今日の産経ニュース(2021年7月18、19日分)

共産が北海道4区に独自候補 立民・本多氏発言受け - 産経ニュース
 本多の後釜に立民がまともな候補を立てられるかわかりませんからね。「今後、より有力な野党教頭候補が出た場合」はともかく、少なくとも現時点では当然の判断だと思います。


自民・馳氏、石川知事選出馬へ 次期衆院選は不出馬 - 産経ニュース
 馳が例のLGBT法案推進派だったこと、ウヨ連中が「馳なんか次の衆院選で公認するな」と悪口していたことを知っているので「ウヨ連中の攻撃にうんざり」という理由も転身理由かも、と少しだけ思いました(ちなみに同様の理由から『次の衆院選で稲田なんか公認するな』とツイートしているのが島田洋一)。
 いや「東京の桝添や小池」「我が埼玉の大野」「滋賀の三日月」「沖縄のデニー」など国会議員からの転身組は珍しくないので、「全く関係ない」かもしれませんが。


小山田圭吾さんが五輪開会式の楽曲制作辞任へ - 産経ニュース
 そりゃ当然こうなるでしょう。当たり前の話です。前も書きましたがまさになぜこんなくだらん話をして、他人を不快にして迷惑をかけて、自分の首を絞めるのか(苦笑)(福岡親善大使の暴言) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)ですね。いじめを武勇伝であるかのように話すとは、非常識すぎて言葉もない。


自民、山口氏次男を擁立 衆院埼玉10区 - 産経ニュース
 山口氏自身が「息子に継がせたい」と公言していた上に「選定委員は山口氏の息のかかった人間ばかり」でしょうから「公募なんかインチキだろ」というのは誰にも見え透いており、予想の範囲内です。正直「こんなインチキ公募に良く応募する人間がいるな(もしかして全員サクラですか?)」「こんなインチキするくらいなら、公募なんか、最初からせんでええがな」ですね。


【正論】「ゼロコロナ」という病の処方箋 京都大学大学院教授・藤井聡 - 産経ニュース
 誰も「ゼロコロナ」など目指してないので、「デマも大概にしろ」ですね。
 緊急事態宣言にせよ、まん延防止措置にせよ、無観客開催や「五輪中止論」にしろ、「手のつけられないコロナ蔓延」を防ぎたいだけの話であり、極端な話、それらの措置をとらなくても「感染者はいる(つまりゼロコロナではない)がまん延とまでは言えず、医療崩壊もあり得ない」のなら誰もそうした措置を主張しません。
 全く「ワクチン接種がまだ行き渡ってない」のに「ワクチン接種が始まったから今後は感染者も経るだろう。緊急事態宣言もまん延防止措置も必要なかった。今からでも有観客開催にすべきだ」とはどれほど楽観論なのか。
 しかも菅政権の支持率低下を「緊急事態宣言やまん延防止措置で生活が不便になった事への不満からだ、今すぐ解除しろ」「無観客開催への反発だ、今すぐ有観客に戻せ」とは「いや、むしろ逆だろ」ですね。現状で緊急事態宣言やまん延防止措置、無観客開催を何もしなかったらそれこそ支持率低下は今のレベルではないでしょう。認識がゆがんでるにもほどがあります。


【主張】ユネスコと軍艦島 史実歪める決議の撤回を - 産経ニュース
 韓国の抗議を「言いがかり」と居直っていた産経ですが、こうして「言いがかりではないこと」が証明されました。まずは素直に喜びたい。
 とはいえ今度は「ユネスコが韓国の言いなりだ」などと産経は言い出すから「馬鹿につける薬はない」ですが。


【政治デスクノート】溶解する自民党 保守離れの深刻な危機 - 産経ニュース
 LGBT法案にせよ、夫婦別姓にせよ、産経が「異常な極右」なのであって「自民が保守離れ」とは噴飯物です。
 大体「LGBT法案を推進した稲田*1」や「夫婦別姓主張の野田*2」のどこが左派なのか。
 今時、自民党支持層ですら産経レベルの極右でない限り「LGBTにも夫婦別姓にも一定の理解を示す」だけの話です。


兵庫県知事選 斎藤氏の初当選確実に 自民、維新が推薦 - 産経ニュース
 「維新の無茶苦茶な政治手法が兵庫県に持ち込まれる危険性(兵庫都構想(神戸市の兵庫県への吸収合併)など)」「兵庫県が大阪の踏み台にされる危険性」を考えるとげんなりせざるを得ません。こうなると独自候補を擁立した共産党には失礼ながら、「堺市長選挙」「大阪ダブル選挙」のように「共産党がストップ維新を理由にあえて相乗り」「そこまでしなくても候補擁立を諦め、自主投票」にできなかったかと思います。
 いずれにせよ、今後は諦めずに戦うほかはないのでしょう。とはいえ、1)「政策支持」というよりは「副知事への禅譲対立候補)」に対する「県政刷新アピール」が功を奏しただけ、2)得票のメインは自民であり維新ではおそらくない(大阪と違い、兵庫で維新はそれほどの力はない)ので、「将来はともかく」少なくとも当面は維新も大阪ほどの無茶はできないでしょうが。


【古典個展】真の緊急事態宣言が必要 大阪大名誉教授・加地伸行 - 産経ニュース
 何のことかと言えば「緊急事態条項改憲ガー」と言ういつもの与太です。この期に及んで「ワクチン接種のスピードアップ」「PCR検査の充実」「病床の拡充」などといったまともな話にならないあたりが本当にどうしようもない。


【書評】『誰があなたを護るのか 不安の時代の皇(すめらぎ)』青山繁晴原作、ヒロカネプロダクション作画 女系と女性の違い、漫画で - 産経ニュース
 箸にも棒にもかからないウヨマンガですが「ヒロカネプロ画」と言うのが興味深い。もちろん「ヒロカネプロ」とは「島耕作」の弘兼憲史のプロダクションですが「弘兼憲史・画」ではないあたり、弘兼自身は「やりたくない仕事」をしがらみでいやいや引き受け、アシスタントに丸投げしたのかもしれません。さすがに「右寄り」とはいえ、弘兼はこんなトンデモマンガにどっぷり関わりたがるほどの極右ではなかったのでしょう。
 もちろん、だからといってこんなもんに関わった弘兼の罪は重いですが。弘兼とは違うまともな漫画家なら、こんな仕事はいかなる形でも引き受けないでしょうし、そもそもこんなオファーが来ることもないでしょう。

*1:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相など歴任

*2:小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣消費者問題党担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣総務相などを経て現在、自民党幹事長代行