今日も「反党裏切り分子」松竹伸幸に悪口する、ほか(2023年3/18日分)

「容共は戦争当夜の声」 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
 歴史が示す「反共は戦争前夜の声」に対する批判のつもりのようですが「はあ?」ですね。 

 私としては「赤旗」で名指しの批判などがないかぎり、統一地方選挙が終わる4月後半まで、除名問題をめぐって*1党のことを批判的に取り上げることはしないでおこうと思っている。

 「「赤旗」で名指しの批判がない限り、しないと確約する」のではなく「「赤旗」で名指しの批判などがない限り、しないでおこうと思っている」と言う辺りが松竹らしいせこさです。「など」とは一体何なのか?
 何故「しない」と確約、断言できないのか。できる限り、曖昧に表現し、統一地方選期間内でもいつでも党批判できるようにしたいという算段でしょう。何処まで下劣なのか。

 こうなる以前、共産党に対するメディアへの期待は大きいものであった。

 松竹的にはそういうことにしたいのでしょうが、とてもそうは思えませんね。
 マスコミが共産党を好意的に報じた報道など「松竹除名前」から、最近は見たことがないですが。

◆不破『マルクスは生きている』(2009年、平凡社新書)、『不破哲三・時代の証言』(2011年、中央公論新社

など大手メディアからの共産幹部の著書出版もしばらく前の話です。
 むしろ

自民・野田聖子氏「医療的ケア児の息子、公立保育園断られた」 京都で支援考える講演会|社会|地域のニュース|京都新聞2023.2.12
→医療ケア児の子どもを持つ野田聖子を「そうした方面で頑張ってる」と礼賛。
 共産党の除名処分「党内民主主義が機能していないのでは」 有識者が指摘する「党外への影響」|社会|地域のニュース|京都新聞(2023.3.18)なんて反共記事を書く京都新聞が「野田美化」とは「ああ、やはり反共&自民万歳新聞か(呆)。予想の範囲内だけどね(苦笑)」を禁じ得ません。
G7会合で河野担当相「世界のデジタル社会を一つに」「親族が大勢群馬」 上毛新聞単独インタビュー | 上毛新聞社のニュースサイト2023.3.15
→「デジタル相」河野太郎の「自画自賛」独演会を実施

など「共産以外の政治家へのおべっか記事」ならよく見ます。
 なお、これはマスコミ批判ではなく単に客観的事実の指摘にすぎません。もし「いや、共産を褒めるマスコミ記事もある」というなら松竹は何かそうしたマスコミ報道を出したらどうなのか。

 その際、どのメディア*2も一様に強調していたのは、自民党政治に対する野党の存在を確固としたものにする上で、もはや立憲に期待できるようなこともなく、あとは共産党が変わる*3という選択肢しかないね*4ということだった。そういう問題意識をみんな持っていたから、私の記者会見にも多くが参加してくれたのだ。

 「除名で全てが共産党にとってマイナスに変わった」と言いたい松竹的にはそういうことにしたいのでしょうが、とてもそうは思えませんね。
 単に「一枚岩と思われがちな共産党から造反者(松竹)が出た」という事実に「ニュースバリューがある」と思っただけでしょう。

自民党からの造反者(郵政選挙での離党組:多くはその後、郵政民営化を容認し、自民党執行部に頭を下げて復党しましたが)
◆立民党からの造反者(自民に移籍した今井瑠々)
文科省からの造反者(加計告発の前川元次官)
自衛隊からの造反者(セクハラ告発の五ノ井氏)
ジャニーズ事務所からの造反者(退所して新しい地図を結成した稲垣、香取、草薙)

など「造反者たち」に「一時的であれ」注目が集まったのと構図は全く変わりません。
 大体「もはや立憲に期待できるようなこともなく」とはどういう意味なのか。「立憲に期待できない」のに「松竹は立憲との野党共闘」を主張するのか。主張が意味不明すぎます。「論理の整合性、一貫性に欠ける」松竹らしい「頭の悪さ」と言うべきでしょうか。
 そもそも本当に共産党に期待してるのなら、「上から目線」で「共産党は変わるべき」と失礼なことを言ったりはしないでしょう。「変わってほしい」と思う場合でも、こんな失礼な物言いはしない。もっと気を遣うでしょう。「本当の支持者」とはそういうものです。松竹が脳内ででっち上げたデマカセを放言するからこういう不自然な話になる。

 「反共は戦争前夜の声」があらわしていた「戦争」とは、いうまでもなく朝鮮戦争(1950.6.25開始)のことである。

 勿論それも入りますが歴史が示す「反共は戦争前夜の声」を読むだけでも「ナチドイツのポーランド侵攻とそれ以前のドイツ共産党弾圧」「日中全面戦争前の三・一五事件」も意味してることは分かります。その点を何故松竹は無視するのか。

 岸田政権の大軍拡も、中国が台湾の武力解放を公言し、尖閣への侵入をくり返しているもとで、それへの対抗策として打ち出されているものだ。

 やれやれですね。「岸田軍拡」を中露、北朝鮮など周辺諸国のせいにする気なのか。
 もはやこの男は「岸田軍拡を容認する反党右翼分子」「除名されて当然の不良党員」以外の何物でも無いでしょう。
 「岸田軍拡を容認する松竹」などもはや、共産だけでなく「護憲平和運動」「左翼運動(社民党新社会党など)」などにとっても「不倶戴天の敵」でしかない。
 共産を離党して他党(自民、立民、維新、国民民主など)に入党するなり松竹新党を作る(そんな能力はないのでしょうが)なりしたらどうなのか。共産に在籍することは義務ではない(離党したければいつ離党してもいい)のですが、この男はここまで党方針を無視した物言いをして一体何がやりたいのか。紙屋もよくもまあ日本共産党の党内民主主義について - かみや貴行のブログ 1%でなく99%のための福岡市政をで松竹擁護なんて恥ずかしいことができたもんです。
 そしてkojitakenもよくもまあ「紙屋の松竹擁護」を権威主義と陰謀論をめぐるさまざまな問題 - kojitakenの日記で美化できたもんです。
 ついでに言えば中国は「台湾の武力解放」など公言していません。「独立宣言をすれば軍事侵攻もあり得る」と言う言明をそのように評価するのは認識の歪みが酷すぎる。また「独立宣言をすれば軍事侵攻もあり得る」は鄧小平時代からの主張で、昨日今日始まった主張でもない。
 「イラン、サウジの仲介」や「馬前総統の訪中受け入れや、いわゆる断交ドミノ(最近はホンジュラス)」を見るに中国は「独立宣言がない限り侵攻しない」でしょう。
 「敵対関係にあったサウジ、イランの仲介」をして平和外交をアピールしながら、「自ら台湾侵攻を強行する」のは「矛盾した行為」だし、軍事侵攻で手っ取り早く片をつける気なら「断交ドミノや馬前総統の訪中受け入れ(台湾への政治的牽制)」などする必要もない。
 尖閣にしても是非はともかく「尖閣国有化(野田内閣)」など日本側への対抗策であり、中国が一方的に何かを仕掛けてるわけではない。
 そもそもこの松竹の認識だと「訪中を表明した馬英九・前台湾総統」はどう評価されるのか。「中国にこびへつらう裏切り者」扱いか。
 いずれにせよ、「統一地方選は国政選挙ではない」ので、良かれ悪しかれ、「国政アピール」は選挙結果にそれほど影響しないでしょう。大事なことは「地方政治における争点」のアピールです。この点「安保論」しか興味の無いらしい松竹は論外の存在です。
 なお、世論調査では、共産党の支持率が松竹除名後も「ほぼ横ばい(なお、この点は他党もあまり変わらず、ほぼ横ばい)」であることを松竹がどう理解するのか聞きたいところです。
 「松竹除名後」も支持層(コアな支持層だけでなくソフトな支持層も含めて)は共産からほとんど離反しなかったと言う事実は「松竹が共産支持層に全く評価されてないこと」を示しています。共産支持層に評価されない松竹の主張(特に右翼的安保論)を採用してもかえって党勢が衰退するだけです。
 松竹が共産支持層に評価されない大きな理由は「松竹の右翼的安保論」でしょう(俺もその一人ですが)。
 松竹が「右翼的安保論なし」で「党首公選論」だけ唱えてれば今よりは「松竹に支持が集まった」かもしれません。勿論松竹にとって「右翼的安保論」は「絶対に捨てることのできない代物」でしょうが。
 なお、以上は松竹記事に投稿しますがいつも通り掲載拒否でしょう。


共産党が松竹伸幸氏に続き“京都の実力者”も除名の異常事態 問われる「市田」「穀田」の人間性 | デイリー新潮
 反党分子なら実力者だろうが除名されるだけの話です(本当に鈴木が実力者なのか知りませんが)。「異常事態」でも何でも無い。
 むしろ「実力者だから」といって甘い態度を取ったら示しがつきません。それにしてもこの種のウヨ雑誌では「いつものこと」ですが「正体不明の怪人」が党に悪口するだけですから信用性ゼロで話になりません(そもそも具体性にも乏しいのですが)。
 それにしても「以前から市田氏(副委員長、元書記局長)や穀田氏(国対委員長兼選対委員長)(どちらも京都の幹部)と鈴木は犬猿の仲だった」という週刊新潮記事が事実なら「そんな人間が善意で党に諫言するわけがない→どう見ても、鈴木の行為は善意ではない(明らかに反党行為)」「鈴木とグル(共犯関係)の松竹の行為も善意ではない(明らかに反党行為)」ですが週刊新潮にとっては「市田や穀田が以前から不仲の鈴木をついに抹殺した、市田らは悪辣だ」といえれば「鈴木の主張(善意の党改革論)は嘘ではないか」ということはどうでもいいようです。


吉村知事の共産党攻撃「民主主義の否定」/山下氏が反論
 松竹除名を利用したこうした維新の「共産への攻撃」に対して同調もしないが反論もしないという辺りが松竹のゲスさですね。
 「同調してない」と言い訳したところで反論せずに黙りである以上同調と同じでしょう。
 ここで松竹が「私は不当除名されたが、独裁政党・維新に民主主義を語る資格はない」「維新が私を政治利用するのは不愉快だ」と言えば「客観的には反党行為だと思うが、松竹は本当に主観的には党のことを真面目に考えていたのかもしれない」と「党内での株が上がる」かもしれないところ「黙り」であることによって「維新による党攻撃を喜んでるのか?」「やはり『松竹の主観的にも』党を憎悪し、敵対するただの反党分子、不満分子か?」と「党の内外(特に松竹に批判的な共産支持層*5、特にコアな支持層である党員や後援会員)」に否定的に思われてしまうところが滑稽な松竹です。そうしたことに気づかないバカなのか、気づいた上で「そう見られても構わない」と開き直ってるのかは知りませんが。
 なお、松竹記事に上記は投稿しますがいつも通り掲載拒否でしょう。「自由な言論」が聞いて呆れます。


共産がまたも党員を除名 「分派活動」統一選に影響も - 産経ニュース
 まあ「以前も書きましたが」影響はないでしょうね。「国政選挙」ならともかく、地方選挙で影響するのは地方の話題でしょう。
 影響があり得るとしたら「鈴木(京都の党に所属)やかもがわ出版(鈴木や松竹本の版元で京都に本社)が関係する京都」でしょうがそれすら影響があるかどうか。


相次ぐ党員除名、長崎新聞への抗議撤回 共産・田村政策委員長が見解 - 産経ニュース

 選挙について言及があった。鈴木氏は『このような一方的な処分をしたら統一選にも影響が出る』と発言している

 統一地方選に影響があるとは思いませんが「だったら統一地方選後に反党行為しろ」ですね。まさかあれが「党から喜ばれる、除名等の処分もない」等と思っていたとでも強弁する気なのか。

*1:追記:今日も「反党裏切り分子」松竹伸幸に悪口する(2023年3/23日分) - bogus-simotukareのブログに書きましたが松竹がわざわざ「除名問題をめぐって」と書いたのは「除名問題以外なら党へ悪口する」と言う話のようです。どこまで党を舐めてるのか(呆)。

*2:具体的な社名を挙げられないのが全く情けない。下手に名前を出してマスコミ側から「ニュースバリューがあると思ったから記者会見に出ただけで松竹の主張なんか一度も支持したことはない。松竹は嘘をついて自分を美化するな」と抗議されるのを恐れてるのでしょう。

*3:何で共産志位執行部に対して「上から目線」なのか。失礼にもほどがある(特に「不良党員」とはいえ、当時はまだ一応党員だった松竹が)。平社員(松竹のたとえ)が「根拠レス」で「俺の言うとおりすれば会社(共産のたとえ)は発展するのに、社長(志位委員長のたとえ)はバカだ」と放言するくらい馬鹿げてるのが松竹です。

*4:ならば松竹はその記者の名前を一人でも挙げたらどうなのか。口から出任せだからこそ一人も上げられないのでしょうが。

*5:「党外の支持者(党員や後援会員というコア支持層ではない)」という「ソフトな支持」とはいえ、俺もその一人ですが