今日の産経&しんぶん赤旗ニュース(2020年2月15日分)

首相やじ、自民内でも苦言 石破氏「野党に敬意を」 - 産経ニュース
 「野次を飛ばさない」などというのは常識であって、「野党への敬意」などという話ではないでしょうに。


都が現場住宅にフェンス設置 世田谷一家殺害事件 - 産経ニュース
 いい加減、遺族も取り壊しに同意すべきだと思いますね。残しておけば事件解決につながるというもんでもないでしょう。


LGBT法成立へ意欲 自民・稲田氏「五輪までに」 - 産経ニュース

 自民党稲田朋美*1幹事長代行は15日、水戸市で講演し、LGBTなど性的少数者への理解拡大を図る法案を今国会へ提出し会期内に成立させる意欲を示した。
 立憲民主党などは同性婚容認を法案化している。稲田氏は「私たちは保守。一足飛びでなく、まず理解を増進させた後、そういう問題を議論する*2というのが私たちの方向性だ」と違いを強調した。

 どんな内容になるかわからないと評価は困難*3ですが、まさかLGBT法なんて話で「極右・稲田*4」の名前を見るとは思いませんでした。
 いまや「LGBTの政府首脳(海外)」すらいる時代であり、安倍自民としても「日本会議のようなLGBT全否定はできない」と考え、「稲田を使えば、日本会議LGBT法について我慢するだろうし、稲田のウヨイメージも多少は弱まるかもしれない。一石二鳥だ」つうことでしょうか?

【参考:稲田とLGBT、ほか】
 今回の産経記事をきっかけにググったら以下の記事が見つかりました。

「日本会議の人に“裏切り者”って言われるんよ……」稲田朋美氏が“変身”した理由は“野心”!? | 文春オンライン
 稲田氏と最近面会した人が口々に言うのは「稲田氏は変わった」。2005年の郵政選挙安倍晋三幹事長代理(当時)に見出され、政界入りして以降、最強硬の保守派と見られてきたが、近頃は「勉強したんや。夫婦別姓同性婚は認めんといかん」と熱く語る。
 以前から、性的少数者であるLGBTのイベントに参加してはいたものの、周囲には「LGBTにも自民党支持者はいる。野党の専売特許にさせてはいけない」と語り、あくまでも選挙対策といわんばかりだった。だが、「最近の夫婦別姓同性婚への賛同は熱が入っている」(政治部デスク)。
 稲田氏はこんな愚痴もこぼす。
 「日本会議の人に『裏切り者』って言われるんよ」。
 戦前回帰色の強い日本会議からみれば「夫婦別姓同性婚を認めるなんて、あり得ない」というわけだ。
 変身の理由はさらなる高みを目指す野心だ。今春、議員連盟「女性議員飛躍の会」を結成し、共同代表に。「政治は男のものという意識を変えたい」と語り、女性議員を増やす活動を進めている。後ろ盾は二階俊博*5幹事長。稲田氏は「二階さんって理解があるんよ」とべた褒めし、二階氏の母親が当時としては希少な女医で、働く女性に理解が深いことをしばしば強調する。
 稲田氏が座る幹事長代行のイスは9月まで萩生田光一*6文科相のものだった。安倍首相の腹心中の腹心で、「二階氏が変な動きをしないかどうかの見張り役」(政治部記者)。萩生田氏の入閣にともなって、首相の出身派閥である細田*7派幹部の松野博一*8文科相が後任に内定していたが、二階氏が稲田氏を一本釣りした。同記者は「二階氏は『稲田氏の方が御しやすい』と考えたんだろう」とみる。
 台風19号の被害をめぐり「まずまずに収まった」と発言、非難を浴びた二階氏。稲田氏は周囲に「あの発言はダメやなあ」と語ったが、二階氏にはだんまり。「変わった」と評判の稲田氏だが、二階氏に諫言できるほど“強い政治家”への変身*9はまだまだ先のようだ。

 小生は「思惑がどうであれ、人間的に評価できない御仁でも結果が良ければそれなりに評価するつもり(例:金権政治家・金丸氏*10の訪朝による第18富士山丸船長帰国、『小生が批判するイラク派兵』を強行した小泉氏*11の訪朝による拉致被害者帰国、非常識極右・安倍の一帯一路参加表明)」なので今回の稲田の態度(LGBT法制定)も「それなりには評価するつもり」です。しかし「野心」て。まあ、稲田も「このまま終わる気も無い」のでしょうが、防衛相辞任であれだけの醜態をさらしておいて「なんだかなあ」ですね。
 それにしても「自民党女性議員飛躍の会」なんてもんがあることや、その会の共同代表に稲田がついてることは無知なので知りませんでした。
 「共同代表って他は誰や?」と思ってググったら

猪口邦子*12参院議員
佐藤ゆかり*13衆院議員
永岡桂子*14衆院議員

の三人のようですね。永岡桂子氏は郵政解散選挙の時に「選挙に弱い(もともと彼の地盤はゼネコン汚職自民党を離党に追い込まれた中村喜四郎*15の選挙区で中村が親の代からの強力な後援会を有している)」がゆえに将来を悲観して自殺したことで有名(?)になった永岡洋治代議士の未亡人です(永岡洋治氏の地盤を継承)。
 まあ、安倍との関係が悪くなければ野田聖子*16辺りがこの会の代表になってもおかしくないんでしょうけどね。

稲田朋美率いる「女性議員飛躍の会」がぶっ飛びすぎ | デイリー新潮
 自民党の女性議員たちが結成した議連、その名も「女性議員飛躍の会」が、どうにも迷走状態なのだという。
 「この議連は、今年3月に稲田朋美・筆頭副幹事長らが設立したもので、5月29日には政策提言書も出しています」(政治部記者)
 しかし、その活動ぶりは首を傾げるものばかりで、
「稲田さんらは、党本部7階の709号室を拠点として使っています。そこを女性議員の託児所にしてはという意見がメンバーから持ち上がりまして」
と語るのは党関係者。
「で、子どもの世話を秘書らに輪番でやらせるという案が出たのです。でも、何かあったら誰が責任をとるのかとの声を受けて、ほどなく雲散霧消することに」
 挙げ句は、
「部屋にコーヒーメーカーを置きたいよねといった無意味な意見まで。昼時の勉強会ではカレーなどが出されるのが通例ですが、“女性議連なんだからインスタ映えする昼食*17を”なんて大真面目に言い合っている」
 この議連、党の正式機関である女性局とはライバル関係にあるとされ、
「先の統一地方選の前、709号室に女性局製作による必勝祈願のポスターが掲示されたのですが、それを稲田さんが“なぜここに貼るのよ”と激怒したのです」
 ポスターの中央には微笑む女性局長、そう、三原じゅん子参院議員の写真が。
 「要するに現状は、三原さんと稲田さんの主導権争いの様相を呈しています」
  稲田議員はこの点、
 「怒ってなどいないし、敵対心もない。党に女性組織が複数あるのはいいこと」
  一方の三原議員は、
 「正式な組織である女性局とは立場が異なるのでコメントすることは何もない」

永田町の“女子会”ランチ | 永田町・霞が関のサラめし | NHK政治マガジン
 お昼どき、国会近くの自民党本部で「女子会」が開かれていると聞いて、お邪魔しました。
 続々と集まる女性議員。
 「女子会」といいましたが、実のところ、こちらは女性の政治参加を促そうと、自民党の筆頭副幹事長を務める稲田朋美さん(60)らが立ち上げた議員連盟の総会なんです。
 自民党本部で昼に開かれる会合で、政治家が食べるのは、カレーライスが定番ですが、「女子会」で出されたのは「サンドイッチボックス」。
 ポテトサラダやかぼちゃ、チーズなどを特製のパンで挟んだサンドイッチに、サラダとフルーツも付いて、1500円です。
 「いろんな種類のサンドイッチが楽しめていいでしょ。私のお気に入りはポテトサラダです」
 このランチには、稲田さんの思いが込められているそうです。
「これは、女性オーナーが作ったサンドイッチなんです。1人でお店を立ち上げて、最初は、お子さんをおんぶしながら作っていたそうです。頑張っている女性の意気込みが、この会の趣旨にふさわしいと思って。女性の議員連盟なので、ランチも、女性の経営者の応援や、健康、環境とかにこだわりたい」
 稲田さんは、当選5回ながら2度入閣するなど、キャリアを重ねてきました。しかし、おととし、PKO部隊の日報問題などを受けて防衛大臣を辞任。
「反省もいっぱいあるんですけど、あの時の失敗も伝えたいなって。心構えだったり、あとから思えば、ちょっとまずかったなということもあるんで」
 一方で、党内では、こうした稲田さんの動きは、再起に向けた足場固めではないかという見方も出ています。
「仲間作りや意見交換はとても大切。それを足場固めと言えば、そうかもしれないです。女性活躍を進めていくためにも、私も政治家になった以上、総理大臣になることを目指しています*18。女性でも、失敗しても、チャレンジが可能なんだっていうことを見せたいです」

 「サラメシ(ナレーター・中井貴一)」てもともとこういう番組じゃないはずですが。というか、「公共の電波」で「稲田の独演会(ワンマンショー)」をやるなて話です。稲田が代表を務めるこの会が「野党各党も含む超党派の議連」ならまだしも「公明党すら入ってない自民党議員オンリーの議員集団」ですからね。

自民稲田氏ら中国訪問へ 女性政治家の交流呼び掛け :日本経済新聞
 自民党稲田朋美総裁特別補佐ら女性議員6人が26~31日の日程で、中国とネパールの訪問を計画している。女性活躍推進に向けた日本の取り組みを紹介し、女性政治家同士の国際交流を呼び掛ける意向だ。
 他に参加するのは森雅子*19少子化対策担当相らで、稲田氏が共同代表を務める党議員連盟「女性議員飛躍の会」メンバー。中国で電子商取引最大手アリババグループが主催する世界女性起業家の会議に出席、稲田氏が政治分野の女性参画をテーマに講演する予定だ。
 中国共産党の対外交流部門、中央対外連絡部の幹部との会談も調整*20している。ネパールでは女性のビドヤ・デビ・バンダリ大統領と面会する。
 稲田氏は「海外のノウハウも吸収し、女性政策に反映させたい」と意気込んでいる。

 稲田といい、安倍といい、「中国ビジネスの利益」から「当初の反中国」を放り投げて、訪中などしてすり寄ってるのも滑稽ですが、それに対し「今、日中友好に動く意思があるなら、昔のことはとやかく言わない」という中国もいつもながら現実主義です。


【参考:過去の自民のLGBT差別発言】

自民・杉田氏「LGBTは生産性ない」/当事者の権利を侵害 関連団体が抗議声明
 自民党杉田水脈(みお)衆院議員が、月刊誌『新潮45』8月号にLGBT(性的少数者)のカップルについて「子どもを作らない、つまり生産性がない。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか」などと寄稿したことに対し、当事者団体が抗議声明を発表(23日)するなど大きな問題になっています。
 杉田氏は「『LGBT』支援の度が過ぎる」と題した寄稿で「『常識』や『普通であること』を見失っていく社会は『秩序』がなくなり、いずれ崩壊していくことにもなりかねません」などと主張しています。
 杉田氏に抗議声明を出したのは「性的指向および性自認等により困難を抱えている当事者等に対する法整備のための全国連合会」(LGBT法連合会)。LGBT差別禁止法の制定などを求めて活動しています。
 声明では杉田氏の主張について「当事者の置かれている状況を全く考慮していない」「法制度に対する正確な認識を欠いている」と指摘。「侮蔑的・屈辱的ともとれる内容であり」「当事者の権利を侵害する」と批判しています。
 同会の増原裕子・事務局長代理は「杉田氏の発言に多くの当事者がショックを受け、怒りを持っている。現職の国会議員からこうした発言が出ることが本当に残念」と話します。
 LGBT差別禁止法は欧米を中心に広がっていますが、日本では法制化は実現していません。
 日本共産党小池晃書記局長は会見(23日)で「無知、無理解、悪意に満ちた偏見で、悪質な発言だ。発言を撤回し謝罪しないのであれば、辞職するべきだ」と批判しています。

LGBT「生産性ない」/人権否定の暴言/杉田議員と自民の危険な思考
 LGBT(性的少数者)のカップルについて「生産性がない」(『新潮45』)という杉田水脈衆院議員の主張は、「ナチスの優生思想にもつながりかねない」(「毎日」25日付社説)と批判される危険なものです。
 そもそも、子どもを産むかどうかは、LGBTに限らず、あらゆるカップルのさまざまな事情で決まることで、杉田氏の暴言は子どもを産まない、産めないすべてのカップルの人権を否定する侮辱的攻撃です。また、同性以外のLGBTのあいだでは出産は可能で、LGBTに対する無知さえ露呈しています。
 杉田氏は次世代の党所属当時の2014年10月31日の衆院本会議で、「ジェンダーフリー」は「結婚や家族の価値を認めない」「文化の破壊につながる」と攻撃する安倍晋三首相を持ち上げつつ、「男女平等」は「反道徳の妄想」だと否定する驚くべき主張を展開していました。
 そんな杉田氏に目をつけて17年10月の衆院選の中国比例ブロックで擁立したのが自民党でした。同年9月29日のツイートで杉田氏は、右派論客の桜井よし子氏の後押しで自民からの出馬を決めたとしつつ、安倍首相が「杉田氏はすばらしい」と語ったと明かす桜井氏の動画までリツイートしていました。安倍首相に共鳴する異常な杉田氏を擁立した張本人は、安倍氏自身だったのです。
 杉田氏は、自身の暴言について反省するどころか、ツイッターで、「大臣クラス」を含む自民党内の先輩から「間違ったこと言っていないんだから、胸張っていればいいよ」「杉田さんはそのままでいい」などの声をかけてもらったと自慢し、「自民党に入って良かったなぁ」と投稿しています。(その後「殺人予告」を理由に投稿を削除)
 杉田氏は日本会議関係者の会合で頻繁に講演していますが、その日本会議は「夫婦別姓」が「家族の絆」を破壊し、「国の基本を揺るがす」と攻撃してきました。日本会議とともに行動する議員連盟日本会議国会議員懇談会には、副会長や特別顧問を務めてきた安倍首相や閣僚とともに、杉田氏ら自民党議員らが多く参加しています。同党の改憲草案(12年公表)が第24条で義務付ける「家族」内の相互扶助は、日本会議の要求に沿ったものです。
 「入ってよかった」と杉田氏が実感を込める自民党。安倍首相が総裁として率いる同党こそ、杉田氏のLGBT敵視の危険な思考を支える根源なのです。
◆杉田議員の国会での発言
◆男女平等を反道徳の妄想と批判
 「女性が輝けなくなったのは、冷戦後、男女共同参画の名のもと、伝統や慣習を破壊するナンセンスな男女平等を目指してきたことに起因します。男女平等は、絶対に実現し得ない、反道徳の妄想です」(同年10月31日、衆院本会議)

「LGBTばかりになったら国がつぶれる」/自民・平沢衆院議員が暴言/安倍改憲の危険体現
 自民党平沢勝栄衆院議員は6日、LGBT(性的少数者)について「この人たちばかりになったら国はつぶれてしまう」と発言していたことを取材に対し認めました。
 報道によると、平沢氏は山梨県内での集会(3日)で「少子化問題」に触れ、「LGBTで同性婚で男と男、女と女の結婚。これは批判したら変なことになるからいいんですよ。もちろんいいんですよ。でもこの人たちばっかりになったら国はつぶれちゃうんですよ」と発言。「同性婚パートナーシップ証明書」を出している東京・渋谷区などを挙げ、「先進区だとか自慢しているが、私にはその考え方はよくわからない」と述べました。
 平沢氏の発言は、LGBTの自己決定と尊厳を深く傷つけ差別する重大な人権侵害です。
 そもそも少子化自民党政治のもとでの長時間労働や低賃金がもたらしている問題で、少子化と結びつけてLGBTを攻撃するのは無責任の極みです。
 昨年7月には同党の杉田水脈衆院議員が「LGBTは生産性がない」などとする一文を月刊誌『新潮45』に寄稿。高まる世論の批判に、同党は「十分に注意するよう指導した」とする「党見解」をホームページ上で公表しただけ。当の杉田氏は謝罪もしていません。その後も自民党国会議員によるLGBT差別発言は繰り返されており、平沢氏の暴言は同党の無反省ぶりを示しています。
 何より安倍晋三首相(党総裁)が51歳の杉田氏を「まだ若いから」(2018年9月17日)などと擁護し続けており、その責任は重大です。
 平沢氏は、改憲右翼団体日本会議と連携する議連「日本会議国会議員懇談会」のメンバーで、昨年10月の役員人事で党の最終意思決定機関・総務会の会長代理に起用され、衆院憲法審査会幹事に就任。党改憲推進本部事務総長でもある同氏は、安倍改憲シフトの一翼を担っています。平沢氏のLGBT差別発言は、安倍改憲立憲主義と人権の破壊につながる危険を如実に示しています。

LGBT 少子化と無関係/自民・平沢氏 発言撤回せず
 発言から2週間、同氏はいまだ謝罪も撤回もしていません。昨年7月に「LGBTは生産性がない」などとする一文を月刊誌に寄稿した杉田水脈衆院議員も謝罪、撤回しておらず、両氏に対し自民党本部は処分を下していません。
 世界では2017年末までに同性婚を法制化した国がオランダ(01年世界初)、南アフリカ(06年)、フランス(13年)、米国(15年)など25カ国に拡大。これらの国の多くは出生率で日本を上回っています。
 「同性婚」と「少子化」は無関係です。


【田村秀男のお金は知っている】新型コロナウイルスによる経済打撃…この際、覚悟を決めて脱中国と日本回帰を実現すべき - 産経ニュース
 やれやれですね。隣国で経済大国の中国から「脱」なんかできるわけがないでしょう。もちろん「すべきこと」はそんなことより早急な新型コロナウイルスの沈静化でしょう。


安倍首相「ヤジ」謝罪へ/議会制民主主義 冒とく/野党の抗議受け 衆予算委で
国会をどれだけ汚せば気がすむのか/安倍首相ヤジ問題 志位委員長が批判
議会で多数を得ての平和的変革こそ日本共産党の一貫した立場/安倍首相の衆院本会議でのデマ攻撃に断固抗議する/志位委員長が会見

 渋々ですがヤジについては安倍も謝罪しました。次は反共デマについても謝罪しろと言いたいですね。


【産経抄】2月15日 - 産経ニュース

 謝るべきなのは、立憲民主党辻元清美*21幹事長代行の方ではないか。

 会員登録しないと途中までしか読めませんが、今日は「最初のこの一文だけで読む気なくす酷さ」です。正直、最後までこの調子なので全文読む必要もない。
 延々「鯛は頭から腐る(トップがろくでもないと組織は腐敗する)」と無礼な発言をした辻元が悪い、モリカケ桜を見る会での野党の批判は言いがかりだ、首相は清廉潔白だ、野次を飛ばして何が悪い、むしろ辻元と立民が首相と自民に謝れ、と居直り続け最後までそのまんまです。
 百歩譲って辻元氏の発言が「誹謗」だとしても*22、首相ともあろう立場なら「ヤジではなくまともな形で批判、反論」すればいい。
 むしろ「安倍自民」を鯛呼ばわりとは褒めすぎじゃないかと思いますし、「昭和の妖怪」こと安倍の祖父・岸なら「腐っても鯛と言います」「汚れた泥の中に住むダボハゼだのドジョウだの言われないだけ良かった」などとおとぼけで返す余裕があったかもしれません。
 まあその場合は辻元氏も「鯛だって腐ったら食中毒になる」「ご希望なら今後はダボハゼやドジョウと呼びます」などと皮肉で返すかもしれませんが。
 そして「ヤジを飛ばしたくなるような誹謗をする辻元も悪い」というなら、「伊藤博文*23韓国統監らの韓国支配は酷い。暗殺したくなる安重根の気持ちも分かる」となってもおかしくないでしょうが、こちらは「安重根はテロリストだ」で片付けるゲスの産経です。
 大体、産経ですら本心では「モリカケ桜を見る会も野党と一部マスコミの言いがかりだ」なんて思ってやしないでしょうにねえ。
 むしろ「安倍のようなゲス&無能のせいで、改憲派自民党のイメージが悪くなる」「改憲派でも岸*24元首相、中曽根*25元首相などはここまでゲスでも無能でもなかったと思う」「池田首相の九頭竜川ダム疑惑*26、田中*27元首相らのロッキード疑惑、岸元首相らのダグラスグラマン疑惑、中曽根元首相、竹下*28首相らのリクルート疑惑など過去の自民党の疑惑と比べてもモリカケ桜を見る会は特段に酷い(役職は全て疑惑発覚時)」と怒ってもいいでしょうに。
 安倍*29なんぞを詭弁はいてまでかばい、持ち上げ続けるとは「産経シンパのウヨ政治家にはまともな人材がいない」と自白してるようなもんです。
 いや実際、まともな人材がいないのでしょうが。そもそもまともな人間なら南京事件否定論河野談話否定論のデマ屋・櫻井よしこらとは付き合いませんよねえ。
 それにしても「モリカケ桜を見る会」の態度で南京事件にせよ慰安婦にせよ何にせよ「歴史問題」に限らず「都合の悪いことは詭弁で否定したがる」ろくでもないクズが「産経や安倍ら」だということが疑いの余地なく証明されたと思いますね。
 結局安倍や産経のような「嘘を平気でつこうとする奴」は「歴史問題」に限らず何でも嘘をつきたがるし、そんな人間には危なくて政治など任せられないという話でもあります。

*1:大臣経験者、党三役経験者としては「幹事長代行」は「格落ち」でしょうが、役職に就けるとは安倍が「できる限り稲田を重用したい」と未だに思ってるらしいことがうかがえます。

*2:同性婚を容認する気が稲田にあるとは全く思っていませんが「今後議論する」としており、全否定はしていない点が興味深い。

*3:ただし稲田の口ぶりからし同性婚容認をする気はなさそうですが。

*4:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相を歴任

*5:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て現在、幹事長

*6:自民党総裁特別補佐(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣官房副長官などを経て現在、第四次安倍内閣文科相

*7:小泉内閣官房長官自民党幹事長(麻生総裁時代)、総務会長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*8:福田、麻生内閣文科副大臣、第3次安倍内閣文科相など歴任

*9:そもそも稲田に限らず、あの二階発言を批判した自民党議員なんて干されてる石破元幹事長以外にいるのかと思いますが。

*10:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、中曽根内閣副総理、自民党副総裁(宮沢総裁時代)など歴任

*11:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*12:上智大学名誉教授。小泉内閣少子化等担当相。著書『ポスト覇権システムと日本の選択』(1992年、ちくま文庫)など

*13:第4次安倍内閣総務副大臣などを経て、現在、第4次安倍内閣環境副大臣

*14:第1次安倍内閣農水大臣政務官、第3次安倍内閣厚労副大臣、第4次安倍内閣文科副大臣など歴任

*15:宇野内閣科学技術庁長官、宮沢内閣建設相を歴任

*16:小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣消費者問題等担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第4次安倍内閣総務相など歴任

*17:でその「インスタ映えする昼食の一例」が永田町の“女子会”ランチ | 永田町・霞が関のサラめし | NHK政治マガジンの「サンドイッチボックス」なのでしょう。

*18:防衛相辞任後にこの発言とはずいぶんなビッグマウスです。

*19:第二次安倍内閣少子化等担当相などを経て、現在、第四次安倍内閣法相

*20:極右の稲田が訪中し、中国共産党幹部と会談するとは変われば変わるもんです。まあ稲田の訪中前に、安倍が李克強首相を大歓迎してるので予想の範囲内ですが

*21:社民党政策審議会長、国対委員長鳩山内閣国交副大臣民主党政調副会長、民進党幹事長代行、立憲民主党政調会長国対委員長などを経て立憲民主党幹事長代行

*22:そんなことはないし、安倍の「ニッキョーソヤジ」「共産党は暴力革命」などの方がよほど誹謗ですが

*23:宮内大臣、首相、枢密院議長、貴族院議長、韓国統監など要職を歴任。元老の一人。

*24:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、日本民主党幹事長、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*25:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官を経て首相

*26:映画にもなった石川達三の小説「金環蝕」で描かれた話です。

*27:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相

*28:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)などを経て首相

*29:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相