「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート158(追記・訂正あり)

■アジア自由民主連帯協議会【動画】2018年12月11日 シンポジウム「平成最後の年、激動のアジアと民主化の展望を語る」
http://freeasia2011.org/japan/archives/5546
 1時間23分程度の動画です。
 場所はウイグル料理レストランで、飲み食いしながらの「シンポジウム」だそうです。
 最初から司会より「忘年会を兼ねております」との話です。
 最初に「チベット出身ペマ・ギャルポ*1」の「兄貴ロディ・ギャリ(ダライ・ラマの側近、10/29死去)」と「勝谷誠彦(11/28死去)」の死について「この協議会への協力者だった」ということで1分間の黙祷。
 次に協議会事務局長・三浦小太郎の挨拶。
 挨拶内容について箇条書きで書いておくと
1)国連人種差別撤廃委員会においてウイグル強制収容所問題について勧告がされて良かった。日本国内のメディアでもいくつか報じるところがあって良かった
2)河添恵子*2藤井厳喜*3、石平氏*4ら講師*5の勉強会が出来て良かった
3)ロヒンギャ問題について、「メディアの報道とは異なる角度」から勉強会が出来て良かった
4)勝谷やペマの兄貴ギャリへの感謝の弁
などといったところです。
 1)についていえばただし、ウイグル問題での国連勧告やメディアの報道などはぶっちゃけ三浦らのウヨ団体の功績では全くありません。
 むしろ、三浦らウヨが「反中国のためのウイグル政治利用」なんて形でコミットすることは、ウイグル研究者・M谷N子氏*6が嘆いているようにむしろ逆効果でしょう。
 またこういう「三浦ら反中国ウヨの都合の良いとき(?)」だけ「国連ありがとう」というのは醜悪極まりないですね。
 国連(委員会や国連特別報告者など)は日本に対しても「慰安婦問題」「沖縄基地問題」「特定秘密保護法」等で批判的な勧告をしますが、それらについては「偏見」「反日」などと居直るのが三浦らウヨの訳です。
 3)ですが、ロヒンギャ問題について勉強会をしたと言いますが「メディアの報道とは異なる角度」つうのが「怪しい」ですね。
 「ミャンマー政府はロヒンギャ弾圧などしてない」という「とんでもない勉強会」だった疑いがあります。
 4)について、勝谷が「テレビに出なくなったこと」についていえば、晩年は「酒の飲み過ぎで体調崩壊」ですが

・当初は「差別暴言や『名誉毀損に当たりかねない放言』」について、世間の批判を浴びた上、次第に勝谷では視聴率もとれなくなってきたのでテレビ局が勝谷を厄介払いした

わけです。しかしその差別暴言を「問題ない」「問題視する方が悪い」と居直る三浦です。
 次にぺマの兄貴についての言及ですが三浦らウヨと一緒に「日本は北京五輪ボイコットしろ」と運動してたそうです。でそのとき、ペマの兄貴曰く「日本はアフガン侵攻を理由にモスクワ五輪をボイコットしたから、チベット侵攻を理由に北京五輪もボイコットすべきだ」。
 「おいおい」です。id:Mukke、I濱、阿部治平なんかは同意するかもしれませんが政治情勢が全然違いますからねえ。モスクワ五輪は米国の音頭取りでほぼすべての西側諸国がボイコットしました(これに対する報復としてソ連・東欧がロス五輪をボイコット)。北京五輪ではそんな動きはないわけです。
 かつモスクワ五輪ボイコットについて言えば、日本国内外で「ボイコットすべきではない」という批判も強かったこと、JOCや競技団体はボイコットしたくなかったのに「補助金を出さないぞ」と日本政府が脅してボイコットさせたことは有名な話です。
 次に協議会会長ペマから挨拶。
 まず彼の新刊『2020年、世界の覇権争い:世界はどう動き、日本はどうすべきかを読み解く』(2018年、あさ出版)の紹介。
 マイナー出版社だから駄目だとはいいませんが「今はペマもその程度の扱いなんだなあ」感が。
 そしてペマ曰く「兄の死はがん病死で、事前に覚悟していたからあまりショックではなかった」「むしろ突然の訃報を聞いた勝谷さんの方がショックだった」。
 「ホンマかいな?」ですね。どう見てもウヨ連中のおべっかでしょう。聞いてる連中も本心だとは全く思ってないでしょうが。
 それからペマによる「兄貴への思い出」などが語られます。実はこの部分がかなり長い。この動画は全部で1時間23分程度ですが、内容のほとんどがペマの挨拶です。何せ20分頃からペマの挨拶が始まり、終わるのが1時間15分頃ですから、ペマが延々55分程度挨拶です(ペマの挨拶つうか、演説つうかがほとんどで討議どころか質疑応答すらないし、シンポじゃねえじゃんと思います。シンポジストが複数いて、まずはシンポジウムテーマについて、シンポジストが各自発表をし、その発表を元に討議するのがシンポジウムだと思います)。特に興味もないので紹介は省略します。
 つうか、ペマの説明だけ聞いても正直、細かい部分は訳が分かりません。何せ「日本では政治家のホニャララ先生にお世話になりました」といっても耳で聞いただけではよくわかりません。これが「岸信介」とか超ビッグネームならともかく、そうじゃないですからね。
 他にも「ウンポの活動で海外とも連帯していきたい」とかペマの挨拶は「予備知識がない」とまるでわからない。
 ちなみに「ウンポ(UNPO:代表なき国家民族機構)」ですね。どういう組織かはウィキペディアでも確認して下さい。説明は省略します。
 その場にいた人間も正直理解できたのかどうか。事前に「ペマの挨拶の概要」でも印刷して配ってくれないと理解できないような内容です。
 ペマの挨拶で、明らかにおかしな部分としては「中国ガー、米国にかわって、世界の覇権を握ったら、アジアの国々(日本、韓国、インド、ASEAN諸国など?)は中国の属国になる」て、「なるか、バカ(そもそも中国は覇権握ろうとか思ってないだろうし、米国や全盛期ソ連だって何でも出来るor出来たわけじゃないぞ)」つうのがありますが、それ以外はそんなに変でもないかな。
 なお、覇権云々つう事について小生の考えを言えば「米国にせよ中国にせよどこの国にせよ」特定の国が覇権など握るべきじゃない、つうことです。きれい事ではありますが、それが理想でしょう。
 1時間15分で会長ペマの55分に及ぶ長い挨拶が終わり、1時間23分までの「8分間」が副会長イリハム・マハムティ(ウイグル出身)の挨拶で終わりです。イリハムの挨拶について内容紹介は省略します。


山上たつひこの傑作漫画「綴り方親子」再読(「能登の白クマうらみのはり手」収録)(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4873

 夢破れ破滅していく悲劇

 山上とは全く関係ないことを書きますが「夢破れ破滅していく悲劇」というのを書くのが本当に「うまいなあ」と俺が思うのは松本清張です。やはり「生家が貧しかったために進学できず高等小学校卒後、すぐ就職したノンエリート」「遅咲きの天才(1909年生まれで、1952年に初期作品『或る「小倉日記」伝」』で芥川賞を受賞した際はすでに43歳)」、つまり清張が「ある種の挫折やコンプレクスを抱えてる」つうあたりが、清張がそういう小説を書くのがうまい理由の一つでしょうか。
 悲劇なのに清張のうまさで、割と悲壮感なくすらすら読めてしまう(たださすがに『鬼畜』はすらすらとは読めませんが)。しかし後から悲壮感を感じてくる。
 彼の代表作『砂の器』にしてからが『夢破れ破滅していく悲劇』のわけです。
 ハンセン病患者の子として生まれ差別され、放浪していた人間(映画では加藤剛)が、過去を捨て去るために戸籍を偽造し、作曲の才能があったが故に有名新人作曲家となる。あげく『蔵相経験者(自民党大物代議士、映画では佐分利信)の娘(映画では山口果林)』が婚約者となり、名士の仲間入りというときに、『映画では緒形拳演じる元巡査』が現れ、彼は殺人を犯す。
 そしてその殺人を「映画では丹波哲郎演じる今西刑事」が暴いていくわけです。

今西
「彼に母親を去らせ、故郷まで捨てさせたものは一体なんでありましたでしょうか」
「それは父千代吉(映画では加藤嘉)の病気、当時としては不治の病といわれたらい病であります」
「この親と子が、どのような旅を続けたのか、それはこの二人にしかわかりません」

森田健作演じる若手の吉村刑事
「今西さん、和賀は父親に会いたかったんでしょうね」
今西
「そんなことは決まっておる」「彼はもう、音楽の中でしか父親に会えないんだ」

つう映画での丹波の名台詞(http://ginsuna.fc2web.com/serihu.eiga.html参照)は、丹波の美声もあっていつ聞いても泣けます。
 あるいは『球形の荒野』。太平洋戦争を早期終戦しようとした外交官はその夢に失敗したあげく『裏切り者』として付け狙う右翼分子のために日本を捨て、妻子を捨てざるを得なくなります。
 あるいは、芥川賞を受賞した『或る「小倉日記」伝』。一人の青年が『失われた鴎外の小倉日記』復元に人生を賭けますが、彼は志半ばで病死したあげく、皮肉にも「復元するまでもなく」小倉日記の原本それ自体が彼の死後、出現するわけです。
 あるいは『石の骨』。明石原人発見を主張したが『当時の学界主流』に「原人ではない」と否定された在野の考古学者・直良信夫をネタにした小説です(もちろん小説は事実そのままではありません、当然脚色があります)。
 直良が正しいのか、学界主流が正しいのかはともかく、現実においても、小説世界においても直良説は結局支持されなかったわけです。「他の業績」はともかく、明石原人については直良の夢は結局かなわないことになる。
 もし「直良説が間違い」なら直良は明石原人関係については、無意味なことをしていたのか。
 まあ他にも、清張作品はいろいろあるかと思いますが、「繰り返しになりますが」、「夢破れ破滅していく悲劇(破滅というのが言い過ぎとしても、夢が実現しない悲劇ではあるでしょう)」というのを書くのが本当に「うまいなあ」と俺が思うのは松本清張です。


広河隆一*7のスキャンダル(というか、ほとんどレイプ)について(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4870
 「田母神の政治資金規正法違反事件」
 「三橋貴明のDV問題」
 「小川栄太郎ネットワークビジネス関与疑惑」など、お仲間の不祥事については詭弁はいて批判を避けたり、時には「安倍のモリカケ疑惑」「安倍による安倍御用達ライター・山口某(元TBS社員)の準強姦のもみ消し疑惑」のように「事実無根」と詭弁で擁護さえする男が、まあ、広河氏のような「三浦が敵視する人間(左派ないしリベラル保守)」相手には居丈高に悪口ですから本当に呆れます。

 彼女たちがその時逆らえず、そして今まで訴えなかったのは、単に弱い立場だったからではない。おそらく「尊敬する『正義のジャーナリスト』がやることは間違っていない」「この人に嫌われたら自分の目指すジャーナリズムの世界では生きていけない」と思い込んでしまったからだし、あえて言えば、広河氏がそのような「洗脳」と「権力支配」をしていたから。

 とまでいう男が「慰安婦は公娼だ」といえる神経には心底呆れます。
 「広河氏と被害女性の関係」は少なくとも「旧日本軍と慰安婦」ほどの上下関係ではないでしょう。
 だからこそ今回、ついに告発がされたわけですが。
 「慰安婦と日本軍」ほどの上下関係にはない「広河氏と被害女性の関係」においてすら「被害直後に告発がされたわけではないこと」を考えれば慰安婦の被害告発が「被害直後でないこと」は三浦らウヨの因縁付けとは違い、何らおかしくないし、「広河氏の主観が合意の上での性行為*8でも、相手側がそうは思ってないならレイプも同然だ」と三浦がいうなら慰安婦など、「広河氏のケース」以上にレイプに該当するでしょう。
 どうしてこういう矛盾が三浦において生じるのかと言えば、三浦は「単に広河氏に悪口したいだけ」で女性の権利などかけらも考えてはいないからです。
 断言していいと思いますが、今回の件が広河氏ではなく「ウヨジャーナリスト」なら何も言わないでしょう。つうか伊藤詩織さんが告発した『今回の広河問題』と同様の事件である「安倍御用達ライター・山口某」の準強姦事件について何も批判的なことを言わないのが三浦の訳ですが(とはいえ一部のウヨが「安倍政権打倒目的の言いがかり」などと伊藤さんへの個人攻撃、人格攻撃、セカンドレイプに走ってるのに比べれば、『批判はしないがだんまり』というだけ、まだ三浦はましですが)。
 なお、伊藤さんは山口からの被害について『Black Box』(2017年、文藝春秋)という著書を出しています。これに対して、山口が「検察審査会でも起訴相当や不起訴不当とならなかったから俺が正しい」と強弁しながらも「名誉毀損」として訴訟を起こすなどして対抗できないこと自体が「山口の犯行」、つまりは「伊藤さんの告発の正しさ」を証明しているといっていいでしょう。
 あるいは福田元財務次官のセクハラ問題の時には「安倍、麻生批判したくない」つう理由で何も批判的なことは言わなかったのが三浦の訳です。
 たぶん、山口某が「安倍御用達ライター」ではなく、「アンチ安倍のライター」なら、そしてもみ消し疑惑の主犯が安倍でなく例えば『民主党政権菅総理*9なら』「伊藤さんの勇気ある告発に感動した」、「山口が許せない」、「レイプもみ消しが許せない」だの言ってるのが三浦でしょう。
 しかしモリカケと言い、山口のレイプ問題と言い、安倍の無法ぶりとそれを容認する安倍支持者には心底怒りを禁じ得ません。
 まあ、高世仁
■伊藤詩織さんがドキュメンタリー作品で受賞
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20180720
と書くように伊藤さんがレイプ被害後も安倍一味に屈することなく、活動してらっしゃるらしいことだけは本当に救いです。

 「破断層」*10という広河氏の小説は、ちょっといくら何でもというほど、パレスチナ側は正義の被害者、イスラエル側はナチスまがいの悪玉のように描かれていました。

 やれやれですね。結局三浦とはこういう男の訳です。
 「性暴力の問題」と「業績評価の問題」は全く別だろうに、結局ぐちゃぐちゃにしてしまうわけです。
 これが三橋だの小川だのなら「スキャンダルと業績は別だ」と言い出すのだから三浦のクズぶりには心底呆れます。id:noharra(野原燐こと本名・八木孝三)なんぞは、よくもまあ三浦なんぞと付き合えるもんです。
 俺ならいくら大金を積まれたって、三浦みたいなクズとのお付き合いは御免被ります。まあ、id:noharraも要するに「三浦の同類でクズ」てことでしょうが。


■「全日本南北戦争フォーラム」会報に、「黒人奴隷は『苦難の行軍』をしていたのか」を寄稿しました。(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4868
 吹き出しました。
 プロの研究者ならまだしも、素人の三浦によくもまあ「黒人奴隷」云々なんて文章を書かせるもんです。非常識にもほどがあるでしょう。
 まあ、それはともかく

奴隷制度研究書『苦難のとき アメリカ・ニグロ奴隷制の経済学』(R.W.フォーゲル、S.L.エンガマン共著 創文社
・この本はアメリカ南部の黒人奴隷制に対し(1)奴隷制は経済的に成功していた(2)黒人への鞭打ちは、それを奨励していた農園主の場合でもせいぜい一人当たり年に一回くらいだった(3)黒人奴隷の食事は、当時のアメリカの労働者とほぼ同じかむしろそれより上のレベルだった(4)衣類や住居も、当時の時代を考えれば決して粗末なものではなく、衛生にも気を配られていた(5)奴隷の家族も引き離されて売られるようなのはむしろ例外で、農園主は家族制度の維持に心を配り、むしろ不義を厳しく罰した、など、驚くような事実が述べられています。
 著者は以上のような事例を、当時の資料を駆使して説明しており、かつ、これらは別に農園主が人道的だったからではなく、そのようにしなければ奴隷は労働意欲を起こさず、主人にも忠誠を誓わず、その結果、労働の成果も上がらないという「企業経営」の視点からなされていたと説明しています。
 確かに考えてみれば、充分な食事を与え、衛生に気を配らなければ奴隷たちは病気になってしまうわけだし、機械化以前の農作業という厳しい労働に耐えられるはずもありません。

つう三浦の指摘は重要ですね。以下、三浦の紹介する本の指摘が正しいと前提しての話ですが、これは「欧米や日本の植民地支配(例えば朝鮮人強制連行なんかもそうか?)」だって「中国のチベットウイグル支配」だって、まあ例は何だっていいですが、何だって同じ訳です。
 「植民地支配だから、あるいは一党独裁だから、上から暴力的に押しつけます」では「鞭だけ」では社会は回っていかないわけです。
 で飴と鞭の両方が必要となる。
 とはいえ「あめ玉あげてるんだから、感謝してほしいわ」つう話ではない。別に善意であめ玉挙げてるわけじゃないし、刃向かったら鞭でたたくわけですから。
 三浦の紹介してる本だってまさか「黒人奴隷の生活は経済面では同時代の一般労働者と大して変わらなかったので、黒人奴隷制度には何ら問題なかったのです。奴隷制度廃止を主張した人々は間違っていたのです」なんつう本ではないでしょう。
 三浦だって中国のチベット支配では「チベット鉄道も出来たし、平均寿命も延びた。平均年収だって増えて経済的に豊かになったのに何で焼身自殺したり、ダライがインドに亡命したりするのか、わけがわかりません。チベット人には中国共産党に対する感謝の念が何でないのか?*11」とは言わないでしょう。
 それがなぜか「日本の韓国植民地支配になる」と「日本のおかげで当時の韓国は昔より経済的に豊かになった。感謝されてもいいくらいだ」と「経済的豊かさ」だけを持ち出して強弁するんだから心底呆れます。


■野原燐(id:noharra)こと八木孝三のツイートにコメント

野原燐
 新年号絶対粉砕!。明日から、核時代後74年、です。(西暦2019年も可。)

 「おっ、晩聲社だね、懐かしい!」ですね(今の晩聲社は違うでしょうが)。ちなみに俺の持ってる晩聲社の本(ちなみに中帰連編『三光・完全版』です)には「悪税分(ボーガス注:消費税分のこと)」なんて記載もあります(これまた今の晩聲社は違うでしょうが)。

参考

http://hotatelog.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-d745.html
■保立道久*12の研究雑記『核時代という紀年法を使うことを考えてよいのではないか。』
・私は、年賀状に、「核時代後」という紀年法を使っている。
・WIKPEDIAに「哲学者芝田進午*13が提唱したヒロシマ紀元」とあり、鹿野政直さん*14の『日本の近代思想』(岩波新書)に芝田氏の見解が引用されていることを知った。晩聲社和多田進*15鈴木邦男*16 にだした手紙から引用する。
 「芝田進午は、日本でヒロシマ紀元を提唱してきた哲学者である。」
「哲学者としての芝田は、『核時代の新しい哲学』の樹立をめざした。『それは一党、一派、一宗教、一世代、一階級、一民族の哲学ではなく、人類の哲学でなければならない』」と考えていた。……そんな「芝田進午の教えを受けた和多田進は、出版社である晩聲社の代表である。刊行する書物に『核時代』という年の表記を入れ始めた。第一号は一九八七年末に出版の小関智弘*17『鉄を読む』であった。奥付には『核時代四二年(一九八七年)一二月二五日初版第一刷』と入れた」ということである
(『メルマガ北海道人』22回、和多田進鈴木邦男10年目の往復書簡、13回。http://www.hokkaido-jin.jp/mailmagazine/mm_bn2.php?no=22#03)。

野原燐がリツイート
・産出的構想力
 韓国を普段から罵倒している馬鹿ウヨさんたちは、今こそ立ち上がるべき時ですよ。早急に宣戦布告して、戦場へ行き、全員玉砕しちゃって下さいませ。韓国と日本は、同じアメリカ製兵器を所持しているから戦力は互角です。平和ボケの分日本が負けるのは明らかです。

 いくらチキンホーク(口先だけのへたれウヨ)が嫌いだからって、こういう物言いは駄目でしょうよ。そもそも戦争など起こる可能性は皆無ですが。

・野原燐さんがリツイート
俵才記
 ネトウヨって馬鹿だね。
 あんたらの大好きな安倍ちゃん。今困ってるのよ。
 移民、消費増税、新元号公布時期、北方領土、拉致など身内からも批判され、支持率は下がるし、来年は日米FTAがあるし、景気が悪くなり、アベノミクスの失敗が露見するし、だから外に「敵」を作って誤魔化そうとしてるんだよ。

 イヤー、八木もここまで安倍批判するようになりましたか。ただし私見ではこれは安倍に対する過大評価で、安倍は「韓国がレーダー照射した!。で、向こうに非があるのか!。じゃあこの際、徹底的にたたいてやれ!」程度の感情論じゃないですかね。

野原燐
 「広河隆一氏の非道な人権蹂躙」といわれるものについて特に深く知りたくない気持ちを持っている。
 それは、あまり良くないことだろう。

 いろんな意味で「何だかなあ」ツイートですね。
1)まあ八木も「広河氏のセクハラ」を認識し、阻止できる(阻止すべき)立場(広河氏の会社の社員など)ではないでしょうから、「深く知る必要もない」んですが、こういうことを公言する意味が分からない
2)さんざん俺に向かって「なぜ北朝鮮批判しない」とか言ってた人間がこういうこと言うんだ?感が半端ない
ですね。まあ、八木が「広河批判する義務がない」のと同様、俺も別に「北朝鮮批判する義務はない」んで(ただし、『ヨンビョン島砲撃は問題だと思う』などの一般人がやる程度の批判は俺もしており、俺が全く北朝鮮批判してないわけではありません。朝鮮学校無償化除外反対と書いたら八木が勝手に俺のことを北朝鮮シンパと決めつけてきたに過ぎません)。

野原燐がリツイート
津田大介*18
 沖縄経済の自立に寄与する空港滑走路増設と、米軍専用施設の埋め立ては受益者が全く異なり、那覇空港側と辺野古では生物多様性も違うので、それらを一緒くたにして「両方叩かないとおかしい」というのは、単なる詭弁。

 ちなみにそうした詭弁をツイートで延々やり続けて、共産党支持者に絡んでる人間の一人が黒坂真という右翼活動家です。さすがに相手にされず無視されていますが。


黒坂真ブログ『北朝鮮経済の資本主義化についてーイム・ウルチョル教授「北韓私金融の発展、影響と展望」(KDI北韓経済レビュー、2016年4月号掲載論考)より思う』
http://blueribbonasiya.blogspot.com/2018/12/kdi20164.html
 正直、黒坂がこのイム教授の論文を紹介する理由がさっぱり分かりません。この黒坂の紹介記事だけでも「北朝鮮は改革開放に向かって動き出しており、早期崩壊の可能性が低いこと」は明白でしょう。
 かつ、そのような北朝鮮が、国連の制裁などにより「改革開放」を阻害することになるであろう、あるいは最悪の場合、米国の北朝鮮政権転覆を引き起こしかねない「日本や韓国への侵攻」をする可能性も低いわけです。


黒坂真のツイートほかに突っ込む

吉岡正史
 すごい。ドイツは徹底している。「ルール地方の炭鉱が19世紀のドイツ統一の経済的一歩となった。他方、欧州を死と破壊で覆い尽くしたドイツによる戦争は石炭と鉄鉱によって支えられた歴史を忘れてはならない」(大統領)。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-12-31/2018123104_04_1.html

 さてドイツでも「炭鉱は割に合わないので日本同様閉山」だそうです。で「閉山になっても、炭鉱の光と影の歴史を忘れてはならない」と大統領が演説したことを「影の歴史に触れるとはドイツはすごい」と評価する吉岡氏です。
 さてこの吉岡氏ツイートに対する黒坂の非常識リツイートがこれです。

黒坂真
 吉岡正史さん。日本共産党は石炭や鉄鉱石を沢山掘り出す国は戦争国家だ、と考えているのですか。それなら中国やオーストラリア、北朝鮮がそれに該当します。モンゴルにも石炭はありますね。モンゴルやオーストラリアは戦争国家ですか。

 呆れて二の句が継げませんね。吉岡ツイートをそう曲解するのは黒坂ぐらいでしょう。まあ黒坂もさすがに本気ではないでしょうがこんな馬鹿げたツイートをして「そうだ、黒坂氏の言うとおりだ」と支持してもらえると本気で思ってるんでしょうか?
 常識人には「黒坂ってバカだな」としか思われないツイートをする神経は理解不能ですね。つうか小生だとそもそも黒坂のようなここまでアクロバットな珍解釈(曲解)は思いつくことすら出来ませんが。

日本共産党 
 「革マル派」とか「中核派」などと名乗る団体は、凄惨な「内ゲバ」事件などをおこしてきた反社会的な暴力・殺人者集団であり、日本共産党とは全く関係がありません。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-03-27/20100327faq12_01_0.html

 さてこの共産党ツイートに対する黒坂の非常識リツイートがこれです。

黒坂真
 日本共産党中央本部の皆さん。朝鮮労働党政治犯の処刑や収容所送り、民間航空機爆破や日本人拉致、日本漁船銃撃など残虐行為を繰り返しています。

 意味が分からないですね。ここで「いーや、共産党革マル中核派は関係がある」と反共右翼的な反論するなら「内容の是非はともかく」意味は分かります。
 革マルや中核を問題にしている話で何で「朝鮮労働党」なんて話が出てくるのか。

黒坂真
 吉岡正史さん。自衛隊が強力な武器を持つと、中国共産党朝鮮労働党にとっては嫌でしょう。

 やれやれですね。「強大な武器」とやらはもちろんただではないわけです。
 三菱重工などの軍需産業がただで国に提供してくれるわけではない(まあハト派の小生は『カネの問題』だけで軍拡に反対しているわけではないですが『カネの問題』も反対理由の一つです)。
 そして国家予算も当然限られてる。
 「強大な武器の購入」のせいで「福祉や教育の予算を削減されて迷惑を被る側」からすれば「そんなもんより教育や福祉にカネを使え」つう話になるのは当然です。
 つうか、すでに「日本より中国の方が待遇がいい」といって中国の大学に移った「日本の研究者がいること」をNHKなどが報じているのですがそれは黒坂的にはどうでもいいのか。
 「軍事費が中国を上回ればそれでいい」のか。馬鹿馬鹿しいことこの上ないですね。

黒坂真
 日本共産党本部勤務員の皆さん。安倍政権が憲法を自分たちの都合の良いように変えようとしている、という呟きですが、これはどんな内容の改憲案なのですか。内閣の構成員だけに都合の良い憲法とは、私には想像もつかない。

 いやいや黒坂のこのトンデモツイートこそ「私には想像もつかなかった」。共産党ツイートに賛同するかどうかはともかく、ここでの「自分たちの都合」とは「共産党ツイートに賛同しない人間も含めて」まともな人間なら、誰が考えても「自民党の都合」でしょう。なんで「内閣の構成員」に限定するのか。

黒坂真
 留学生同盟神奈川の皆さん。金正恩に対して日本との対話促進を要求する署名運動をなさったらいかがですか。次回平壌に行かれた際、街頭で「金正恩に日本との対話促進をお願いする署名に御協力下さい。対話の前提として金正恩は拉致した日本人を返すべきです」と拡声器で訴えるべきではないですか。

 「日本政府・外務省」に「北朝鮮との対話を求める署名運動」をして、その署名用紙を外務省に渡したつう留学生同盟神奈川の皆さんにくだらない因縁をつける黒坂です。
 つうか「対話の前提が拉致被害者の帰国」つうのが馬鹿すぎて二の句が継げませんね。
 そんなもん対話の前提なんて言ったら、「対話拒否してる」ようなもんです。
 つうか、そういうことがやりたいなら、黒坂がお仲間ウヨ引き連れて、「対話の前提として金正恩は拉致した日本人を返すべきです」と拡声器で訴えることを平壌でやってきたらどうなのか。

吉岡正史
 「国内の主要大企業や業界団体が加盟する経団連は、自民党の政権復帰に合わせ13年から政治献金を再開。政権与党を中心に“通信簿”をつけ、会員企業に献金を呼びかけている。露骨な政策買収だ」。
赤旗「安倍政権下で企業献金倍増/24億円 財界と癒着くっきり/17年政治資金」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-12-01/2018120101_01_1.html

 さてこの吉岡ツイートに対する「黒坂以外は絶対にしない非常識ツイート」がこれです。

黒坂真
 吉岡正史さん。国内主要大企業を合わせて24億円程度なら、朝鮮商工人が金正日に出してきた企業献金より遥かに少ない*19

 「関係ねえだろ?」て話です。まともな人間が自民を擁護しようとなら「企業献金は違法じゃない、癒着じゃない」「自民以外の政党ももらってる(まあ共産以外の政党はほとんどが企業献金をもらっていますが)」「個人献金ならクリーンとは限らない!」とでもツイートするでしょうにねえ。まあ、それだって「正当な反論じゃない」かもしれませんが黒坂のトンデモツイートよりはましです。

黒坂真
 吉岡正史さん。韓国の文大統領が金正恩に、核兵器禁止条約に共同署名しよう、と言えば金正恩は応じるかもしれません。それで開城工業団地金剛山観光が再開できるのなら。この条約に署名しても、金正恩が核ミサイルを実際に廃棄したのか、他国は確認できない。地下のミサイル発射場に隠せば良い。

 やれやれですね。そういうことは「北朝鮮核兵器禁止条約に署名してから」問題になることであって、「未だ締結していない現在」において問題になることではない。
 つうか、そういうことを言うなら、北朝鮮ではなく「今現在締約してる国がどうなのか」について論じればよろしい(まあそういうことを論じる意思も能力も黒坂にはないのでしょうが)。
 もちろんその場合も仮に「条約締結国で核保有の疑いがある国」があっても「だから条約なんか無意味だ」ではなく「いかにして条約の実効性を高めていくか」という話でしょう。
 なお、吉岡氏のツイートは紹介を省略しますが「ご想像の通り」、核廃絶を進めるため、『日本もこの条約を締結すべきだ』『核保有国各国(典型的には米英仏露中)もこの条約を締結すべきだ』(もちろん日本も米英仏露中も現時点では締結していません)つう吉岡ツイートに対する因縁付けですね。
 「現在の、米国の核の傘を否定したくない」のか、はたまた「日本核武装の選択肢を否定したくない」のかはともかく、黒坂はこの条約に否定的な立場の訳です。
 それにしても黒坂が

韓国の文大統領が金正恩に、核兵器禁止条約に共同署名しよう、と言えば金正恩は応じるかもしれません。それで開城工業団地金剛山観光が再開できるのなら。

と書いてる点が興味深いですね(黒坂は『署名しても裏で製造し続けるだろう』と決めつけて北朝鮮に悪口していますが)。
 黒坂はここでまず第一に「太陽政策は単純な善意による北朝鮮支援ではなくもっとシビアで現実的な北朝鮮とのバーター取引のためのネタだ。文在寅氏(あるいは過去の金大中氏、盧武鉉氏)は単純な北朝鮮シンパなどではない」という認識を明らかに表明しています。
 第二に「アンチ北朝鮮」の黒坂は絶対に認めないでしょうが、この黒坂の認識なら『韓国の太陽政策による開城工業団地金剛山観光』に該当するような「経済的利益」を日本が提供することで拉致解決の可能性があるわけです。
 というか小泉訪朝での拉致被害者帰国がまさにそうだったわけですが。
 日朝平壌宣言

https://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_koi/n_korea_02/sengen.html
 日本側は、過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明した。
 双方は、(ボーガス注:痛切な反省と心からのお詫びの気持ちの現れとして)日本側が朝鮮民主主義人民共和国側に対して、国交正常化の後、双方が適切と考える期間にわたり、無償資金協力、低金利の長期借款供与及び国際機関を通じた人道主義的支援等の経済協力を実施し、また、民間経済活動を支援する見地から国際協力銀行等による融資、信用供与等が実施されることが、この宣言の精神に合致するとの基本認識の下、国交正常化交渉において、経済協力の具体的な規模と内容を誠実に協議することとした。

に書かれてることこそが蓮池夫妻、地村夫妻、曽我さんの帰国を可能にしたわけです。
 問題は宣言に書かれてる

・無償資金協力、低金利の長期借款供与及び国際機関を通じた人道主義的支援等の経済協力
国際協力銀行等による融資、信用供与等

を今後、協議するという約束が完全に反故にされ、それどころか、経済制裁がされたことにあるわけです。そうした日本の約束違反に北朝鮮が憤激し、交渉が挫折したことが「いわゆる拉致敗戦」を生じさせました。
 というと、俺のような人間には安倍や産経、巣くう会どころか、横田奥さんら家族会によっても「北朝鮮シンパ」「北朝鮮の手先」「売国奴」などという涙が出るほどありがたい(?)勲章を授与されるわけですが。
 でも俺のような認識こそが事実でしょう。それは俺のような人間に「北朝鮮シンパ」のレッテルを貼って罵倒しても否定できない事実です。
 まあ、「拉致その他での北朝鮮とのバーター取引の可能性」を事実上認めている黒坂の言動は「問うに落ちず、語るに落ちる」といっていいんじゃないか。

黒坂真
 吉岡正史さん。不破哲三氏が在日本朝鮮人総連合会に日朝関係に関する提案をしたのは13年くらい前ですね。これに対し、朝鮮労働党は無回答だったのでしょうか*20萩原遼氏は不破氏のこの提案を強く批判していました。日朝平壌宣言には拉致問題は一切含まれていませんから
赤旗『日朝関係の打開めざして提言、朝鮮総連結成50周年のあいさつで、不破議長 北朝鮮側の問題点を率直に指摘』
https://www.jcp.or.jp/web_policy/2005/05/-2005-24.html

 なお、「日朝平壌宣言拉致問題は含まれていない」というのは全くのデマです。
 日朝平壌宣言には

https://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_koi/n_korea_02/sengen.html
 日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題については、朝鮮民主主義人民共和国側は、日朝が不正常な関係にある中で生じたこのような遺憾な問題が今後再び生じることがないよう適切な措置をとることを確認した。

という記述がありますが、『日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題』『日朝が不正常な関係にある中で生じたこのような遺憾な問題』が拉致問題を指すことは前後の文脈で明らかです。
 『朝鮮民主主義人民共和国側が、このような遺憾な問題が今後再び生じることがないよう適切な措置をとること』が『拉致問題の解決』ですね。
 まあ「拉致」という明確な言葉では確かに書いてない。拉致について知識のある人間*21が前後の文脈を読めば分かるという文章です。
 拉致問題について全く知識がない人間がこの文章を読んだら分からない文章です。
 批判の是非はともかく、「もっと明確な文章で書いた方が良かった」という批判はあり得るでしょう(俺個人は「これで小泉政権は片をつけるしかなかったのだろう」と思い批判する気はないし、不破氏、志位氏ら共産党執行部も同意見でしょうが)。
 ただし「もっと明確な文章で拉致について書け」つうならともかく「拉致問題は一切含まれていません」というのは黒坂の完全なデマです。これが黒坂一人のデマではなく、萩原も生前そんなデマを飛ばして、日朝平壌宣言を評価する共産党執行部を誹謗中傷していたのなら、萩原の共産党除名は当然のことだったと言うべきでしょう。

黒坂真
 日本共産党中央本部の皆さん。安倍政権は独裁政権ではあり得ない。独裁政権なら、政権の意向に異を唱える人物を投獄できます。

 やれやれですね。「立憲民主党共産党社民党自由党など野党議員が投獄されてないから独裁ではない」とは共産党側も呆れて二の句が継げないでしょう。

黒坂真
‏ 吉岡正史さん。志位和夫氏は、朝鮮労働党と交流を断っても、在日本朝鮮人総連合会と交流関係を維持している事を説明していません。

 おいおいですね。朝鮮総連朝鮮労働党は別団体ですからね。
 大体朝鮮総連については

http://chosonsinbo.com/jp/2018/09/yr20180907-1/
■朝鮮新報『朝鮮会館で建国70周年祝賀宴、日本の著名人など450余人が参加』
朝鮮民主主義人民共和国創建70周年に際する祝賀宴が5日、東京都千代田区の朝鮮会館で行われた。
・宴会には、日朝国交正常化推進議員連盟(日朝議連)を代表し会長代理である自民党額賀福志郎*22衆議院議員、副会長である社民党党首の又市征治*23参議院議員、副会長である維新の会の下地幹郎*24衆議院議員、副幹事長である公明党遠山清彦衆議院議員、事務局長である自民党馳浩衆議院議員が参加し、各政党を代表し、立憲民主党横光克彦*25衆議院議員、国民民主党藤田幸久*26参議院議員新党大地鈴木宗男*27代表が参加した。

http://chosonsinbo.com/jp/2018/05/csg0528/
■朝鮮新報『〈総聯第24回全体大会〉各界人士、連帯のあいさつ』
 26、27日に東京で開催された総聯第24回全体大会では、日本各界の人士らが来ひんとしてあいさつを行った。要旨を紹介する。
自由民主党 教育再生実行本部長 馳浩*28 衆院議員
・4年に1回の全体大会に招いていただき感謝を申し上げたい。4年に1回といえばオリンピック。20年の東京五輪には朝鮮選手団が参加し、新しく建設される国立競技場での開会式にもしっかりと臨んでいただきたい。また東京五輪には金正恩委員長にも参加していただければと思う。
・国会では、超党派日朝国交正常化推進議員連盟が08年に結成されたが、しばらく開催することが叶わなかった。近々総会を開催し、これまでの経緯を十分に把握したうえで今後どのような議員外交を進めていかなくてはいけないのかについて意見を交換し、あらゆる選択肢のもとで日朝国交正常化に向けて汗を流していきたい。
公明党 国際委員会 委員長 遠山清彦 衆院議員
・今回の総聯全体大会は朝鮮半島をめぐる情勢が急激に変化し、そして平和に向かって新たな局面を迎える中で行われる意義ある会合だと思う。
・私も自身の立場で友好親善促進と国交正常化実現のために努力をさらに重ねていく。

ということで2018年においてすら自民党公明党も、朝鮮総連とは一定の付き合いがあるのですがね。黒坂は自民の額賀氏、馳氏や公明の遠山氏、新党大地の鈴木氏*29は批判しないのか。

黒坂真
 高麗ジャーナル編集部の皆さん。朝鮮半島の南北を走る鉄道が実際に建設され、北朝鮮の住民が誰でもすぐに乗って韓国に行けるようになったら皆、韓国に行ってしまいますよ。

 南北縦貫鉄道の動きに「太陽政策の進展で南北が緊張関係から友好関係になればいい」と喜ぶ「高麗ジャーナル編集部」に「そうなったら困るのは北朝鮮だ」と因縁つける黒坂です。
 俺なら「そうですか、ならばアンチ北朝鮮の黒坂さんは縦貫鉄道を支持する立場ですよねえ?」と皮肉を言うところです。

黒坂真
 朝鮮学校への弾圧許すまじ、の皆さんは、金日成の還暦祝いの贈り物として北朝鮮に送られてしまった200人の朝大生の事を御存知ですか。

 「全然関係ねえだろ」「無償化除外するとその朝大生とやらの権利が擁護されるのか」「お前、その朝大生のことを朝鮮学校たたきのネタとしか思ってねえだろ。失礼極まりないな。手前のクズさに反吐が出るわ」で終わる話です。

黒坂真
 北朝鮮経済の資本主義化は着実に進んでいます。北朝鮮経済は2000年代にかなりの経済成長を達成したと考えられます*30金正恩はこれを促進し、外貨稼ぎを沢山の住民にやらせている。これは一面では体制強化ですが、自分で会社を経営し財を成した人は、金正恩への忠誠心を持ちにくい。

 「忠誠心」云々って北朝鮮崩壊論でも唱えたいんですかね?。経済成長を達成した中国やベトナム体制崩壊(つうか共産党の下野)の兆しなどないのに。
 まあ「体制維持」という面では「忠誠心」なんつうもんは別に必要ないわけです。
 「体制が維持されることが俺の金儲けにつながる。体制崩壊は望まない」と思ってくれさえすればそれでいいわけです。まあ、それも「ある種の忠誠心」かもしれませんが。

黒坂真
 留学生同盟神奈川の皆さん。皆さんがウリナラ(我が国)という語を用いるとき、なぜそれを北朝鮮に限定するのですか。大韓民国は皆さんにとって、ウリナラ(我が国)ではないという理由の説明がない。皆さんが金日成主義者であるなら、南朝鮮革命路線に基づき大韓民国の存在を否定しているのでしょう。

 おいおいですね。むしろ勝手に「韓国は同じ民族」ならともかく勝手に「韓国は母国」といったら「北朝鮮」云々以前に、むしろ韓国側の反感買うんじゃないですかね。もちろんそれは韓国の存在を否定してるつうことではない。例えば東ドイツ国民が、西ドイツについて「自分の母国」とはおそらくいってはなかったでしょう。しかしそれは「打倒西ドイツ」つう話ではないわけです。

宮城弥恒
 既に遺物と成った文章*31に意味は無いのは当たり前。其れは自民党も同じ。1950年代の自民党の政策は現在では意味を持たない。

 まあ正確には「1950年代の自民党の主張」で「今も自民党内に受け継がれてるもの」はともかく、そうでないもんは「今の自民党批判に使う」のはおかしいわけです。
 で宮城氏が言うように「今の共産党の政策を評価する」上に置いて、「すでに歴史的遺物となった火焔瓶闘争時代の文書」なんか持ち出しても意味がない。
 あるいは今の中国共産党を論じるにおいて「文革時代の文書」なんか持ち出しても、あるいは今の台湾の国民党を論じるにおいて「蒋介石独裁時代の文書」なんか持ち出しても意味がないわけです。せいぜい現在できることは「当時においてそれ(文革、火炎瓶闘争、蒋介石独裁など)を避けることが出来なかったか」とか「現在、そうした過去についての反省が十分か*32」つう話でしょう。
 ただし「過去の文書」で「今も変わらないか」のような因縁をつけることを平気でやるのが黒坂のような反共右翼の訳ですが。

黒坂真
 村本大輔さん。言論の自由は権力に対してある、という呟きに申し上げたい。中国、北朝鮮の芸能人に言論の自由がありますか。

 おいおいですね。「辺野古移設反対、デニー知事支持」を表明した芸能人「ローラさん」に高須クリニックの馬鹿が「ローラが出てる番組には高須クリニックのCM提供をやめたい」云々などと因縁つけてることについて「ローラさんの権力批判は言論の自由だ。高須氏のような暴言は許せない(村本氏)」という趣旨のツイートしたらこのリツイートです。
 村本氏からしたら「関係ねえだろ。中国や北朝鮮言論の自由がなければ、高須クリニックのローラに対する言動が正しくなるのかよ?。それとも中国などでの反政府派の投獄に比べたら高須の発言なんかたいしたことねえ、大目に見ろとでも言う気か?」「あんた、それでも本当に教育者(大阪経済大教員)なのか?。いくら極右でももう少しまともな発言が出来ないか?。お笑い芸人の俺から見ても街宣右翼と見分けがつかないぞ、あんた」「つうか、『中国に比べたらまし』とか詭弁しかはけないのなら、高須の言動は間違ってない、といえないのなら黙ってろよ!」でしょうね。
 しかし黒坂もどうすればここまでバカでクズな発言が平然と出来るんでしょうか。「これがサイコパスって奴か!」ですね。

黒坂真
 吉岡正史さん。9条に自衛隊を明記し、海外での武力行使が無制限になれば中国共産党朝鮮労働党の日本攻撃が困難になるのです。

 もちろん「専守防衛(個別的自衛権)のまま」でも中国や北朝鮮の日本攻撃は困難です。そもそも「海外での武力行使集団的自衛権」が問題になるのはあくまでも「専守防衛では説明がつかない場合(例:ベトナム戦争への韓国参戦、イラク戦争への英国の参戦、シリア内戦への米国やロシアなどの軍事介入)」なので「日本侵略への反撃」という「専守防衛で説明がつく場合」を黒坂のように「海外武力行使」の理由に持ち出すのは全く無茶苦茶です。
 つうか「海外での武力行使が無制限」になれば「ベトナム戦争への韓国への参戦」「イラク戦争への英国の参戦」「シリア内戦での米国やロシアなどの軍事介入」のようなケースが自衛隊において問題になるわけですが、そういう議論を故意に隠蔽しようとする黒坂も本当に無茶苦茶ですね。
 なお、安倍ですら「海外での武力行使を無制限にします」とはいってない*33ので安倍にとって黒坂のように「海外での武力行使が無制限で何が悪い」なんてのはむしろ「ありがた迷惑」でしょう。

渡辺輝人*34
 安倍首相が防衛省を押し切って映像公開に踏み切ったというイタイ話まで出てきた。現役の総理大臣が、緊迫した事態になった時、自衛隊の最高指揮官としての冷静さも見識も持ち合わせていないことは、前から知ってたが、改めて思い知らされた。

 これに対し「韓国をかばうのか」と言い出すいつもの黒坂です。もちろん渡辺氏が言ってるのはそういう話ではない。
 仮に今回のレーダー照射問題・騒動について韓国側に非がある*35としても、外交関係というのは「俺が正しいからお前が従え」ですむほど簡単な話ではないでしょう。ましてや慰安婦だの徴用工だの、日本がわびてしかるべき話ですら居直ってるのが安倍なのだから、なおさらこんなことすれば話がこじれるだけです。
 「落としどころとか考えないで感情論で外交やるような男が首相じゃ拉致も北方領土も間違いなく解決しないな」と改めて確信しました。
 今回の件、谷垣*36でも石破*37でも石原伸晃*38でも岸田*39でも、枝野*40立民党代表でも、とにかく「安倍*41以外ならの総理」ならもっと穏当な解決法を目指すでしょう。まあ、それ以前にこういうトラブルが起きないかもしれない。

黒坂真
 吉岡正史さん。米国からの戦闘機大量購入に反対する知識人は、憲法9条完全実施すなわち自衛隊の事実上解散で日本国家を守れると考えているのでしょうか

 安倍の武器購入額は総額5兆円を突破する大規模軍拡なんだからそういう話じゃないんですけどね(まあ黒坂もさすがに故意の詭弁でしょうが)。過去の自民党政権にせよ、民主党政権にせよ「自衛隊解散」なんて立場ではないが、安倍のような大軍拡はやっていません。
 黒坂もせめて「これこれこういう理由で5兆円を超えざるを得ないんです」つうまともな話をしたらどうなのか。
 大学の授業や学会発表もこのレベルなのか、はたまた「右翼活動だけ低レベル」なのか知りませんが、どっちにしろどうしようもないバカですね。

日本共産党
 いまの日本には、ジャーナリズムが足りない。 独自ルートの情報をもとに #赤旗スクープ を連発する、しんぶん赤旗の「#赤旗電子版」、購読受付中です。

 さてこれに対する非常識極まりないツイートがこれです。

黒坂真
 日本共産党の皆さん。赤旗が徐々に読者を減らしてきたのは、記事の論調が固定化しており非現実的だからです。

 正直、共産支持者としてこうした悪口は不愉快ですがそれ以前に黒坂のクズさ、馬鹿さに呆れますね。いかに「反共主義極右」や「共産批判者」でもある程度まともな人間なら黒坂には呆れるでしょう。
 赤旗ツイートへのリツイートとして、こういう悪口雑言する理屈がどこにもないからです。
 そしてこんなことをすれば、共産支持者は「あいつただの反共極右だろ。単に共産に悪口したいだけのバカだからまともに相手しても馬鹿馬鹿しい」と黒坂の相手などしなくなるでしょう。まあ黒坂もそれで一向にかまわないのでしょうが。
 つうか「論調が固定化しており非現実的」つうのはむしろ産経や黒坂の「打倒中国」「南京事件否定論」などの「極右論調」の方ですけどね。実際、産経なんざ、フジの支援なしではやっていけませんし。
 ついでに言えば、「ご存じの方も多い」でしょうが、新聞自体、テレビ、ネットメディアなどの影響もあって、どこの国でも実は斜陽産業です(もちろん産経の経営悪化について言えばそういう話ではありませんが)。英国のフィナンシャルタイムズなんぞは、その結果、日本の日経に買収されています。
 なお、赤旗の論調についていえば、もちろん共産党機関紙という性格上、一定の限界*42はありますが
赤旗『古賀*43自民元幹事長、96条改憲 やるべきでない、「赤旗」日曜版に登場』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-05-31/2013053101_08_1.html
赤旗『日曜版18日号、加藤紘一*44自民党元幹事長が登場』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-05-17/2014051703_01_0.html
赤旗野中広務*45官房長官が死去、「赤旗」に登場 9条への思い語る』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-01-27/2018012702_04_1.html
■産経『加藤、古賀、野中氏…元自民幹部 宿敵「赤旗」に続々登場で首相批判』
https://www.sankei.com/politics/news/140518/plt1405180001-n1.html

https://www.news-postseven.com/archives/20160921_446021.html
サピオ赤旗AKB48藤原紀香相葉雅紀ら大物芸能人が出る理由』
 登場したのはアイドルグループ・AKB48のメンバーの内山奈月だ(現在はグループを卒業*46)。赤旗と旬のアイドルの組み合わせは、当時大きな話題となった。
 今年に入り、ジャニーズ事務所の人気アイドルグループ・嵐の相葉雅紀が日曜版4月3日号に登場したこともファンたちの間では騒然となった。
 アイドルだけではない。これまで赤旗では日曜版を中心に女優の藤原紀香、俳優の役所広司阿部寛狂言師野村萬斎、落語家の笑福亭鶴瓶などのほか、白井健三伊藤美誠内村航平など今回のオリンピックで活躍したスポーツ選手も登場していた。

という記事で分かるようにむしろ近年は、党執行部の野党共闘方針の影響もあってか、「穏健保守」などにもシフトを広げようと、ソフト化してるといえるでしょう。
 しかし
サピオ赤旗AKB48藤原紀香相葉雅紀ら大物芸能人が出る理由』
https://www.news-postseven.com/archives/20160921_446021.html
つうのは興味深いですね。もちろん「出る」とはいっても

https://lite-ra.com/2014/12/post-698.html
■リテラ『鶴瓶も「赤旗」で護憲を主張! 芸能人・文化人の間で共産党が人気な理由』
 最近も笑福亭鶴瓶が「しんぶん赤旗 日曜版」(11月30日)の「ひと」欄に登場し、憲法9条について触れ話題になった。
 インタビューでは、鶴瓶の師匠・六代目松鶴*47が85年に共産党参院議員だった沓脱タケ子と対談したことに関し鶴瓶はこんなことを語っている。
「師匠はどちらかというと共産党に考えが近く、自民党には歯向かってたね*48
「僕らの世代が戦争に行くことはないでしょうけど、僕の孫の世代が戦争へ行かされるなんて道理に合わない。日本は絶対憲法9条をなくしちゃいかんと思います」
 これまで一切政治的な発言をしたことのない鶴瓶が「赤旗」に出てこんな発言をするとはびっくりだが、こうしたタレントは鶴瓶だけではない。11月2日の同じく日曜版には女優の市原悦子が登場し、反戦の思いを語っている。
安倍内閣が、集団的自衛権行使を容認しました。私は『国民の命と財産を守る』という主張に、すごく引っかかります。『じゃあ今までそんな政治をしてくれたの?』とまず尋ねたい。水俣病患者を救済していない、原発事故の後始末はまだ、基地問題も沖縄の人の気持ちをくんでいない。そんな人たちが美しいことを言っても信じられない。戦争につながる集団的自衛権の行使には賛成できません。憲法を守りたいのです」
 ベテラン俳優の西田敏行も2013年12月22日の同紙に登場し(中略)ている。
「使用済み核燃料をどこに保管するのか、国の方からは何も見えてこない。本当にお手上げ状態です。(中略)それでも原発維持の方向なのか。われわれのリーダーたちは、われわれをどこに連れて行こうとしてるんですかと問いたいです」
 他にも映画監督の宮崎駿、作家の瀬戸内寂聴室井佑月高村薫、俳優の須賀健太、女優の渡辺えり、歌手の加藤登紀子、漫画家のちばてつややくみつるなどが次々と「赤旗」紙上で戦争や集団的自衛権反対を表明している。

といったケースを除いて、「多くの場合、共産党支持や安倍政権批判、脱原発や九条護憲などの政治意思を表明してるわけではなく」、単に『日曜版の著名人インタビューコーナー』に出てるだけですが、それにしても『所属事務所から「赤旗なんか出るな」つう指示が芸能人にない』つう意味では興味深い話です。まあ事務所によっては「出るな」つう右翼的なところもあるんでしょうが。

黒坂真
 林潤議員。中国共産党は横暴が得になると判断したら、どんに横暴なことであろうと断行します。横暴ではなく正義、正当な行為であると宣伝しながら。繰り返しですが、日米安保廃棄、自衛隊事実上解散*49なら人民解放軍尖閣をすぐ領有。沖縄にも侵攻。抵抗が事実上なく、得をする。琉球王国*50再建と宣伝

 「沖縄侵略なんかしても国際社会から横暴だと非難されるだけで得にならないから中国はそんなことしない」つう林氏への黒坂の「反論」のようです。しかし「沖縄侵略には中国にとってこういう得がある」つう説明を形式的にすら出来ていないので、もちろん何の反論にもなっていません。

黒坂真
 林潤議員。(ボーガス注:清王朝への琉球王国からの)朝貢を(ボーガス注:黒坂のようなウヨが、中国の沖縄侵略の危険性の)理由にするようでしたらアフリカ諸国は英仏再侵略を警戒せねばならない、という文の意味がわかりません。英仏はアフリカを植民地化しましたが、朝貢を求めたことはない。

 サンドイッチマンのコントじゃありませんが
黒坂「一寸何言ってるか全然分からない。英仏は植民地化はしても朝貢は求めてない」
俺や林氏「いや意味分かるだろ」ですね。
 「中国(清王朝)への過去の沖縄(琉球王国)からの朝貢」レベルで「中国の沖縄侵略の恐怖」を云々するなら「朝貢よりももっと支配力の強い植民地支配」を理由にアフリカは英仏の侵略を恐れないといかんでしょう。つうか「侵略とはいえないにしても」、
BBCフランス軍、アフリカで武装勢力メンバー20人以上を殺害・拘束』
https://www.bbc.com/japanese/39768229
という記事で分かるようにフランスが「旧植民地の内戦に(政府軍支持の立場で)軍事介入したこと」は実際に過去にあります。中国は侵略どころか、このレベルの軍事介入すらしないでしょう。
 しかし黒坂もここまで酷い詭弁をよくツイートできるもんです。

黒坂真
 吉岡正史さん。日本共産党としては、南京大虐殺とやらで何人くらい南京市民*51が日本軍に殺されたと考えているのでしょうか。この数字は出していないように思います。日本軍が三十万人殺したとかいう話がありますが、当時の日本軍の装備ではありえない。少し後に南京に入った方は死体を殆どみていない。

 「とやら」「当時の日本軍の装備ではありえない」「少し後に南京に入った方は死体を殆どみていない」て。黒坂って南京事件否定論なんでしょうね。さすがに黒坂がマジで否定論を信じてるとは思えないので故意のデマ垂れ流しでしょう。全くクズとしか言い様がありません。
 まあ、日本共産党としてはプロの歴史学者ではないのでいちいち「殺害された数」について見解を出す必要もないですが、見解を聞かれれば「東京裁判南京事件の責任者として松井石根*52が死刑)や南京のBC級戦犯裁判(南京事件の責任者として谷寿夫*53が死刑)で認定されたように、そして笠原*54都留文科大学名誉教授など専門家が主張するように10万人規模の虐殺が行われたと考えます」じゃないですかね。こうした裁判認定や笠原氏ら専門家の主張を否定するまともな根拠などないでしょう。
 もちろん黒坂の主張は全くのデマです(そもそも日本政府の公式見解は当然ながら南京事件実在説であり、安倍ですら『犠牲者数には諸説ある』としながらも、否定していません)。
 「死体を見た」という証言は山ほどあります。「30万人虐殺があったかどうか」はともかく「日本軍の装備ではあり得ない」って極端な話「銃器など全くなくても」刃物や鈍器だって条件が整いさえすれば大量虐殺は可能でしょう。
 ましてや当時の日本軍は「当然ながら、中国軍と戦うために」機関銃などの銃器を所有していたし、「機関銃による捕虜虐殺があった」という目撃証言もあるわけです。
 なお、「南京事件否定論」批判サイトとしてhttp://yu77799.g1.xrea.com/を紹介しておきます。

林潤
 両国の相手国に存在する人口、資産の置かれた状況を見ると互いに侵攻は得策にならないでしょう。
 中国軍と自衛隊の交流も行われていますし。
■産経『中国軍副司令官が訪日へ 自衛隊と交流』
https://www.sankei.com/world/news/181115/wor1811150049-n1.html
 防衛省は15日、中国軍内で尖閣諸島沖縄県石垣市)や台湾など東シナ海を管轄すると中国側が位置付ける「東部戦区」の孫和栄副司令官(中将)が18〜22日に日本を訪問し、自衛隊と交流すると発表した。
 同戦区幹部の訪日は初めてとなる。日中両国間の信頼醸成が目的。

 こうした林氏(日本共産党岡山市議)の当然すぎる指摘を完全に無視し根拠レスで「中国は日本侵攻を狙ってる」「沖縄が危ない、尖閣が危ない」と言いつのる黒坂です。黒坂は林氏が指摘する「自衛隊と中国軍は交流してる。これはお互い侵攻など考えてないことの表れではないか」については完全に無視し反論すらしません。
 黒坂のような馬鹿には心底呆れます。

黒坂真
 吉岡正史さん。朝鮮労働党が日本や韓国に何らかの攻撃*55をしたとき海兵隊が沖縄にいれば、米大統領の指令ですぐに投入されうる

 おいおいですね。日本への攻撃はまずあり得ないでしょうし、韓国への攻撃に至っては「在韓米軍があるじゃん」「そんなんで沖縄の基地負担が正当化できると本気で思ってるのか?」で終わる話です。
 まあ、そもそもベトナム戦争イラク戦争在日米軍が出撃したことで分かるように、在日米軍は「中国、北朝鮮への対応限定」で存在しているわけではありませんが。

黒坂真
 歴史にもしもですが日韓併合がなければ、朝鮮半島帝政ロシアが支配していた*56でしょう。日本も帝政ロシアに支配された可能性が高い。

 と「仮にも学者(大阪経済大学教員)の肩書きを持つ」黒坂が主張するならそう主張するだけの具体的根拠(ロシアの朝鮮支配の意図の存在など)を示すべきでしょう。
 実際には「ロシアが韓国支配したかどうかは疑問」ですし、もちろん日本は「ロシアから韓国を守るために併合した」のではなく、単に「韓国から植民地としての収益を上げるため」に併合したに過ぎません。
 「ロシアの日本支配の可能性」は極めて低いでしょうね。当時の日本はそれなりの軍事力を保有し、そうおいそれと「植民地支配できるような国ではないから」です。仮に日露戦争に敗北しても「日清戦争に敗北した清朝(中国)」が台湾を日本から奪われても、日本の完全な植民地にはならなかったように「北海道割譲」程度で済んだ可能性もあるかと思います。

黒坂真
 石川康宏先生*57。先生の米軍不要論は、日本侵攻を策している国は現在も未来も存在しえないという想定に依拠しています。核ミサイルを保有する中国共産党朝鮮労働党が日本侵攻を策している事を認めるべきです。

 黒坂は本気でそんなことを言ってるのか、ですね。中国も北朝鮮も日本侵攻なんか策していません。北朝鮮に至っては、そもそもそんな国力がないでしょう。中国はまあ「国力的には可能」かもしれませんが、今年の5月に李首相が訪日して安倍が大歓迎したことでも分かるように「日中両国で一帯一路をやっていきましょう」つうのが中国の立場です。安倍もそうした中国の呼びかけに同意しています。侵攻どころの話ではない。
 そもそも米軍基地は日本防衛が目的ではありません。だから在日米軍は「日本防衛と関係ない」ベトナムイラクに出動したわけです。また、日本防衛が目的だとしても、日米安保の現状は「日本防衛が目的なんだから米軍の現状を認めろ(黒坂らウヨ)」ですむ話ではありません。
 また石川氏は「将来はともかく」現時点において「自衛隊即時廃止」を主張してないのだから「米軍不要論」にたったところで「軍事的防衛力不要論(即時廃止論)」にはたってないのだから「日本侵攻を策する国」があるとしても自衛隊で対応できる話です。
 というか現実の自衛隊は世界最強の軍隊の一つであり、「米軍がないと日本侵攻に対応できない」なんて代物じゃありません。
 大体世界には当然ながら「外国軍が駐留してない国」もあるわけですが、そういう国は黒坂的にはどう理解されるのか。

黒坂真
 日本共産党の皆さん。皆さんは中国共産党にはいろいろ問題はあるが、安倍政権の軍拡を批判しているから基本的には平和勢力だ、と把握していますね。

 いつもながら「おいおい」ですね。話の流れとしては
1)赤旗が「中国や韓国など周辺諸国が安倍軍拡を批判してることを紹介、近隣諸国との関係を悪化させるという意味でも軍拡は不適切」と安倍批判
2)それに対してこの黒坂ツイートです。
 「中国など近隣諸国との関係を悪化させてまで軍拡する意味があるのか(日本共産党)」に対し「中国の安倍軍拡批判を好意的に紹介するとは中国を平和勢力と認識してるのか(黒坂)」つうのは話のすり替えも甚だしい。まあ、黒坂もさすがに本気ではないでしょうが。当然、こんな黒坂のツイートをまともに相手する人間もあまりいないわけですが、黒坂の場合「建設的対話がしたいわけではない」「ただ悪口したいだけ」だからそれでもいいのでしょう。およそ学者、教育者の肩書き(大阪経済大教員)を持つ人間のやることではありませんが。
 なお、

皆さんは中国共産党にはいろいろ問題はあるが

と黒坂が日本共産党中国共産党をそれなりに批判してることを一応認めざるを得ないのが滑稽です。

まあ、

■M谷N子*58リツイート
https://twitter.com/k2gtr/status/1068001779286065153
・KEN-NYE(kenny)
 赤旗(11/29)がウイグルの人権侵害について大きく取り上げている。
 収容所から生還したオムル・ベカリさんの講演を中心に国連から中国政府への勧告も紹介。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-07-15/2017071502_01_1.html
赤旗『中国の人権問題について:志位委員長記念演説から 再録、2010年第40回赤旗まつり』
 日本共産党志位和夫委員長が2010年11月の第40回赤旗まつりで行った記念演説のうち、中国の人権問題について述べた部分を再録します。
劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏のノーベル平和賞受賞などにかかわって、中国における人権問題が国際的注目を集めています。この問題についてわが党の態度をのべておきたいと思います。
 日本共産党は、中国における政治体制の問題として、将来的には、どのような体制であれ、社会に本当に根をおろしたと言えるためには、言論による体制批判に対しては、これを禁止することなく、言論で対応するという政治体制への発展を展望することが、重要だと考えるという立場を、1998年の中国共産党との関係正常化以降、中国にたいしてたびたび率直に伝えてきました。言論による体制批判には言論で対応する政治体制への発展を展望することの重要性を、ここで重ねて強調しておきたいと思います。
(以下略)』

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-10-28/2018102802_01_1.html
赤旗『J―CASTニュース 志位委員長が語る:野党共闘から自衛隊天皇制、中国共産党との関係まで』
 インターネットニュースサイト「J―CASTニュース」が「日本共産党のトップが『政権交代』のビジョンを語った」と題して、志位和夫委員長のインタビューを掲載しています。沖縄県知事選、野党共闘の展望、安保条約・自衛隊天皇制に対する日本共産党の立場、朝鮮労働党中国共産党との関係まで幅広く語った大型インタビューです。
(中略)
 中国共産党との関係に関し、「いま私たちが強い危惧をもっているのは、新しい覇権主義大国主義が現れてきたことです」と中国による東シナ海南シナ海の力ずくでの現状変更の動きを指摘。日中平和友好条約第2条には「覇権を求めず、覇権に反対する」と書かれていると述べ、「この精神から言っても今の中国のやっていることはおかしい。日本政府としてもきちんとした外交的な態度が必要だ」と提起しています。
 インタビューは、「J―CASTニュース」のホームページ(http://www.j-cast.com)で読めます。

では日本共産党について「中国批判してない」とはさすがにいえないでしょうが。それでも「中国は平和勢力」などと共産党が主張してもいないことを主張したことにするのだから黒坂のデマカセぶり、恥知らずな嘘つきぶりも相当なもんです。

*1:著書『中国が隠し続けるチベットの真実』(2008年、扶桑社新書)など

*2:著書『中国人の世界乗っ取り計画』(2010年、産経新聞出版)、『豹変した中国人がアメリカをボロボロにした』(2011年、産経新聞出版)、『トランプが中国の夢を終わらせる:プーチンとの最強タッグが創生する新世界秩序』(2017年、ワニブックス)、『世界はこれほど日本が好き:No.1親日国・ポーランドが教えてくれた「美しい日本人」』(2018年、祥伝社黄金文庫)など

*3:著書『トランプ革命で復活するアメリカ』(2016年、勉誠出版)、『希望の日米新同盟と絶望の中朝同盟』(2017年、徳間書店)など

*4:著書『なぜ、日本人は日本をおとしめ中国に媚びるのか』(2009年、ワック文庫)、『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(2013年、PHP新書)、『世界征服を夢見る嫌われ者国家 中国の狂気』(2014年、ビジネス社)、『習近平にはなぜもう100%未来がないのか』(2015年、徳間書店)、『狂気の沙汰の習近平体制 黒い報告書』(2016年、ビジネス社)、『冗談か悪夢のような中国という災厄』(2017年、ビジネス社)、『習近平の終身独裁で始まる中国の大暗黒時代』(2017年、徳間書店)、『アメリカの本気を見誤り、中国を「地獄」へ導く習近平の狂気』(2018年、ビジネス社)など

*5:全員、トンデモ極右であり、改めて協議会のトンデモ極右団体ぶりに呆れます。

*6:著書『中国を追われたウイグル人:亡命者が語る政治弾圧』(2007年、文春新書)など

*7:著書『チェルノブイリ報告』(1991年、岩波新書)、『中東共存への道:パレスチナイスラエル』(1994年、岩波新書)、『チェルノブイリから広島へ』(1995年、岩波ジュニア新書)、『薬害エイズ』(1995年、岩波ブックレット)、『裁かれる薬害エイズ』(1996年、岩波ブックレット)、『薬害エイズの真相』(1996年、徳間文庫)、『パレスチナ(新版)』(2002年、岩波新書)、『福島 原発と人びと』(2011年、岩波新書)など

*8:それが広河氏の本心か自己欺瞞かはひとまずおきます。

*9:まあ菅氏はもちろんですが、自民党政治家でも安倍でもなきゃいくらダチ公でも、「警察を恫喝してレイプのもみ消し」なんかしないでしょうが。

*10:1990年、講談社文庫

*11:といったらほぼ確実にid:Mukke、I濱、安倍治平とかマジギレでしょうね。

*12:著書『平安王朝』(1996年、岩波新書)、『平安時代』(1999年、岩波ジュニア新書)、『義経の登場』(2004年、NHKブックス)、『かぐや姫と王権神話:『竹取物語』・天皇・火山神話』(2010年、洋泉社歴史新書y)、『歴史のなかの大地動乱:奈良・平安の地震天皇』(2012年、岩波新書)、『物語の中世:神話・説話・民話の歴史学』(2013年、講談社学術文庫)、『現代語訳 老子』(2018年、ちくま新書)など

*13:著書『実践的唯物論への道』(2001年、青木書店)など

*14:著書『近代日本の民間学』(1983年、岩波新書)、『婦人・女性・おんな:女性史の問い』(1989年、岩波新書)、『健康観にみる近代』(2001年、朝日選書)、『日本の近代思想』(2002年、岩波新書)、『近代国家を構想した思想家たち』、『近代社会と格闘した思想家たち』(以上、2005年、岩波ジュニア新書)、『兵士であること:動員と従軍の精神史』(2005年、朝日選書)、『沖縄の淵:伊波普猷とその時代』、『沖縄の戦後思想を考える』(以上、2018年、岩波現代文庫)など

*15:著書『ドキュメント帝銀事件』(1988年、ちくま文庫)など

*16:著書『愛国者は信用できるか』(2006年、講談社現代新書)、『右翼は言論の敵か』(2009年、ちくま新書)、『愛国と米国』(2009年、平凡社新書)、『愛国と憂国売国』(2011年、集英社新書)、『公安警察の手口』(2014年、ちくま新書)、『〈愛国心〉に気をつけろ! 』(2016年、岩波ブックレット)、『憲法が危ない!』(2017年、祥伝社新書)など

*17:著書『ものづくりに生きる』(1999年、岩波ジュニア新書)、『粋な旋盤工』(2000年、岩波現代文庫)、『鉄を削る:町工場の技術』(2000年、ちくま文庫)、『仕事が人をつくる』(2001年、岩波新書)、『おんなたちの町工場』(2001年、ちくま文庫)、『働くことは生きること』(2002年、講談社現代新書)、『大森界隈職人往来』(2002年、岩波現代文庫)、『働きながら書く人の文章教室』(2004年、岩波新書)、『道具にヒミツあり』(2007年、岩波ジュニア新書)、『町工場巡礼の旅』(2010年、中公文庫)など

*18:著書『仕事で差がつくすごいグーグル術』(2006年、青春新書インテリジェンス)、『Twitter社会論』(2009年、洋泉社新書y)、『動員の革命:ソーシャルメディアは何を変えたのか』(2012年、中公新書ラクレ)、『ウェブで政治を動かす!』(2012年、朝日新書)、『情報戦争を生き抜く:武器としてのメディアリテラシー』(2018年、朝日新書)など

*19:こうした黒坂の主張が正しいかどうかは知りません。

*20:どうですかね。ただ「無回答であろうとなかろうと」提案自体に意味がある、つう理解は可能です。また「回答がないから」といってそれに対し、批判をすることが適切ともいえないでしょう。回答がないことについて「将来回答することを期待して、あえて触れない」つうのも一つの対応法です。

*21:但し「外国人はともかく」ほとんどの日本人はそうした知識がありますが。

*22:小渕内閣防衛庁長官森内閣経済企画庁長官、自民党政調会長(小泉総裁時代)、小泉内閣防衛庁長官、第一次安倍、福田内閣財務相など歴任

*23:社民党幹事長、副党首を経て党首

*24:国民新党幹事長、野田内閣防災等担当相などを経て維新の会政調会長

*25:社民党副党首、野田内閣環境副大臣などを歴任

*26:野田内閣財務副大臣民主党国際局長、国民民主党国際局長などを歴任

*27:橋本内閣北海道・沖縄開発庁長官、小渕内閣官房副長官など歴任

*28:第三次安倍内閣文科相

*29:新党大地自民党と同一視して問題ないでしょう。

*30:いつもでたらめなことばかり言う黒坂が珍しくまともです。

*31:宮城氏の文脈では『黒坂が反共攻撃ネタに使ってる火炎瓶闘争時代の共産党文書』。

*32:まあ不十分だとしても少なくとも「台湾での国民党独裁復活」「日本共産党の武力闘争復活」「中国での再度の文革」はありえません。あり得ると言ったらただのデマゴーグですが、それを日本共産党相手にやってるデマゴーグのバカが黒坂です。

*33:そうした主張はあくまでも共産党など安倍批判派の主張です。

*34:著書『ワタミの初任給はなぜ日銀より高いのか?:ナベテル弁護士が教える残業代のカラクリ』(2014年、旬報社)、『残業代請求の理論と実務』(2018年、旬報社

*35:かどうかは軍事素人なので、俺は知りませんが、わざわざ安倍が映像公開させたつうことはそういうことなんですかね。とはいえどう見てもここまで大事、もめ事にする実害が日本にあるとは思えませんが。

*36:小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政調会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相、第二次安倍内閣法相、自民党幹事長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*37:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任

*38:小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相を歴任

*39:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て自民党政調会長

*40:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相、実入党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)を経て立憲民主党代表

*41:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*42:もちろんそうした限界は必ずしも悪いことではありません。例えば極端な話、赤旗にエログロ記事やギャンブル記事が載ることを希望する読者もほとんどいないでしょう。

*43:橋本内閣運輸相、自民党幹事長(森総裁時代)など歴任

*44:中曽根内閣防衛庁長官、宮沢内閣官房長官自民党政調会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)を歴任

*45:園部町議、園部町長、京都府議、京都府副知事を経て中央政界入り。村山内閣自治相・国家公安委員長小渕内閣官房長官自民党幹事長(森総裁時代)など歴任。野中氏が京都府副知事時代に共産党と激しく対立したことを知っていれば、彼の赤旗登場は「安倍政権誕生への危機感が野中氏、共産党、共に非常に大きい」「京都府副知事時代の対立もかなり昔のことだし、そもそも野中氏はすでに政界引退(衆院議員引退)している」とはいえ、野中氏も共産党もお互いに「大人の対応をとった」と評価できるでしょう。

*46:ウィキペディア内山奈月』によればAKBだけでなく現在は芸能活動から引退したようです。もちろん「おニャン子クラブ工藤静香国生さゆり、城之内早苗、渡辺満里奈、渡辺美奈代などが今も芸能界で活動)」などと同様、今も芸能活動する「AKB卒業メンバー」もいるわけですが、まあ、芸能界も厳しい世界ですからね。

*47:1918〜1986年。5代目笑福亭松鶴(1884〜1950年、6代目松鶴の父)、4代目桂米團治(1896〜1951年)、2代目立花家花橘(1884〜1951年)、2代目桂春團治(1894〜1953年)らの死去により、1950年代には消滅寸前とまでいわれた上方落語について、埋もれていた演目を掘り起こし、また多くの弟子を育て上げることによって復興を果たす。三代目桂米朝(1925〜2015年)、三代目桂春團治(1930〜2016年)、五代目桂文枝(1930〜2005年)とともに「上方落語界の四天王」と讃えられた(ウィキペディア笑福亭松鶴(6代目)』参照)。

*48:ウィキペディア笑福亭松鶴(6代目)』によれば『1971年から1979年まで大阪府知事を務めた黒田了一の支持者として知られ、黒田の選挙応援を度々行った』だそうです

*49:相手が共産党の林氏なのでこういうことを言い出すのでしょうが、そもそも今現在の状況で話をすべきでしょう。共産党にしても日米安保はともかく、自衛隊即時解散なんか主張していません。なお、この黒坂の主張だと『中国が、隣国であるモンゴルやブータン、ネパールなどに現在、侵攻していないこと』はどう理解されるんでしょうか?

*50:琉球国再建」ならともかく「王国再建」は県民はほとんど誰も望んでないでしょうね。国王独裁はもちろん日本や英国のような「象徴国王制」だって希望者は極めて少ないんじゃないか。

*51:わざわざ「市民」と書いてるあたりがせこいですね。たぶん黒坂は「軍人殺害は虐殺ではない」と強弁する気なのでしょう。軍人だろうと「捕虜の虐殺」は立派な虐殺ですけどね(そして日本軍は捕虜を虐殺しています)。

*52:南京事件当時、中支那方面軍司令官

*53:南京事件当時、第6師団(熊本)師団長

*54:著書『アジアの中の日本軍:戦争責任と歴史学歴史教育』(1994年、大月書店)、『日中全面戦争と海軍:パナイ号事件の真相』(1997年、青木書店)、『南京事件』(1997年、岩波新書)、『南京事件三光作戦』(1999年、大月書店)、『南京事件と日本人』(2002年、柏書房)、『南京難民区の百日:虐殺を見た外国人』(2005年、岩波現代文庫)、『「百人斬り競争」と南京事件』(2008年、大月書店)、『日本軍の治安戦:日中戦争の実相』(2010年、岩波書店)、『第一次世界大戦期の中国民族運動』(2014年、汲古書院)、『海軍の日中戦争:アジア太平洋戦争への自滅のシナリオ』(2015年、平凡社)、『日中戦争全史( 上・下)』(2017年、高文研)、『増補・南京事件論争史:日本人は史実をどう認識してきたか』(2018年、平凡社ライブラリー)など

*55:少なくともヨンビョン島砲撃レベルでは米軍は出動しなかったので「何らかの攻撃」ではなく「一定レベル以上の攻撃」ですね。米軍もそうむやみやたらと出撃なんかしません。

*56:実際にはロシア領にはならなかった(ロシアにはその意思はなかった)と俺は思います(正直なところ黒坂らウヨだって、醜い言い訳してるだけで、そうはならなかったと思ってるだろうと俺は見ます)。ただし「仮にそうなった」として「日本支配より不幸だった」と黒坂らウヨが決めつける根拠は何なのか。第一次大戦を契機にロシア領だったフィンランドバルト三国が独立したこと(バルト三国は後にスターリンソ連に併合されますが、フィンランドは独立を維持しました)を考えれば「ロシア領韓国」も同様に独立した可能性がむしろあるでしょう。その方が韓国にとっては幸せだったかもしれません(まあイフの話をしても仕方がありませんが)。

*57:神戸女学院大学教授。全国革新懇代表世話人。著書『人間の復興か、資本の論理か:3・11後の日本』(2011年、自治体研究社)、『マルクスのかじり方』(2011年、新日本出版社)、『若者よ、マルクスを読もう:20歳代の模索と情熱』(共著、2013年、角川ソフィア文庫)、『「おこぼれ経済」という神話』(2014年、新日本出版社)、『社会のしくみのかじり方』(2015年、新日本出版社)など。個人サイト(https://walumono.typepad.jp/

*58:著書『中国を追われたウイグル人:亡命者が語る政治弾圧』(2007年、文春新書)など