共産党綱領と朝鮮戦争・了 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
2015年以来、志位氏がそうやって議論を提起したのに、「赤旗」でも「前衛」などでも、党や「赤旗」の幹部がそれをさらに展開するようなものは書かなかった。
で「志位の提起を建設的に発展したのが俺の文春新書なのに志位は感謝せずに不当にも除名した!」「何故志位は『志位の一番の理解者、最大の理解者であるこの俺』を除名したのか!」と「本気」なのか、「だから文春新書の主張は、党綱領、規約、方針の枠内で問題はない、除名処分は不当」と強弁するための詭弁かはともかく*1、アホなことを言い出す松竹です。党支持者は勿論、「党批判者」「反党、反共分子」も多くは賛同するとは思えない。
多くの「党批判者」「反党、反共分子」は「無理解な志位が松竹を除名した」と評価しているからです。「松竹と志位の政治認識は近い」などという「松竹のようなトンチキな認識」はしていない。
そもそも「誰も展開しなかった」も何も、志位氏が本気で「松竹のような認識」であるなら、彼自身がそうした「展開をした」でしょう。何も「他人の展開」を待つ必要もない。
党委員長という立場にあるのだからそうした展開はいくらでも可能でしょう。
勿論彼の独力ではなく、「党職員」や「党員学者」のサポートを得ての話ですが。
そうしなかったこと自体「志位氏が松竹のような認識をしてなかったこと」の証明でしょう。
そもそも志位氏と「認識が概ね同じ」と強弁するなら、何故「2006年に党本部職員を退職した」のか。党本部に勤務し続け何故志位氏をサポートしなかったのか?
志位氏とは意見が合わないと思ったから辞めたのではないのか?
そう強弁するなら何故「文春新書」を刊行する前に志位氏に意見具申しなかったのか。志位氏は「松竹からこんな意見具申はされたことがない」と言い、松竹もその事実を認めています。
これらの幹部達は、本当に61年綱領から一歩も出ていなくて、安保廃棄と自衛隊違憲、解消しか考えていないのである。だから、志位氏がどんどん踏み込んでいった際、にがにがしく思っていたのだろう(だから何も書かないでいた)。
しかし、自分の意見を志位氏に言うでもなく、異論を唱えることもしなかった。そして、大会や中央委員会での採択にあたっては、内心では反対しているのに、役員としての地位や給与を手放したくなかったので、賛成票を投じてきたのに違いない。
いまや志位氏の周りには、その程度の幹部*2しか残っていないとすると、党の将来は暗い*3ものである。
「はあ?」ですね。赤字部分は完全な誹謗中傷です。
「俺(松竹)の方向性こそが志位氏の主張を建設的に発展した物であり、俺を批判する連中は内心では志位氏の方向性に反対だったのだ」とは奇想天外すぎて絶句です。そもそも「志位氏自身」が松竹を批判してるのに何でそういう意味不明な話になるのか。
松竹の方こそ党を愛してるからではなく党員としての地位を手放したくなかったので、(党大会での除名撤回を目指すと強弁し)離党しないのに違いないでしょう。
勿論それは「党内外に支持者が全くおらず」、除名されても「広範な人士による除名撤回運動」は全く起こらず、ニュース価値の低下でマスコミも今やまるで報じなくなった松竹が離党すれば確実に「今以上に世間に相手にされなくなる」からです(とはいえ、今も世間に全く相手にされていませんが)。
そもそも本気で松竹が「党大会での除名撤回」を目指すのなら、「党大会出席者」である党中央委員たちを役員としての地位や給与を手放したくなかったので、賛成票を投じてきたのに違いない。いまや志位氏の周りには、その程度の幹部しか残っていないとすると、党の将来は暗いものである。等と誹謗するのは完全に逆効果です。
悪罵しなくても除名撤回に動かないでしょうが、そんな悪罵をされて除名撤回に動くわけがない。勿論「党中央委員の多数」を「松竹シンパ」に変える秘策でもあるなら話は別ですが、そんな策は松竹にはないでしょう。
完全に「支離滅裂」「意味不明」な松竹です。松竹にはもはや、まともな政治的展望は何もないのではないか。もはや誰からもほとんど相手にされない立場に落ちぶれた松竹です。
台湾に中国が武力行使し、アメリカが対応した際、かつての朝鮮戦争のときのように、最初は「アメリカの侵略だ」と言ったり、それが通用しないと「中国の内戦にアメリカが介入したのが悪い」と言い出しかねない。
そもそも朝鮮戦争について言えば「どちらが先に侵攻したか」はっきりしたのは「ソ連崩壊後のこと」であり、日本共産党が意図的に嘘をついていたわけではない。
今回、仮に「中国が侵攻した」として「どちらが先に侵攻したか分からない」と言うことはまずないでしょう。
また、台湾問題は「どちらが先に侵攻するか」ではなく「『独立宣言したら武力行使も辞さない』と中国が声明している中、台湾が独立宣言することをどう評価するか?」なので、松竹の主張はポイントを完全に外しています。
なお、日本共産党に限らず、自民党、米国共和党、民主党なども含めて「よほどの反中国、親台湾」でない限り、「台湾は独立宣言すべきではない」としています。
こうした状況下において台湾が独立宣言を強行することは考えづらいし、独立宣言がない限り中国は侵攻しないでしょう。
中国の発言は「侵攻したい」というよりは明らかに独立宣言封じにすぎないし、「独立宣言しなければ侵攻しない」と言う公約を破れば、「現在ロシアに対して行われてるような対中国経済制裁」は避けられないでしょう。
「欧米の制裁を恐れて」でしょうが香港デモに「機動隊は投入しても最後まで軍は投入しなかった中国」が台湾侵攻などと言う博打を打つとは思えません。
「台湾の軍事力がよほど弱体化する」「中国が侵攻しても欧米の制裁が全くない」なら話は別かもしれませんが、そうした想定は明らかに現実的ではない。中国の台湾侵攻は「まずあり得ない」と考えていいでしょう。
なお、以上は松竹記事に投稿しますが、いつものように掲載拒否でしょう。松竹の「自由な言論」という大嘘にはいつもながら呆れます。