維新、梅村参院議員を参院法務委から更迭 質疑「不適切」 - 産経ニュース
維新ですらかばいきれなかったわけですが、国会代表質問であって個人的発言ではないので梅村の個人責任で済む話ではない。
また梅村についても党として「除名処分」等もっと重い処分がされて当然です。
維新大阪府議団代表、女性市議にパワハラ LINEで「ふざけんな」 - 産経ニュース
女性市議にパワハラの維新府議「一緒に帰るものだと…」 記者団とのやり取り詳報 - 産経ニュース
まともに処分せず口頭注意で片付けようとしてる等、「不祥事のデパート」維新らしいゲスさです。
それにしても今日も松竹伸幸に悪口する(2022年12/2日分)(副題:党首公選制とパワハラをこじつける松竹に呆れる)(追記あり) - bogus-simotukareのブログでも批判しましたが、「小池パワハラ問題」の際に「パワハラ撲滅」を「党首公選制」にこじつけていた松竹伸幸には「党首公選制・維新」でのこの事件をどう思うのか小一時間説教したいですね。
「選挙民=パワハラ被害を受ける可能性のある人間、とは限らない(むしろそんな可能性のある人間の方が少ない)」のに松竹も良くもデマがほざけたもんです。「選挙で選ばれた泉元明石市長」のパワハラをどう松竹は説明するのか?
暗殺者に同情する日本…首相襲撃事件の核心 筒井清忠 - 産経ニュース
「安倍の統一協会との癒着」「山上の統一協会被害」を考えれば「同情」は当たり前の話です。
筒井て「こんなに残念な人間だったのか」と呆れます。
なお、筒井*1の研究対象である「226事件*2(高橋*3蔵相、斎藤*4内大臣、渡辺*5陸軍教育総監の暗殺)」と「山上の安倍暗殺」は全然性格が違うので比較対象には全くなりません。そもそも、226事件当時はともかく今時右翼でもなければ226事件を正当化などしない。
また山上はともかく、
◆大久保利通*6暗殺(1878年)
◆森有礼文相暗殺(1889年)
◆原敬暗殺事件 - Wikipedia(1921年)
◆浜口*7首相狙撃事件(1930年)
◆血盟団事件 - Wikipedia(1932年、井上*8前蔵相など暗殺)
◆五・一五事件 - Wikipedia(1932年:三上卓*9らが犬養*10首相暗殺)
◆相沢事件 - Wikipedia(1935年:永田鉄山・陸軍省軍務局長暗殺)
◆浅沼稲次郎暗殺事件 - Wikipedia(1960年)
◆長崎市長銃撃事件 - Wikipedia(1990年)
◆石井紘基刺殺事件 - Wikipedia(2002年)
◆長崎市長射殺事件 - Wikipedia(2007年)
の犯人等、「暗殺者一般(未遂含む)」が日本で同情されてる事実もない。岸田襲撃犯だってどう見ても同情などされていません。
また「逆に」例えば
◆安重根(伊藤博文*11暗殺犯)
韓国民にとって英雄
◆ガンジー暗殺犯、サダト(エジプト大統領)暗殺犯
当地のイスラム過激派にとっては英雄
◆ラビン*12(イスラエル首相)暗殺犯
ユダヤ過激派にとっては英雄
でしょうし、「特定の集団」において暗殺犯が同情されたり、英雄視されたりすることは「是非はともかく」勿論「外国においても」珍しいことではない。
▼昭和26(1951)年、発足したばかりの東京電力など9社は、大幅な電力料金の値上げを打ち出した。
▼物価高に苦しんでいた消費者は猛反発する。矛先は安左エ門*13に向けられた。将来の日本復興を見据えれば、電力会社の経営安定のために値上げは絶対に必要だ。安左エ門の信念はいささかも揺るがなかった。
▼値上げの理由は、ロシアのウクライナ侵攻による石油や天然ガスなど火力発電燃料の価格高騰である。一方で関西電力や九州電力は今回、値上げの申請をしなかった。原子力発電の再稼働が進んでいるからだ。
▼安左エ門は何より「電力の安定供給」を重視した。その観点に立てば、脱原発が国民の生活を危うくするのは明らかではないか。
前半の松永云々は「原発再稼働」云々の正当化とは全く関係がない。まさに死人に口なしとはこのことだ(こんなことに黒澤明や中村哲を持ち出すな(呆れ)) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)の一例でしょう。
なお、産経的には「そういうこと(原発稼働→電力料金安定)にしたい」のでしょうが、「中部電力(産経が名前を挙げてない。現在、原発は稼働してない)」も今回「値上げの申請をしなかった」ので、「それが事実かどうか」は甚だ疑問でしょう。
また「国のダメ出しがあった」とはいえ、東北電力が電気料金値上げ幅を引き下げ 32.94%→25.2% | khb東日本放送という「値上げ幅の大幅ダウン」は値上げ幅が何処まで合理的な代物かを疑わせます。
<独自>児童手当、第3子以降は月3万円に拡充検討 従来の2倍以上に - 産経ニュース
早期解散が噂される中、どうしても「選挙前のばらまきか?」感は拭えません。
【阿比留瑠比の極言御免】LGBT法案、岸田首相はなぜ急ぐ - 産経ニュース
むしろここまで反対する方が「何故?」ですね。要するに「LGBT差別が酷い」ということですが。
岸田について言えば「可能ならばG7開催中に、それが無理でも開催後、早急に可決してイメージアップにつなげたい(そして解散総選挙につなげたい?)」ということでしょう。今や自民党支持層ですらLGBT差別者の方が少ないと言うことです。
*1:著書『西条八十』(2008年、中公文庫)、『近衛文麿』(2009年、岩波現代文庫)、『昭和戦前期の政党政治』(2012年、ちくま新書)、『満州事変はなぜ起きたのか』(2015年、中公選書)、『陸軍士官学校事件』(2016年、中公選書)、『戦前日本のポピュリズム:日米戦争への道』(2018年、中公新書)、『天皇・コロナ・ポピュリズム』(2022年、ちくま新書)など
*2:226事件関係の筒井の著書として『二・二六事件とその時代』(2006年、ちくま学芸文庫)、『二・二六事件と青年将校』(2014年、吉川弘文館)など
*3:日銀総裁、第一次山本、原、田中、犬養、斎藤、岡田内閣蔵相など歴任
*4:第一次西園寺、第二次桂、第二次西園寺、第三次桂、第一次山本内閣海軍大臣、朝鮮総督、首相、内大臣を歴任
*6:大蔵卿、内務卿等を歴任
*7:加藤、第一次若槻内閣蔵相、第一次若槻内閣内務相等を経て首相
*9:戦後は三無事件に関与したことで知られる。
*10:第一次大隈内閣文相、第二次山本、加藤高明内閣逓信相等を経て首相
*11:工部卿、宮内卿、首相、枢密院議長、貴族院議長、韓国統監等を歴任。元老の一人
*13:1878~1971年。1922年、東邦電力(中部、関西、四国、九州がエリア、現在の中部電力、関西電力、四国電力、九州電力の前身)を設立し副社長に就任。1928年には社長に就任し「電力王」と呼ばれた。戦争の激化に伴い、特殊法人の日本発送電会社が設立され、これに伴う東邦電力の解散(1942年)を期に松永は一時、引退。戦後、日本発送電の民営化が課題になると、吉田茂首相に電気事業再編成審議会会長に抜擢された。その後も「電力中央研究所」理事長などを歴任。1964年に生存者叙勲制度が制定された際、最初の叙勲で松永は勲一等瑞宝章に内定するが、池田首相から打診された松永は「人間に順位をつけるとは何ごとか」と激高し、受章を拒否。困った池田は松永と親しい永野重雄(1900~1984年:富士製鉄社長、新日鉄会長、経済同友会代表幹事、日本商工会議所会頭など歴任)に説得を依頼。永野は、「あなたが叙勲を受けないと、生存者叙勲制度の発足が遅れて、勲章をもらいたい人たちに、迷惑がかかる。それに、あなたは老い先が短い。死ねば嫌でも勲章を贈られる」と説得。松永は叙勲を受けることは了承したものの、勲章授与式を欠席した。その後松永は『栄典の類は反吐が出るほど嫌い』として、死後を含め全ての栄典を受け取らないことを公言。松永が逝去した際に佐藤栄作内閣は、叙位叙勲を即日決定したものの、遺族は松永の遺志を尊重し辞退した(松永安左エ門 - Wikipedia参照)。