「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート155(追記・訂正あり)

■アジア自由民主連帯協議会【11月24日 東京世田谷】南モンゴル*1クリルタイ学習会《現在と過去、歴史を通じて学ぶ 中国人の他民族支配》
http://freeasia2011.org/japan/archives/5540

内田良平*2の「シナ論」を再読する(講師:三浦小太郎)
 アジア主義者として活躍し、辛亥革命などを熱烈に支援した内田良平*3が、なぜ、本書で漢人を徹底的に批判したのかを読み解きつつ、今南モンゴル人の運動とはどうあるべきかを考えます。

 吹き出しました。内田は「1937年に死亡してる」から彼の批判してる中国とは「1930年代」です。
 1930年代の中国政権与党は中国共産党ではなく、国民党です。今とは直接にはつながりません。そんなもん持ち出して「今、南モンゴル人の運動とはどうあるべきか」なんてもんとどう関係するのか。
 「ナチスを持ち出してメルケル政権を」「スターリン時代を持ち出してプーチン政権を」「征韓論を持ち出して安倍政権の対韓国政策を」語ろうとする時代錯誤です。そうした議論をするには「昔の中国(蒋介石時代)も今の中国(毛沢東以降の共産中国)も変わらない」というおよそ説得力のない主張をすることになるでしょう。
 なお、内田良平でググったら
宮崎正弘内田良平研究会『シナ人とは何か:内田良平の『支那観』を読む 』(2009年、展転社)なんて本がヒットしました。三浦の今回の講演の元ネタはこの本でしょう。
 ちなみに宮崎本のアマゾンレビュー。

■現代中国人と変わらぬ戦前の中国人。
 内田良平の「支那観」を読むと題した本書では、内田良平の深い中国への深い理解がまとめられている。
内田良平支那観:
一、平気でウソをつく。
二、平然と恩人を裏切る。
三、歴史事実を故意に改変する。
四、約束を守らない。
五、身内・仲間は大事にするが、「外部」は騙す
六、敵を分断し、陰謀を常に仕掛ける。
七、自分本位に思考し、自己利益のみを追求する。
八、社会構成が「聖人主義*4」であり、平等思想を認めない。
九、その地位についたものは地位を利用し私服を肥やす。

 単に中国蔑視なだけです。「8以外」はどう見ても悪口雑言です。これが「宮崎が内田をネタに単に自分の中国への敵意を表明してるだけで曲解も甚だしい」のか、実際、これが内田の中国理解なのかはともかく。内田の中国理解だとしても「中国での自分の活動がうまくいかない事への逆ギレ」にしか見えません。
 つうか「平気で嘘をつく」「身内・仲間は大事にするが、「外部」は騙す」「自分本位に思考し、自己利益のみを追求する」「その地位についたものは地位を利用し私服を肥やす」なんてのは日本も含めて古今東西いくらでもいるでしょう。中国に限った話ではない。「安倍のモリカケ」「朴クネの崔順実ゲート」なんぞもその一例です。
 しかしウヨ連中も「中国共産党敵視ならまだしも」、『中国人は昔から自分勝手なクズな民族だった』とまで公言するようになりましたか。唖然です。昔からこのように中国人を蔑視してきたのか、最近「変わったのか」。最近変わったとしたら、そのきっかけはやはり「蒋介石がルーツの国民党が、中国敵視から、中国との融和方向に変わったこと」でしょうか。
 それにしても、この期に及んでもid:noharra(野原燐こと本名・八木孝三)はこうした「反中国右翼」「レイシスト」三浦を批判しないのか?(講演前とはいえ、三浦の講演はおそらく宮崎本と大同小異と見て間違いないでしょう。三浦は宮崎のウヨ仲間ですし)
 「守る会」のしがらみで、批判しないんでしょうね。それで「俺はネトウヨが嫌いだ(id:noharra)」とは笑えない冗談です。


■アジア自由民主連帯協議会【12月11日 東京 巣鴨】アジア自由民主連帯協議会シンポジウム〜平成最後の年、激動のアジアと民主化の展望を語る〜
http://freeasia2011.org/japan/archives/5536

 当会会長のペマ・ギャルポ氏の兄上であり、ダライラマ法王の側近として活躍されてきたロディ・ギャリ氏が、10月29日に亡くなりました。ペマ会長からは、ギャリ氏の思い出についても語っていただければと思います。

 ペマがこのように「俺の兄貴ロディ・ギャリは、ダライ猊下の側近だったんだぜ」と自慢すればするほど「つうことはペマ先生の日本右翼にこびへつらう非常識な言動はお兄様やダライ猊下の御心にかなってるわけですね?」となり「やっぱペマの言動はダライのお墨付きか。最低だな、ダライ」ということでダライの評判が悪くなると思いますが、まあそのあたり、「ダライラマ本人」、「ダライラマ一味(チベット亡命政府)」やペマ本人、「I濱女史、安倍治平、Mukkeら自称チベット支持者」がどう思ってるのか、あるいは「生前のペマの兄貴」が「ペマのことをどう思っていたのか」気になるところです。
 三浦小太郎ら日本ウヨがなんとも思ってないことだけは確かですが。
 ちなみにぐぐって見つけたギャリの記事を紹介しておきます。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018103100333&g=int
時事通信『ロディ・ギャリ氏死去=中国と交渉のダライ・ラマ側近』
 がんのため、29日に米サンフランシスコで死去、69歳。
 1949年チベット東部ニャロン生まれ。59年にインドに亡命後、中国への抵抗運動を世界に発信するため米国に留学。チベット初の英字紙の編集者などを経て、亡命チベット人によるチベット青年議会の立ち上げに尽力、亡命政府議会議長や閣僚を歴任した。
 1982、1984年に亡命政府代表団の一員として訪中。2002〜2010年には特使として代表団を率い、ダライ・ラマが求める「高度な自治」について、中国政府と9回にわたり交渉を行った。2014年から米ジョージタウン大の研究員となった。


■「黒南風(くろはえ)の海*5伊東潤*6著、加藤清正と金宦の対話には泣ける(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4835

 加藤清正の朝鮮遠征

 「朝鮮侵略」「朝鮮出兵」と表現しないあたりがウヨの三浦らしい。
 「遠征」でググる

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018110701127&g=scr
時事通信『UAE遠征に久保ら=サッカーU21代表』
 日本サッカー協会は7日、アラブ首長国連邦(UAE)に遠征する東京五輪世代のU21(21歳以下)日本代表メンバー23人を発表し、先のU19(19歳以下)アジア選手権で4強入りした一つ下の世代から17歳の久保建英(横浜M)や橋岡大樹(浦和)ら6人が選ばれた。

https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201811060000383.html
■日刊スポーツ『東京都キューバ遠征メンバーに日大三・井上ら20人』
 東京都高野連は6日、高校生では初となる12月にキューバに遠征する選抜メンバー20人を発表した。

https://www.nikkansports.com/sports/rugby/news/201811060000157.html
■日刊スポーツ『リーチ主将ら英遠征へ W杯開幕戦のロシアと対戦も』
 日本ラグビー協会は5日、英国に遠征する日本代表メンバー33人を発表し、フランカーのリーチ主将(東芝)やNO8姫野(トヨタ自動車)、SH流(サントリー)らが選ばれた。

などというスポーツ記事がヒットすることで、あるいはアマゾンを「遠征」でググる

・宮崎正勝*7鄭和の南海大遠征:永楽帝の世界秩序再編』(1997年、中公新書)
・福岡万里子『プロイセン東アジア遠征と幕末外交』(2013年、東京大学出版会
佐藤賢一*8『開国の使者 ペリー遠征記』(2014年、角川文庫)
・スヴェン・ヘディン*9チベット遠征』(2016年、中公文庫BIBLIO)

といった本(これらの本のタイトルの『遠征』は明らかに侵略を意味しません)がヒットすることでわかるように遠征は必ずしも、戦争や侵略、出兵を意味しません。一方で「チベット解放」という言葉に対しては「チベット侵略」と言い出すのだから三浦のようなウヨは本当にいい度胸をしています。

 清正が朝鮮に上陸、先に闘った小西行長軍が朝鮮民衆を虐殺したさまを見て語る部分。
「敵を恐れるものは味方でないものすべてを殺し尽くす。それは、心に怯えがあるからだ*10。怯えを無くせば、慈悲の心が生まれる。われらは義の旗を掲げ、慈悲の心により、この国の民を支配者から救う。弥九郎(行長)の進む先には、民の怨嗟の声が渦巻くが、われらの進む先には、歓喜の声が満ちるはずだ。」
・戦争に疑問を抱き始めた清正が、朝鮮の王子を守って日本軍にとらえられた朝鮮人官吏、金宦に語る言葉です。
清正
「無辜の民を殺すことは、わが本意ではない。この国の民がわしに従うなら、わしは一人たりとも殺したくない。金宦よ、わしは遠からず北上を開始せねばならぬ。しかし、幸福を望むものには危害を加えぬつもりだ。おぬしがわが軍の先に立ち、降伏を促せば、必ずや、どの都も宿駅にも、無血で入場が図れるはずだ。おぬしに、まことの附逆(日本軍への協力者)になってもらいたいのだ」
金宦
「お供させていただきます。」
清正
「それは本心から申しておるのか。附逆となれば、この戦が終わっても、この地に留まることはかなわぬ。それでもよいのか。」
金宦
「たとえ永劫に汚名を着ようが、今、目の前で苦しむ民を救う事こそ、わが本意でございます。」
清正
「そうか。後世、どのように語られようが、おのれの信じる道を行くものこそ真の勇者だ。金宦、おぬしこそ男の中の男だ。」

 馬鹿馬鹿しい。小説だからどんな絵空事を書こうとそれは自由です。
 したがって

・実は伊達騒動原田甲斐は悪人ではなく、伊達家を守るため、あえて汚名を着て死んでいった忠義の家臣であった(大河ドラマ化もされた山本周五郎の小説『樅の木は残った』(新潮文庫))
関ヶ原の戦い徳川家康は死んでおり、その後の家康は影武者だった(後に週刊少年ジャンプで漫画化もされた隆慶一郎の小説『影武者徳川家康』(新潮文庫))
上杉謙信は実は女性だった(現在、週刊ビッグコミックスピリッツ不定期連載の東村アキコのマンガ『雪花の虎』)
・チンギス・ハンの正体は源義経(現在、週刊モーニングで連載中の瀬下猛の漫画『ハーン』)

などの「事実に反するフィクション」も、「こうしたフィクションを事実扱いせずフィクションとして楽しむ限りにおいては」、もちろん「あり」なわけです(フィクションとして面白いかどうかはひとまずおきます)。
 しかし「朝鮮侵略軍のうち小西行長は残虐な虐殺をためらいなくしましたが、仁義の武将・加藤清正は違いました」つうのは誰が考えても与太ですからね。そりゃ「主人公は美化しライバルは悪役に描く」のはこの種の小説のお約束ですが、俺は到底読む気にはなりません。
 加藤清正朝鮮出兵についてまともな歴史的事実を知りたければ

加藤清正
・北島万次*11加藤清正朝鮮侵略の実像』(2007年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)
・山田貴司*12編著『加藤清正』(2014年、戎光祥出版
朝鮮出兵
・池亨*13編著『天下統一と朝鮮侵略』(2003年、吉川弘文館
・中野等『文禄・慶長の役』(2008年、吉川弘文館

などのまともな歴史本を読むべきでしょう。
 なお、今気づいたんですが、「加藤清正にせよ、小西行長にせよ」時代小説なり大河ドラマなりでは「朝鮮出兵」のことは多くの場合、詳細には描かず、適当に流されていたかと思います。日韓関係を考えると描きづらいですからね。下手に描いたら「戦前の日本の韓国植民地化の美化」と誤解され、日韓関係に悪影響になりかねません。まさか「朝鮮出兵を今時美化もできない」でしょう。
 そういえば大河ドラマ翔ぶが如く』でも「征韓論」は「下手に描くと日韓友好上まずい」ので、適当に流されていたように思います。一応は「西郷の無謀な計画を大久保が阻止した」つう描き方ではあるのですが。
 なお、「伊東の加藤清正美化の与太小説」はどうでもいいとして、「金宦(キンカン)」で俺が連想するのは「プンワン(プンツォク・ワンギャル)」です。
 「キンカン」と「プンワン」、少し響きも似ています。
 プンワンと中国共産党幹部の間に

【その1】
周恩来首相(まあ劉少奇国家主席トウ小平副首相でもいいですが。毛沢東党主席はちょっと俺の毛イメージに合わないかな)
「無辜の民を殺すことは、わが本意ではない。チベットの民が共産党に従うなら、わしは一人たりとも殺したくない。プンワンよ、わしは遠からずチベットを解放せねばならぬ。しかし、幸福を望むものには危害を加えぬつもりだ。おぬしがわが人民解放軍の先に立ち、降伏を促せば、必ずや、チベットに、無血で入場が図れるはずだ。おぬしに、まことの附逆(?)(中国共産党への協力者)になってもらいたいのだ」
■プンワン
「お供させていただきます。」
周恩来
「それは本心から申しておるのか。附逆となれば、ダライラマ集団の非難を浴びるかもしれぬ。それでもよいのか。」
■プンワン
「たとえ永劫に汚名を着ようが、今、目の前で苦しむ民を救うため、チベットを解放する事こそ、わが本意でございます。」
周恩来
「そうか。後世、どのように語られようが、おのれの信じる道を行くものこそ真の勇者だ。プンワン、おぬしこそ男の中の男だ。」
【その2】
■プンワン
「たとえダライ・ラマ亡命集団から『チベットの裏切り者』『中国の手先』の汚名を着せられようが、今、目の前で苦しむチベットの民を救うため、ダライ集団のようにインドには亡命せずに、チベットに残って、中国共産党員として全力を尽くす事こそ、わが本意でございます。」
周恩来首相(まあ劉少奇国家主席トウ小平副首相でもいいですが。)
「そうか。後世、どのように語られようが、(以下略)」

のようなやりとりがあったかどうかは知りませんが。
 ただこういう小説を伊東潤のように、誰かが書いて、それを読んだ誰かが伊東小説を読んだ三浦のように「周恩来とプンワンの会話がマジで泣ける、感動した」「事実かどうかはともかく人物が魅力的だしリアリティもある」といったら自分が「加藤清正の会話に感動した」「人物が魅力的だしリアリティもあった」と抜かしたことを棚上げして「そんなんは周恩来美化の絵空事だ!」とか罵倒してるんでしょうね(苦笑)。三浦はそういうでたらめな野郎でしょう。
 それはともかく、俺が「インドに亡命せずにチベットに残った」プンワンを尊敬してることをここに記述しておきます。

 歴史小説ですから、もちろん史実というよりも著者の想像力のたまものですし、(中略)戦国時代にはあり得ぬ戦後平和主義のような言葉も出てくる。しかしそれほど不自然に感じないのは、出てくる人物がそれぞれ魅力的で、もしかしたら本当にこんな会話があったのではないかというリアリティが感じられること。

という三浦の主張ははっきり言って詭弁ですね。三浦の紹介を読む限り、戦国時代なのに清正が不自然なまでに平和主義で「違和感ありまくり」「リアリティなさ過ぎ」です。大体、秀吉の命令とはいえ、侵略軍の幹部・清正が平和主義のわけないでしょう。

 この小説の主人公は、沙也加という謎の武将。彼は文禄・慶長の役の際、加藤清正の配下として朝鮮にわたり、その後投降して朝鮮軍に加わり、火縄銃の技術を伝えて日本軍と戦った名将とされていますが、伝承ばかりで実態は謎。むしろ魅力的に描かれているのは加藤清正と、彼に使えた李朝の官吏、金宦の姿。

 ウィキペ『沙也可』によれば司馬遼太郎
1)沙也可が鉄砲の名手と伝承されてること
2)沙也可の名が「雑賀」に似ている
3)信長に激しい弾圧を受けた雑賀衆は豊臣政権に対する愛着は薄かったのではないか
ということから「沙也可=雑賀衆説」を主張したそうですが、正直、沙也可についてはあまり信頼に足る決定的資料は残っていないようです。もちろん「雑賀衆説」をとれば「清正の家臣」という伝承には反しますが、そもそも「清正の家臣」伝承も確実なものではないようです。
 一方で「清正の家臣」という伝承から

■岡本越後守説(ウィキペディア『沙也可』参照)
 朝鮮に投降した日本の武将で、蔚山城の戦いと順天城の戦いでは朝鮮側の使者として和議交渉に登場した岡本越後守(阿蘇宮越後守)が沙也可ではないかという説がある。岡本は加藤清正の旧臣であり、九州の阿蘇氏と関係の深い人物だったと推測されている。阿蘇氏は肥後の豪族であるが、一揆を扇動したとして秀吉から弾圧され、数年後に今度は反乱に関与したとして当主阿蘇惟光が清正に謀殺されたのを恨んで降ったとする説である。

という説もあるわけですがこちらも決定的根拠はないようです。
 沙也可の実態はよくわかりませんが、三浦のようなウヨにとっては李氏朝鮮に降伏し、日本軍と戦った沙也可は「ただの裏切り者」「豊臣時代の反日分子」でしかないでしょう。一方、金宦は「日本武将・清正の威徳に服したかわいい奴」になるわけです。

参考

阿蘇惟光(ウィキペディア参照)
・文禄2年(1593年)に惟光の旧家臣・梅北国兼(当時は島津歳久の家臣)による梅北一揆文禄の役に出兵中の加藤清正が治める肥後国佐敷城を国兼が攻撃)が起こると国兼との通謀を疑われて処刑された(享年12歳)。なお、国兼は清正によって謀殺され一揆は鎮圧された。
・また、島津歳久も国兼との通謀を疑われ、秀吉の命令による兄・義久(島津家当主)の攻撃を受け自害に追い込まれている。なお、歳久死後、その子孫は日置領9000石を領したために日置島津家と称され、維新後は男爵に叙された。


id:noharraこと八木孝三に突っ込む

野原燐がリツイート
・ゆう@小さな資料集
‏ twitterの百田本批判を見ていると、「出典がwikipedia」というのが主流なんですよね。いや、それ以前に、「事実認識」のデタラメさを、みんなに突っ込んでほしいなあ、と。

 いや事実認識のでたらめさも突っ込んでるのでは?。それと「出典ウィキペディア(というより出典を明らかにしない上にほぼコピペなので百田の行為は盗作と呼ぶべきでしょうが)」というのは
1)盗作は問題だ、つう意味もありますが
2)ソースが必ずしも明確でない(つまりデマの疑いがある)ウィキペディアを出典にするのは問題だ、つう意味の批判もあるわけです。

野原燐
 ウィキペディアからの引用を自分のもののようにして、一冊の本を作ってしまう事。それを非難すべきなのかどうか。私はそれに加担するのはちょっと止めておこう。

 百田尚樹『日本国紀』の話でしょうがこのid:noharraの物言いは百田の本に対する批判は「コピペだけではない*14」「南京事件否定論など事実の面でも批判がされてる」という意味で奇妙な代物です。
 百田をそこまでして擁護しないといけない理由がid:noharraこと八木孝三には何かあるんでしょうか?

野原燐がリツイート
・原田実
 國學院大学神道学科の先生*15が、靖国神社は戦死者が祟らないよう怨念を鎮めるのが本来の宗旨だから、英雄と祀り戦争を美化し政治的に利用することは靖国の神に対する冒涜だと指摘する論文を書いたら、神社本庁が大学に圧力

 神社本庁の圧力を批判した上での話ですが、この「國學院の先生(三橋健氏?)」の靖国理解は明らかに間違ってます(故意の詭弁ですらあるかもしれませんが)。
 なぜなら「怨念をしずめ祟りを防ぐこと」が靖国の目的なら、「白虎隊の兵士」などいわゆる賊軍の兵士が靖国に「創立以来今に至るまで」一人もまつられてないことについて合理的説明が不可能になるからです。
 賊軍の兵士ほど「強い怨念」を持つ兵士はいないでしょう。
 靖国の目的は明らかに「戦死者の怨念をしずめることではない」。
 ではこの「國學院の先生」の理解が「伝統的神社は怨霊をしずめることが目的なのに、靖国はそうした方針から逸脱している。今の靖国は神社として間違ってる。靖国亀井静香氏などが言うように白虎隊の兵士など怨念を持つ人々を祀りその魂をしずめるべきだ。それが靖国がとるべき態度だ」ならどうか。その場合、「そうした伝統的神社理解が正しいかどうか」はひとまずおけば、一つの価値観としては「あり」でしょう。ただそうした価値観を今の靖国が受け入れることはほぼ100パーあり得ませんが。
 しかし「朝鮮総連が、北朝鮮が、朝鮮学校に介入し」云々つうウヨ連中は「神社本庁が別団体であるはずの國學院大學に介入し」とは批判しないのだから全くでたらめです。

参考

https://www.nikkei.com/article/DGXLASDE12H0K_S6A011C1PP8000/
■日経『靖国明治維新の「賊軍」合祀を 亀井、石原氏ら要請』
 亀井静香元金融相や石原慎太郎*16東京都知事ら有志の会は12日、西南戦争で死亡した西郷隆盛や、戊辰戦争旧幕府軍として戦った会津藩将兵ら「賊軍」とされた人々を合祀するよう靖国神社に申し入れた。
 亀井氏によると、徳川康久宮司は、すぐに対応するとはいえないと即答を避けた。
 要請には、呼び掛け人の自民党平沢勝栄民進党原口一博*17衆院議員も同席した。賛同者には元首相の中曽根康弘*18村山富市森喜朗*19福田康夫*20の4氏や自民党二階俊博*21幹事長ら与野党の現職、元職の国会議員約90人が名前を連ねた。
 申し入れ書は、西郷や佐賀の乱江藤新平会津藩の白虎隊、新選組などに関して「賊軍と称された方々も、近代日本のために志を持って行動したことは、勝敗の別なく認められるべきだ」と主張。「過去の内戦でお亡くなりになった全ての御霊(みたま)を合祀願う」と求めた。

野原燐がリツイート
津原泰水
 いま生きている(人間を含む)動物の血統は、ぜんぶ一度も途絶えていないと思うんですが?

 万世一系という与太に対する突っ込みです。そこで出てくるのが「天皇家は高貴、一般庶民は高貴でない」つう話の訳ですが。ただそれ前提にしても「世界中の王家や貴族だって高貴」なわけで天皇だけ特別扱いする合理的な理由はない。

野原燐さんがリツイート
・umekichi
 鳩山元総理に捏造資料を見せ普天間の県外移設を断念させた当時の外務省安保課長は「記憶にない」と、
川内議員「外務省ではこの紙の存在を認めていない。首相執務室で首相に説明したその人は今、北米局にいるから聞いてくれ」
北米局参事官・船越健裕。
官僚が一国の総理を辞任に追い込んだ事になる。

 おいおいです。鳩山首相および「鳩山政権幹部連中(岡田*22外相、小沢*23民主党幹事長など(役職はすべて当時))」や鳩山内閣を引き継いだ菅*24内閣、野田*25内閣の関係者(菅首相野田首相など)が県外移設を反故にしたことを「官僚が悪い」で済ませようとはいい度胸です。もちろんこれは「不当な鳩山政権(そして菅、野田政権も?)擁護」であるとともに、鳩山首相以外でも「首相は悪くない、官僚が悪い」という暴論を蔓延させかねないという意味で論外です。
 かつ鳩山は「沖縄問題での公約違反」だけでやめたのか。もちろん他にも「いわゆる故人献金疑惑」もあったわけです。デマの流布も大概にしてほしい。鳩山に更迭された福島少子化等担当相(当時、社民党党首)にも失礼です。

野原燐がリツイート
・早川タダノリ*26
 文部科学省のサイトで「自己肯定感」を検索した結果:(ボーガス注:2105件という)すごい量でたまげた

 「えーと、あんたら何が言いたいの?」ですね。
 俺個人は

「自己肯定感に文科省がこれほど取り組まんといかんほど今の日本人って自己肯定感がないんか?(その結果の過労自殺やいじめ自殺?)」

としか思いませんが。そういう意味では「たまげます」が、それ「だけ」ですね。もしかしたら早川氏やid:noharraこと八木は

https://toyokeizai.net/articles/-/232370
東洋経済オンライン『「日本スゴイ番組」にドイツから見える違和感:日本好き外国人ばかり取り上げても仕方ない』雨宮紫苑
 数年前から、やたらと「日本スゴイ」という内容のテレビ番組を見かけるようになりました。この種の日本賞賛番組に対する賛否は人それぞれでしょうが、以前のわたしは、そういった番組が結構好きでした。
 当時は無自覚でしたが、テレビ番組や報道の影響で「日本はアジアの中でも特別」「日本は海外から注目されている人気の国」という認識を持っていたから、日本賞賛にも違和感がなかったのかもしれません。
 しかし、2014年からドイツに住むようになって印象は変わりました。
 ドイツで日本出身者のわたしは賞賛されたか? 「日本スゴイ」と言ってもらえたか?
 拙著『日本人とドイツ人 比べてみたらどっちもどっち』*27でも詳しく述べていますが、正直、そんなことは全然ありませんでした。日本人だからチヤホヤしてくれる人も、日本を褒めちぎってくれる人もいません。
 むしろ「原発は大丈夫か」「君の家族も朝から晩まで働いているのか」「中国のことをどう思っているのか」と聞かれたりする。ドイツ人からすれば、日本は極東にある遠い国、アジアの割に頑張っている国にすぎなかったのです。
 こんな日本に対する反応を知るにつれ、日本賞賛番組に違和感を覚えるようになってきました。インタビューされている外国人が、番組映えする極端な人ばかりに思えてしまうのです。
 日本に来ている時点である程度、日本好きである可能性は高いし、テレビ的に面白い人を取り上げるのも当然でしょう。でもその手の情報が連日、放送されると、わたしのように無意識に「海外には日本好きばかり」と刷り込まれてしまうかもしれません。
 たしかに日本好きな外国人がいるのは事実でしょうが、テレビが取り上げるような極端な人は、それなりの人数にインタビューしないと見つからないはずなのです。
 日本賞賛番組だけではありません。「ジャパンエキスポにたくさんのコスプレーヤーが集まった」「アイドルの海外公演にたくさんのファンが駆けつけた」という報道もよく目にしました。来日してアイドルのコンサートに行ったり、アニメイトに行く外国人に密着した番組もよく放送されていたりしますよね。だから、「日本のポップカルチャーは世界で大人気!」と思うかもしれません。でも、オタクは海外でもあくまでオタクです。
 断っておけば、わたしはアニメとマンガが大好きで、「モーニング娘。’18 」などの「ハロー!プロジェクト」も大好きです。だから、多くの外国人が日本のポップカルチャーに興味を持ってくれること自体はとてもうれしい。
 でもドイツには「アニメは子どもが見るもの」というイメージがあります。わたしのパートナーや一部の友人もアニメが好きですがそれを積極的に公言はしないし、わたしがバスでマンガを読んでいると彼はちょっとイヤな顔をします。
 アイドルも同様です。ドイツの友人に「日本の音楽を紹介して」と言われた際、何度か(ボーガス注:AKB48モーニング娘。などの)アイドルの動画を見せたことがありました。わたしとしては「カワイイ」「スゴイ」といった反応を期待していたのですが、率直に言うと、評判は全然良くありません。
 「未成年が下着で踊っている」
 「義務教育を受ける年齢なのに親はなにをやっているんだ」
 「いい年した大人が児童ポルノみたいなビデオを見て喜んでいるのか」
 ちょっとショックでした。それで今では大人しく、宇多田ヒカルを紹介することにしています。

などのように「日本すごい」風潮(テレビ番組『世界が驚いたニッポン! スゴ〜イデスネ!!視察団』(テレ朝)など)につなげて批判したいのかもしれませんが「自己肯定感の育成」それ自体は「ただの自画自賛ではない」。
 文科省の具体的取り組みを「ただの自画自賛だ」などと批判するのならともかくこういうのは文科省に対して全く批判になってません。
 ちなみに「すごい数かどうかはともかく」赤旗サイトを「自己肯定感」で検索しても

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-09-28/2018092804_03_0.html
デニー候補に期待、自営業・デザイナー 親富祖愛さん
・私もデニーさんと同様に沖縄に米兵として駐留していた父親と沖縄生まれ・育ちの母親がいます。
デニーさんを応援する理由は、私のような生まれのルーツを持って沖縄に住んでいる人たちが、「基地に反対すれば、親や米国、自分を全否定することになるのではないか」とモヤモヤと悩まずに基地に反対するなど、自分の思うことを貫ける、自己肯定感を持てる沖縄をつくれる希望が持てるからです。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-08-26/2018082615_01_1.html
■「自己肯定感育む愛を」、登校拒否・不登校問題IN大阪、全国のつどいに600人
・「第23回登校拒否・不登校問題全国のつどいIN大阪」が25日、大阪市で始まりました。同集会は、実行委員会と「登校拒否・不登校問題全国連絡会」が主催となって、毎年開催されています。全国から学校に行けない子どもたち、親や教師、研究者ら約600人が集まりました。
・心理臨床家の高垣忠一郎氏*28が「いのちと自己肯定感は愛で育つ」と題して、記念講演。競争社会の日本で、多くの子どもたちはおとなから一方的に評価され、周囲と比較されて、自信を失い、不安に駆られています。高垣氏は「自己肯定感を高めるという言い方がされていますが、存在まるごとを肯定するのが自己肯定感です」と述べ、「自己肯定感を育むには、比較や評価ではなく愛が必要です。子どもたちの心に愛をいっぱい吹き込みましょう」と訴えました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-08-25/0825faq.html
自己肯定感情って?
〈問い〉
 日本共産党の第23回党大会決議に、子どもの「自己肯定感情」という言葉がありました。どんな意味ですか?(北海道 一読者)
〈答え〉
 日本共産党は今年1月に開いた党大会で、心配されている、子どもの問題について、「その背景の一つに、子どもの自己肯定感情(自分を大切な存在と思う感情)が深く傷つけられているという問題がある…。自己肯定感情が乏しければ、他人を人間として大切にする感情も乏しいものとならざるをえない」として、「子どもたちが、自分が人間として大切にされていると実感でき、みずからの存在を肯定的なものと安心して受け止められるような条件を、家庭でも、地域でも、学校でも、つくること」をよびかけました。
 「子どもの自己肯定感情」とは、「うぬぼれ」などを意味するものではなく、自分が生きていること自体にかけがえのない価値がある、「自分が自分であって大丈夫」と思う心です。
 これらは、なにかができるなどの能力や特性の値打ちについての評価によって生まれる感情のことではありません。自分の気持ちや感情をそのままに受けいれ、許すことのできる感情のことです。
 人は、人に気持ちや感情をしっかりと受けとめてもらい、共感されることで、「自分は愛されている」という安心感をもち、否定的な感情を解消することができます。このようななかで、感情体験は確かなものとなり、感情は現実味をおび、自分を生き生きと感じるようになります。こうして、人は自己肯定感情をもつことができるのです。
 このため、大会決議では、大人が「子どもの声に真剣に耳をかたむけ、子どもの思いや意見を尊重し、子どもを一人の人間として大切にする人間関係を、社会の各分野でつくること」を位置づけました。意見表明や社会参加の権利については、「子どもの権利条約」でも定められています。これらを保障する、わたしたち大人のとりくみがもとめられます。

などが出てきますが、これは早川氏や八木的には「批判されること」なのか(なお、太字強調は俺がしました)。
 問題は「自己肯定感をどう育成するか」であって「自己肯定感を持つことそれ自体」は何ら間違いではないでしょう(愛国心なんかも同じでしょうが。問題は愛国心を持つことではなくどんな愛国心を持つかでしょう)。つうか自己肯定感がなかったら「生きることがつらすぎて」普通自殺でしょうよ。意識するにしないにかかわらず、我々は「もちろん小生もそうですが」、皆「何らかの自己肯定感がある」から自殺しないで生きてるわけです。結局チベット焼身自殺は「自己肯定感がない(生きることに希望がない)から自殺する」わけです。id:MukkeやI濱女史、八木孝三などのように「非暴力の抗議」などと美化しても何の意味もないでしょう。あんなことで中国はチベット政策を変えないし、くだらないだけです。


黒坂真『玉城沖縄県知事による那覇軍港の浦添移転・浦添沖での米軍新基地建設是認より思う。』
http://blueribbonasiya.blogspot.com/2018/11/blog-post.html
 「米軍も使用する那覇軍港の浦添移設を(事情が何であれ)翁長やデニーは認めるのなら米軍基地の辺野古移設も認めろ」て全然関係ない話でしょうにねえ(無知なので浦添移設容認については特にコメントしません)。
 「米軍基地は全部例外なく県外に出してもらう」つう立場の人間が「翁長は、デニーは、オール沖縄(共産、社民、沖縄社会大衆党など)は妥協するな、浦添移設も認めるな」つうなら「支持するしないはともかく」理解はできるのですがね。
 それにしても「事情はともかく浦添移設を認める」以上、「翁長は、デニーは、オール沖縄は中国の手先だ」なんて非難はもちろん成立しないわけです。

 沖縄県を戦争に巻き込む米軍新基地建設断固反対!。玉城知事は那覇軍港の浦添移転是認を撤回せよ!と日本共産党は大規模な反対運動を起こさねばならないはずです

 まあそれやっても、安倍を利するだけでしょうからね。俺個人としては一定の妥協はやむを得ないと思います。つうか「浦添移設を容認してること」を批判しながら、共産党は反米だと騒ぎ立てる黒坂もなかなかの度胸です。全然整合性がない。


黒坂真のツイートに突っ込む

雇用のヨーコ
「セクハラは違法!」「すべての労働者は、ハラスメントがない環境で働く権利がある」と明確に言えるようになるための法整備を。みんなで声をあげましょ。
赤旗『セクハラ禁止 法明記を/労政審 審議ヤマ場/市民・法曹界・労組が行動』
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-11-19/2018111903_01_1.html

 さてこれに対する黒坂の常識外れのリツイートがこれです。

黒坂真
 雇用のヨーコさん。戦前の日本共産党は非公然活動をしていました。男性党員が隠れるため、女性党員や支持者に妻と偽装させて同居を強いる事がありました。ハウスキーパーと当時呼ばれた。これは今日の価値観なら、セクハラの極みですね。

 「はあ?」ですね。「ええ、そう思います。過去の我が党にはいろいろ問題があったと思いますが、それが何か?」で終わる話ですよねえ。 
 少なくとも赤旗の「セクハラ、パワハラ撲滅運動」記事を紹介し「労働現場でのセクハラ、パワハラをなくそう」というヨーコ氏のツイートとはハウスキーパー云々は何の関係もない。今時ハウスキーパー制度なんか共産党にないし、そんなもん今時、誰も正当化していない。つうか若い党員、後援会員、支持者なんかそもそもそんなもん知らんでしょう。
 つうか戦前日本における女性に対する「そうした差別的目線」は何も「共産党限定」ではない(だから共産党批判するなという意味ではなく黒坂のように共産党だけ批判するのはおかしな話だという意味です)。
 ハウスキーパーよりもっと酷い例としては、例えばもちろん「慰安婦」があるわけです。黒坂は恥知らずにも「慰安婦は公娼で性犯罪ではない」「そもそも今と関係ない昔の話だ」などと強弁しますが。
 大体この記事は「共産党を含む野党各党」が市民団体や労働組合弁護士会などとともに「パワハラ、セクハラ防止の運動をしている」という記事であって共産党限定の話ではない。それで共産党への非常識な因縁しかつけないとは、黒坂はサイコパスとしか言い様がないですね。ウヨとかサヨとか言う以前に非常識すぎて「馬鹿やなあ、あいつ」とこのようにネット上で馬鹿にするのならともかく、知人、友人としては絶対にお付き合いしたくない人種です。

黒坂真
 朝鮮学校に対する差別反対!!の皆さんは、金日成の革命理論をどのようにお考えですか。

 もちろんそんなことは朝鮮学校差別の正当化理由になりません。むしろ俺は黒坂ら「朝鮮学校差別容認」ウヨに「幸福の科学学園高校無償化を容認の右翼の皆さん(もちろん黒坂を含む)!。皆さんは『幸福の科学』の霊言をどう思いますか?。霊言が『幸福の科学高校』の教育に持ち込まれてる疑いがあるという批判についてどう思いますか?」と聞きたいですね。
 ちなみに「自称・質問大歓迎」のid:noharraに「幸福の科学学園高校の無償化についてどう思う?。幸福の科学の霊言についてどう思う?」と聞いたら見事に無視されましたが。都合が悪い質問は無視するという卑怯者がid:noharraこと八木孝三です。

黒坂真
 吉岡正史さん。朝鮮労働党は現在でも、大韓民国の存在を認めていない。米国の傀儡にすぎず、朝鮮労働党が主導する南朝鮮革命により打倒されてしかるべき、という見解です。

 吹き出しました。金大中盧武鉉文在寅訪朝を受け入れた時点でそんな立場ではないことは、明白でしょう。「打倒されてしかるべき」存在の代表を国賓として受け入れるわけはないでしょう。

黒坂真
 雇用のヨーコさん。日本は昔から,庶民による政権批判に寛容です。

 吹き出しました。黒坂のいう「昔から寛容」とは一体何のことなのか。
 「戦国時代の一向一揆弾圧」「井伊直弼安政の大獄」「明治新政府自由民権運動弾圧」「昭和期の治安維持法による共産党弾圧」など権力による民衆弾圧は「昔から日本の歴史には」いくらでもあるでしょうに。
 それとも黒坂は彼らの弾圧を「彼らは庶民ではない」とか「正当な理由による処罰だから弾圧じゃない」とでもいうのか。

黒坂真
 日本共産党員の皆さん。市民と野党の共闘、という表現ですが、市民とはどんな方ですか。野党の党員は市民ではないのですか。与党の党員もそうでしょうね。市民とは無党派層と同義語ですか。無党派の左翼運動家ですか。

 黒坂も馬鹿なこというなよ、ですね。
 前後の文脈からこの場合の「市民」が
1)野党各党の党員、後援会員というほど熱心な野党支持者ではないが
2)現在の安倍自民政権に批判的な人間
という意味であることなどわかりきってるでしょうに。
 当然ながら2)である以上、「与党の党員」はまず想定外でしょう。確かにこの場合の市民は「いわゆる無党派層」にあたるかもしれません。
 ただし「無党派の左翼運動家」ではありません。安倍政権批判者には当然ながら「故・翁長沖縄県知事」など保守派もいるからです。まあ「安倍自民に批判的な奴は皆左翼、翁長も左翼」というなら話は別ですが、それは事実認識として明らかに適切ではありません。

カクサン部長
 共産党の演説会、志位さんの話にびっくり。
 ある雑誌で、あの亀井静香さん*29と対談した。元自民党政調会長と「安保条約いらない」で意気投合しちゃった。「普天間も横田も岩国もいらない。軍事同盟は時代遅れ。米軍基地なくなっても困らない」と亀井さん。

 つまりは
1)「亀井を一般化することはできないが」保守層でも安保条約それ自体や、「安保条約の現状(条約を否定しないが地位協定が不平等だなど)」に懐疑的な層は存在する
2)日本共産党はそうした保守層とは大いに共闘していきます
つうアピールです。
 さてこれに対する黒坂のツイート。

黒坂真
 カクサン部長さん。日本共産党の幹部が、自民党の幹部と雑誌で対談し日米安保はやはり必要と思います、と発言したらどうなりますか。即刻除名でしょうね。自民党は幅の広い政党です。

 「亀井なんて政界引退した人間の発言に影響力なんかない」というかと思ったら違いましたね。
 そもそも今の亀井は自民党ではありません。自民党を離党し、国民新党を結成、その後、国民新党解散後は無所属だったかと思います。まあ、亀井が自民党所属でもこの程度のことで処分したかどうかは疑問ですが、それは単に「自民党において安保条約の現状に批判的なハト派自民党支持層が無視できない程度に存在する」とか「亀井のような大物をその程度のことで処分したらかえって大問題になる」とか「単に対談する程度なら自民党にとってそれほどのダメージにならない」とかその程度の話に過ぎません。そもそも黒坂のような輩は「亀井のような発言」を嫌ってるであろうに「自民党の幅の広さの証明だ」とはよく言います。

黒坂真
 日本共産党員の皆さん。皆さんは日本が明治期から侵略国家だった、というでしょう。侵略、という語の定義は何ですか。

 もちろん日本共産党員でなくても世間一般の常識として「日清・日露戦争韓国併合は侵略」でしょう。
 それにしても「侵略の定義」で「日本の侵略」をごまかそうとする黒坂の方こそ「黒坂にとって侵略の定義は何か」「黒坂にとって戦前日本は一度たりとも侵略したことはないのか」「ナチドイツのオーストリア併合やソ連バルト三国併合は侵略なのか」「朝鮮戦争北朝鮮の侵略か」「チベット解放は中国の侵略か」などを語るべきでしょう。
 なお、少なくとも形式的には「オーストリア併合」「バルト三国併合」は合意の元に行われています。
 また「朝鮮戦争は内戦なので侵略ではない」と見なすことも一応可能でしょうし、チベット解放の場合も「中華民国時代から中国の領土扱いされており、国際的に独立が認められてなかった以上、侵略ではない」と見なす余地はあります。

志位和夫
 徴用工問題をめぐって、いろいろな議論が起こっていますが、本当の愛国者とは、自らの国の過去の過ちに正面から向き合い、その教訓を未来に生かす者だということが、私の信念です。

 まあそういうことですね。なお、これに対する黒坂のトンデモツイート。

黒坂真
 日本共産党員の皆さん。共産主義社会では、国家は存在しないはずです。

 やれやれですね。そういうくだらない茶茶入れよりまず「徴用工問題で日本の非を認めることこそ真の愛国ではないのか」「安倍政権のように居直って韓国敵視など論外」「道徳的問題は置くとしても日本の国際的評判が悪くなり隣国との関係も悪くなるだけだ。日本の国益にならない」つう志位氏のツイートにまともに応答すべきでしょう。とはいえ黒坂らウヨはどうせ「徴用工に問題はない、日本に非はない、安倍政権の態度にも非はない。日本の国益も害されていない」「志位氏は韓国にこびてデマってるか、反日分子として日本を誹謗してるか、馬鹿だから事実が認識できないのだろう」などと言い出すことは目に見えていますが。志位氏とて黒坂のようなデマ野郎は「自国の非を直視することこそが愛国者」といっても無視することはよくわかってるでしょう。
 つうか黒坂のような輩がたとえば「文革がどうこう」「天安門事件がどうこう」いっても何の説得力もありません。
 黒坂が詭弁で自国の非を反省しないのなら、他国が「詭弁で自国の非を否定しても」黒坂に非難する資格などかけらもありません。つうか「天安門事件はともかく」文革については「戦前日本に無反省な黒坂ら日本ウヨ」よりも中国共産党の方がずっとまともな反省をしてるんじゃないか。

黒坂真
 カクサン部長さん。日本共産党員の皆さんは安倍総理が独裁者と見ていますが、独裁者なら奥さんが野党やマスコミに中傷されまくるのを放置しますか。

 そもそもモリカケ疑惑での昭恵批判は中傷ではありませんし「野党はともかく」マスコミは最近モリカケ批判が以前より少ないのはどう見ても安倍の恫喝でしょう。

福山和人
 明治150年の前半77年*30が侵略と戦争の歴史だった(ボーガス注:そのことを考えたら安倍政権のように明治150年祝典を行うことは戦争と侵略に無反省として、日中、日韓関係を悪化させかねない)と指摘したら、世界中がそうだったから日本だけが悪いわけではないというリプが(ボーガス注:黒坂真氏から)寄せられた。仮にそうだとしても、明治150年祝賀行事の如く、植民地主義の時代を(ボーガス注:未だに)政府が祝う欧米諸国があるのだろうか?

 まあ、ないでしょうね。ちなみに黒坂はこれに対しツイートで「フランス革命を祝うことは植民地主義の時代を祝ってる」「アメリカは建国を祝ってるが当時インディアンを迫害してた(というかインディアンに対するワシントンらの行為は侵略ではないのか)」「モンゴルがチンギスハンを英雄視することは元寇などモンゴル帝国の軍事侵攻美化で問題ではないのか(以上、俺の要約)」など、むちゃくちゃな詭弁を発動したので「そこまでして明治150年式典を擁護したいのか?」と吹き出しました。
 確かに「フランスは1945年以降もアルジェリア戦争などやっていた」ので「フランス革命の時代」も「植民地支配の時代」ではあります。しかしフランス革命祝典において祝われてるのはあくまでも「民主主義や平等」といったフランス革命の理念であって「当時フランスが行っていた植民地統治」を美化してるわけではないでしょうに。
 次にインディアン(ネイティブアメリカンアメリカ原住民)迫害。まあ、本多勝一氏も「アメリカ合州国」(朝日文庫)などでそういう趣旨のこと(アメリカの建国は手放しでは祝えない)を書いていました。

参考

週刊金曜日コラム【本多勝一風速計】 侵略で“発展”した国は今
 合州国は何をしてきたか。初代大統領ワシントンがまずやったことは、当時まだ大西洋岸ぞいの東部平地が主たる領域だった独立前の合州国から、アパラチア山脈を越えて先住民族諸国(マイアミ・ショーニー・モヒカン・デラウェアなど)を侵略する“討伐”戦争でした。それは一八九〇年の「ウンデッドニーの虐殺」まで約一〇〇年間つづいて、合州国の版図は太平洋岸に達します。
 しかし侵略はそのまま東へと続いて八年後のハワイ併合(一八九八年=明治31)、フィリピンの大虐殺(一九〇一年=明治34)、沖縄本島での全住民の三分の一(一五万六〇〇〇人)殺害と、東京大空襲や広島・長崎への原爆による無差別大虐殺(一九四五年=昭和20)。その数年後(一九五〇年=昭和25)から朝鮮半島で行なわれた大戦争で、直接間接に五〇〇万人近い朝鮮人が殺されます。
 けれども朝鮮戦争は、合州国にとって初めて「勝てなかった」インディアン戦争でした。その停戦から一〇年とたたぬうちに、ケネディ大統領によるベトナム介入です。これで合州国は、建国以来初めて敗戦を喫するに至り、一九七五年(昭和50)のサイゴン*31陥落と惨めな米軍脱出・敗走に到ります。(現役の新聞記者だった私にとって、ベトナム解放戦線従軍やサイゴン陥落取材は実に幸せな仕事となりました。)
(中略)
 要するにアメリカ合州国近現代史は、暴力と搾取による侵略で“発展”してきたものの、ベトナム敗戦(侵略失敗)を機に侵略による“発展”ができなくなった結果として、今の「沈みゆく社会」があるのではありませんか。

 しかし、今の米国はさすがにインディアン迫害を「もはや全面正当化はしない」わけです(反省が十分かどうかはともかく)。
 今時「インディアンを悪人扱い」の西部劇をアメリカのテレビで流したりはしない(今や日本でもあまり流さない気がしますね)。そんなことしたら視聴率がとれない上に差別や偏見として非難されるでしょう。建国祝ってるのも「民主主義や平等」といった建国理念を祝ってるのであって、別にインディアン迫害の正当化ではない。大体インディアン問題を真面目に考えてるわけでもないのに黒坂はふざけんなて話です。
 「中国たたきにチベット問題持ち出す」のと、こいつの「インディアン」云々はやってることは全然変わらない。
 しかもその「アメリカはインディアンを迫害」云々の理屈ならそれこそ現在進行形のアメリカの様々な迫害、差別(パレスチナ問題でのイスラエル支持、沖縄基地問題など)で黒坂は米国批判したらどうなのか。
 最後に「チンギス・ハン美化」。これについて「日本に限らず」中国にせよ韓国にせよその他の国にせよ「チンギスとその子孫の侵略を美化するのか。外モンゴル許すまじ!」とマジで怒る「被害国」もないんじゃないか。
 我々日本人だって「元寇を美化するのか!」なんて怒る人はまずいないでしょう。
 時代があまりにも大昔ですから(個人的には「チンギスみたいな物騒なんより平和的な偉人おらんのかいなあ?」とは思いますが)。少なくともチンギスの時代は「日本や欧米がアジアやアフリカを植民地統治してた時代(19〜20世紀初頭)」とは全然違います。もちろん今のモンゴルに中国や韓国などを軍事侵攻する意思も能力もない。
 まあ、黒坂もさすがに本気ではないでしょうが。 

黒坂真
 福山和人さん。明治の日本人が富国強兵策をとり、日清、日露戦争に勝たなければ日本はロシアに支配されたでしょう。生き延びるための明治人の必死の選択を、後世が冷笑すべきでない。

 やれやれですね。そんなことは「日清・日露戦争侵略戦争であること」を否定することにはならないのですが。黒坂ツイートは「日露戦争が韓国侵略につながったことを真摯に反省し、日韓友好関係を築いていこう」「その観点からすると明治150年式典は問題だ、行うべきでなかった(俺の要約)」という福山氏の主張に対する反論には全くなっていません。
 大体「他国を植民地化すること」の何が「生き延びるための必死の選択」なのか。「生き延びる」が「国家としてやっていく」ことを意味するなら別に韓国を植民地化せずとも日本は国家経営をやっていくことができたし、この理屈ならアメリカのフィリピン支配、英国のインド支配、フランスのベトナム支配などあらゆる植民地統治が正当化できるでしょう。そして日本の過去の植民地支配批判は冷笑ではない。

黒坂真
 増子典男さん。日韓併合は当時の国際法では合法です。

 やれやれですね。増子氏は
1)いわゆる徴用工・韓国最高裁判決について、原告と被告との和解を主張し、和解に反対する安倍政権を批判してる
2)あの判決と日韓併合をどう評価するかは直結しない(韓国併合の是非と徴用工をどう評価するかは直結しない)
のだから、黒坂ツイートは全くとんちんかんです。
 もちろん「当時は合法だった」で済ませていいのなら、「奴隷貿易」も「黒坂らウヨが非難するチベット解放」も合法だったろうがそれでいいのか、そういう立場に黒坂は立つのかという問題もありますが。

黒坂真
 吉岡正史さん。日本共産党員は(中略)ヤマトタケルの東征の話など、荒唐無稽な神話で子供達には絶対教えてはいけない、と考えているのでしょうね。

 「絶対に教えてはいけない」とは思ってないでしょうが
1)神話は事実ではないのだから「歴史教育の場」で教える必要は必ずしもない
2)むしろ「神話と事実の混同」を招く危険性を考えたら教えない方が無難(教えるにはそれなりの準備と工夫がいる)
3)いずれにせよ神話を事実として教えるのは論外
とは思ってるでしょうね。
 例えば「水戸光圀」「徳川吉宗」「遠山金四郎」の歴史的業績を教えるときに娯楽時代劇「水戸黄門」「暴れん坊将軍(吉宗が主人公)」「遠山の金さん」に触れる必要があるかといったらないでしょう。黒坂ですら「ある」とはいわないんじゃないか。神話の話もそれと同じです。

黒坂真
 日本共産党員の皆さん。志位氏は、(ボーガス注:沖縄基地問題などを理由に)安倍政権が対米従属、売国政権と主張しています。その大前提は日本侵略、攻撃を策す国が現在、未来に渡って存在しないこと。日本侵略を策す国が存在するなら、反撃のために当面は日米軍事同盟強化しかない。

 在日米軍が「日本を侵略したわけでもないベトナムやアフガンやイラクに出撃していった」という事実を考えるだけでもわかることですが「在日米軍の主任務は日本防衛ではない」し、そもそも在日米軍がなくても「日本を攻めてこよう」という野蛮な国もないでしょう。
 自衛隊だけでも「世界有数の軍事力」であり、自衛隊に軍事的に勝利することは困難だし、「国際社会の予想される非難(場合によっては経済制裁の発動)」を浴びてまで日本と戦争する国はそうはない。あえて言えば「そんな軍事力や政治力があるのは世界ではただ一つ、米軍くらい」でしょう。
 黒坂は「中国、北朝鮮、ロシアがー」と言い出すのでしょうが、これらの国にしても近年、「クリミアやシリアに介入したロシア」を除けば大規模軍事介入などしていません。
 中国の南シナ海紛争は「フィリピンやベトナムとの全面戦争」など招いていませんし、台湾に対して中国がしてるのも軍事攻撃ではなく外交的締め付けに過ぎません。北朝鮮も「かなり前」にヨンビョン島砲撃、天安撃沈*32という小競り合いをしたに過ぎません。しかも天安撃沈については北朝鮮は犯行を否定しています。北朝鮮の犯行でない場合はもちろんですが「北朝鮮の犯行なのに嘘をついて否定している場合」でも北朝鮮が「必要以上に軍事的緊張を高めたくない」ことは明白です。こうした中国や北朝鮮が日本に本格的軍事攻撃などするわけがない。
 しかも「シリアやクリミアに軍事介入した*33」そのロシアにしてもクリミアは「あくまでも局地戦」であってウクライナと全面戦争などしていませんし、シリアに至っては「シリア正統政府・アサド政権の要請による介入」です。黒坂が強弁する「日本侵攻の危険」とは大幅にかけ離れています。
 いやそもそも仮に「日本への侵略の危険」があり「在日米軍が必要だ」と仮定しても、それだけで「米軍基地被害」を黒坂のように軽視できるもんではまったくありませんが。

黒坂真
 私は女系天皇に反対です。万世一系を維持するために、宮家を復活させればよいと思っています。

 日本共産党の主張(例えば天皇制廃止)に対しては「国民はそんなもん支持してない」と悪口する男が「世論調査によれば国民大多数が支持する女性天皇」を否定して、あげく「ほとんど支持者がいない旧宮家復活(いわゆる臣籍降下で宮家でなくなった家を宮家に戻す)」を「国民が支持していようがいなかろうが正しいと思うもんを主張する」と言い出すとはいつもながらでたらめです。
 しかもその根拠が「万世一系の維持」。呆れて二の句が継げません。万世一系なんてもんはない。これがまだ「女性天皇天皇制の長い伝統に反する」ならわかりますが。
 なお、伝統云々というなら「旧宮家復活」なんて伝統はないでしょう(そもそも現在のように皇位継承者の不足が問題になる事態が過去にないわけですが)。そして「女性天皇が子どもを産みその子が天皇になる」という伝統は確かにないのですが、「女性天皇自体」なら推古、持統などといった前例はあります。
 また「伝統云々」といったらたとえば「美智子皇后」のような「皇族でも華族(公家や元藩主など)でもない人間の皇太子との結婚」は伝統に反する。日本皇室はただただ伝統を墨守したわけではありません。
 「世界中には英国のエリザベス二世など女性国王が存在する」のだから、そうした海外の事例を参考にすれば「女性天皇が子どもを産みその子が天皇になる」にはそれほど大きな支障はないでしょう。
 むしろ黒坂らの主張する「旧宮家復活」の方が
1)現天皇家とつながりのあまりない人間が天皇になって国民の支持が得られるのか
2)「旧宮家復活前」の民間人時代の不祥事が発覚したらどうするのか(皇族でない時代は、そうした不祥事防止のチェックが弱い危険性があります)。どう対応しても皇室への反発や不信は避けられないのではないか
というリスクがあります。
 もちろんそこまでして女性天皇に反対することは「女性差別」「時代錯誤」という批判を皇室が受けるリスクも当然あります。

カクサン部長
「課長より下の打ち合わせ記録は残さなくていい」
 これなら不都合なことなんでも隠せる。(ボーガス注:南スーダンPKOの)日報隠ぺい、(ボーガス中:森友疑惑の)公文書改ざんの反省まったくない。
 知らしむべからず、よらしむべし。
 稲田某は、民主主義は聖徳太子以来の伝統とトンデモ発言したが、「お上根性」はたしかに伝統として染みついてるッス。

 さて、これに対する黒坂のリツイートがこれです。

黒坂真
 カクサン部長さん。十七条憲法を、日本共産党はお上根性とやらの産物とみなしているのですか。

 頭痛がしてきます。カクサン部長氏は「17条憲法がお上根性」とは一言も言ってない。
 つうか問題は「課長より下の打ち合わせ記録は残さなくていい(もちろんモリカケ追及のような事態を回避したいという姑息な疑惑隠しです)」という安倍政権の方針を黒坂が支持するのか、カクサン部長氏のように支持せず批判するのか、なのですが。まあそのあたりはっきり「安倍政権を支持します、この方針に何の問題もない。批判する方が間違ってる」と言えない黒坂はまさに語るに落ちてます。こんな醜態をさらすくらいなら「沈黙は金」でしょうにねえ。「内容はどうでもいい。とにかく言い返せばいいんだ」つうのが黒坂の価値観でしょうか。


■11月2日から4日まで韓国に行ってきました(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4833

 今回韓国のソウルに行ってまいりましたが、李エラン氏という脱北女性の発信しているテレビに出させていただき、主としてウイグルの人権問題(中略)についてしゃべってきました。

 意味がわかりません。なんでウイグル研究家でもない三浦がそんなことを話すのか。しかも話す場所が韓国ウヨのネットテレビって(苦笑)。

 定期的に行われている大極旗デモに参加。

 太極旗デモが何を意味するのか明確に書かないあたり三浦も卑怯でせこい男です。
 「太極旗デモ」でぐぐればわかりますが朴政権与党だった「自由韓国党(旧名:セヌリ党)」ですら「汚職政治家」朴クネを見捨てた今でも「朴前大統領は悪くない!。えん罪だ」と強弁する朴狂信者の集団、それが太極旗デモです。
 そんな非常識集団と付き合って恥じないとは三浦もアホな男です。しかし、それでも太極旗デモの正体を正直にかけず適当にごまかすあたり三浦も卑怯な男です。
 id:noharraこと八木もよく三浦のような「卑怯者のクズ」「つくる会理事の歴史修正主義デマ右翼」とお付き合いできるもんです。 そして、「にもかわらず」よくも、三浦を批判せず黙認するid:noharraこと八木がツイッターなどでネトウヨ批判者ぶれるもんです。八木は「恥知らずの詐欺師」としかいいようがない。
 しかし、太極旗を振り回す韓国ウヨだけでなく、日の丸をやたら振り回す日本ウヨもそうですが、この種のウヨには「国旗は手前らのおもちゃじゃない!。国旗を汚すな!」と説教したくなります。
 まさに「下劣なならず者=自称愛国者」ですね。

デモ参加者の方々との会話の中で、彼らが語っていたことを要約します。
「韓国の問題点は、日本と違って自主的な近代化をしていないこと。」

 「はあ?」ですね。「自主的な近代化」とは一体、何なのか。朴チョンヒ政権での「経済近代化」は自主的ではなかった*34のか。あるいは(ウヨの三浦や三浦と付き合いがある「朴チョンヒ万歳の韓国極右」は評価しないでしょうが)光州事件などの民主化運動(民主主義の面での近代化)は自主的ではなかったのか。
 まさかとは思いますが「韓国は米国の傀儡政権だ」とでもいうのか。「韓国が自主的近代化してない」という主張には賛同しませんが、「賛同するしない以前に」何が言いたいのか意味がわかりません。
 もちろん「外資や外国技術の導入」は「自主的ではない」という話になりませんし、「外資や外国技術の導入」なら明治日本だってしています(もちろん三井や住友など江戸時代から存在する老舗の民族資本も一方では存在しますが)。
 また韓国にだって「ロッテやサムスン」のような民族資本も存在するわけです。

「韓国は国民の力で近代化や民主化を建設したわけではなく、ある意味では外国の力によって近代化された。だから、このような国民運動でも、すぐ英雄待望論に陥りがち」

 民主主義の本家本元とされる米国で「トランプブーム」という「ある種の英雄待望論」が発生したことを考えればわかることですが「自主的な民主化」云々と「英雄待望論」は全く関係ありません。
 大体日本で西郷隆盛がよくドラマになるのは「一種の英雄待望論」じゃないのか。
 「西郷みたいな無私無欲の政治家がどこかにいないか(実際の西郷がどうかはひとまずおきます、世間の西郷イメージはそういうもんでしょう)」つう英雄待望論の表れではないのか。

 「北朝鮮による侵略は、まず文化面で完全に成功した。」

 そんな事実はどこにもありません。三浦と付き合いがあるような韓国極右はそういう寝言を言うし、三浦もそんな韓国極右の寝言を支持するわけですが。id:noharraこと八木孝三も三浦のようなトンデモ右翼とよく付き合えるもんです。

「現在の韓国の従北派(北朝鮮支持者)は共産主義者ですらない。」

 今の韓国に盲目的北朝鮮シンパ(従北派)なんかほとんどいるわけがない。少なくとも文在寅氏と「彼の支持者の大多数」はそういう「盲目的シンパ」ではない。
 「盲目的北朝鮮シンパ」が大統領になったあげく「一時は70%台の支持率」、最近、景気の問題で落ち込んできたとはいえ「50%台の支持率」なんてことはありえません。
 「ほとんどいない存在=盲目的北朝鮮シンパ」を騒ぐなど馬鹿馬鹿しいにもほどがあります。もちろん、極右・三浦や「三浦とつきあいのある韓国極右」は文在寅氏とその支持者を「盲目的北朝鮮シンパ」扱いですからお話になりません。
 繰り返しますがid:noharraこと八木も文在寅氏を「盲目的北朝鮮シンパ」扱いするデマ極右の三浦とよくも付き合えるもんです。恥を知れといいたい。


ラグタイムララバイ(三浦小太郎)のアマゾン書評

■佐野文哉『歌ごよみ100年史』(1964年、光風社)
 明治から戦後まで、歴史をその時々の歌でつづるという本。特に索引がとても便利で、ある歌の時代背景とかを知りたいときのある種の索引としても使えます。本書著者の歴史観は、まあ当時の平均的な左派知識人の、日本近代史をやはり侵略の歴史と読む傾向がありますが、それほど押しつけがましくはなく、そこは読者が割り引いて読めばいい

 極右・三浦らしい文章で吹き出しました。読まないとなんとも言えませんが、若干当時の社会情勢について予備知識として説明した上で当時の流行歌について解説する『歌ごよみ100年史』ですからね。「戦争をテーマにした本ではない」のだから、あの戦争を手厳しく徹底的に批判するなんてことはしておらず、「日本は大義も勝算もない無謀な戦争をし」云々程度の話でしかないでしょう。
 それで「左派知識人(おそらく左派と言うほどの人ではないでしょう)」だの、「読者が割り引いて」だのとはおよそまともではない。さすが歴史修正主義極右「つくる会理事」の三浦です。
 「自称アンチ右翼」id:noharra(八木孝三)もよくこんな男と付き合えるもんです。
 なお、この本は俺のような人間にはつまらないでしょう。理由は簡単でおそらく取り上げられる歌がかなり古いからです。
 「1964年の本」で100年史つうことはスタートがほぼ明治元年ですからね。明治、大正、昭和戦前期の歌なんて興味もないし知らない。


■「歴史のかげに美食あり」黒岩比佐子*35 著 講談社学芸文庫 より(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=4828
 『歴史のかげにグルメあり』(2008年、文春新書)を改題したもの(2018年、講談社学芸文庫)のようです。なお、この黒岩氏、2010年に52歳の若さで死去していますが、ウィキペディア黒岩比佐子」によれば死因は「千代の富士(享年61歳)」、「翁長知事(享年67歳)」を早死にさせた「早期発見でないと死亡率が極めて高く、しかも早期発見が難しい」恐怖の病気・膵臓がんだそうです。改めて膵臓がんの怖さを痛感します。しかし享年52歳では千代の富士や翁長氏と比べても早死にです。
 ちなみにこの本の目次は

http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000211955
第1章 マシュー・ペリー本膳料理に不満を抱いた米国海軍提督
第2章 アーネスト・サトウ*36:最後の将軍によるフランス料理の饗宴
第3章 明治天皇(1):天皇が初めてホストを務めた日
第4章 井上馨*37:ダンスと美食による鹿鳴館外交
第5章 大倉喜八郎*38:怪物的な政商と帝国ホテルの料理
第6章 ニコライ皇太子:大津事件とロシア軍艦での午餐会
第7章 伊藤博文*39:河豚の本場で開かれた日清講和会議*40
第8章 児玉源太郎*41:旅順陥落のシャンパンシャワー
第9章 村井弦斎*42:食道楽作家とロシア兵捕虜の交流
第10章 明治天皇(2):ガーター勲章*43宮中晩餐会
第11章 西園寺公望*44:稀代の食通だった風流宰相
第12章 幸徳秋水アナーキストの「菜食論」

です。目次や副題「日本饗宴外交史」でわかるように取り上げられてる「歴史の陰の美食」とは古今東西ではなく「日本近代限定(主として明治時代?)」です。
 なお、三浦が取り上げるのは第9章の村井のみです。なお村井は「食育という言葉の発明者」「マクロビの信奉者、普及者」として有名です。

 この本の中に、日露戦争時のロシア人捕虜についての文章が載っています。日本は1886年ジュネーブ条約に加盟、99年にはハーグ条約にも調印していました。そして、日本国が捕虜を人道的に扱うことで、日本が文明国であることを示そうとしました。

 捕虜収容所の食事は美食、グルメとは思えません。他のエピソードも「美食家・西園寺を除けば」美食やグルメと言えるかは怪しく

https://blog.goo.ne.jp/kisawai_2007/e/5e11fd4ff8db0f47a3020008c8110eac
 もともとは『文学界』という雑誌に「歴史のかげに"食”あり」というタイトルで12回にわたって掲載されたものです。このタイトルのなかの「食」が「グルメ」に変わったのですが、本書の内容に照らしていえばもとの「食」のほうがいいように思いました。たぶん、買い手を惹き付けるために、変更したのでしょう。よくあることです。

だそうです。
 しかしそれはさておき。
 こうした日本は、しかし、日中戦争、太平洋戦争では南京事件バターン死の行進、泰緬鉄道の強制労働などの「捕虜虐待」「捕虜虐殺」で戦後、裁かれるから皮肉なもんです。
 もちろん「中国人に対する差別意識(例:南京事件)」はあったでしょうが、バターンや泰緬鉄道は被害者は欧米人だからそれだけではないでしょう。
 日露戦争時は「まだ自意識が肥大してなかった日本」も次第次第に「間違った方向で自意識が肥大化」し、アジア人だけでなく、欧米人も含めて捕虜を虐待し、時に殺害することすら、躊躇しなくなったと言うことでしょう。日露戦争当時でも、日本は「ロシアとは違い」見下してたらしい韓国相手には「明成皇后(閔妃)暗殺」という明らかな犯罪行為をやらかしてますが。

参考

西園寺公望ウィキペディア参照)
 非常に美食家であり、西園寺家には高級料亭なだ万から料理人が派遣されていたが、たいてい一年と続かず、4年続いたものが珍しがられるほどであったという(伊藤之雄*45『元老西園寺公望』(2007年、文春新書)参照)

http://bimikyushin.com/chapter_1/01_ref/saionji.html
北大路魯山人の述べる西園寺公望
 陶芸家で美食家としても有名な北大路魯山人は、西園寺公望を稀代の美食家として高く評価している。『西園寺公の食道楽』というエッセイ(https://www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/54967_49232.html)では、(中略)「松薪でたいた飯」「鯛の目玉」「鯛の脇腹一寸四方」「おかぶ三銭」といった西園寺公望の所望する素材に関しての分析をしている。ここで「西園寺公は、かねて噂に聞いているように、たべものにはなかなかやかましい人だなということがわかる」と述べて、その食通ぶりを高く評価している。
 その注文の仕方から魯山人は、西園寺公望が間違いのない美食家であると述べている。通常は辛辣で歯に衣着せぬ魯山人が、こうまでも褒める西園寺公望が、いかに卓越した美食家であったかが理解できる。
西園寺公望の日常の食
 出久根達郎『雑誌倶楽部』*46には西園寺家の食事の様子が引用され描かれている箇所がある。

 1913年に創刊された「料理の友」という雑誌があり、この紙面の「料理報國」には著名人に対するアンケートで「相当の高齢に達せられ而も矍鑠として人生の旅路を享楽していらっしゃる方の日常の御食事や、特に御好みになるものなどうかがわせて頂けたら」というものがあり、ここに「西園寺家台所」が公望の食事にいて答えている。この当時、西園寺公望は86歳。元老としてまだ政界ににらみを利かせていた時期である。
 朝はオートミールに牛乳、昼はフランスパンに赤ブルゴンニユウ、料理(日本食)五品、果物、菓子、夕はフランスパン、日本酒に、日本料理六品、それに果物と菓子。
 西園寺は若い時にフランス留学している。それ以来、フランスパンを嗜好しているのだろう。日本料理でご飯を食べないのは珍しい。

 この当時、西園寺公望が86歳ということであるので、この記事自体は1936年頃に書かれたものであることが分かる。実は他の記録で西園寺公望は85歳(1935年頃)に、米食をやめ、パン食にしたとされている。なので上記の献立にはご飯は入っておらず、フランスパンが日本料理に添えられているという奇妙な形式になっているようである。
なだ万との関係
 若いころから「灘万」(現在の「なだ万」)を贔屓にしていて、(中略)1919年(大正8年)には西園寺公望パリ講和会議に出席するために、灘万から3代目の楠本萬助が板前2人を連れて欧州随行料理人として同行している。現地で日本食パーティーを開くため、船倉には日本食が5トンも積み込まれていたという。
 西園寺公望の欧州訪問は、1919年1月14日に出港し、同年の8月24日帰国であったので、半年以上の長期に渡って灘萬三代目・楠本萬助は西園寺と行動を共にしていたことになる。
 その他にも西園寺公望と灘万との関係は深く、灘万から料理人が派遣されて西園寺家の料理は作られていた。しかし同じ献立では気に入らなかったために、西園寺家に出入りする料理人はかなり苦労したようである。しかも気に入らないと箸をつけないので、たいていの料理人は一年と続かず、4年続いたものが珍しがられるほどであったと言われている。
 好物は羊のステーキや鮭のバター焼き、庶民の魚や、サンマなどで、朝は毎日「おみおつけといり卵、それも土鍋で底にこげつき加減がなかなかむつかしく大粒のいり方」をしたものでなければならなかった。ホウレンソウのおひたしと納豆なども食べることがあったらしい。
 これだけ見ると親しみやすい庶民的な献立であるが、そのクオリティにおいて、料理人に対する要求は非常に高いものであったのだろうと想像される。
西園寺公望の美食家エピソード
 秋山徳蔵は、大正、昭和の二代にわたって天皇に料理番として仕え、『天皇の料理番』として杉森久英*47にも描かれ、『仏蘭西料理全書』を著した和製エスコフィエとも言える重要な料理人である。その秋山徳蔵西園寺公望を「デリケートな味覚」の持ち主で「食べ物については、世にもやかましい人」だったと述べている。
 また鰻に関して秋山徳蔵西園寺公望の味覚の鋭さを述べた次のようなエピソードがある。
 ある日、秋山徳蔵が河岸で天然鰻の上物を選りすぐり、産地が分からず「大和田」のものですと西園寺公に土産で持参して進呈したところ、翌日電話が掛かってきて 「あれは本当に大和田のものか?」と問い詰められて、正直に謝ったという。
 また水にもこだわりがあり「ルルド鉱泉」を取り寄せてブランデーと一緒に愛飲していた。ブルゴーニュ産の葡萄酒が好みで、好きな日本酒の銘柄は「島鯛」であった。

秋山徳蔵(1888〜1974年:ウィキペディア参照)
 16歳で単身上京し、華族会館の見習いとして料理人としてのキャリアをスタートさせる。そこで3年間働いたほか、駐日ブラジル公使館、築地精養軒で働いた。精養軒では、フランスのオテル・リッツ・パリでオーギュスト・エスコフィエに師事した第4代料理長・西尾益吉の下で学び、西尾に倣ってフランス行きを決心。
 1909年(明治42年)から、本格的な西洋料理修行のため私費でフランスに渡航する。料理人修行のための渡欧は、同時代では稀なことであった。オテル・リッツ・パリにおいてオーギュスト・エスコフィエの下で半年働いている。
 1914年(大正3年)に予定されていた大正天皇即位の礼を控え(実際は同年4月に昭憲皇太后崩御したため、翌年に延期された)、外国からの賓客に本格的なフランス料理を提供できる料理長として、1913年(大正2年)、パリの日本大使館の推薦により宮内省に招かれて帰国し、新設された宮内省大膳寮の初代初代厨司長に任じられた。
 1923年(大正12年)、1600ページに及ぶ『仏蘭西料理全書』を刊行。『仏蘭西料理全書』は、1966年に新版が刊行されるなど、第二次世界大戦後に至るまで西洋料理を学ぶ者の「バイブル」とされた。

*1:内モンゴル自治区のこと

*2:1874〜1937年。右翼結社・黒龍会主幹

*3:右翼団体黒龍会」主幹

*4:聖人主義(哲人主義)に対応するのは、平等主義ではなく民主主義でしょう。なお、明治新政府が「聖人」として天皇を担いだことでわかるようにこれは何も中国限定ではなく古今東西で見られる話です。

*5:2013年、PHP文芸文庫

*6:著書『北条氏照』(2009年、PHP文庫)、『武士の王・平清盛』(2011年、洋泉社歴史新書y)、『関東戦国史御館の乱上杉景虎・敗北の歴史的意味とは?』(共著、2011年、洋泉社歴史新書y)、『武田家滅亡』(2013年、角川文庫)、『城を攻める 城を守る』(2014年、講談社現代新書)、『幕末雄藩列伝』(2017年、角川新書)、『北条氏康』(共著、2017年、PHP新書)、『維新と戦った男 大鳥圭介』(2018年、新潮文庫)など

*7:著書『イスラム・ネットワーク:アッバース朝がつなげた世界』(1994年、講談社選書メチエ)、『海からの世界史』(2005年、角川選書)、『黄金の島ジパング伝説』(2007年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)など

*8:著書『ダルタニャンの生涯:史実の「三銃士」』(2002年、岩波新書)、『英仏百年戦争』(2003年、集英社新書)、『剣闘士スパルタクス』(2007年、中公文庫)、『カペー朝』(2009年、講談社現代新書)、『ヴァロワ朝』(2014年、講談社現代新書)、『テンプル騎士団』(2018年、集英社新書)など

*9:スウェーデンの地理学者、探検家。著書『さまよえる湖』、『シルクロード』、『馬仲英の逃亡』 (中公文庫BIBLIO)など

*10:例えば、旧日本軍がやらかした南京事件や沖縄の集団自決強要のことですね、わかります。

*11:著書『秀吉の朝鮮侵略』(2002年、山川出版社日本史リブレット)、『壬辰倭乱と秀吉・島津・李舜臣』(2002年、校倉書房)、『秀吉の朝鮮侵略と民衆』(2012年、岩波新書)など

*12:著書『中世後期武家官位論』(2015年、戎光祥出版

*13:著書『戦国・織豊期の武家天皇』(2003年、校倉書房)、『知将・毛利元就』(2009年、新日本出版社)、『戦国期の地域社会と権力』(2010年、吉川弘文館)、『東国の戦国争乱と織豊権力』(2012年、吉川弘文館)など

*14:まあ百田のコピペ行為はそれ自体が盗作として非難されて当然だと思いますが。

*15:原田実氏の別のツイートによればこれは元國學院大學教授(この論文がたたったためか名誉教授ではないようです)の三橋健氏とのこと。

*16:福田内閣環境庁長官、竹下内閣運輸相、都知事など歴任

*17:鳩山、菅内閣総務相

*18:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*19:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*20:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*21:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)を経て幹事長

*22:鳩山内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、民主党代表などを経て現在、無所属の会代表

*23:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、民主党幹事長などを経て現在、自由党代表

*24:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相などを経て首相。現在、立憲民主党最高顧問

*25:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)を歴任

*26:著書『神国日本のトンデモ決戦生活』(2014年、ちくま文庫)、『「日本スゴイ」のディストピア:戦時下自画自賛の系譜』(2016年、青弓社)など

*27:2018年、新潮新書

*28:著書『生きることと自己肯定感』(2004年、新日本出版社)、『競争社会に向き合う自己肯定感』(2008年、新日本出版社)、『生きづらい時代と自己肯定感』(2015年、新日本出版社)など

*29:村山内閣運輸相、橋本内閣建設相、自民党政調会長(小渕、森総裁時代)、鳩山、菅内閣金融担当相、国民新党代表など歴任

*30:1868〜1945年まで

*31:南ベトナムの首都。現在のホーチミン市

*32:北朝鮮は犯行を否定していますがそれはここでは無視します。

*33:もちろん「これらに介入したから」といってロシアが日本に軍事侵攻する危険があるとはとてもいえませんが

*34:俺は自主的だと思います。なおここで問題にしてるのは「自主的かどうか」であって「近代化したから朴が独裁しても無問題」なんて話はしていません。

*35:著書『伝書鳩』(2000年、文春新書)、『「食道楽」の人 村井弦斎』(2004年、岩波書店)、『日露戦争』(2005年、文春新書)、『食育のススメ』(2007年、文春新書)、『編集者国木田独歩の時代』(2007年、角川選書)、『明治のお嬢さま』(2008年、角川選書)、『音のない記憶:ろうあの写真家 井上孝治』(2009年、角川ソフィア文庫)、『パンとペン:社会主義者堺利彦と「売文社」の闘い』(2013年、講談社文庫)など

*36:英国の外交官。駐日公使、駐清公使を歴任。

*37:第1次伊藤内閣外相、黒田内閣農商務相、第2次伊藤内閣内務相、第3次伊藤内閣蔵相など歴任。元老の一人

*38:帝国ホテル、ホテルオークラなどで知られる大倉財閥創始者

*39:首相、枢密院議長、貴族院議長、韓国統監など歴任。元老の一人

*40:講和会議は下関の料亭「春帆楼」で開かれた。

*41:台湾総督、第4次伊藤内閣陸軍相、第1次桂内閣内務相など歴任

*42:著書『食道楽』『台所重宝記』(中公文庫)など

*43:1906年に英国のガーター勲章明治天皇に授与された。

*44:第2次伊藤、第2次松方、第3次伊藤内閣文相、首相など歴任。元老の一人。

*45:著書『明治天皇』(2006年、ミネルヴァ日本評伝選)、『山県有朋』(2009年、文春新書)、『昭和天皇伝』(2014年、文春文庫)、『伊藤博文』(2015年、講談社学術文庫)、『元老』(2016年、中公新書)など

*46:2014年、実業之日本社

*47:著書『参謀・辻政信』、『天才と狂人の間:島田清次郎の生涯』(河出文庫)、『アラビア太郎』、『天皇の料理番』(集英社文庫)など