リベラル21(阿部治平)に悪口する(2025年9/13日分)

リベラル21 中国がインドに接近する理由(阿部治平)
 アンチ中国の阿倍が「中国に悪口してるだけ」の駄文です。
 領土問題を抱え、過去には軍事衝突したこともある「中国とインド」が友好関係にあることは基本的に悪いことではないでしょうが、

 インド政府が(ボーガス注:チベット)亡命政府の活動を制限するとか、いや、それ以上にインドから追放*1してくれればありがたい。

として「チベット亡命政府ダライラマ・グループ)が苦境に陥るかも」と言う見方しか出来ないところが「反中国、親チベット」の阿部らしい。
 なお、そうした思惑(チベット問題でインドが中国に配慮すること)がないとは言いませんが、それよりも単純に「交易の利益」じゃないですかね?。ダライ云々よりもメインは「交易の利益」だろうと思います。
 いずれにせよ「ダライグループ」への国際社会の注目は昔ほどではなく、中国は経済力とともに政治的発言権を強め、またダライ14世(1935年生まれ:存命者も勿論いるが、一方で既に1935年生まれの羽田*2元首相(2017年死去)などは故人)も高齢化で死去が間近な(そして14世が死ねば恐らくダライグループが大きな打撃を受けるであろう)今、ダライグループなど中国にとってそれほどの脅威でもないでしょう。
 なお、上記は阿部記事に投稿し、エラーもなく投稿できましたが、おそらく掲載拒否でしょう。
 賛同コメント以外掲載しない、阿部ら「リベラル21の連中」には心底呆れます。何処がリベラルなのか。


リベラル21 不安を抱えながら世界一の強国へ向かう中国(阿部治平)
 アンチ中国の阿倍が「中国に悪口してるだけ」の駄文です。

 習近平氏は中国人民に「強国建設と民族復興に向けた団結」を呼びかけたが、これは習氏が自己の求心力に不安があること、いいかえると中国共産党の支配者としての正統性が揺らいでいることを感じているからであろう。

 「何が根拠なのか?」ですね。
 中国以外の国でも「国民(あるいは民族)団結」や「強国建設」は「普通に口にされる言葉」ではないか。

 「抗日戦勝利80周年」の軍事パレードは、中華民国の抗日戦勝利を中国人民の勝利に読み替え、人民を指導したのは中共だったという虚構で成り立っているといってもおかしくはない。

 中国共産党も「日本軍と戦っていた」以上、「中華民国(あるいは中国国民党)の勝利であって中国共産党の勝利ではない」「虚構」云々と言いがかりを付ける「反中国共産党」阿部の方が「不当な言いがかり」でしょう。
 なお、こうした中国の式典を阿部のように「中国の国威発揚」とのみ見るのは果たして妥当かどうか。
 「日本の軍拡」など「日本の右翼的潮流」に危機感を深める中国側が「中国は日本の軍国化を、日本の侵略被害国として認めない」と牽制してる面もあるとみるべきではないか。
 そう考えれば、中国の式典を仮に「阿部のように否定的に評価する」にしてもそうした事態を生んでるのは「日本の軍拡」など「日本の右翼的潮流」であり、「自称護憲派軍縮派」阿部やリベラル21が「日本の軍拡」など「日本の右翼的潮流」を全面肯定しない限り、「中国を一方的に非難していい話ではない」でしょう。

 わたしは習氏がその気になれば毛沢東並みの終身国家主席になる可能性もあると思う。

 やれやれ(呆)ですね。
 現時点では、2013年に党総書記、国家主席に就任し、党総書記、国家主席の3期目(1期5年)に突入した(現在は3期目の途中)習氏が「4期目に突入するかどうか」も分からないとみるべきでしょう。
 勿論「3期で退任」を明言しておらず、任期制限もない以上「4期目に突入する可能性」はあるでしょうが、「3期で退任し、後任に道を譲る可能性」も当然ある。
 勿論退任したとしても退任後も、
1)岸元首相が、首相退任後も、子分の福田首相(岸内閣で自民党幹事長、農林相。その後も自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣蔵相、外相、田中内閣蔵相など要職を歴任。後に岸派を引き継いで福田派)や女婿の安倍晋太郎(岸生前(1987年死去)までに自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相など要職を歴任)を使って政治力を行使しようとしたこと
2)首相を退任した自民の麻生(最高顧問)、菅(副総裁)が党の要職について政治力を行使しようとしていること
のように、可能ならば「名誉職(最高顧問など)」についた上で、後継に指名した自らの子分を通じて「自らの影響力を保持しよう」とはするのでしょうが。
 いずれにせよ「公然と終身制度を導入すること」は国内外の批判を避けるためしないでしょう。
 無理に終身制にするよりも「任期制」にした上で「政治状況を見て柔軟に対応」しようとする(自らの国家主席、党総書記継続にあまり批判がなければ続けることも考えるが、そうでなければ後進(可能ならば習氏の側近)に道を譲った上で、ご意見番として彼を支える)のではないか。
 いつまで党総書記や国家主席をやるか分かりませんが、「後継に譲っても問題ない」と思えば意外とあっさり退任するのではないか。

 習氏は己の権力を不動のものとするため巧みに振る舞った。2012年当時国家副主席だった習氏は、胡錦涛温家宝政権とともにライバルと見られていた重慶市党書記・薄熙来汚職・身内の殺人スキャンダルで終身刑に処した。ついで(ボーガス注:石油部門の要職である石油工業部副部長、国営企業中国石油天然気集団総経理(社長)、国土資源部長(国土資源大臣)や公安部門の要職である公安部長(公安大臣)、共産党中央政法委員会書記を歴任し)石油・公安の「王」といわれた中央政治局委員の周永康を同じ疑いで投獄したのをはじめ、「蠅も虎も叩く」と呼号した汚職追放運動を展開した。

 習氏批判派はこれらを阿部のように「単なる政敵粛清」と描き出したがりますが、「習氏に遠いとされる人物」がそれほどの要職に就けず、

◆李強
 首相(中国共産党政治局常務委員兼務)。習氏が浙江省党委員会書記だった時代(2002~2007年)に浙江省党委員会秘書長
◆丁薛祥
 第一副首相(中国共産党政治局常務委員兼務)。習氏が上海市党委員会書記だった時代(2007年)に上海市党委員会秘書長

など、「習氏に近いとされる人物」が要職に就いてることはともかく、「犯罪摘発」は習氏が「この人物を放置するのはまずすぎる(危険すぎる)」「暴走して何をやらかすか分からないし、その結果として国内外の批判で政権に打撃では?」と思って処罰したんじゃないですかね?
 特に「習氏が最高権力者だった時代の周処罰」はともかく、「胡錦濤が最高権力者だった時代の薄処罰」を「習氏の政敵粛清」扱いするのは無理がありはしないか。

 習近平政権は南京事件七三一部隊の蛮行を描いた映画を見た群衆が「反日デモ」をやることは許さない。そんなことをしたら、「反日デモ」の一部は直ちに日本人や日本大使館、日本企業に矛先を向けるだろうし、それはまた「仕事をよこせデモ」となり、さらに「反政府デモ」に変る危険があると見るからだ。

 習政権が反日デモそれ自体を抑制するか、暴力デモにならず、平和的デモである限り容認するかは何とも言えないと思います(そもそも現状の中国において反日デモが起こるほど対日感情が悪いかどうかも疑問ですが)。
 いずれにせよ「反日デモそれ自体を抑制する」としても、それは「日中友好を重視」と言う話に過ぎないでしょう。
 そもそも「反日デモ」を抑制しようが「仕事をよこせデモ」「反政府デモ」が起こる可能性は当然あるでしょうし。

 考えると憂鬱になる。

 反中国の「阿部&リベラル21」らしいですが、「日中関係」と言う意味では憂鬱になる理由はないでしょう。
 習政権が、歴代政権(江沢民胡錦濤など)と比べ、特に「反日的」ということはないでしょう。
 民主主義の観点については「一党独裁であり、当然、色々と問題はあるが歴代政権(江沢民胡錦濤など)や他国の独裁的政権(他の共産党一党独裁政権(北朝鮮ベトナムラオスキューバ)、カンボジアのフン・マネット政権、ロシアのプーチン政権、エジプト軍事独裁など)と比べて、習政権に人権面で、格別に大きな問題があるとは思わない」「阿部ほど憂鬱にはならない」というのが俺の考えです。
 なお、上記は阿部記事に投稿し、エラーもなく投稿できましたが、おそらく掲載拒否でしょう。
 賛同コメント以外掲載しない、阿部ら「リベラル21の連中」には心底呆れます。何処がリベラルなのか。

*1:インドを出て行って欧米を本拠にされた方が中国的には「困る」かもしれないし、一度受け入れたのに、インドも「インドを出て行け」とも言いがたいので「活動制限」はともかく、「インド追放」はないのではないか?。というか「インドを出て行った後に、ダライグループを受け入れる国」が無い限り、そんなことはインドも言えないでしょう。

*2:中曽根、竹下内閣農水相、宮沢内閣蔵相、新生党党首、細川内閣副総理・外相、首相、太陽党党首、民政党党首、民主党幹事長(鳩山代表時代)など歴任