黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea
総選挙が終わりました。事前のマスコミ予想*1と異なり、自民党がさほど減らさず、立憲民主党と日本共産党が大きく後退しました。
1)「選挙予想調査時(例えば立民と回答)と投票時の行動(例えば維新に投票)」に大きな違いがあったのか、2)いわゆる「未定、解らない回答(選挙予想調査時)→維新や自民に投票(投票時)」の影響が大きかったのか、3)単なる「マスコミの予想の失敗」か、「今後の対応を考える上でも」気になるところです*2。
例えば、1)や2)であれば「維新の支持はそれほど堅くない」可能性があり、今後の情勢によっては「維新から自民や公明、立民や共産に票が大きく動く可能性」もあり、維新の躍進は脅威ではあるものの「4倍躍進という見た目ほどには脅威ではない」可能性がある反面、3)であれば逆に「維新の支持は意外と強固」で「今回躍進した票」を他党が奪うことは難しいかもしれない。そのあたりは今後次第に解ってくることでしょうが、それはさておき。
もちろん「共産党の議席減」が支持者として悔しいことはお断りしておきます。
とはいえ「自民15議席減」を「さほど減らさず」と評価する一方で「共産2議席減」を「大きく後退」と表現するのは明らかにおかしいでしょう(立民の14議席減は「比例で23減と大きく減らしたこと」を考えると大きく後退と言っていいかと思いますが)。
れいわが3議席とったこと(共産支持層の一部を奪った?*3)を考えると、勿論「れいわに支持層を奪われたことは無念であり、今後の対策が必要」ですが「共産が減らした2議席≒れいわの3議席」ということで「共産の議席減」は「立民の大敗(かなりの部分が維新に行った?)」ほど悲観する必要は無いのでは無いかと個人的には思っています。
いずれにせよ「共産の微減(2減)を後退と言いながら、自民の10議席以上減をできる限り小さく評価する」あたり、実に自民応援団&反共ウヨの黒坂らしい。
立憲民主党は基本政策で安保法制の違憲部分を無くすと明記していますが、安保法制だけでなく日米安保廃棄、自衛隊解散を志向している方も同党には少なくないと考えられます。
そんな人間が立民のどこにいるのか?。いると思うのなら名前を挙げろという話です。「名前も挙げず」に「いると思う」。およそ学者の肩書きを持つ人間の文章とは思えません。故意の誹謗としか見なしようがない。
◆黒坂のツイート
黒坂真
中野顕さん。歴史にもしも、ですが昭和47年頃に民主連合政府が実現し、日米安保を廃棄していたら毛沢東は人民解放軍に日本攻撃指令を出したでしょうね。
ツッコミどころしかないアホツイートです。まず第一に日米安保を廃棄したところで「自衛隊があれば」非武装状態ではない。その状況で「軍事攻撃の命令」など出すわけもない。
第二に「田中訪中による日中国交正常化=1972年(昭和47年)」です(従って来年2022年が『日中国交正常化50周年』になります)。どういう理解をすれば「田中訪中受け入れ」と「日本への軍事攻撃」が両立するのか。
第三に「田中訪中」以前においても、「LT貿易 - Wikipedia」と呼ばれる「日中間の貿易関係」はありました。どういう理解をすれば「LT貿易のような経済交流」と「日本への軍事攻撃」が両立するのか。
第四に「毛沢東時代の中国」が実際にやった「対外戦争」は「朝鮮戦争」「台湾侵攻(ただし失敗)」「インドやソ連との国境紛争」であり、「朝鮮戦争」を除けば、「日本侵攻」のような「自国の領土とは言えない場所」での戦争なんてやっていない。
黒坂真
日本共産党は本音では、自衛隊解散と日米安保廃棄、株式の配当への税率100%、金融資産市場廃止を野党共闘の一致点にしたいのです。
根拠もあげずに「本音では」と言い出すのだから呆れて二の句が継げません。
「野党共闘」においてこんなことを一致点にしたいなどと一言も言ってないのに何が「共闘の一致点にしたい」なのか。
本気なら気が狂ってるし、「故意の虚偽発言」なら悪質なデマ中傷です。
「株式の配当への税率100%、金融資産市場廃止」に至っては「将来的な目標」とする「日米安保廃棄」と違い、そもそも共産党の方針ですらないでしょう。大体「税率90%などの高額税率」ならまだしも、「税率100%」では「全額、国に納めさせる」わけでもはやそんなのは税金ではなくただの強制収用です。
そんな無茶苦茶な主張をするわけがない。
まあ、ここまで酷いと本気にする人間もあまりおらず「結果的には実害は小さい」とはいえ、共産党は「虚偽発言による名誉毀損で刑事告発、民事提訴」「大阪経済大学への懲戒処分要求」をしてもいいのではないか。大阪経済大学もいい加減、「停職1月など、呉座を懲戒処分した日文研」のように懲戒処分すべきではないのか。