今日の産経ニュース(2020年10月2日分)

【浪速風】正代が選んだ「至誠一貫」 - 産経ニュース

 幕末の思想家、吉田松陰久坂玄瑞の手紙にあえて痛烈な批判を浴びせた。
「あなたの議論は浮ついている。至誠より発する言葉ではない」。
 自信家の久坂は憤然として反駁(はんばく)したが、それが狙い。能力を高く評価しているからこそ、発奮させて成長を促した。やり取りを経て弟子入りした久坂は、高杉晋作と並ぶ松下村塾のリーダーとなった
 ▼大相撲の正代は大関昇進の伝達式で「至誠一貫の精神で相撲道に邁進(まいしん)する」との口上を述べた。誠意を持って最後まで相撲道を貫き通す気持ちを込めたのだという。「至誠」の典拠は孟子の「至誠にして動かざるものは、いまだこれあらざるなり」。誠を尽くせば、人は必ず心を動かされるもの、との意味だ。
 正代はいい言葉を選んだ。

 ウヨの産経では「予想の範囲内」ですが正代の言葉をダシにして「右翼活動家」吉田松陰を万歳してるだけの駄文です。正代に大して失礼では無いか。


〈独自〉自民改憲本部、全派閥領袖が顧問就任へ 挙党態勢で改憲アピール - 産経ニュース
 当初予想されたよりは「安倍後継」として「九条改憲に力を入れる」ようです。護憲派としては大いに警戒が必要ですが、とはいえ、それで果たして「改憲できるかどうか」はやはり疑問符がつくかと思いますね。

 改憲論議に前向きとされる国民民主党の幹部と水面下で接触するなど、改憲の環境づくりに向け動き出しているという。

 玉木や前原らがそうした方向で動いても何の意外性も無いですが、そのような動きをすればするほど政治的にかえって衰退していくでしょうね。「なんちゃって野党」「自民の二軍」維新の支持層を除けば、野党支持者はそんなことを野党各党に期待してないでしょう。
 だからこそ、共産党との共闘による護憲路線に舵を切った立憲民主党が、玉木らの国民民主党より支持率が高いわけです。というか立憲民主どころか共産の支持率も下回るのが玉木ら国民民主ですが。


自民・世耕氏、杉田水脈氏発言に「言語道断」 - 産経ニュース

 「言語道断だ。謝るタイミングや、ブログで謝るという形もいかがなものか」と批判した。
 世耕氏は「性暴力被害をめぐる杉田氏の発言は、党の方針とは全く相いれないものだ」と強調。

 「除名」等の処分を要求しない辺り腰が引けていますが、今のところ自民党関係者の中では「かなりまともな杉田批判」の部類に入ると言えるでしょう。さすがに擁護しないとはいえ加藤官房長官などはノーコメントで逃げていますので。


学術会議会員任命見送りに「対話が何より重要」 自民・世耕氏 - 産経ニュース

 自民党世耕弘成参院幹事長は2日の記者会見で、科学者で構成する政府機関「日本学術会議」が推薦した新会員候補の一部の任命を政府が見送った*1ことについて「政府としては、学術会議サイドと丁寧にコミュニケーションや対話をとることが何よりも重要だ」と述べた。

 野党の批判に比べたら全然甘いですが今のところ自民党関係者の中では「かなりまともな批判的言及」の部類に入ると言えるでしょう。


国民民主・榛葉幹事長「政府に説明責任がある」 日本学術会議任命見送りで - 産経ニュース
 さすがに「自民寄りの国民民主」ですらこの件では菅批判することに決めたようです。


菅首相「法に基づき適切に対応」 日本学術会議会員任命見送りで - 産経ニュース
 「何故任命拒否したのか」という理由の説明には全くなっていません。全く呆れたクズです。


日仏外相、共同訓練推進で一致 茂木氏、独外相に慰安婦像撤去要請 - 産経ニュース
 よくもまあこんな恥ずかしい要請ができるもんだと心底呆れます。


自民・山口選対委員長「衆院解散、年内は難しい」 - 産経ニュース
 もちろん実際にどうなるかは分かりません。山口選対委員長が本当にこうした考えでも彼の上司に当たる「菅首相」「二階幹事長」が年内解散を主張すれば「大臣経験も無い、大抜擢人事」「地元である埼玉県以外では選対委員長就任前はあまり知名度も無く」、当然、菅や二階に比べれば大して政治力も無い山口氏では従うほかは無い。
 ただし山口氏個人について言えば「意外と本心では無いのか」と思いますね。
 大抜擢されたことに喜んだ物の、大抜擢であるが故に、大して政治力も無く「年内解散するなら首相や幹事長のお墨付きが欲しい」という「弱気が出始めた」のではないか。

*1:「拒否した」と書かない辺りが産経らしい姑息さです。