【正論】中絶の「死の文化」を広げぬため 麗澤大学准教授 ジェイソン・モーガン - 産経ニュース
ソ連兵士の強姦の「証拠」を隠すためにも―もしソ連による膨大なレイプ事件が日本人に広く知られたら*1、アメリカがソ連と戦わなければならなくなる恐れもあったから―占領軍が日本人女性に中絶を強く勧めた可能性がある。
あまりにもとんでもない陰謀論で吹き出しました。仮に「敗戦当時のGHQや日本政府が妊娠中絶に好意的」だったとしても、当時の日本の経済状況を考えれば普通に考えて「人減らしが目的(子どもが増えると国の財政負担が増えて苦しい)」だろうにさすが産経は予想の斜め上を行きます。常人には思いつくことすらできない珍論です。
何も「日本での中絶=ソ連兵の強姦」ではない。数的に考えて「ソ連兵の強姦」の「中絶全体」に占める率がそんなに高いわけもない。
https://www.sankei.com/article/20220525-AZKGOEETXJNXNCEXX5B324YLIM/
勿論こうした愚劣な行為は非難されて当然です。「太平洋戦争での日系人の強制収容所入り」と何が違うのか。そもそもそんなにロシア非難がしたいのならロシア大使館にでも行ってこい(勿論その場合でも大使館職員への暴行などの犯罪は許されませんが)という話です。
【速報】麻生副総裁「ロシアが東の北海道に行かない保証ない」|FNNプライムオンライン
【主張】侵略国ロシア 「北方の脅威」にも備えよ - 産経ニュース
産経も麻生も本気で言ってるのならバカだし、故意の虚言ならクズです。ウクライナで苦戦している今、そんな余裕があるわけがないでしょう。そもそも何のために日本に侵攻するのか。北海道の割譲でも狙うというのか。
(ボーガス注:TBSなど一部の)日本メディアが「事実上の陥落」や「事実上の投降」という、めったに聞かない不自然な言い回しを繰り出すのはいったいどういうことなのでしょうか? アゾフスターリ製鉄所はマウリポリ防衛の「最後の砦」と呼ばれてきた拠点ですが、これが落ちた以上は「事実上」も何も「マウリポリ陥落」以外のなにものでもありません。日本メディアは「ウクライナ国営放送日本語版」ではないのだから、粛々と事実を伝えればよいだけです。
白頭先生が「ロシアに甘いこと」は事実であり、それを「ロシア批判派の俺」は「非常に不適切」だと思いますが、これについては全くもって同感です。これは「事実の問題」であり価値観の問題ではない。一部の日本メディア(全てではない)の
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/48679
マリウポリが事実上「陥落」してから一夜
などというのは「度を超したウクライナ贔屓」でしかない。
長老たち「ロシアの言い分聞くべき」 若手専門家が猛反発 | 毎日新聞
途中までしか読めませんがタイトルだけで「阿呆か」ですね。
主張の是非はともかく「若手VS長老」ではなく価値観の違いに過ぎないでしょう。仮に「若手」や「長老」が「世代対立」であるかのように語ったとしてもそれを鵜呑みにするのは馬鹿げています。勿論「若手も長老も」そんなことは言ってないのに毎日が勝手にそんな評価をしてるのなら論外です。
まあ、この種の話でありがちなのは「若手」が「長老は現状認識をアップデートしていない」と悪口して老害扱い、マスコミもそれに同調がよくあるケースですが、仮に長老が間違いだとしてもそれを「老害」と表現するのは多くの場合、適切ではないでしょう。
NATO加盟方針「歓迎」 スウェーデン巡り事務総長 - 産経ニュース
NATOに限らず「軍事同盟に否定的な俺」からすれば「考え直せ」ですね。
今のところ「ウクライナで苦戦するプーチン政権」が「他国へ侵攻する可能性」はほぼない。それどころか、今後の戦況によっては「プーチン政権崩壊」すらありうる。
ところが「そうした状況を見極めない」で両国(スウェーデンやフィンランド)が今、NATO加盟に突進しようとするのは結局「プーチンロシアの脅威」が口実でしかないからでしょう。
両国政府首脳は「以前からNATOに入りたがっていた」。
しかし国内で反対意見が強いところ「ロシアの侵攻」で反対意見が弱まってきたので「今すぐ入ろう」ということでしょう。
「戦況を見極めていた」ら「プーチンロシア、それほどの脅威でもない。NATOと一定の友好関係ならまだしも、参加してがっつりり深入りせんでもええ。現状維持でええ」つう反対意見がまた強まりかねない。まあ、「ポピュリズムの好例」といっていいんじゃないか。
あえて言えば「維新や安倍の核共有」のような火事場泥棒的行為です。せめてもの救いはNATO加盟について批判意見があったことですね(例えば、赤旗スウェーデン申請決定/NATO加盟 左翼党など反対参照)。