人が帰国出来ました。

 野党連合政権へ「政治決断」を/小沢政治塾 志位委員長が呼びかけという小沢政治塾での志位講演に茶茶入れをしている気らしいですがばかばかしいですね。まだ「西松建設疑惑で過去に志位氏が批判していた小沢氏の主催する政治塾で講演していいのか?」のほうがまともな批判でしょう(まあ、俺個人は安倍打倒のためにはやむを得ないと思っていますが。ただし政治的クリーンさを重視し「過去のこととは言え、西松疑惑の小沢氏との連携は嫌だ」という支持層も居るでしょう。そこは価値判断ですので『それは間違いだ』とは俺も言いませんが)。
 そもそも「金丸氏の腹心の一人」「元自民党幹事長(海部*4総裁時代)という元自民最高幹部」とは言え小沢氏が、金丸訪朝について熟知しているとは限らない。
 いずれにせよ小沢政治塾で講演した程度で「小沢氏から志位氏が金丸訪朝について詳細を聞きだしたら面白いのに」と因縁付けられる言われもない。志位氏なんぞより、例えば「昔は同じ自民党幹部だった森*5元首相」「昔は同じ民主党幹部だった菅*6元首相」などの方がよほど小沢氏との付き合いは長く深いのではないか?
 あるいは小沢氏にインタビューするまでもなく、政府、自民党内に金丸訪朝の記録が秘密裏に保管されてるのではないのか?。黒坂は安倍に「政府及び自民党内」の「金丸訪朝についての記録の有無」を調査するよう求めるべきではないのか(まあ仮に、政府及び自民党内に関係記録があったとして安倍が公開するとは思えませんが)。
 いずれにせよ「黒坂の茶茶入れはくだらない」ですが確かに「どういう経緯で金丸訪朝が実現し、どういう経緯で第18富士山丸船長、機関長が帰国できたのか」は興味深いところです。
 もちろん「日朝国交正常化時の経済支援を約束する、いわゆる三党(自民党社会党朝鮮労働党)合意」とのバーターで帰国できたことだけは間違いないでしょうが。
 蓮池氏、地村氏、曽我氏の帰国も「日朝国交正常化時の経済支援を約束する、日朝平壌宣言とのバーター」ですし、基本的にバーター取引以外に拉致解決の道はないでしょう。経済制裁を続ける現状がいかに馬鹿げているかと言うことです。

*1:単に「北朝鮮を追及できるだけのネタがなかった」とか「第18富士山丸船長、機関長を解放を最重要視した」とかいったことでしょう。

*2:中曽根内閣自治相、自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、民主党幹事長(鳩山代表時代)、自由党代表など歴任

*3:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)など歴任

*4:自民党国対委員長(三木総裁時代)、福田、中曽根内閣文相を経て首相

*5:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*6:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相などを経て首相。現在、立憲民主党最高顧問