「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート154(追記・訂正あり)

織田作之助の戦時中の短編「姉妹」と「旅への誘い」(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4831
 織田の最大の代表作は

■映画、テレビドラマ
東宝映画『夫婦善哉』(1955年)、『新・夫婦善哉』(1963年)夫役:森繁久弥、妻役:淡島千景
・フジテレビドラマ『夫婦善哉』(1990年)夫役:小林薫、妻役:黒木瞳
テレビ東京ドラマ『夫婦善哉』(1995年)夫役:小林薫、妻役:田中裕子
NHKドラマ『夫婦善哉』(2013年)夫役:森山未來、妻役:尾野真千子
■舞台
明治座公演『夫婦善哉』(2004年)夫役:藤田まこと、妻役:中村玉緒
新橋演舞場公演『夫婦善哉』(2005年)夫役:沢田研二、妻役:藤山直美

など舞台化、映像化もされた「夫婦善哉ウィキペディア参照)」です。
 また織田といえば

http://www.jiyuken.co.jp/history/oda.html
 現在も、自由軒本店には、小説を書く織田作之助の写真が飾ってあります。これは彼が来店した際、二代目店主・吉田四郎がいただいたものです。その額縁にはこんな言葉が刻まれています。
『トラは死んで皮をのこす、織田作死んでカレーライスをのこす』

というエピソードもありますがそれはさておき。「旅への誘い」を加筆したものが「姉妹」のようです。
 「旅への誘い」は著作権が切れてるらしく、青空文庫https://www.aozora.gr.jp/cards/000040/files/47843_36042.html)で全文が読めます。分量的にはそう多くはありません。「姉妹」はまだ著作権が切れてないようでヒットしません。
 しかし「南方派遣日本語教授に志願」て旅っていうんでしょうか?。こういう「仕事での海外長期滞在」はあまり旅といわない気がします。それだと、日本軍兵士が中国にいくのも旅になりますしね。

 この作を時代に迎合したものだとかいう人がいますが

 まあ、発表時期が戦時中で

http://miura.trycomp.net/?p=4831
 妹の伊都子は、南方派遣日本語教授に志願します。
「(ボーガス注:病気で亡くなった)姉の不幸を思えば、もう自分の幸福は許されない。身を殺して御国のために尽くすよりほかに、今はもう姉に報いる道はないと、伊都子には思われたのである。」
そして、同時に、姉宛にある男性からの手紙が届きます。
「ずいぶんご無沙汰しました。お元気ですか。
 東京の大学へ入ってからもう一年半になります。その間いっぺんもおたよりもせず、申しわけありません。
 早速ですが、僕も学徒海鷲として、近く●●航空隊へ入隊します。申すまでもなく、生きて帰る気持ちはありません。従って、もう再びあなたにお目にかかれるかどうかわかりません。」

https://www.aozora.gr.jp/cards/000040/files/47843_36042.html
「お姉さまがご自分の命と引きかえに貰って下すったあの卒業免状を、お国の役に立てることが出来るのだわ。そうだ、私は南方へ日本語を教えに行こう!」
 二十七の歳までお嫁にも行かず、若い娘らしい喜びも知らず、(中略)若い生涯を終ってしまったのである。その姉のさびしい生涯を想えば、もはや月並みな若い娘らしい幸福に甘んずることは許されず、姉の一生を吹き渡った孤独な冬の風に自分もまた吹雪と共に吹かれて行こうという道子にとっては、自分の若さや青春を捨てて異境に働き、異境に死ぬよりほかに、姉に報いる道はないと思われた。
「お姉さまもきっと喜んで下さるわ。」

ではねえ。そういう「時代に迎合した作品」つう見方も出ておかしくないでしょう。南方派遣日本語教師て今の日本で「インドネシア日本語教師で行きました」つうんじゃなくて「日本の東南アジア侵略(日本の同化政策)」とセットですからねえ。
 そして特攻兵登場ではねえ(苦笑)。


id:noharraこと八木孝三に突っ込む

野原燐がリツイート
・なうちゃん(弱い自分を恥じないこと、弱い誰かを笑わないこと)
 在日朝鮮人への様々な差別や技能実習生などの在日外国人に対する非人道的な扱いなどを見聞する度に、日本国憲法マッカーサー草案で“people”と書かれていた主語を「国民」と書き換え、在日外国人の権利条項をわざわざ削ってしまった日本人の駄目さをつくづく感じてしまいます。

 あきれて二の句が継げませんね。朝鮮学校無償化除外という差別行為に加担するid:noharraがよくもこんなツイートにリツイートできるもんです。
 なお、ナウちゃん氏のいう「在日朝鮮人への様々な差別」には朝鮮学校無償化除外が入ることは

https://twitter.com/nauchan0626/status/1050516749597036544
 こういう状況を見ると、朝鮮学校というところは日本社会からあらゆる意味で排除されている理不尽さを感じてしまいます。在日コリアンの子どもたちが安心して学べる環境を確保出来るよう願っています
大阪)台風21号で被害の朝鮮学校 補修の公的支援なく:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASLB87GF9LB8PTIL11H.html

https://twitter.com/nauchan0626/status/1051822888909594624
 在日コリアンの子どもたちと他の国の子どもたちの間に差別を設け、平等に教育を受ける機会を奪う、これは立派な「官製ヘイト」なのです。
■『日本の元文科省事務次官朝鮮学校の無償化からの排除は官製ヘイト」(ハンギョレ新聞)』 Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181015-00031855-hankyoreh-kr

という彼のツイートで明白です。朝鮮学校差別者id:noharraがこうしたナウちゃん氏の立場「朝鮮学校無償化除外反対」を知っているかはともかく、「朝鮮学校無償化除外支持者」である奴のやってる行為はナウちゃん氏に対して大変失礼です。
 しかし、俺が「無償化除外反対」といったら散々悪口雑言したid:noharraもナウちゃん氏に対しては何もいわずだんまりなのでしょうね。全くでたらめな野郎です。

野原燐がリツイート
立川談四楼
 共産志位委員長が安倍さんを攻める責める。「改憲を問う正当性自体が存在していない。安倍政権に改憲を許すことは、窃盗犯に鍵を渡して家の留守番を頼むようなものである。凶悪犯にピストルとナイフを渡すようなものである」いいね、キレッキレだ。これがピアノでショパンを弾いた人と同じ人だろうか。

 イヤーこれが過去に安倍を「安倍さんのおかげでウイグル政治犯が解放された」といった男(id:noharra)と同じ人だろうか?
 そしてこれが「あの立川談志(どう見てもウヨ)の弟子」ですか。「党員ではなく、反安倍の同志としての容共」にすぎないでしょうが、びっくりですね。

野原燐がリツイート
・ゆみ
本田圭佑国益だけを考える政治家は、今後は必要とされなくなっていく時代になると思います」
日本スゴイ!」に慰撫されるばかりで、世界の惨状を伝えるジャーナリストさえも、迷惑者扱いするガラパゴスのこの国。ダルビッシュや、本田の発言は、日本の異常さを改めて浮彫りにしたと言えるだろう。 

 すげえなあ、朝鮮学校差別に加担する屑id:noharraが「元チームメイトで、今も親しく交際してる在日サッカー選手(朝鮮学校OB)」に「あなたのファンである高校生たちを励ますためにぜひ母校を訪問してほしい」と頼まれて、「ウヨからの予想される人格攻撃」も覚悟の上で朝鮮高校を訪問した本田の言葉をためらいなく政治利用しますか?。id:noharraさんは「恥を知る」「良心」って言葉知ってる?
 本田の言葉をそういう政治利用するならまずは、「本田の朝鮮学校訪問」についてどう思うか言ってみたらどうよ?。
 どうせ「ボクは本田の安田純平氏擁護を評価しただけです。本田の朝鮮学校訪問については興味ありません、だからコメントしません」つって逃げるんだろうがな。有名人の本田や前川氏が朝鮮学校を応援すると何も言えないくせに、無名人の俺が同じことを言うと「朝鮮学校シンパ」扱いで非難とか、「権威や有名人(この場合、本田や前川氏)に弱い」「ダブスタででたらめ」にもほどがありすぎだろ、お前。

野原燐がリツイート
・星のしずく
 日本人なら、日本の過去の歴史に関心を持ち、正しく知っておくのは当然のこと。
 他国の事例を持ち出したところで、旧日本軍の過ちが無くなるわけでも軽くなるわけでもありません。
 相対化、つまり、「誰々ちゃんもやってるじゃないか論」は小学校低学年まで。無意味だし、第一カッコ悪いよ。

 で「日本の戦争犯罪南京事件慰安婦)」についての指摘に対して「通州事件」「ソ連満州侵攻」「広島、長崎への原爆投下」だのを持ち出してそういう「かっこ悪いこと」をやってる「つくる会理事」三浦小太郎つうアホ右翼を批判しないどころかそいつが役員を務める「守る会」とか言う右翼団体id:noharraサンが平然と入会してるのはどういう意味ですか?。

野原燐がリツイート
・YOKO(築地lover)
 ついに、国連の人権理事会が『福島への強制帰還』 を否定したよ。特に女性、子供は危ない、と。

 id:noharraこと八木には「やれやれ」ですね。国連人権理事会が「朝鮮学校無償化除外は違法行為だ」と指摘したときは無視したくせにねえ。
 まるで「国連人種差別撤廃委員会が沖縄基地問題を日本政府に批判的に取り上げたときは、現状に問題などないと居直ったくせに、この委員会がウイグル問題を中国政府に批判的に取り上げたら大喜びする日本右翼」のようなダブスタです。

野原燐がリツイート
http://magazine.changbi.com/jp/archives/91102?cat=2481
■いかなる南北連合をつくるのか: キャンドル革命時代の朝鮮半島 / 白楽晴
 南北の和解協力を主張する多くの方は、実際に経済協力を続ければ、北はベトナムか中国のように改革・開放をするようになるだろう、と本気で信じているようです。でも私はこの点だけは保守側の論者に共感する面があります。北は中国やベトナムのようにはならない

 いろんな意味でid:noharraを問いただしたくなるツイートですね。
 まず第一にid:noharra北朝鮮が中国、ベトナムのような形では改革開放しないという白氏に賛同する根拠は何なのか?
 なお、白氏は「中国の改革開放は米中国交正常化後に行われた」「ベトナムの改革開放はベトナム戦争後に行われた」、つまり「中国やベトナムの政権転覆を米国が放棄した後に行われた」のに対し、北朝鮮はそうではない(米国が政権転覆オプションを捨ててないので外資が中国やベトナムのように来るか疑問)という問題点をあげています。ただし、俺個人はそれでも「改革開放の可能性は十分ある」と思います。
 第二にですが、白氏はそれでも

朝鮮半島で唯一の対案は、南北連合という安全装置を創案して実行する道である。

といっています。また別のところでは「変わらなければならないのは北朝鮮だけではない、韓国もそうだ。国家保安法廃止など南北統一と韓国民主化のために韓国がやらなければ行けないことがたくさんある」(要約)と言う趣旨のことを書いています。
 こうした白氏の主張「当面は南北連合」「国家保安法廃止が必要」に野原は賛同するのか。少なくとも白氏は野原のようなただのアンチ北朝鮮ではありません。


■アジア自由民主連帯協議会【報告】第8回アジアの民主化を促進する東京集会「中国の覇権主義とアジアのゆくえ」
http://freeasia2011.org/japan/archives/5527

 加瀬氏は、今年は明治維新から150周年を迎える、明治以降の日本の夢は、本質的にアジア解放であったことをまず語りました。

 完全なデマですね。

https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-823185.html
 安倍首相は、幕末に松下村塾で維新の志士たちを育てたという吉田松陰を尊敬し、演説でしばしば引用してきた。その松陰は「幽囚録」で次のように説いた。
 「今、急いで軍備をなし、軍艦や大砲が備われば、蝦夷(北海道)を開墾して諸侯に統治させ、間に乗じてカムチャツカ、オホーツクを奪い、琉球を説得して諸侯と同じようにさせ、朝鮮を責めて古代のように従わせ、北は満州中国東北部)を分割し、南は台湾、ルソン(フィリピン)を収め、次第に進取の勢いを示すべきである」
 まさにこの通りに、近代日本は膨張政策を推し進めた。

という明治新政府の何がアジア解放なのか。
 「西郷隆盛*1征韓論」や「伊藤博文*2韓国併合」の何がアジア解放なのか。
 あるいはフランスの圧力に抵抗せず、日本に亡命したベトナム独立活動家ファン・ボイ・チャウを国外退去処分にした日本政府の何がアジア解放なのか。
 「個々の政治活動家」はともかく、日本政府が建前ですら「アジア解放」を掲げたのは1941年の太平洋戦争以降でしょう。もちろんそれだって本当はただの東南アジア侵略ですが。

今トランプ政権が行っている対中政策は、中国の現政権を倒す方向に動いており

 もちろんそんな方向には動いてないですね。1980年代の米国の「日本バッシング」と似たもんに過ぎません。1980年代の日本バッシングだって「日本は対米輸出を抑えろ」などといったもんで「打倒自民党政権」ではないわけです。

 チベットウイグル南モンゴル*3諸民族を解放しなければならない

 おいおいですね。何も中国に限らず「英国のスコットランド」「スペインのバスクカタルーニャ」「カナダのケベック」などでも同じですが「独立派と話し合って平和的に解決してほしい」ならともかく独立支持を公言なんて非常識にもほどがあります。
 中国が「沖縄民族や北海道のアイヌを解放しないと行けない」といったら自分たちウヨがどう思うか少しは考えたらどうなのか。

 続いて、石平氏が登壇、今自分はある種の感動で興奮状態にある、それは10月4日に行われたペンス*4副大統領の演説によって、現在の中国共産党政権は長くはないという確信を持つことができたからであって、やっとアメリカが覚醒した、これは事実上の対中国宣戦布告だと考えていると述べました。

 すでに指摘しましたがそんな事実はありません。

 アメリカが、従来の、中国の近代化や経済の改革開放を支援すれば、長期的に民主化に向かうという認識の過ちをついに認めた。

 そもそもアメリカはそんなことのために中国を支援したわけではない。単に金儲けのためです。

 中華人民共和国という存在は、まさに中国史における暗黒時代

 文革時代はそう言っていいでしょう。しかし今の中国は経済的な意味でも「政治活動や表現の自由」的な意味でもそこまで酷くはないでしょう。

 トウ小平*5も、共産党一党独裁を維持するという点では実は毛沢東と同じだったのだけれど、彼は改革開放の幻想で世界を騙す能力を持っており、世界各国の経済支援を取り付けて、経済の改革は確かに行った。しかし、経済の自由化が必然的にもたらす民主化運動に退位しては、天安門事件などの形で徹底的に弾圧してしまった。

 別にトウはだましたりはしていません。天安門事件を欧米諸国が仮に予想してなかったにせよ、トウの改革がもっぱら経済改革であり必ずしも、政治の民主化を意味しないなんてことは天安門事件前から明白だったでしょう。
 その意味ではトウは「日本における大久保利通*6」のような存在の訳です。大久保も近代化は進めましたが、民主化には背を向けた。その結果が板垣退助らの自由民権運動です。

 特に残念なのは、当時の日本政府がいち早く中国政府への制裁を解き、宮沢*7内閣が天皇訪中を決めてしまったこと

 今更そんなことを言ってもどうにもなりません。まあ、石のような反中国右翼にとっては残念だったのでしょうが、「天皇訪中支持」が「中国ビジネスを重視する」当時の「日本政財官界の総意(当時訪中反対を主張したという藤尾正行*8のような極右を除く)」「オールジャパン」だったわけです。
 それにしても当時昭和天皇が存命だったら訪中したのか気になるところです。

 この中国に対する幻想を打ち砕いた功労者は、ある意味では習近平*9だと石平氏は述べました。

 というほど習氏がトウ小平江沢民*10胡錦濤*11らと比べて乱暴とは思いません。
 むしろ「習氏一人の功績ではないとは言え」、AIIB、一帯一路で中国の国際的地位を高めた功労者が彼でしょう。彼の経済政策(AIIB、一帯一路)は「日本における池田勇人*12の高度経済成長時代」のように歴史に名を残したと言っていいでしょう。

 南シナ海への軍事拠点建設

 とはいえフィリピンやベトナムがAIIBや一帯一路に参加してることでわかるようにこの件で中国は対立一本槍ではありません。

 台湾への圧力強化

 馬英九*13前総統時代はそんなことはありませんでした。蔡英文が「独立を画策してる」と疑われる行為をしたことが問題になったわけです。

 一帯一路政策によって周辺諸国の属国化の推進

 一体どこが属国化してるというのか?

 もしも、世界中がこれに屈したり看過したりすれば、アジア全体が中国に支配され、今のチベットウイグルのような悲惨な状態になってしまっただろうと石平氏は指摘しました。

 完全なデマですね。外国と「中国の領土(チベットウイグル)」と一緒の訳がないでしょう。

 中国の貿易黒字の6割がアメリカである以上、中国はこのまま追い詰められれば一帯一路政策を実行する資金も、他国にばらまいて国際世論を味方につける力もなくなっていき、近い将来中国は国際社会から孤立し崩壊するだろうと石平氏は分析しました。

 「中国の貿易黒字の6割がアメリカ」て、それ裏返せば米国が中国製製品であふれてると言うことですが。報復関税で中国製製品が値上がりしたり、中国製製品の対米輸出が減ったら困るのは米国の消費者でしょう。
 もちろん中国が商売してるのは米国限定ではない。EU諸国や、日本などもありますし。

 追い詰められた習近平が何らかの軍事行動を仕掛ける危険性は確かにあり、それには日本を含め周辺諸国は備えねばならない。

 ばかばかしい。一体どこにどんな軍事攻撃をするというのか。

・続いて、当会副会長でウイグル人のイリハム・マハムティが登壇し、(中略)中国のやり方は、まずアジア全体を支配し、その後は世界を支配すること、そして日本が真っ先に危機にさらされること、このことはもう10年以上前から私は訴えてきたつもりだけれど、いまだに日本では充分に理解されてこなかった、それは自分の力不足もあるけれど、もっと日本の人たちも気づいてほしいと警告しました。
・そして、合法的なのかもしれないけれど、いま中国は日本の土地を北海道などで買っている。これも日本は油断しているうちに、例えば千歳空港の近辺などを買い占められてしまう。これと似たことは自分たちウイグル人も体験してきたと語りました。

 「北海道が危ない、中国が狙ってる」とは完全なデマですね。国連や欧米から批判が出てる「中国のウイグル統治限定」で批判をすればいいのに何でデマを飛ばすのか。だからこそイリハムのような輩はウヨにしか相手にされないわけです。まあ、id:Mukkeだと「ウヨ以外が冷たいから仕方がないんだ!」とかばうのでしょうが。

 最後に、当会会長のペマ・ギャルポ氏が登壇し、(中略)今回、経団連主導で行われるスワップ協定で、再び日本はお金を中国政府に出して延命させかねない、それは、中国民衆に対する裏切り行為であり、日本自身にとっても、自分の首を吊るロープをわざわざ中国に渡すようなものだ、それは例えばカトリックローマ法王も同じように中国を助けている。中国の地下教会の人々は、命を捨てて信仰を守っているのに、法王は中国に妥協し、無神論共産党が作り出す司祭を法王庁が認めようとしている。それによって、例えば南アメリカカトリック諸国がドミノ現象的に台湾との距離を取り始めている。

 とウヨ連中が日本経団連ローマ法王への悪口を言っても何もどうにもならないでしょうね。
 なお、経団連の要望とは言え、企業間協定ではなく「スワップ協定は政府間協定」で当然ながら「安倍の了解を得てる」のに「経団連ガー」とは呆れたバカです。
 また一部の南米諸国が、台湾と断交し、中国と国交を結び始めてるのは基本的に「金儲け」であって、法王庁は関係ないでしょう。


黒坂真のブログ記事に突っ込む
■霜多正次「ちゅらかさ 民主主義文学運動と私」(こうち書房、平成5年刊行)より思う。
http://blueribbonasiya.blogspot.com/2018/11/5.html
 こうち書房で検索しても最近の本がヒットしないので「中小企業ではよくあること」ですが、潰れたのかもしれません。

 最近、沖縄の問題に関する本をいろいろ読んでいます。霜多正次は沖縄生まれの作家です。

 吹き出しました。黒坂記事によれば、沖縄出身とはいえ、上京して都立高校教員となった「共産党除名者」の「俺の共産党除名は不当だ。党は内部批判者に冷たい(要約)」なんてぼやき節と「沖縄の米軍基地問題」と何の関係があるのか。内容的には過去の離党者や除名者のぼやき節と大して変わりはしません。

参考

■霜多正次(しもた・せいじ、1913年〜 2003年:ウィキペディア参照)
沖縄県国頭郡今帰仁村に生まれた。沖縄県立第一中学校から旧制五高に進学。同級だった梅崎春生(後に小説家)と親交を結び、文学の道をめざす。東京帝国大学英文科卒業後、1940年に応召し、各地を転戦したあとブーゲンビル島に配属される。日本の敗色が濃厚となった1945年5月、オーストラリア軍に投降し、捕虜となる。
 復員後、故郷には戻らず、東京で文学をめざし、新日本文学会の事務局に勤務しながら小説を書く。1950年、雑誌『新日本文学』に「木山一等兵と宣教師」を発表、作家として認められるようになる。
 1953年、初めて沖縄本島に帰郷し、米軍占領の実態を見聞し、沖縄本島を直接の題材にした作品を発表し始める。1956年から『新日本文学』に連載した長編『沖縄島』で毎日出版文化賞を受賞する。
新日本文学会のなかでも幹事を歴任していたが、当時の会をリードしていた武井昭夫たちの文学方法との対立が激しくなり、その後新日本文学会を除籍された。
・1965年の日本民主主義文学同盟創立の際には副議長に選出された。1971年には、1960年代の沖縄の現実を描いた長編『明けもどろ』で、多喜二・百合子賞を受賞した。1975年には、文学同盟の議長に就任し、1983年までその任にあった。
 1983年、文学同盟の議長を退任したあとは、主として同人誌『葦牙』に拠って活動し、1987年には文学同盟も退会した。その後、日本共産党を除籍され、当時の自らの文学活動を省みる回想記『ちゅらかさ』を発表した。 

ということで、霜田は「左派の立場から基地問題を取り上げた著書」を発表してるのに、それに触れずに「霜田の除名処分が不当」としかいわないあたりいつもながら黒坂も馬鹿です。
 「沖縄の問題に関する本をいろいろ読んでいます」つうならそれこそ「霜田の基地問題認識」に触れるべきでしょうに。

 日本共産党員が「野党と市民の共闘」を訴えるなら、(ボーガス注:過去の)「反党分子」批判を再検討すべきだ

 「反共分子」黒坂的には「ただの因縁付け」でしかないでしょうが珍しく正論だとは思います。
 こういう「正論だけ書いてれば」黒坂もまともに見えるのですがね(苦笑)。
 というか「過去にかなり険悪な関係にあったとされる小田実」との共闘などが「ささやかなそうした動き」なのであり、正直、小生もその点は「長い目で見たい」とは思っています。「日本共産党野党共闘の重要な一角である今」、こういう「過去のこと」を必要以上にあげつらってもどうしようもない。

 哲学者古在由重氏が亡くなったとき、「赤旗」には死亡記事が出なかったそうです。

 まあこれは「古在氏といろいろと対立関係にあった」とはいえ、確かに「いかがなもんだったかなあ」とは思います。まあ、この程度で俺は共産支持はやめたりはしませんが。ただし「訃報記事によって悪口雑言ぶちまける」よりはましではあるでしょう。産経が宮本顕治氏の死去時に確かやったことですが。

 霜多正次、萩原遼の両氏は日本共産党を除籍となりました。両氏は「反党分子」だったのでしょうか。

 霜田の除名事情を知らないのでそれについてはコメントしません。しかし「日朝平壌宣言破棄」を主張し「破棄を主張しない共産党」を「北朝鮮の手先呼ばわりした」萩原の除名は当然のことだった、萩原は「議論の余地なく反党分子」であり、かつ「非常識な反動極右、反共分子だった」というべきでしょう。むしろ「何で萩原は離党しないの?。宣言廃棄なんか党執行部がいうわけないじゃん。除名されるために、そして除名されたときに党に悪口雑言するために党を挑発してるの?」ですね。まあ、萩原の主観はともかく客観的には挑発行為にしか見えません。

 萩原遼氏を「しのぶ集い」は東京、大阪で開催されました。私は大阪で参加しましたが、日本共産党員の方も出席されていました。

 「へえ?」ですね。一応「左派ではあったらしい霜田はともかく」、ただの反動極右に転落した萩原の「しのぶ会」など俺ならノーサンキューですが。大体、「しのぶ会」出席者のメンツの大部分は「最近の萩原の言動を反映して」ウヨばかりであることが想定できますしね。しかしなんで黒坂にその方が党員とわかったのか。「共産党なんとか支部支部長」とか、肩書き付きで記帳でもしたんですかね。はたまた彼を知る人物が「しのぶ会」会場にいたのか。


黒坂真のツイートに突っ込む

黒坂真
 日本共産党員の皆さん。皆さんは、日清、日露戦争で日本は負けたほうが良かったとお考えですか。

 「日清・日露戦争は中国、韓国への侵略だった、そのことを反省しなければ中国、韓国と友好関係は築けない」という批判発言は「日本は戦争を回避すべきだった」であって「日本は中国やロシアに負けるべきだった」ではないことくらい黒坂だってわかってるでしょうにねえ。

黒坂真
 渡辺輝人さん。昔の日本共産党日韓条約に強く反対したことをご存知ですね。日本共産党は韓国政府を米国の傀儡政府と見なし、日韓条約廃棄*14も訴えた。朝鮮労働党による朝鮮半島統一を支持*15した。日韓条約廃棄では、今の極端な方々と昔の日本共産党は一致します。渡辺さんはどうお考えですか。

 例の韓国最高裁判決で「韓国と断交だ!」と放言するネトウヨに「そんなんできるわけねえだろ」とたしなめる渡辺氏に因縁つける黒坂です。
 「1960年代に共産党佐藤栄作政権の日韓国交樹立に反対した、2010年の今ネトウヨが日韓国交断絶を主張して何が悪い」てまあ、本気ではなく渡辺氏や共産党に因縁つけたいだけでしょうが正気じゃないですね。
 1960年代と2010年代の今と全然政治環境が違うでしょうに。大体その理屈なら「1970年代に日中国交樹立に反対した自民党清和会」は今も「台湾との国交回復(中国と国交断絶してでも)」を主張すべきなのか。清和会出身の安倍は訪中すべきではなかったのか。もちろんそういう話ではない。「日中国交正常化反対」なんて田中の訪中&国交正常化によって完全に雲散霧消しました。
 もちろんそれどころか「清和会トップである福田赳夫」は首相として「日中平和友好条約」を締結したわけです。

黒坂真
 増子典男さん。日韓併合がなされた時期の国際社会は、強い国が弱い国を併合し、防衛線を外に作る*16のが当たり前だった。生き延びるための明治の選択を謝罪すべきではない。

 やれやれですね。そんなことを言ったらそれこそ「米国が広島に原爆投下したのは当時としては当たり前だった」「ソ連北方領土に侵攻(以下略)」「中国がチベットを解放したのは(以下略)」つうことになりかねないんですがね。黒坂はそれを認めるのか。「当時は特に批判がなかった、だから当然だった」なんて暴論にもほどがあります。しかも黒坂らウヨの場合「謝罪はしないが、もめ事にならないよう沈黙する」のではなく「明治をただただ美化する(時には植民地支配まで公然と美化する)」のだから話になりません。
 そもそも米英仏だって過去に植民地にしていた「フィリピン」「インド、エジプトなど」「ベトナムアルジェリアなど」に対してここまで公然と居直りはしないでしょう。

黒坂真
 渡辺輝人さん。日本政府は国益を考えるなら、今回の韓国最高裁判決は取られるべきではなかったとの呟きにお尋ねしたい。日本政府が外国の裁判所の判決作成にどうやって関与するのですか。それは内政干渉そのものではないですか。大韓民国は独立国です。大韓民国は米国の傀儡政府ですか。

渡辺輝人*17
 こんな言い方はしたくないが、「日本の国益」なるものを考えるなら、具体的に請求認容する今回の韓国最高裁判決は、取られるべきではなかったのだ。

 やれやれですね。前後の文脈から渡辺氏が言いたいことは「黒坂や安倍晋三らウヨが今回の徴用工韓国最高裁判決について日本の国益云々というなら被告・新日鉄住金が原告と話し合って和解して裁判所判決を回避し穏便に済ませた方がよかったのではないか(そうした和解路線に反対したのがウヨだが)」なんてことは容易に了解できるでしょうに。
 実際この後のツイートで渡辺氏は

渡辺輝人
最高裁判決を取られることと、個別事案で和解するのって、全く影響力が違うんだけど。
・今朝の朝刊によると、新日鉄住金が和解しようとしたのに、強硬策を採るように舵を切ったのが安倍政権だという。それで最高裁で負けることで、日本の財閥系企業は大きな十字架を背負うことになってしまった。完全に安倍政権の外交の失敗。しかし、安倍政権はこの件で対韓国反発を煽ることを優先した。

とツイートしています。黒坂はまさかこの渡辺ツイートに気づかなかったというのか。まあ渡辺氏が黒坂に反論ツイートしてもいいんですが、「明らかに故意に曲解をしてる黒坂のような人格破綻者、サイコパス」にまともに対応する気に渡辺氏がならなくても仕方がないでしょう(今のところ、黒坂に直接の反論はしてないようです)。俺だって渡辺氏の立場なら「無茶苦茶な曲解してるんじゃねえよ!。前後のツイート見れば俺の言いたいことはわかるだろうに。お前、単に俺に因縁つけたいだけだろ、黒坂!」と黒坂に対応する気がなくなりますので。
 大体、この黒坂の物言いなら韓国政府に抗議する安倍政権はどうなるのか。
 黒井の物言いをパロれば、まさに

 文在寅政権に抗議する安倍政権にお尋ねしたい。行政府が裁判所の判決作成にどうやって関与するのですか。それは司法への違法介入そのものではないですか。大韓民国三権分立です。大韓民国では司法は『行政府の傀儡』ですか。それともあなたが統治する日本では、三権分立はない「一権(行政)独裁」で、司法が『行政府の傀儡』ですか。たとえば、日米関係重視のために米軍基地訴訟で日本政府が「日米関係に配慮した判決を出せ」と司法府に政治介入してるのですか?

ですよねえ。朝鮮学校への不当判決見るに「日本の司法は行政府の傀儡か」といいたくなりますが。

黒坂真
 平野啓一郎さん。「和を以て貴しとなす」には、物部一族との熾烈な戦いを終え、もうこんなことをしなくてすむようにという太子の思いが込められていたのではないでしょうか。

 稲田を批判する平野氏に対し「和を以て貴しとなすは日本版民主主義だ、だから稲田は間違ってない」と強弁する黒坂です。それにしても「たかが大阪経済大学教授」とはいえ学者の肩書きを一応持つものが何の根拠も出さずに「太子の思いが込められていたのではないでしょうか」ですか?。呆れて二の句が継げませんね。
 大阪経済大学も「所属教授がこんなバカをさらすようでは」いい迷惑でしょう。

黒坂真
 カクサン部長さん。日本共産党の基本政策、例えば軍事費削減や大企業の内部留保削減政策について、アンケートを取れば大半の方は反対するでしょう。日本革命には圧倒的多数が大反対。それでも日本共産党は日本革命を訴えるでしょうね。このとき国民の上に自分を置いている、独裁政党だと言えますか。

 吹き出しました。黒坂がそう決めつける根拠は一体何なのか。黒坂は「学者の肩書き」を持ちながらそう考える具体的根拠(例:マスコミ世論調査)を何一つ提出していません。
 大体その理屈だと、例えば「世論調査によれば圧倒的多数が賛成してる女帝(女性天皇)制度」について黒坂らはウヨは「国民多数が支持してるのだから我々も喜んで女性天皇を支持します!」でなければいけません(例はもちろん女帝制度でなくても何でもいいですが)。しかし、まあ、そんなことは言わないでしょうね。
 そしてそう言わなくても黒坂らは自分たちのことを「国民の上に自分を置いている独裁体質」とは認めないでしょう。
 「国民多数が支持しようが女帝など認めない。それは日本の伝統に反する」などと黒坂らはいうでしょうね。
 あるいは国民大多数は「中国のやることは何でも万々歳」ではないにせよ「黒坂のような反中国ではない」わけです。今の日本において中国ビジネスを全否定する人は黒坂のような極右以外まずいない。
 ならば黒坂は「国民世論に従って今のような極端な反中国をやめるのか」。これまた聞くだけ野暮でしょう。「国民世論に関係なくあるべき日本外交のために私は中国批判してる」などというのでしょう。
 もちろん「黒坂らウヨがそう主張するのであるならば」、日本共産党が「国民世論に関係なく」、共産党の考える「あるべき対外関係(軍縮した方が対外関係が好転する)」「あるべき財政状況(軍縮した方が財政状況が好転する)」から軍縮を主張することには「主張内容の是非*18」という問題をひとまず置けば「国民の上に自分を置いている独裁体質」などということではなく何ら問題ないことです。
 当然ながら、「国民の支持がなければ自分の考えを押しつけることはできない」ですが、それは「国民多数が支持しないものを主張してはいけない」つう話ではありません。国民は神でも何でもない。
 間違えることもあるわけです。要するに「粘り強く説得して多数派を目指す」つう話になるわけです。共産党の態度が独裁ではなく、そういうもんであることは、当たり前すぎて言うだけ馬鹿馬鹿しい話です。

黒坂真
 農業民族には、他の部族から生産物を奪って暮らしを立てる、という発想ができにくい。

 どうも「日本での様々な戦争の歴史」を無視して「日本人は農耕民なので歴史的に侵略性のない平和な民族」と強弁したいようですが、吹き出しました。荒木和博、島田洋一櫻井よしこでもここまでバカなこと言うかどうか。
 「日清戦争(1894年)以降太平洋戦争終戦(1945年)までの日本」はひとまずおくとしても、戦国時代の日本って狩猟民族や遊牧民族だったんでしょうか?。
 上杉謙信織田信長武田信玄伊達政宗徳川家康毛利元就など戦国大名は農業や商業ではなく狩猟や遊牧で領土を経営していたのか。
 「お前、チンギス・ハンのモンゴル帝国騎馬民族遊牧民族だからって無茶な妄想発動したあげく、過去の歴史における日本の侵略性を必死に否定しようとするなよ」「戦争する民族が全部狩猟民族や遊牧民族のわけねえだろ」ですね。
 大体その理屈なら中国王朝は元(モンゴルによる征服王朝ですが)など一部除けばすべて「農耕民族」です。今の「中華人民共和国」だって農耕民族でしょう。したがって「中国人」は歴史的には「侵略性皆無の平和な人たち」つうことになりますよね。
 しかし黒坂らウヨはそんな中国評価はしてなかったはずです。「中国はウイグルチベットを侵略し」云々といっていたはずです。どこまででたらめで無茶苦茶なのか。
 大体、人間というものは「定住するようになってから」はどこだってほとんど農耕民族です。農耕しないと狩猟や遊牧では「安定して食料が手に入らない」ので、とても定住なんかできませんから。今やモンゴルだって遊牧なんか衰退傾向の訳です。
 あるいは、「第一次世界大戦第二次世界大戦」が起こったヨーロッパは農耕民族ではないのか。
 ポルポトカンボジアに侵攻したベトナムは農耕民族ではないのか。
 朝鮮戦争を起こした北朝鮮は農耕民族ではないのか(まあ事例は何でもいいですが思いついたもんを書いてみました)。
 そんなことはないわけです。狩猟や遊牧なんてごくごく一部であり農耕なしで生活できるわけがないでしょう。大体「戦争して農業用地を広げる」という意味で農耕民族にとっても戦争には意味があったわけです。

ラサール石井がTadをリツイート
 はあ?。古来のどこに民主主義があったのですか?。教えてください。
■Tad
稲田朋美*19議員「民主主義の基本は我が国古来の伝統であり、敗戦後に連合国から教えられたものではありません」
 国会で堂々と歴史修正発言。(衆議院本会議2018年10月29日)

 芸能人のラサールが「芸能人が政治的発言をしたがらない日本」でこうした稲田批判発言をするのが意外です。
 なお、ウィキペディアの「ラサール石井」が俺的に面白いので引用しておきます。

ラサール石井ウィキペディア参照)
鹿児島市の私立ラ・サール高等学校に入学。卒業後は早稲田大学第一文学部に進学。
早大在学中に劇団テアトル・エコー養成所に入所。声優養成試験はリップノイズがあることとマイクに息が吹きかかる癖があるという理由で落ちたという。その後、養成所で一期下の渡辺正行*20小宮孝泰*21と共にコント赤信号を結成。本格的に芸能活動を始める。多忙で単位不足となり学業の両立を断念し早大から除籍となる(中退ではない)。
・1996年から2004年までフジテレビで放送されたテレビアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』では主人公・両津勘吉の声を担当(両津役以外の声優活動はほとんどしていない)。放送開始当初は「話題作りのための芸人起用」と批判されていたが、次第に原作ファンや視聴者から「ハマリ役」と絶賛され、幅広い世代に支持される。原作者の秋本治も漫画内で「わしにそっくり」という両津自身の台詞という形で絶賛し、ドラマ化の際に両津役にラサールを推薦するほど高く評価していた。主役だと自分専用のマイクが用意されるため、かつてテアトル・エコー時代に指摘されたマイクに息が吹きかかる癖はマイクの前に斜めに立つことで解消したという。
テアトル・エコー養成所に入った理由の1つは井上ひさしテアトル・エコーに所属していたことであったが、入所時にはすでに井上はテアトル・エコーを去っていた。2013年6月には井上が創始者の劇団「こまつ座」の舞台『てんぷくトリオ*22のコント:井上ひさしの笑いの原点』で脚本・監修を務めた。
・一時期は芸に悩み、コント赤信号を脱退したい旨を所属事務所「石井光三オフィス」社長の石井光三*23に伝えたが、彼に「そうか?。 ほなやめたらええがな!。その代わりラ・サール高校からオモロイ奴1人連れて来てーな!。そしたらそいつをラサール佐藤とかにして赤信号に入れるがな!。ほな頼むで!」と甲高い声で明るく言われたことから、真剣に思い悩んでいた自分がバカバカしくなり、脱退を白紙撤回した。

 それはともかく。これに対する黒坂のリツイートがこれです。

黒坂真
 ラサール石井さん。日本には、独裁者と言えるような権力を保持した人物はいなかったと思いますが、いかがですか。あえて言えば、最晩年の太閤秀吉でしょうか。古代でも独裁者は思いつかない。

 呆れて二の句が継げませんね。いくら自民党支持者とはいえ稲田の与太までかばわなくてもいいでしょうに(そもそも「古代に民主主義があるのか?(ラサールの突っ込み)」を「古代に独裁者がいたのか?」と言い換えるあたり、黒坂もせこいですが。ヒトラースターリンの粛清イメージを元に「日本古代には独裁者はいない」と強弁する気のようです)。
 俺だったら「明治の自由民権運動大正デモクラシーがあるので敗戦後に連合国から教えられたものではありません(まあ連合国が国民主権の新憲法誕生など様々な面で民主化を後押ししたことは事実ですが)」とは思いますが、さすがに「古来の伝統」なんていいません。民主主義云々の例では明治以前はせいぜい「戦国時代・堺や博多の商人自治」くらいしかあげられないでしょうし、それは古来と言えるかどうか。
 かつ「例外的な少数事例(他の都市や農村はそんなことはなかったし、堺や博多は結局は戦国大名に屈した)」だし「庶民一般ではなく有力商人のみの自治」ですからね。
 少なくとも民主的に指導者が選ばれてない時代(天皇主権でも『いわゆる政党内閣制度誕生以降は独裁ではない』と理解する*24ならば、日本だと国会誕生以前)は「日本に限らず」古今東西すべて「トップは独裁者」なんですが、「あえて言えば、最晩年の太閤秀吉」て、全く黒坂も無茶苦茶言います(苦笑)。
 まさか「歴代天皇源頼朝足利尊氏織田信長徳川家康大久保利通などは民衆に対する慈愛にあふれたトップだから民主的に選ばれてなくても、独裁じゃないんです」と強弁する気でしょうか?。
 イヤー、黒坂の独裁理解は極めて特異な代物ですね。まあ稲田をかばうための強弁でしょうが無様なもんです。ここまで酷い詭弁は島田洋一や荒木和博、桜井よしこでもやるかどうか。
 もはや黒坂には「キチガイ」という称号を贈呈して何ら問題ない気がします。よくこんな男を大阪経済大学も教員にするもんです。研究能力「だけ」はあるのか、はたまた大阪経済大学がウヨの巣窟なのか。
 それにしても黒坂が秀吉だけ特別扱いする意味がよくわかりません。「無謀な朝鮮侵攻をしたから」?。「関白秀次を粛清したときに彼の幼児まで処刑した」から?。ただその程度のことは家康など、他の政権トップも大なり小なりやってるんじゃないか。

吉岡正史
すごい。
「今回の法案でトランスジェンダーの人たちは、本人が希望すれば、出生証明書など各種公的文書で性別や名前の変更を行い、性転換手術も国家の費用で受けることができます」。
赤旗トランスジェンダー法案可決/性転換手術の無償化 弾圧・迫害に補償も/ウルグアイ
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-10-22/2018102207_01_1.html

 さてこの吉岡氏のツイートについた黒坂のリツイートがこれです。

黒坂真
 吉岡正史さん。最近の日本共産党LGBTの問題に熱心*25ですね。それならば、宮本百合子に同性愛者だった時期があることを、日本共産党として認めたらどうでしょうか。これは文献を調べたらすぐわかる事*26なのですが、(ボーガス注:夫の)宮本顕治氏が内緒にしたかったらしい*27日本共産党宮本百合子論には出てこない。

 頭痛がしてきますね。そんなことより、吉岡氏が紹介するウルグアイLGBTの法律についてどう思うのか、吉岡氏同様高く評価し、日本でも参考にして同様のLGBT権利保護法を作るべきと思うのか、逆にLGBTの権利なんか認められるか、今の日本の態度で何の問題もない、ウルグアイの方がおかしいんだと思うのか、とかリツイートしたらどうなのか。
 この黒坂の「宮本百合子」云々つうのは、真面目にLGBTのことを考えてるわけでもなければ、宮本百合子研究の発展を願ってるわけでも何でもないでしょう。単なる吉岡氏への嫌がらせです。
 宮本百合子はもちろんLGBTに対しても黒坂は非常に失礼です。こういう愚劣な行為は「反共意識はもちろん」LGBTへの差別意識がないとやれないでしょうね。
 正直、黒坂のことは「人格破綻者(平たく言うとキチガイ)」「サイコパス」認定して何の問題もない気がしてきました。正直、黒坂と付き合ってる人間ってこいつに呆れたり、怒りを感じたりしないんでしょうか?
 それはともかく、この嫌がらせは、予備知識がないと「はあ?。宮本顕治と結婚した人間がLGBT?」でしょうね。俺は「あることで偶然予備知識を得たので」黒坂の言ってる意味がある程度わかりますが(うろ覚えですが『百合子、ダスビダーニャ』の映画パンフを地域の公民館かどこかで見た気がします)。
 まずはウィキペディア湯浅芳子』『百合子、ダスビダーニャ』を紹介しておきましょう。

湯浅芳子(1896年〜1990年:ウィキペディア参照)
 ロシア文学翻訳者。
 作家・野上弥生子の紹介で宮本百合子(当時は中条百合子)と知り合い、1924年から、当時の夫・荒木茂と離婚した百合子と共同生活を送る。1927年から1930年にかけて、百合子とともに当時のソ連に滞在する。帰国後は、ロシア・ソビエト文学の翻訳紹介を行った。1947年12月から1年間、婦人民主クラブ機関紙『婦人民主新聞』の編集長も務めた。この時期のことは百合子の小説『伸子』『二つの庭』『道標』に詳しい。
 同性愛者であり、百合子をはじめとして何人かの女性と同棲生活を送ったが、異性と恋愛関係になることは最後までなかった(瀬戸内寂聴孤高の人』によれば処女のまま生涯を終えたという)。生涯独身を貫いたこと(ただし、茶人で尾崎一雄夫人の異母姉である山原鶴が事実上の本妻的立場にいたとされる)で、フェミニズムの立場からの注目も集まっている。
 死後の1994年に、彼女の功績を記念し、外国戯曲の優れた翻訳・脚色・上演を行った者に贈られる湯浅芳子賞(2009年から小田島雄志・翻訳戯曲賞に発展的解消)が作られた。
 死去の8か月前、作家・沢部仁美が晩年の湯浅に取材し書き上げた評伝『百合子、ダスヴィダーニヤ*28湯浅芳子の青春』(1990年、学陽書房→後に1996年、文春文庫)が刊行され、百合子との関係を含む半生が詳しく紹介された。1997年、生前の湯浅と交流があった作家・瀬戸内寂聴*29による評伝『孤高の人』(筑摩書房→後に2007年、ちくま文庫)が出版された。2008年には、百合子との往復書簡が翰林書房から刊行された。2010年には、沢部原作で浜野佐知監督による劇映画『百合子、ダスヴィダーニヤ』が制作された。

■『百合子、ダスヴィダーニヤ』(ウィキペディア参照)
 2011年製作の日本映画。
 ロシア文学翻訳家の湯浅芳子と小説家中條百合子(後の宮本百合子)との人間関係を描いた劇映画。
■キャスト
・中條百合子:一十三十一*30(ひとみとい)
湯浅芳子菜葉菜*31(なはな)
荒木茂(百合子の最初の夫。日本におけるペルシア学の先駆者。著書『ペルシア文学史考』(1922年、岩波書店)):大杉漣*32
・中條精一郎(百合子の父。著名な建築家):平野忠彦*33
・中條葭江(百合子の母):吉行和子*34
・中條運(百合子の祖母):大方斐紗子*35
野上弥生子(作家。百合子と芳子の共通の友人):洞口依子*36

 ウィキペディア湯浅芳子」でわかるように「湯浅は宮本百合子とシェアハウスorルームシェアした時期がある」ということと「湯浅が同性愛であることをカミングアウトしてる」つうことが重要なわけですね。
 そこで、黒坂のような因縁付け(宮本百合子は同性愛云々)になるわけですが正直「湯浅芳子」について知らないと理解不能な因縁付けです。
 湯浅芳子について知ってる人はまず少ないでしょう。いやそれ以前に最近だと宮本百合子宮本顕治ですら若者は知らないんじゃないか。
 なお、湯浅芳子宮本百合子が同性愛関係*37だったかどうかは、沢部本や瀬戸内本を読めばわかるのかも知れませんが、俺個人は、正直興味ないですね。すでに二人とも故人ですし、それを知っても「少なくとも俺にとっては」何か意味があるとも思いません。まあ俺個人に限らず「宮本百合子研究的な意味」でもどれほど意味があるのか疑問に思いますが。
 たとえば三島由紀夫は同性愛関係*38があった「らしい」です。三島の元恋人とか言う人が暴露本を出していたかと思いますが、果たしてそれを知ることに「三島文学理解」的な意味でどれほどの意味があるのだろうかとは思います。少なくとも俺にとってはあまり意味がない。 
 しかし『百合子、ダスヴィダーニヤ』はインディーズ映画の上、「宮本百合子が映画中の重要人物だから、出演して変な誤解を招くのを嫌ってか」、大杉漣吉行和子を除けば、名前を聞いたことのない俳優ばかりです。俺が「芸能界の知識があまりないこと」を割り引いても無名の人が多いんじゃないか。
 まあ、一十三十一氏はシンガーソングライター、平野忠彦氏はオペラ歌手が本業のようですが。
 なお、吉行はともかくウィキペディア大杉漣」によれば、彼は下積みが長く、食えない時期はピンク映画に出ていたせいか、売れてからも、インディーズ映画に出ることにはあまり抵抗がなかったようです。

黒坂真
 吉岡正史さん。日本共産党は、シリアの内戦の実態を多くの人に知らせるため、ジャーナリストはシリアに潜入すべき*39だし、それを日本政府は後押しすべきだ*40という見解ですか。「赤旗」記者をシリアに潜入させるのは適切ですか。

 やれやれですね。
1)一般論としてシリアのような危険地帯(以下、シリア)にジャーナリストが向かうべきかどうかと
2)個別具体論としてシリアに向かったジャーナリスト(たとえば安田氏)の振る舞いをどう評価するかと
3)自分がジャーナリスト(例:赤旗記者)だったらシリアに向かうかどうかと
4)シリアに向かったジャーナリストが身柄拘束された場合、政府が救出すべきかどうか
は全く別問題です。これをごちゃごちゃにして無茶苦茶な安田非難や「安田擁護者への非難」をしてるのが黒坂のような自己責任論者の訳です。ここでの黒井のツイートもそうした暴論、詭弁です。
 まず第一に
4)は「政府として当然やるべきことであり、そのジャーナリストに落ち度があったかどうか」は全く関係ない話です。極端な話、観光で身柄拘束された場合だって救出すべきです。あるいは辛坊治郎のような無謀ヨット旅行だろうと、時々台風の時期に問題になる「中州で無謀にもバーべキューしてたら増水で逃げれなくなった、溺死の危険がある」なんて場合だって救出が可能なら救出すべきです(二次災害の危険があれば救出は避けるべきでしょうが)。
 それが国の責務であり、それを否定する暴論が自己責任論です。まず「1)、2)に否定的な見解をとろうとも4)は絶対に救出すべきという回答でなければ話にならない。人命を見捨てることなど、絶対に許されない(二次災害の危険など特殊事情がない限り)」ということはおさえておく必要がある。
 「落ち度がある場合」は「救わなくていい」というなら、例えば、辛坊の無謀ヨットや「台風が来てるのに中州でバーべキュー」、あるいは「うかつにも国交のない国・北朝鮮に一人で行った有本恵子」は救わなくていいのか。そういう話ではないわけです。
 そして辛坊の無謀ヨットや中州のバーベキューや有本恵子を救うことは「辛坊のヨット旅行や中州のバーベキュー、有本恵子北朝鮮行き」に問題がないことを意味するのか。それは違うわけです。彼らの行為は正直うかつでしょう。
 したがって、ああいう行為(国交のない国に一人で渡航、辛坊のヨット、台風接近時に中州でバーベキュー)を他の人間にもされては困るから「うかつです」といわざるを得ない。しかしそれは「救わない」ということを意味しないわけです。
 次に
2)個別具体論としてシリアに向かったジャーナリスト(たとえば安田氏)の振る舞いをどう評価するか

1)一般論としてシリアにジャーナリストが向かうべきかどうかは別問題です。
 1)について「あまりにリスキーなので一般論としては行くべきではない」という立場をとった上で、2)について「でも安田氏はプロ中のプロだから例外として認められる」という評価は可能でしょう。
 なお、一応お断りしておけば、俺個人は
【1】「4)ジャーナリストが身柄拘束された場合、政府が救出すべきかどうか」について、「落ち度があろうと救出すべきである」と明言した上で
【2】「2)安田氏の振る舞いをどう評価するか」について、まともな根拠をあげた上で安田氏に「重大な落ち度がある」と評価するなら「それは安田批判としてあり、だ」と思っています(帰国したばかりの安田氏の精神状況に配慮する必要はあるでしょうが。その点を考えれば当面は「正当な安田批判」でも避けるべきかも知れません)。
 もちろんウヨがやってる自己責任論とはそんなまっとうなもんではありません。【2】どころか【1】すらやってない、「落ち度があれば見捨てていいんだ(しかもその落ち度とされるものが「政府の勧告に反してる」という「政府の認識を無条件で正当化する」かなり問題のある代物)」と放言するというとんでもない代物です。
 3)ですが、黒坂のような輩は「なら安田氏を擁護する赤旗朝日新聞なども記者をシリアに送るのか。送らないなら矛盾だ、卑怯だ」と無茶苦茶なことを言い出す。1)や2)に肯定的評価をするからと言ってそれは3)も「イエス」と答えることを意味しません。
 当たり前ですが「安田氏ならシリアに行っても問題ないだろう、しかし我々は悔しいが安田氏ほどの力がないから行かない」つう判断は何ら矛盾でも卑怯でもない。
 「植村直己の登山は植村が一流だから、無謀ではない、しかし一般人があれをやると無謀だ」つう話と同じでしょう。
 それにしても

日本政府は後押しすべきだという見解

てのはねえ。
 共産党に限らず「自己責任論・批判者」で誰がいつそんなことを言ったのか。「政府は安田氏を全力で救え」というのは「政府は安田氏の取材活動を支援しろ」ということとは全然違います。大体どこの世界に政府紐付きジャーナリストなんかいるのか。そんなん国営メディアだけでしょうよ。そして安田氏にはフリーの訳です。
 それにしても、この黒坂の物言い「安田を擁護するなら、朝日新聞赤旗も安田と同じことをするのか、しないなら矛盾だ」だと「チベット焼身自殺を美化するなら美化するあんたらも焼身自殺をやるべきだ、黒坂さんたち、ウヨの皆さん」となって美化してる黒坂らウヨ連中に完全にブーメランになるんですけどね。あるいはチベット焼身自殺を美化してるダライ・ラマ一味こそが「チベット仏教最高指導者とその側近」として「信者の自殺を予防するためにお前ら幹部連中だけが」焼身自殺しろ、つう話になる。まあそのあたり黒坂は詭弁発動でしょう。ちなみに、以前「焼身自殺美化するのならお前らチベットキチガイ焼身やれよ」「いっそダライがやればいいだろ、宗教最高指導者で一番偉いわけだし。ダライ一人が代表で死ねばいいだろ」と書いたら「なぜ我々チベット支援者やダライ猊下焼身する必要がある!」などとid:Mukkeとかid:noharraとか「ダライ盲従分子のチベットキチガイ」にマジギレされたのがこの俺です。
 なお、ネット上で「もし中国のチベットウイグルで同じこと(チベットウイグルでの取材行為について違法との理由で中国官憲に日本人フリージャーナリストが逮捕)が起こってもそれでもウヨは身柄拘束した中国政府ではなくジャーナリストを批判するのか?」「仮に日本政府が中国官憲に身柄拘束される恐れがあるから行くな、と主張したらそれでもチベットウイグルに行ったジャーナリストを非難するのか?。日本政府は自己責任論振りかざして、中国にジャーナリストの身柄解放を働きかけなくていいのか?」という「自己責任論者」批判がありましたが、黒坂らはどう主張するのでしょうね。
 もちろん「その通りだ、我々はそのジャーナリストを自己責任論で非難し、安田と同じ扱いにするつもりだ」といえば筋はとおりますが、常日頃のウヨの中国批判とは完全に矛盾します。
 とはいえ「その場合は中国を批判する、自己責任論なんか主張しない」といったら「安田との扱いが違うのはおかしいだろ、一緒にしろよ」つう話になる。どっちにしろ、ウヨの主張は深刻な矛盾を来すわけです。多分黒坂らは「安田を擁護したくないが、中国の無法を免罪したくもない」ので、詭弁で逃げるだけでしょうが。
 それにしても「安田非難」を批判してるのは共産党だけでなくダルビッシュなどもしてるのに共産党だけに絡むあたり本当に黒坂もバカです。

志位和夫
(BSフジで問われて)
「今年は日中平和友好条約40周年です。この条約には第2条に、『覇権を求めず、覇権に反対する』と書いてある。(日本政府は)この『覇権条項』に照らして『(東シナ海南シナ海などで)中国がやっていることは、条約の精神に反するのではないか』と率直に提起すべきです」。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-10-20/2018102004_01_0.html
赤旗『安倍政権とどう対決、参院選の対応は、BSフジ番組「プライムニュース」 志位委員長、大いに語る』
 日本共産党志位和夫委員長は17日放送のBSフジ番組「プライムニュース」に出演し、安倍政権とどう対決するか、来年の参院選に向けた対応などについて答えました。聞き手は、フジテレビの松山俊行報道局解説委員と斉藤舞子アナウンサーです。
■松山
 沖縄に基地がおかれている理由として、潜在的な脅威として中国の存在もあります。中国に対峙するためにも沖縄の基地の存在意義があるという見方もありますが。
■志位
 中国のとっている、たとえば東シナ海南シナ海での力ずくでの現状変更の動きというのは、私たちも大問題だと思っています。私たちは(第27回)党大会でも「これは新しい覇権主義大国主義のあらわれだ」と批判し、中国共産党にも直接私たちの見解を伝えました。
 ただこういう問題をどうやって解決するかと考えた場合、やはり外交でやるしかないわけです。では理をつくした外交を日本(政府)がやっているか。
 たとえば尖閣諸島の問題を解決しようと思ったら、尖閣諸島を日本が領有する正当性を歴史的にも国際法上も徹底的に明らかにし、中国側の言い分をすべて論破するような外交がいると思うんですが、(日本政府は)やっていない。
 それから今年は日中平和友好条約40周年です。この条約には第2条に、「覇権を求めず、覇権に反対する」と書いてあるんです。この「覇権条項」に照らして「中国がいまやっていることは、この条約の精神に反するのではないか」と率直に提起していますか。やっていない。
 外交でやるべきことをやらないで、南シナ海まで海上自衛隊が潜水艦だ、ヘリ空母だと出かけて行って、米軍と演習をやる。軍事で対抗するのは、一触即発の事態になりかねません。たいへんに危険です。中国にはたしかにいろんな問題があり、対応する必要があるけれども、それは理をつくした外交でやるべきだと思います。

 アンチ中国・黒坂の立場なら

「他の件はともかく、この件では志位氏の主張に同感です。今の中国の東シナ海尖閣)、南シナ海南沙諸島)での態度は覇権主義です。訪中した安倍総理ははっきりと中国の態度は日中平和友好条約の精神に反する覇権主義的行為だと抗議すべきです(ボーガス注:ただし俺個人は「そんなことをしても日中関係がまずくなるだけ」と思うので、こうした志位氏の主張には賛同しません。なお、これでわかるように文革での一時断交以降、日本共産党中国共産党の関係は産経のような敵対ではないものの単純な友好でもありません)。」
「そもそも志位氏に言われなくても、誰に言われなくても安倍総理はそう抗議してくれると思います」

とでもいうべきでしょうがもちろん(?)そうはツイートしません。
 「中国による沖縄侵略の脅威を無視し、在沖縄米軍撤退を主張する志位に安倍総理がそんなこと言われる筋合いねえ!」「志位がトップの共産の方こそどんだけ中国を批判してるんだ!(俺の要約)」と逆ギレるだけです。
 つまりは黒坂は
1)志位氏の言うようなことを「日中友好を重視する」今の安倍は何一つやらないと「安倍が李首相や習主席と面会する以前」の今から予想している
2)しかしそんな安倍の行為を「日中友好関係は重要だから、志位氏が言うようなことを安倍総理がやらなくても問題ありません。むしろやらない方が正しい(ボーガス注:実は「共産支持者」でも俺はこの件ではこういう考えであって、志位氏の主張にはむしろ反対です。ただしこの程度のことで共産支持はやめませんが)」「志位氏は日中友好関係を破壊したいのか」とは反中国共産党のウヨとして言えない
3)ただし安倍万歳、反日共産党のウヨとして「他の件はともかく志位氏にこの件では同感です。この件では安倍総理は間違ってる」とも言えない
4)ならば「沈黙は金」「キジも鳴かずば打たれまい」で黙ってればいいのに志位氏に因縁をつけずにはいられない
つうことでしょう。こういうのを「語るに落ちる」といいます。いつもながら黒坂も呆れたバカです。

黒坂真
 吉岡正史さん。沖縄県知事選で自民党による企業、団体の締め付けがあったという呟きですが、自民党が推す候補の選挙応援を企業が断ると自民党は報復をできますか。

 自民党は政権与党であり、普通に考えてできると思いますが?。できないと黒坂が思う根拠は何なのか?

黒坂真
・カクサン部長さん。沖縄出身の共産主義者をあげるのなら、瀬長氏*41より先に徳田球一*42をあげるべきではないですか
■カクサン部長
 新基地ノーの叫びが太平洋を越えた。
「瀬長一人の叫びなら50m先まで聞こえる、県民が声をそろえたらワシントン政府を動かせる」。
 カメさんに励まされ、本土復帰という不可能事を実現した沖縄。やむにやまれぬその叫びは、誰もおしつぶせない。必ず日米政府を変える

 「黒坂、お前はアホか」ですね。「沖縄での米軍基地反対闘争」の話をしてるのに何で徳田球一なのか。
 ここで問題になってるのは「瀬長が沖縄の闘争をリードした、それは共産の誇りだ」つう話なのだから、沖縄を出て行って中央に行き、また1953年に、亡命先の中国で病死したためそういう運動への関わりが弱い徳田が出てこないのは当たり前の話です。

布施祐仁*43
‏(ボーガス注:安田純平*44に)「危険なところに行って自業自得」と言う人がいるけれど、その「危険なところ」は無人の砂漠ではなくて僕たちと同じ人間がたくさん暮らしている場所。危険でもそこに行く人がいなければ、戦争の状況、例えばジェノサイドが起きても私たちは知ることができなくなってしまう。そんな世界で良いわけない。

 さてこの布施氏のツイートについた黒坂のリツイートがこれです。

黒坂真
 布施祐仁さん。危険なところに行く人がいなければ、大量虐殺が起きてもわからなくなるではないか、という呟きですがお尋ねしたい。北朝鮮政治犯収容所や公開処刑の現場に外部の人が行けますか*45

 意味がわかりません。何でシリアの話からそういう話になるのか。あえて黒坂に好意的(?)に理解すれば「仮に誰かジャーナリストが北朝鮮に潜入取材しようとして身柄拘束されたら布施氏はそれも擁護するのか?」つうことでしょうか?
 そりゃ擁護するんじゃないですかね?。擁護しないとでも思ってるのか?。はたまた「北朝鮮潜入取材者を擁護するのはおかしいことは明白だ(だから安田氏を擁護するのがおかしいのも明白だ)」とでも言いたいのか。
 それとも「布施や安田は北朝鮮に潜入取材しろ。シリアよりそっちの方が大事だ」とでも言いたいのか?(そもそもそんな潜入取材は布施氏、安田氏以外もやっていませんが。そんなにやってほしいならお友達の産経新聞にでも頼んだらどうですか?)。
 いやそれ以前に「全然関係ない北朝鮮のことを言う前に」黒坂は安田氏を擁護するのか、しないのか、はっきり言ったらどうなのか?(多分擁護しないのでしょうが)
 安田氏を擁護して自己責任論を批判するのか、それとも逆に自己責任論の立場から安田氏を批判するのかについて、自分の考えをはっきり言わないで、布施氏への意味不明な因縁付けに走ってること自体、黒坂も「語るに落ちています」。
 「布施氏の安田擁護」に因縁をつけたいが「安田を自己責任論で批判して何が悪い」といえずこんな意味不明な因縁付けに走るとはこいつは本当に大学教授なのか。こんな意味不明なこと言うくらいならむしろ黒坂は沈黙すべきでしょう。
 それはともかく下手に「あいつは自業自得」と言い出すと「ダライラマがインドに亡命したのは中国相手に暴動起こしたあいつの自業自得」「有本恵子が日本に帰国できないのは国交のない国にいってトラブったらまずいことになると気づかなかった彼女の自業自得」「広島、長崎に原爆が落ちたのは早く降伏しなかった日本人の自業自得」とかなりかねない(ただし黒坂はそういう物言いを支持しないだろう)ですが、そのあたり黒坂は何も考えてないでしょうね。とにかく因縁がつけられればいい、つう低レベルでしょう。ちょっと凡人にはまねできないレベルです。
 なお、

ダルビッシュ有(Yu Darvish)@faridyuのツイート
 危険な地域に行って拘束されたのなら自業自得だ!と言っている人たちにはルワンダで起きたことを勉強してみてください。誰も来ないとどうなるかということがよくわかります。映画だと「ルワンダの涙」が理解しやすいと思います。日本が戦争していてたくさんの人が殺されているなかで世界のどの国もが知らんぷりだったらどうするんだろう?って妻と話してました。

ということで元日ハム、今はメジャーリーガーのダルビッシュも、布施氏とほぼ同じツイートをしていますが、まあ、黒坂には人気者・ダルビッシュを批判する度胸はないでしょうね。

黒坂真
 吉岡正史さん。蝦夷地開拓が侵略ですか。とうとう日本共産党は、北海道の住民まで侵略者と見なすようになりましたか。北海道の日本共産党*46が侵略者でしょうか。まあこれも、マルクス主義なら当然。大和王朝は出雲王朝やクマソを侵略したという話になりませんか*47ヤマトタケルは侵略者。

 いやいや侵略だと思いますが。少なくとも先住民族アイヌの差別(同化政策)が行われたことは事実です。もちろん明治の蝦夷開拓や琉球処分を批判的に見ることは当然ながら「北海道や沖縄の独立論」ではありません。

小池晃リツイート
「総務会で何か言っても変わらない。今の党に異論を唱えて議論できるのは、この前の総裁選が限界だ」
・自民総務会、石破派ゼロ「イエスマンしかいなくなった」:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASLBR573XLBRUTFK019.html

 でこれに「反共分子」「アンチ石破*48(つうか安倍信者)」黒坂はいつも通り「共産は小池氏、あなたも含めて志位委員長のイエスマンばかりじゃないのか(俺の要約)」と小池氏に因縁つけるわけです。もちろんそんなことを言ったところである意味「何の意味もない」。
 朝日の報じる「石破と子分たちのぼやき」が事実でないという話には全くならない。 
 産経が韓国の慰安婦批判に「ライダイハンガー」というくらい黒坂の言うことは馬鹿げています。
 ライダイハン云々について俺は無知なのでコメントしませんが仮に産経らウヨの言うように「韓国版慰安婦」だとしても「日本が正しい、慰安婦戦争犯罪じゃない」なんて話には全くならないわけです。「日本も韓国も間違っていました」つう話でしかない。
 それと同様「小池の方こそイエスマンじゃないのか」なんてのは仮に「小池氏がイエスマンだとしても」朝日記事の安倍批判が間違ってることを全く意味しない。「自民党共産党も部下(?)がイエスマンばかりで問題です、上司(?)がイエスマンを求める人間ばかりで問題です」つう話にしかならない。
 「この朝日記事は私の知る限り事実ではありません。自民党内では自由に安倍批判ができます」といえないあたり、黒坂も語るに落ちています。

*1:参議、陸軍大将、近衛都督

*2:首相、貴族院議長、枢密院議長、韓国統監を歴任。元老の一人。

*3:内モンゴルのこと

*4:インディアナ州知事を経て副大統領

*5:党副主席、副首相、人民解放軍総参謀長などを経て党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*6:参議、大蔵卿、内務卿など歴任

*7:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相

*8:鈴木内閣労働相、自民党政調会長(中曽根総裁時代)、中曽根内閣文相など歴任

*9:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*10:電子工業大臣、上海市長・党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*11:共産主義青年団中央書記処第一書記、貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*12:吉田内閣蔵相、通産相、石橋内閣蔵相、岸内閣蔵相、通産相などを経て首相

*13:連戦内閣法相、台北市長などを経て総統

*14:条約締結反対は訴えても締結後の廃棄はさすがに訴えてないと思いますが。

*15:共産党日韓条約反対は「少なくとも建前上は」そういうことではないでしょう。「北朝鮮という国の存在を無視して韓国だけ正統政府とし『北部も韓国の領土、北朝鮮は不法占拠してるに過ぎない』なんてフィクションを設定して国交樹立(当然そのフィクションが前提だと日本は北朝鮮と国交樹立できない)するのは不適切ではないか」つう話です。

*16:日本は防衛戦を外につくったわけではなく台湾や韓国から経済的利益を得たかっただけです。

*17:著書『ワタミの初任給はなぜ日銀より高いのか?:ナベテル弁護士が教える残業代のカラクリ』(2014年、旬報社

*18:俺個人は是の立場ですが。

*19:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相を歴任

*20:1988年から1996年まで日本テレビで放送されたクイズ番組『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』で、逸見政孝(逸見の死後は当時日本テレビアナウンサーの福澤朗)を補佐するサブ司会者を務めた。逸見を立てつつ場を盛り上げる司会ぶりが高く評価され、1990年代には多くのテレビ番組でサブ司会者として起用された。若手お笑い芸人の育成にも積極的で、1986年から「ラ・ママ新人コント大会」を主宰している。コント赤信号時代に披露した暴走族やチンピラをネタにしたコントが好評を博し、そのコントの役柄である「リーダー」がいつしか渡辺の愛称として定着するようになった(ウィキペディア渡辺正行」参照)。

*21:テアトル・エコー養成所時代に声優試験に合格したことから、声優としても端役ではあるが『宇宙戦艦ヤマト』シリーズや『新・エースをねらえ!』などに参加。2000年からはテレビアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』で擬宝珠夏春都役を演じた(同作の舞台版でも同役を演じた)。1990年代以降はお笑いタレント(芸人)としての活動よりも俳優としての活動がめざましく、独り舞台、舞台プロデュース、英語劇などに精力的に取り組んでいる。2004年には文化庁文化交流使としてロンドンに演劇留学し、ITI国際演劇協会の会員にも就任した(ウィキペディア小宮孝泰」参照)。

*22:一時、井上がお笑い台本を提供した1960年代に活躍したお笑いトリオ。戸塚睦夫(1931年〜1973年)、三波伸介(1930年〜1982年)、伊東四朗(1937年〜)がメンバー。

*23:かつては松竹芸能に所属してミヤコ蝶々南都雄二らのマネージャーを務めた。タレントの売り込みのための押しの強さ、挨拶のやかましさなど、彼の強烈な個性は業界内でもインパクトが強かった。そのため、内輪ネタとして所属タレントのラサール石井に『オレたちひょうきん族』などでものまねされ、一般視聴者にもよく知られるようになった(ウィキペディア石井光三」参照)。

*24:もちろん「天皇主権だから政党内閣誕生以降も天皇が独裁者」という立場に立てば政党内閣制度誕生以降も戦後の国民主権憲法以前はずっと独裁国家日本です。まあ、黒坂の暴論を批判する限りに置いてはそのあたりはどうでもいい話ですが

*25:ちなみに「LGBT議連の会長は自民党馳浩(第三次安倍内閣文科相)」です。つまり自民党ですら少なくとも建前ではLGBTの権利を認めてるわけです。なお、ウィキペディアLGBTの政治家」によれば、LGBTをカミングアウトしてる議員(つまりカミングアウトしても、差別されることなく、そのことを所属政党や支持者に受け入れられている議員)としては「石川大我豊島区議(同性愛)」「石坂わたる中野区議(同性愛)」「立憲民主党尾辻かな子衆院議員(同性愛)」「上川あや世田谷区議(男性から女性への性転換)」「国民民主党細田智也入間市議(女性から男性への性転換)」「立憲民主党の前田邦博文京区議(同性愛)」がいます。これでわかるように何も「LGBTについて熱心」なのは共産党だけではありません。にもかかわらず共産党だけに因縁をつける黒坂ははっきり言ってバカです。

*26:黒坂の言う文献が何かはわかりません。後で俺が紹介する「湯浅芳子についての本のどれか(あるいはすべて?)」かもしれませんが

*27:実際どうか知りませんが、仮にそうだとして俺は宮本氏を責める気はあまりありません。彼の活躍した時代(1950〜1980年代)においてLGBTに対する認識は「共産に限らず」左派においてすらまだ弱かったでしょうから。なお、同性愛であることをカミングアウトした小原明大長岡京市議(共産党)も個人ブログhttps://blog.goo.ne.jp/ohara1095/e/d28271a01386eb9c5b3819d1c60355daで「この分野での共産党の取り組みはまだまだ不十分であると思う」旨を記載しています。

*28:ロシア語で「さようなら」という意味

*29:著書『つれなかりせばなかなかに:文豪谷崎の「妻譲渡事件」の真相』(1999年、中公文庫)、『わたしの蜻蛉日記』(2012年、集英社文庫)、『炎凍る:樋口一葉の恋』(2013年、岩波現代文庫)、『美は乱調にあり:伊藤野枝大杉栄』、『諧調は偽りなり:伊藤野枝大杉栄(上)(下)』(以上、2017年、岩波現代文庫)、『源氏物語の女君たち』(2018年、文春文庫)など

*30:1978年生まれ。シンガーソングライター。NHK総合TV『週刊まるわかりニュース』エンディングテーマ(2018年)を担当(ウィキペディア一十三十一」参照)。

*31:2001年に映画『自殺サークル』で女優としてデビュー。2005年の映画『YUMENO』で初主演して以降、映画を中心に活動している(ウィキペディア菜葉菜」参照)。

*32:1951〜2018年。1974年、23歳の時に太田省吾創設の劇団「転形劇場」に入る。1980年に新東宝映画のピンク映画『緊縛いけにえ』で映画俳優としてデビュー。日活ロマンポルノや新東宝映画などのピンク映画に積極的に出演するようになった。40歳代に入り、北野武監督による『ソナチネ』(1993年)のオーディションを受け、合格。この作品での演技が転機となり、映画界において演技派の一人として知名度を得ていく。その後は、堅実なサラリーマンからホームレス、学校長からヤクザ、好人物から偏狭な人物まで、様々な役柄を演じ、「300の顔を持つ男」「カメレオン」などの異名を得る(ウィキペディア大杉漣」参照))。

*33:1938〜2014年。オペラ歌手。東京芸術大学卒業、東京芸術大学専攻科修了。畑中良輔(東京芸大名誉教授)に師事。俳優としても活躍し、TBSドラマ『あの戦争は何だったのか 日米開戦と東条英機』(2008年)で杉山元(陸軍参謀総長)を好演。「統帥権干犯!」とオペラ歌手仕込みの声量のある声で叫び、当時の陸軍軍人の威圧的な態度をアピールしたことでも知られる。(ウィキペディア平野忠彦」参照)。

*34:1935年生まれ。1957年には民藝所属となり、『アンネの日記』のアンネ・フランク役に抜擢され主役デビューする。しかしその後は、地味な「農民の娘」役ばかりであったという。1969年に民藝を退団してフリーになり、1974年の舞台『蜜の味』は、紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞した。一方、1955年に津島恵子主演の映画『由起子』で映画デビュー。1959年に日活と契約し、同年の『にあんちゃん』『才女気質』の演技で毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。1978年に性愛を大胆に扱った大島渚監督の『愛の亡霊』に主演して(40歳を過ぎての出演には周囲の反対があった)世間を驚かせ、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『折り梅』などで2002年毎日映画コンクール田中絹代賞を受賞した。文筆の世界では、1983年にエッセイ集『どこまで演れば気がすむの』(潮出版社)を出版し、1984年の第32回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した(ウィキペディア吉行和子」参照)。

*35:1939年生まれ。福島県出身。福島県を舞台としたドラマでは方言指導を担当することがある(ウィキペディア大方斐紗子」参照)。

*36:1965年生まれ。1985年の映画『ドレミファ娘の血は騒ぐ』(黒沢清監督作品。伊丹十三と共演)に主役として初出演。以後も伊丹作品『タンポポ』(1985年)、『マルサの女2』(1988年)、『あげまん』(1990年)、黒沢作品『CURE』(1997年)、『ニンゲン合格』、『カリスマ』(以上、1999年)などに出演(ウィキペディア洞口依子」参照)

*37:まあ百合子の場合、異性との結婚があるので両性愛と呼ぶべきでしょうが

*38:これまた異性との結婚があるので両性愛と呼ぶべきでしょうが

*39:身の安全がはかれるのならばそうすべきでしょう。問題はその一点にあるわけです。黒坂もまさか「そもそも報道する価値はない」とは言わないでしょう。

*40:後で触れますがそもそもそんな主張はどこにもありません。

*41:那覇市長、沖縄立法院議員、沖縄人民党委員長(返還前)、衆院議員、日本共産党副委員長(返還後)など歴任

*42:日本共産党書記長、衆院議員

*43:著書『北の反戦地主・川瀬氾二の生涯』(2009年、高文研)、『日米密約 裁かれない米兵犯罪』(2010年、岩波書店)、『災害派遣と「軍隊」の狭間で:戦う自衛隊の人づくり』(2012年、かもがわ出版)、『ルポ イチエフ:福島第一原発レベル7の現場』(2012年、岩波書店)、『経済的徴兵制』(2105年、集英社新書)など

*44:著書『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』(2010年、集英社新書)など

*45:いやいや北朝鮮に限らずほとんどの国(安田氏が取材したシリアも含めて)で「政治犯収容所」にはいけないでしょうね。そうした場所の取材をウエルカムする国があるわけがない。

*46:有名どころでは野呂栄太郎小林多喜二がそうです。つうか「政府と住民(野呂や小林など)」はまた別問題でしょうに。

*47:「なるとまずい」んでしょうか?。もちろん「大和王朝は侵略者」はただの事実指摘に過ぎません。「島根独立」「九州独立」とかそういう話ではない。

*48:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任