今日の産経ニュース(2022年10/21分)

今国会で救済法案成立 高額献金問題で与野4党 - 産経ニュース
 「共産、社民、れいわ、国民民主」といった他党を無視して、自民、公明、維新とのみ勝手に話を進める泉立民には心底呆れます。そしてid:kojitaken立民・泉健太がまた妄言「日本維新の会は改憲(を掲げる)政党ではあるが、実はそんなに差がないと思っている」(呆) - kojitakenの日記で批判していますが、あげくのはてが

立憲・泉代表「9条も必要なら憲法審で議論すればいい」 [立憲]:朝日新聞デジタル2022.10.21
 日本維新の会改憲(を掲げる)政党ではあるが、実はそんなに差がないと思っている。憲法裁判所、緊急事態条項は、我々も議論はやっていいと思っている。決定的な対立ではないのかな、と感じている。

です。本当に立憲民主党はどうしようもない。政治的妥当性を無視して、「選挙の利益」オンリーで考えてもこんな態度は「野党共闘を支持するリベラル層が立民から離れ、一方で自民、維新、国民民主を支持するような右派はほとんど立民を支持しない(それどころか自民や維新が『立民が我が党にすり寄った』と宣伝し、自民、維新支持層の支持を強固にしかねない)」惨状にしかならないでしょう。
 その結果が「泉代表での参院選惨敗」であり、それについて「反省したはず」ではなかったのか。やはり「泉の代表辞任」がなければ立民の衰退には拍車がかかるだけでしょう。「統一協会疑惑」という「自民の自滅」だけで何とかなると思ったら大きな間違いです。居直る泉と言い、泉を代表から下ろせない立民関係者と言い醜悪としかいいようがない。


二・二六事件の襲撃、東京・杉並にも 区立郷土博物館で特別展 - 産経ニュース

 第一次世界大戦の総力戦で、勝敗にかかわらず疲弊する欧州諸国*1を見て「軍隊は戦争をしないためのもの、という非戦論*2を唱えた」(杉並区立郷土博物館の茶園紘己(ちゃえん・ひろき)学芸員)。

 事実なら「良識派」といっていいでしょうが
【1】当時の日本は1931年の満州事変以降、中国との戦争に突入していた
【2】そんな日本において渡辺は陸軍大学校長、陸軍航空本部長、台湾軍司令官、陸軍教育総監の要職を歴任
なので「ホンマかいな?」ですね。渡辺が226事件で殺されることなく、生きていたとして「東条英機(第二次、第三次近衛内閣陸軍大臣、首相など歴任。戦後、戦犯として死刑判決)」など「他の陸軍幹部軍人」同様、「日中戦争、太平洋戦争」に関与し、場合によっては「戦犯として裁かれた」だけではないか。
 「死人に口なし」と言うと変ですが「死んだこと」で「事実に反する変な美化」をやらかしてないか?
 なお、この書きぶりでは「非戦論なので暗殺された」と言う誤解を招きそうですが渡辺の暗殺は、青年将校が傾倒していた「皇道派のボス」真崎甚三郎*3陸軍教育総監更迭後の後任総監であったため「真崎更迭の共犯者」と見なされ敵視されたことが理由です。


【正論】急げ「実子連れ去り」問題解決を 日本大学名誉教授国士舘大学客員教授・百地章 - 産経ニュース
 内容からすれば「民法学者」にコメントを求めるべき所「何で百地なんだ?」ですね。


立民・泉氏「意見承った」繰り返す 打越氏の信仰質問めぐり - 産経ニュース
打越氏「信者か」質問 立民・泉氏、重ねて評価避ける - 産経ニュース
 打越質問について「何ら問題はない」とも「不適切だった」とも言わず逃げる辺りが泉らしい不誠実さです。こういう行為が「立民の支持率を下げてる」と言う自覚はないのか。


立民「信仰」質問が波紋 友好的な政党や識者も一線 - 産経ニュース

 共産党の田村智子政策委員長は会見で「私たちはそういう質問はしないですよね、ということに尽きる」と述べ、党として同調しない考えを示した。さらに、野党共闘の強化に尽力してきた政治学者の山口二郎氏はツイッターで、「信教の自由を理解しない暴言であり、謝罪、撤回すべきと私も思う。統一教会問題を追及する際の論理構成について、立憲民主党は再確認すべき」などと警鐘を鳴らした。

 むしろ問題視する共産*4山口二郎氏の方がおかしいと思いますね(但しあえて言えば「我々はそういう質問はしない」と言うにとどめた共産の方が俺的には山口よりまし)。つうか立民の問題点はそこじゃなくて岡田幹事長が統一協会と関係があったのにまともに釈明してないことでしょう。また統一協会にも「松原仁」のような「改憲ウヨ」「ジェンダー平等否定ウヨ」はいるわけで、そういった連中が「統一協会と政策協定を結んだりしてないのか?」も重要な問題です。
 それにしても「橋下市長(当時)の違法アンケート」「国葬による弔意押しつけ」などはろくに批判しないくせに、産経も良く言います。「人事権をバック」に「部下に回答を強要した橋下」「教員に弔意(半旗掲揚など)を強要した山口県教委」等と違って、「山際と立民議員」は上下関係にないんで強制性ないのに。


〈独自〉海保予算大幅増へ 安保関連予算算入で政府 - 産経ニュース
 「軍縮派」「福祉充実派」の俺としては「ふざけるな」と怒りを禁じ得ません。


<独自>「絶対に許せない」金融商品マルチで娘失った母の怒りと悔恨 - 産経ニュース
 詐欺というのは、現在から過去へ逆算していけば、だれも引っかからない(が、その場での判断を余儀なくされるのが厳しい) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)で紹介された「自殺した女性の母親」が提訴したようです。当然の提訴でしょう。
 しかしこうしたマスコミ報道も「安倍暗殺→統一協会に批判→アムウェイなど同類の悪人(詐欺師)への批判」つう流れかと思うと「安倍殺害がなければこうはならなかったのだろうか?」と複雑な気持ちになります。
 ちなみにこの産経記事に名前が出てくるマルチ商法「ジュビリーエース」を知人に紹介し被害を与えたことが発覚して離党に追い込まれたのが「元れいわ新選組」の宮城千恵・宜野湾市議です(例えばれいわ新選組の市議 違法投資勧誘で元教え子とトラブルに|NHK 沖縄県のニュース参照)。
 宮城は市議を辞めるべきだし、「まともな身体検査ができず」またれいわ山本太郎代表「プリティ宮城氏も被害者だ」 道義的責任に言及、処分は考えず(沖縄タイムス) - Yahoo!ニュースが批判するように当初は宮城をかばおうとした山本太郎・れいわ代表にも心底呆れます(結局はかばいきれず離党ですが)。れいわなんぞを支持する人間の気がしれません。


【産経抄】10月21日 - 産経ニュース

 旧統一教会との接点*5や事務所賃料をめぐる疑惑*6について、3閣僚への野党の追及が続いている。要領を得ない答弁を繰り返しながら、地位に恋々とすがりつく姿を「粘り腰」と評価する人はいまい。見苦しいばかりだ。

 ここまで言いながら「彼らを更迭しない岸田」は批判しない点が所詮産経の限界です。
 「岸田が更迭する」と「岸田の責任問題」になるので「自分から辞めろ*7」と言いたいのでしょう。
 かつその理屈なら「モリカケ桜疑惑など」で要領を得ない答弁を繰り返しながら、地位に恋々とすがりつく首相・安倍とそんな安倍を擁護し続けた産経も見苦しいばかりでしょう。勿論、実際には安倍を「粘り腰」と評価したのが産経ですが。

*1:勝ったのが英仏、負けたのがドイツです。

*2:戦後の専守防衛論のような物か?

*3:台湾軍司令官、陸軍教育総監など歴任

*4:なお、共産の場合、立民に腹を立ててるのはこんなことではなく、ウヨの泉が「敗戦責任も取らずに代表に居座ってる」上に、共産との野党共闘に後ろ向きで、維新にすり寄る姿勢を取ってることでしょう。山口氏もリベラルを自称するなら、そうした泉の態度をもっと批判したらどうなのか。

*5:山際経済再生担当相のこと

*6:寺田総務相、秋葉復興相のこと

*7:実際、過去の大臣更迭は『1947年、片山内閣での平野農林相(平野が西尾官房長官と対立したため)』、『1953年、吉田内閣での広川農林相(広川が野党の内閣不信任案に同調し、採決を欠席したため)』、『1986年、中曽根内閣での藤尾文相(藤尾の韓国併合正当化発言への韓国政府の抗議)』、『2005年、小泉内閣での島村農水相衆院解散の閣議決定への署名拒否)』『2010年、鳩山内閣での福島少子化等担当相(沖縄基地問題での閣議決定(県外移設を否定)への署名拒否)』しかありません(罷免 - Wikipedia参照)。