講談社、ワニブックスを完全子会社化「市場の活性化に大いに寄与する」 - 産経ニュース
講談社がワニブックスを子会社化 200万部超「ホームレス中学生」など刊行 - 産経ニュース
出版不況だからこその「寄らば大樹の陰」なんでしょう。講談社と言えば「業界最大手の一つ」ですからね。
産経も何時までもフジの「背任まがいの支援(マジでフジは、産経新聞を切り捨てたがっているらしい - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)、赤字の会社がそのような資金援助を行うのってのは、完全な背任じゃないのという気がする - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)」に頼らないで、どこかの子会社になったらどうか?
本橋由香さんが死去 46歳の若さで 『激走戦隊カーレンジャー』イエローレーサー役や『ドンブラザーズ』ソノナ役など - 産経ニュース
知らない方(1978年生まれ、享年46歳)ですが「人生100年時代では早死に」ですね(ガンだそうです)。
安倍派事務所退去へ儀式 神棚を廃止し「一つの区切り」と座長の塩谷立元文科相 - 産経ニュース
政教分離の観点から「神棚設置」は問題だと思いますが「自民党の派閥では一般的」なのか?。それとも自民党最右翼「安倍派」限定なのか?
<主張>ニューカレドニア 仏は政情の安定に尽力を 社説 - 産経ニュース
南太平洋のフランス領ニューカレドニアで、地方参政権をめぐる憲法改正反対を理由にした暴動が起きた。
ニューカレドニアは日本では映画などで「天国にいちばん近い島」として知られる。
1966年に森村桂が「天国にいちばん近い島」という旅行記を学研から発表(後に角川文庫入り)し、それが1968年にNHK連続テレビ小説でドラマ化(但し題名は「あしたこそ」。主演は藤田弓子(1945年生まれ)、脚本はNHK連続テレビ小説『おしん』(1983年)で有名になる前の橋田壽賀子)
1984年には同名映画が角川書店のメディアミックス路線で公開されます(主演はいわゆる角川三人娘*1の一人で、角川映画『時をかける少女』(1983年)でも主演した原田知世(1967年生まれ))(以上は天国にいちばん近い島 - Wikipedia参照)。「天国にいちばん近い島」が有名になるのは角川映画が始まりでしょう。そんな原田ら角川三人娘も今やアイドルでは無く「大人の女優」に変化しましたが。
混乱が長引けば影響力拡大を狙う中国の干渉を呼びかねない。仏政府は事態の沈静化に努めるべきだ。
先住民族は人口の4割を占める。選挙での彼らの比率を下げないよう、地方参政権は1998年以前に住んでいた人々などに限られていた。
仏本国の議会が、ニューカレドニアに10年以上居住する住民にも地方参政権を拡大する憲法改正案をつくったところ先住民の独立派が撤回を求めて暴動が始まった。
仏政府が警戒するのは中国だ。ニューカレドニアでは、フランスからの独立を問う住民投票が2018年以来3度実施され、いずれも否決された。だが独立派は活動を続けている*2。仏国防省傘下の研究機関は「独立派は中国の影響下にある*3」と指摘した。
ニューカレドニアは重要鉱物ニッケルの生産で世界3位だ。ニッケルは電気自動車(EV)のリチウムイオン電池などの材料で需要増が見込まれている。独立派はニッケル資源があるため独立可能と算盤をはじいている。
ニューカレドニアが独立して親中政策をとれば*4、ニッケルの国際供給網や軍事バランスが崩れる。オーストラリア東方に位置するため、中国海空軍による情報収集や米豪の交通遮断の根拠地になる恐れがある。
フランスが太平洋国家の性格を失って、インド太平洋への関心が揺らげば対中抑止が弱まる。
「独立派のバックに中国がいる」「独立したら中国を利する」と決めつけるこの物言いは「沖縄基地問題での物言い(米軍基地が撤退したら中国を利する)」とそっくりでいつもながらうんざりします。
そもそも問題は
「独立することがニューカレドニア住民にとっていいことかどうか」
「独立するにせよ、しないにせよ(独立論が強いとされる)現地住民、特に先住民族とフランスはどう付き合っていくか」
「暴動の原因となった地方参政権をめぐる憲法改正についてどう考えるべきか(当面憲法改正すべきでないなど)」
等と言う話であって「ニッケル権益」「軍事バランス」「中国の海洋進出」だのばかり語る産経にはいつもながら呆れます。
*1:原田の他は角川映画『野性の証明』(1978年公開)でデビューした薬師丸ひろ子(1964年生まれ)、角川映画『伊賀忍法帖』(1982年公開)でデビューした渡辺典子(1965年生まれ)
*2:「英国のスコットランド」「スペインのカタルーニャ」「カナダのケベック」等も「運動にどれほど現地住民の支持や展望があるか」はともかく独立運動自体は今もあるでしょうから何ら不思議ではない。
*3:勿論影響下にあるかどうかは分かりません。独立を嫌うフランスのネガキャンかもしれない。というか、こうした物言いが「台湾独立派は欧米の支援を受けてる」「中国への内政干渉だ」という中国の物言いと「そっくりな物言い」であることに産経は何とも思わないのか。産経は「台湾住民が独立を望むなら認めるべき」「中国の物言いは台湾住民に失礼」と中国を散々非難していたのに、ニューカレドニアだとこれだから呆れます。
*4:勿論取るかどうかは分かりません