珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年6/1日分)(副題:『即時一括全員帰国路線が二人を見捨てた』という高世の救う会、家族会批判に驚く)

なぜ政府は2人の拉致被害者を見捨てるのか?(5) - 高世仁のジャーナルな日々
 拙記事珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年5/31日分)(副題:『即時一括全員帰国路線が二人を見捨てた』という高世の救う会、家族会批判に驚く) - bogus-simotukareのブログで批判した高世記事なぜ政府は2人の拉致被害者を見捨てるのか?(4) - 高世仁のジャーナルな日々の続きです。

 「どうしたら北朝鮮を解放*1できるか?」
 これは、28日に開かれた「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」(守る会)の特別講演会のテーマで、講師はデイリーNKジャパン編集長の高英起(コウ・ヨンギ)*2さん。

 守る会総会と総会特別講演会のご案内*3のことです。「三浦小太郎文責*4」の「旧サイト時代」と違い、最近は守る会のサイト更新がほとんどない(多分、活動が停滞してる)。良くて月1回更新、下手すると2ヶ月や3ヶ月に1回更新なんてことも珍しくない。
 しかも更新されても守る会総会と総会特別講演会のご案内(講演会紹介だが日時、場所、講師名と講演テーマしか載っていない中身のなさでコメントしづらい*5)のようにあまりにも「内容に乏しい」ので「見る気が起きず」、最近は見てませんでした。
 例えば北朝鮮帰国事業 一審判決/一審判決要旨 全文にしても「請求を棄却する」という「裁判所が言い渡した判決文要旨(作成者は裁判所)のpdf画像」が載ってるだけです。これでは予備知識のある人間以外は「どんな裁判か理解できない」。
 これでは『この裁判について報じたマスコミの記事』でも読んだ方がまだ理解に役立つでしょう。
 北朝鮮帰国事業 一審判決/一審判決要旨 全文を見ても、この判決について「原告側がどう考えてるのか」「原告は控訴したのか」も全くわかりません。何と「不当判決なので控訴する」「不当判決だと思うが諸事情から控訴を断念し判決を受け入れる」程度のコメントすらない。裁判で争点となった「いわゆる主権免除の問題(韓国の徴用工訴訟や日本の米軍基地訴訟でも争点となった話ですが)」についてのコメントなんか勿論ない。「守る会サイト運営者にはやる気があるのか?」と心底呆れます。
 そもそも守る会サイトがお粗末なのは「講演会開催のお知らせ」が載っても「開催報告」が載らないことです。勿論「文章化した簡単な報告」が載らないのは勿論「ユーチューブによる当日講演会の動画配信」なんてしない。
 「どんな講演会が行われたのか」という開催報告は「イメージ戦略(広報)」の上でも重要でしょう。
 開催報告が載らないのでは【1】本当に講演会を開催したの?、【2】開催したとしても、講演会開催報告が掲載できないほど、会の運営が停滞してる(そういう能力のある人間がいない)んだ、みじめなものだ。それともそういうものを載せたがらないほどやる気がないのか?。あるいは表に出せないほどやばい発言(差別発言など)がされてるのか?、などとネガティブイメージを持たれかねません。
 それにしても高世も未だにこんな「アンチ北朝鮮右翼団体・守る会(朝鮮学校無償化反対(無償化除外賛成)*6を主張したり、北朝鮮帰国事業 一審判決/一審判決要旨 全文なんて起こす意味があるか怪しい*7アンチ北朝鮮裁判を今更起こしたりする)」やアンチ北朝鮮の高英起*8とつきあいがあるのか(呆)。
 そんな高世に心底呆れる一方で、そんな「アンチ北朝鮮の高世」ですら北朝鮮の早期崩壊はない」「拉致被害者救出のためには経済支援などとのバーター取引も不可避」「救う会、家族会の即時一括全員帰国方針は非現実的」といいだしたことが重要です。
 つまりは北朝鮮の早期崩壊はない」「拉致被害者救出のためには経済支援などとのバーター取引も不可避」「救う会、家族会の即時一括全員帰国方針は非現実的」とは北朝鮮シンパでも何でもない。

 高さんは金正恩体制のリスクとして①(ボーガス注:金正恩の)健康、②出自*9(母親の高英姫が在日*10)、③人権問題、④コロナ問題をあげ、それぞれ分析した結果、当面大きなほころびは見いだせないという結論になったという。
 あれだけ非人道的な統治を続ける金正恩体制が危機に瀕していないというのは、倫理的には受け入れがたいが、私も高さんの評価に同意する。すくなくとも「当面*11」は北朝鮮の体制に激震はなさそうだ。
 拉致問題は、この金正恩体制を相手に外交で進展をはかるしかない。

 「どうしたら北朝鮮を解放できるか?」という講演タイトルで「当面解放できません」が結論とは「詐欺的な行為」と呆れますがそれはさておき。
 珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年5/28日分)(副題:『即時一括全員帰国路線が二人を見捨てた』という高世の救う会、家族会批判に驚く)(追記あり) - bogus-simotukareのブログで批判し、id:Bill_McCrearyさんの賛同コメントも頂きましたが、ならば高世は「過去の自らの北朝鮮打倒論」について反省の弁を述べるべきでしょう。
 珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年5/28日分)(副題:『即時一括全員帰国路線が二人を見捨てた』という高世の救う会、家族会批判に驚く)(追記あり) - bogus-simotukareのブログで指摘しましたが、高世ブログの記事を見るだけでも、高世が

「ニュース女子」は続く - 高世仁のジャーナルな日々2018.3.9(今から約4年前:この記事当時は第四次安倍内閣
 考えるべきは、北朝鮮の体制を崩壊させることをにらみながら、いま現れた北朝鮮から譲歩を得るチャンスを生かすということ。

ということで「少なくとも4年前までは北朝鮮打倒論を唱えていたこと」がわかります。
 高世は未だに「過去の北朝鮮打倒論主張は当時としては間違ってない」と思ってるのか。それとも「当時においても間違っていた」と思うのか?
 高世は「いつから打倒論を放棄したのか(when)」「何故放棄したのか(why)」明確に語るべきでしょう。「卑怯者」の高世がそれをすることを俺は正直期待していませんが。

 私は北朝鮮の体制をもっと脆弱なものと見ていた時期があった。
 とくに2006年、アメリカの金融制裁が発動されたときには、もう一押しで当時の金正日体制は倒れるのではないかと思い、アメリカの「強硬派」に期待した。
 06年末に出版した拙著『金正日「闇ドル帝国」の壊死』(光文社)のまえがきには、金融制裁は「金正日体制に致命的な打撃を与えている。ミサイルを乱射し、核実験に踏み切ったのは壊死寸前の金正日体制の断末魔なのだ*12」とまで書いている。北朝鮮全体主義体制についての当時の私の見方は甘かったと、反省*13をこめてここで記しておく。

 以前も拙記事に書きましたが、「2006年時点で高世の主張(北朝鮮崩壊論)は間違いだ」と俺は思っています。
 和田春樹氏などははっきりそう言っていたし、田中均氏なども恐らくそういう考えで「小泉訪朝」をすすめたのでしょう。
 何故間違いだと思うかといえば
【1】当時の米国は「アフガン戦争(2001年にタリバン政権を崩壊させた物の、タリバン自体は崩壊せず、米軍が戦闘を継続→結局、タリバンを打倒できず2021年に米軍が撤退すると2021年ターリバーン攻勢 - Wikipediaタリバンが中央政権を打倒し、政権復帰)」「イラク戦争(2003年にフセイン政権を打倒したが残党がISを結成したため、米軍がISと戦闘。2022年現在はISは壊滅状態にあるが2006年当時は米国にとって無視できない勢力を誇っていた)」で苦しんでおり、北朝鮮の優先順位は明らかに低い
【2】今も「経済支援」しているが、当時も「朝鮮戦争時代からのしがらみ」があり、北朝鮮に「緩衝国」としての価値を認める中国、ロシアが北朝鮮崩壊を望まず、北朝鮮を経済支援
【3】当時の韓国は太陽政策盧武鉉政権
だからです。
 「アフガン戦争やイラク戦争で苦しんでる」という状況下において、米国が「北朝鮮打倒論」に否定的な韓国、中国、ロシアを敵に回して打倒に動き、実際に北朝鮮が打倒されると考える「当時の高世」は、はっきり言って「認識がおかしい」。
 なお、珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年5/28日分)(副題:『即時一括全員帰国路線が二人を見捨てた』という高世の救う会、家族会批判に驚く)(追記あり) - bogus-simotukareのブログで指摘しましたが、高世ブログの記事を見るだけでも、高世が『金正日「闇ドル帝国」の壊死』(光文社)が刊行された2006年以降(2007~2018年)も長い間、北朝鮮打倒論を唱え続け、「少なくとも4年前(2018年)まで北朝鮮打倒論を唱えていたこと」が、以下の通りわかります。

全体主義とジャーナリスト - 高世仁のジャーナルな日々2007.8.19(今から約14年前:この記事当時は第一次安倍*14内閣)
 拉致問題を含む北朝鮮のさまざまな問題は、金正日体制という全体主義を倒すことによってはじめて全面解決に向かうことができると思う。

長井健司さんの死によせて―独裁を倒した記者の死 - 高世仁のジャーナルな日々2007.10.5(今から約14年前:この記事当時は福田*15内閣)
 拉致という行為の非道さを思い、金正日体制打倒の決意を固める。

人権のドンキホーテ - 高世仁のジャーナルな日々2007.10.6(今から約14年前:この記事当時は福田内閣
 北朝鮮の現体制を温存する形での「平和」を推進する人々は、後世、あの体制下で苦しんでいる人民や拉致被害者に、どう申し開きするのであろうか。

ベルリンの壁崩壊秘話−1 - 高世仁のジャーナルな日々2008.1.28(今から約14年前:この記事当時は福田内閣
 私はかねてから、北朝鮮金正日体制は「独裁」ではないから、打倒すべきだ、と主張している。ここで「独裁」というのは、このスハルト*16型の「普通の独裁」を意味する。北朝鮮はそのタイプではなくて、ナチズムやスターリニズムあるいはポルポト体制と同じ「全体主義」であり、「共存」することはできないからだ。
 拉致問題や核問題の解決も体制の打倒(口当たりよく「民主化」と言ってもよい)なしには完全解決は難しい。だから、北朝鮮全体主義をどう崩すかは、日本人にとって重要な課題である。(詳しくは、私のほとんどアジテーションのような論文「金正日体制は平和的に打倒すべきである」
http://moura.jp/scoop-e/seigen/pdf/20060417/sg060417_kimu_01.pdf*17を参照されたい)

ベルリンの壁崩壊秘話−3 - 高世仁のジャーナルな日々2008.2.4(今から約14年前:この記事当時は福田内閣
 北朝鮮の体制を民主化*18する方向で、中国、韓国、日本、ロシアが何らかの連携をもつ可能性を追求できないだろうか。

ラントス議員の死によせて−ナチスと北朝鮮 - 高世仁のジャーナルな日々2008.2.12(今から約14年前:この記事当時は福田内閣
 私は2005年2月に議員事務所に彼を訪れたことがある。
 ラントス*19議員は、ブッシュ政権がまだ北朝鮮に対して強硬だった当時、平壌を訪問して独自に「対話」を試みていた。
 取材が終わって、私は議論を吹っかけた。アメリカ政界でも一目置かれる長老議員に対して、僭越ながら、こう言ったのだ。
「ラントスさんは、ホロコーストで家族や親戚のほとんどを殺されて、《全体主義》の本質をよくご存知だと思います。私は北朝鮮金正日体制も《全体主義》だと考えるので、ナチスと同様、地上から一掃すべき対象だと思いますがいかがでしょうか。このような体制と真の対話が成立するとお考えでしょうか。
 私の目には、ラントス議員の北朝鮮訪問が融和的に過ぎるように映ったのだ。
 ラントス議員の答えは、北朝鮮の体制は民主化されなくてはならないが、対話のパイプは必要という、政治家としては常識的なもので、私はあまり納得できずにお別れしたことを覚えている。

金正日体制打倒と外交1 - 高世仁のジャーナルな日々2008.6.19(今から約13年前:この記事当時は福田内閣
 よく、北朝鮮に対しては、「制裁か対話か」という形で議論がなされる。しかし、それは単なる外交の手法、戦術の話であって、本当に大事なのは、金正日体制を崩壊させる「決意」であり「戦略」だ。
(なぜ体制崩壊が必要なのかについては、「金正日体制は平和的に崩壊させるべきである」に書いたことがある)
 最近、一通の手紙が、政府から拉致被害者家族に届けられたことを知った。そして、その手紙*20の内容を知って私は愕然*21とした。
(続く)

拉致事件30周年雑感 - 高世仁のジャーナルな日々2008.8.12(今から約13年前:この記事当時は福田内閣
 拉致問題解決には「金正日体制を打倒する」ことが必要だとはっきりさせる、そして金正日体制打倒のための活動メニューを拉致問題解決に位置づける。

金正日体制崩壊を唱える「T・K生」2 - 高世仁のジャーナルな日々2008.10.19(今から約13年前:この記事当時は麻生*22内閣)
 (ボーガス注:池明観*23は)北朝鮮の現体制は打倒しなくてはならず、韓国は太陽政策を採るべきではないと主張している。04年の韓国の雑誌「月刊中央」6月号のインタビューでも、はっきりと北朝鮮体制の打倒を主張している。
北韓*24は一日も早くなくすべき体制だ。北韓が現体制から漸進的に改善して良くなると期待することは考えられない。》
 イデオロギーで曇らない目で素直に見れば、誰でも金正日体制打倒という結論に辿りつくということを示している。「軟着陸」などと言っている場合ではない。また、「後継者」などどうでもよい。あの体制は崩壊させるしかないのだ。

さあ、金正日にも逮捕状を! - 高世仁のジャーナルな日々2009.3.5(今から約13年前:この記事当時は麻生内閣
 今朝の朝日新聞の第一面に、ついにスーダンの現職の大統領*25国際刑事裁判所が逮捕状を発行したニュースが載っていた。こんなことが可能な時代になったのだなあ!
 「国際刑事裁判所金正日を裁くべし」と考えている私にとっては嬉しいニュースである。
 さあ、いよいよ金正日にも逮捕状を!!
 この論拠と私の主張については、一昨年暮れの日記を読んでください。そのとき、私は当時国際刑事裁判所の裁判官に選出されたばかりの齋賀富美子氏*26(つい先日、再選された)とシンポジウムで同席し、金正日国際法廷へ引きずり出せと主張したのだった。
金正日を国際法廷へ! - 高世仁のジャーナルな日々2007.10.5(今から約14年前:この記事当時は福田内閣

セミパラチンスクと北朝鮮4 - 高世仁のジャーナルな日々2009.9.20(今から約12年前:この記事当時は鳩山*27内閣)
 「金正日体制は打倒すべきだ」と私が言うと、「お前は戦争になってもいいのか」と反論がくる。

金正日に逮捕状を!1 - 高世仁のジャーナルな日々2009.12.5(今から約12年前:この記事当時は鳩山内閣
 金正日をICC(国際刑事裁判所)へ提訴する動きが、いよいよ本格化してきたのだ。

日本から金正日体制打倒の宣言を! - 高世仁のジャーナルな日々2010.1.29(今から約12年前:この記事当時は鳩山内閣
 日本から初めて、金正日体制打倒の宣言を発する動きがはじまった。
 いま、宣言の署名者を募っているので、ここに紹介しご協力をお願いしたい。

(中略)
 私達は金日成金正日体制により国家主権及び人権侵害を受けている日本人及び在日韓国・朝鮮人として金日成金正日体制を打倒し、金正日及びその追従者を排除することこそ私達の責務であると考え、今後そのために各自の立場、能力を最大限に活用し取り組んでいくことを宣言する。
  平成22(2010)年2月16日 金正日の誕生日に
宣言文作成及び署名集約にあたっての責任者*28:荒木和博*29・砂川昌順・宋允復
http://araki.way-nifty.com/araki/2010/01/216-e9d7.html*30
 賛同していただける方は、上記のサイトから、自分の名前と読み方を記して返信してください。
 呼びかけている責任者の3人は;
 特定失踪者問題調査会代表の荒木和博さん。
 北朝鮮強制収容所をなくす運動「NO FENCE ノーフェンス」http://nofence.netlive.ne.jp*31共同代表*32の砂川昌順さん*33
 いわゆる帰国事業で北朝鮮に渡った人々を救援するhttp://hrnk.trycomp.net/事務局次長の宋允復さん。

ツイッターで拉致問題を - 高世仁のジャーナルな日々2010.3.30(今から約12年前:この記事当時は鳩山内閣
 北朝鮮金正日体制を打倒することが拉致問題の全面解決の道だと信じている。

体制危機の深まりか、北朝鮮が挑発 - 高世仁のジャーナルな日々2010.11.23(今から約11年前:この記事当時は菅直人*34内閣)
 ベルリンの壁」崩壊を誰もが予測できなかったように、北朝鮮のような全体主義体制の崩壊はいつ、どのような形で起きるか分からない。
 日本の政治家は、もう政局の泥沼で遊んでいる場合ではない。朝鮮半島がいざとなったときの備えをしっかりとしておいてほしい。

砲撃事件の背景―体制崩壊へ - 高世仁のジャーナルな日々2011.12.14(今から約10年前:この記事当時は野田内閣)
 再び餓死が出るまでに困窮を極める北朝鮮で、三代世襲がうまくいくとはとても思えない。大混乱の最中での金正恩への権力移譲は、体制崩壊の引き金を引く可能性がある。

ついに金正日が死んだ - 高世仁のジャーナルな日々2011.12.19(今から約10年前:この記事当時は野田*35内閣)
 私は、金正日の死亡は、単なる指導者の交代、あるいは日本人のイメージする政権交代のレベルにはおさまらず、体制自体の崩壊か大きな変更につながっていくと思う。
 また、我々の努力で体制崩壊民主化)につなげなくてならない。
 朴斗鎮氏*36など少数の例外はあるが、専門家の先生方の多くには、この地域をどうすべきだという「主体性*37」が感じられない。
 私も、北朝鮮はすぐには変わらないだろうと思う。だが、この「安定」状態は長くは続かないだろう。 

家族をも秘密にした金正日 - 高世仁のジャーナルな日々2011.12.24(今から約10年前:この記事当時は野田内閣)
 3代世襲など成功しないだろう。また、成功させてはならない。

北朝鮮がこのまま「安定」していいの? - 高世仁のジャーナルな日々2011.12.26(今から約10年前:この記事当時は野田内閣)
 早く、この体制を倒さなければ。
 こういうと、社会がむちゃくちゃになっていいんですか、と反論される。
 しかし「体制の崩壊」は、「社会の崩壊」とは全く異なる。ベルリンの壁の崩壊でソ連・東欧圏が異なる体制に移行したように、あるいはカンボジアポルポト政権崩壊のように、その社会は人々が生きやすい方向に生まれ変わるのだ。
 北朝鮮金正日体制は、90年代後半、300万人を餓死させ、今も20万人を政治犯収容所で苦しめている。
 この体制が続くかぎり、北朝鮮の人々に明るい未来はなく、日本と世界への脅威は増すばかりだ。

北朝鮮体制の打倒は憲法の要請 - 高世仁のジャーナルな日々2017.5.17(今から約5年前:この記事当時は第三次安倍内閣
 以前「金正日体制は平和的に打倒すべきである」という論文の末尾で憲法前文を引いてこう書いている。
《「東アジアの平和が人権なき平和であっていいのか」
 いくら平和がいいといっても、拉致や強制収容所を座視してすまされるわけはない。それは、日本国憲法の精神でもあると私は思う。
 憲法前文にはこうある。
 「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」
 金正日体制がもたらすような「恐怖と欠乏」から、全世界が解放されていなければ真の平和とは言えないのではないだろうか。
 日本政府と国民が、拉致問題を解決しようと努力し、そのことが同時に平和的に北朝鮮民主化する闘いに寄与するならば、我々は、憲法前文にあるこの願いに近づくことになるだろう。
 「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ」》(『アリエス』2004年10月*38

「ニュース女子」は続く - 高世仁のジャーナルな日々2018.3.9(今から約4年前:この記事当時は第四次安倍内閣
 考えるべきは、北朝鮮の体制を崩壊させることをにらみながら、いま現れた北朝鮮から譲歩を得るチャンスを生かすということ。

 それなのに「2007~2018年の間も北朝鮮打倒論だったこと」を隠蔽したいのか、なぜ政府は2人の拉致被害者を見捨てるのか?(5) - 高世仁のジャーナルな日々において「高世『金正日「闇ドル帝国」の壊死』(光文社)が刊行された2006年当時*39の話しかしない」高世ははっきり言って「卑怯者」です。とはいえ自ブログに「2007~2018年の間も北朝鮮打倒論だったこと」を示す記事を、削除もせずに堂々と載せながら「隠蔽」などできるわけもないのですが(呆)。

 拉致問題について進展が見られないのはなぜか。
 日本側の要因について言えば、「全ての拉致被害者の即時全員一括帰国」以外は受け入れるべきでないなどの「家族会」と「救う会」の要求が、そのまま政府の方針になっていて、まともな外交が麻痺していることだ。
 大衆組織なのだが、実際は強い政治的志向がある。それは民集会の会場で、憲法9条が諸悪の根源、日本は核武装すべしといった言説が飛び交うのを見ればわかる。
 私が集会に誘った(ボーガス注:九条護憲派反核派の)知り合いたちはみな、「もう次から出たくない」と運動から去って行った*40明らかなヘイト集団までもが運動に加わってきて、故横田滋さんが苦言を呈したこともあった。
「去年(2011年)の6月だったか、東京でのデモ行進で、私たちの知らない団体が参加していて、『在日朝鮮人東京湾へ放り込め!』なんて怒鳴っていてテレビのニュースでも映されていました。」
「勝手なことを言っているのに、一緒に横で歩いている救う会の役員が止めないんだから。」
横田滋さんの発言『めぐみへの遺言』幻冬舎P145~146)
 「救う会」が政治的主張をもって活動するのは、拉致問題の解決にとって良いことかどうかはさておき、一つの民間団体としては自由である。
 しかし、拉致被害者の家族の互助組織である「家族会」が、「救う会」と一体になって(ボーガス注:九条改憲など)特定の政治的主張を発し、北朝鮮がこういう態度をとったら制裁せよなどと具体的な政策提言をするのは、会の趣旨からしてやめるべきだと思う。
 かつて「家族会」の事務局長をつとめていた蓮池透氏は会を離れ*41、「家族会が互助会から圧力団体・政治団体へと変化してしまい、意見の多様性を失った」と振り返る。

 ついに「即時一括全員帰国方針は非常識」にとどまらず民集会の会場で、憲法9条が諸悪の根源、日本は核武装すべしといった言説が飛び交う。私が集会に誘った(ボーガス注:九条護憲派反核派の)知り合いたちはみな、「もう次から出たくない」と運動から去って行った。などととして「救う会の非常識右翼ぶり」についても批判を始めた高世です。
 しかし「救う会の極右性」についても例えば高嶋伸欣*42の著書『拉致問題*43で歪む日本の民主主義』(2006年、スペース伽耶)が「救う会会長の西岡力、副会長の島田洋一、事務局長(当時)の荒木和博」らが「極右であること」を指摘し、批判していました。
 俺は高嶋本を2006年当時に書店で見たとき、その救う会、家族会批判に「大いに共感し、感動すらした」ので「速攻で購入し」自宅に今も本があります。
 高嶋氏が2006年当時(今から16年前)に指摘し、批判したこと「救う会の極右性」を、2006年当時の高世が気づいていなかったなど「あり得るわけがない」。
 高嶋氏と高世の違い、それは「救う会を批判する勇気や誠実性があるかどうか」という話であり、高世には「そうしたものがなかった」わけです。
 いずれにせよ高世はいつ「救う会の極右性」を認識したのか、はっきり書くべきでしょう。「卑怯者」の高世がそれをすることを俺は正直期待していませんが。
 ということで俺は「俺の高世批判」を不当な攻撃などとは全く思っていませんが

中公新書から中北浩爾『日本共産党』、黒木登志夫『変異ウイルスとの闘い』が発売された - kojitakenの日記
 最後に蛇足だが、本記事からリンクを張った高世仁氏は、某人によって「珍右翼」なるレッテルを貼られて以前から攻撃され続けている。某は最近では弊ブログの攻撃にも熱心だが、私の見るところ「珍右翼」とのレッテルは某自身にこそふさわしい。なぜなら某は極端なまでの権威主義者であって、下手なネトウヨなんかよりもよっぽど右翼的と思われるからだ。私はこの人士を稀に見る醜悪な心性の持ち主であるとして心底から軽蔑している。このことは以前にも書いたが、高世氏のブログにリンクを張ったことをきっかけとして改めて申し述べておく。

とまで俺を非難したkojitakenは今でも高世擁護なんでしょうか?。つうか、そもそもkojitakenは「敵(ボーガス)の敵は味方」レベルで高世を擁護したに過ぎず、俺の高世批判についてその内容を恐らくまともに理解してないでしょうが。
 また、kojitakenは「れいわ新選組」について

「私の政治活動,自腹だから,稼がないと食っていけない」と呟いた×××新選組の参院選候補予定者に、一転して党から選挙資金が下りることになったらしい - kojitakenの日記
 (ボーガス注:れいわは)とんだトンデモ独裁政党だな。
 「人類の敵」とまでいえるかどうかはわからないが、少なくとも「民主主義の敵*44」であることは間違いないだろう。

とまで非難していますが、救う会、家族会については高嶋伸欣氏の著書『拉致問題で歪む日本の民主主義』(2006年、スペース伽耶)や俺のような

(ボーガス注:家族会、救う会田中均*45を個人攻撃で退官に追い込む、蓮池透氏の不当除名など)とんだトンデモ独裁集団だな。
 「人類の敵」とまでいえるかどうかはわからないが、少なくとも「民主主義の敵」であることは間違いないだろう。

という「民主主義の敵」認定するのか聞きたいもんです。
 正直、俺的には「日本の政治に与えた害悪」という意味では「救う会、家族会>絶対に越えられない壁>れいわ新選組」なのですが。
 「救う会、家族会の安倍持ち上げ」がなければ恐らく安倍は首相になれなかったでしょうし。「安倍の幹事長登用」以前に小泉氏が重用していたのは安倍ではなく、明らかに当時の「谷垣財務相」「福田官房長官」でした。
【参考:スペース伽耶*46

スペース伽耶 - Enpedia
 主に「活動家集団・思想運動」関係の出版を手掛ける。

活動家集団 思想運動 - Enpedia
 文芸評論家で全学連初代委員長の武井昭夫*47が、1969年3月に津田道夫*48らと結成。

【参考:手塚治虫ブッダ」に出てくる「ルリ王子」のエピソード

我が心の愛しき漫画 | カクテルハットでロココ曜日♪
 ブッダは読み進めるうちに、私にも涙を禁じえないシーンがたくさんあるのですが、一番は、ルリ王子の母親が亡くなってしまうところ。
 ルリ王子とは、本名はビドーダバと言って、豪壮な名前の持ち主ですが、奴隷の身分であった母親と、王族の父親の間に生まれた王子で、プライドが高いため、自分の母親が卑しい身分の出身だったことにとことん苦しんで、熱病にかかった母親を、王族の立場から捨てさせて見殺しにしてしまうのですね。
 その後、国境沿いの墓標なき砂地に埋められた母親を素手で掘り返して抱きしめて号泣するのですが、ブッダに会い、改心するまで、それを心のそこから苦しむのです。
 もしかしたら、身分差別の犠牲となった母親を抱きしめて号泣したところに、冷徹な王族としてのルリ王子と、弱い人間としてのルリ王子が同居していて、それが母性本能をくすぐったのかもしれません。

つれづれなるまま 手塚治虫。
 ルリ王子と母親のエピソードが泣ける。
「母上!私です、ビドーダバです!母上…母上…母上…母上……この大たわけの親不孝者の顔をご覧ください!…やっと…母上とこうやってふたりきりになりました。でも、あなたはもう生きてはいない!!武士の身分のためには側近の手前…母上をわざとああするほかに仕方なかったのです
「坊主、答えろ。なぜ世の中不幸せな人間と幸せな人間とがいるのか。なぜ、なぜそうなのか答えろ!!」
「お前は自分が一番不幸な人間だといったが、そのふたりのお母さんのほうがもっと不幸な人なのではないか?」
「じゃあおっかさんを殺したルリ王子だ!それなのにルリ王子、罰うけない。誰も咎めない!なぜだ!!」
「お前の話ではその王子は本当は実の息子なのだな。その女奴隷の?」
それが本当ならその王子は奴隷階級の母親から生まれていままで育つ間にどんなに苦しんだだろう。そして奴隷として母親をわざと(ボーガス注:奴隷小屋に)追放し焼き殺す*49命令を出したとき心の中はどんなに苦しかったろう。それを顔にも態度にも出さずに王子として我慢しなければならない立場だったのだろう。その母親を憎む気持ちと慕う心とがぶつかりあったときその王子はどんなに悶え苦しんだろう。その王子こそ不幸な人間だ…そう思わないか

*1:この「解放」とは「経済の改革開放(鄧小平中国、ベトナムドイモイなど)」ではなく「政権転覆」の意味でしょう。「未だにそんなことを放言する気か」と高世には呆れます。

*2:著書『コチェビよ、脱北の河を渡れ:中朝国境滞在記』(2012年、新潮社)、『金正恩』(2013年、宝島社)

*3:そもそもこの記事は日付を「5/58(勿論5/28が正しい)」と堂々と「あり得ない日付」を誤記してるのだから呆れます。

*4:「守る会」の「文責」でなくなった三浦が守る会から退会したのかどうかはよく分かりません。

*5:ただそれでも講演会はまだマシです。総会に至っては「何をやるのか」さっぱり分からないのだから絶句です。

*6:俺は「無償化除外」は「不当な差別、違法行為」と評価し「即時無償化すべき」と思っています。なお、今のところ、高世は「除外賛成論」については撤回していません。

*7:そもそも仮に勝訴したところで金を取り立てることなど事実上無理です。であるのならば「政治的な価値評価」になりますが世間でほとんど話題にならなかった以上、それも「ない」とみるべきでしょう。

*8:高がアンチ北朝鮮であることは「しょせん口先だけ」金与正の“コワモテ路線”に北朝鮮国内で反発(高英起) - 個人 - Yahoo!ニュース「しょせんは口先だけ」金正恩のコロナ対策に北朝鮮国民は幻滅(高英起) - 個人 - Yahoo!ニュース「何をしたいか理解できない」金正恩の"目玉政策"に国民はあ然(高英起) - 個人 - Yahoo!ニュースという奴が書いている「タイトルからし北朝鮮を小馬鹿にしてる文章(「しょせんは口先だけ」「幻滅」「何をしたいか理解できない」「唖然」)」から容易に理解できます。

*9:俺は高や高世の日頃の主張を知ってるので意味が分かりますが、これを初めて読んだ人間は「母親が在日だとなんでリスクなの?」と意味不明でしょう。高世はどれほどバカなのか?。そんなバカだからジンネットも潰れたのでしょう。

*10:「在日であることがリスクだ」などというのは高世や高英起らが勝手に言ってることで、争いのない話では全くありません。なお「以前別記事で書きました」が高世らが言う「母親の出自」云々については手塚治虫ブッダ」に出てくる「ルリ王子」のエピソード「シャカ族の王族の娘としてシャカ国から『王子の父(コーサラ国の王)』に献上された王子の母は実は奴隷の娘」「シャカ国(なお、ブッダはシャカ国の王族出身)がそのことを陰であざ笑ってることを知ったルリ王子は憤激してシャカ国に報復」「母を心から愛しながら、『どんな事情があれ、奴隷出身者など王家にいるべきではない』という周囲の圧力に抵抗できず、母を奴隷小屋に移したあげく、奴隷小屋で蔓延した伝染病のために母が非業の死。それでも母が死ぬまで彼への恨みの言葉を口にしなかったこと(この辺り実に感動的です)に『親不孝ですまない』と号泣」(例えばルリ王子 (るりおうじ)とは【ピクシブ百科事典】参照)を連想しますね(要するに高世らが言う『在日のリスク』も手塚『ブッダ』のエピソードのような話「在日は北朝鮮では差別されてる」云々ですので。つうか、もしかしたら、「ルリ王子エピソード」などから高世らが創作した「北朝鮮叩きのための作り話」かもしれない)。なお小生はルリ王子については「手塚漫画」の知識しかないので実際の彼が「インドの歴史資料(仏典を含む)」でどう描かれてるかは知りません(漫画なので当然誇張や創作はあるでしょう)。もともとは創価学会系の雑誌に連載された漫画「ブッダ」ですが、創価学会から「創作は絶対に不可」などのダメ出しもなかったようです。まあ「漫画の神様」手塚相手にダメ出しもしにくいですが。

*11:当面とわざわざ書いてる辺りが高世らしいせこさです。

*12:これについては高世記事「私の愛した街」が流れた通夜 - 高世仁のジャーナルな日々(2021.4.23)と高世記事を批判した北朝鮮が崩壊する前に自分の会社を倒産させた無様で無残な話 - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照。なお、高世は『金正日「闇ドル帝国」の壊死』(光文社)について「私の愛した街」が流れた通夜 - 高世仁のジャーナルな日々(2021.4.23)で触れています。しかし、今回のような「反省の弁」は述べていません。高世は「「私の愛した街」が流れた通夜 - 高世仁のジャーナルな日々を書いた2021.4.23時点で実はそうした反省があったのか?、もしあったとしたら何故当時、その反省を記事に書かなかったのか?」「それともそれ以降、反省の念が生まれたのか?。ならばそれはいつなのか?。何故反省の念が生まれたのか?」について述べるべきでしょう。「卑怯者」の高世がそれをすることを俺は正直期待していませんが。

*13:後でも批判しますが「当時の私の見方」と言って出てくるのが「2006年(金正日時代)だけ」という時点で高世の「反省」とやらは嘘八百、インチキでしょう。「2007~2018年」の間(つまり金正恩時代)も高世は「北朝鮮打倒論だったから」です。

*14:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*15:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*16:1921~2008年。インドネシア大統領(1967~1998年)(スハルト - Wikipedia参照)

*17:ただし現在はこれをクリックしてもエラーが出る。高世の駄文については『金正日体制は平和的に打倒すべきである』 by 高世 仁 : 静かなる革命2009で読むことが可能。

*18:ここでの「民主化」とは「体制打倒」と同義。

*19:1928~2008年。元米国下院外交委員長(民主党)(トム・ラントス - Wikipedia参照)

*20:金正日体制打倒と外交2 - 高世仁のジャーナルな日々で高世が悪口している河内隆氏(手紙執筆当時、内閣官房拉致問題対策本部事務局総合調整室長。内閣府事務次官で退官し、現在は独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構理事長(河内隆 - Wikipedia参照))の手紙です。

*21:珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年5/28日分)(副題:『即時一括全員帰国路線が二人を見捨てた』という高世の救う会、家族会批判に驚く)(追記あり) - bogus-simotukareのブログで高世を批判しましたが、こんなアホを言う高世の方にむしろ「愕然」ですね。

*22:橋本内閣経企庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、外相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)、首相、第二~第四次安倍内閣副総理・財務相を経て現在、自民党副総裁

*23:1924~2022年。東京女子大学教授、韓国翰林大学校教授など歴任。著書『韓国民主化への道』(1995年、岩波新書)、『T・K生の時代と「いま」』(2004年、一葉社)、『池明観自伝:境界線を超える旅』(2005年、岩波書店)、『「韓国からの通信」の時代』(2017年、影書房)など

*24:北朝鮮のこと

*25:オマル・アル=バシール - Wikipediaのこと。1989~2019年まで大統領。2019年に軍のクーデターで失脚。ただし軍事政権は現時点ではバシールICCへの引き渡しは拒否している。

*26:1943~2009年。シアトル総領事、国連大使ノルウェー大使、アイスランド大使、ICC判事などを歴任。ICC判事在任中に病死(齋賀富美子 - Wikipedia参照)

*27:新党さきがけ代表幹事、細川内閣官房副長官民主党幹事長などを経て首相

*28:こんな宣言に名を連ねてるのだから荒木の目的が「拉致被害者救出ではないこと」はモロバレです。

*29:著書『日本が拉致問題を解決できない本当の理由』(2009年、草思社)、『なぜ北朝鮮は崩壊しなかったのか』(2011年、光人社NF文庫)、『山本美保さん失踪事件の謎を追う』(2012年、草思社)、『北朝鮮拉致と「特定失踪者」』(2015年、展転社)、『北朝鮮の漂着船』(2018年、草思社

*30:ただし、今はこれをクリックしてもエラーが出ます

*31:但し、現在ではhttp://nofence.netlive.ne.jp/をクリックしてもエラーが出る。NoFence 北朝鮮の強制収容所をなくすアクションの会が現在のサイト

*32:もう一人の代表は小川晴久(東大名誉教授、著書『朝鮮文化史の人びと』(1997年、花伝社)、『北朝鮮・いまだ存在する強制収容所:廃絶のために何をなすべきか』(2012年、草思社)、『北朝鮮の人権問題にどう向きあうか』(2014年、大月書店)など)。小川の経歴については小川晴久 - Wikipedia参照

*33:著書『極秘指令:金賢姫拘束の真相』(2003年、NHK出版)

*34:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相、首相などを経て立憲民主党最高顧問

*35:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)を経て立憲民主党最高顧問

*36:コリア国際研究所-KII所長(アマゾンの著者紹介)。著書『北朝鮮その世襲的個人崇拝思想』(1999年、社会批評社)、『朝鮮総連』(2008年、中公新書ラクレ)、『揺れる北朝鮮』(2016年、花伝社)、『金正恩』(2018年、新潮新書)、『韓国大統領はなぜ悲惨な末路をたどるのか?』(共著、2020年、宝島社)

*37:文脈から見てこの「主体性」とは明らかに「北朝鮮政権転覆論」です。

*38:2004年10月は小泉内閣

*39:なお、高世は『金正日「闇ドル帝国」の壊死』(2006年、光文社)刊行以降も、『神社は警告する:古代から伝わる津波のメッセージ』(共著、2012年、講談社)、『イスラム国とは何か』(常岡浩介との共著、2015年、旬報社)、『自由に生きていいんだよ お金にしばられずに生きる"奇跡の村"へようこそ』(森本喜久男との共著、2017年、旬報社)と著書を出していますがどれ一つとして北朝鮮関係でない点が滑稽です。つまりは『金正日「闇ドル帝国」の壊死』(2006年、光文社)以後は高世は「北朝鮮ウオッチャーとして評価されてなかった」ということでしょう。まあ、現時点での最新刊である『自由に生きていいんだよ お金にしばられずに生きる"奇跡の村"へようこそ』(2017年、旬報社)などもどう見ても世間に評価されてませんが。

*40:高世が「いつ去ったのか」書かない辺りが卑怯です。多分最近ではなく「かなり前のこと」なのでしょう。また「去った知り合い」が誰なのか、(それが著名人であるならば)名前も書いて欲しいところです。

*41:この期に及んで「退会勧告という事実上の除名処分をされ」と高世が書かないことには呆れます。なお、蓮池氏が除名されたのが2010年、救う会、家族会批判本である『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(講談社)を刊行したのが2015年です。高世は「2010年当時、除名処分をどう思ったのか」「2015年当時、著書刊行とそれに対する家族会の蓮池批判をどう思ったのか」述べるべきでしょう。「卑怯者」の高世がそれをすることを俺は正直期待していませんが。

*42:琉球大学名誉教授。著書『八〇年代の教科書問題』(1984年、新日本新書)、『旅しよう東南アジアへ:戦争の傷跡から学ぶ』(1987年、岩波ブックレット)、『教育勅語と学校教育』(1990年、岩波ブックレット)、『教科書はこう書き直された!』(1994年、講談社)、『ウソとホントの戦争論:ゴーマニズムをのりこえる』(1999年、学習の友社)など(高嶋伸欣 - Wikipedia参照)

*43:正確には「拉致問題それ自体」ではなく「拉致問題を悪用する救う会と家族会」がゆがめているのですが。

*44:国の政権与党の自公、大阪の政権与党の維新ならともかくれいわにここまで悪口する気は俺にはあまりありません。れいわ躍進の恐れがあれば話はまた別ですが。

*45:何せ田中氏にテロ行為を行った「刀剣友の会建国義勇軍)」が「救う会地方幹部」と判明しても救う会として田中氏に謝罪しないのだから呆れます

*46:ググった限りでは現状は分かりません。出版不況の中、倒産したのかもしれません。なおスペース伽耶は「活動家集団・思想運動」と親密な関係のようですが小生自身は「数少ない救う会批判の本の一つ(他には蓮池透拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(2015年、講談社)、和田春樹『安倍首相は拉致問題を解決できない』(2018年、青灯社)などがありますが)」として高嶋本を買ったに過ぎず「活動家集団・思想運動」のシンパでありませんし、スペース伽耶刊行の本も高嶋本しか持っていません。

*47:1927~2010年。著書『演劇の弁証法』(2002年、影書房)、『戦後史のなかの映画』(2003年、スペース伽耶)、『わたしの戦後』(2004年、スペース伽耶)、『層としての学生運動全学連創成期の思想と行動』(2005年、スペース伽耶)、『創造としての革命』(2011年、スペース伽耶)など

*48:1929~2014年。著書『南京大虐殺と日本人の精神構造』(1995年、社会評論社)、『君は教育勅語を知っているか』、『弁証法復権三浦つとむ再読』(以上、2000年、社会評論社)、『侵略戦争と性暴力』(2002年、社会評論社)、『君は日本国憲法を知っているか:焼け跡の記憶1945~1946』(2009年、績文堂出版)、『国分一太郎』(2010年、社会評論社)、『回想の中野重治』(2013年、社会評論社)など

*49:「奴隷小屋に蔓延した伝染病」を予防するためには「奴隷小屋を焼き払うしかない(助かる見込みがないのでその際、病気に感染した奴隷(ルリ王子の母親を含む)は一緒に小屋ごと焼き殺すべきだ)」と側近に言われてそれを実行したという話です。