今日の産経ニュースほか(2021年4月4~7日分)

【政界徒然草】有識者会議があぶり出す「革命勢力」 女性天皇と「女系天皇」が持つ意味 - 産経ニュース
 有料記事なので途中までしか読めませんが「世界には女帝を認める国(エリザベス女王の英国など)がある」「例外的とはいえ日本にも推古天皇持統天皇など過去には女帝がいた」「日本国民も多数派は女帝容認(自民支持層にも容認派がいる)」「小泉内閣での皇室典範に関する有識者会議 - Wikipediaは女帝容認の答申を出したが、小泉首相も会議メンバー(緒方貞子・JICA理事長、奥田碩日本経済団体連合会会長、園部逸夫・元最高裁判事、外務省参与(座長代理)、古川貞二郎・元内閣官房副長官吉川弘之産業技術総合研究所理事長、元東京大学総長(座長)など(役職は全て当時))ももちろん保守派」と言う意味で「革命勢力」とは全く馬鹿げています。産経は小泉元首相を「革命勢力呼ばわり」するのか。


リベラル21 願わくは、野党議員が一人でも増えることを(続)(阿部治平)
 読んでいて呆れるのはリベラル21 野党3党は内閣不信任決議案を突き付けるというが、その先はどうなる?広原と同様、「反共労組・連合」にへいこらする立民が共産に距離を置くことで「野党共闘が順調に進まない(それで菅政権打倒など出来るのか)」とぼやくことしか、阿部がしないことですね。
 阿部の個人ブログならまだしも(以下は広原記事への批判と同じなので省略)。


リベラル21 野党3党は内閣不信任決議案を突き付けるというが、その先はどうなる?広原盛明)
 読んでいて呆れるのは「反共労組・連合」にへいこらする立民が共産に距離を置くことで「野党共闘が順調に進まない(それで菅政権打倒など出来るのか)」とぼやくことしか、広原がしないことですね。
 広原の個人ブログならまだしも*1、仮にも

 私たちは護憲・軍縮・共生を掲げてネット上に市民メディア、リベラル21を創った

などと大口叩いてる連中が「我々の力で野党共闘を推進しよう」ならまだしも「野党が期待外れ」という「傍観者的な悪口」しかしないのは「お前らやる気あるのか?、どんだけお任せ民主主義、観客民主主義なんだよ!」「何が市民メディアだ、ふざけんな」と言う話です。


長州「正論」懇話会 安倍外交「日本に希望与えた」 谷口智彦氏が講演 - 産経ニュース
 首相・安倍のスピーチライターだった男が「安倍の地元」で「安倍信者相手」とはいえよくもここまで酷い嘘が放言できるもんです。まあ、それでも外交成果とやらについて「鳩山一郎内閣による日ソ国交正常化」「佐藤内閣による日韓国交正常化、沖縄返還」「田中内閣による日中国交正常化」「宮沢内閣による天皇訪中」「小泉内閣による拉致被害者帰国」のような具体性が皆無(希望云々)という辺りが滑稽です。


【正論5月号】菅(かん)元首相を美化 お先棒担いだ朝日 産経新聞政治部編集委員兼論説委員 阿比留瑠比(1/3ページ) - 産経ニュース
 安倍を美化しまくる阿比留がよくも言ったもんですがそれはさておき。
 「美化」云々というなら、朝日の記事の「Aと言う部分はBと言う理由で事実に反し、不当な菅美化と思う」といったまともな物言いをすべきでしょうが、もちろん阿比留にそんなことは全く期待できません。とにかく阿比留にとっては「菅直人批判以外は全て美化」なのだから話になりません。


二階氏「GoToトラベル再開を」 - 産経ニュース
 「恐れていたら何もできない」(二階)とはいつもながら非常識です。誰も「何もしない」なんて言ってない。「GOTOトラベルはメリットよりもデメリットの方が大きい。他の景気刺激策(あるいは観光産業支援策)をとるべきだ」と言っているだけです。しかもこんなことを言っていても「GOTO再開で、コロナ蔓延の問題が起こったら幹事長を辞める」わけでもないのだから無責任です。「成功したら俺の手柄、失敗したら政府の責任(最終決定したのは政府で俺じゃない)」が二階の考えでしょう。


東京・小平市長に野党推薦の小林氏 - 産経ニュース
 野党共闘の勝利は嬉しいですが、投票率が39%と低いことにはいつもながらげんなりします。


【正論5月号】黄昏のプーチン体制に見切りつけろ 産経新聞外信部次長兼論説委員 遠藤良介(1/3ページ) - 産経ニュース
 アンチロシアの産経的には「そういうことにしたい」のでしょうが、「政権長期化(2000年から大統領)による飽き」「クリミア侵攻による欧米の制裁やコロナ禍による生活苦」などで「一時期に比べればプーチン政権も苦境にある」とはいえ、産経が言うほど「プーチン政権終了」の可能性は高くは無いでしょう。
 特に「ポストプーチン」が「メドベージェフ元首相などプーチン側近連」ではない「プーチンが政治力を失う形」での政権終了の可能性など高くは無いでしょう。

*1:とはいえこの文は広原の個人ブログからの転載ですが。